JP4505928B2 - ホイールシリンダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ブレーキのホイールシリンダに関し、特にシリンダボディとピストンとがともにアルミニウム合金材からなるホイールシリンダに関する。
【0002】
【従来の技術】
自動車用ブレーキのホイールシリンダ101は、図5、図6に示すように、シリンダボディ107と、その中に摺動可能に嵌挿されたピストン108と、シリンダボディ107とピストン108との間に装着された液密シール109とを有する。図5に示すように、ホイールシリンダ101がドラムブレーキ100に用いられた場合、シリンダボディ107は、車両の非回転部分に連結されたアンカープレート106に取り付けられている。ブレーキシュー111のアンカ側111aは、シリンダボディ107の底部107aで、また他端111bは、ピストン108の端部108aで支持されている。マスタシリンダ(図示せず)によって加圧されたブレーキ液がシリンダボディ107内に流入すると、ピストン108によってブレーキシュー111が拡張されてブレーキドラム112に押付けられ、ブレーキトルクが発生する。
【0003】
上記従来のホイールシリンダ101は、シリンダボディ107とピストン108は、異なる素材からなり、凝着摩耗の発生を防いでいる。たとえは、シリンダボディ107の素材を鋳鉄としピストン108の素材をアルミニウム合金としたり、逆にシリンダボディ107の素材をアルミニウム合金としピストン108の素材を鋳鉄としたりする。
【0004】
近年、省資源、低燃費、環境保護等の観点から、自動車部品にも軽量化が強く求められるようになり、主要構成部品であるシリンダボディとピストンの両方の素材を軽量なアルミニウム合金材とするホイールシリンダが生産されだしている。
【0005】
ただし、シリンダボディとピストンとに同素材が用いられると、上記の凝着摩耗が発生するため、通常はシリンダボディとピストンの両方にアルマイト処理を施して凝着摩耗を防止している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来技術においては、長年の使用によりアルマイト皮膜が摩耗してアルミニウム合金材の素地が露出しないように、シリンダボディとピストンのアルマイト皮膜は、ともに膜厚が厚く硬度もほぼ同じである。
【0007】
ところが、アルマイト皮膜の厚さが増加すると皮膜の表面粗さは悪化するという一定の相関関係が知られており、液密シールの摺動面でもあるシリンダボディのアルマイト皮膜の表面粗さの悪化は、液密シールのシールリップの傷付きによるブレーキ液の液洩れ、ひいてはブレーキ機能失陥につながる。このため、シリンダボディのアルマイト皮膜の表面粗さを改善するためには、アルマイト処理後に研削加工等の精密加工が必要となり、大幅なコストアップにつながる。
【0008】
また、シリンダボディとピストンのアルマイト皮膜の硬度がともに大きく且つ同程度の場合、上記の凝着摩耗は防止できるが、ピストンのシリンダボディへの攻撃性が強くなって、一般的にはシリンダボディのピストン摺動面の摩耗は、ピストンのシリンダボディ摺動面の摩耗よりも大きくなる傾向がある。
【0009】
本発明は、耐摩耗性に優れシールリップへの傷付きを引起こさないシリンダボディとピストンとを実現し、軽量で信頼性の高いホイールシリンダを提供することを、その技術的課題とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記の技術的課題を解決するために、請求項1に記載のように、車両の非回転部分に取付けられたシリンダボディと、前記シリンダボディに摺動自在に嵌挿されたピストンと、前記シリンダボディと前記ピストンとの間に装着された液密シールとを備えたホイールシリンダにおいて、前記シリンダボディ及び前記ピストンは、ともにアルマイト処理を施されたアルミニウム合金材からなり、前記シリンダボディの前記ピストンとの摺動面に形成されたアルマイト皮膜は、ヴィッカース硬度が360以上500以下、膜厚が3μm以上13μm以下であり、且つ前記ピストンの前記シリンダボディとの摺動面に形成されたアルマイト皮膜は、ヴィッカース硬度が200以上340以下、膜厚が15μm以上25μm以下であることを特徴とするホイールシリンダを構成した。
【0013】
請求項1にかかる発明においては、シリンダボディのピストン摺動面に形成されたアルマイト皮膜を、ヴィッカース硬度が360以上500以下、膜厚が3μm以上13μm以下とした。このため、液密シールの摺動面でもあるシリンダボディのピストン摺動面のアルマイト皮膜を、液密シールのシールリップが傷付きにくい表面粗さに経済的に維持できるとともに、シリンダボディのピストン摺動面のアルマイト皮膜の硬度が、ピストンのシリンダボディとの摺動面のアルマイト皮膜の硬度以下とならず、摺動におけるピストンのシリンダボディへの攻撃性が緩和されて、シリンダボディのアルマイト皮膜が薄くともシリンダボディの磨耗が最小限に抑えられる。
【0014】
次に、請求項2に記載のように、前記シリンダボディの前記ピストンの摺動面に形成されたアルマイト皮膜は、ヴィッカース硬度が390以上470以下、膜厚が5μm以上11μm以下であることが好ましい。
【0015】
請求項2にかかる発明においては、シリンダボディのピストンの摺動面に形成されたアルマイト皮膜を、ヴィッカース硬度が390以上470以下、膜厚が5μm以上11μm以下とした。このため、液密シールの摺動面でもあるシリンダボディのピストン摺動面のアルマイト皮膜を、液密シールのシールリップが傷付きにくい表面粗さよりさらに良好な表面粗さに維持できるとともに、シリンダボディのピストン摺動面のアルマイト皮膜の硬度を、ピストンのシリンダボディとの摺動面のアルマイト皮膜の硬度に比べてより大きくすることにより、摺動におけるピストンのシリンダボディへの攻撃性がさらに緩和されて、シリンダボディのアルマイト皮膜が薄くともシリンダボディの磨耗が抑えられる。
【0016】
次に、請求項3に記載のように、前記シリンダボディの前記ピストンの摺動面に形成されたアルマイト皮膜は、ヴィッカース硬度が420以上440以下、膜厚が7μm以上9μm以下であることが好ましい。
【0017】
請求項3にかかる発明においては、液密シールの摺動面でもあるシリンダボディのピストン摺動面のアルマイト皮膜を、液密シールのシールリップが傷付かない最適な表面粗さに維持できるとともに、シリンダボディのピストン摺動面のアルマイト皮膜の硬度と、ピストンのシリンダボディとの摺動面のアルマイト皮膜の硬度との差を最適な値にすることができ、液密シールのシールリップの傷付き、シリンダボディの磨耗を防止できる。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を実施の形態により具体的に説明する。図1及び図2は、第1の実施形態を示すもので、図1は図2のA−A断面図である。図1に示されたものは、2ピストンタイプのホイールシリンダである。
【0019】
図1の2ピストンタイプのホイールシリンダ1においては、シリンダボディ11が車両の非回転部分に固定されたアンカプレート(図示せず)に取付けられ、アジャスタ22、22が螺合されたピストン21、21がシリンダボディ11に摺動可能に嵌挿され、シリンダボディ11とピストン21、21とで液圧室5が形成され、シール溝21b、21bに装着されたカップ(液密シール)31、31によって液圧室5と大気との間がシールされている。また、シリンダボディ11のシール溝11b、11bとアジャスタ22、22の段付径部22a、22aとには、シリンダボディ11とピストン21、21との摺動面に外部から泥、砂等の異物が入り込まないように、気密シールであるブーツ32、32が装着されている。
【0020】
ブレーキペダル(図示せず)が操作されると、マスタシリンダ(図示せず)でブレーキ液が加圧され、その液圧がブレーキ配管(図示せず)、シリンダボディ11の開口部13、スリーブ12の内孔12aを経由して液圧室5に達する。液圧室5の液圧上昇により、ピストン21、21が液圧室5の反対側に向けて移動するとともに、ピストン21、21に螺合されたアジャスタ22、22がブレーキシュー(図示せず)を拡張するように押圧し、ブレーキシューと一体のブレーキライニング(図示せず)がブレーキドラム(図示せず)に押圧されてブレーキトルクが発生する。
【0021】
なお、ピストン21、21とブレーキシューとの隙間の調整は、それらの間に配置されるとともにピストン21、21に螺合されたアジャスタ22、22を回転させ、アジャスタ22、22のピストン21、21に対する出入りを調整することで行なわれる。
【0022】
ブレーキペダルが戻されると液圧室5の液圧が減少し、ブレーキシューがリターンスプリング(図示せず)によって戻されるとともに、ピストン21、21がブレーキ非作動位置まで戻される。ピストン21、21がブレーキ非作動位置まで戻されることによって、液圧室5に流入していたブレーキ液は、スリーブ12の内孔12a、シリンダボディ11の開口部13、ブレーキ配管を経由してマスタシリンダに戻ることになる。
【0023】
通常、車両が寿命に至るまでのブレーキ操作回数は、数100万回におよぶが、その間ピストン21、21のロックやブレーキ液の洩れによるブレーキ機能失陥は、絶対許されない。すなわち、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aと、ピストン21、21のシリンダボディ11との摺動面21a、21aの両方の摺動面の過度の摩耗や、カップ31、31のシールリップ31a、31aの傷付きは許されない。
【0024】
本実施形態においては、シリンダボディ11とピストン21、21とは、その素材としてともにアルミニウム合金材が用いられている。アルミニウム合金材は、軽量であるが、そのまま摺動部材として用いれば、いわゆる凝着摩耗が発生し急速に摩耗が進行する。そこで、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aと、ピストン21、21のシリンダボディ11との摺動面21a、21aの両方の摺動面にアルマイト皮膜を形成して凝着摩耗を防止している。
【0025】
さらに、それぞれアルマイト皮膜が施されたシリンダボディ11とピストン21、21との摺動においては、一般的にピストン21、21のシリンダボディ11に対する攻撃性が強ため、本実施形態においては、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の硬さを、ピストン21、21のシリンダボディ11との摺動面21a、21aのアルマイト皮膜の硬さより大きくして、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aの摩耗を防止している。
【0026】
なお、ピストン21、21に施されるアルマイト処理は、常温下で処理される一般的な軟質アルマイトであり、シリンダボディ11に施されるアルマイト処理は、低温下で処理される硬質アルマイトである。
【0027】
また、カップ31、31のシールリップ31a、31aの傷付きを防止するためには、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aの表面粗さを良好に保つ必要がある。アルマイト皮膜の表面粗さは、アルマイト皮膜の膜厚が厚くなるほど粗くなるという関係(図6)が知られているが、上記のようにシリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の硬さを、ピストン21、21のシリンダボディ11との摺動面21a、21aのアルマイト皮膜の硬さより大きくすることにより、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚を薄くすることが可能となると同時に、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の表面粗さを良好に保つことが可能となり、シールリップ31a、31aの傷付を防止できる。
【0028】
具体的には、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜のビッカース硬度を360以上500以下とし、ピストン21、21のシリンダボディ11との摺動面21a、21aのアルマイト皮膜のビッカース硬度を200以上340以下としている。
【0029】
また、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚を3μm以上13μm以下とし、ピストン21、21のシリンダボディ11との摺動面21a、21aのアルマイト皮膜の膜厚を15μm以上く25μm以下とした。
【0030】
これにより、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の硬度を、ピストン21、21のシリンダボディ11との摺動面21a、21aのアルマイト皮膜の硬度よりも大きくして、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aの摩耗を最小限に抑えることができるとともに、製造上のバラツキを考慮してそれぞれの硬度に幅を持たせることにより、製造上無理なく低コストで所望の硬度のアルマイト皮膜を形成することが可能となる。
【0031】
また、製造上のバラツキを考慮して、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚に幅を持たせることにより、製造上無理なく低コストで所望の膜厚すなわち表面粗さのアルマイト皮膜を形成することが可能となる。
【0032】
好ましくは、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜のビッカース硬度を390以上470以下とし、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚を5μm以上11μm以下とするのがよい。
【0033】
これにより、硬度のバラツキを小さく抑える必要があり、製造上若干の制約が増えるものの、摺動面11aのアルマイト皮膜の硬度と摺動面21a、21aのアルマイト皮膜の硬度との差のバラツキが少なく、摺動面11aの摩耗量は、より減少する。
【0034】
また、摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚のバラツキを小さく抑える必要があり、製造上若干の制約が増えるものの、摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚すなわち表面粗さを良好に保つことが可能となり、シールリップ31a、31aの傷付防止は、より完全なものとなる。
【0035】
さらに好ましくは、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜のビッカース硬度を420以上440以下とし、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚を7μm以上9μm以下とするのがよい。
【0036】
これにより、硬度のバラツキを小さく抑える必要があり、製造上の制約が増えるものの、摺動面11aのアルマイト皮膜の硬度と摺動面21a、21aのアルマイト皮膜の硬度との差のバラツキがほとんどなく、摺動面11aの摩耗量は、激減する。
【0037】
また、摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚のバラツキを小さく抑える必要があり、製造上の制約が増えるものの、摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚すなわち表面粗さを良好に保つことが可能となり、シールリップ31a、31aの傷付防止は、完全なものとなる。
【0038】
図3及び図4は、第2の実施形態を示すもので、図3は図4のB−B断面図である。図3に示されたものは、1ピストンタイプのホイールシリンダである。第2の実施形態は、ピストンが1個しか用いられないが、その作用、機能については、第1の実施形態と同じであるため、説明を省略する。
【0039】
図5は、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の硬さを横軸とし、シリンダボディ11のピストン21、21との摺動面11aのアルマイト皮膜の摩耗量を縦軸とし、ピストン21、21のシリンダボディ11との摺動面21a、21aのアルマイト皮膜の硬さをパラメータとし、摺動面11aのアルマイト皮膜の摩耗の傾向を示すグラフである。なお、上記グラフは、作動回数(ブレーキペダル操作回数)5万回、作動液圧7MPa,作動雰囲気温度70℃という条件での摩耗の傾向を示すものである。
【0040】
また、上記条件に加え、摺動面11aのアルマイト皮膜のヴィッカース硬度400、摺動面11aのアルマイト皮膜の膜厚9μm、摺動面21a、21aのアルマイト皮膜のヴィッカース硬度300、摺動面21a、21aのアルマイト皮膜の膜厚20μmという条件で行なわれた摩耗試験においては、摺動面11aのアルマイト皮膜の摩耗量は、約1.5μmであり、実用上全く問題にならない摩耗量であった。
【0041】
なお、図6は、アルマイト皮膜の膜厚と表面粗さとの関係を示すグラフである。
【0042】
【発明の効果】
本発明によれば、軽量なアルミニウム合金材からなるシリンダボディとピストンとに、耐摩耗性に優れシールリップへの傷付きを引起こさないアルマイト処理を施すことで、軽量で信頼性の高いホイールシリンダを提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の断面図。
【図2】本発明の第1の実施形態の側面図。
【図3】本発明の第2の実施形態の断面図。
【図4】本発明の第2の実施形態の側面図。
【図5】アルマイト皮膜の摩耗の傾向を示すグラフ。
【図6】アルマイト皮膜の膜厚と表面粗さの関係を示すグラフ。
【図7】従来例にかかるホイールシリンダの、ドラムブレーキへの取付け説明図。
【図8】従来例にかかるホイールシリンダの、要部拡大断面図。
【符号の説明】
1 ホイールシリンダ
11 シリンダボディ
11a シリンダボディのピストンとの摺動面
21、21 ピストン
21a、21a ピストンのシリンダボディとの摺動面
31、31 カップ(液密シール)

Claims (3)

  1. 車両の非回転部分に取付けられたシリンダボディと、前記シリンダボディに摺動自在に嵌挿されたピストンと、前記シリンダボディと前記ピストンとの間に装着された液密シールとを備えたホイールシリンダにおいて、前記シリンダボディ及び前記ピストンは、ともにアルマイト処理を施されたアルミニウム合金材からなり、前記シリンダボディの前記ピストンとの摺動面に形成されたアルマイト皮膜は、ヴィッカース硬度が360以上500以下、膜厚が3μm以上13μm以下であり、且つ前記ピストンの前記シリンダボディとの摺動面に形成されたアルマイト皮膜は、ヴィッカース硬度が200以上340以下、膜厚が15μm以上25μm以下であることを特徴とするホイールシリンダ。
  2. 請求項1において、前記シリンダボディの前記ピストンとの摺動面に形成されたアルマイト皮膜は、ヴィッカース硬度が390以上470以下、膜厚が5μm以上11μm以下であることを特徴とするホイールシリンダ。
  3. 請求項1において、前記シリンダボディの前記ピストンとの摺動面に形成されたアルマイト皮膜は、ヴィッカース硬度が420以上440以下、膜厚が7μm以上9μm以下であることを特徴とするホイールシリンダ。
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