JP4506482B2 - 樹脂パネル接合構造 - Google Patents
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Description
すなわち、樹脂製のバンパフェイスの裏面側(リヤ側)に金属製の補強部材を設け、この補強部材を、バンパフェイスに形成された左右の開口を車幅方向に連結する長さに設定し、該補強部材でバンパフェイスを補強すると共に、これら両者(補強部材とバンパフェイス)を車体に対して共締め固定するように構成したものである。
上記構成によれば、閉ループ状のダム部にて接合領域を特定することができると共に、注入口から注入された接合剤が接合領域外に流出するのを阻止することができる。
上記構成によれば、案内部の向きにより、接合剤の充填完了をより一層迅速かつ確実に行なうことができる。
上記構成によれば、灯体が車体側に固定されている場合、バンパフェイスの熱変形により生ずる灯体とバンパフェイスとの間の隙を最小限に抑止することができる。
この発明の一実施態様においては、上記接合剤はパネルと同系素材に設定されたものである。
上記構成によれば、樹脂パネルのリサイクル時に、パネルや接合剤を剥す必要がなくなるので、リサイクル性の向上を図ることができる。
図面は樹脂パネル同士を接合する樹脂パネル接合構造を示すが、以下の実施例においては一方のパネルとしての樹脂製のバンパフェイスと、他方のパネルとしての樹脂製のバンパガード(補強部材)とを接合する構造について説明する。
図10においてバンパフェイス10の開口部12およびバンパガード20の開口部21と対応して、灯体としてのヘッドランプ30が設けられている。このヘッドランプ30は車体側に固定されると共に、ヘッドランプ30は各開口部12,21を通して光を放射するように設けられている。
また、一方のパネルおよび他方のパネルの何れか一方には上述の閉空間19と連通する複数の貫通孔23,24が設けられている。この実施例では一方のパネルをバンパフェイス10に設定しているので、このバンパフェイス10の意匠面10a(外表面)の美観を損なわないことを目的として、他方のパネルとしてのバンパガード20に複数の貫通孔23,24を設け、複数の貫通孔23,24の
1つを閉空間19内に接合剤α(図14、図15参照)を注入する注入口23に設定し、複数の貫通孔23,24の他の1つを接合剤αの充填を確認する確認口としてのオーバフロー孔24に設定すると共に、これら注入口23とオーバフロー孔24とを互に離間形成している。さらに、バンパフェイス10とバンパガード20とを、ダム部18以外では当接しないよう構成し、上記優先的当接をより確実にしてもよい。
このように上記実施例の樹脂パネル接合構造は、樹脂パネル(バンパフェイス10、バンパガード20参照)同士を接合する樹脂パネル接合構造であって、一方のパネル(バンパフェイス10参照)には、他方のパネル(バンパガード20参照)と当接するよう隆起し、かつ一方のパネル(バンパフェイス10参照)と他方のパネル(バンパガード20参照)とで閉空間19を形成するダム部18が設けられ、上記一方のパネル(バンパフェイス10参照)および他方のパネル(バンパガード20参照)の何れか一方(この実施例ではバンパガード20側)には
上記閉空間19と連通する複数の貫通孔23,24が設けられ、複数の貫通孔23,24の少なくとも1つをパネル間接合用の接合剤αを注入する注入口23に設定し、複数の貫通孔23,24の他の1つを接合剤充填を確認する確認口としてのオーバフロー孔24に設定し、上記注入口23とオーバフロー孔24とが互に離間形成されたものである。
を当接すると、一方のパネル(バンパフェイス10参照)と他方のパネル(バンパガード20参照)との間にダム部18にて閉空間19が形成され、注入口23から閉空間19に接合剤αを注入して両パネル間(バンパフェイス10、バンパガード20間参照)を接合する際、オーバフロー孔24からオーバフローする接合剤αを目視することで、閉空間19に接合剤αが確実に充填されたことを確認することができる。
また、上記ダム部18は閉ループ状に形成されたものである。
この構成によれば、閉ループ状のダム部18にて接合領域を特定することができると共に、注入口23から注入された接合剤αが接合領域外に流出するのを阻止することができる。
上記構成によれば、案内部(案内溝25参照)の向きにより、接合剤αの充填完了をより一層迅速かつ確実に行なうことができる。
この接合剤αとしては、樹脂パネルと同系の素材から成るホットメルト形接着剤(いわゆるホットメルト)を用いてもよい。
また図17で示すこの実施例においては、注入口23の閉空間19と対向する部分にはテーパコーン形状の拡散孔23aを連続して設け、接合剤αの注入時における拡散性の向上を図るように構成している。
この発明の一方のパネル(樹脂パネル)は、実施例のバンパフェイス10に対応し、
以下同様に、
他方のパネル(樹脂パネル)は、バンパガード20(補強部材)に対応し、
確認口は、オーバフロー孔24に対応し、
案内部は、案内溝25、案内突起25Aに対応し、
バンパフェイス10の開口は、ヘッドランプ配設用の開口部12に対応し、
灯体は、ヘッドランプ30に対応し、
補強部材は、バンパガード20に対応するも、
この発明は、上述の実施例の構成のみに限定されるものではない。
12…開口部(開口)
12a…開口縁
18…ダム部
19…閉空間
20…バンパガード(他方のパネル)
20a…閉空間内壁部
20b…他部
23…注入口(貫通孔)
24…オーバフロー孔(貫通孔)
25…案内溝(案内部)
25A…案内突起(案内部)
30…ヘッドランプ(灯体)
α…接合剤
Claims (9)
- 樹脂パネル同士を接合する樹脂パネル接合構造であって、
一方のパネルには、他方のパネルと当接するよう隆起し、かつ一方のパネルと他方のパネルとで閉空間を形成するダム部が設けられ、
上記一方のパネルおよび他方のパネルの何れか一方には上記閉空間と連通する複数の貫通孔が設けられ、
複数の貫通孔の少なくとも1つをパネル間接合用の接合剤を注入する注入口に設定し、
複数の貫通孔の他の1つを接合剤充填を確認する確認口に設定し、
上記注入口と確認口とが互に離間形成された
樹脂パネル接合構造。 - 上記ダム部は閉ループ状に形成された
請求項1記載の樹脂パネル接合構造。 - 上記閉空間の内壁を形成するパネルには、上記注入口から注入された接合剤を案内する案内部が設けられた
請求項1または2記載の樹脂パネル接合構造。 - 上記案内部は注入口側から確認口側に向けて設けられた
請求項3記載の樹脂パネル接合構造。 - 一方のパネルと他方のパネルとの当接時、一方のパネルのダム部と他方のパネルの閉空間内壁部とが他部に対して優先的に当接すべく構成した
請求項1〜4の何れか1に記載の樹脂パネル接合構造。 - 一方のパネルは車両のバンパ外表面を形成するバンパフェイスに設定され、
他方のパネルは該バンパフェイスを補強する補強部材に設定され、
上記注入口および確認口は補強部材に設けられた
請求項1〜5の何れか1に記載の樹脂パネル接合構造。 - 上記バンパフェイスには開口が設けられると共に、上記補強部材は開口縁の少なくとも一部に沿うように設けられた
請求項6記載の樹脂パネル接合構造。 - 上記開口に対応する車体側には灯体が固定され、該灯体は開口を通して光を放射するよう設けられた
請求項7記載の樹脂パネル接合構造。 - 上記接合剤はパネルと同系素材に設定された
請求項1〜8の何れか1に記載の樹脂パネル接合構造。
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