JP4390657B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、カラープリンタ、カラー複写機、カラーファクシミリ等のカラー画像を形成する画像形成装置に関し、特に、主走査倍率補正機能を備えた画像形成装置に関する。
電子写真方式によってカラー画像を形成する画像形成装置に採用されている作像プロセスの1つにタンデムタイプと称される方式がある。この方式は、作像する色毎に感光ドラム等の感光体と、感光体に対する作像プロセス要素を備え、これらの感光体及び作像プロセス要素を中間転写体や用紙搬送ベルトに沿って配置して各色毎に形成された画像を中間転写体上で重ね合わせ、重ね合わされたフルカラー画像を用紙に1度に転写したり、搬送ベルトによって搬送される用紙が各感光体の転写プロセスを通過するたびにその感光体上に形成された色の画像を転写し、全ての転写ステーションを通過させてフルカラー画像を形成する。
後者の画像形成においては、レーザスキャナと感光体との間の光学的距離に誤差があり、この誤差が各画像形成部で異なると、感光体上でのレーザビームの主走査倍率に違いが生じて色ずれ(位置ずれ)が発生する。
また、ビーム走査方向(主走査方向)に対してレーザスキャナや感光体の位置がずれ、且つこの位置ずれが各画像形成部で異なる場合にも、最終的な画像に色ずれが発生する。
図10は、このような色ずれを低減するため、特開2000−221431号公報等に記載された従来の画像形成装置における画素クロック生成部のブロック図を示す。
この画素クロック生成部では、K、M、C、Yの各色毎にPLL部(51)を備えている。PLL部(51)は、高周波クロックを発生するものであり、それぞれのPLL部(51)は 1/M分周器(52)と、位相比較器+LPF+VCO(53)と、1/N分周器(54)とを有し、基準クロック(REFCLK)をM分周した信号と、各色画素クロック(K_WCLK、M_WCLK、C_WCLK、Y_WCLK)をN分周した信号を位相比較器+LPF+VCO(53)に入力し、各色高周波クロック(K_PLLCLK、M_PLLCLK、C_PLLCLK、Y_PLLCLK)を生成する。
1/K分周器55では、同期検知センサからの各色同期検知信号(K_DETP_N、M_DETP_N、C_DETP_N、Y_DETP_N)を基準として、高周波クロックをK分周して画素クロック(K_WCLK、M_WCLK、C_WCLK、Y_WCLK)を生成する。内部同期信号生成部(56)では、画素クロックに同期した内部同期信号(K_PSYNC_N、M_PSYNC_N、C_PSYNC_N、Y_PSYNC_N)を生成する。
各色の画像形成部はこの画素クロック、内部同期信号によって動作することになる。このとき、画素クロック周波数は、fwclk=PLLCLK/K=(frefclk/M×N)/Kとなる。
主走査の倍率補正を行う場合は、上記2つの同期検知センサの通過時間を画素クロックによりカウントすることによって計測し、それらのカウント値と予め設定された基準カウント値とが一致するようにMとNの値を調整する。このことにより、画素クロック周波数の変更を行う。
特開2000−221431号公報
しかしながら、図10の構造では、複数の光ビームの各色毎にPLL部を備えているためコストアップとなる。また、PLL部の発振周波数の変更を行った場合、変更を行ったPLL部の発振が安定するまでに一定の時間を要するため、印字速度が低下する問題を有している。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、PLL部の発振周波数の変更を行った場合の時間を短縮でき、しかもPLL部の数を減少させることが可能な画像形成装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の発明は、複数の光源の各々から発生する光ビームのそれぞれを画像信号によって変調し、スキャナ光学系を介して感光体上に照射することにより感光体上に画像を形成する画像形成装置であって、主走査ラインの基準となる同期検知信号を生成する先端同期検知手段と、前記主走査ラインの後端の位置を検出する後端同期検知手段と、前記先端同期検知信号と前記後端同期検知信号との間を計測することにより各色の主走査倍率を算出する主走査倍率算出手段と、基準クロックから設定値に応じた高周波クロックを発生する各色共通の高周波クロック発生手段と、画素クロックとして基準周期、基準周期より短い周期または基準周期より長い周期のクロックのうちのどの周期の画素クロックを出力させるかを1画素毎に指定する画素クロック制御手段と、前記高周波クロック生成手段により生成された高周波クロックを分周し、前記画素クロック制御手段により指定された周期の画素クロックを出力する画素クロック発生手段と、を備え、前記各色の主走査倍率のうち基準から最もずれている色のずれ量と規定値とを比較し、前記ずれ量が前記規定値以上の場合は、前記高周波クロック周波数調整するとともに、前記画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御を各色毎に行って主走査倍率補正を行い、前記ずれ量が前記規定値未満の場合は、前記画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御を各色毎に行って主走査倍率補正を行うことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、複数の光源の各々から発生する光ビームのそれぞれを画像信号によって変調し、スキャナ光学系を介して感光体上に照射することにより感光体上に画像を形成する画像形成装置であって、主走査ラインの基準となる同期検知信号を生成する先端同期検知手段と、前記主走査ラインの後端の位置を検出する後端同期検知手段と、
前記先端同期検知信号と前記後端同期検知信号との間を計測することにより各色の主走査倍率を算出する主走査倍率算出手段と、基準クロックから設定値に応じた高周波クロックを発生する各色共通の高周波クロック発生手段と、各色の画素クロックとして基準周期、基準周期より短い周期または基準周期より長い周期のクロックのうちのどの周期の画素クロックを出力させるかを1画素毎に指定する画素クロック制御手段と、前記高周波クロック生成手段により生成された高周波クロックを分周し、前記画素クロック制御手段により指定された周期の画素クロックを各色毎に出力する画素クロック発生手段と、を備え、前記各色の主走査倍率の平均値と規定値とを比較し、前記平均値が規定値以上の場合は、前記高周波クロック周波数を調整するとともに、前記画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御を各色毎に行って主走査倍率補正を行い、前記平均値が前記規定値未満の場合は、前記画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御を各色毎に行って主走査倍率補正を行うことを特徴とする
請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記高周波クロック周波数の調整を行った場合の設定値を記憶し、記憶した設定値を主走査倍率補正の際の高周波クロックの初期設定値として用いることを特徴とする
請求項4記載の発明は、請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置において、前記高周波クロックの調整は、印字動作開始時にのみ実施することを特徴とする
本発明の画像形成装置によれば、主走査倍率の補正を各色の2点同期間測定の結果に応じた高周波クロック周波数の調整と、画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御とによって行い、測定した複数色の主走査倍率の状態に応じて高周波クロック周波数の調整を実施するため、高周波クロック発生手段の発信周波数変更による時間を短縮することができる。また、高周波クロック発生手段を各色共通に用いることができるため、構成が簡単となり、安価に提供することができる。
図1〜図7は、本発明の一実施の形態を示し、図1はカラー画像形成を行う画像形成装置の配置を示す側面図、図2は図1における露光器を構成する光学ユニットの平面図、図3は画素クロック生成手段のブロック図、図4はその作動のタイミングチャート、図5は画素データ制御手段のブロック図、図6はその作動のタイミングチャート、図7は主走査倍率補正を行うフローチャートである。
この実施の形態では、タンデムタイプにおいて、転写紙が各感光体の転写プロセスを通過するたびに感光体上に形成された色の画像を転写紙に転写し、全ての転写ステーションを通過させてフルカラー画像を形成するカラー画像形成装置に適用している。
この実施の形態の画像形成装置では、図1に示すように、各々異なる色(イエロー:Y、マゼンタ:M、シアン:C、ブラック:K)の画像を形成する画像形成部(100Y)、(100M)、(100C)、(100K)が、転写紙(1)を搬送する搬送ベルト(2)に沿って搬送方向上流側に一列に配置されている。
搬送ベルト(2)は、一方が駆動回転する駆動ローラと他方が従動回転する従動ローラである搬送ローラ(3)、(4)との間に張設されており、駆動側の搬送ローラ(3)の回転により矢印方向に回転駆動される。搬送ベルト(2)の下部には、転写紙(1)が収納された給紙トレイ(5)が備えられている。収納された転写紙(1)のうち最上位置にある転写紙が画像形成時に給紙され、静電吸着によって搬送ベルト(2)上に吸着される。吸着された転写紙(1)は、第1の画像形成部(100Y)に搬送され、ここでイエローの画像形成が行われる。
第1の画像形成部(100Y)は、感光体ドラム(6Y)と感光体ドラム(6Y)の周囲に配置された帯電器(7Y)、露光器(8)、現像器(9Y)、感光体クリーナ(10Y)から構成されている。感光体ドラム(6Y)の表面は、帯電器(7Y)で一様に帯電された後、露光器(8)によりイエローの画像に対応したレーザー光(11Y)で露光され、静電潜像が形成される。感光ドラム(6Y)上に形成された静電潜像は現像器(9Y)で現像され、感光体ドラム(6Y)上にトナー像が形成される。このトナー像は感光体ドラム(6Y)と搬送ベルト(2)上の転写紙(1)と接する位置(転写位置)で転写器(12Y)によって転写され、転写紙(1)上に単色(イエロー)の画像を形成する。転写が終わった感光体ドラム(6Y)は、ドラム表面に残った不要なトナーを感光体クリーナ(10Y)によってクリーニングされ、次の画像形成に備えることとなる。
このようにして第1の画像形成部(100Y)で単色(イエロー)を転写された転写紙(1)は、搬送ベルト(2)によって第2の画像形成部(100M)に搬送されてマゼンタの画像が形成される。ここでも、同様に感光体ドラム(6M)上に形成されたトナー像(マゼンタ)は、転写紙(1)上に重ねて転写される。
転写紙(1)は、さらにシアンの画像を形成する第3の画像形成部(100C)、ブラックの画像を形成する第4の画像形成部(100K)に搬送され、同様に形成されたM、C、Kのトナー像が順に転写されてカラー画像が形成される。第4の画像形成部(100K)を通過してカラー画像が形成された転写紙(1)は、搬送ベルト(2)から剥離され、定着器(13)で定着処理された後、排紙される。なお、以下の説明では、第2、第3及び第4の画像形成部(100M)、(100C)、(100K)の各作像プロセス要素は、第1の画像形成部(100Y)と色を示す添字を変えて示し、重複する各部の説明は省略する。
図2は、図1における露光器(8)を構成する光学ユニットを示している。
同図において、LDユニットBK(16)及びLDユニットY(17)からの光ビームはシリンダレンズCYL_BK(18)、CYL_Y(19)を通り、反射ミラーBK(20)及び反射ミラーY(21)によってポリゴンミラー(22)の下部側の面に入射し、ポリゴンミラー(22)が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズBKC(23)及びfθレンズYM(24)を通り、第1ミラーBK(25)及び第1ミラーY(26)によって折り返される。
一方、LDユニットC(27)及びLDユニットM(28)からの光ビームは、CYL_C(29)及びCYL_M(30)を通り、ポリゴンミラー(22)上部側の面に入射し、ポリゴンミラー(22)が回転することにより光ビームを偏向し、fθレンズBKC(23)及びfθレンズYM(24)を通り、第1ミラーC(31)及び第1ミラーM(32)によって折り返される。
主走査方向の書き出し位置よりも上流側には、シリンダミラーCYM_BKC(33)及びシリンダミラーCYM_YM(34)さらにはセンサBKC(35)及びセンサYM(36)が配置されており、fθレンズBKC(23)及びfθレンズYM(24)を通った光ビームがシリンダミラーCYM_BKC(33)及びCYM_YM(34)によって反射集光されて、センサBKC(35)及びYM(36)に入射する構成となっている。これらのセンサBKC(35)、センサYM(36)は、主走査方向の同期を取るための同期検知センサである。
主走査方向の画像領域よりも下流側には、上述した上流側と同様に、シリンダミラーCYM_BKC(37)及びシリンダミラーCYM_YM(38)さらにはセンサBKC(39)及びセンサYM(40)が配置されており、fθレンズBKC(23)及びfθレンズYM(24)を通った光ビームがシリンダミラーCYM_BKC(37)及びCYM_YM(38)によって反射集光されて、センサBKC(39)及びセンサYM(40)に入射する構成となっている。
また、LDユニットBK(16)及びLDユニットC(27)からの光ビームでは、書き出し側では共通のCYM_BKC(33)ならびにセンサBKC(35)、終了側では共通のCYM_BKC(37)ならびにセンサBKC(39)を使用している。LDユニットY(17)及びLDユニットM(28)についても同様である。このように同じセンサに2色の光ビームが入射することとなるため、各色の光ビームのポリゴンミラー(22)の入射角を異なるようにすることにより、それぞれの光ビームが各センサに入射するタイミングを変え、時系列的にパルス列として出力されるようになっている。図2からも分かるように、BKとC及びYとMは逆方向に走査される。
図3は画素クロック形成手段の構成を示し、PWMクロック生成部57、内部同期信号生成部56、PWMデータ制御部58を各色毎に備えている。これに対し、PLL部51は各色で共通に使用するものであり、単一のPLL部51が各色のPWMクロック生成部57に対して、高周波クロック(PLLCLK)を出力するようになっている。なお、PLL部51は、図10に示すと同じ構成となっているため、その説明を省略する。
各色のPWMクロック生成部(57)では、PLL部(51)からの高周波クロック(PLLCLK)を分周し、画素クロック(WCLK)を生成する。この場合、入力されるデータ(PWMDAT)に応じて、基準周波数、基準周波数より短い周期または基準周波数より長い周期のうちのどれを出力するかを選択できる構成となっている。
図4はPWMクロックを生成する場合のタイミングチャートの一例を示す。例として、画素クロック(WCLK)の基準周波数が高周波クロック(PLLCLK)を8分周したクロックとすると、DETP_Nの立ち下がりを基準として、画素クロックを生成するカウンタが動作する。このとき、入力データ(PWMDAT[1:0])が‘0h’の場合は8分周、‘1h’の場合は9分周、‘2h’の場合は7分周となる。この画素クロック(WCLK)によって最終的にレーザを駆動するため、‘1h’が入力された画素は1/8画素クロック分長くなり、‘2h’が入力された画素は1/8画素クロック分短くなる。
内部同期信号生成部(56)では画素クロックに同期した主走査同期検知信号(PSYNC_N)を生成する。
PWMデータ制御部(58)では、PWMDAT[1:0]を制御する。図5はPWMデータ制御部(58)の一例のブロック図であり、図6はPWMデータ制御のタイミングチャートである。
PWMデータ制御部(58)に対しては、メインCPU(不図示)から1ライン中に挿入する基準周波数でない画素のパルス数(A)、挿入周期(B)、データ(C)を設定できるものとする。内部同期検知信号(PSYNC_N)が入力されると、周期カウンタ(60)はWCLKをカウントし、挿入周期(B)と等しくなった時にDPPLSを出力した後、周期カウンタ(60)はリセットし、再びカウントUPを行う。パルス数カウンタ(61)は、DPPLSをカウントし、パルス数(A)と等しくなった時に停止する。PWMデータ出力部(62)では、このDPPLSが’1’になった時にデータ(C)をPWMDAT[1:0]として出力する。
このように、図10に示す従来の構造では、2つの同期検知センサの通過時間を画素クロックでカウントしているのに対し、この実施の形態では、高周波クロック(PLLCLK)でカウントして測定し、カウント値と予め設定された基準カウント値の差をA,B,Cに反映することにより、主走査の倍率を補正するものである。
図7は、以上の構成によって主走査倍率を補正する場合のフローチャートを示し、請求項1〜3記載の発明に該当する。
倍率補正を行う場合、まず4色で共通のPLL部51からの高周波クロック周波数を決定する必要がある。主走査倍率補正が開始されると、前回の倍率補正時に記憶したPLL部51の設定値(M、N)でまず動作を行う(ステップS11)。この状態で各色の先端と後端の2つの同期検知間をPLLCLKで測定し(ステップS12)、基準値と測定値から各色の主走査倍率を算出する(ステップS13)。続くステップS14では、各色の主走査倍率値の中で基準となる100%倍率から最もずれている色のずれ量(ΔA)を求める。
そして、この値と予め設定された規定値(B)と比較し(ステップS15)、ずれ量が規定値以上の場合は、PLL部51の周波数を再設定する。すなわち、各色の主走査倍率の平均値を求め(ステップS16)、例えば、各色の主走査倍率が、黒=105%、マゼンタ=103%、シアン=102%、イエロー=99%となった場合は、平均値は、(102%+103%+105%+99%)/4=102.25%となり、高周波クロックの周波数が102.25%になるように、PLLへ設定するM、Nの値を変更する(ステップS17)。
ステップS15において、主走査倍率ずれ量(ΔA)が規定値(B)未満の場合には、PLL部51の設定はそのままでステップS18K以降の補正に移行する。
補正では、周波数が変更されたPLLCLK、または前回補正時と同様のPLLCLKによって再度、各色で2点同期検知間測定を行い、残りの補正を1ライン中に挿入する基準周波数でない画素のパルス数(A)、挿入周期(B)及びデータ(C)の設定で行う。ここで、ステップS18K〜S20Kは黒、ステップS18M〜S20Mはマゼンタ、ステップS18C〜S20Cはシアン、ステップS18Y〜S20Yはイエローの各色における処理フローを示す。
例えば、黒の測定値が基準値に対して、4カウント多かった場合は、基準に対して4/8画素だけ短いので、4/8画素増やせば倍率が合うことになり、A=4、C=1を設定する。Bの値は、1ラインの総画素数から1ライン中に4個入れる場合に最適な間隔を設定する。例えば、総画素数が10000画素の場合には、2500画素に1回の間隔で挿入すれば良いのでB=2500となる。この動作をマゼンタ、シアン、イエローついても実施することにより、各色の倍率が補正でき、色ずれを防止することができる。
図8は、本発明における別の実施の形態におけるフローチャートであり、請求項4記載の発明に該当する。この実施の形態では、複数の色間の主走査倍率の差が大きい場合に適用するものである。
この実施の形態において、倍率補正を行う場合、上述した実施の形態と同様に、前回の倍率補正時に記憶したPLLの設定値(M、N)で動作を行う(ステップS31)。この状態で各色の先端と後端の2つの同期検知間をPLLCLKで測定し(ステップS32)、基準値と測定値から各色の主走査倍率を算出する(ステップS33)。
ステップS34では、各色の主走査倍率の平均値(ΔC)を求める。そして、平均値と予め設定された規定値(D)とを比較し(ステップS35)、倍率が規定値以上の場合は、PLLの周波数を再設定する(ステップS36、S37)。以下、図7のフローチャートで示す動作と同様に残りの補正を1ライン中に挿入する基準周波数でない画素のパルス数(A)、挿入周期(B)及びデータ(C)の設定で行う。この補正を各色について行うため、図8におけるステップS38K〜S40Kは黒、ステップS38M〜S40Mはマゼンタ、ステップS38C〜S40Cはシアン、ステップS38Y〜S40Yはイエローの各色における処理フローを示す。
このような実施の形態では、各色の主走査倍率の平均値が規定値以上の場合にのみPLL部の発振周波数を変更するため、各色の主走査倍率のばらつきが大きい場合であっても、PLL部の発振周波数の変更を頻繁に行う必要がなくなる。
図9は、本発明のさらに別の実施の形態におけるフローチャートであり、請求項5記載の発明に該当する。このフローチャートは転写紙のページが換わるときの制御を示す。
この実施の形態では、印字動作開始時には、図7及び図8と同じ動作を行うが、ページ間では、前回の倍率補正時に記憶したPLLの設定値(M、N)で動作を行い(ステップS51)、その後は図7のステップS12〜S17及び図8のステップS32〜S37に示す高周波クロックの周波数変更を行うことなく、1ライン中に挿入する基準周波数でない画素のパルス数(A)、挿入周期(B)及びデータ(C)の設定のみによって主走査倍率補正を行う。ステップS52K〜S54Kは黒、ステップS52M〜S54Mはマゼンタ、ステップS52C〜S54Cはシアン、ステップS52Y〜S54Yはイエローの各色における処理フローである。
図9に示す実施の形態では、ページ間ではPLL部の発振周波数の変更は行わず、基準周期でない画素クロックを挿入する画素数、挿入間隔の制御によって主走査倍率の補正を行うため、ページ間での処理時間を短くすることができ、印字速度の低下を抑えることができる。
カラー画像形成を行う一実施の形態の画像形成装置を示す側面図である。 画像形成装置における露光器を構成する光学ユニットの平面図である。 画素クロック生成手段のブロック図である。 画素クロック生成手段の作動のタイミングチャートである。 画素データ制御手段のブロック図である。 画素データ制御手段の作動のタイミングチャートである。 主走査倍率補正を行うフローチャートである。 本発明の別の実施の形態によって主走査倍率補正を行う場合のフローチャートである。 転写紙のページ間での制御を示すフローチャートである。 従来の画像形成装置における画素クロック生成部のブロック図である。
符号の説明
51 PLL部
56 内部同期信号生成部
57 PWMクロック生成部
58 PWMデータ制御部
60 周期カウンタ
61 パルス数カウンタ
62 PWMデータ出力部

Claims (4)

  1. 複数の光源の各々から発生する光ビームのそれぞれを画像信号によって変調し、スキャナ光学系を介して感光体上に照射することにより感光体上に画像を形成する画像形成装置であって、
    主走査ラインの基準となる同期検知信号を生成する先端同期検知手段と、
    前記主走査ラインの後端の位置を検出する後端同期検知手段と、
    前記先端同期検知信号と前記後端同期検知信号との間を計測することにより各色の主走査倍率を算出する主走査倍率算出手段と、
    基準クロックから設定値に応じた高周波クロックを発生する各色共通の高周波クロック発生手段と
    画素クロックとして基準周期、基準周期より短い周期または基準周期より長い周期のクロックのうちのどの周期の画素クロックを出力させるかを1画素毎に指定する画素クロック制御手段と
    前記高周波クロック生成手段により生成された高周波クロックを分周し、前記画素クロック制御手段により指定された周期の画素クロックを出力する画素クロック発生手段と、を備え、
    前記各色の主走査倍率のうち基準から最もずれている色のずれ量と規定値とを比較し、前記ずれ量が前記規定値以上の場合は、前記高周波クロック周波数調整するとともに、前記画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御を各色毎に行って主走査倍率補正を行い、前記ずれ量が前記規定値未満の場合は、前記画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御を各色毎に行って主走査倍率補正を行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 複数の光源の各々から発生する光ビームのそれぞれを画像信号によって変調し、スキャナ光学系を介して感光体上に照射することにより感光体上に画像を形成する画像形成装置であって、
    主走査ラインの基準となる同期検知信号を生成する先端同期検知手段と、
    前記主走査ラインの後端の位置を検出する後端同期検知手段と、
    前記先端同期検知信号と前記後端同期検知信号との間を計測することにより各色の主走査倍率を算出する主走査倍率算出手段と、
    基準クロックから設定値に応じた高周波クロックを発生する各色共通の高周波クロック発生手段と、
    各色の画素クロックとして基準周期、基準周期より短い周期または基準周期より長い周期のクロックのうちのどの周期の画素クロックを出力させるかを1画素毎に指定する画素クロック制御手段と、
    前記高周波クロック生成手段により生成された高周波クロックを分周し、前記画素クロック制御手段により指定された周期の画素クロックを各色毎に出力する画素クロック発生手段と、を備え、
    前記各色の主走査倍率の平均値と規定値とを比較し、前記平均値が規定値以上の場合は、前記高周波クロック周波数を調整するとともに、前記画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御を各色毎に行って主走査倍率補正を行い、前記平均値が前記規定値未満の場合は、前記画素クロック制御手段による基準周期でない画素クロックを挿入する画素数及びその挿入間隔の制御を各色毎に行って主走査倍率補正を行うことを特徴とする画像形成装置
  3. 前記高周波クロック周波数の調整を行った場合の設定値を記憶し、記憶した設定値を主走査倍率補正の際の高周波クロックの初期設定値として用いることを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
  4. 前記高周波クロックの調整は、印字動作開始時にのみ実施することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
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