JP4506791B2 - ストロークセンサ異常判定装置 - Google Patents

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Description

本発明はストロークセンサ異常判定装置に関し、特に、ブレーキペダルのストローク量を検出するストロークセンサに異常があるか否かを判定するストロークセンサ異常判定装置に関する。
車両におけるブレーキペダルのストローク量は、ストロークセンサやマスタシリンダ圧センサなどの検出結果に基づいて通常算出される。車両に設けられた制動力制御装置は、算出されたストローク量に応じて車両に制動力が与えられるようホイールシリンダ圧を制御し、車両に適切な制動力を与えている。この制動力制御装置の異常判定に際し、例えば、ストロークセンサの検出値がマスタシリンダ圧力センサの基準値よりも小さいときには開閉弁を開弁し、マスタシリンダ圧力センサの検出値とホイールシリンダ圧力センサの検出値とを比較することにより、マスタシリンダ圧センサが異常であるかブレーキペダルのストロークが異常であるかを判別する異常判定装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−301463号公報
車両における電磁弁などによる制動力制御は、ストロークセンサによって検出されるブレーキペダルのストローク量を利用して実施される。このため、例えばストロークセンサが異常であると判定されると、制動力制御をキャンセルしてマスタシリンダ圧をそのままホイールシリンダに伝えるなどの対応をとることが必要となる。しかし、このような制動力制御の切り換えは、ブレーキペダルの踏み込み操作力に影響を与えるため、運転者のブレーキフィーリングを損ねる可能性がある。
本発明はこうした課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、ストロークセンサの異常判定を行うことによって運転者のブレーキフィーリングが低下することを回避することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様のストロークセンサ異常判定装置は、ブレーキペダルのストローク量に応じて変化する電圧を検出することにより、ブレーキペダルのストローク量を検出するストロークセンサと、ストロークセンサによって検出された電圧が所定の異常判定条件を満たすまで低下したか否かを判定することによりストロークセンサに異常が発生したか否かを判定する異常判定手段と、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定するペダル位置判定手段と、を備える。異常判定手段は、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置していると判定された場合、ストロークセンサに異常が発生したと判定しない。
例えば摺動式ストロークセンサでは、抵抗体上をブラシが摺動するため、ブラシと抵抗体との間にブラシや抵抗体の摩耗粉が蓄積する場合がある。この摩耗粉は、ブレーキペダルのストローク量と検出される電圧値との間の関係に影響を与え、ストロークセンサの適切な異常判定を阻害する可能性がある。このような摺動式ストロークセンサでは、踏み込まれていないときのブレーキペダル位置であるストローク開始端部、および最大ストロークまで踏み込んだときのブレーキペダル位置であるストローク終了端部にブレーキペダルが位置しているところで摩耗粉が蓄積し易く、ストロークセンサの異常判定に影響を与えやすい。この態様によれば、このようにストロークセンサの異常判定が影響を受けやすいストローク端部において、ストロークセンサに異常が発生したと判定しないことにより、ストロークセンサに異常が発生したと判定される頻度を抑制することができる。このため、ストロークセンサの異常によって制動制御がキャンセルされる頻度を抑制することができ、運転者のブレーキフィーリングが低下することを回避することができる。
ペダル位置判定手段は、踏み込まれていないときにブレーキペダルが位置するストローク開始端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定し、異常判定手段は、ストローク開始端部の近傍にブレーキペダルが位置していると判定された場合、ストロークセンサに異常が発生したと判定しない。
一般的に、ストローク終了端部にブレーキペダルが位置する頻度よりも、ストローク開始端部にブレーキペダルが位置する頻度の方が多い。このため、例えば摺動式ストロークセンサでは、ストローク終了端部よりもストローク開始端部にブレーキペダルが位置しているときのブラシ位置で摩耗粉が蓄積し易い。さらに、ストローク開始端部にブレーキペダルが位置しているとき、ブレーキペダルは踏み込まれておらず、制動力の付与が要求されていないことから、ストロークセンサの異常判定を実施する必要性が低い。この態様によれば、このようなストローク開始端部において、ストロークセンサに異常が発生したと判定しないことにより、ストロークセンサに異常が発生したと判定される頻度を簡易かつ効果的に抑制することができる。
マスタシリンダ圧を検出するマスタシリンダ圧検出手段をさらに備えてもよい。ペダル位置判定手段は、検出されたマスタシリンダ圧を利用して、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定してもよい。
例えば、ストローク端部にブレーキペダルが位置しているときのブラシ位置で摩耗粉が蓄積している場合、ストロークセンサの検出結果が摩耗粉の影響を受ける場合がある。この態様によれば、マスタシリンダ圧を利用して、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定することで、摩耗粉の影響を受けている可能性があるストロークセンサの検出結果の利用を回避することができる。このため、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを精度良く安定して判定することが可能となる。
ペダル位置判定手段は、ストロークセンサによって検出された電圧に基づいて、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定してもよい。
マスタシリンダ圧は、例えばストローク開始端部の近傍にブレーキペダルが位置しているときは大きく変動せず、ブレーキペダルがある程度ストローク開始エンドから揺動したところで大きく変動し始める。これに対し、ストロークセンサは、ストローク端部の近傍であっても、ストローク量に応じて安定して変動する。この態様によれば、このようにストロークセンサによって検出された電気的特性に基づいてストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定することにより、ストローク開始端部に近い位置において、ブレーキペダルの位置を正確に把握することができる。このため、ストロークセンサの異常判定を実施する範囲を広くとることができ、ストロークセンサが正常か異常かに応じた適切な制御を実施することが可能となる。
ストロークセンサは、ブレーキペダルのストローク量が増加するにしたがって増加する第1電圧を検出し、ペダル位置判定手段は、ストロークセンサによって検出された第1電圧を利用して算出されるストローク量が所定の値より小さい場合に、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置していると判定してもよい。
電圧を検出することによってストローク量を検出する場合、例えば摺動式ストロークセンサでは、摩耗粉が蓄積することにより検出される電圧が低下する可能性がある。ここで、例えば、ブレーキペダルのストローク量が増加するにしたがって減少する電圧を検出する場合では、摩耗粉が蓄積することにより検出される電圧が低下した場合に、ブレーキペダルのストローク量が増加したとされ、ストロークセンサの異常判定をキャンセルすべきストローク量であるにもかかわらず異常判定が実施される可能性がある。このようにブレーキペダルのストローク量が増加するにしたがって増加する第1電圧を利用してストロークセンサの異常判定をキャンセルすべきストローク量を算出することにより、ストロークセンサの異常判定を適切にキャンセルさせることが可能となる。
ストロークセンサは、第1電圧と、ブレーキペダルのストローク量が増加するにしたがって低下する第2電圧とを検出してもよい。この態様によれば、第1電圧または第2電圧のいずれかを利用してブレーキペダルのストローク量を算出することが可能となる。このため、どちらかの電圧の検出に不具合が生じた場合においても、ブレーキペダルのストローク量を適切に検出することができる。
本発明の別の態様もまた、ストロークセンサ異常判定装置である。この装置は、ブレーキペダルのストローク量に応じて変化する電圧を検出することにより、ブレーキペダルのストローク量を検出するストロークセンサと、ストロークセンサによって検出された電圧が所定の異常判定条件を満たすまで低下したか否かを判定することによりストロークセンサに異常が発生したか否かを判定する異常判定手段と、ブレーキペダルのストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定するペダル位置判定手段と、を備える。異常判定手段は、ストロークセンサによって検出された電圧が所定の異常判定条件を満たすまで低下したか否かを判定することによりストロークセンサに異常が発生したか否かを暫定的に判定し、ペダル位置判定手段は、ストロークセンサに異常が発生したと暫定的に判定された場合、ブレーキペダルがストローク端部近傍に位置しているか否かを判定し、異常判定手段は、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置していないと判定された場合、ストロークセンサに異常が発生したと最終的に判定し、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置していると判定された場合、ストロークセンサに異常が発生したとの最終的な判定を回避する。
本発明によれば、ストロークセンサの異常判定を行うことによって運転者のブレーキフィーリングが低下することを回避することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、「実施形態」という。)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係るブレーキ制御装置10の系統図である。ブレーキ制御装置10には電子制御式ブレーキシステム(ECB)が採用されており、運転者によるブレーキ操作部材としてのブレーキペダル12の操作に応じて車両の4輪のブレーキを独立かつ最適に設定する。
ブレーキペダル12は、運転者による踏み込み操作に応じて作動液としてのブレーキオイルを送り出すマスタシリンダ14に接続されている。また、ブレーキペダル12には、その踏込ストロークを検出するストロークセンサ46が設けられている。更に、マスタシリンダ14にはリザーバタンク26が接続されており、マスタシリンダ14の一方の出力ポートには、電磁弁23を介して運転者によるブレーキペダル12の操作力に応じた反力を創出するストロークシミュレータ24が接続されている。電磁弁23はいわゆる常閉型のリニアバルブであり、電流が供給されていない状態では閉弁し、運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作が検出された場合に電流が供給され開弁する。
マスタシリンダ14の一方の出力ポートには、右前輪用のブレーキ油圧制御管16が接続されている。ブレーキ油圧制御管16は、右前輪に制動力を付与する右前輪用ホイールシリンダ20FRに接続されている。また、マスタシリンダ14の他方の出力ポートには、左前輪用のブレーキ油圧制御管18が接続されている。ブレーキ油圧制御管18は左前輪に制動力を付与する左前輪用ホイールシリンダ20FLに接続されている。
ブレーキ油圧制御管16の中途には右マスタ弁22FRが設けられており、ブレーキ油圧制御管18の中途には左マスタ弁22FLが設けられている。右マスタ弁22FRおよび左マスタ弁22FLは、何れもいわゆる常開型のリニアバルブであり、電流が供給されている状態では閉弁してマスタシリンダ14と右前輪用ホイールシリンダ20FRまたは左前輪用ホイールシリンダ20FLとの連通を阻止し、電流の供給が減少または停止されることにより開弁してマスタシリンダ14と右前輪用ホイールシリンダ20FRまたは左前輪用ホイールシリンダ20FLとを連通させる。以下、必要に応じて右マスタ弁22FRおよび左マスタ弁22FLをマスタ弁22と総称する。
また、ブレーキ油圧制御管16の中途には、右前輪側のマスタシリンダ圧を検出する右マスタ圧センサ48FRが設けられている。左前輪用のブレーキ油圧制御管18の途中には、左前輪側のマスタシリンダ圧を検出する左マスタ圧センサ48FLが設けられている。ブレーキ制御装置10では、運転者によってブレーキペダル12が踏み込まれた際、ストロークセンサ46によりその踏み込み操作量が検出されるが、右マスタ圧センサ48FRおよび左マスタ圧センサ48FLによって検出されるマスタシリンダ圧からもブレーキペダル12の踏み込み操作力(踏力)を求めることができる。電子制御ユニット(以下、「ECU」という)100は、ストロークセンサ46の故障などを考慮して、フェイルセーフの観点から右マスタ圧センサ48FRおよび左マスタ圧センサ48FLの検出結果からマスタシリンダ圧を監視する。
リザーバタンク26には油圧給排管28の一端が接続されている。この油圧給排管28の他端には、モータ32により駆動されるポンプ34の吸込口が接続されている。ポンプ34の吐出口は高圧管30に接続されており、この高圧管30には、アキュムレータ50とリリーフバルブ53とが接続されている。第1の実施形態では、モータ32によってそれぞれ往復移動させられる2体以上のピストン(図示せず)を備えた往復動ポンプがポンプ34として採用されている。また、アキュムレータ50として、ブレーキオイルの圧力エネルギを窒素等の封入ガスの圧力エネルギに変換して蓄えるアキュムレータが採用されている。
アキュムレータ50は、ポンプ34によって例えば14〜22MPa程度にまで昇圧されたブレーキオイルを蓄える。また、リリーフバルブ53の弁出口は、油圧給排管28に接続されており、アキュムレータ50におけるブレーキオイルの圧力が異常に高まって例えば25MPa程度になると、リリーフバルブ53が開弁し、高圧のブレーキオイルは油圧給排管28へと戻される。更に、高圧管30には、アキュムレータ50の出口圧力、すなわち、アキュムレータ50におけるブレーキオイルの圧力を検出するアキュムレータ圧センサ51が設けられている。
高圧管30は、右前輪用増圧弁40FR、左前輪用増圧弁40FL、右後輪用増圧弁40RR、および左後輪用増圧弁40RL(以下、必要に応じてこれらを総称して「増圧弁40」という)を介して、右前輪用ホイールシリンダ20FR、左前輪用ホイールシリンダ20FL、右後輪用ホイールシリンダ20RR、および左後輪用ホイールシリンダ20RL(以下、必要に応じてこれらを総称して「ホイールシリンダ20」という)にそれぞれ接続されている。増圧弁40の各々はいわゆる常閉型のリニアバルブ(電磁弁)であり、電流が供給されていない状態では閉弁してホイールシリンダ圧を増圧させず、電流が供給されることにより開弁してホイールシリンダ圧を増圧させる。
右前輪用ホイールシリンダ20FR〜右後輪用ホイールシリンダ20RRは、それぞれ右前輪用減圧弁42FR、左前輪用減圧弁42FL、右後輪用減圧弁42RR、および左後輪用減圧弁42RL(以下、必要に応じてこれらを総称して「減圧弁42」という)に接続されている。
右前輪用減圧弁42FRおよび左前輪用減圧弁42FLはいわゆる常閉型のリニアバルブ(電磁弁)であり、電流が供給されていない状態では閉弁してホイールシリンダ圧を減圧させず、電流が供給されることにより開弁してホイールシリンダ圧を減圧させる。一方、左後輪用減圧弁42RLおよび右後輪用減圧弁42RRはいわゆる常開型のリニアバルブ(電磁弁)であり、電流が供給されている状態では閉弁してホイールシリンダ圧を減圧させず、電流の供給が減少または停止されることにより開弁してホイールシリンダ圧を減圧させる。
右前輪用ホイールシリンダ20FR、左前輪用ホイールシリンダ20FL、右後輪用ホイールシリンダ20RR、および左後輪用ホイールシリンダ20RL付近の油圧配管には、それぞれ対応するホイールシリンダ20の液圧を検出する右前輪用ホイールシリンダ圧センサ44FR、左前輪用ホイールシリンダ圧センサ44FL、右後輪用ホイールシリンダ圧センサ44RR、および左後輪用ホイールシリンダ圧センサ44RL(以下、必要におうじてこれらを総称して「ホイールシリンダ圧センサ44」という)がそれぞれ設けられている。
上述のマスタ弁22、増圧弁40、減圧弁42、ポンプ34、アキュムレータ50、マスタ圧センサ48、ホイールシリンダ圧センサ44、アキュムレータ圧センサ51などによって油圧アクチュエータ80が構成される。油圧アクチュエータ80はECU100によってその作動が制御される。
図2は、第1の実施形態に係るストロークセンサ46の一部の構成を示す図である。ストロークセンサ46は摺動式ストロークセンサであり、抵抗体82およびブラシ84を有する。ブラシ84はブレーキペダル12に固定されており、ブレーキペダル12のストローク量に応じた距離だけブラシ84が抵抗体82上を摺動する。
図3は、第1の実施形態に係るストロークセンサ46の回路図である。ストロークセンサ46には、抵抗体82とブラシ84とが2対設けられている。以下、これらを第1抵抗体82A、第2抵抗体82B、第1ブラシ84A、および第2ブラシ84Bとして説明する。
第1抵抗体82Aと第2抵抗体82Bとは並列に接続され、両端に所定の電圧が印加されている。第1ブラシ84Aは、ブレーキペダル12の回転に応じて第1抵抗体82A上を摺動し、第2ブラシ84Bは、ブレーキペダル12の回転に応じて第2抵抗体82B上を摺動する。第1ブラシ84Aおよび第2ブラシ84BはECU100に接続されており、各々は抵抗を介して接地されている。こうして、第1ブラシ84Aの第1抵抗体82Aとの接点と、ECU100内部の接地点との間には、ブレーキペダル12のストローク量に応じた電圧が生じる。この電圧を第1電圧V1とし、第1電圧V1が生じるこのような構成を第1電圧検出部86とする。また、第2ブラシ84Bと第2抵抗体82Bとの接点と、ECU100内部の接地点との間にも、ブレーキペダル12のストローク量に応じた電圧が生じる。この電圧を第2電圧V2とし、第2電圧V2が生じるこのような構成を第2電圧検出部88とする。
図4は、ブレーキペダル12の回転角度と、第1電圧V1および第2電圧V2の各々との関係を示す図である。図4に示すように、第1電圧V1は、ブレーキペダル12の回転角度、すなわちストローク量が増加するにしたがって直線的に増加する。また、第2電圧V2は、ブレーキペダル12のストローク量が増加するにしたがって直線的に減少する。第1の実施形態においては、第1電圧V1+第2電圧V2=5(V)の関係が成立する。
ECU100は、第1電圧検出部86および第2電圧検出部88に生じる第1電圧V1および第2電圧V2の双方をモニタし、双方の電圧値を利用してブレーキペダル12のストローク量を取得する。ECU100は、第1電圧検出部86と第2電圧検出部88のいずれかに異常が生じた場合には、正常な方の電圧値を採用してブレーキペダル12のストローク量を取得する。このようにブレーキペダル12のストローク量に応じて変化する2つの電気的特性を取得することにより、一方に不具合が生じた場合においても、ブレーキペダル12のストローク量の検出を可能としている。
しかし、第1ブラシ84Aは第1抵抗体82A上を摺動するため、ブレーキペダル12の踏み込み操作を繰り返すことにより、両者の摩耗粉が発生する。第2ブラシ84Bと第2抵抗体82Bについても同様である。摩耗粉が第1ブラシ84Aと第1抵抗体82Aとの間、または第2ブラシ84Bと第2抵抗体82Bとの間に付着すると、ストローク量と第1電圧V1との関係、またはストローク量と第2電圧V2との関係が変化する。
ブレーキペダル12は、ストローク量が0°の位置であるストローク開始エンドと、最大ストローク量まで踏み込んだときのブレーキペダル12の位置であるストローク終了エンドとの間で回動可能となっている。このため、摩耗粉は、ブレーキペダル12の踏み込み操作を繰り返すことによって、ブレーキペダル12がストローク開始エンドにあるときの第1ブラシ84Aおよび第2ブラシ84Bの先端位置、およびブレーキペダル12がストローク終了エンドにあるときの第1ブラシ84Aおよび第2ブラシ84Bの先端位置に蓄積しやすい。しかし、ブレーキペダル12はストローク終了エンドよりもストローク開始エンドには頻繁に位置するため、通常はブレーキペダル12がストローク開始エンドにあるときの第1ブラシ84Aおよび第2ブラシ84Bの先端位置に、より多くの摩耗粉が蓄積する。
例えば、ブレーキペダル12がストローク開始エンドに位置するときの第1ブラシ84Aの先端位置に摩耗粉が蓄積すると、図4のPに示すように、ブレーキペダル12の回転角度が0°となる周辺において第1電圧V1が低下する。また、ブレーキペダル12がストローク開始エンドに位置するときの第2ブラシ84Bの先端位置に摩耗粉が蓄積すると、図4のQに示すようにブレーキペダル12の回転角度が0°となる周辺において第2電圧V2が低下する。
ECU100は、イグニッションスイッチ(図示せず)がオンにされている間、第1電圧V1および第2電圧V2を常時モニタし、両者のバランスをみることにより、ストロークセンサ46に異常が生じたか否かを判定する。具体的には、ECU100は、例えば第1電圧V1と第2電圧V2との和が所定の電圧よりも低下したときなどに、第1電圧V1および第2電圧V2の少なくとも一方に異常が生じたと判定する。ECU100は、第1電圧V1および第2電圧V2に異常が生じ、ストロークセンサ46の検出値によっては正確なストローク量を取得することができないと判定した場合、通常実施している正常時制動制御をキャンセルし、マスタ弁22を開弁させてマスタシリンダ圧を右前輪用ホイールシリンダ20FRおよび左前輪用ホイールシリンダ20FLに直接伝える異常時制動制御を実施する。一方、このようにストローク開始エンドに対応するブラシ位置に摩耗粉が蓄積して第1電圧V1および第2電圧V2が異常な値となった場合、実際のストローク量が増加するにしたがって第1電圧V1および第2電圧V2は正常な値にもどる。ECU100は、第1電圧V1および第2電圧V2が正常な値にもどると、キャンセルしていた正常時制動制御を再び実施する。
正常時制動制御が実施されているときは、運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作力はストロークシミュレータ24によって制御されるのに対し、異常時制動制御が実施されているときは、運転者によるブレーキペダル12の踏み込み操作力はマスタシリンダ14を介してダイレクトに右前輪用ホイールシリンダ20FRおよび左前輪用ホイールシリンダ20FLに伝えられる。このため、ブレーキペダル12のストローク量を変化させていく過程で正常時制動制御と異常時制動制御が切り換わると、ブレーキペダル12の踏み込み操作力にも影響が与えられ、運転者のブレーキフィーリングを損ねる可能性がある。一方、ブレーキペダル12がストローク開始エンドにあるときは、ブレーキペダル12が運転者によって踏み込み操作されていないため、仮にストロークセンサ46に異常が生じた場合においても正常時制動制御をキャンセルする必要性は低い。
このため、第1の実施形態に係るブレーキ制御装置10においてストロークセンサ46の異常判定手順において、ストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置していると判定した場合は、第1電圧V1または第2電圧V2の値にかかわらず、ストロークセンサ46に異常が発生したと判定しない。以下、ストロークセンサ46の異常判定を実施すべく設けられるストロークセンサ異常判定装置の構成、およびストロークセンサ46の異常判定手順について、図5および図6に関連して詳細に説明する。
図5は、第1の実施形態に係るストロークセンサ異常判定装置200の構成を示す機能ブロック図である。なお、図5においてECU100は、各種演算処理を実行するCPU、各種制御プログラムを格納するROM、データ格納やプログラム実行のためのワークエリアとして利用されるRAMなどのハードウェア、およびソフトウェアの連携によって実現される機能ブロックが描かれている。したがって、これらの機能ブロックはハードウェアおよびソフトウェアの組合せによって様々な形で実現することができる。
ストロークセンサ異常判定装置200は、ストロークセンサ46、右マスタ圧センサ48FR、左マスタ圧センサ48FL、およびECU100を有する。ECU100は、制動制御部102、異常判定部104、およびぺダル位置判定部106を有する。制動制御部102は、マスタ弁22、増圧弁40、および減圧弁42の各々の開弁および閉弁を制御する。異常判定部104は、ストロークセンサ46の第1電圧検出部86および第2電圧検出部88による検出結果を利用して、ストロークセンサ46に異常が発生したか否かを判定する。ぺダル位置判定部106は、右マスタ圧センサ48FRおよび左マスタ圧センサ48FLによる検出結果を利用して、ブレーキペダル12がストローク開始エンド近傍に位置しているか否かを判定する。
図6は、第1の実施形態に係るストロークセンサ異常判定装置200によるストロークセンサ46の異常判定手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、イグニッションスイッチがオンにされたときに開始し、その後イグニッションスイッチがオフにされるまで所定時間毎に繰り返し実施される。
まず、ぺダル位置判定部106は、右マスタ圧センサ48FRおよび左マスタ圧センサ48FLの検出結果に基づいて、ブレーキペダル12がストローク開始エンド近傍に位置しているか否かを判定する(S10)。
例えば、ストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置しているときの第1ブラシ84Aまたは第2ブラシ84Bの先端位置に摩耗粉が蓄積している場合、ストロークセンサ46の検出結果が摩耗粉の影響を受ける可能性がある。したがって、ブレーキペダル12がストローク開始エンド近傍に位置しているか否かの判定にストロークセンサ46の検出結果を利用しようとすると、適切な判定が困難となる可能性がある。このため、第1の実施形態に係るストロークセンサ異常判定装置200では、右マスタ圧センサ48FRおよび左マスタ圧センサ48FLの検出結果に基づいて、ブレーキペダル12がストローク開始エンド近傍に位置しているか否かを判定している。
具体的には、ぺダル位置判定部106は、所定の時間(第1の実施形態では96msec)連続して以下の両方の式を満足したときに、ストロークセンサ46の異常判定をキャンセルすべきブレーキペダル12の位置であるストローク開始エンド近傍に、ブレーキペダル12が位置していると判定する。
右前輪マスタシリンダ圧Pmc_fr≦0.075(MPa)
左前輪マスタシリンダ圧Pmc_fl≦0.075(MPa)
ストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置している場合(S10のY)、制動制御部102は、ストロークセンサ46に異常が発生したか否かを判定することなく、また正常時制動制御および異常時制動制御を実施することなく、本フローチャートにおける処理を一旦終了する。このようにストローク開始エンド近傍においてストロークセンサ46の異常判定を実施せず、ストロークセンサ46に異常が発生したと判定しないことにより、ブレーキペダル12のストローク量を変化させていく過程で異常時制動制御から正常時制動制御へと切り換わる頻度を低減することができる。このため、運転者のブレーキフィーリングの低下を抑制することが可能となる。
ストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置していない場合(S10のN)、異常判定部104は、検出された第1電圧V1および第2電圧V2を利用してストロークセンサ46に異常が発生しているか否かを判定する(S12)。ストロークセンサ46は正常と判定された場合(S12のY)、制動制御部102は、正常時制動制御を実施し(S14)、ストロークセンサ46に異常が発生したと判定された場合(S12のN)、制動制御部102は、異常時制動制御を実施する(S16)。
正常時制動制御では、制動制御部102は、マスタ弁22を閉弁させた状態で、まずストロークセンサ46によって検出されるブレーキペダル12のストローク量およびマスタ圧センサ48によって検出されるマスタシリンダ圧に基づいてホイールシリンダ20の各々の目標ホイールシリンダ圧を算出する。制動制御部102は、ホイールシリンダ20の各々ホイールシリンダ圧が目標ホイールシリンダ圧となるよう、増圧弁40および減圧弁42の各々の開弁および閉弁を制御する。正常時制動制御は公知の技術であるため、正常時制動制御に関するこれ以上の詳細な説明は省略する。
異常時制動制御では、制動制御部102は、増圧弁40および減圧弁42によるホイールシリンダ20の各々のホイールシリンダ圧の制御を中断し、マスタ弁22を開弁させてマスタシリンダ14のマスタシリンダ圧を右前輪用ホイールシリンダ20FRおよび左前輪用ホイールシリンダ20FLの各々に直接伝達させる。異常時制動制御は公知の技術であるため、その詳細な説明は省略する。ストロークセンサ46に異常が発生したと判定された場合にこのような異常時制動制御を実施することによって、異常が発生したストロークセンサ46による検出結果に基づいてホイールシリンダ圧が制御されることを回避することができる。
(第2の実施形態)
第2の実施形態に係るストロークセンサ異常判定装置200の構成および動作は、以下において特に言及しない限り第1の実施形態と同様である。第2の実施形態に係るストロークセンサ異常判定装置200では、ぺダル位置判定部106は、ストロークセンサ46によって検出された第1電圧V1も利用して、ストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置しているか否かを判定する。具体的には、第2の実施形態に係るぺダル位置判定部106は、図6のS10において、所定の時間(第2の実施形態では96msec)連続して以下の両方の式を満足したときに、ストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置していると判定する。
右前輪マスタシリンダ圧Pmc_fr≦0.075(MPa)
左前輪マスタシリンダ圧Pmc_fl≦0.075(MPa)
ストロークセンサ46の回転角度<0.9(deg)
なお、上記の式においてストロークセンサ46の回転角度は、第1電圧V1の値から、ストローク開始エンドにおける第1電圧V1の値である第1基準電圧Vs1を引いた値を利用して算出される。マスタシリンダ圧は、ブレーキペダル12を踏み込んでもストローク開始エンド近傍では大きく変動しない。これに対し第1電圧V1は、ストローク開始エンド近傍であってもストローク量に応じて安定して変動する。このように第1電圧V1も考慮してストローク開始エンド近傍にストロークセンサ46が位置しているか否かを判定することにより、ストローク開始エンド付近においてブレーキペダル12の位置を正確に把握することができる。
次に、ストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置しているか否かを判定するに際して、第2電圧V2ではなく第1電圧V1を利用する理由について、図7(a)および図7(b)に関連して説明する。
図7(a)は、ブレーキペダル12の実際の回転角度と、第1電圧V1に基づいて算出されるストローク量との関係を示す図であり、図7(b)は、ブレーキペダル12の実際の回転角度と、第2電圧V2に基づいて算出されるストローク量との関係を示す図である。
ストローク開始エンドにブレーキペダル12が位置しているときの第2ブラシ84Bの位置に摩耗粉が蓄積している場合、図7(b)に示すように、第2電圧V2に基づいて算出されるストローク量は、ストローク開始エンド付近で高い値となる。このため、例えば仮に上記の式のように、第2電圧V2に基づいて算出されるストロークセンサ46の回転角度が所定角度(例えば0.9deg)より小さい場合にストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置していると判定するとした場合、ストローク開始エンドですでに所定角度を超えてしまう可能性がある。したがって、ストロークセンサ46の異常判定をキャンセルする必要があるにもかかわらずキャンセルできない事態が生じるおそれがある。
これに対し、ストローク開始エンドにブレーキペダル12が位置しているときの第1ブラシ84Aの位置に摩耗粉が蓄積している場合、図7(a)に示すように、第1電圧V1に基づいて算出されるストローク量は、ストローク開始エンド付近で小さい値となる。このため、第1電圧V1に基づいて算出されるストロークセンサ46の回転角度がストローク開始エンドですでに所定角度を超えてしまう可能性が小さい。このように、第1電圧V1を利用してストローク開始エンド近傍にブレーキペダル12が位置しているか否かを判定することにより、ストロークセンサ46の異常判定を適切にキャンセルさせることが可能となる。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
ある変形例では、ぺダル位置判定部106は、ストローク終了エンドの近傍にブレーキペダル12が位置しているか否かを判定する。異常判定部104は、ストローク終了エンドの近傍にブレーキペダル12が位置していると判定された場合、第1電圧V1または第2電圧V2の値にかかわらず、ブレーキペダル12に異常が発生したと判定しない。ブレーキペダル12がストローク終了エンドに位置しているときの第1ブラシ84Aおよび第2ブラシ84Bの位置にも、摩耗粉が蓄積する可能性がある。このようにストローク終了エンドの近傍にブレーキペダル12が位置している場合にストロークセンサ46の異常判定を実施しないことにより、ストロークセンサ46の異常判定に対する摩耗粉の影響を抑制することが可能となる。
ある変形例では、図6のS10とS12が入れ替わる。すなわち、まず異常判定部104が、ストロークセンサ46に異常が発生したか否かを暫定的に判定し、ストロークセンサ46に異常が発生したと暫定的に判定した場合、ブレーキペダル12がストローク開始エンド近傍に位置しているか否かを判定する。ブレーキペダル12がストローク開始エンド近傍に位置していると判定された場合、異常判定部104は、ストロークセンサ46に異常が発生したと暫定的に判定した場合であっても、当該判定を禁止し、ストロークセンサ46に異常が発生したと判定しない。この場合、制動制御部102は、正常時制動制御も異常時制動制御も実施しない。ブレーキペダル12がストローク開始エンド近傍に位置していないと判定された場合、異常判定部104は、ストロークセンサ46に異常が発生したと最終的に判定する。この場合、制動制御部102は、異常時制動制御を実施する。このように、図6に示すフローチャートの判定手順を組み替えることにより、ブレーキペダル12がストローク開始エンド近傍に位置しているか否かを判定する頻度を低減させることが可能となる。
第1の実施形態に係るブレーキ制御装置の系統図である。 第1の実施形態に係るストロークセンサの一部の構成を示す図である。 第1の実施形態に係るストロークセンサの回路図である。 ブレーキペダルの回転角度と、第1電圧V1および第2電圧V2の各々との関係を示す図である。 第1の実施形態に係るストロークセンサ異常判定装置の構成を示す機能ブロック図である。 第1の実施形態に係るストロークセンサ異常判定装置によるストロークセンサの異常判定手順を示すフローチャートである。 (a)は、ブレーキペダルの実際の回転角度と、第1電圧V1に基づいて算出されるストローク量との関係を示す図であり、(b)は、ブレーキペダルの実際の回転角度と、第2電圧V2に基づいて算出されるストローク量との関係を示す図である。
符号の説明
10 ブレーキ制御装置、 12 ブレーキペダル、 14 マスタシリンダ、 20 ホイールシリンダ、 22 マスタ弁、 40 増圧弁、 42 減圧弁、 46 ストロークセンサ、 48 マスタ圧センサ、 80 油圧アクチュエータ、 82A 第1抵抗体、 82B 第2抵抗体、 84A 第1ブラシ、 84B 第2ブラシ、 86 第1電圧検出部、 88 第2電圧検出部、 100 ECU、 102 制動制御部、 104 異常判定部、 106 ぺダル位置判定部、 200 ストロークセンサ異常判定装置。

Claims (7)

  1. ブレーキペダルのストローク量に応じて変化する電圧を検出することにより、ブレーキペダルのストローク量を検出するストロークセンサと、
    前記ストロークセンサによって検出された電圧が所定の異常判定条件を満たすまで低下したか否かを判定することにより前記ストロークセンサに異常が発生したか否かを判定する異常判定手段と、
    ブレーキペダルのストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定するペダル位置判定手段と、を備え、
    前記異常判定手段は、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置していると判定された場合、前記ストロークセンサに異常が発生したと判定しないことを特徴とするストロークセンサ異常判定装置。
  2. 前記ペダル位置判定手段は、踏み込まれていないときにブレーキペダルが位置するストローク開始端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定し、
    前記異常判定手段は、ストローク開始端部の近傍にブレーキペダルが位置していると判定された場合、前記ストロークセンサに異常が発生したと判定しないことを特徴とする請求項1に記載のストロークセンサ異常判定装置。
  3. マスタシリンダ圧を検出するマスタシリンダ圧検出手段をさらに備え、
    前記ペダル位置判定手段は、検出されたマスタシリンダ圧を利用して、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定することを特徴とする請求項1または2に記載のストロークセンサ異常判定装置。
  4. 前記ペダル位置判定手段は、前記ストロークセンサによって検出された電圧に基づいて、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定することを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載のストロークセンサ異常判定装置。
  5. 前記ストロークセンサは、ブレーキペダルのストローク量が増加するにしたがって増加する第1電圧を検出し、
    前記ペダル位置判定手段は、前記ストロークセンサによって検出された第1電圧を利用して算出されるストローク量が所定の値より小さい場合に、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置していると判定することを特徴とする請求項4に記載のストロークセンサ異常判定装置。
  6. 前記ストロークセンサは、第1電圧と、ブレーキペダルのストローク量が増加するにしたがって低下する第2電圧とを検出することを特徴とする請求項5に記載のストロークセンサ異常判定装置。
  7. ブレーキペダルのストローク量に応じて変化する電圧を検出することにより、ブレーキペダルのストローク量を検出するストロークセンサと、
    前記ストロークセンサによって検出された電圧が所定の異常判定条件を満たすまで低下したか否かを判定することにより前記ストロークセンサに異常が発生したか否かを判定する異常判定手段と、
    ブレーキペダルのストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置しているか否かを判定するペダル位置判定手段と、を備え、
    前記異常判定手段は、前記ストロークセンサによって検出された電圧が所定の異常判定条件を満たすまで低下したか否かを判定することにより前記ストロークセンサに異常が発生したか否かを暫定的に判定し、
    前記ペダル位置判定手段は、前記ストロークセンサに異常が発生したと暫定的に判定された場合、ブレーキペダルがストローク端部近傍に位置しているか否かを判定し、
    前記異常判定手段は、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置していないと判定された場合、前記ストロークセンサに異常が発生したと最終的に判定し、ストローク端部の近傍にブレーキペダルが位置していると判定された場合、前記ストロークセンサに異常が発生したとの最終的な判定を回避することを特徴とするストロークセンサ異常判定装置。
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