JP5429025B2 - 光ビーム走査光学装置 - Google Patents

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Description

本発明は、光ビーム走査光学装置、特に、複写機やプリンタなどの電子写真法による画像形成装置に搭載される光ビーム走査光学装置に関する。
近年、この種の光ビーム走査光学装置の分野においては、画像形成の高速化、高精細化に対応するために、副走査方向に異なる位置で発光する複数の発光点を有する光源、例えば、VCSEL(面発光型半導体レーザ)が用いられている。このマルチビーム方式では、複数の発光点を近接させる必要があり、現在では10μm程度まで近接させた半導体レーザが試作されている。しかしながら、このような半導体レーザを用いたとしても、感光体上の副走査方向のビームピッチを要求されている高解像度と同等とするにはまだ不足している。これを補うための手段として、飛び越し走査により副走査方向の隙間を埋めていく方式が提案されている。
ここで、感光体上のビーム間隔を走査ライン間隔と同じにした隣接走査の一例を図9に示し、感光体上のビーム間隔を走査ライン間隔より大きくした飛び越し走査を図10に示す。
図9では4本のレーザビームL1〜L4によって隣接走査を行っており、図10では同じく4本のレーザビームL1〜L4によって飛び越し走査を行っている。ビーム本数をn、感光体上の副走査方向Zのビーム間隔をd、走査ピッチをpとすると、1回の主走査で副走査する距離Lは、L=nd/k(kとnは互いに素の整数)となっている。
図9に示す隣接走査では、感光体上での副走査方向Zのビーム間隔dは、走査ピッチpと同じに調整されている。1回の主走査ごとに4dだけ副走査が行われるので、1走査において4本のビームで4本のラインが同時に描かれる。即ち、1回目の走査でビームL1により第1走査ラインが描かれ、ビームL2により第2走査ラインが描かれ、ビームL3により第3走査ラインが描かれ、ビームL4により第4走査ラインが描かれる。2回目の走査でビームL1により第5走査ラインが描かれ、ビームL2により第6走査ラインが描かれ、ビームL3により第7走査ラインが描かれ、ビームL4により第8走査ラインが描かれる。
図10に示す飛び越し走査では、感光体上の副走査方向Zのビーム間隔dは走査ピッチpの5倍(d=5p)に調整されている。ここで、ビーム間隔dを走査ピッチpで割った自然数iを飛び越し走査周期と定義する。ここでは、飛び越し走査周期iは5である。なお、i=1の場合は図9に示す隣接走査となる。
i=5の飛び越し走査では、1回目の走査でビームL4により第4走査ラインが描かれ、2回目の走査でビームL4により第8走査ラインとビームL3により第3走査ラインとが描かれ、3回目の走査でビームL4により第12走査ラインとビームL3により第7走査ラインとビームL2により第2走査ラインが描かれ、4回目の走査でビームL4により第16走査ラインとビームL3により第11走査ラインとビームL2により第6走査ラインとビームL1により第1走査ラインが描かれる。即ち、各回の走査では副走査方向Zに隙間が生じるのであるが、その走査の前後の走査によってその間隔を埋めていくことにより、全体としては隙間なく走査が行われる。
ところで、印字した画像の倍率がずれることがある。その要因としては、両面印字時には片面印字するごとに定着器によりトナーを加熱して用紙に定着させるので、定着器による加熱で用紙が伸び縮みすることが挙げられる。この場合は、両面印字の表面と裏面で印字した画像の倍率がずれることになる。また、印字する用紙の種類や厚みの差による通紙速度のずれにより発生する場合もある。このような副走査方向Zの倍率ずれを、ポリゴンミラーの回転速度を微調整することにより補正することは従来から知られている。
前記飛び越し走査と副走査方向Zの倍率補正をポリゴンミラーの回転速度の微調整により行う場合の問題点について以下に説明する。
4本のビームで隣接走査する際に、図11(A)は副走査方向Zの倍率補正を行わない場合、図11(B)はポリゴンミラーの回転速度を上昇させて副走査方向Zの倍率補正を行った場合、図11(C)はポリゴンミラーの回転速度を減少させて副走査方向Zの倍率補正を行った場合をそれぞれ示している。同様に、ビーム数n=4、走査周期i=5で飛び越し走査する際に、図12(A)は副走査方向Zの倍率補正を行わない場合、図12(B)はポリゴンミラーの回転速度を上昇させて副走査方向Zの倍率補正を行った場合、図12(C)はポリゴンミラーの回転速度を減少させて副走査方向Zの倍率補正を行った場合をそれぞれ示している。
図11(A)では、副走査方向Zの倍率補正を行っていない。そのため、ビームL1とL2、L2とL3、L3とL4、L4とL1の間隔は、それぞれ、同じ間隔p0である。図11(B)ではポリゴンミラーの回転速度を上昇させているため、ビームL4とL1との間隔p1はp0より縮まっており(p1<p0)、ビームL1とL2、L2とL3、L3とL4の間隔は光学系により固定されているためにp0である。副走査方向Zの倍率補正量をx%とすると、そのずれ量は、間隔p1に関して、p1−p0=4×p0×x%となる。同様に、図11(C)ではポリゴンミラーの回転速度を減少させているため、ビームL4とL1との間隔p2はp0より広くなり、ビームL1とL2、L2とL3、L3とL4の間隔は光学系により固定されているためにp0である。
次に、飛び越し走査の場合を説明する。図12(A)では、副走査方向Zの倍率補正を行っていない。そのため、ビームL1とL2、L2とL3、L3とL4、L4とL1の間隔は、それぞれ、同じ間隔p0である。図12(B)ではポリゴンミラーの回転速度を上昇させており、ビームL4による走査の1ラインの後にビームL3による走査が行われるため、その間隔p3は広くなる(p3>p0)。同様に、ビームL3とL2、L2とL1との間隔も広くなる。ビームp4とL1との間隔p4は、ビームL1のラインが先に走査されてからビームL4のラインが走査されるため狭くなる(p4<p0)。副走査方向Zの倍率補正量をx%とすると、そのずれ量は、間隔p3に関して、p3−p0=4×p0×x%となり、間隔p4に関して、p4−p0=4×p0×x%×4となる。同様に、図12(C)ではポリゴンミラーの回転速度を減少させているため、ビームL4とL1との間隔p6はp0より広くなり(p6>p0)、ビームL1とL2、L2とL3、L3とL4の間隔p5は狭くなる(p5<p0)。
前述したように、隣接走査と比較して飛び越し走査の場合、隣接するラインを異なる偏向面での走査によって行うため、副走査方向Zの倍率補正の影響を強く受け、同一の補正量に対して副走査方向Zのビーム間隔のずれは大きくなる。図11及び図12でのビームL4とL1との間隔のずれ量は、隣接走査の場合と比較して飛び越し走査では4倍となっており、その他のラインでも隣接走査では変化していないビームL1とL2、L2とL3、L3とL4の間隔が飛び越し走査では変動している。
前述したビーム間隔のずれは一定の周期(図12では4ライン周期)で発生し、特に、網点や画像処理の周期的なパターンと干渉し、モアレや筋などの画像劣化が発生するという問題点がある。
以上の問題点に対して、例えば、特許文献1には、ビーム数をn、走査線間隔をpとした場合に、(1/(n・p)≧4line pairs/mm)とすることにより、画像の空間周波数が高くなるように設定し、ビーム間隔のずれにより発生するモアレや筋を人間の眼の画像分解能以上に設定することが記載されている。また、特許文献2には、n個の発光源のうち副走査方向Zの最下流に位置する発光点が走査するラインを始点として網点を形成することにより、クラスターが発生した場合でも副走査速度の速度誤差によって生じる網点面積の変動を小さくすることが記載されている。
ところが、飛び越し走査でポリゴンミラーの回転速度を微調整して副走査方向Zの倍率を補正する場合、ビームの位置ずれと画像処理パターンとが干渉し、画像にむらが発生するという問題点がある。前記特許文献1,2はその対策でもあるが、ビーム数と飛び越し周期に制限を設けたり、網点でしか対応できていない。
特許第3237452号明細書 特開平5−294003号公報
そこで、本発明の目的は、複数のビームによる飛び越し走査において、副走査方向の倍率補正を回転多面鏡の回転速度を微調整して行う場合にあっても、ビームの位置ずれと画像処理手段で用いられるスクリーンパターンとの干渉を抑制できる光ビーム走査光学装置を提供することにある。
本発明の一形態である光ビーム走査光学装置は、
複数の発光点を有する光源と、
入力されたデータを処理して画像データを作成する画像処理手段と、
前記光源を前記画像データに基づいて発光駆動する駆動手段と、
前記光源から出力された複数の光ビームを回転多面鏡によって主走査方向に偏向する偏向手段と、を備え、
副走査方向に回転する感光体に対して光ビームを副走査方向に位置差を有して主走査方向に照射する光ビーム走査光学装置において、
前記複数の発光点の数をn(n≧2)、前記感光体上で隣接する光ビームの副走査方向の間隔をd、前記回転多面鏡による1走査の時間で前記感光体が副走査方向に移動する量をLとしたとき、L=nd/k(kはnと互いに素である2以上の自然数)の関係にあり、
前記画像処理手段スクリーンパターンを用いた画像データを生成し
前記感光体の移動速度を変更することなく、前記回転多面鏡の回転速度を微調整する際に、前記回転多面鏡の回転速度、及び、前記スクリーンパターンが形成する直線と光ビームの走査方向とのなす角度に基づいて、光ビームが前記直線に沿うように主走査方向の画像書出しタイミングを変更すること、
を特徴とする。
前記一形態である光ビーム走査光学装置においては、副走査方向の倍率補正を回転多面鏡の回転速度を微調整して行う場合に、回転多面鏡の回転速度とスクリーンパターンが形成する直線と光ビームの走査方向とのなす角度に基づいて、光ビームが前記直線に沿うように主走査方向の画像書出しタイミングを変更することにより、ビームの副走査方向のずれ量とスクリーンパターンとの干渉が抑制される。
本発明によれば、複数のビームによる飛び越し走査において、副走査方向の倍率補正を回転多面鏡の回転速度を微調整して行う場合にあっても、光ビームのずれ量と画像処理手段で用いられるスクリーンパターンとの干渉を抑制できる。
本発明に係る光ビーム走査光学装置を搭載した画像形成装置を示す概略構成図である。 前記光ビーム走査光学装置を示す平面図である。 前記光ビーム走査光学装置の制御部を示すブロック図である。 第1実施例における飛び越し走査のビームと画像処理パターンとの関係を示す説明図である。 第1実施例における制御手順を示すフローチャート図である。 第1実施例における変更後の画像処理パターンの一例を示すチャート図である。 第1実施例における変更後の画像処理パターンを概略的に示す説明図である。 第2実施例におけるビーム位置の変更例を示す説明図である。 隣接走査の一例を示す説明図である。 飛び越し走査の一例を示す説明図である。 図9に示す隣接走査において、(A)は副走査方向の倍率補正なしの場合、(B)はポリゴンミラーの回転速度を上昇させて副走査方向の倍率補正を行った場合、(C)はポリゴンミラーの回転速度を減少させて副走査方向の倍率補正を行った場合の説明図である。 図10に示す飛び越し走査において、(A)は副走査方向の倍率補正なしの場合、(B)はポリゴンミラーの回転速度を上昇させて副走査方向の倍率補正を行った場合、(C)はポリゴンミラーの回転速度を減少させて副走査方向の倍率補正を行った場合の説明図である。
以下、本発明に係る光ビーム走査光学装置の実施例について、添付図面を参照して説明する。なお、各図において同じ部材、部分を示す符号は共通して用いている。
(画像形成装置の概略構成、図1参照)
まず、本発明に係る光ビーム走査光学装置が搭載される画像形成装置について、その概略構成を図1を参照して説明する。この画像形成装置は、電子写真方式によるカラープリンタであって、いわゆるタンデム方式で4色(Y:イエロー、M:マゼンタ、C:シアン、K:ブラック)の画像を形成するように構成したものである。画像は、各画像形成ステーション101で形成され、中間転写ベルト112上で合成される。なお、図1において、参照数字に付されているY,M,C,Kの文字はそれぞれイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック用の部材であることを意味している。
各画像形成ステーション101の概略を説明すると、感光体ドラム102、光ビーム走査光学装置1、現像器104などを含む。各光ビーム走査光学装置1から放射された光ビームBY,BM,BC,BKが各感光体ドラム102を照射し、各色の画像を形成する。一方、画像形成ステーション101の直下には中間転写ベルト112がローラ113,114,115にて無端状に張り渡され、矢印A方向に回転駆動され、駆動ローラ113を設置した部分であって中間転写ベルト112に対向する部分(2次転写部)には2次転写ローラ116が配置されている。また、画像形成装置の下段には、積載されている用紙を1枚ずつ給紙する自動給紙部130が設置されている。
画像データは図示しない画像読取り装置(スキャナ)あるいはコンピュータなどからYMCKごとの画像データとして画素クロック生成回路34(図3参照)に入力され、そこで生成された駆動用の画像データに基づいて光ビーム走査光学装置1が駆動され、それぞれの感光体ドラム102上に静電潜像が形成され、その後現像される。このような電子写真プロセスは周知であり、その説明は省略する。
各感光体ドラム102上に形成されたトナー画像は、矢印A方向に回転駆動される中間転写ベルト112上に1次転写チャージャ103から付与される電界にて順次1次転写され、4色の画像が合成される。一方、用紙は1枚ずつ給紙部130から上方に給紙され、2次転写部で転写ローラ116から付与される電界にて中間転写ベルト112から合成画像が2次転写される。その後、用紙は図示しない定着装置に搬送されてトナーの加熱定着が施され、画像形成装置の上面部に排出される。
2次転写部の直前には給紙された用紙を検出するためのTODセンサ106が設置され、用紙と中間転写ベルト112上の画像との同期をとっている。また、中間転写ベルト112上に形成されたレジスト補正用トナーパターンを検出するためのレジストセンサ105が設置されている。ベルト112上に各画像形成ステーション101ごとにレジスト補正用トナーパターンを形成し、該トナーパターンをセンサ105で検出することで、各光ビームBY,BM,BC,BKの発光タイミングを調整し、YMCKの画像がベルト112上で正確に合成されるようにしている。
(光ビーム走査光学装置、図2参照)
次に、光ビーム走査光学装置1について説明する。図2に示すように、それぞれの光ビーム走査光学装置1は、光源部と、ポリゴンミラー4を含む走査部とで構成されている。光源部は、半導体レーザアレイ2(以下、LDアレイとも記す)と、コリメータレンズ3と、スリット板8とで構成されている。走査部は、主走査同期信号を出力するための同期信号検出センサ5と、走査レンズ6a,6bと、折返しミラー7とで構成されている。ポリゴンミラー4は駆動部11(図3参照)に入力される駆動信号に基づいて所定の速度で回転駆動される。
LDアレイ2は、副走査方向Zに異なる位置で発光する四つの発光点を有するもので、各発光点から放射されたレーザビームは、コリメータレンズ3によって略平行光とされ、ポリゴンミラー4の各反射面にて等角速度で主走査方向Yに偏向/走査され、走査レンズ6a,6bを透過し、折返しミラー7で反射して感光体ドラム102上で結像する。このY方向の主走査と感光体ドラム102の回転による副走査とで感光体ドラム102上に2次元の静電潜像が形成されていく。
走査レンズ6a,6bは、ポリゴンミラー4で等角速度に偏向/走査された光ビームを主走査方向Yに等速度に補正するfθ特性、及び、光ビームを感光体ドラム102上で結像させる結像特性を有している。
(光ビーム走査光学装置の制御部、図3参照)
各光ビーム走査光学装置1は図3に示す制御部によって制御される。画素クロック生成回路34では各発光点に対応したデータクロックDCKa〜DCKdを各変調回路35a〜35dに供給する。変調回路35a〜35dにおいて、各画像データDa〜DdとデータクロックDCKa〜DCKdとに基づいた信号が生成される。変調回路35a〜35dから出力された信号は、レーザ駆動回路10a〜10dを介してLDアレイ2の各発光点に供給され、レーザビームが出力される。
レーザ駆動回路10a〜10dは、水平及び垂直有効期間のみで駆動状態になるようにCPU32からの制御信号で個別に駆動される。さらに、レーザ駆動回路10a〜10dは、LDアレイ2の各発光点から出力された光量をモニタするフォトダイオード12からのモニタ検出値信号がフィードバックされ、各発光点の発光光量が所定値となるようにLDアレイ2の各発光点へ供給する電流を制御する。
LDアレイ2から出力されたレーザビームは、前述のごとく、ポリゴンミラー4によって偏向され、感光体ドラム102上を走査/露光する。本実施例では、ポリゴンミラー4の1面での走査による4ビームによる描画を1走査と称する。偏向された光ビームの主走査方向Yの書込み位置は、走査領域の先端側に配置された同期信号検出用の光センサ5によって検出されるSOS信号に基づいて制御される。即ち、センサ5のレーザビーム検出信号は、CPU32を経由して画素クロック生成回路34に供給され、LDアレイ2の各発光点による画像の書込みタイミングが制御される。CPU32は記憶手段31を備え、画素クロック生成回路34には水晶発振器33が接続されている。
(第1実施例、図4〜図7参照)
隣接走査及び飛び越し走査は図9及び図10に示したとおりであり、ここでは、飛び越し走査と画像処理パターンの関係の一例を示す。図4に示す画像処理パターン80は、中間調の濃度画像の再現性を改善するために、一定の間隔の直線D1となるようにドットの配置を制御している。直線D1はビームL1〜L4により描画されるドットを配列することにより形成されている。
そのため、ポリゴンミラー4の回転速度を増減させて副走査方向Zの倍率補正を行った場合、副走査方向Zのビームの位置ずれがビームL1,L2,L3,L4とそれぞれ異なったり、形成される直線が周期的にずれ、隣の直線との間隔が周期的に変動する。その結果が画像の粗密として周期的なむらや筋として見えてしまう。
そこで、本第1実施例では、複数の発光点の数をn、感光体ドラム102上で隣接するビームの副走査方向Zの間隔をd、ポリゴンミラー4による1走査の時間で感光体ドラム102が副走査方向Zに移動する量をLとしたとき、L=nd/k(kはnと互いに素である2以上の自然数)の関係にあり、副走査方向Zの倍率を変更に際して、ポリゴンミラー4の回転速度を微調整する場合、画像形成手段をビームの副走査方向Zのずれ量に対して干渉が発生しにくいものに変更する。
前記CPU32による制御手順は、図5に示すように、まず、画像処理パターンを選択し(ステップS1)、副走査方向Zの倍率補正量、補正方向(補正が増加傾向か減少方向か)を設定する(ステップS2)。そして、選択された画像処理パターンと補正量及び補正方向から画像処理パターンとの干渉の発生を判断する(ステップS3)。干渉が有ると判断された場合には、画像処理パターンを変更し(ステップS4)、印字を行う(ステップS6)。これにてビームの副走査方向Zのずれと画像処理パターンとの干渉の影響が抑制される。干渉が無ければ、画像処理パターンを変更することなく(ステップS5)、そのまま印字を行う(ステップS6)。
図6に変更後の画像処理パターンの一例を示す。この画像処理パターン81は、直線D2の主走査方向Yに対する角度が、変更前の画像処理パターン80(図4参照)における直線D1の主走査方向Yに対する角度よりも大きくなっている。これにて、副走査方向Zの倍率補正に基づいて発生するビームのずれ量に対して直線D2のずれ量の感度が小さくなり、干渉の影響が低減される。つまり、画像形成手段がスクリーンパターンである場合、図7に示すように、変更前のスクリーンパターンの形成する直線D1と主走査方向Yとのなす角度θ1よりも、直線D2と主走査方向Yとのなす角度θ2が大きくなる方向にスクリーンパターンを変更する。
(第2実施例、図8参照)
第2実施例では、複数の発光点の数をn、感光体ドラム102上で隣接するビームの副走査方向Zの間隔をd、ポリゴンミラー4による1走査の時間で感光体ドラム102が副走査方向Zに移動する量をLとしたとき、L=nd/k(kはnと互いに素である2以上の自然数)の関係にあり、感光体ドラム102の移動速度を調整することなく、ポリゴンミラー4の回転速度を微調整する際に、ポリゴンミラー4の回転速度とスクリーンパターンが形成する直線Dの角度に基づいて、ビームが直線Dに沿うように主走査方向Yの画像書出しタイミングを変更する。
第2実施例である補正方法を図8に示す。LBaが副走査方向Zにずれの無いビームの理想位置であり、このビームが副走査方向Zの倍率補正によりLBbの位置にずれたとする。このずれ量はΔである。スクリーンパターンが形成する直線Dの角度はθである。そこで、LBbの位置にずれているビームを、直線D上に位置するように、画像書出しタイミングを変更する。
副走査方向Zの倍率補正時のずれ量Δは、副走査方向Zの倍率補正量とビーム本数、飛び越し走査周期から各ビームごとに計算できる。直線Dの角度θも、選択された画像処理パターンによって決まっている。ここでの主走査方向Yの補正量はΔ/tanθである。このように、ビームの副走査方向Zのずれに対して主走査方向Yのビーム位置を補正することにより、画像処理パターンによって形成される直線Dのずれ量を抑制することが可能になる。
(他の実施例)
なお、本発明に係る光ビーム走査光学装置は前記実施例に限定するものではなく、その要旨の範囲内で種々に変更できる。
特に、複数の発光点は一つのLDアレイに形成されている必要はなく、単独の発光素子を集合させて光源としてもよい。また、光源に含まれる発光点の数は4に限定されることはない。さらに、光ビーム走査光学装置としては、前記実施例に示したように、4色を四つのポリゴンミラーにより個別に走査して感光体を露光する以外に、一つのポリゴンミラーで4色のビームを走査するものであってもよい。
以上のように、本発明は、光ビーム走査光学装置に有用であり、特に、ビームの位置ずれと画像処理手段との干渉を抑制できる点で優れている。
1…光ビーム走査光学装置
2…LDアレイ
4…ポリゴンミラー
10a〜10d…レーザ駆動回路
32…CPU
102…感光体ドラム
L1〜L4…レーザビーム
80,81…画像処理パターン

Claims (1)

  1. 複数の発光点を有する光源と、
    入力されたデータを処理して画像データを作成する画像処理手段と、
    前記光源を前記画像データに基づいて発光駆動する駆動手段と、
    前記光源から出力された複数の光ビームを回転多面鏡によって主走査方向に偏向する偏向手段と、を備え、
    副走査方向に回転する感光体に対して光ビームを副走査方向に位置差を有して主走査方向に照射する光ビーム走査光学装置において、
    前記複数の発光点の数をn(n≧2)、前記感光体上で隣接する光ビームの副走査方向の間隔をd、前記回転多面鏡による1走査の時間で前記感光体が副走査方向に移動する量をLとしたとき、L=nd/k(kはnと互いに素である2以上の自然数)の関係にあり、
    前記画像処理手段スクリーンパターンを用いた画像データを生成し
    前記感光体の移動速度を変更することなく、前記回転多面鏡の回転速度を微調整する際に、前記回転多面鏡の回転速度、及び、前記スクリーンパターンが形成する直線と光ビームの走査方向とのなす角度に基づいて、光ビームが前記直線に沿うように主走査方向の画像書出しタイミングを変更すること、
    を特徴とする光ビーム走査光学装置。
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