JPH09323445A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPH09323445A
JPH09323445A JP8143037A JP14303796A JPH09323445A JP H09323445 A JPH09323445 A JP H09323445A JP 8143037 A JP8143037 A JP 8143037A JP 14303796 A JP14303796 A JP 14303796A JP H09323445 A JPH09323445 A JP H09323445A
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JP
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detection signal
laser light
image forming
forming apparatus
synchronization
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JP8143037A
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Inventor
Yoshio Kaneko
良雄 金子
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 第1のレーザ光検出手段からの検出信号に何
らかの異常が発生した場合でも、機械の使用を可能にす
る。 【解決手段】 感光体ドラム3の有効画像域の直前に第
1のレーザ光検出センサ5を、その有効画像域の直後に
第2のレーザ光検出センサ6をそれぞれ配置し、その各
レーザ光検出センサ5,6のいずれかからの検出信号を
レーザ光の走査タイミングを図るための同期検知信号と
して選択する。この場合、第1のレーザ光検出手段から
の検出信号の状態が正常か異常かを判定し、正常であれ
ばその検出信号を、異常であれば第2のレーザ光検出手
段からの検出信号をそれぞれ同期検知信号として選択す
るとよい。また、第1のレーザ光検出手段からの検出信
号の状態が異常の場合、その度合いに応じて画像形成装
置が使用可能か否かを判定し、使用不能であれば画像形
成動作を禁止状態にするとよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、レーザ光を用い
て感光体の有効画像域に画像情報の書き込みを行なうデ
ジタル複写機,レーザプリンタ,レーザファクシミリ装
置等の画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、上記のような画像形成装置では、
低コスト化・軽量化等の目的で、書き込み部(光学系)
内のレンズ(例えばfθレンズ)としてプラスチックレ
ンズが使用されるようになっている。また、デジタル複
写機,レーザプリンタ,レーザファクシミリ装置等の画
像形成装置の普及や、用途の広がりに伴って、画像の等
倍性(変倍の精確さ)の要求がさらに高くなっている。
【0003】ところが、このような画像形成装置におけ
る光学系内のレンズとしてプラスチックレンズを用いた
場合、光学系内の温度上昇により、そのレンズの屈折率
が変化し、感光体上におけるレーザ光の走査速度が変化
してしまい、画像の等倍性が損なわれるという問題があ
った。
【0004】そこで、例えば特開平6−320786号
公報や特開平7−131616号公報に見られるよう
に、感光体の有効画像域の直前に配置されているレーザ
光検出手段(第1のレーザ光検出手段)に加えて、その
有効画像域の直後にもう1つのレーザ光検出手段(第2
のレーザ光検出手段)を配置し、その各レーザ光検出手
段間のレーザ光の走査時間(レーザ走査速度)を測定
し、その測定値に応じて画像形成用の書き込みクロック
を変化させることにより、画像の等倍性を保つようにし
た画像形成装置が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の画像形成装置では、第1のレーザ光検出手段
からの検出信号をレーザ光の走査タイミングを図るため
の同期検知信号として用いているため、もしこの第1の
レーザ光検出手段からの検出信号の状態に何らかの異常
(センサ不良,光路ズレ,ハーネス不良等)が発生した
場合には、画像形成動作を禁止しており、使用者はその
異常発生が解除されるまで機械を使用することができな
かった。
【0006】この発明は上記の点に鑑みてなされたもの
であり、第1のレーザ光検出手段からの検出信号に何ら
かの異常が発生した場合でも、機械の使用を可能にする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は上記の目的を
達成するため、レーザ光を用いて感光体の有効画像域に
画像情報の書き込みを行なう画像形成装置において、上
記有効画像域の直前に第1のレーザ光検出手段を、上記
有効画像域の直後に第2のレーザ光検出手段をそれぞれ
配置し、その各レーザ光検出手段のいずれかからの検出
信号をレーザ光の走査タイミングを図るための同期検知
信号として選択する同期検知信号選択手段を設けたもの
である。
【0008】また、第1のレーザ光検出手段からの検出
信号の状態が正常か異常かを判定する検出信号状態判定
手段を設け、同期検知信号選択手段を、その検出信号状
態判定手段によって第1のレーザ光検出手段からの検出
信号の状態が正常と判定された場合にはその検出信号
を、異常と判定された場合には第2のレーザ光検出手段
からの検出信号をそれぞれ同期検知信号として選択する
手段とすればよい。
【0009】さらに、検出信号状態判定手段によって第
1のレーザ光検出手段からの検出信号の状態が異常と判
定された場合に警告を発する手段を設けるとよい。さら
にまた、検出信号状態判定手段によって第1のレーザ光
検出手段からの検出信号の状態が異常と判定された場
合、その異常の度合いに応じてこの画像形成装置が使用
可能か否かを判定する装置使用可否判定手段を設けても
よい。
【0010】そして、装置使用可否判定手段によってこ
の画像形成装置が使用不能と判定された場合に、画像形
成動作を禁止状態にする手段を設けるとよい。また、少
なくとも同期検知信号選択手段によって検出信号が選択
されない側のレーザ光検出手段にレーザ光が照射される
期間内は、レーザ光を発生させる手段からのレーザ光の
発生を禁止する手段を設けることが望ましい。
【0011】この発明による画像形成装置では、感光体
の有効画像域の直前に第1のレーザ光検出手段を、その
有効画像域の直後に第2のレーザ光検出手段をそれぞれ
配置し、その各レーザ光検出手段のいずれかからの検出
信号をレーザ光の走査タイミングを図るための同期検知
信号として選択することができる。
【0012】したがって、通常は第1のレーザ光検出手
段からの検出信号を同期検知信号として用い、第1のレ
ーザ光検出手段からの検出信号に何らかの異常(不具
合)が発生した場合に、第2のレーザ光検出手段からの
検出信号を同期検知信号として用いることができるた
め、画像形成動作が禁止状態になることが少なくなり、
機械の使用不可状態を極力回避することができる。
【0013】また、第1のレーザ光検出手段からの検出
信号の状態が正常か異常かを判定する検出信号状態判定
手段を設け、それによって第1のレーザ光検出手段から
の検出信号の状態が正常と判定された場合にはその検出
信号を、異常と判定された場合には第2のレーザ光検出
手段からの検出信号をそれぞれ同期検知信号として選択
することにより、機械の使用不可状態を自動的に回避す
ることが可能になる。さらに、検出信号状態判定手段に
よって第1のレーザ光検出手段からの検出信号の状態が
異常と判定された場合に警告を発することにより、使用
者に機械内で異常が発生してメンテナンス(又は修理)
が必要であることを知らせることができる。
【0014】さらにまた、検出信号状態判定手段によっ
て第1のレーザ光検出手段からの検出信号の状態が異常
と判定された場合、その異常の度合いに応じてこの画像
形成装置が使用可能か否かを判定する装置使用可否判定
手段を設けることにより、その判定結果のメッセージを
表示器に表示して使用者に知らせることもできる。した
がって、使用者はその表示内容から画像形成装置を使用
可能か否かを確実に判断することができ、この画像形成
装置を誤って使用する恐れがなくなる。
【0015】あるいは、装置使用可否判定手段によって
この画像形成装置が使用不能と判定された場合に、画像
形成動作を禁止状態にすることにより、使用者がこの画
像形成装置を誤って使用することが確実になくなる。ま
た、少なくとも同期検知信号選択手段によって検出信号
が選択されない側のレーザ光検出手段にレーザ光が照射
される期間内は、レーザ光を発生させる手段からのレー
ザ光の発生を禁止することにより、不要な光照射領域で
のフレア光(書き込み部のフレームの反射による感光体
へのまわり込み光)による異常画像の発生を防止するこ
とができると共に、レーザ光を発生させる手段(レーザ
ダイオード)及びレーザ光検出手段(レーザ光検出セン
サ)の寿命を延ばすことができる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態を図面
に基づいて具体的に説明する。図1は、請求項1の発明
の実施形態(第1実施形態)である画像形成装置の要部
(書き込み部)構成例を示す図である。
【0017】第1実施形態の画像形成装置において、レ
ーザダイオード1から射出されたレーザ光はポリゴンミ
ラー2に入射される。ポリゴンミラー2は正確な多角形
をしており、一定方向に一定の速度で回転している。こ
の回転速度は、感光体ドラム3の回転速度と書き込み密
度とポリゴンミラー2の面数により決定されている。
【0018】ポリゴンミラー2に入射されたレーザ光
は、その反射光がポリゴンミラー2の回転によって偏向
される。偏向されたレーザ光は、fθレンズ4に入射さ
れる。fθレンズ4は、低コスト化・軽量化の目的から
プラスチックレンズで形成されており、角速度が一定の
走査光を感光体ドラム3上で等速走査するように変換し
て、予め帯電された感光体ドラム3上で最小点となるよ
うに結像し、さらに面倒れ補正機構も有している。
【0019】fθレンズ4を通過したレーザ光は、先ず
感光体ドラム3の有効画像域の直前に配置された第1の
レーザ光検出センサ5の位置に到達し、次に感光体ドラ
ム3の有効画像域を経て、さらにその有効画像域の直後
に配置された第2のレーザ光検出センサ6の位置に到達
する。第1のレーザ光検出センサ5及び第2のレーザ光
検出センサ6は、それぞれ第1のレーザ光検出手段,第
2のレーザ光検出手段であり、fθレンズ4を通過した
レーザ光を検出すると、それぞれ検出信号DETP1,
DETP2を書込クロック生成回路7と同期検知信号選
択回路10へ出力する。
【0020】書込クロック生成回路7は、検出信号DE
TP1,DETP2に基づいて、第1のレーザ光検出セ
ンサ5がレーザ光を検出してから第2のレーザ光検出セ
ンサ6がレーザ光を検出するまでの間の走査時間、ある
いは所定のクロックのカウント数を計測し、その計測走
査時間あるいはクロックカウント数によって基準値から
のズレを算出し、そのズレに応じて補正した書き込みク
ロックCLK0 を出力する。
【0021】このとき、書込クロック生成回路7は、書
き込みクロックCLK0 として互いに位相の異なる複数
のクロックを位相同期回路8へ出力する。ここで、この
書き込みクロックの補正による書き込み倍率の補正につ
いては、本出願人が先に提案した特開平6−32078
6号公報あるいは特開平7−131616号公報の本文
中に述べられているものと同様の方法を用いれば良く、
ここでは詳細な説明を省略する。
【0022】同期検知信号選択回路10は、同期検知信
号選択手段であり、検出信号DETP1,DETP2の
いずれかをレーザ光の走査タイミングを図るための同期
検知信号として選択し、その選択した信号を位相同期回
路8に出力する。ここで、通常は第1のレーザ光検出セ
ンサ5からの検出信号DETP1を同期検知信号として
選択するようにしている。
【0023】位相同期回路8には、1走査毎に同期検知
信号(同期検知信号選択回路10によって選択された検
出信号のいずれか)が入力される。位相同期回路8は、
互いに位相の異なる複数のクロックからなる書き込みク
ロックCLK0 のうち、同期検知信号に最も位相の近い
クロックを選択し、書き込みクロックCLKとしてレー
ザ駆動回路9へ出力する。
【0024】レーザ駆動回路9は、書き込みクロックC
LKに同期させ、画像形成用の画像信号(画像情報)に
基づいてレーザダイオード1を変調(ON/OFF)駆
動し、そのレーザダイオード1からレーザ光を発生させ
る。
【0025】ここで、第1のレーザ光検出センサ5から
の検出信号に異常(エラー)が発生し(例えば第1のレ
ーザ光検出センサ5に異常が発生して検出信号が不安定
になり)、その検出信号を同期検知信号として用いるこ
とに問題がある場合、例えば図示しない操作部上のキー
操作等によって同期検知信号選択回路10に第2のレー
ザ光検出センサ6からの検出信号を同期検知信号として
選択させることができる。
【0026】このように、通常は第1のレーザ光検出セ
ンサ5からの検出信号を同期検知信号として用いるが、
第1のレーザ光検出センサ5からの検出信号に何らかの
異常が発生した場合には、第2のレーザ光検出センサ6
からの検出信号を同期検知信号として用いることができ
るため、画像形成動作が禁止状態になることが少なくな
り、機械の使用不可状態を極力回避することができる。
【0027】なお、第1のレーザ光検出センサ5からの
検出信号に何らかの異常が発生した場合、前述の書き込
みクロックの補正を行なうことができなくなるため、精
確な等倍性の確保は困難となるが、若干等倍性のずれた
状態ではあるが、画像形成動作は実行可能である。
【0028】図2は、請求項2の発明の実施形態(第2
実施形態)である画像形成装置の要部構成例を示す図で
あり、図1と同じ部分には同一符号を付してそれらの説
明を省略する。
【0029】第2実施形態の画像形成装置では、新たに
検出信号状態判定回路11を追加している。この検出信
号状態判定回路11は、検出信号状態判定手段であり、
第1のレーザ光検出センサ5からの検出信号DETP1
が入力されると、その状態が正常か異常かを判定し、そ
の判定結果を同期検知信号選択回路10に入力する。
【0030】同期検知信号選択回路10は、検出信号状
態判定回路11によって検出信号DETP1の状態が正
常であると判定された場合には、その検出信号DETP
1を同期検知信号として選択し、位相同期回路8に出力
する。ところが、検出信号DETP1信号の状態が異常
であると判定された場合には、第2のレーザ光検出セン
サ6からの検出信号DETP2を同期検知信号として選
択し、位相同期回路8に出力する。位相同期回路8に同
期検知信号が出力された後の各回路の動作は、前述の第
1実施形態と同様である。
【0031】このように、この第2実施形態の画像形成
装置は、検出信号状態判定回路11を設けているので、
機械として経時的な何らかの原因により、第1のレーザ
光検出センサ5からの検出信号DETP1に異常が発生
した場合でも、この異常を判定し、自動的に第2のレー
ザ光検出センサ6からの検出信号DETP2を同期検知
信号として選択するため、機械の使用不可状態を自動的
に回避することが可能になる。
【0032】図3は、請求項3〜5の発明の実施形態
(第3実施形態)である画像形成装置の要部構成例を示
す図であり、図2と同じ部分には同一符号を付してそれ
らの説明を省略する。第3実施形態の画像形成装置で
は、検出信号状態判定回路11の代わりに検出信号状態
判定回路11´を設けている。
【0033】この同期信号状態判定回路11´は、第1
のレーザ光検出センサ5からの検出信号DETP1が入
力されると、その状態を判定する。ここで、その検出信
号DETP1の状態の判定としては、正常か異常かの判
定を行なうと共に、異常と判定した場合にはその異常の
度合の判定も行ない、その結果を同期検知信号選択回路
10及び本体制御部12に出力する。
【0034】以下、同期信号状態判定回路11´による
検出信号DETP1の判定結果別の以降の動作について
説明する。 (1)正常と判定された場合 同期検知信号選択回路10は、検出信号DETP1を同
期検知信号として選択し、位相同期回路8に出力する。
【0035】(2)軽微な異常で、そのまま継続使用し
ても機械のダメージの発生がないと判定された場合(例
えば若干検出信号DETP1が不安定の時) 同期検知信号選択回路10は、第2のレーザ光検出セン
サ6からの検出信号DETP2を同期信号として選択
し、位相同期回路8に出力する。
【0036】一方、本体制御部12は、装置使用可否判
定手段を兼ねており、同期信号状態判定回路11´によ
る判定結果から、第1のレーザ光検出センサ5からの検
出信号DETP1に軽微な異常があることを認識した場
合、機械としてはそのまま継続して使用可とするが、警
告を発して(例えば操作部13のディスプレイに対応す
るメッセージ表示を行なったり、所定のLEDランプを
点灯又は点滅させたり、あるいはスピーカから所定の音
声を出力させる)、使用者に機械内で異常が発生し、メ
ンテナンス(又は修理)が必要であることを知らせる。
【0037】(3)重度な異常で、そのまま継続使用す
ると、更に機械にダメージを与える可能性があると判定
された場合(例えば検出信号DETP1が全く出力され
なかったり、逆に出力し続けた時) 本体制御部12は、同期信号状態判定回路11´による
判定結果から、第1のレーザ光検出センサ5からの検出
信号DETP1に重度の異常があることを認識した場
合、直ちに画像形成動作を禁止し、機械を使用不可状態
にすると共に、上述と同様に警告を発して、使用者に機
械内で異常が発生し、修理が必要であることを知らせ
る。
【0038】このように、第1のレーザ光検出センサ5
からの検出信号の状態を判定し、軽微な異常の場合に
は、検出信号DETP2を同期信号として選択して機械
の継続使用を可能にすると共に、使用者にメンテナンス
が必要であることを知らせることができ、重度な異常の
場合には、画像形成動作を禁止して機械を使用不可状態
にするため、使用者は画像形成装置を誤って使用するこ
とが確実になくなる。
【0039】なお、第1のレーザ光検出センサ5からの
検出信号に重度な異常があった場合にも、使用者に機械
内で異常が発生してメンテナンスが必要であることを知
らせるため、仮に画像形成動作を禁止しなくても、使用
者は画像形成装置を誤って使用する恐れが少なくなる。
【0040】また、上述した各実施形態の画像形成装置
では、少なくとも同期検知信号選択回路10によって検
出信号が選択されない側のレーザ光検出センサにレーザ
光が照射される期間内は、レーザダイオード1からのレ
ーザ光の発生を禁止することもでき(請求項5の発明に
対応する)、それによって新たな効果も得られる。以
下、その具体的制御及び効果を図4を参照して説明す
る。
【0041】図4は、レーザダイオード1の点灯タイミ
ング及び第1,第2のレーザ光検出センサ5,6からの
検出信号DETP1,DETP2の検出タイミングを示
す図であり、(a)は書き込みクロックの補正を行なう
際の状態を、(b)は第1のレーザ光検出手段5からの
検出信号DETP1を同期検知信号として用いる際の状
態を、(c)は第2のレーザ光検出手段6からの検出信
号DETP2を同期検知信号として用いる際の状態をそ
れぞれ示している。
【0042】すなわち、書き込みクロックの補正時に
は、図4の(a)に示すように、第1,第2のレーザ光
検出センサ5,6からの各検出信号DETP1,DET
P2を得るために、第1,第2のレーザ光検出センサ
5,6にそれぞれレーザ光が照射される期間ta,tb
だけレーザダイオード1をON状態にして連続点灯さ
せ、そのレーザダイオード1からレーザ光を発生させ
る。
【0043】また、通常の画像形成を行なう場合に、図
4の(b)に示すように、第1のレーザ光検出センサ5
からの検出信号DETP1を同期検知信号として用いる
時には、第1のレーザ光検出センサ5にレーザ光が照射
される期間taだけレーザダイオード1をON状態にし
て連続点灯させ、そのレーザダイオード1からレーザ光
を発生させる。
【0044】そして、第1のレーザ光検出センサ5から
の検出信号(同期検知信号)DETP1を基準とし(こ
の時位相同期回路8が検出信号DETP1に最も近い位
相のクロックを書き込みクロックCLKとしてレーザ駆
動回路9へ出力する)、レーザ駆動回路9により画像形
成用の画像信号(画像情報)に基づいてレーザダイオー
ド1を変調(ON/OFF)駆動し、そのレーザダイオ
ード1から画像情報に対応するレーザ光を発生させ、予
め帯電された感光体ドラム3の有効画像域にそのレーザ
光による画像情報の書き込みを行ない、静電潜像を形成
させる。
【0045】あるいは、通常の画像形成を行なう場合
に、図4の(c)に示すように、第2のレーザ光検出セ
ンサ6からの検出信号DETP2を同期検知信号として
用いる時には、第2のレーザ光検出センサ6にレーザ光
が照射される期間tbだけレーザダイオード1をON状
態にして連続点灯させ、そのレーザダイオード1からレ
ーザ光を発生させる。
【0046】そして、第2のレーザ光検出センサ6から
の検出信号(同期検知信号)DETP2を基準とし、レ
ーザ駆動回路9により画像形成用の画像信号(画像情
報)に基づいてレーザダイオード1を変調(ON/OF
F)駆動し、そのレーザダイオード1から画像情報に対
応するレーザ光を発生させ、予め帯電された感光体ドラ
ム3の有効画像域にそのレーザ光による画像情報の書き
込みを行ない、静電潜像を形成させる。
【0047】このように、通常の画像形成を行なう場合
は、書き込みクロックの補正を行なう必要はないため、
両方のレーザ光検出センサ5,6にレーザ光が照射され
る期間ta,tbにレーザダイオード1からレーザ光を
発生させる必要はなく、同期検知信号を得るためには、
いずれか一方のレーザ光検出センサにレーザ光が照射さ
れる期間にのみレーザダイオード1からレーザ光を発生
させるとよい。
【0048】それによって、必要のないレーザ光を発生
させずに済む。また、不要な光照射領域でのフレア光、
すなわち書き込み部のフレームの反射による感光体ドラ
ム3へのまわり込み光による異常画像の発生を防止する
こともできる。さらに、レーザダイオード1及び第1,
第2のレーザ光検出センサ5,6の寿命を延ばすことも
できる。
【0049】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明の画
像形成装置によれば、第1のレーザ光検出手段からの検
出信号に何らかの異常が発生した場合でも、画像形成動
作を行なうことが可能になり、機械の使用不可状態を極
力回避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の実施形態である画像形成装置
の要部構成例を示す図である。
【図2】請求項2の発明の実施形態である画像形成装置
の要部構成例を示す図である。
【図3】請求項3〜5の発明の実施形態である画像形成
装置の要部構成例を示す図である。
【図4】図2〜図3の画像形成装置におけるレーザダイ
オード1の点灯タイミング及び第1,第2のレーザ光検
出センサ5,6からの検出信号DETP1,DETP2
の検出タイミングの一例を示す図である。
【符号の説明】
1:レーザダイオード 2:ポリゴンミラー 3:感光体ドラム 4:fθレンズ 5:第1のレーザ光検出センサ 6:第2のレーザ光検出センサ 7:書込クロック生成回路 8:位相同期回路 9:レーザ駆動回路 10:同期検知信号選択回路 11,11´:検出信号状態判定回路 12:本体制御部 13:操作部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 レーザ光を用いて感光体の有効画像域に
    画像情報の書き込みを行なう画像形成装置において、 前記有効画像域の直前に第1のレーザ光検出手段を、前
    記有効画像域の直後に第2のレーザ光検出手段をそれぞ
    れ配置し、前記各レーザ光検出手段のいずれかからの検
    出信号をレーザ光の走査タイミングを図るための同期検
    知信号として選択する同期検知信号選択手段を設けたこ
    とを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像形成装置において、
    前記第1のレーザ光検出手段からの検出信号の状態が正
    常か異常かを判定する検出信号状態判定手段を設け、前
    記同期検知信号選択手段が、前記検出信号状態判定手段
    によって前記第1のレーザ光検出手段からの検出信号の
    状態が正常と判定された場合には該検出信号を、異常と
    判定された場合には前記第2のレーザ光検出手段からの
    検出信号をそれぞれ同期検知信号として選択する手段で
    あることを特徴とする画像形成装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の画像形成装置において、
    前記検出信号状態判定手段によって前記第1のレーザ光
    検出手段からの検出信号の状態が異常と判定された場合
    に警告を発する手段を設けたことを特徴とする画像形成
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項2又は3記載の画像形成装置にお
    いて、前記検出信号状態判定手段によって前記第1のレ
    ーザ光検出手段からの検出信号の状態が異常と判定され
    た場合、その異常の度合いに応じて当該装置が使用可能
    か否かを判定する装置使用可否判定手段を設けたことを
    特徴とする画像形成装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の画像形成装置において、
    前記装置使用可否判定手段によって当該装置が使用不能
    と判定された場合に、画像形成動作を禁止状態にする手
    段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の
    画像形成装置において、少なくとも前記同期検知信号選
    択手段によって検出信号が選択されない側のレーザ光検
    出手段にレーザ光が照射される期間内は、レーザ光を発
    生させる手段からのレーザ光の発生を禁止する手段を設
    けたことを特徴とする画像形成装置。
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