JP4287311B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents
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そのようなことから、特許文献1に示された従来技術では、光ビームを主走査方向へ走査させる回転多面鏡の鏡面ごとに予め作成された、光学系の特性による主走査方向の静電潜像の伸縮ひずみを補正するための、主走査方向のドット長を規定する画像クロックとして、基準周期、その基準周期より短い短周期、または基準周期より長い長周期の3種類のうちいずれか1つを指定する情報を1ドットごとに与えて構成した等速補正データを保存しておき、その等速補正データに基づいて画像クロックを発生させる構成とするとともに、主走査方向に形成される1ラインの全ドットを複数の区間に分割し、当該光学系を装置本体に実装する前にそれぞれの区間の実境界位置と基準境界位置とのずれ量を測定し、そのずれ量に基づき前記等速補正データを前記区間単位で作成して主走査方向の画像位置ずれを補正するようにしている。
また、特許文献2に示された従来技術では、複数の光ビームを共通の走査光学系により感光体上に照射させるとともに、光ビームの波長の違いなどによる主走査方向の結像位置ずれを補償する倍率色補償手段を走査光学系内に設け、さらに、それぞれの光ビームを変調する画像データのクロックのうち少なくとも2つを共通にしている。
また、特許文献3に示された従来技術では、光ビームを主走査線上の2箇所で検出し、その時間差に基づいて感光体上に形成される画像の倍率を補正する場合に、光ビーム走査装置の温度を検出し、検出された温度変化が所定値を超えたときに倍率補正を行うようにして、時間差の計測頻度を最小限に抑えるようにしている。
また、特許文献4に示された従来技術では、光ビームを主走査線上の2箇所で検出してその間の時間を計測し、その時間を基準値と比較することにより補正量を演算し、その補正量に基づいて絶対倍率を補正し、さらに、トナーパターンを転写搬送ベルト上に形成し、形成したパターンを検知することにより相対補正量を演算し、その相対補正量に基づいて色間の相対倍率を補正するようにしている。
当出願者による特許文献5に示された技術はこのような状況を鑑みて提供されたものであり、主走査倍率補正と倍率偏差補正の両方の補正データを合成するようにして色ずれをより効果的に改善している。
本発明の目的は、特許文献5に示された技術に更なる改良を加えて、さらに色ずれの改善を図るとともに、画質を向上させることができるカラー画像形成装置を提供することにある。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載のカラー画像形成装置において、間隔を空ける際の前記所定の画素数を設定可能な構成にした。また、請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2、または請求項3記載の画像形成装置において、前記補正データ合成手段は、前記短周期と長周期とが連続した場合、その2つの周期をどちらも基準周期とする構成にした。
また、請求項2記載の発明では、合成した結果、基準周期でない補正画素が連続する場合、間隔を所定の画素数以上空けることができるので、請求項1記載の発明と同様に、色ずれを改善できるだけでなく、補正による偏りが改善され、画質も向上させることができる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または請求項2記載の発明において、間隔を空ける際の所定の画素数を設定できるので、画像劣化が目立たない適切な間隔を自由に実現できる。
また、請求項4記載の発明では、請求項1、請求項2、または請求項3記載の発明において、短周期と長周期とが連続した場合、その2つの周期をどちらも基準周期とすることができるので、画素クロック補正画素を減らすことができるし、画質を向上させることができる。
さて、その電子写真方式のカラー画像形成装置だが、カラー画像を形成する作像プロセスには種々の方式のものが知られており、その1つにタンデムタイプと称される方式がある。この方式は、作像する色ごとに感光体とその感光体に作像する作像プロセス要素とを備え、それらの感光体および作像プロセス要素を中間転写体や用紙搬送ベルトに沿って配置して色ごとに形成された画像を中間転写体上で重ね合わせ、重ね合わせたフルカラー画像を用紙に一度に転写したり、用紙搬送ベルトによって搬送される用紙が前記各感光体の転写プロセスを通過するたびにその感光体上に形成された色の画像を転写したりして、フルカラー画像を形成するというものである。
図1は本発明の一実施形態を示すカラー画像形成装置の全体説明図である。前記したタンデムタイプのカラー画像形成装置の場合で示している。図1において、それぞれ異なる色(イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:K)の画像を形成する画像形成部1Y、1M、1C、1Kが、転写紙Pを搬送する搬送ベルト2に沿って一列に配置されている。搬送ベルト2は、2つの搬送ローラ、つまり駆動回転する搬送ローラ(駆動ローラ)3と従動回転する搬送ローラ(従動ローラ)4との間に張設されており、駆動側の搬送ローラ3の回転により矢印方向に回転駆動される。搬送ベルト2の下方には、転写紙Pが収納された給紙トレイ5が備えられており、画像形成時には、収納された転写紙Pのうち最上位置にある転写紙Pが給紙され、静電吸着によって搬送ベルト2上に吸着される。吸着された転写紙Pは、第1の画像形成部(イエロー)1Yに搬送され、ここでイエローの画像形成が行われる。
このようにして第1の画像形成部1Yで単色(イエロー)を転写された転写紙Pは、搬送ベルト2により第2の画像形成部(マゼンタ)1Mに搬送される。ここでも、同様に感光体ドラム6M上に形成されたトナー像(マゼンタ)が転写紙P上に重ねて転写される。転写紙Pは、さらに第3の画像形成部(シアン)1C、第4の画像形成部(ブラック)1Kに搬送され、同様に形成されたM、C、Kのトナー像が順に転写されてカラー画像を形成してゆく。第4の画像形成部1Kを通過してカラー画像が形成された転写紙Pは、搬送ベルト2から剥離され、定着器13により定着された後、排紙される。なお、第2乃至第4の画像形成部1M、1C、1Kの各作像プロセス要素は、第1の画像形成部1Yと色を示す添字を変えて示し、重複する各部の説明は省略する。
図2において、LDユニットBK16およびLDユニットY17からの光ビームはそれぞれシリンダレンズBK18、シリンダレンズY19を通り、それぞれ反射ミラーBK20、反射ミラーY21によってポリゴンミラー22の下部側の面に入射し、ポリゴンミラー22が回転することにより光ビームを偏向し、それぞれfθレンズBKC23、fθレンズYM24を通り、それぞれ第1ミラーBK25、第1ミラーY26により折り返される。
一方、LDユニットC27およびLDユニットM28からの光ビームは、それぞれシリンダC29、シリンダM30を通り、ポリゴンミラー22上部側の面に入射し、ポリゴンミラー22が回転することにより光ビームを偏向し、それぞれfθレンズBKC23、fθレンズYM24を通り、それぞれ第1ミラーC31、第1ミラーM32により折り返される。
主走査方向の書き出し位置より上流側にはシリンダミラーBKC33およびシリンダミラーYM34、さらにはセンサBKC35およびセンサYM36が備わっており、それぞれfθレンズBKC23、fθレンズYM24を通った光ビームがそれぞれシリンダミラーBKC33、シリンダミラーYM34により反射集光されて、センサBKC35、センサYM36に入射するような構成となっている。これらのセンサBKC35およびセンサYM36は、主走査方向の同期を取るための同期検出センサである。
また、LDユニットBK16およびLDユニットC27からの光ビームについては、書き出し側で共通のシリンダミラーBKC33およびセンサBKC35、終了側で共通のシリンダミラーBKC37およびセンサBKC39を用いている。LDユニットY17およびLDユニットM28についても同様である。このように、同じセンサに2色の光ビームが入射することになるので、各色の光ビームのポリゴンミラー22への入射角を異なるようにすることによりそれぞれの光ビームがそれぞれのセンサに入射するタイミングを変え、時系列的にパルス列として出力されるようにしている。なお、図2からも分かるように、BK・CとY・Mとは逆方向に走査される。
主走査の倍率補正を行う場合は、前記2つの同期検出センサ(BKC35とBKC39、またはYM36とYM40)の通過時間を画素クロックカウントより計測し、それらのカウント値と予め設定された基準カウント値とが一致するように画素クロック周波数を変更する。
図3に戻って、各画素クロック発生部56では、図2の同期検出センサ35、36からの各色の同期信号(*_DETP_N)を基準として、高周波クロックをK分周し、各色の画素クロック(*_WCLK)を生成する。
通常の場合(基準周波数の場合)、画素クロック周波数は
fwclk=(frefclk/M)×N/K
となるが、画素クロック発生部56は、入力されるデータ(PWMDAT)に応じて、基準周波数、基準周波数より短い短周期の周波数、基準周波数より長い長周期の周波数のうちどれを出力するかを選択できる構成となっている。
図5に、画素クロック生成のタイミングチャートを示す。ここでは、画素クロック(WCLK)の基準周波数はPLLCLKを8分周したクロックとしており、DETP_Nの立ち下がりを基準として、画素クロックを生成するカウンタが動作するが、入力データ(PWMDAT[1:0])が‘0h’の場合は8分周、‘1h’の場合は9分周、‘3h’の場合は7分周となるようにしている。この画素クロック(WCLK)で最終的にレーザーを駆動するので、‘1h’が入力された画素は1/8画素クロック分長くなり、‘3h’が入力された画素は1/8画素クロック分短くなる。
図3に示した内部同期信号生成部57では画素クロックに同期した主走査同期信号(PSYNC_N)を生成する(図6参照)。また、画素クロック制御部58はPWM1データ生成部59、PWM2データ生成部60、および画素クロック補正データ合成部61から成る。PWM1データ生成部59は請求項記載の倍率誤差補正手段であり、1主走査ライン全体の倍率誤差補正を行う画素クロック補正データ(PWM1)を生成し、PWM2データ生成部60は請求項記載の倍率偏差補正手段であり、光学系の特性よる1主走査ライン中の部分的な伸縮歪みの補正(これを倍率偏差補正と呼ぶ)のための画素クロック補正データ(PWM2)を生成し、画素クロック補正データ合成部61は請求項記載の補正データ合成手段であり、それらの補正データを合成して最終的な画素クロック補正データ(PWMDAT)を生成する。
なお、この実施形態では、請求項記載の潜像形成手段が、感光体ドラム6、帯電器7、および露光器8などにより実現され、先端同期検出手段が同期検出センサ35、36により実現され、後端同期検出手段が同期検出センサ39、40により実現され、計測手段が画素クロックをカウントするカウンタ(図示していない)により実現され、高周波クロック発生手段がPLL部51により実現され、画素クロック発生手段が画素クロック発生部56により実現され、画素クロック制御手段が画素クロック制御部58により実現される。
PWM1データ生成部59には、メインCPU(図示していない)から1ライン中に挿入する基準周波数でない画素のパルス数A、挿入間隔(周期)B、データCを設定する(図5参照)。そして、内部同期信号(PSYNC_N)が入力されると、PWM1周期カウンタ62ではWCLKをカウントし、挿入間隔Bと等しくなったときにPWM1PLSを出力し、PWM1周期カウンタをリセットして再びカウントアップを行う。PWM1パルス数カウンタ63はPWM1PLSをカウントし、パルス数Aと等しくなったときにPWM1周期カウンタ62によるPWM1PLSの出力を停止させる。PWM1データ出力部64では、PWM1PLSが‘1’に成ったときにデータCをPWM1[1:0]として出力する。なお、PWM1[1:0]中の[1:0]は2進2ビットの値で、このうち、「:」の前が上位ビット、後ろが下位ビットを意味している。
なお、この画像形成装置では、主走査の倍率誤差補正を行う場合は、1ラインの先端と後端に位置する2つの同期検出センサ(BKC35とBKC39、またはYM36とYM40)の通過時間を、高周波クロック(PLLCLK)でカウントして測定し、測定したカウント値と予め設定した基準カウント値の差を前記A、B、Cの値に反映することにより主走査の倍率誤差を補正する。
まず、PWM2データ生成部60に内部同期検知信号(PSYNC_N)が入力される。そうすると、PWM2エリアカウンタ68がリセットされ、エリア(分割領域)0を示す信号を発生する。
一方、PWM2周期カウンタ65ではWCLKをカウントし、エリア0における挿入間隔B0と等しくなったときにPWM2PLSを出力し、PWM2周期カウンタ65がリセットして再びカウントアップを行う。PWM2パルス数カウンタ66は、PWM2PLSをカウントし、エリア0におけるパルス数A0と等しくなったときにロード信号(PLOAD2)を出力する。このPLOAD2によりPWM2エリアカウンタ68がカウントアップし、エリア1を示す信号を発生する。PWM2周期カウンタ65およびPWM2パルス数カウンタ66は、エリア1の設定データ(A1、B1、C1)によってエリア0における動作と同様の動作を行い、エリア3までその動作を繰り返す。PWM2データ出力部67では、PWM2PLSが‘1’になったときにデータ(C0〜C3)をエリアごとに切り替えてPWM2[1:0]として出力する。
このように、各色のPWM2データ(エリアごとの設定値:A0〜A3、B0〜B3、C0〜C3)を設定することにより、光学系の特性を補正する倍率偏差補正を行うことができる。以下、1ラインの総画素数が10000画素で光学系の特性が1ラインを4分割に分割した場合に、図10に示したように、2500、5000、7500画素の時点で理想値に対して主走査位置が75μm、85μm、75μm長くなっている場合を例に説明する。
A0(パルス数)=14、B0(周期)=2500/14=178(A0×B0≦2500)、C0(補正データ)=3
となる。
5000画素に到達するまでには−16/8dot補正すればよいが、エリア0で−14/8dot補正しているので、エリア1では−2/8dot補正することになる。したがって、エリア1の設定データは、
A1(パルス数)=2、B1(周期)=2500/2=1250(A1×B1≦2500)、C1(補正データ)=3となる。
同様にエリア2では+2/8dot、エリア3では+14/8dot補正すれば、全体の倍率は変化することなく、部分的な倍率偏差補正ができることになる。設定データは以下のようになる。
A2(パルス数)=2、B2(周期)=2500/2=1250(A2×B2≦2500)、C2(補正データ)=1
A3(パルス数)=14、B3(周期)=2500/14=178(A3×B3≦2500)、C3(補正データ)=1
画素クロック補正データ合成部61では、PWM1とPWM2を合成し、最終的な画素クロック補正データ(PWMDAT[1:0])として出力する。各画素クロック補正データの定義を
0h、2h:±0dot 1h:+1/8dot 3h:−1/8dot
(hは16進数であることを示している)
とし、1画素において±2/8dot以上の補正を行わないように、2つの補正データPWM1とPWM2を加算した結果が±2/8dotになった場合、画素クロック補正データ合成部61は次画素またはさらに後ろの画素に分割して出力する。次画素に分配するだけでも偏りが改善されて画質は向上するが、さらに後ろに分配することにより偏りはさらに改善され、更なる画質向上が見込めるのである。
図12は画素クロック合成部61の他の論理回路構成によって実現される画素クロック合成部61の入出力関係を示す説明図である。図示したように、PWM1とPWM2を加算した結果が±2/8dotになった場合、画素クロック補正データ合成部61は±2/8dotを当該画素と次々画素とに±1/8dotずつ分割して出力する。つまり、1画素分空けて分配するのである。
図13に、補正データ合成のタイミングチャートを示す。図示したように、この実施例の後者の画素クロック補正データ合成部61では、合成した結果、同じように画素クロックの周期を補正する補正データが連続した場合(例えば次画素に分配した場合)、図14のタイミングチャートに示した2番目の画素クロックの補正データを1画素間隔空けて出力する。
こうして、この実施例によれば、色ずれを改善できるし、画質も向上させることができる。特に、補正データを1画素分空けて分配する構成では画質向上の効果が大である。
これにより、この実施例によれば、画素クロック補正データの間隔を所望の連続禁止画素数以上に設定できるので、画像劣化が目立たない適切な間隔を自由に実現できる。
これにより、この実施例では、画素クロック補正画素を減らすことができるし、画質を向上させることができる。
なお、前記した実施例1および実施例2は、補正データを合成した結果、短周期同士または長周期同士が重なる場合で示したが、重なる場合だけでなく、合成した結果、基準周期でない補正画素が連続する場合にも同様に本発明を適用できる。
Claims (4)
- 複数の光源と、画素クロックの周期に応じて前記複数の光源をそれぞれ駆動する駆動手段と、前記複数の光源のそれぞれから発生するそれぞれの光ビームを画像データに基づいて変調する光変調手段と、変調された前記光ビームを光学系により走査しながら感光体上を照射し、画像を形成する画像形成手段と、主走査ラインの基準となる先端同期信号を検出する先端同期検出手段と、主走査ライン後端の位置を示す後端同期信号を検出する後端同期検出手段と、検出された前記先端同期信号と後端同期信号との間の時間を計測する計測手段と、該計測手段の計測結果に基いて主走査倍率を補正する主走査倍率補正手段とを備えたカラー画像形成装置において、
基準周期、該基準周期より短い短周期、および前記基準周期より長い長周期の画素クロックのうちいずれか1つを画素ごとに発生する画素クロック発生手段と、
該画素クロック発生手段に対して前記画素クロックの周期を1画素ごとに指定する画素クロック制御手段とを備え、
該画素クロック制御手段は、1主走査ラインの倍率誤差を補正するために前記計測手段の計測結果に応じて画素クロックの補正データを画素ごとに求める倍率誤差補正手段と、前記光学系の特性よる伸縮歪みを補正するために予め取得した前記光学系の伸縮歪みデータに応じて画素クロックの補正データを画素ごとに求める倍率偏差補正手段と、該倍率誤差補正部手段および倍率偏差補正手段により求められたそれぞれの補正データを画素ごとに合成する補正データ合成手段とを備え、
基準周期でない画素クロックの画素数および間隔を調整することにより各色間の色ずれを補正するとともに、前記補正データ合成手段は、合成した結果、前記短周期の補正データ同士または長周期の補正データ同士が重なる場合、2つの補正データのうちの一方を次画素または間隔を所定の画素数以上空けてさらに後続する画素に分配して補正し、前記画像形成手段により画像形成を行う
ことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 複数の光源と、画素クロックの周期に応じて前記複数の光源をそれぞれ駆動する駆動手段と、前記複数の光源のそれぞれから発生するそれぞれの光ビームを画像データに基づいて変調する光変調手段と、変調された前記光ビームを光学系により走査しながら感光体上を照射し、画像を形成する画像形成手段と、主走査ラインの基準となる先端同期信号を検出する先端同期検出手段と、主走査ライン後端の位置を示す後端同期信号を検出する後端同期検出手段と、検出された前記先端同期信号と後端同期信号との間の時間を計測する計測手段と、該計測手段の計測結果に基いて主走査倍率を補正する主走査倍率補正手段とを備えたカラー画像形成装置において、
基準周期、該基準周期より短い短周期、および前記基準周期より長い長周期の画素クロックのうちいずれか1つを画素ごとに発生する画素クロック発生手段と、
該画素クロック発生手段に対して前記画素クロックの周期を1画素ごとに指定する画素クロック制御手段とを備え、
該画素クロック制御手段は、1主走査ラインの倍率誤差を補正するために前記計測手段の計測結果に応じて画素クロックの補正データを画素ごとに求める倍率誤差補正手段と、前記光学系の特性よる伸縮歪みを補正するために予め取得した前記光学系の伸縮歪みデータに応じて画素クロックの補正データを画素ごとに求める倍率偏差補正手段と、該倍率誤差補正部手段および倍率偏差補正手段により求められたそれぞれの補正データを画素ごとに合成する補正データ合成手段とを備え、
基準周期でない画素クロックの画素数および間隔を調整することにより各色間の色ずれを補正するとともに、前記補正データ合成手段は、合成した結果、基準周期でない補正データが連続する場合、該データを所定の画素数以上間隔を空けて配置し、補正したのち前記画像形成手段により画像形成を行う
ことを特徴とするカラー画像形成装置。 - 請求項1または請求項2記載のカラー画像形成装置において、間隔を空ける際の前記所定の画素数を設定可能な構成にしたことを特徴とするカラー画像形成装置。
- 請求項1、請求項2、または請求項3記載の画像形成装置において、前記補正データ合成手段は、前記短周期と長周期とが連続した場合、その2つの周期をどちらも基準周期とする構成であることを特徴とするカラー画像形成装置。
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