JP4504709B2 - 画像形成装置 - Google Patents
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Description
特許文献1では、レーザを潜像担持体上に走査して画像形成する際の画像形成動作の異常を監視する方法が開示されている。また、特許文献2では、ポリゴンミラーの回転数を変更した際もポリゴンミラーの回転異常を誤検知なく、かつ時間を要せず安定して検知する技術が開示されている。
また、特許文献3では、レーザビームプリンタにおける動作開始時に、レーザドライバ、スキャナモータ、BD受光部の故障により光ビームが感光体の一部に集中して照射されることを防止する技術が開示されている。
ポリゴンミラーについては、画像形成時には規定の回転数で回転する必要があり、回転ムラ等の異常が発生すると画像が揺らいだりして、異常画像が出力されてしまう。当然、回転が停止してしまうと画像出力が不可能となり、停止状態で光ビームが点灯している場合、像担持体の同じ位置に光ビームが照射されるので、像担持体が劣化してしまうことになる。
ポリゴンミラーを回転させているモータから出力されるロック信号を検知している画像形成装置もあるが、ロック信号にノイズが印加された場合、誤検知する可能性がある。また、ロック信号を生成しないモータでは検知できない。
このようなことから、ポリゴンミラーが正常に回転しているかを検知する手段が、特許文献1ないし3に記載されている。特許文献1では、光ビームの走査によって発生する同期検知信号を監視することで、ポリゴンモータの異常を検出している。
また、特許文献1の従来技術として、光ビームの走査によって発生する同期検知信号の周期を基準周期と比較することでポリゴンモータの異常を検出する手段が記述されている。
特許文献2では、光ビームの走査によって発生する同期検知信号の周期に基づいてポリゴンミラーの回転異常検出し、ポリゴンミラーの回転数の変更に対応して判定基準を可変している。
特許文献3では、光ビームの走査によって発生する同期検知信号の周期が予め決めてある上下限値に入っているかどうかでポリゴンモータの回転異常を検出している。
そこで、本発明の目的は、上記の問題を解決するために、精度良くポリゴンミラーの回転状態を検知し、画像形成終了位置より後側に光ビーム検出手段を設置するスペースがない場合にも対応して、高精度に偏向手段の状態を検出できる画像形成装置を提供することにある。
また、本発明の他の目的は、光ビームを主走査線上の2カ所で検出し、その時間によって倍率補正を行う機能をそのまま利用して、偏向手段が正常回転しているかどうかを判断できる画像形成装置を提供することにある。
また、請求項2に記載の発明は、前記2つの光ビーム検出部を、画像形成開始位置よりも主走査方向の前側に備える請求項1記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、前記偏向手段の偏向面毎に時間を測定する請求項1または2記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、前記偏向面の面数分を連続して計測する請求項3記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、前記偏向手段の1回転毎に計測する請求項1または2記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、複数回の計測値の平均値で判断する請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、異常値が連続n回(n≧2)発生した場合に異常と判断する請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、前記偏向手段が、正常回転していない場合、異常を通知し、前記偏向手段の停止および光ビームの消灯を行う請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、前記偏向手段が、正常回転していない場合、そのレベルによって、前記偏向手段の停止および光ビームの消灯まで行うか、異常の通知のみとし画像形成動作は継続して行うかを切り換え、前記異常の通知は、前記基準値が第1の基準値と第2の基準値を含み、前記差分が前記第1の基準値よりも大きく、前記第2の基準値よりも小さいとき行われる請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、回転異常か否かの判断を行う基準値を可変とする請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項11に記載の発明は、前記光ビーム検出手段の1つが光ビームを検出してから他の光ビーム検出手段が光ビームを検出するまでの時間が計測できない場合は、前記光ビーム検出手段からの出力信号の有無で前記偏向手段が正常回転しているかどうかを判断する請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、前記2つの光ビーム検出部のうち、どちらかから光ビームを検知したことを示す信号が出力されない場合は、前記信号を出力しない光ビーム検出部の異常と判断し、両方の光ビーム検出部から前記信号が出力されている場合には偏向手段の異常と判断する請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置を特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置を使用したカラー画像形成装置を特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置を使用した4ドラム方式のカラー画像形成装置を特徴とする。
画像データによって点灯するLD(レーザダイオード)の光ビームは、コリメートレンズ(図示せず)により平行光束化され、シリンダレンズ(図示せず)を通り、ポリゴンモータ3によって回転するポリゴンミラー4によって偏向され、fθレンズ5を通り、BTL6を通り、折り返しミラー7によって反射し、感光体ドラム2上を走査する。
上述したBTLとは、バレル・トロイダル・レンズの略で、BTL6は副走査方向のピント合わせ(集光機能と副走査方向の位置補正(面倒れ等))を行っている。
感光体ドラム2の回りには、帯電器8、現像ユニット9、転写器10、クリーニングユニット11、除電器12が設けてあり、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写により記録紙上に画像が形成される。そして図示していないが定着装置によって記録紙上の画像が定着される。本実施の形態では、ポリゴンミラー4は6面としている。
ここで、光ビームを検出する第1同期検知センサ13、第2同期検知センサ14が主走査方向両端部に設けられているのは、以下のような理由による。
近年、コストを下げるため、プラスチック製のfθレンズを用いる装置が増えている。しかし、プラスチック製の場合、環境温度の変化や機内温度の変化によって、レンズの形状、屈折率がガラス製に比べて大きく変化してしまう。
このため、像担持体(感光体)の像面での走査位置が変化し、主走査方向の倍率誤差が発生し、高品位の画像が得られなくなる。また、複数の光ビーム、fθレンズを用いて複数色の画像を形成するカラー画像形成装置においては、それぞれの倍率誤差によって色ずれが発生し、高品位の画像が得られなくなる。
このようなことから、光ビームを主走査線上の2カ所で検出し、その時間によって画素クロック周波数を補正することで画像倍率を一定に保ち、高品位の画像を得ている。複数の光ビーム、fθレンズを用いて複数色の画像を形成するカラー画像形成装置においては、画像倍率を一定に保つことで、色ずれのない高品位の画像を得ている。
この実施形態では、以下に詳しく説明するように、光ビームを主走査線上の2カ所で検出し、その時間によって倍率補正を行う機能をそのまま利用して、偏向手段が正常回転しているかどうかを判断している。
fθレンズ5を透過した光ビームが第1ミラー、第2ミラーによって反射され、第1レンズ15、第2レンズ16によって集光させて第1同期検知センサ13、第2同期検知センサ14に入射するような構成になっている。
光ビームが第1同期検知センサ13上を通過することにより、第1同期検知センサ13からスタート側同期検知信号XDETPが出力され、第2同期検知センサ14からエンド側同期検知信号XEDETPが出力され、ポリゴンミラー4の回転誤差検出部17に入力する。
回転誤差検出部17では、スタート側同期検知信号XDETPの立ち下がりエッジからエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジまでの時間を計測し、基準時間差と比較する。
その差分に相当する回転誤差データをプリンタ制御部18に送り、正常回転しているかを判定する。具体的には、誤差データが予め設定しておいた基準判定値より大きい場合は、ポリゴンミラー4が異常回転していると判断する。
画素クロック生成部19では、同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成し、LD制御部20および同期検出用点灯制御部21に送る。同期検出用点灯制御部21は最初に同期検知信号XDETPを検出するために、LD強制点灯信号BDをオンしてLDを強制点灯させる。
しかしながら、同期検知信号XDETPを検出した後には、同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKによって、フレア光が発生しない程度で確実に同期検知信号XDETPとXEDETPが検出できるタイミングでLDを点灯させるLD強制点灯信号BDを生成し、LD制御部20に送る。
LD制御部20では、同期検知用強制点灯信号BDおよび画素クロックPCLKに同期した画像信号に応じてレーザを点灯制御する。そして、LDユニット22からレーザビームが出射し、ポリゴンミラー4に偏向され、fθレンズ5を通り、感光体2上を走査することになる。
ポリゴンモータ制御部23は、プリンタ制御部18からの制御信号により、ポリゴンモータ3を規定の回転数で回転制御する。プリンタ制御部18には操作部(操作パネル)35が接続されていて、回転異常の表示をしたりしている。
画素クロック生成部19は、基準クロック発生部24、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)クロック発生部25、位相同期クロック発生部26から構成されている。
図3は、図2のVCOクロック発生部25の詳細を示すブロック回路図である。図3にはVCOクロック発生部(PLL回路:Phase Locked Loop:位相同期ループ)25が示されている。
基準クロック発生部24からの基準クロック信号FREFと、VCLKを1/N分周器27でN分周した信号を位相比較器28に入力し、位相比較器28では、両信号の立ち下がりエッジの位相比較が行なわれ、誤差成分を定電流出力する。
そしてLPF(ローパスフィルタ)29によって不要な高周波成分や雑音を除去し、VCO30に送る。VCO30ではLPF29の出力に依存した発振周波数を出力する。したがって、プリンタ制御部18からの設定データによりFREFの周波数と分周比:Nを可変することで、VCLKの周波数を可変できる。
よって、VCLKの周波数の可変に伴って、画素クロックPCLKの周波数が可変されることになる。PCLKの周波数を可変することで、画像の全体倍率を変えることができる。
図5は、図2に示した回転誤差検出部17の第1の実施の形態を示すブロック回路図である。図5の回転誤差検出部17では、時間差カウント部31と比較制御部32とで構成されていて、時間差カウント部31はカウンタ33とラッチ34で構成されている。
スタート側同期検知信号XDETPでカウンタ33がクリアされ、クロックVCLKでカウントアップし、ラッチ34がエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジでカウント値をラッチする。
そして、カウント値(時間差:T)と予め設定してある基準時間差T0とを比較制御部32で比較し、その差分データ(回転誤差データ)を求め、プリンタ制御部18に送る。
プリンタ制御部18では、回転誤差データと異常判定基準値から、ポリゴンミラー4が異常回転しているかどかを判断し、異常回転している場合には、操作パネル35に表示し、LDを消灯させ、ポリゴンモータ3(図1)を停止させる。
基準時間差:T0は、予め正常回転しているときのセンサ間の時間差を測定して記憶しておく。主走査方向の画像倍率変動が生じる装置においては、常に倍率補正後のクロック:VCLKで測定することで、倍率変動による測定誤差の影響を除外できる。
各ポリゴンミラー面におけるスタート側同期検知信号XDETPの立ち下がりエッジからエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジまでの時間を計測する。計測開始信号DETENによってLDを点灯させても良い。
各面において、XDETP信号でカウントスタートし、XEDETP信号でカウント値をラッチし、計測したカウント値と基準値を比較し、算出した回転誤差データをプリンタ制御部18に送り、プリンタ制御部18では、XDETP信号のタイミングで回転誤差データと基準判定値を比較し、正常回転しているかを判定する。
図7は、正常回転の判定を制御する制御フローを示すフローチャートである。まず、ポリゴンモータ3を回転させ、LD22を点灯させ(S1)、XDETP信号とXEDETP信号が出力された後、計測を開始する(S2)。
第1面をカウントし(S3)、XEDETP信号でデータラッチ後、回転誤差データを算出し(S4)、プリンタ制御部18に送り、回転異常かを判定する(S5)。回転異常と判断した場合には、操作パネル35にポリゴンミラー4の回転異常が発生したことを表示させ(S21)、LDを消灯し、ポリゴンモータ3を停止させ(S23)、画像形成動作を中断する。
回転異常ではない場合には、第2面をカウントし(S6)、XEDETP信号でデータラッチ後、回転誤差データを算出し(S7)、プリンタ制御部18に送り、回転異常かを判定する(S8)。この動作を印刷終了(S22)まで繰り返し行い、印刷中はポリゴンミラー4の各面において常にチェックする。
回転異常かの判断については、ポリゴンモータ3の回転ジッタ、回転ムラによる画像への影響度から、基準判定値を予め決めておけば良い。よって基準判定値:Aは、回転ジッタ量に対して十分大きな値であり、画像への影響が大きい値にする必要がある。
図8において、光ビーム走査装置1の主走査方向の画像形成開始位置より前に、光ビームを検出する第1同期検知センサ13、第2同期検知センサ14が設けてあり、fθレンズ5を透過した光ビームがミラーによって反射され、第1レンズ15、第2レンズ16によって集光されて第1同期検知センサ13、第2同期検知センサ14に入射するような構成になっている。従って、画像形成終了位置より後側に光ビーム検出手段を設置するスペースがない場合にも対応できる。
光ビームが第1同期検知センサ13上を通過することにより、第1同期検知センサ13からスタート側同期検知信号XDETPが出力され、第2同期検知センサ14からエンド側同期検知信号XEDETPが出力され、ポリゴンミラー4の回転誤差検出部17に入力する。
回転誤差検出部17では、スタート側同期検知信号XDETPの立ち下がりエッジからエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジまでの時間を計測し、基準時間差と比較し、その差分に相当する回転誤差データをプリンタ制御部18に送り、正常回転しているかを判定する。
具体的には、誤差データが予め設定しておいた基準判定値より大きい場合は、ポリゴンミラー4が異常回転していると判断する。第1同期検知センサ13からの同期検知信号XDETPは、プリンタ制御部18、画素クロック生成部19にも送られる。
同期検出用点灯制御部21は、最初に同期検知信号XDETPを検出するために、LD強制点灯信号BDをオンしてLDを強制点灯させるが、同期検知信号XDETPを検出した後には、同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKによって、フレア光が発生しない程度で確実に同期検知信号XDETPとXEDETPが検出できるタイミングでLDを点灯させるLD強制点灯信号BDを生成し、LD制御部20に送る。
LD制御部20では、同期検知用強制点灯信号BDおよび画素クロックPCLKに同期した画像信号に応じてレーザを点灯制御する。そして、LDユニット22からレーザビームが出射し、ポリゴンミラー4で偏向され、fθレンズ5を通り、感光体ドラム2上を走査することになる。
ポリゴンモータ制御部23はプリンタ制御部18からの制御信号により、ポリゴンモータ3を規定の回転数で回転制御する。プリンタ制御部18には操作パネル(操作部)35が接続されていて、回転異常の表示をしたりしている。
回転誤差検出部17、各種タイミング、制御フローについては、第1の実施の形態と同様である。基準時間差T0については、同期検知センサ間の距離が第1の実施の形態より短いので違う値となる。
第1同期検知センサ13、第2同期検知センサ14については、同一の基板に取り付けて、さらに設置スペースを小さくすることも可能である。画像形成装置、光ビーム走査装置1、画像形成制御部については、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、時間差の計測方法が異なる。
スタート側同期検知信号XDETPで時間差カウント部31のカウンタ33がクリアされ、クロックVCLKでカウントアップし、エンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジでカウント値をラッチする。
そして、カウント値(時間差:T)がアダー39に送られ、各面(6面分)のカウント値を加算していく。ミラー面数カウント部36は、計測開始信号DETENとスタート側同期検知信号XDETPによって‘1’をロードし、XDETP信号によってポリゴンミラーの面数をカウントしていく。
そして予め設定しておいた値(面数:本実施の形態の場合は6)になったところで、コンパレータ38から信号が出力され、次のXDETP信号でアダー39から出力される時間差T6をラッチ40によってラッチし、比較制御部32に送る。
そこで、比較制御部32では、時間差T6と予め設定してある基準時間差T60を比較し、その差分データ(回転誤差データ)を求め、プリンタ制御部18に送る。
プリンタ制御部18では、ミラー面数カウント部36で生成したデータ確定信号が出力されてから次のXDETP信号のタイミングで、回転誤差データと異常判定基準値から、ポリゴンミラー4が異常回転しているかどかを判断し、異常回転している場合には、操作パネル35に表示し、LDを消灯させ、ポリゴンモータ3を停止させる。
基準時間差:T60は、予め正常回転しているときの同期検知センサ間の時間差を6面分測定して記憶しておく。主走査方向の画像倍率変動が生じる装置においては、常に倍率補正後のクロック:VCLKで測定することで、倍率変動による測定誤差の影響を除外できる。基準時間差T60を測定するさいは、複数回測定してその平均値とする方が望ましい。
そして、各ポリゴンミラー面におけるスタート側同期検知信号XDETPの立ち下がりエッジからエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジまでの時間を計測する。計測開始信号DETENによってLDを点灯させても良い。
各面において、XDETP信号でカウントスタートし、XEDETP信号でカウント値をラッチし、アダー39に送り、6面終了後にデータをラッチし、6面分のカウント値と基準値を比較し、算出した回転誤差データをプリンタ制御部18に送る。
プリンタ制御部18では、XDETP信号のタイミングで回転誤差データと基準判定値を比較し、正常回転しているかを判定する。この動作を6面毎に繰り返す。
図11は、正常回転の判定を制御する制御フローを示すフローチャートである。まず、ポリゴンモータ3を回転させ、LDを点灯させ(S31)、XDETP信号とXEDETP信号が出力された後、計測を開始する(S32)。
第1面をカウントし(S33)、XEDETP信号でデータラッチ後、アダー39(図9)でデータを加算し(S34)、次に第2面をカウントし(S35)、XEDETP信号でデータラッチ後、アダー39でデータを加算する(S36)。
この動作を第6面(S43)まで繰り返し、6面分加算した(S44)後、データをラッチし(S45)、回転誤差データを算出する(S46)。ここで、次の第1面のカウントがすでに開始されていて(S47)、アダー39をリセットし、データを加算する(S48)。
回転誤差データをプリンタ制御部18に送り、回転異常かを判定する(S49)。回転異常と判断した場合には、操作パネル35にポリゴンミラー4の回転異常が発生したことを表示させ(S50)、回転異常ではない場合には、印刷終了かどうかを判断し(S51)、LDを消灯し、ポリゴンモータ3を停止させ(S52)、画像形成動作を中断する。
回転異常ではない場合には、第2面をカウントし、同じようにアダー39で加算していく。この動作を印刷終了まで繰り返し行い、印刷中は6面毎にチェックすることになる。
回転異常かの判断については、ポリゴンモータ3の回転ジッタ、回転ムラによる画像への影響度から、基準判定値を予め決めておけば良い。よって基準判定値:Aは、回転ジッタ量に対して十分大きな値であり、画像への影響が大きい値にする必要がある。
図12の回転誤差検出部17は6面分のカウント値を加算するアダーがないことによって図9の回転誤差検出部と異なっているが、時間差カウント部31とミラー面数カウント部36は同様に有している。
時間差カウント部31はカウンタ33とラッチ34で構成されていて、ミラー面数カウント部36はカウンタ37とコンパレータ38で構成されている。スタート側同期検知信号XDETPで時間差カウント部31のカウンタ33がクリアされ、クロックVCLKでカウントアップし、エンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジでカウント値をラッチする。
この動作を各面で繰り返す。ミラー面数カウント部36は、計測開始信号DETENとスタート側同期検知信号XDETPによって‘1’をロードし、XDETP信号によってポリゴンミラー4の面数をカウントしていく。
そして予め設定しておいた値(面数:本実施の形態の場合は6)になったところで、コンパレータ38から信号が出力され、次のXDETP信号で時間差カウント部31から出力される時間差T(第6面のカウント値)をラッチ40によりラッチし、比較制御部32に送る。
比較制御部32では、時間差Tと予め設定してある基準時間差T0を比較し、その差分データ(回転誤差データ)を求め、プリンタ制御部18に送る。プリンタ制御部18では、ミラー面数カウント部36で生成したデータ確定信号が出力されてから次のXDETP信号のタイミングで、回転誤差データと異常判定基準値から、ポリゴンミラー4が異常回転しているかどかを判断し、異常回転している場合には、操作パネル35に表示し、LDを消灯させ、ポリゴンモータ3を停止させる。
基準時間差:T0は、予め正常回転しているときのある面における同期検知センサ間の時間差を測定して記憶しておく。基準時間差T0を測定するさいは、複数面の時間差を測定してその平均値とする方が望ましい。
この場合に、主走査方向の画像倍率変動が生じる装置においては、常に倍率補正後のクロック:VCLKで測定することで、倍率変動による測定誤差の影響を除外できる。
各ポリゴンミラー面におけるスタート側同期検知信号XDETPの立ち下がりエッジからエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジまでの時間を計測する。計測開始信号DETENによってLDを点灯させても良い。
各面において、XDETP信号でカウントスタートし、XEDETP信号でカウント値をラッチするが、実際は第6面のカウンタ値のみ基準値と比較し、算出した回転誤差データをプリンタ制御部18に送り、プリンタ制御部18では、XDETP信号のタイミングで回転誤差データと基準判定値を比較し、正常回転しているかを判定する。この動作を繰り返す。
第6面をカウントし(S63)、XEDETP信号でデータラッチし(S64)、回転誤差データを算出する(S65)。そして回転誤差データをプリンタ制御部18に送り、回転異常かを判定する(S66)。
回転異常と判断した場合には、操作パネル35にポリゴンミラー4の回転異常が発生したことを表示させ(S67)、LDを消灯し、ポリゴンモータ3を停止させ(S69)、画像形成動作を中断する。
回転異常ではない場合には、再度、第6面をカウントし(S63)、回転誤差データを算出する(S65)。この動作を印刷終了かどうかを判断する(S68)まで繰り返し行い、印刷中は6面毎にチェックすることになる。印刷終了ならば、LDを消灯し、ポリゴンモータ3を停止させる(S69)。
回転異常かの判断については、ポリゴンモータ3の回転ジッタ、回転ムラによる画像への影響度から、基準判定値を予め決めておけば良い。よって基準判定値:Aは、回転ジッタ量に対して十分大きな値であり、画像への影響が大きい値にする必要がある。
本実施の形態では第6面についてカウントするように記載しているが、計測開始してから6番目の面のことであって、ポリゴンミラー4の回転中は計測する面は変わらないが、ポリゴンミラー4を一度停止させ、再度、計測を開始した場合は前とは違う面を計測する場合もある。
上記実施形態の第1の変形例として、画像形成装置、光ビーム走査装置1、画像形成制御部については、第1の実施の形態と同様とし、図12に示した回転誤差検出部17に、加算する回路と平均値を求める回路を追加するようにしてもよい。
すなわち、第6面を複数回繰り返しカウントし、その平均値から回転誤差データを算出するか、もしくは、図12に示した回転誤差検出部17と同じ方法で算出した回転誤差データを複数回加算して、その平均値から異常判定する方法である。平均値を用いるため、各種ノイズを除去した形で判定できる。
この第2の変形例では、図12に示した回転誤差検出部17において、判定基準を2つに設ける点が異なる。すなわち、表示のみ行い、印刷動作を続ける場合と、図12に示した回転誤差検出部17の実施形態と同様に表示して印刷動作を中止する(LD消灯およびポリゴン停止)場合がある。
図15は、上記第2の変形例における正常回転の判定を制御する制御フローを示すフローチャートである。まず、ポリゴンモータを回転させ、LDを点灯させ(S71)、XDETP信号とXEDETP信号が出力された後、計測を開始する(S72)。
第6面をカウントし(S73)、XEDETP信号でデータラッチし(S74)、回転誤差データを算出する(S75)。そして回転誤差データをプリンタ制御部18に送り、回転異常かを判定する。
まず、判定値αと比較し(S76)、αより小さい場合は異常がないことになり、そのまま動作を続け、印刷終了かどうかを判断し(S81)、LDを消灯し、ポリゴンモータ3を停止させる(S82)。
α以上であれば、次に判定値β(α<β)と比較し(S78)、βより小さい場合は、大きな異常ではなく、画像に少し影響するレベルとし、操作パネル35に‘ポリゴンミラーの異常により画像に少し影響がでる可能性があります’などのメッセージ(表示1)を表示させる(S79)。
そしてそのまま動作を続ける。β以上であれば、操作パネル35にポリゴンミラーの回転異常が発生したことを表示させ(S80)、LDを消灯し、ポリゴンモータ3を停止させ(S82)、画像形成動作を中断する。
このようにすることによって、できる限り機械を止めずに画像形成動作を続けることができ、画像品質が許容できるかについては、ユーザに判断してもらうことができる。判定値α、βについて、とくにαについては、画像への影響度から決めておけば良い。
図16は、上記第3の変形例における正常回転の判定を制御する制御フローを示すフローチャートである。まず、ポリゴンモータ3を回転させ、LDを点灯させ(S91)、XDETP信号とXEDETP信号が出力された後、計測を開始する(S92)。
次に、第6面をカウントし(S93)、XEDETP信号でデータをラッチし(S94)、回転誤差データを算出する(S95)、そして回転誤差データをプリンタ制御部18に送り、回転異常かを判定する(S96)。
回転異常と判断した場合、この回転異常が2回連続かどうかをチェックする(S97)。2回連続の場合には、操作パネル35にポリゴンミラー4の回転異常が発生したことを表示させ(S98)、LDを消灯し、ポリゴンモータ3を停止させ(S100)、画像形成動作を中断する。
回転異常が1回の場合は、再度、第6面をカウントし(S93)、回転誤差データを算出する(S95)。この動作を印刷終了(S99)まで繰り返し行い、印刷中は6面毎にチェックすることになる。
回転異常かどうかの判断については、ポリゴンモータ3の回転ジッタ、回転ムラによる画像への影響度から、基準判定値を予め決めておけば良い。よって基準判定値:Aは、回転ジッタ量に対して十分大きな値であり、画像への影響が大きい値にする必要がある。
この第3の変形例では第6面についてカウントするように記載しているが、計測開始してから6番目の面のことであって、ポリゴンミラー4の回転中は計測する面は変わらないが、ポリゴンミラー4を一度停止させ、再度、計測を開始した場合は前とは違う面を計測する場合もある。
また、この第3の変形例では、2回連続としているが、それに限るものではない。ノイズによる誤検知が多い場合には回数を増やすことによって、誤検知を防止できる。
上記実施形態の第4の変形例として、画像形成装置、光ビーム走査装置1、画像形成制御部については、第1の実施の形態と同様とし、回転異常かどうかを判定する判定基準値について、画像形成装置に要求される画像品質、ポリゴンモータ3自体の特性によって、基準値を可変できるようにしてもよい。
この第4の変形例では、高品位な画像を要求されない装置であれば、判定を甘くすることもでき、逆に、高品位な画像を要求される装置においては、判定を厳しくすればよい。この基準値については、操作パネル35から変更できるようにしても良い。
光ビーム走査装置1については図1の第1の実施の形態と同様であるが、この第3の実施の形態の場合、第1の実施の形態とはエンド側同期検知信号XEDETPについてもプリンタ制御部18に送っている点が異なる。その他については第1の実施の形態と同様である。
例えば、カウント値が‘0’となり、回転異常と判断したさい、ポリゴンミラー4が停止していてカウント値が‘0’であれば問題ないが、LDが点灯していなくてカウント値が‘0’なのか、第1同期検知センサ13が異常のためカウント値が‘0’なのか、あるいは第2同期検知センサ14が異常のためカウント値が‘0’なのかによっては回転異常ではない場合がある。
そこで、プリンタ制御部18にXDETP信号とXEDETP信号を入力し、回転異常と判断した場合、そのとき、XDETP信号とXEDETP信号が入力されていれば、回転異常とする。
もし、XDETP信号もしくはXEDETP信号のどちらかが入力されていなければ、回転異常ではなく、入力していない信号用のセンサ異常とし、両方の信号が入力されていなければ、回転異常か、LDの異常か、センサの異常のどれかとすることで、できる限り誤検知を防止できる。
感光体ドラム2は反時計方向に回転するが、その回りには感光体クリーニングユニット11、除電器12、帯電器8、現像ユニット(BK現像器、C現像器、M現像器、Y現像器)9、担持体としての中間転写ベルト42などが配置されている。
現像ユニット9は、静電潜像を現像するために現像剤を感光体ドラム2に対向させるように回転する現像スリーブ9a、現像剤を汲み上げ、攪拌するために回転する現像パドル(図示せず)等で構成されている。
まずは、画像形成動作について説明する。ここでは現像動作の順序をBK、C、M、Yとするが、これに限るものではない。プリント動作が開始されると、BK画像データに基づき光ビーム走査装置1による光書き込み、潜像形成が始まる。
このBK潜像の先端部から現像可能とすべく、BK現像器の現像位置に潜像先端部が到達する前に現像スリーブ9aの回転を開始してBK潜像をBKトナーで現像する。
そして以降、BK潜像領域の現像動作を続けるが、BK潜像後端部がBK現像位置を通過した時点で現像不作動状態にする。これは少なくとも、次のC画像データによるC潜像先端部が到達する前に完了させる。
感光体ドラム2に形成したBKトナー像は感光体ドラム2と等速駆動されている中間転写ベルト42の表面に転写される。このベルト転写は、感光体ドラム2と中間転写ベルト42が接触状態において、ベルト転写バイアスローラ41に所定のバイアス電圧を印加することで行う。
なお、中間転写ベルト42には感光体ドラム2に順次形成するBK、C、M、Yのトナー像を同一面に順次形成位置合わせして4色重ねてベルト転写画像を形成し、その後記録紙Pに一括転写を行う。
感光体ドラム2では、BK工程の次にC工程に進み、その後、M工程、Y工程と続くが、BK工程と同様なので省略する。中間転写ベルト42は駆動ローラ44、ベルト転写バイアスローラ41、および従動ローラに巻き掛けられ、図示していない駆動モータにより駆動制御される。
ベルトクリーニングユニット43は、ブレード、接離機構等で構成され、BK画像、C画像、M画像、Y画像を中間転写ベルト42に転写している間は、接離機構によってブレードがベルトに当接しないようにしている。
紙転写ユニット46は紙転写バイアスローラ45、接離機構等で構成され、紙転写バイアスローラ45は、通常は、中間転写ベルト42面から離間しているが、中間転写ベルト42の面に形成された4色重ね画像を記録紙に一括転写するときに接離機構によって押圧され、所定のバイアス電圧を印加し、記録紙Pに画像を転写する。
なお、記録紙Pは中間転写ベルト42面の4色重ね画像の先端部が紙転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙される。記録紙Pに転写された画像は、図示しない定着ユニットによって定着される。このカラー画像形成装置についても前述した手段が適用できる。
転写ベルト47によって矢印方向に搬送される記録紙P上に1色目の画像を形成し、次に2色目、3色目、4色目の順に画像を転写することにより、4色の画像が重ね合わさったカラー画像を記録紙上に形成し、そして図示していないが定着装置によって記録紙P上の画像が定着される。
各色の画像形成部については、感光体ドラム2の回りには、帯電器8、現像ユニット9、転写器10、クリーニングユニット(図示せず)、除電器が設けてあり、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写により記録紙P上に画像が形成される。
この4ドラム方式のカラー画像形成装置についても前述した本発明の手段が適用できる。この場合、各色で独立に光ビーム走査装置を備えているので、それぞれの色について回転異常を検知することになる。すなわち、それぞれの色について、図2−図7で説明したように光ビームを主走査線上の2カ所で検出し、その時間によって倍率補正を行う機能をそのまま利用して、偏向手段が正常回転しているかどうかを判断している。
1つでも回転異常が検知されたら印刷動作を終了するが、異常ではない色については、画像形成動作を可能にしても良い。例えば、黒については問題なければ、白黒印刷のみ可能とするとか、カラーについても、或る色だけ異常な場合は、その他の色でモノカラー印刷のみ可能にするとかである。
各色とも、感光体ドラム2の回りには、帯電器8、現像ユニット9、転写器10、クリーニングユニット11、除電器12が設けてあり、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写により記録紙P上に画像が形成される。
転写ベルト47によって矢印方向に搬送される記録紙P上に1色目の画像を形成し、次に2色目、3色目、4色目の順に画像を転写することにより、4色の画像が重ね合わさったカラー画像を記録紙P上に形成することができる。そして図示していないが定着装置によって記録紙P上の画像が定着される。
図20において、4ドラム方式のカラー画像形成装置の光ビーム走査装置1は1つのポリゴンミラー4を用いて、ポリゴンミラー4面の上方と下方で異なる色の光ビームを偏向走査させ、さらに、ポリゴンミラー4を中心に対向振り分け走査させることで、4色分の光ビームでそれぞれの感光体ドラム2上を走査する。
各色の光ビームはポリゴンミラー4によって偏向し、fθレンズ5を通り、第1ミラー、第2ミラーで折り返され、BTL(バレル・トロイダル・レンズ)を通り、第3ミラーで折り返され、感光体ドラム2上を走査する。
図20についての詳細な動作説明は、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写により記録紙P上に画像が形成されるだけなので行わないが、感光体ドラム2、帯電器8、現像ユニット9、転写器10、クリーニングユニット11、除電器12、光ビーム走査装置の各構成要素には各色(イエロー、マゼンタ、シアン、ブラック)用であることを示すためにBK、C、Y、Mを付している。
LDユニット22MおよびLDユニット22Cからの光ビームは、CYL(シリンダレンズ)50M、50Cを通り、ポリゴンミラー4の上方面に入射し、ポリゴンミラー4が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズ5BKC、5MYを通り、第1ミラーによって折り返される。
本実施の形態では、主走査方向書き出し両端部にはシリンダミラーCYM1_BKC、CMY1_MY、CYM2_BKC、CMY2_MY、第1同期検知センサ13BKC、第1同期検知センサ13MY、第2同期センサ14BKC、第2同期センサ14MYが設けてある。
fθレンズ5BKC、5MYを通った光ビームがシリンダミラーCYM1_BKC、CMY1_MY、CYM2_BKC、CMY2_MYによって反射集光されて、第1同期検知センサ13BKC、第1同期検知センサ13MY、第2同期検知センサ14BKC、第2同期検知センサ14MYに入射するような構成となっている。
第1同期検知センサ13BKC、第1同期検知センサ13MYは、スタート側同期検知信号XDETPを検出するための同期検知センサの役割を果たしていて、第2同期検知センサ14BKC、第2同期検知センサ14MYは、エンド側同期検知信号XEDETPを検出するための同期検知センサの役割を果たしている。
同じセンサに2つの光ビームが入射することになるので、それぞれ検出できるように、それぞれ入射するタイミングが異なるようにしてある。しかし、各色の光ビームに対し、それぞれセンサを設けるようにしてもかまわない。図からも分かるように、CとBKに対し、YとMが逆方向に走査している。
画像形成制御部については、同じ同期検知センサに2つの光ビームが入射する構成にした場合は、スタート側同期検知信号XDETPとエンド側同期検知信号XDETPをそれぞれの色の同期検知信号に分離するための分離回路を備える必要がある。
従って、ここでは、図2に示した画像形成制御部において、分離回路によって分離した各色の同期検知信号を、各色の位相同期クロック発生部26、同期検出用点灯制御部21、および回転誤差検出部17に送るようにする。
各色の光ビームに対し、それぞれ同期検知センサを設けるようにした場合は、各色とも図2と同じ構成となる。この画像形成装置においても、図1ないし図17の実施の形態が適用できる。
本発明によれば、ポリゴンミラー面毎のバラツキを考慮し、ノイズを除去して確実に検知し、ノイズによる誤検知を防止して、確実に検知することができる。また、ポリゴンモータの異常動作による不具合と、感光体ドラムの劣化を防止することができる。
さらに、画像の若干の影響が出る程度の異常の場合、ユーザに通知だけ行い、機械を停止させず、ポリゴンモータ、画像形成装置への要求レベルに対応できるようにして、誤検知を防止することができる。
4 偏向手段(ポリゴンミラー)
13 光ビーム検出手段(第1同期検知センサ)
14 光ビーム検出手段(第2同期検知センサ)
17 時間計測手段(回転誤差検出部)
22 発光源(LDユニット)
Claims (14)
- 点灯制御される発光源と、
この発光源から出力される光ビームを複数の偏向面によって主走査方向に偏向する偏向手段と、
この偏向手段により偏向される光ビームを主走査線上の2カ所で検出する光ビーム検出部と、
この光ビーム検出部の1つが光ビームを検出してから他の光ビーム検出部が光ビームを検出するまでの時間を計測する時間計測手段を備える画像形成装置であって、
2点間で計測された時間と基準時間との差分を、前記偏向手段のジッタ量よりも大きく、画像に影響があることを示す値である基準値と比較し、
前記比較した結果から前記偏向手段が正常回転しているか否かを判断することを特徴とする画像形成装置。 - 前記2つの光ビーム検出部を、画像形成開始位置よりも主走査方向の前側に備えることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
- 前記偏向手段の偏向面毎に時間を計測することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 前記偏向面の面数分を連続して計測することを特徴とする請求項3記載の画像形成装置。
- 前記偏向手段の1回転毎に計測することを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
- 複数回の計測値の平均値で判断することを特徴とする請求項1ないし5のいずれかに記載の画像形成装置。
- 異常値が連続n回(n≧2)発生した場合に異常と判断することを特徴とする請求項1ないし6のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記偏向手段が、正常回転していない場合、異常を通知し、前記偏向手段の停止および光ビームの消灯を行うことを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記偏向手段が、正常回転していない場合、そのレベルによって、前記偏向手段の停止および光ビームの消灯まで行うか、異常の通知のみとし画像形成動作は継続して行うかを切り換え、
前記異常の通知は、前記基準値が第1の基準値と第2の基準値を含み、前記差分が前記第1の基準値よりも大きく、前記第2の基準値よりも小さいとき行われること
を特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載の画像形成装置。 - 回転異常か否かの判断を行う基準値を可変とすることを特徴とする請求項1ないし9のいずれかに記載の画像形成装置。
- 前記光ビーム検出部の1つが光ビームを検出してから他の光ビーム検出部が光ビームを検出するまでの時間が計測できない場合は、前記光ビーム検出部からの出力信号の有無で前記偏向手段が正常回転しているか否かを判断することを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに項記載の画像形成装置。
- 前記2つの光ビーム検出部のうち、どちらかから光ビームを検知したことを示す信号が出力されない場合は、前記信号を出力しない光ビーム検出部の異常と判断し、両方の光ビーム検出部から前記信号が出力されている場合には偏向手段の異常と判断することを特徴とする請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置。
- 請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置を使用したことを特徴とするカラー画像形成装置。
- 請求項1ないし10のいずれかに記載の画像形成装置を使用したことを特徴とする4ドラム方式のカラー画像形成装置。
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