JP4546845B2 - 光ビーム走査装置、画像形成装置及び倍率誤差補正方法 - Google Patents

光ビーム走査装置、画像形成装置及び倍率誤差補正方法 Download PDF

Info

Publication number
JP4546845B2
JP4546845B2 JP2005016143A JP2005016143A JP4546845B2 JP 4546845 B2 JP4546845 B2 JP 4546845B2 JP 2005016143 A JP2005016143 A JP 2005016143A JP 2005016143 A JP2005016143 A JP 2005016143A JP 4546845 B2 JP4546845 B2 JP 4546845B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light beam
magnification error
area
correction data
pixel clock
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005016143A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006198999A (ja
Inventor
雄久 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2005016143A priority Critical patent/JP4546845B2/ja
Publication of JP2006198999A publication Critical patent/JP2006198999A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4546845B2 publication Critical patent/JP4546845B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Laser Beam Printer (AREA)
  • Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Color Electrophotography (AREA)

Description

本発明は、入力される画像信号に応じて光書き込みを行う光ビーム走査装置、複写機、プリンタ、FAX、印刷機(全てカラーも含む)等の画像形成装置、及び倍率誤差補正方法に係り、特に、光ビーム走査装置及び画像形成装置における倍率誤差補正制御に関する。
光ビーム走査装置を用いた画像形成装置では、光ビームを画像データにより変調し、偏向手段(以下、「ポリゴンミラー」と称す)を回転することにより主走査方向に等角速度偏向し、fθレンズにより等角速度偏向を等速度偏向に補正などし、像担持体(以下、「感光体」と称す)上に走査するように構成されている。
しかしながら、従来の装置において、光ビーム走査装置(レンズ)の特性のばらつきにより、機械毎に画像倍率が異なってしまう問題がある。同じ機械であっても、主走査方向の特性が均一でないため、部分的な倍率誤差がある。また、特にプラスチックレンズを用いた場合には、環境温度の変化や、機内温度の変化等によって、プラスチックレンズの形状、屈折率が変化する。このため、感光体の像面での走査位置が変化し、これにより主走査方向の倍率誤差が発生して高品位の画像を得られなくなる。さらに、複数のレーザビーム及びレンズを用いて複数色の画像を形成する装置においては、それぞれの倍率誤差によって色ずれが発生し、高品位の画像を得られなくなる。従って、各色の全幅倍率誤差、部分倍率誤差を低減する必要がある。
このようなことから、光ビームを走査することによって画像形成を行う画像形成装置において、レンズ特性のばらつき、環境温度の変化、機内温度の変化等、様々な要因により発生する主走査方向の全幅倍率誤差、部分倍率誤差を補正する発明が、特許文献1に開示されている。
特許文献1に開示された発明は、有効書込開始位置と終了位置にセンサを備え、センサ間の走査時間の変動量に基づいて画素クロックの各信号の位相を可変制御することにより高精度でドット位置を補正している。また、有効書込領域の中央にもセンサを備え、センサ間の走査時間の変動量に基づいて画素クロックの各信号の位相を可変制御することにより、高精度でドット位置を補正している。さらに、予めレンズ特性による倍率誤差を補正するための補正値を記憶しておき、画像形成時にその補正データによって画素クロックの各信号の位相を可変制御することによって倍率誤差を補正している。
特開2003−279873公報
全幅倍率誤差、部分倍率誤差を補正するにあたって、その誤差を検出する方法はいくつか知られており、特許文献1においては、主走査の2点間の走査時間の検出結果や、予め測定しておいたレンズ特性から、補正データを算出している。また、カラー画像形成装置においては、位置ずれ検出パターンを生成し、それを検出することによって各種ずれを補正していることは周知の技術である。
しかし、いずれの方法も、検出した箇所、範囲内についてのみ補正が可能であって、当然、それ以外については補正できない。また、検出する範囲、箇所によって、補正する対象が異なる。すなわち、全幅倍率誤差であるのか部分倍率誤差であるのかという点で異なる。よって、各種ずれを補正するために、前記方法を組み合わせて補正を行う場合は、検出範囲、検出箇所が重なってしまうこともある。また、同じ誤差を検出し、その検出分で補正してしまうと、2重に補正してしまうことになり、ずれ、誤差が生じてしまうことになる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、その目的は、補正を行う系(補正手段)が複数ある場合も含め、主走査方向の全ての倍率誤差を確実に補正することができるようにすることにある。
前記目的を達成するため、第1の手段は、光ビームを出射する発光源と、前記発光源の点灯制御するための画素クロックを生成するとともに、設定されるデータに応じて前記画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素クロック生成手段と、前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームの走査方向でスタート側に設けられた第1の光ビーム検知手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームの走査方向でエンド側に設けられた第2の光ビーム検知手段と、前記光ビームの走査方向において前記第1の光ビーム検知手段と前記第2の光ビーム検知手段との間に設けられた第3の光ビーム検知手段と、前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第2の検知手段で検知されるまでの時間差を計測し、該時間差を予め設定された第1の基準時間差と比較する全幅倍率誤差検知と、前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第3の光ビーム検知手段で検知されるまでの第2の時間差を計測し、該時間差を予め設定された第2の基準時間差と比較する部分倍率誤差検知とを行う倍率検知手段と、前記全幅倍率誤差検知の結果に基づいて全幅倍率誤差を補正する全幅倍率誤差補正データを算出し、該全幅倍率誤差補正データを前記第1の光ビーム検知手段と前記第3の光ビーム検知手段との間の第1エリアと前記第2の光ビーム検知手段と前記第3の光ビーム検知手段との間の第2エリアへ分配し、前記第1エリアと前記第2エリアとに分配された全幅倍率誤差補正データを前記画素クロック生成手段に設定して画素クロックの周期を1画素単位で可変制御させて全幅倍率誤差を補正し、前記全幅倍率誤差の補正後に実行される前記部分倍率誤差検知の結果に基づいて前記第1エリアの部分倍率誤差を補正する部分倍率誤差補正データを算出し、該部分倍率誤差補正データを相殺する相殺データを前記第2エリアの部分倍率誤差を補正するデータとし、前記第1エリアに分配された全幅倍率誤差補正データと前記部分倍率誤差補正データとを加算したデータ及び前記第2エリアに分配された全幅倍率誤差補正データと前記相殺データとを加算したデータを前記画素クロック生成手段に設定することにより画素クロックの周期を1画素単位で可変制御して全幅倍率誤差と部分倍率誤差とを補正する制御手段とを備えた光ビーム走査装置を特徴とする。
第2の手段は、光ビームを出射する発光源と、前記発光源の点灯制御するための画素クロックを生成するとともに、設定されるデータに応じて前記画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素クロック生成手段と、前記光ビームを偏向する偏向手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームの走査方向でスタート側に設けられた第1の光ビーム検知手段と、前記偏向手段により偏向された光ビームの走査方向でエンド側に設けられた第2の光ビーム検知手段と、前記光ビームの走査方向において前記第1の光ビーム検知手段と前記第2の光ビーム検知手段との間に設けられた複数の光ビーム検知手段と、前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第2の検知手段で検知されるまでの時間差を計測し、該時間差を予め設定された第1の基準時間差と比較する全幅倍率誤差検知と、前記第1の光ビーム検知手段及び前記複数の光ビーム検知手段のうち隣り合う光ビーム検知手段で挟まれた各エリアにおいて前記偏向手段により偏向された光ビームが該光ビームの走査方向上流側の光ビーム検知手段で検知されてから下流側の光ビーム検知手段で検知されるまで時間差を計測し、該時間差を予め設定された前記各エリアに対応した基準時間差と比較する部分倍率誤差検知とを行う倍率検知手段と、前記全幅倍率誤差検知の結果に基づいて全幅倍率誤差を補正する全幅倍率誤差補正データを算出し、該全幅倍率誤差補正データを前記各エリア及び前記複数の光ビーム検知手段のうち光ビームの走査方向最下流の光ビーム検知手段と前記第2の光ビーム検知手段とに挟まれた最下流エリアのそれぞれに対して分配し、前記各エリア及び前記最下流エリアに分配された全体倍率誤差補正データを前記画素クロック生成手段に設定して画素クロックの周期を1画素単位で可変制御させて全幅倍率誤差を補正し、前記全幅倍率誤差の補正後に実行される前記部分倍率誤差検知の結果に基づいて前記各エリアの部分倍率誤差を補正する部分倍率誤差補正データを前記各エリア毎に算出し、算出された前記各エリアに対応する部分倍率誤差補正データの和を相殺する相殺データを前記最下流エリアの部分倍率誤差を補正するデータとし、前記各エリアに対応した全幅倍率誤差補正データと前記各エリアに対応した部分倍率誤差補正データとを前記各エリア毎に加算したデータ及び前記最下流エリアに対応した全幅倍率誤差補正データと前記相殺データとを加算したデータを前記画素クロック生成手段に設定することにより画素クロックの周期を1画素単位で可変制御して全幅倍率誤差と部分倍率誤差とを補正する制御手段とを備えた光ビーム走査装置を特徴とする。
第3の手段は、第1又は第2の手段において、前記全幅倍率誤差補正データは、前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第2の検知手段で検知されるまでの時間差と予め設定された第1の基準時間差との差分データを前記倍率検知手段から制御部へ出力し、前記制御部で画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素数と画素クロックの位相をシフトする方向とを算出したデータであることを特徴とする。
第4の手段は、第1の手段において、前記部分倍率誤差補正データは、前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第3の検知手段で検知されるまでの時間差と予め設定された第2の基準時間差との差分データを前記倍率検知手段から制御部へ出力し、前記制御部で画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素数と画素クロックの位相をシフトする方向とを算出したデータであることを特徴とする。
第5の手段は、第2の手段において、前記部分倍率誤差補正データは、前記第1の光ビーム検知手段及び前記複数の光ビーム検知手段のうち隣り合う光ビーム検知手段で挟まれた各エリアにおいて前記偏向手段により偏向された光ビームが該光ビームの走査方向上流側の光ビーム検知手段で検知されてから下流側の光ビーム検知手段で検知されるまで時間差と予め設定された前記各エリアに対応した基準時間差との差分データを前記倍率検知手段から制御部へ出力し、前記制御部で画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素数と画素クロックの位相をシフトする方向とを算出したデータであることを特徴とする。
第6の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段に係る光ビーム走査装置を光書き込み手段として備えた画像形成装置を特徴とする。
第7の手段は、第1ないし第5のいずれかの手段に係る光ビーム走査装置によって像坦持体に書き込まれた潜像を顕像化して単色の画像を形成する複数の画像形成手段を備え、当該画像形成手段が異なる色の複数の色の画像を重畳してカラー画像を形成する画像形成装置を特徴とする。
本発明によれば、補正を行う系(補正手段)が複数ある場合も含め、主走査方向の全ての倍率誤差を確実に補正することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
1.第1の実施形態
図1は本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図である。図1において、光学ユニットとして構成される光ビーム走査装置(光学ユニット)1は、画像データに合わせて点灯するレーザダイオード(以下LDと称す)と、LDから出射されたレーザビーム(以下、光ビームとも称す)Lを平行光束化する図示しないコリメートレンズと、副走査方向に平行な線状に焦点を結ぶ図示しないシリンダレンズと、シリンダレンズからの光が入射し、当該光を偏向するポリゴンミラー101と、ポリゴンミラー101を高速で回転駆動するポリゴンモータ102と、等角速度走査を等速度走査に変換するfθレンズ103と、BTLレンズ104と、ミラー105とからなる。このような構成により、LDから出射された光ビームLは、図示しないコリメートレンズにより平行光束化され、シリンダレンズを通り、ポリゴンモータ102によって回転するポリゴンミラー101によって偏向され、fθレンズ103及びBTL104を通ってミラー105によって反射され、感光体上106を走査する。BTLとは、Barrel Toroidal Lens(バレル・トロイダル・レンズ)の略で、副走査方向のピント合わせ(集光機能と副走査方向の位置補正(面倒れ等))を行っている。
感光体106上に光ビームを走査するためのミラー105はハーフミラー(半透過型折り返しミラー)からなり、光ビームの一部は略真下に折り返され、感光体106面に向かうが、残りの一部は透過し直進する。ハーフミラー105を透過した光ビームを検知するために光ビーム検出センサ123cがハーフミラー105の背面側に設けられている。本実施形態ではハーフミラーの背面側には光ビーム検出センサ123cが1個備えられている。
感光体106の回りには、帯電器107、現像ユニット108、転写器109、クリーニングユニット110、及び除電器111が配置され、これらにより作像手段が構成され、通常の電子写真プロセスである帯電、露光、現像、転写によって記録紙P上に画像が形成される。そして図示しない定着装置によって記録紙P上の画像が定着される。
図2は画像形成装置における光ビーム走査装置、画像形成制御部及び光学ユニットを示す概略構成図である。この図は、図1のレーザビーム走査装置1を上から見た平面図に、さらに周辺の制御系を付加したものである。制御系としては、プリンタ制御部201、画素クロック発生部202、倍率誤差検出部203、同期検出用点灯制御部204、LD駆動部205、ポリゴンモータ駆動制御部206及び補正データ記憶部207が設けられている。なお、画素クロック発生部202は、さらに基準クロック発生部2021、VCO(Voltage Controlled Oscillator:電圧制御発振器)クロック発生部2022及び位相同期クロック発生部2023から構成されている。また、光ビーム走査装置1の主走査方向両端部に光ビームを検出する第1及び第2のセンサ123a,123bが設けられ、LDユニット120から出射され、ポリゴンミラー101によって反射されてfθレンズ103を透過した光ビームLが第1及び第2のミラー121a,121bによって反射され、第1及び第2のレンズ122a,122bによって集光されて第1及び第2のセンサ123a,123bにそれぞれ入射する。また、図1でも説明したが、感光体106上に光ビームを走査するためのミラーは、ハーフミラー(半透過型折り返しミラー)105になっていて、ハーフミラー105を透過した光ビームを検知するために、第3のセンサ123cが中央に設けられている。なお、図では、第1のセンサをセンサ1、第2のセンサをセンサ2、第3のセンサをセンサ3と図示している場合もある。
この構成では、光ビームLが走査しセンサ上を通過することにより、第1のセンサ123aからスタート側同期検知信号XDETPが出力され、第2のセンサ123bからエンド側同期検知信号XEDETPが出力され、第3のセンサ123cから光ビーム検知信号XDETP1が出力され、それぞれ倍率誤差検出部203に入力される。倍率誤差検出部203では、スタート側同期検知信号XDETPの立ち下がりエッジからエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジまでの時間、スタート側同期検知信号XDETPの立ち下がりエッジから光ビーム検知信号XDETP1の立ち下がりエッジまでの時間を計測し、それぞれ基準時間差と比較し、その差分だけ画素クロック周波数、画素クロックの周期を1画素単位で変更して、画像倍率を補正する。スタート側同期検知信号XDETPは、画素クロック生成部202、同期検知用点灯制御部204にも送られる。
画素クロック生成部202では、位相同期クロック発生部2023でスタート側同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成し、LD制御部205及び同期検出用点灯制御部204に送る。
図3はVCOクロック発生部(PLL回路:Phase Locked Loop)2022を示すブロック図である。VCOクロック発生部2022は基準クロック発生部2021からの基準クロック信号FREFと、VCLKを1/N分周器20221でN分周した信号を位相比較器20222に入力し、位相比較器20222では、両信号の立ち下がりエッジの位相比較が行われ、誤差成分を定電流出力する。そしてLPF(ローパスフィルタ)20223によって不要な高周波成分や雑音を除去し、VCO20224に送る、VCO20224ではLPF20223の出力に依存した発振周波数を出力する。従って、プリンタ制御部201からFREFの周波数と分周比:Nを変化させることによってVCLKの周波数を変更することができる。
位相同期クロック発生部2023では、画素クロック周波数の8倍の周波数に設定されているVCLKから、画素クロックPCLKを生成し、さらに、スタート側同期検知信号XDETPに同期した画素クロックPCLKを生成している。また、プリンタ制御部201からの補正データにより、PCLKの立ち上がりの位相をVCLKの半周期分だけ早めたり遅くしたりしている。
図4は画素クロックPCLKの出力タイミングを示すタイミングチャートである。プリンタ制御部201からの補正データについて、‘00b’の場合は補正なし、‘01b’の場合は1/16PCLK分だけ位相を遅らす、‘10b’の場合は1/16PCLK分だけ位相を早めるとしている。補正データは画素クロックPCLKに同期して送られ、次のPCLKの立ち上がりエッジに反映される。補正データが‘00b’の場合はPCLKはVCLKの8倍の周期となるが、補正データが‘01b’の場合はVCLKの半周期分、つまり1/16PCLK分だけ立ち上がりエッジの位相が遅れている。以後、元のPCLKに対し、1/16PCLK分だけ遅れることになる。図4では、位相シフトを3回行っているので、トータル3/16PCLK分だけPCLKの位相が遅れる、つまり、画像倍率が3/16PCLK分だけ補正されたことになる。
補正データ記憶部207は、画素クロックの周期(位相)を変化させる量とその方向(遅らすのか進めるのか)が記憶されていて、プリンタ制御部201からの指示により、補正データを位相同期クロック発生部2023に送る。また、画素クロックPCLKの周波数を変更するための補正データ(FREFの周波数と分周比:N)も記憶されていて、プリンタ制御部201からの指示により、補正データを基準クロック発生部2021、VCOクロック発生部2022に送る。
同期検出用点灯制御部204は、最初にスタート側同期検知信号XDETPを検出するために、LD強制点灯信号BDをONしてLDを強制点灯させるが、スタート側同期検知信号XDETPを検出した後には、スタート側同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKによって、フレア光が発生しない程度で確実にスタート側同期検知信号XDETPが検出できるタイミングでLDを点灯させ、スタート側同期検知信号XDETPを検出したらLDを消灯するLD強制点灯信号BDを生成し、LD制御部205に送る。また、エンド側同期検知信号XEDETPの検出、及び、光ビーム検知信号XDETP1の検出については、計測時にセンサ位置より手前でLDを点灯させ、各信号を検出している。
LD制御部205では、同期検知用強制点灯信号BD及び画素クロックPCLKに同期した画像データに応じてレーザを点灯制御する。そして、LDユニット120からレーザビームが出射し、ポリゴンミラー101によって反射偏向され、fθレンズ103を通って感光体106上を走査することになる。
ポリゴンモータ制御部206は、プリンタ制御部201からの制御信号により、ポリゴンモータ102を規定の回転数で回転制御する。
図5は倍率誤差検出部203の詳細を示すブロック図である。倍率誤差検出部203は時間差カウント部2031と比較制御部2032とから構成され、時間差カウント部2031はさらにカウンタ20311とラッチ20312とから構成されている。これらの要素から構成された倍率誤差検出部203は、スタート側同期検知信号XDETPでカウンタ20311がクリアされ、クロックVCLKでカウントアップし、ラッチ20312ではエンド側同期検知信号XEDETPの立ち下がりエッジでカウント値がラッチされる。そして、カウント値(時間差:T)と予め設定してある基準時間差T0とを比較制御部2032で比較し、その差分データ(倍率誤差データ)を求め、プリンタ制御部201に送る。プリンタ制御部201では、倍率誤差データから周期を変化させる(位相シフトする)画素数とその方向(早めるか遅らすか)を算出し、補正データとして位相同期クロック発生部2023に送る。位相同期クロック発生部2023では、図4に示したタイミングチャートのように、画素クロックPCLKの周期(位相)を変化させ、画像倍率を補正する。また、倍率誤差データから画素クロック周波数を算出し、補正データとして基準クロック発生部2021及びVCOクロック発生部2022に送る。
例えば、スタート側同期検知信号XDETPからエンド側同期検知信号XEDETPまでの基準カウント値(基準時間差:T0)‘20000’として、補正を実行した時に測定した値が‘20005’だったとする。この場合、5VCLK分だけ画像が縮んでいることになる。よって、1/16PCLK×10だけ位相を遅らす(周期を長くする)ことになる。基準時間差T0については、予め、倍率が合っている(倍率誤差がない)状態での時間差を計測しておき、記憶しておく。図5ではXDETP信号とXEDETP信号の計測を例に示しているが、XDETP信号とXDETP1信号でも同様である。
図6はセンサ位置と補正するエリアとの関係を示す図である。本実施形態では、第1ないし第3の3つのセンサ123a,123b,123cを用いて全幅倍率誤差、部分倍率誤差を補正しているが、第1のセンサ123aと第2のセンサ123bの検出結果を補正エリア1と補正エリア2にフィードバックすることによって全幅倍率誤差を補正することができ、第1のセンサ123aと第3のセンサ123cの検出結果を補正エリア1と補正エリア2にフィードバックすることによって部分倍率誤差を補正することができる。補正エリアの設定方法については、スタート側同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKで動作するカウンタの値で補正エリアを決定する。例えば、図6のように、それぞれのエリアの境界の設定値をa、bとすると、カウンタ値が0〜aが補正エリア1、a+1〜bまでが補正エリア2となり、各エリア毎の補正データによって、各エリア内の画素クロックの周期を可変制御することにより補正が可能となる。
エリアの設定値(a,b)について、画素クロックPCLKが1周期で1ドットとなるので、スタート側同期検知センサ123aから各123c,123bセンサまでの距離は装置組付け時に分かる。従って、その距離に相当するドット数を設定すればよい。1ドットが600dpiであればPCLK1周期が42.3μm相当になる。
図7は本実施形態における倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。この処理手順では、まず、LDユニット120のLDを点灯させる(ステップS101)が、この点灯は、第1ないし第3の各センサ123a,123b,123cを走査する手前で点灯させ、第1ないし第3の各センサ123a,123b,123cで検出した後、消灯しても問題はなく、各センサ123a〜123cで確実に光ビームLを検出することができればよい。そして、走査開始側の第1のセンサ123aと走査終了側の第2のセンサ123cから出力される検出信号の間隔をクロックVCLKでカウントし(ステップS102)、そのカウント値を基準カウント値T0と比較する(ステップS103)。比較結果から、画素クロックの周期(位相)を変化させる量とその方向(遅らすのか進めるのか)を算出し(ステップS104)、補正データ1として補正データ記憶部に記憶する(ステップS105)。このとき、本実施形態では補正エリアが2つあるので、各エリアの補正量が均等になるように配分し、補正データ1(1)、補正データ1(2)として記憶してもよい。なお、( )はエリアNO.を示す。このように記憶した場合には、補正データ1(1)、補正データ1(2)を、あるいは前述のように補正データ1として記憶した場合に当該補正データ1を画素クロック生成部202に設定し、第1のセンサ123aと第3のセンサ123cから出力される検出信号の間隔をクロックVCLKでカウントし(ステップS107)、そのカウント値を基準カウント値T1と比較する(ステップS108)。この比較結果から、画素クロックの周期(位相)を変化させる量とその方向(遅らすのか進めるのか)を算出し(ステップS109)、補正データ2として補正データ記憶部に記憶する(ステップS110)。この補正データ2は補正エリア1用の補正データ(補正データ2(1))であり、補正エリア2用の補正データ(補正データ2(2))は、これを相殺する(同じ量で方向が逆となる)値となる。
そして、補正データ1(1)と補正データ2(1)を加算し、補正データ1(2)と補正データ2(2)を加算し、画素クロック生成部202に設定することにより、全幅倍率誤差、部分倍率誤差が補正された画像が得られることになる。
本実施形態では、全幅倍率誤差を補正するための補正データ1について、各エリアに均等に配分したが、予め特性(誤差の偏り等)が分かっていれば、特性に合わせて配分するのが好ましい。
図8にエリア内の周期(位相)可変画素を示しているが、周期(位相)可変する画素が集中すると、その箇所に歪みが生じることになり、全幅倍率誤差は補正されても、部分的な画像ずれが発生してしまう。よって、例えば、32ドット幅のエリアに対して、4つの画素だけ補正する場合、32/4=8ドット置きに補正することで、画像品質低下を防止することができる。当然、完全に等間隔で補正できない場合があるが、その場合は、一部だけ間隔を短くしたり長くしたりすれば問題はない。
なお、本実施形態では、倍率補正を画素クロックの周期(位相)を1画素単位で変化させることによって行っているが、画素クロックの周波数を変化させることと組み合わせて行ってもよい。例えば、全幅倍率誤差の補正については、大まかな補正については周波数の変更で行い、周波数の可変ステップの間の細かい補正については、画素クロックの周期(位相)を1画素単位で変化させることによって行ってもよい。
2.第2の実施形態
図9は第2の実施形態に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図である。本実施形態は、図1に示した第1の実施形態1に対してハーフミラー105を折り返しミラー105aに変更し、折り返しミラー105aに変更したことによりミラーの背後側には光ビームは透過しないので、光ビーム検出センサ(第3のセンサ123c)を省略したものである。その他の各部は図1に示した第1の実施形態と同等に構成されているので、同等な各部には同一の参照符号を付し、重複する説明は省略する。
図10は画像形成装置における光ビーム走査装置、画像形成制御部、及び倍率補正データ生成装置を示す図である。光ビーム走査装置、画像形成制御部については、第3のセンサ123cを省略したことに伴って削除した構成をのぞいて第1の実施形態と同等に構成されているので、重複する説明は省略する。
本実施形態は、第1の実施形態における第3のセンサ123cに代えて倍率補正データ生成装置124を設けたものである。倍率データ生成装置124は倍率誤差測定器1241と補正データ生成部1242からなる。倍率補正データ生成装置124は、光ビーム走査装置1と画像形成制御部によって走査する光ビームLを、倍率誤差測定器1241で検出して部分倍率誤差を測定し、補正データ生成部1242で補正データを生成して補正データ記憶部207に送り、プリンタ制御部201が補正データ記憶部207に記憶された補正データに基づいて倍率誤差を補正する。本実施形態では5つのポイントの倍率誤差を測定し、この各ポイントにおいて測定された倍率誤差に基づいて誤差を補正する。1から5の各ポイントPT1〜PT5には光ビーム検出センサが設けられ、各ポイントの間隔(時間)の理想値に対し、実際の光ビームLの通過する時間が、理想値に対してどの程度ずれているかを検出して倍率誤差を求める。本実施形態の場合、ポイントPT1とPT5は有効画像領域外に設置してある。また、各ポイントPT1〜PT5にCCDを設け、理想位置に対してどれだけずれているかを計測してもよい。
また、光ビーム走査装置1を画像形成装置に装着する前に、予め、倍率補正データ生成装置124によって補正データを算出しておき、外部入力装置、例えば操作パネル208によって補正データを入力し、補正データ記憶部207に記憶させ、あるいは、倍率補正データ生成装置124と画像形成制御部を接続するI/F部を設け、自動的に算出した補正データを補正データ記憶部に取り込んで記憶させ、これらの記憶された補正データに基づいてプリンタ制御部201で補正するようにしてもよい。
図11はセンサ位置(検出ポイント)とエリアの関係を示す図である。なお、エリアの設定方法は第1の実施形態における図6と同様である。すなわち、スタート側同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKで動作するカウンタの値で補正エリアを決定する。例えば、それぞれのエリアの境界の設定値をa,b,c,d,e,fとすると、カウンタ値が0〜aが補正エリア1、a+1〜bまでが補正エリア2、b+1〜cまでが補正エリア3、c+1〜dまでが補正エリア4、d+1〜eまでが補正エリア5、e+1〜fまでが補正エリア5となり、各エリア毎の補正データによって、各エリア内の画素クロックの周期を可変制御することにより補正が可能となる。
図12は本実施形態における倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。まず、LDユニット120のLDを点灯させる(ステップS201)が、この点灯は、第1及び第2センサ123a,123b及び各ポイントPT1〜PT5の5個所に設けられたセンサの手前で点灯させ、各センサで検出した後、消灯しても問題はなく、各センサ123a,123b及びPT1〜5の各センサで確実に光ビームを検出できればよい。そして、第1のセンサ123aと第2のセンサ123bから出力される検出信号の間隔をクロックVCLKでカウントし(ステップS202)、そのカウント値を基準カウント値T0と比較する(ステップS203)。比較結果から、画素クロックの周期(位相)を変化させる量とその方向(遅らすのか進めるのか)を算出し(ステップS204)、補正データ1として補正データ記憶部207に記憶する(ステップS205)。このとき、本実施形態では補正エリアが6つあるので、各エリアの補正量が均等になるように配分し、補正データ1(1)〜補正データ1(6)として記憶してもよい。
そして、補正データ1(1)〜補正データ1(6)を画素クロック生成部202に設定し、第1のセンサ123aとポイント1、ポイント1とポイント2、ポイント2とポイント3、ポイント3とポイント4、ポイント4とポイント5の間隔をクロックVCLKでカウントし(ステップS207)、そのカウント値を基準カウント値T1〜T5と比較する(ステップS208)。比較結果から、各ポイント間で画素クロックの周期(位相)を変化させる量とその方向(遅らすのか進めるのか)を算出し(ステップS209)、各エリアの補正データとして補正データ2(1)、補正データ2(2)、補正データ2(3)、補正データ2(4)、補正データ2(5)を補正データ記憶部に記憶する。また、補正データ2を全て加算して、その結果を相殺する(同じ量で方向が逆となる)値を補正データ2(6)として記憶する(ステップS210)。
そして、補正データ1(1)と補正データ2(1)、補正データ1(2)と補正データ2(2)、補正データ1(3)と補正データ2(3)、補正データ1(4)と補正データ2(4)、補正データ1(5)と補正データ2(5)、補正データ1(6)と補正データ2(6)をそれぞれ加算し、画素クロック生成部202に設定する(ステップS211)ことにより全幅倍率誤差、部分倍率誤差が補正された画像が得られることになる。なお、かっこ内の数値はエリアNo.を示していて、対応するエリア内を補正することになる。
基準カウント値については、予め、倍率が合っている(倍率誤差がない)状態の計測値を記憶しておく。
本実施形態では、5つの測定ポイントとしているが、もっと細かく測定し、補正したい場合、測定ポイント数、エリア数をさらに増やしてもよい。また、エリア幅については、部分倍率誤差の特性に合わせて、エリア毎に幅を変えてもよい。また、装置によって必要とするエリア数が変わることが予想できるので、操作パネル等の外部入力装置等でエリア数、幅を変更できるようにしてもよい。
また、本実施形態では、光ビームの走査によって倍率誤差を測定したが、倍率誤差が判定できる画像を出力し、スキャナ等で読み取ることで倍率誤差を検出し、補正データを生成してもよい。倍率誤差を検出するためのパターンとパターンの間が各エリアとなる。パターンは例えば縦ライン画像(副走査方向)である。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
3.第3の実施形態
図13は第3の実施形態に係る4ドラム方式の画像形成装置を示す概略構成図である。この画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(BK)の4色の画像を重ね合わせたカラー画像を形成するために4組の画像形成部(感光体106、現像ユニット108、帯電器107、転写器109、図示しないクリーニングユニット110)と4組の光学ユニット(レーザビーム走査装置1)を備えている。従って、図1に示した画像形成装置を4つ並べてた構成であり、転写ベルトBによって矢印方向に搬送される記録紙P上に1色目の画像を形成し、次に2色目、3色目、4色目の順に画像を転写することにより、4色の画像が重ね合わさったカラー画像を記録紙上に形成し、図示しない定着装置によって記録紙上の画像が定着される。
なお、転写ベルトBはローラR間に張設され、搬送用モータMによって駆動される。光学ユニットについては、図2に示したものが4組備えられている。各光学ユニット1の構成及び制御は前述の第1の実施形態と同様なので説明は省略する。本構成の画像形成装置においても、第1及び第2の実施形態で説明した倍率補正手段が適用できる。この場合、各色で独立に光ビーム走査装置を備えているので、それぞれ倍率補正を行うことになる。
その他、特に説明しない各部は前述の第1及び第2の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
4.第4の実施形態
図14に第4の実施形態に係る4ドラム方式のカラー画像形成装置を示す。この実施形態は、第3の実施形態に対して画像位置ずれ補正用パターンを検出するための第4ないし第6センサ126a,126b,126cを設けた点が異なる。これにより、第4のセンサ126aと第6のセンサ126cとの間(左半分)の部分倍率誤差と、第6のセンサ126cと第5のセンサ126bとの間(右半分)の部分倍率誤差を別々に補正できる。第4ないし第6のセンサ126a,126b,126cは反射型の光学センサであり、転写ベルトB上に形成された画像位置ずれ補正用パターン(横ラインパターンと斜め線パターン)を検出し、その検出結果に基づき、各色間の主走査方向の倍率誤差を補正することができる。
図15は本実施形態に係る画像形成装置における光ビーム走査装置、画像形成制御部及び光学ユニットを示す概略構成図である。この実施形態は、第1の実施形態に対して第3のセンサ123cを省略し、別途設けた第4ないし第6のセンサ126a,126b,126cの検出信号をプリンタ制御部201に入力し、プリンタ制御部201で画像位置、部分倍率誤差を補正するための補正データを生成するようにしたものである。
図16は転写ベルトB上に形成される画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。転写ベルト上に各色予め設定されたタイミングで前側、中央部、後側の3個所に横線画像BK1,C1,M1,Y1、BK5,C5,M5,Y5、BK3,C3,M3,Y3、及び斜め線画像BK2,C2,M2,Y2、BK6,C6,M6,Y6、BK4,C4,M4,Y4をそれぞれ形成する。転写ベルトBが矢印の方向に動くことにより、前側、中央部、後側の補正用パターンの各色の横線及び斜め線が第4ないし第6のセンサ126a,126c,126bによって検知され、プリンタ制御部201に送られる。プリンタ制御部201では、最初に検出されるBKに対するC,M,Y各色のずれ量(時間)が算出される。斜め線は、主走査方向の画像位置、画像倍率がずれると検出タイミングが変化する。
具体的には、主走査方向の左半分の部分倍率誤差については、パターンBK1からパターンBK2の時間を基準とし、パターンC1からパターンC2の時間と比較し、そのずれ分TBKC12を求め、さらにパターンBK5からパターンBK6の時間を基準とし、パターンC5からパターンC6の時間と比較し、そのずれ分TBKC56を求める。‘TBKC56−TBKC12’が左半分のシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となり、その量に相当する分だけ画素クロックPCLKの周期を変化させる(位相をシフトする)。また、主走査方向の右半分の画像倍率については、パターンBK5からパターンBK6の時間を基準とし、パターンC5からパターンC6の時間と比較し、そのずれ分TBKC56を求め、さらにパターンBK3からパターンBK4の時間を基準とし、パターンC3からパターンC4の時間と比較し、そのずれ分TBKC34を求める。‘TBKC34−TBKC56’が右半分のシアン画像のブラック画像に対する倍率誤差となり、その量に相当する分だけ画素クロックPCLKの周期を変化させる(位相をシフトする)。マゼンタ、イエローについても同様である。周期の変更方法は、第1の実施形態において図4を参照して説明した補正方法と同様なので詳細は省略する。また、第4のセンサ126aの検出結果から、主走査方向の画像位置の補正も行うことができる。前述のずれ分TBKC12がそれに当たる。
図17はセンサ位置とエリアとの関係を示す図である。エリアの設定方法は第1の実施形態において図6を参照して説明した設定方法と同様である。すなわち、スタート側同期検知信号XDETPと画素クロックPCLKで動作するカウンタの値で補正エリアを決定する。例えば、それぞれのエリアの境界の設定値をa,b,c,dとすると、カウンタ値が0〜aが補正エリア1、a+1〜bまでが補正エリア2、b+1〜cまでが補正エリア3、c+1〜dまでが補正エリア4となり、各エリア毎の補正データによって、各エリア内の画素クロックの周期を可変制御することにより補正が可能となる。
図18は本実施形態に係る倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。まず、LDユニット120のLDを点灯させる(ステップS301)が、この点灯は、第1のセンサ123a,及び第2のセンサ123bの各センサの走査方向手前で点灯させ、各センサで検出した後、消灯しても問題なく、各センサで確実に光ビームを検出できればよい。そして、第1及び第2のセンサ123a,123bから出力される検出信号の間隔をクロックVCLKでカウントし(ステップS302)、そのカウント値を基準カウント値T0と比較する(ステップS303)。比較結果から、画素クロックの周期(位相)を変化させる量とその方向(遅らすのか進めるのか)を算出し(ステップS304)、補正データ1として補正データ記憶部207に記憶する(ステップS305)。このとき、本実施形態では補正エリアが4つあるので、各エリアの補正量が均等になるように配分し、補正データ1(1)〜補正データ1(4)として記憶してもよい。そして、補正データ1(1)〜補正データ1(4)を画素クロック生成部202に設定する(ステップS306)。そして、図16に示した位置ずれ補正用パターンBK1,C1・・・M6,Y6を形成し(ステップS307)、第4のセンサ126a、第5のセンサ126b及び第6のセンサ126cでパターンを検出し(ステップS308)、BKに対する各色のずれ(位置ずれ、倍率誤差)を算出し、エリア1、エリア2、エリア3における画素クロックの周期(位相)を変化させる量とその方向(遅らすのか進めるのか)を算出し(ステップS309)、各エリアの補正データとして、補正データ2(1)、補正データ2(2)、補正データ2(3)を補正データ記憶部に記憶する。また、補正データ2を全て加算して、その結果を相殺する(同じ量で方向が逆となる)値を補正データ2(4)として記憶する(ステップS310)。
そして、補正データ1(1)と補正データ2(1)、補正データ1(2)と補正データ2(2)、補正データ1(3)と補正データ2(3)、補正データ1(4)と補正データ2(4)をそれぞれ加算し、画素クロック生成部202に設定することによって主走査画像位置、全幅倍率誤差、部分倍率誤差が補正された画像が得られることになる。かっこ内の数値はエリアNo.を示していて、対応するエリア内を補正することになる。
基準カウント値については、予め、倍率が合っている(倍率誤差がない)状態の計測値を記憶しておく。
本実施形態では、3つのセンサ(パターン)を用いて画像位置ずれ補正を行っているが、これに限るものではない。
その他、特に説明しない各部は前述の第1の実施形態と同等に構成され、同等に機能する。
以上のように、これらの実施形態によれば、以下のような効果を奏する。
1)主走査方向の全ての倍率誤差を確実に補正することができる。
2)補正を行う系(補正手段)が複数あったとしても、主走査方向の全ての倍率誤差を確実に補正することができる。
3)制御を簡素化することができる。
4)制御を簡素化し、画像劣化を防止することができる。
本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置における光ビーム走査装置、画像形成制御部及び光学ユニットを示す概略構成図である。 図2におけるVCOクロック発生部を示すブロック図である。 図2の位相同期クロック発生部画素から出力されるクロックPCLKの出力タイミングを示すタイミングチャートである。 図2の倍率誤差検出部の詳細を示すブロック図である。 第1の実施形態におけるセンサ位置と補正するエリアとの関係を示す図である。 第1の実施形態における倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。 エリア内の周期(位相)可変画素を示す図である。 本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の要部を示す概略構成図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置における光ビーム走査装置、画像形成制御部、及び倍率補正データ生成装置を示す図である。 図10におけるセンサ位置(検出ポイント)とエリアの関係を示す図である。 第2の実施形態における倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施形態に係る4ドラム方式の画像形成装置を示す概略構成図である。 第4の実施形態に係る4ドラム方式のカラー画像形成装置を示す図である。 第4の実施形態に係る画像形成装置における光ビーム走査装置、画像形成制御部及び光学ユニットを示す概略構成図である。 転写ベルトB上に形成される画像位置ずれ補正用パターンを示す図である。 第4の実施形態におけるセンサ位置とエリアとの関係を示す図である。 第4の本実施形態に係る倍率補正の処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 光ビーム走査装置
106 感光体ドラム
107 帯電器
108 現像ユニット
109 転写器
110 クリーニングユニット
111 除電器
120 LDユニット
123a,123b 同期検知センサ
201 プリンタ制御部
202 画素クロック生成部
203 倍率誤差検出部
204 同期検知用点灯制御部
205 LD制御部
206 ポリゴンモータ制御部
208 外部入力装置
2021 基準クロック発生部
2022 VCOクロック発生部
2023 位相同期クロック発生部

Claims (7)

  1. 光ビームを出射する発光源と、
    前記発光源の点灯制御するための画素クロックを生成するとともに、設定されるデータに応じて前記画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素クロック生成手段と、
    前記光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームの走査方向でスタート側に設けられた第1の光ビーム検知手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームの走査方向でエンド側に設けられた第2の光ビーム検知手段と、
    前記光ビームの走査方向において前記第1の光ビーム検知手段と前記第2の光ビーム検知手段との間に設けられた第3の光ビーム検知手段と、
    前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第2の検知手段で検知されるまでの時間差を計測し、該時間差を予め設定された第1の基準時間差と比較する全幅倍率誤差検知と、前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第3の光ビーム検知手段で検知されるまでの第2の時間差を計測し、該時間差を予め設定された第2の基準時間差と比較する部分倍率誤差検知とを行う倍率検知手段と、
    前記全幅倍率誤差検知の結果に基づいて全幅倍率誤差を補正する全幅倍率誤差補正データを算出し、該全幅倍率誤差補正データを前記第1の光ビーム検知手段と前記第3の光ビーム検知手段との間の第1エリアと前記第2の光ビーム検知手段と前記第3の光ビーム検知手段との間の第2エリアへ分配し、前記第1エリアと前記第2エリアとに分配された全幅倍率誤差補正データを前記画素クロック生成手段に設定して画素クロックの周期を1画素単位で可変制御させて全幅倍率誤差を補正し、前記全幅倍率誤差の補正後に実行される前記部分倍率誤差検知の結果に基づいて前記第1エリアの部分倍率誤差を補正する部分倍率誤差補正データを算出し、該部分倍率誤差補正データを相殺する相殺データを前記第2エリアの部分倍率誤差を補正するデータとし、前記第1エリアに分配された全幅倍率誤差補正データと前記部分倍率誤差補正データとを加算したデータ及び前記第2エリアに分配された全幅倍率誤差補正データと前記相殺データとを加算したデータを前記画素クロック生成手段に設定することにより画素クロックの周期を1画素単位で可変制御して全幅倍率誤差と部分倍率誤差とを補正する制御手段とを備えたことを特徴とする光ビーム走査装置。
  2. 光ビームを出射する発光源と、
    前記発光源の点灯制御するための画素クロックを生成するとともに、設定されるデータに応じて前記画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素クロック生成手段と、
    前記光ビームを偏向する偏向手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームの走査方向でスタート側に設けられた第1の光ビーム検知手段と、
    前記偏向手段により偏向された光ビームの走査方向でエンド側に設けられた第2の光ビーム検知手段と、
    前記光ビームの走査方向において前記第1の光ビーム検知手段と前記第2の光ビーム検知手段との間に設けられた複数の光ビーム検知手段と、
    前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第2の検知手段で検知されるまでの時間差を計測し、該時間差を予め設定された第1の基準時間差と比較する全幅倍率誤差検知と、前記第1の光ビーム検知手段及び前記複数の光ビーム検知手段のうち隣り合う光ビーム検知手段で挟まれた各エリアにおいて前記偏向手段により偏向された光ビームが該光ビームの走査方向上流側の光ビーム検知手段で検知されてから下流側の光ビーム検知手段で検知されるまで時間差を計測し、該時間差を予め設定された前記各エリアに対応した基準時間差と比較する部分倍率誤差検知とを行う倍率検知手段と、
    前記全幅倍率誤差検知の結果に基づいて全幅倍率誤差を補正する全幅倍率誤差補正データを算出し、該全幅倍率誤差補正データを前記各エリア及び前記複数の光ビーム検知手段のうち光ビームの走査方向最下流の光ビーム検知手段と前記第2の光ビーム検知手段とに挟まれた最下流エリアのそれぞれに対して分配し、前記各エリア及び前記最下流エリアに分配された全体倍率誤差補正データを前記画素クロック生成手段に設定して画素クロックの周期を1画素単位で可変制御させて全幅倍率誤差を補正し、前記全幅倍率誤差の補正後に実行される前記部分倍率誤差検知の結果に基づいて前記各エリアの部分倍率誤差を補正する部分倍率誤差補正データを前記各エリア毎に算出し、算出された前記各エリアに対応する部分倍率誤差補正データの和を相殺する相殺データを前記最下流エリアの部分倍率誤差を補正するデータとし、前記各エリアに対応した全幅倍率誤差補正データと前記各エリアに対応した部分倍率誤差補正データとを前記各エリア毎に加算したデータ及び前記最下流エリアに対応した全幅倍率誤差補正データと前記相殺データとを加算したデータを前記画素クロック生成手段に設定することにより画素クロックの周期を1画素単位で可変制御して全幅倍率誤差と部分倍率誤差とを補正する制御手段とを備えたことを特徴とする光ビーム走査装置。
  3. 前記全幅倍率誤差補正データは、前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第2の検知手段で検知されるまでの時間差と予め設定された第1の基準時間差との差分データを前記倍率検知手段から制御部へ出力し、前記制御部で画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素数と画素クロックの位相をシフトする方向とを算出したデータであることを特徴とする請求項1または2に記載の光ビーム走査装置。
  4. 前記部分倍率誤差補正データは、前記第1の光ビーム検知手段で前記偏向手段により偏向された光ビームが検知されてから該光ビームが前記第3の検知手段で検知されるまでの時間差と予め設定された第2の基準時間差との差分データを前記倍率検知手段から制御部へ出力し、前記制御部で画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素数と画素クロックの位相をシフトする方向とを算出したデータであることを特徴とする請求項に記載の光ビーム走査装置。
  5. 前記部分倍率誤差補正データは、前記第1の光ビーム検知手段及び前記複数の光ビーム検知手段のうち隣り合う光ビーム検知手段で挟まれた各エリアにおいて前記偏向手段により偏向された光ビームが該光ビームの走査方向上流側の光ビーム検知手段で検知されてから下流側の光ビーム検知手段で検知されるまで時間差と予め設定された前記各エリアに対応した基準時間差との差分データを前記倍率検知手段から制御部へ出力し、前記制御部で画素クロックの周期を1画素単位で可変制御する画素数と画素クロックの位相をシフトする方向とを算出したデータであることを特徴とする請求項記載の光ビーム走査装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光ビーム走査装置を光書き込み手段として備えていることを特徴とする画像形成装置
  7. 請求項1ないし5のいずれか1項に記載の光ビーム走査装置によって像坦持体に書き込まれた潜像を顕像化して単色の画像を形成する複数の画像形成手段を備え、当該画像形成手段が異なる色の複数の色の画像を重畳してカラー画像を形成することを特徴とする画像形成装置。
JP2005016143A 2005-01-24 2005-01-24 光ビーム走査装置、画像形成装置及び倍率誤差補正方法 Expired - Fee Related JP4546845B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005016143A JP4546845B2 (ja) 2005-01-24 2005-01-24 光ビーム走査装置、画像形成装置及び倍率誤差補正方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005016143A JP4546845B2 (ja) 2005-01-24 2005-01-24 光ビーム走査装置、画像形成装置及び倍率誤差補正方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006198999A JP2006198999A (ja) 2006-08-03
JP4546845B2 true JP4546845B2 (ja) 2010-09-22

Family

ID=36957404

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005016143A Expired - Fee Related JP4546845B2 (ja) 2005-01-24 2005-01-24 光ビーム走査装置、画像形成装置及び倍率誤差補正方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4546845B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2042829B2 (en) * 2007-09-26 2017-08-09 Hexagon Metrology AB Modular calibration
JP5445163B2 (ja) * 2009-01-21 2014-03-19 富士ゼロックス株式会社 画像形成装置
JP4873270B2 (ja) 2009-01-28 2012-02-08 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP6277579B2 (ja) 2012-03-23 2018-02-14 株式会社リコー 画像形成装置
JP6155943B2 (ja) * 2013-08-01 2017-07-05 株式会社リコー 画像表示装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09174917A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Fujitsu Ltd カラー画像形成装置
JPH11198435A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2002137450A (ja) * 2000-11-07 2002-05-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2003279873A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
JP2004295083A (ja) * 2003-01-23 2004-10-21 Ricoh Co Ltd 光ビーム書込装置、画像形成装置、画像補正方法

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09174917A (ja) * 1995-12-22 1997-07-08 Fujitsu Ltd カラー画像形成装置
JPH11198435A (ja) * 1998-01-13 1999-07-27 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2002137450A (ja) * 2000-11-07 2002-05-14 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2003279873A (ja) * 2002-03-20 2003-10-02 Ricoh Co Ltd 光走査装置及び画像形成装置
JP2004295083A (ja) * 2003-01-23 2004-10-21 Ricoh Co Ltd 光ビーム書込装置、画像形成装置、画像補正方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006198999A (ja) 2006-08-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4546846B2 (ja) 画像形成装置
JP4815363B2 (ja) 光走査装置及び画像形成装置
US7224378B2 (en) Method and apparatus for optical recording and image forming capable of correcting a magnification error in scanning
US8422903B2 (en) Image forming apparatus and image forming method
JP4485964B2 (ja) 画像形成装置及び画像倍率補正方法
JP5947529B2 (ja) 画像形成装置
US20050219354A1 (en) Pixel clock generator, optical scanner, and image forming apparatus
JP2001180043A (ja) 画像形成装置
JP2008073894A (ja) 画像形成装置
JP2008299311A (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP4546845B2 (ja) 光ビーム走査装置、画像形成装置及び倍率誤差補正方法
JP2002096502A (ja) 画像形成装置
JP2001051214A (ja) 光ビーム走査装置および画像形成装置
JP4582782B2 (ja) 多色画像形成装置および色ずれ補正方法
JP4757501B2 (ja) 画像形成装置
US6788320B2 (en) Image formation apparatus and registration method
JP4630675B2 (ja) 画像形成装置及び画像倍率補正方法
JP4455084B2 (ja) 画像形成装置
JP2004025461A (ja) 画像形成装置
JP3638204B2 (ja) 多色画像形成装置
JP2002131667A (ja) 画像形成装置
JP4524116B2 (ja) 画像形成装置
JP4287311B2 (ja) カラー画像形成装置
JP4150862B2 (ja) 画像形成装置
JP2005231090A (ja) ビームスポット位置補正方法、光走査装置および多色画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20071228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091224

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100105

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100308

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100615

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100702

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130709

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees