JP4508338B2 - 発電システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発電した電力を貯蔵しておける発電システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
電力の需要は、一日のうちでは日中の方が夜間よりも大きいのが通常であり、こうした変動は、近年さらに拡大しつつある。発電所は、図1に示すように、日中の最大ピーク時(図1中a)に対応させた運転をしているが、こうすると稼働率の低下を招いたり、発電・停止を高頻度で行うためのトラブルを招いていた。
そのため、高効率な発電装置と、大電力を貯蔵可能な電力貯蔵装置とを組み合わせた発電システムを用いて、夜間に発電した電力を貯蔵しておき、日中にこうした電力を放出するようにして、負荷率を低減させる(図1中b)ような試みがなされている。
【0003】
こうした大電力を貯蔵可能な二次電池として、ナトリウム電池(以下「Na電池」という)が注目されている。
このNa電池は、一方の電極にナトリウムを用い、固体電解質により溶融状態の両極活物質を混合しないようにした二次電池で、300〜400℃、通常は350℃前後といった高温で作動するものである。固体電解質としては、βアルミナ等が用いられる。Na電池は、自己放電がない、電極活物質が液状であるため高性能である、電解質が固体なので長寿命である、完全密閉型であるためメンテナンスフリー化が図れる、等の利点を有しており、次世代の大電力貯蔵用電池として最も期待が寄せられている。
【0004】
一方、発電装置としては、従来からの火力発電装置等に替わるものとして、燃料電池がある。この燃料電池は、水素、一酸化炭素等の燃料が有する化学的エネルギーを直接電気エネルギーに変換して取り出す装置であり、カルノーサイクルの制約を受けずエネルギー変換効率が高いことや、エネルギー変換をクリーンに行えること等から、次世代の発電装置として注目されている。中でも、固体電解質型燃料電池(Solid Oxide Fuel Cell:以下「SOFC」という)は、発電効率が約60%と非常に高い、使用する燃料を幅広く選択できる、等といった利点を有しており、実用化に向けてとりわけ大きな期待が寄せられている。このSOFCは、例えば酸素イオン伝導性を有する安定化ジルコニア等、特定のイオン種を伝導させる性質を持つ固体を電解質として用いるもので、固体のイオン伝導率が著しく高まるような高温下(1000℃前後)で作動させるものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、Na電池は上記の通り、300〜400℃で、通常は350℃前後といった高温で作動する電池である。このため、電熱ヒータ等の加熱手段により加熱する必要がある。これまで、高温の排熱を放出する発電装置とNa電池とを組み合わせた発電システムの場合には、発電装置とNa電池とは電気的に連結されてはいても、熱的には連結されていなかった。図7にその一例を示すように、発電装置であるSOFC101から排出される排熱を蓄えた排ガスは、配管105によってガスタービン発電機104や蒸気タービン発電機103に送られるのみで、Na電池102には送られない。そのため、Na電池102を加熱するための電熱ヒータ102aが、Na電池102とほぼ一体的に設けられていた。
このように、発電装置の排熱は、他の発電装置を作動させるために用いられても、電力貯蔵のためには用いられず、そのため、電熱ヒータ102aに電力を食われる分だけ、Na電池102の総合効率は低下していた。
【0006】
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、高効率な発電装置と大電力貯蔵可能な電力貯蔵装置とを組み合わせ、排熱を有効利用して総合効率を高めた発電システムを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明は、以下の手段を採用している。
すなわち、本発明に係る発電システムは、燃料を用いて発電する固体電解質型燃料電池と、該固体電解質型燃料電池と電気的に接続され前記発電された電力を貯蔵するナトリウム電池とを備えた発電システムであって、前記ナトリウム電池には、該ナトリウム電池を加熱するための加熱部が設けられ、該加熱部と前記固体電解質型燃料電池との間には、該固体電解質型燃料電池からの排熱を該加熱部に導入するための熱流路が流量調整可能に設けられ前記熱流路は、前記固体電解質型燃料電池からの排熱を蓄えた状態で排出された排ガスが流れるための排ガス流路とされ、ガスタービン発電機及び蒸気タービン発電機のうち少なくとも一方に前記排ガスが導入され前記固体電解質型燃料電池に導入される燃料及び空気を予熱する熱交換器を備えることを特徴とする。
【0008】
このような構成としたことで、高温で作動するナトリウム電池固体電解質型燃料電池からの排熱を送り、この排熱でナトリウム電池を作動させることができる。そのため、排熱を有効に利用して、これまでナトリウム電池を加熱するために必要であった電力を不要とでき、総合効率を向上させることができる。
また、上記のような構成としたことで、300〜400℃、通常は350℃前後の温度で作動するNa電池を、固体電解質型燃料電池からの排熱を用いて加熱できる。
また、上記のような構成としたことで、固体電解質型燃料電池をより高効率とでき、またSOFCから排出されたとりわけ高温の排ガスを、様々な用途に利用できる。
【0010】
また、上記のような構成としたことで、排ガスによって他の固体電解質型燃料電池を作動させることができ、発電効率を更に高めることができる。
【0013】
また、前記固体電解質型燃料電池は、前記排ガスを空気極側と燃料極側とから排出する構成とされ、前記空気極側と前記燃料極側とのうち、一方から排出された前記排ガスが前記排ガス流路を流れ、他方から排出された前記排ガスが前記加熱部を経た前記排ガスと合流することを特徴とする。
【0017】
また、上記のうちいずれかに記載の発電システムにおいて、前記固体電解質型燃料電池に代えて溶融炭酸塩型燃料電池を備えたことを特徴とする。
【0018】
このような構成としたことで、通常600℃以上の高温で作動する燃料電池である溶融炭酸塩型燃料電池(Molten Carbonate Fuel Cell:以下「MCFC」という)からの排ガスに蓄えられた排熱を利用して、ナトリウム電池を加熱することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に係る発電システムの実施の形態について、図1乃至図6を用いて説明する。
【0020】
[第1の実施形態]
先ず、本発明に係る発電システムの第1の実施形態を、図2乃至図4を用いて説明する。
この発電システムには、図2に示すように、SOFC(発電装置)1と、Na電池(電力貯蔵装置)2と、蒸気タービン発電機3とが、各々隣接するようにして設けられている。そして、図4に示すように、SOFC1とNa電池2との間には第1排ガス流路(熱流路)5Aが設けられ、Na電池2と蒸気タービン発電機3との間には第2排ガス流路5Bが設けられている。SOFC1からの排ガスは、第1排ガス流路5A及び第2排ガス流路5Bを流れて、Na電池2及び蒸気タービン発電機3に各々導入されるようになっている。
【0021】
SOFC1には、燃料入側配管11、燃料出側配管12、空気入側配管13及び空気出側配管14が連結されている。各々燃料及び空気が出入するようになっている。燃料は、燃料入側配管11を流れてSOFC1内の燃料極側に導入され、反応後、すなわち発電後は、燃料極側からの排ガスとして燃料出側配管12を流れてSOFC1外部に排出される。ここで用いる燃料としては、液化天然ガス(LNG)、水素(H2)、石炭ガス等が挙げられる。空気は、空気入側配管13を流れてSOFC1内の空気極側に導入され、発電後は、空気極側からの排ガスとして空気出側配管14を通ってSOFC1外部に排出される。
また、燃料入側配管11と燃料出側配管12とはバーナ用配管15で連結されており、燃料入側配管11からの燃料をSOFC1を経ないで燃料出側配管12に流せるようになっている。このバーナ用配管15の途中にはバーナ(ガス加熱手段)15aが設けられており、燃料を燃焼させることができる。また、バーナ15aの両側には、バーナ入側バルブ15b及びバーナ出側バルブ15cが各々設けられている。これらバーナ入側バルブ15b及びバーナ出側バルブ15cは、通常にSOFC1が作動している時には全閉とされて燃料の全量がSOFC1に流れるようになっているが、SOFC1が停止した時には開とされて、燃料はバーナ15bに流れるようになる。
【0022】
SOFC1内部は、図示は省略するが、固体電解質を挟んで多孔質の燃料極と空気極とを対峙させた三層構造になっている。固体電解質としては、例えば、安定化ジルコニアが用いられる。この固体電解質は、1000℃程度の高温下では酸素イオン(O2-)の伝導率が著しく高まるものである。空気極側では、外部から空気極に供給された電子と空気中の酸素が反応して、酸素イオン(O2-)を発生させ、このO2-は固体電解質に選択的に透過されて燃料極側に運搬される。そして、この燃料極側でO2-は燃料と反応し、電子が放出されることで、SOFC1は発電する。この電力は、配線Wを通ってNa電池2に送られて貯蔵される。
【0023】
燃料出側配管12と空気出側配管14とは合流部51で合流され、ここから配管はNa電池2に至る。これら燃料出側配管12、空気出側配管14、及び合流部51からNa電池2に至るまでの配管によって、第1排ガス流路5Aは構成されている。
【0024】
Na電池2は、電力を貯蔵する電池部21と、この電池部21を加熱するための加熱部22を有している。加熱部22には、第1排ガス流路5A及び第2排ガス流路5Bが各々連結されており、排ガスが、第1排ガス流路5Aから加熱部22を経て第2排ガス流路5Bに流出するようになっている。
第1排ガス流路5Aには第1バルブ23が、第2排ガス流路5Bには第2バルブ24が、各々設けられている。また、排ガスが加熱部22をバイパスして第1排ガス流路5Aから直接第2排ガス流路5Bに流れることができるように、バイパスバルブ25が設けられている。
Na電池2は、充電時には吸熱し放電時には発熱するので、温度を350℃前後に保つためには、加熱部22に導入する排ガスの流量を調整しなければならない。こうした排ガス流量の調整を、第1バルブ23、第2バルブ24及びバイパスバルブ25によって行う。例えば、充電時には、第1バルブ23、第2バルブ24及びバイパスバルブ25の開閉度を調節し、排ガスの一部あるいは全てが加熱部22に導入されるようにする。逆に放電時には、第1バルブ23、第2バルブ24及びバイパスバルブ25の開閉度を調節し、排ガスを加熱部22に導入しない、あるいは一部を導入するようにする。
【0025】
蒸気タービン発電機3は、排ガスボイラ31、蒸気タービン32、発電機33及び復水器34を備えている。排ガスボイラ31、蒸気タービン32及び復水器34の各々は、水又は蒸気が循環する配管によって連結されている。
排ガスボイラ31には第2排ガス流路5Bが連結されており、SOFC1からの排ガスによってこの排ガスボイラ31は蒸気を発生させる。発生された蒸気は蒸気タービン32に送られてこの蒸気タービン32を回転させる。蒸気タービン32が回転することにより、蒸気タービン32と一体に設けられた発電機33が駆動されて電力が発生する。その後、蒸気は復水器34によって復水され、排ガスボイラ31に戻される。このように、水又は蒸気が蒸気タービン発電機3内を循環することにより、蒸気タービン発電機3は発電する。
【0026】
SOFC1が作動している時は、1000℃程度の高温の排ガスが、第1排ガス流路5Aを流れてNa電池2を加熱し、また、第2排ガス流路5Bを流れて蒸気タービン発電機3を作動させる。SOFC1が停止した場合には、バーナ入側バルブ15b及びバーナ出側バルブ15cを開として、SOFC1に送られるための燃料をバーナ15aに導入して燃焼させる。燃焼して高温となった燃料ガスは、排ガスとして第1排ガス流路5Aを流れてNa電池2を加熱し、また、第2排ガス流路5Bを流れて蒸気タービン発電機3を作動させる。
【0027】
本実施形態に係る発電システムにおいては、高効率のSOFC1と大電力貯蔵可能なNa電池2とを組み合わせるようにし、SOFC1からの排ガスによってNa電池2を加熱することができる。そのため、Na電池2を加熱するための電熱ヒータ等が不要となり、図3に示すように、Na電池2の総合効率を向上させることができる。
また、SOFC1の排熱で蒸気タービン発電機3も作動させるようにしているので、発電システムとしての発電効率を高めることができ、負荷率を低下させることができる。
更に、燃料をバーナ15aで燃焼させてNa電池2及び蒸気タービン発電機3に送ることができるようにしているので、SOFC1が停止した場合でも、Na電池2を加熱することができ、Na電池2の作動は確保できる。
【0028】
[第2の実施形態]
次に、本発明に係る発電システムの第2の実施形態について、図5を用いて説明する。
なお、本実施形態においては、第1の実施形態と異なる特徴部分についてのみ説明し、同一の構成要素には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。特徴部分とは、第1排ガス流路5Aに熱交換器18が設けられている点、及びガスタービン発電機4が設けられている点である。
【0029】
SOFC1とNa電池2との間には第1排ガス流路5Aが設けられ、Na電池2とガスタービン発電機4との間には第2排ガス流路5Bが設けられ、ガスタービン発電機4と蒸気タービン発電機3との間には第3排ガス流路5Cが設けられている。SOFC1からの排ガスは、第1排ガス流路5A、第2排ガス流路5B及び第3排ガス流路5Cを流れて、Na電池2、ガスタービン発電機4及び蒸気タービン発電機3に各々導入されるようになっている。
【0030】
第1排ガス流路5Aは、熱交換器18を経てNa電池2に至る空気出側配管14によって構成されている。
熱交換器18には、燃料入側配管11、空気入側配管13、及び空気出側配管14が通っている。空気極側からの高温の排ガスと、SOFC1に導入される燃料及び空気とは熱交換され、空気極側からの排ガス温度は低下するとともに、燃料及び空気は過熱された状態でSOFC1に導入されるようになる。ここで、空気極からの排ガス温度は、例えば1000℃程度から500℃以下まで低下する。
燃料出側配管12とNa電池2からの配管とは合流部51で合流され、ここから配管はガスタービン発電機4に至る。これら燃料出側配管12及びNa電池2からガスタービン発電機4に至るまでの配管によって、第2排ガス流路5Bが構成されている。
【0031】
ガスタービン発電機4は、ガスタービン41、発電機42、及び図示しない圧縮機や燃焼器から構成されている。
第2排ガス流路5Bから送られた排ガスは、圧縮機で圧縮され燃焼器で燃焼されて、高温高圧の燃焼ガスとなる。この燃焼ガスはガスタービン41に送られてこのガスタービン41を回転させる。ガスタービン41が回転することにより、ガスタービン41と一体に設けられた発電機42が駆動されて、ガスタービン発電機4は発電する。
ガスタービン発電機4から排ガスとして放出された燃焼ガスは、第3排ガス流路5Cを流れて排ガスボイラ31に送られ、これにより蒸気タービン発電機3は発電する。
【0032】
本実施形態に係る発電システムにおいては、SOFC1に導入される燃料及び空気を、空気極側の排ガスを用いて熱交換し、この排ガスをNa電池2の加熱に用いるようにしている。そのため、燃料及び空気が予め加熱された状態でSOFC1に導入されるので、SOFCの作動効率が向上するとともに、Na電池2を加熱するのに適度な温度の排ガスを加熱部22に送ることができる。これにより、Na電池2の加熱をより効率的に行える。
また、ガスタービン発電機4と蒸気タービン発電機3といった2つの発電装置を、SOFC1の排ガスによって作動させるようにしているので、発電システムの発電効率が更に高いものとなる。
更に、燃料極側の排ガスは熱交換させずに、1000℃程度の高温を保ったままガスタービン発電機4手前の合流部51まで送るようにしているので、高温の排ガスをガスタービン発電機4に導入し、排ガスを燃焼させるためのエネルギーを低減でき、ガスタービン発電機4の効率を高めることができる。
【0033】
[第3の実施形態]
更に、本発明に係る発電システムの第3の実施形態について、図6を用いて説明する。
なお、本実施形態においては、第2の実施形態と異なる特徴部分についてのみ説明し、同一の構成要素には同一の符号を付してその詳しい説明は省略する。異なる構成要素とは、SOFC1からNa電池2に至る第1排ガス流路5Aの途中に、ガスタービン発電機4が設けられている点である。
【0034】
SOFC1からガスタービン発電機4を経てNa電池2までの間には、第1排ガス流路5Aが設けられ、Na電池2と蒸気タービン発電機3との間には第2排ガス流路5Bが設けられている。SOFC1からの排ガスは、第1排ガス流路5A及び第2排ガス流路5Bを流れて、ガスタービン発電機4、Na電池2及び蒸気タービン発電機3に各々導入されるようになっている。
【0035】
燃料出側配管12と空気出側配管14とは合流部51で合流され、ここから配管はガスタービン発電機4に至り、更にガスタービン発電機4からNa電池2に至る。これら燃料出側配管12、空気出側配管14及び合流部51からNa電池2に至るまでの配管によって、第1排ガス流路5Aは構成されている。
【0036】
本実施形態においては、SOFC1からの排ガス、すなわち燃料極側及び空気極側からの排ガスを熱交換等せずに合流させて、ガスタービン発電機4に送るようにしている。そのため、非常に高温の排ガスをガスタービン発電機4に送ることができるので、ガスタービン発電機4において排ガスを燃焼させるためのエネルギーを低減できる。
【0037】
なお、上記第2及び第3本実施形態において、第1実施形態におけるバーナを用いても、差し支えない。
また、上記各実施形態においては、発電装置としてSOFCのみを用いて説明したが、これに限定する意図ではなく、他の発電装置、例えばMCFCを用いても、差し支えない。
【0038】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係る発電システムによれば、発電装置からの排ガスを用いて電力貯蔵装置を加熱するようにしているので、高効率な発電装置と大電力貯蔵可能な電力貯蔵装置とを組み合わせ、排熱を有効利用して総合効率を高めた発電システムを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 電力負荷率の時間変化の一例を示すグラフ図である。
【図2】 本発明に係る発電システムの第1実施形態を示す部分断面斜視図である。
【図3】 本発明に係る発電システムにおけるナトリウム電池の総合効率と、ナトリウム電池単独の場合の総合効率との比較を示すグラフ図である。
【図4】 本発明に係る発電システムの第1実施形態を示す概略構成図である。
【図5】 本発明に係る発電システムの第2実施形態を示す概略構成図である。
【図6】 本発明に係る発電システムの第3実施形態を示す概略構成図である。
【図7】 従来の発電システムの一例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
1 SOFC(発電装置)
2 Na電池(電力貯蔵装置)
3 蒸気タービン発電機
4 ガスタービン発電機
5A 第1排ガス流路(熱流路)
5B 第2排ガス流路
15a バーナ(ガス加熱手段)
22 加熱部

Claims (3)

  1. 燃料を用いて発電する固体電解質型燃料電池と、該固体電解質型燃料電池と電気的に接続され前記発電された電力を貯蔵するナトリウム電池とを備えた発電システムであって、前記ナトリウム電池には、該ナトリウム電池を加熱するための加熱部が設けられ、該加熱部と前記固体電解質型燃料電池との間には、該固体電解質型燃料電池からの排熱を該加熱部に導入するための熱流路が流量調整可能に設けられ
    前記熱流路は、前記固体電解質型燃料電池からの排熱を蓄えた状態で排出された排ガスが流れるための排ガス流路とされ、ガスタービン発電機及び蒸気タービン発電機のうち少なくとも一方に前記排ガスが導入され前記固体電解質型燃料電池に導入される燃料及び空気を予熱する熱交換器を備えることを特徴とする発電システム。
  2. 前記固体電解質型燃料電池は、前記排ガスを空気極側と燃料極側とから排出する構成とされ、
    前記空気極側と前記燃料極側とのうち、一方から排出された前記排ガスが前記排ガス流路を流れ、他方から排出された前記排ガスが前記加熱部を経た前記排ガスと合流することを特徴とする請求項に記載の発電システム。
  3. 請求項1又は2に記載の発電システムにおいて、前記固体電解質型燃料電池に代えて溶融炭酸塩型燃料電池を備えたことを特徴とする発電システム。
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