JP4507913B2 - 重量物の搬送載置方法 - Google Patents

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Description

本発明は、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に支持されている長尺の重量物、例えば、橋桁、大型プラントの一部、建築物の一部を第2の場所まで運搬して第2の架台に載置する重量物の搬送載置方法に関する。
道路通行止めを伴う橋梁架設工事等では、限られた時間と限られたエリア内で作業を完結することが求められている。このため、架設場所とは離れた場所で組み立てられた橋梁を架設場所まで搬送して、橋脚上等の据付位置に据えつけることが行われていた。このため、橋梁の据付には、重量物を搬送する搬送設備と、重量物を据付位置まで持ち上げて据えつける昇降設備の双方が必要不可欠の設備になっていた。しかし、工事の特性、作業コスト、及び作業効率等を考えると、搬送設備と昇降設備の運用を常に最適条件で行うことは不可能であった。そこで、重量物を搬送する自走式トランスポーターにジャッキ又はリフター等の重量物専用の昇降設備を積載して、自走式トランスポーターに昇降機能を付加して使用することが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−98512号公報
しかしながら、特許文献1に記載された昇降機能が付加された自走式トランスポーターでは、昇降設備の昇降範囲(ストローク)が、例えば、最大でも2100mmと短いため、自走式トランスポーターの積載台の高さを考慮しても、重量物を高所、例えば、4000mmを超える高さ位置まで持ち上げることができないという問題があった。そこで、橋梁のように架設場所が高所に位置する工事では昇降距離が大きくなるため、重量物を持ち上げるために別途大型のクレーン等の機材を併用する必要があった。このため、工事コスト、作業時間、及び作業エリアが大幅に増大するという問題が生じていた。
本発明はかかる事情に鑑みてなされたもので、高所に載置された重量物を高所で受け取りその高さを保持した状態で安定を確保しながら運搬し高所に載置することが可能な重量物の搬送載置方法を提供することを目的とする。
前記目的に沿う請求項1記載の重量物の搬送載置方法は、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の搬送載置方法において、
長尺の台車本体の長手方向前後でその左右両側に配置され、地表面との間には隙間を有して配置された少なくとも4つの昇降手段を有し、前後の前記昇降手段には、それぞれ前記台車本体の幅方向に沿って複数の固定支持架構が懸架された水平部材が跨がって搭載された前記長尺の重量物の自走式運搬台車を用意する第1工程と、
前記対となる第1の架台上に載置された前記重量物の下に隙間を有して前記自走式運搬台車を進入させ、前記重量物の重心位置を前記少なくとも4つの昇降手段で囲まれる領域内に位置させた状態でそれぞれの前記昇降手段を着地させる第2工程と、
それぞれの前記昇降手段を駆動させ、該昇降手段で支えられた前記水平部材を上昇させて、前記第1の架台に載置されていた前記重量物を前記水平部材を介して持ち上げ保持する第3工程と、
それぞれの前記固定支持架構の下端と前記台車本体の間に形成される隙間に調整支持架構をそれぞれ挿入し、前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させ前記各調整支持架構の上に前記固定支持架構を搭載する第4工程と、
前記昇降手段の着地状態を解いて、前記台車本体を動かして、前記台車本体に直立状態で固定された前記調整支持架構及び前記固定支持架構を介して前記第2の架台の高さより高位置に支持された前記重量物を前記第2の場所に設けられた対となる前記第2の架台位置まで搬送して載置する第5工程とを有する。
昇降手段を台車本体の両側に地表面との間に隙間を有して(例えば、懸架して)配置し、使用時に昇降手段を着地させるので、昇降手段の安定性を確保すると共に、昇降手段で重量物を支持できる支持点範囲の下限値を下げることができる。また、水平部材で持ち上げられた重量物は、台車本体に直立状態で固定された調整支持架構及び固定支持架構を介して支持されるので、自走式運搬台車の水平移動時に重量物を安定して保持することができる。更に、固定支持架構の下端と台車本体の間の隙間に調整支持架構を挿入するようにしているため、持ち上げた重量物を水平部材を介してその高さ位置近傍で容易に保持することができると共に、調整支持架構を各隙間から取り除くことで支持している重量物の降下を直ちに開始することができる。なお、重量物は第2の架台の載置高さより高い位置で支持されて運搬されるので、自走式運搬台車を第2の架台間に進入させても、第2の架台と干渉することはない。
前記目的に沿う請求項2記載の重量物の搬送載置方法は、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の搬送載置方法において、
長尺の台車本体の長手方向前後に配置され、地表面との間には隙間を有して配置された2つの昇降手段を有し、それぞれの前記昇降手段で支えられ台車本体の幅方向に沿って複数の固定支持架構が懸架された水平部材を搭載した前記長尺の重量物の自走式運搬台車を用意する第1工程と、
前記対となる第1の架台上に載置された前記重量物の下に隙間を有して前記自走式運搬台車を進入させ、前記重量物の重心位置を前記2つの昇降手段の間の領域内に位置させた状態でそれぞれの前記昇降手段を着地させる第2工程と、
それぞれの前記昇降手段を駆動させ、該昇降手段で支えられた前記水平部材を上昇させて、前記第1の架台に載置されていた前記重量物を前記水平部材を介して持ち上げ保持する第3工程と、
それぞれの前記固定支持架構の下端と前記台車本体の間に形成される隙間に調整支持架構をそれぞれ挿入し、前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させ前記各調整支持架構の上に前記固定支持架構を搭載する第4工程と、
前記昇降手段の着地状態を解いて、前記台車本体を動かして、前記台車本体に直立状態で固定された前記調整支持架構及び前記固定支持架構を介して前記第2の架台の高さより高位置に支持された前記重量物を前記第2の場所に設けられた対となる前記第2の架台位置まで搬送して載置する第5工程とを有する。
請求項3記載の重量物の搬送載置方法は、請求項1及び2記載の重量物の搬送載置方法において、前記各調整支持架構は予め前記台車本体に積載され、該台車本体上でスライドさせることにより前記第4工程で前記隙間に挿入する。
調整支持架構が台車本体上でスライドできるため、固定支持架構の下端と台車本体の間に形成される隙間に調整支持架構を容易に挿入することができる。ここで、調整支持架構の高さは、重量物を持ち上げる高さと固定支持架構の高さに基づいて予め調整しておくことが好ましい。これによって、第2の架台に載置する高さより高所位置で支持することを確実にかつ短時間で行うことができる。
前記目的に沿う請求項4記載の重量物の搬送載置方法は、第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の搬送載置方法において、
長尺の台車本体の長手方向前後でその左右両側に配置され、地表面との間には隙間を有して配置された少なくとも4つの昇降手段を有し、前後の前記昇降手段にはそれぞれ水平部材が跨がって搭載され、前記台車本体にはその幅方向に沿って複数の固定支持架構が取付けられた前記長尺の重量物の自走式運搬台車を用意する第1工程と、
前記対となる第1の架台上に載置された前記重量物の下に隙間を有して前記自走式運搬台車を進入させ、前記重量物の重心位置を前記少なくとも4つの昇降手段で囲まれる領域内に位置させた状態でそれぞれの前記昇降手段を着地させる第2工程と、
それぞれの前記昇降手段を駆動させ、該昇降手段で支えられた前記水平部材を上昇させて、前記第1の架台に載置されていた前記重量物を前記水平部材を介して持ち上げ保持する第3工程と、
前記水平部材と前記各固定支持架構の上端と間に形成される隙間に調整支持架構をそれぞれ挿入し、前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させ前記各固定支持架構の上に前記調整支持架構を搭載する第4工程と、
前記昇降手段の着地状態を解いて、前記台車本体を動かして、前記台車本体に直立状態で固定された前記調整支持架構及び前記固定支持架構を介して前記第2の架台の高さより高位置に支持された前記重量物を前記第2の場所に設けられた対となる前記第2の架台位置まで搬送して載置する第5工程とを有する。
請求項5記載の重量物の搬送載置方法は、請求項4記載の重量物の搬送載置方法において、前記調整支持架構は前記水平部材の下部にスライド可能に取付けて該水平部材と共に上昇させ、該水平部材の下部に沿ってスライドさせることにより前記第4工程で前記隙間に挿入する。調整支持架構が水平部材の下部に沿ってスライドできるため、水平部材と固定支持架構の上端と間に形成される隙間に調整支持架構を容易に挿入することができる。
請求項6記載の重量物の搬送載置方法は、請求項1〜5記載の重量物の搬送載置方法において、前記各昇降手段の下部に複数のジャッキを設け、該各ジャッキを操作して該各昇降手段を着地させる。これによって、地表面に凹凸が存在しても、各ジャッキを操作して昇降手段の下部を地表面に確実に着地することができる。
請求項1〜6記載の重量物の搬送載置方法においては、昇降手段の安定性を確保すると共に支持点範囲の下限値を下げることができ、第1の架台に対して第2の架台の高さが低い場合でも昇降手段を用いて直ちに重量物を載せ換えることが可能になる。その結果、作業時間の短縮を図ることが可能になると共に、第2の場所において重量物を昇降する昇降設備やクレーンを別途準備する必要がなく、重量物の運搬載置コストを低減することができる。また、水平部材で持ち上げられた重量物は、台車本体に直立状態で固定された調整支持架構及び固定支持架構を介して支持されるので、自走式運搬台車の水平移動時に重量物を安定して保持することができ、重量物の脱落、破損を防止して運搬することが可能になる。
特に、請求項3記載の重量物の搬送載置方法においては、各調整支持架構は予め台車本体に積載され、台車本体上でスライドさせることにより第4工程で隙間に挿入するので、また、請求項5記載の重量物の搬送載置方法においては、調整支持架構を水平部材の下部にスライド可能に取付けて水平部材と共に上昇させ、水平部材の下部に沿ってスライドさせることにより第4工程で隙間に挿入するので、調整支持架構の取付け、取り除きを短時間で行うことができ、作業効率を向上させることが可能になる。
請求項6記載の重量物の搬送載置方法においては、各昇降手段の下部に複数のジャッキを設け、各ジャッキを操作して各昇降手段を着地させるので、地表面に凹凸が存在しても昇降手段の下部を地表面に確実に着地することができ、昇降手段の安定性を容易に確保することが可能になる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
ここで、図1は本発明の第1の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置の側面図、図2は図1の矢視A−A断面図、図3は同重量物の搬送載置装置の昇降手段の着地状態を示す側面図、図4は同重量物の搬送載置装置の昇降手段の着地状態を示す正面図、図5は同重量物の搬送載置装置が第1の架台間に進入した状態を示す側面図、図6は図5の矢視B−B断面図、図7は同重量物の搬送載置装置が第1の架台間に載置された重量物を持ち上げた状態を示す側面図、図8は図7の矢視C−C断面図、図9は同重量物の搬送載置装置が重量物の積載を完了した状態を示す側面図、図10は図9の矢視D−D断面図、図11は同重量物の搬送載置装置が重量物を積載して第2の架台に向けて移動している状態を示す側面図、図12は図11の矢視E−E断面図、図13は本発明の第2の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置の正断面図、図14は本発明の第3の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置の平面図である。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置10は、第1の場所に設けられた対となる図示しない第1の架台に載置されている長尺の重量物の一例である橋梁11(図5参照)を、第2の場所に設けられた対となる図示しない第2の架台まで運搬して載置する装置で、長尺の台車本体12と、台車本体12の長手方向前後でその左右両側に配置され、地表面40に着地可能で、常時は地表面40と間に隙間を有して配置された4つの昇降手段13〜16とを有している。
更に、重量物の搬送載置装置10は、前の各昇降手段13、14及び後ろの各昇降手段15、16に、それぞれ台車本体12の幅方向に沿って跨がって配置された水平部材17、18と、水平部材17、18と台車本体12との間に、予め水平部材17、18に固定され台車本体12の幅方向に沿って2段積みして配置される支持架構19(図9参照)とを有している。以下これらについて、詳細に説明する。なお、図中、昇降手段13、15により隠れた部分を、破線(隠れ線)でなく実線で示している場合がある。
台車本体12は、例えば、前側の第1台車20と後側の第2台車21を連結部22で連結することにより一体化して構成している。ここで、第1台車20は運転席が設けられたキャビン付車輛23の幅方向の一方側に増結車輛24を配置して複数(図1では5本)のスライドレール支持部材25で連結して構成し、第2台車20は増結車輛26を幅方向に並べて配置し複数(図1では5本)のスライドレール支持部材25で連結して構成している。なお、キャビン付車輛23、増結車輛24、26にはそれぞれ複数(図2では8個)のタイヤ27が取付けられる車軸28が複数(例えば、キャビン付車輛23では4個、増結車輛26では5個)設けられ、各車軸28には油圧シリンダ29が取付けられその高さ位置が独立して調整可能になっている。更に、各車軸28はこれを支持する図示しない車軸支持部材により車軸28に直交する垂直軸の回りに360度の範囲で回転可能になっている。これによって、台車本体12を任意の方向に向けて移動することができる。
昇降手段13、14は、第1台車20の左右両側から突出するように第1台車20の幅方向に沿って平行に並べて取付けられた2本の長尺の懸架用梁30の両側に懸架用ブラケット31を介して懸架され、昇降手段15、16は、第2台車21の左右両側から突出するように第2台車21の幅方向に沿って平行に並べて取付けられた2本の長尺の懸架用梁32の両側に懸架用ブラケット33を介して懸架されている。ここで、昇降手段13〜16としては、例えば、長ストロークの昇降部34を複数備えた油圧ジャッキを使用することができ、各昇降部34の先端は、例えば、梁部材から構成された荷重支持部35に固定されている。このため、複数の昇降部34の動作をまとめて一体的に動作することができ、荷重支持部35を介して重量の大きな物を持ち上げることができる。
また、図3、図4に示すように、各昇降手段13〜16の下端部には、例えば梁部材を組み合わせて構成されたフレーム36が取付けられ、フレーム36の下部には、ジャッキの一例であるスクリュージャッキ37が取付けられている。更に、各スクリュージャッキ37の昇降部38は、梁部材を組み合わせて構成されたベースフレーム39に連結されている。これによって、キャビン付車輛23及び増結車輛24、26の各車軸28に設けられた油圧シリンダ29を作動させて台車本体12の高さ位置を下げて、各昇降手段13〜16を下げたときに、地表面40が平坦でなくてもベースフレーム39を介して各昇降手段13〜16が地表面40と広い面積で支えられるように着地できる。また、地表面40を保護するために、鉄板等の保護板部材41を地表面40上に載置してもよい。なお、昇降手段13〜16を懸架用梁30、32に懸架した際、地表面40とベースフレーム39との間に形成される隙間G(図12参照)の大きさは、例えば、30〜100cmとなるようにする。
図1、図2に示すように、水平部材17は各昇降手段13、14の複数の昇降部34に連結された荷重支持部35により両側がそれぞれ支持された長尺の複数(図1では2本)の支持大梁42、43を有し、水平部材18は各昇降手段15、16の複数の昇降部34に連結された荷重支持部35により両側がそれぞれ支持された長尺の複数(図1では2本)の支持大梁44、45を有している。
また、昇降手段13、14で挟まれた領域に対応する各支持大梁42、43の上部、及び昇降手段15、16で挟まれた領域に対応する各支持大梁44、46の上部には、それぞれ台車本体12の幅方向に沿って、複数の梁部材により構成された連結梁部材46が複数(図2では4本)隙間を開けて取付けられ、各連結梁部材46の中央部には、橋梁11の下端部と当接して支持する載置台47が設けられている。これによって、各昇降手段13〜16を同期して作動することにより、各水平部材17、18を同期させて昇降することができる。
支持架構19は、昇降手段13〜16を作動して持ち上げた水平部材17、18と台車本体12との間に挿入されて、昇降手段13〜16に代わって水平部材17、18を台車本体12の上方に保持する作用を有しており、予め水平部材17、18にそれぞれ固定され2段目を構成する固定支持架構48と、各固定支持架構48及び台車本体12との間に形成される隙間に挿入して各固定支持架構48及び台車本体12を連結して1段目を構成する調整支持架構49を有している。
ここで、固定支持架構48は、昇降手段13、14で挟まれた領域に対応する各支持大梁42、43の下部、及び昇降手段15、16で挟まれた領域に対応する各支持大梁44、46の下部に、それぞれ台車本体12の幅方向に沿って隙間を設けて懸架状態で固定されている。また、調整支持架構49は、台車本体12上のスライドレール支持部材25及び懸架用梁30、32上に台車本体12の長手方向に沿って載置された、例えば、梁部材を用いて構成される複数のスライドレール50上にころ等のスライド機構(図示せず)を介して予め載置されている。なお、固定支持架構48及び調整支持架構49は、いずれも、例えば、複数の直方体状の単位架構51を高さ方向に必要個数連結して構成され、各単位架構51は複数の柱部材をその軸方向に荷重が加えられるように組み合わせて構成している。
そして、台車本体12を形成するキャビン付車輛23、増結車輛24、26、及び各昇降手段13〜16をそれぞれ図示しない制御部に接続して相互に連携して駆動可能なようにすることで自走式運搬台車52を構成することができる。
次に、本発明の第1の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置10を適用した重量物の搬送載置方法について説明する。
キャビン付車輛23と増結車輛24を並べて配置してスライドレール支持部材25で連結し、増結車輛26を並べて配置してスライドレール支持部材25で連結して、第1台車20及び第2台車21をそれぞれ形成し、第1台車20及び第2台車21を連結部22で連結して台車本体12を形成する。また、各昇降手段13〜16の昇降部34の先端に荷重支持部材35を取付けると共に、その下部にフレーム36を固定しスクリュージャッキ37を介してベースフレーム39を取付ける。次いで、第1台車20側に懸架用梁30を載置して昇降手段13、14を懸架用ブラケット31を介して懸架用梁30の両側に懸架し、第2台車21側に懸架用梁32を載置して昇降手段15、16を懸架用ブラケット33を介して懸架用梁32の両側に懸架する。なお、昇降手段13〜16は、ベースフレーム39と地表面40との間に隙間Gを有して配置されている。
続いて、固定支持架構48が取付けられた水平部材17の両側を荷重支持部35を介して昇降手段13、14で支持し、固定支持架構48が取付けられた水平部材18の両側を荷重支持部35を介して昇降手段15、16で支持する。更に、第1台車20に設けられたスライドレール支持部材25及び懸架用梁30の上、及び第2台車21に設けられたスライドレール支持部材25及び懸架用梁32の上に、それぞれにスライドレール50を取付け、スライド機構を介して調整支持架構49を載置する。そして、キャビン付車輛23、増結車輛24、26、及び各昇降手段13〜16をそれぞれ制御部に接続して相互に連携して駆動可能にして自走式運搬台車52を準備する(以上、第1工程)。
図5、図6に示すように、自走式運搬台車52を第1の場所に設置した対となる第1の架台間に進入させて、第1の架台間で、第1の架台に載置されている橋梁11の重心位置を台車本体12の前後及び左右に分散配置した昇降手段13〜16で囲まれた領域内に配置するように位置合せを行って、橋梁11の下に隙間を有して水平部材17、18を配置させる。そして、キャビン付車輛23、及び増結車輛24、26の各車軸28に設けられた油圧シリンダ29を作動させて、車軸28の高さ位置を下げる。これによって、各ベースフレーム39が地表面40に当接して各昇降手段13〜16の着地が行われる。このとき、地表面40に負荷される荷重を分散させるために各ベースフレーム39と地表面40の間に保護板部材41を載置する。なお、各スクリュージャッキ37を操作して、各ベースフレーム39と保護板部材41との間に隙間が発生しないようにする(以上、第2工程)。
水平部材17、18に設けられた各載置台47に、例えば、H形鋼、木材、及びゴムを組み合わせて作製した種々の厚みを有する図示しない緩衝材を載せる。次いで、図7、図8に示すように、各昇降手段13〜16を同期して駆動させ、水平部材17、18を上昇させて、第1の架台に載置されている橋梁11の下端に緩衝材を介して載置台47を当接させ、一旦各昇降手段13〜16を停止する。そして、緩衝材の設置状況を確認した後に各昇降手段13〜16を同期して再度駆動し、水平部材17、18に懸架された固定支持架構48と台車本体12との間に調整支持架構49を挿入することが可能な隙間が形成されるように水平部材17、18を介して橋梁11を持ち上げて保持する(以上、第3工程)。
図9、図10に示すように、調整支持架構49をスライドレール50上でスライドさせて、水平部材17、18に懸架された固定支持架構48と台車本体12との間に形成されている隙間に挿入する。そして、調整支持架構49を、例えば、ボルト及びナット等の締結部材で台車本体12に固定した後、各昇降手段13〜16を同期して駆動させ水平部材17、18を下降させて固定支持架構48の下端を調整支持架構49の上端に搭載し、例えば、ボルト及びナット等の締結部材で固定する。これによって、橋梁11は、昇降手段13〜16で支えられた状態から、固定支持架構48と調整支持架構49の2段積み構成の支持架構19及び昇降手段13〜16で支えられた状態になって、台車本体12上に積載される。このとき、橋梁11は、台車本体12に直立状態で固定された調整支持架構49及び固定支持架構48を介して第2の架台の高さより高位置に支持された状態になっている。次いで、各昇降手段13〜16を駆動させて昇降部34を降下し、支持架構19に荷重を移行させる(以上、第4工程)。
続いて、図11、図12に示すように、橋梁11と重量物の搬送載置装置10とを、複数のワイヤー53を用いて複数箇所で固縛する。また、キャビン付車輛23、及び増結車輛24、26の各車軸28に設けられた油圧シリンダ29を作動させて車軸28の高さ位置を上昇させ、着地している各ベースフレーム39と地表面40との間に隙間Gを形成する。これによって、昇降手段13〜16の着地状態が解除され、台車本体12が可動状態になる。そして、自走式運搬台車52を第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで移動させる。このとき、各車軸28に設けられた油圧シリンダ29を作動させて、各車軸28の上下位置を調整し台車本体12が水平状態に保持されるようにする。
第2の架台に到着すると、第2の架台と橋梁11の高さ関係(橋梁11が、第2の架台に載置する高さより高所位置で支持されていること)を確認し、台車本体12を横方向に移動させて対となる第2の架台間に進入させる。そして、台車本体12を前後、左右方向に移動又は旋回させながら、橋梁11と第2の架台との位置合せを行う。
橋梁11と第2の架台との位置合せが終了すると、橋梁11を重量物の搬送載置装置10に固縛している複数のワイヤー53を取り外す。そして、キャビン付車輛23、及び増結車輛24、26の各車軸28に設けられた油圧シリンダ29を作動させて車軸28の高さ位置を下げ、各ベースフレーム39を地表面40に当接させて各昇降手段13〜16を着地させる。このとき、各ベースフレーム39と地表面40の間に保護板部材41を挿入し、各スクリュージャッキ37を操作して各ベースフレーム39と保護板部材41との間に隙間が発生しないようにする。
次いで、各調整支持架構49と台車本体12とを連結しているボルト、及び調整支持架構19と固定支持架構48とを連結しているボルトを撤去して、各昇降手段13〜16を同期して駆動させ、水平部材17、18を介して橋梁11を持ち上げ、調整支持架構49をスライドレール50上に退出させる。続いて、各昇降手段13〜16を同期して駆動し、水平部材17、18を介して橋梁11を降下させて、橋梁11の両側の下端を第2の架台の上端に載置する(以上、第5工程)。
更に、各昇降手段13〜16の駆動を続けると、橋梁11と水平部材17、18との縁が切れるので、載置台47に載置していた緩衝材を撤去し、昇降手段13〜16の着地を解除して第2の架台間に進入している台車本体12を退出させて、例えば、機材準備ヤードに回送する。
本発明の第2の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置54は、図13に示すように、第1の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置10のスライドレール50を取り外して、支持架構55を構成する固定支持架構56を予め台車本体12に固定すると共に、調整支持架構57を水平部材17、18の下部に図示しないスライド機構を介してスライド可能に取付けている。そして、調整支持架構57を水平部材17、18と共に上昇させ、水平部材17、18と固定支持架構56の上端と間に形成される隙間に、調整支持架構57を水平部材17、18の下部に沿ってスライドさせることにより挿入するようにしている。ここで、調整支持架構57を水平部材17、18の下部に取付ける際に使用するスライド機構には、重量物の搬送載置装置10において、調整支持架構49をスライドレール50上に載置する際に使用したころ等のスライド機構が使用できるので、第2の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置54に関する詳細な説明は省略する。
また、本発明の第2の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置を適用した重量物の搬送載置方法については、第4工程において、水平部材17、18と台車本体12に固定された固定支持架構56との間に形成されている隙間に、水平部材17、18にスライド可能に取付けられた調整支持架構57を挿入し、昇降手段13〜16を駆動させて水平部材17、18を降下させて固定支持架構56の上に調整支持架構57を搭載し、調整支持架構57の上端を水平部材17、18に固定すると共に調整支持架構57の下端を固定支持架構56の上端に固定しており、この第4工程以外の工程は第1の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置10を適用した重量物の搬送載置方法と同一である。このため、説明は省略する。
本発明の第3の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置58は、図14に示すように、第1の場所に設けられた対となる図示しない第1の架台に載置されている長尺の重量物の一例である橋梁を、第2の場所に設けられた対となる図示しない第2の架台まで運搬して載置する装置で、長尺の台車本体59と、台車本体59の長手方向前後に配置され、地表面40に着地可能で、常時は地表面40と間に隙間を有して配置された2つの昇降手段60、61とを有している。更に、重量物の搬送載置装置58は、前後の各昇降手段60、61で中央部が支えられて台車本体59の幅方向に平行に配置された2つの水平部材62、62aと、水平部材62、62aの両側と台車本体59との間に、予め水平部材62、62aの両側に固定され台車本体59の幅方向に沿って2段積みして配置される支持架構63とを有している。
台車本体59は、例えば、前側の第1台車64と後側の第2台車65を連結部66で連結することにより一体化して構成している。ここで、第1台車64は運転席が設けられたキャビン付車輛23の幅方向の一方側に増結車輛24を昇降手段60が挿入可能な隙間を有して配置し複数のスライドレール支持部材67で連結して構成し、第2台車65は増結車輛26を幅方向に昇降手段61が挿入可能な隙間を設けて並べて配置し複数のスライドレール支持部材68で連結して構成している。
昇降手段60は、第1台車64に形成された隙間に配置され、昇降手段60両側に取付けられた固定用梁69を介して、隙間に跨がって配置され一側をキャビン付車輛23に他側を増結車輛24にそれぞれ固定された2本の長尺の懸架用梁70に懸架されている。また、昇降手段61は、第2台車65に形成された隙間に配置され、昇降手段61両側に取付けられた固定用梁71を介して、隙間に跨がって配置され両側をそれぞれ増結車輛26に固定された2本の長尺の懸架用梁72に懸架されている。また、各昇降手段60、61の下端部には図示しないフレームがそれぞれ取付けられ、フレームの下部にはスクリュージャッキが取付けられ、各スクリュージャッキの昇降部はベースフレームに連結されている。ここで、昇降手段60、61には、昇降手段13〜16と同一のものが使用でき、フレーム、スクリュージャッキ、及びベースフレームも、第1の実施の形態で説明したフレーム36、スクリュージャッキ37、及びベースフレーム39が使用できる。
各水平部材62、62aは、昇降手段60、61の複数の昇降部(図示せず)にそれぞれ連結された荷重支持部73により中央部が支持された長尺の複数の支持大梁を主体に構成されている。また、水平部材62、62aの中央部の上部には、橋梁11の下端部と当接して支持する載置台74が設けられている。更に、水平部材62、62aの両側の下部には固定支持架構76が懸架されている。ここで、各固定支持架構76の中心位置は、キャビン付車輛23及び各増結車輛24、26の長手方向に平行な中心線の上方に配置されるようにするのがよい。また、キャビン付車輛23及び各増結車輛24、26には、懸架されている各固定支持架構76の直下を長手方向に沿って通過する複数のスライドレール77が配置され、スライドレール77上にころ等のスライド機構(図示せず)を介して調整支持架構78が載置されている。
このような構成とすることにより、昇降手段60、61を作動させて水平部材62、62aを固定支持架構76と共に上昇させることができ、固定支持架構76の下端と台車本体59の間に形成される隙間に調整支持架構78をスライドレール77上で移動させてそれぞれ挿入することができる。
そして、各調整支持架構78を台車本体59に固定した後、各昇降手段60、61を駆動させて水平部材62、62aを降下させることにより各調整支持架構78の上に固定支持架構76を搭載し、調整支持架構78の上端と固定支持架構76の下端とを連結することができる。これによって、1段目が調整支持架構78で構成され、2段目が固定支持架構76で構成される支持架構63を形成することができ、昇降手段60、61で持ち上げた水平部材62、62aを、昇降手段60、61に代わって台車本体59上の支持架構63で受けて保持することができる。
なお、固定支持架構76及び調整支持架構78は、いずれも、固定支持架構48及び調整支持架構49と同一の構成とすることができる。そして、台車本体59を形成するキャビン付車輛23、増結車輛24、26、及び各昇降手段60、61をそれぞれ図示しない制御部に接続して相互に連携して駆動可能なようにすることで自走式運搬台車80を構成することができる。
また、本発明の第3の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置58を適用した重量物の搬送載置方法については、第1の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置10適用した重量物の搬送載置方法と実質的に同一であるので、説明は省略する。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではなく、発明の要旨を変更しない範囲での変更は可能であり、前記したそれぞれの実施の形態や変形例の一部又は全部を組み合わせて本発明の重量物の搬送載置方法を構成する場合も本発明の権利範囲に含まれる。
例えば、各昇降手段の下部にはフレームを介して複数のスクリュージャッキを取付け、各スクリュージャッキの昇降部はベースフレームに連結する構成としたが、ベースフレームを設けずに各スクリュージャッキの昇降部がそれぞれ保護部材を介して地表面に当接するようにすることもできる。この場合、地表面により確実に各昇降手段を地表面に着地させることができる。
また、台車本体は、キャビン付車輛と増結車輛を幅方向に並べて連結した第1台車と2台の増結車輛を幅方向に並べて連結し第2台車を長手方向に更に連結して構成したが、キャビン付車輛及び増結車輛の編成と配置は本実施の形態に限定されず、重量物の重さ、形状、大きさに応じて任意の配置で台車本体を構成することができる。更に、水平部材、昇降手段、及び支持架構の配置も重量物の形状、大きさに応じて変更することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置の側面図である。 図1の矢視A−A断面図である。 同重量物の搬送載置装置の昇降手段の着地状態を示す側面図である。 同重量物の搬送載置装置の昇降手段の着地状態を示す正面図である。 同重量物の搬送載置装置が第1の架台間に進入した状態を示す側面図である。 図5の矢視B−B断面図である。 同重量物の搬送載置装置が第1の架台間に載置された重量物を持ち上げた状態を示す側面図である。 図7の矢視C−C断面図である。 同重量物の搬送載置装置が重量物の積載を完了した状態を示す側面図である。 図9の矢視D−D断面図である。 同重量物の搬送載置装置が重量物を積載して第2の架台に向けて移動している状態を示す側面図である。 図11の矢視E−E断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置の正断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る重量物の搬送載置装置の平面図である。
符号の説明
10:重量物の搬送載置装置、11:橋梁、12:台車本体、13〜16:昇降手段、17、18:水平部材、19:支持架構、20:第1台車、21:第2台車、22:連結部、23:キャビン付車輛、24:増結車輛、25:スライドレール支持部材、26:増結車輛、27:タイヤ、28:車軸、29:油圧シリンダ、30:懸架用梁、31:懸架用ブラケット、32:懸架用梁、33:懸架用ブラケット、34:昇降部、35:荷重支持部、36:フレーム、37:スクリュージャッキ、38:昇降部、39:ベースフレーム、40:地表面、41:保護板部材、42〜45:支持大梁、46:連結梁部材、47:載置台、48:固定支持架構、49:調整支持架構、50:スライドレール、51:単位架構、52:自走式運搬台車、53:ワイヤー、54:重量物の搬送載置装置、55:支持架構、56:固定支持架構、57:調整支持架構、58:重量物の搬送載置装置、59:台車本体、60、61:昇降手段、62、62a:水平部材、63:支持架構、64:第1台車、65:第2台車、66:連結部、67、68:スライドレール支持部材、69:固定用梁、70:懸架用梁、71:固定用梁、72:懸架用梁、73:荷重支持部、74:載置台、76:固定支持架構、77:スライドレール、78:調整支持架構、80:自走式運搬台車

Claims (6)

  1. 第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の搬送載置方法において、
    長尺の台車本体の長手方向前後でその左右両側に配置され、地表面との間には隙間を有して配置された少なくとも4つの昇降手段を有し、前後の前記昇降手段には、それぞれ前記台車本体の幅方向に沿って複数の固定支持架構が懸架された水平部材が跨がって搭載された前記長尺の重量物の自走式運搬台車を用意する第1工程と、
    前記対となる第1の架台上に載置された前記重量物の下に隙間を有して前記自走式運搬台車を進入させ、前記重量物の重心位置を前記少なくとも4つの昇降手段で囲まれる領域内に位置させた状態でそれぞれの前記昇降手段を着地させる第2工程と、
    それぞれの前記昇降手段を駆動させ、該昇降手段で支えられた前記水平部材を上昇させて、前記第1の架台に載置されていた前記重量物を前記水平部材を介して持ち上げ保持する第3工程と、
    それぞれの前記固定支持架構の下端と前記台車本体の間に形成される隙間に調整支持架構をそれぞれ挿入し、前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させ前記各調整支持架構の上に前記固定支持架構を搭載する第4工程と、
    前記昇降手段の着地状態を解いて、前記台車本体を動かして、前記台車本体に直立状態で固定された前記調整支持架構及び前記固定支持架構を介して前記第2の架台の高さより高位置に支持された前記重量物を前記第2の場所に設けられた対となる前記第2の架台位置まで搬送して載置する第5工程とを有することを特徴とする重量物の搬送載置方法。
  2. 第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の搬送載置方法において、
    長尺の台車本体の長手方向前後に配置され、地表面との間には隙間を有して配置された2つの昇降手段を有し、それぞれの前記昇降手段で支えられ台車本体の幅方向に沿って複数の固定支持架構が懸架された水平部材を搭載した前記長尺の重量物の自走式運搬台車を用意する第1工程と、
    前記対となる第1の架台上に載置された前記重量物の下に隙間を有して前記自走式運搬台車を進入させ、前記重量物の重心位置を前記2つの昇降手段の間の領域内に位置させた状態でそれぞれの前記昇降手段を着地させる第2工程と、
    それぞれの前記昇降手段を駆動させ、該昇降手段で支えられた前記水平部材を上昇させて、前記第1の架台に載置されていた前記重量物を前記水平部材を介して持ち上げ保持する第3工程と、
    それぞれの前記固定支持架構の下端と前記台車本体の間に形成される隙間に調整支持架構をそれぞれ挿入し、前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させ前記各調整支持架構の上に前記固定支持架構を搭載する第4工程と、
    前記昇降手段の着地状態を解いて、前記台車本体を動かして、前記台車本体に直立状態で固定された前記調整支持架構及び前記固定支持架構を介して前記第2の架台の高さより高位置に支持された前記重量物を前記第2の場所に設けられた対となる前記第2の架台位置まで搬送して載置する第5工程とを有することを特徴とする重量物の搬送載置方法。
  3. 請求項1及び2のいずれか1項に記載の重量物の搬送載置方法において、前記各調整支持架構は予め前記台車本体に積載され、該台車本体上でスライドさせることにより前記第4工程で前記隙間に挿入することを特徴とする重量物の搬送載置方法。
  4. 第1の場所に設けられた対となる第1の架台に載置されている長尺の重量物を、第2の場所に設けられた対となる第2の架台まで運搬して載置する重量物の搬送載置方法において、
    長尺の台車本体の長手方向前後でその左右両側に配置され、地表面との間には隙間を有して配置された少なくとも4つの昇降手段を有し、前後の前記昇降手段にはそれぞれ水平部材が跨がって搭載され、前記台車本体にはその幅方向に沿って複数の固定支持架構が取付けられた前記長尺の重量物の自走式運搬台車を用意する第1工程と、
    前記対となる第1の架台上に載置された前記重量物の下に隙間を有して前記自走式運搬台車を進入させ、前記重量物の重心位置を前記少なくとも4つの昇降手段で囲まれる領域内に位置させた状態でそれぞれの前記昇降手段を着地させる第2工程と、
    それぞれの前記昇降手段を駆動させ、該昇降手段で支えられた前記水平部材を上昇させて、前記第1の架台に載置されていた前記重量物を前記水平部材を介して持ち上げ保持する第3工程と、
    前記水平部材と前記各固定支持架構の上端と間に形成される隙間に調整支持架構をそれぞれ挿入し、前記各昇降手段を駆動させて前記水平部材を降下させ前記各固定支持架構の上に前記調整支持架構を搭載する第4工程と、
    前記昇降手段の着地状態を解いて、前記台車本体を動かして、前記台車本体に直立状態で固定された前記調整支持架構及び前記固定支持架構を介して前記第2の架台の高さより高位置に支持された前記重量物を前記第2の場所に設けられた対となる前記第2の架台位置まで搬送して載置する第5工程とを有することを特徴とする重量物の搬送載置方法。
  5. 請求項4記載の重量物の搬送載置方法において、前記調整支持架構は前記水平部材の下部にスライド可能に取付けて該水平部材と共に上昇させ、該水平部材の下部に沿ってスライドさせることにより前記第4工程で前記隙間に挿入することを特徴とする重量物の搬送載置方法。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の重量物の搬送載置方法において、前記各昇降手段の下部に複数のジャッキを設け、該各ジャッキを操作して該各昇降手段を着地させることを特徴とする重量物の搬送載置方法。
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