JP4370110B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置に関し、特に、レーザービーム光学系と回転鏡であるポリゴンミラーを用いた書き込みエンジンを有するプリンタ、複写機、FAX等及びプリンタ部を組み込んだ画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、画像形成装置には、光源から射出された光ビームをポリゴンミラーにおける複数の反射面にて偏向して感光体(被走査媒体)上の被走査面を走査することにより画像を形成するものがあった。
【0003】
このポリゴンミラーを用いた光ビーム方式の画像形成装置に関する従来技術として、特許文献1が開示するところのポリゴンミラーのジッタ補正装置があった。特許文献1では、各走査線ごとに、ドット記録クロック信号の乗換え位置を分散させて、副走査方向に延びる筋上のムラの発生を防止していた。
【0004】
また、他の従来技術として、特許文献2が開示するところの光ビーム走査装置及び該光ビーム走査装置を備えた画像形成装置があった。特許文献2では、複数のポリゴンミラーを備えた画像形成装置において、基準のポリゴンミラーに対する残りのポリゴンミラーの面位相差をなくすように、ポリゴンミラーの回転位置を示す出力信号の位相を変更していた。
【0005】
【特許文献1】
特許第2869321号公報
【特許文献2】
特開平10−73780号公報
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、既存の画像形成装置で光ビームを走査させて画像を形成する際に、その書き出し位置の精度が問題になる。画像形成装置においてポリゴンミラーが理想の正多角形(例えば正六角形、正八角形)であれば、一定の書き込みクロックに同期させて感光体上へ光ビームを用いて走査するとき、その書き出し位置は必ず目標とする位置に定まり、温度等他の因子が絡まなければ目標位置からずれることはない。
【0007】
しかしながら、ポリゴンミラーの各面には、主走査対応方向の角度の誤差および平面度誤差などの一定の無視できない公差がある。高画質な画像を求めるとき、この面ごとのばらつきによる書き出し位置のずれが問題になる。従来では書き出し位置を決めるときにポリゴンミラーごとにある公差は考慮に入れていなかった。
【0008】
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであり、各々のポリゴンミラーの面ごとでばらつきを記憶し、面ごとのばらつきに対応した補正値を組み込んで書き出し位置を決定することで、ずれのない高画質な画像を形成する画像形成装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するため、本発明は、光源の点灯により射出した光ビームを回転多面鏡における複数の反射面のいずれかにて偏向させて、2つ以上の副走査方向に移動する被走査媒体上を前記副走査方向と直交する主走査方向に走査し、該走査により前記2つ以上の被走査媒体上に得た潜像を可視化してこれらの可視像をそれぞれ転写紙上に転写し、定着して出力する画像形成装置であって、前記回転多面鏡における各反射面における前記主走査方向の走査開始位置であって、前記2つ以上の被走査媒体のうちの1つの被走査媒体を走査する場合における走査開始位置を検出する開始位置検出手段と、前記検出された各反射面における前記走査開始位置の情報を記憶する記憶手段と、光ビーム走査経路上における各反射面の前記走査開始位置直前で光ビームを検知すると、同期検知信号を出力する同期検知手段と、前記同期検知信号と同期をとって、前記光源の点灯タイミングを制御するための画素クロックを生成するとともに、前記記憶手段に記憶されている各反射面間における前記走査開始位置の差に基づいて、前記複数の反射面のうちの1つの反射面の走査開始位置に、他の反射面における走査開始位置を一致させるように前記画素クロックの位相を変更する位相変更手段と、前記位相変更手段により変更された画素クロックに基づいて前記1つの被走査媒体上に走査された潜像を基準色のベタパターンとし、前記回転多面鏡における前記複数の反射面のうちの1つにて偏向された光ビームが前記1つの被走査媒体以外の各被走査媒体上を走査する場合における潜像を線パターンとし、前記線パターンを所定の量づつずらして中間媒体上に所定数転写し、さらに、前記各線パターン上に前記各線パターンと同じ幅で前記基準色のベタパターンを転写してテストパターンとして前記中間媒体上にそれぞれ転写する転写手段と、を備え、前記開始位置検出手段は、前記回転多面鏡における各反射面における前記主走査方向の走査開始位置を前記被走査媒体ごとに検出し、前記記憶手段は、前記検出された各反射面における走査開始位置の情報を前記被走査媒体ごとに記憶し、前記位相変更手段は、前記テストパターンの主走査方向の転写位置の差に基づいて、前記反射面ごとに前記線パターンが潜像された各被走査媒体の走査開始位置を、前記基準色のベタパターンが潜像された前記1つの被走査媒体の走査開始位置に一致させるように前記画素クロックの位相を変更することを特徴とする。
【0010】
また、本発明は、2つ以上の副走査方向に移動する被走査媒体に対して、それぞれ2つ以上の光源の点灯により射出し、回転多面鏡における複数の反射面のいずれかにて偏向させた光ビームにより前記副走査方向と直交する主走査方向に走査し、該走査により前記被走査媒体上に得た潜像を可視化してこれらの可視像を転写紙上に転写し、定着して出力する画像形成装置であって、前記2つ以上の光源の1つの光源が前記複数の反射面のうちの1つに射出され、前記2つ以上の被走査媒体のうちの1つの被走査媒体を走査する場合における走査開始位置を検出する開始位置検出手段と、前記検出された前記走査開始位置の情報を記憶する記憶手段と、光ビーム走査経路上における前記走査開始位置直前で光ビームを検知すると、同期検知信号を出力する同期検知手段と、前記同期検知信号と同期をとって、前記光源の点灯タイミングを制御するための画素クロックを生成するとともに、前記記憶手段に記憶されている走査開始位置に基づいて、前記2つ以上の光源の1つの光源が前記複数の反射面のうちの1つに射出され、前記2つ以上の被走査媒体のうちの1つの被走査媒体を走査する場合における走査開始位置に、前記1つの光源の他の反射面及び前記1つの被走査媒体を走査する他の光源の各反射面における走査開始位置を一致させるように、前記画素クロックの位相を変更する位相変更手段と、前記位相変更手段により変更された画素クロックに基づいて前記1つの被走査媒体上に走査された潜像を基準色のベタパターンとし、前記回転多面鏡における前記複数の反射面のうちの1つにて偏向された光ビームが前記1つの被走査媒体以外の各被走査媒体上を走査する場合における潜像を線パターンとし、前記線パターンを所定の量づつずらして中間媒体上に所定数転写し、さらに、前記各線パターン上に前記各線パターンと同じ幅で前記基準色のベタパターンを転写してテストパターンとして前記中間媒体上にそれぞれ転写する転写手段と、を備え、前記開始位置検出手段は、前記回転多面鏡における各反射面における前記主走査方向の走査開始位置を、前記走査する被走査媒体ごとおよび前記光源ごとに検出し、前記記憶手段は、前記検出された各反射面における走査開始位置の情報を、前記被走査媒体ごとおよび前記光源ごとに記憶し、前記位相変更手段は、前記テストパターンの主走査方向の転写位置の差に基づいて、前記各反射面および前記各光源において前記線パターンが潜像された各被走査媒体の走査開始位置を、前記基準色のベタパターンが潜像された前記1つの被走査媒体の走査開始位置に一致させるように前記画素クロックの位相を変更することを特徴とする。
【0011】
また、本発明によれば、少なくとも、画素クロックの1周期よりも短い単位で位相変更を行うことを特徴とする。
【0012】
また、本発明によれば、1主走査ごとに出力される同期検知信号と、回転多面鏡1周期ごとに出力される回転多面鏡信号とに基づいて、光ビームが入射している反射面を特定し、特定した反射面を示す反射面特定情報を出力する反射面識別手段を有することを特徴とする。
【0013】
また、本発明によれば、位相変更手段は、反射面識別手段により出力される反射面特定情報と、記憶手段により記憶された走査開始位置とに基づいて、位相変更を行うことを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
<第1の実施形態>
(ポリゴンミラーの面を特定)
図1は、本発明の第1の実施形態における画像形成装置の構成を示す図である。以下、図1を用いて、本実施形態における画像形成装置の構成および動作について説明する。なお、図1に示される構成は、画像形成装置の構成を簡略化したものであって、図示されない他の構成を有しているとしてよい。
【0019】
図1に示されているように、画像形成装置は、光ビーム走査装置10と、被走査媒体としての感光体13と、開始位置検出手段としての光検出器14と、同期検知手段としての光検知板15a、15bとを有する。
【0020】
光ビーム走査装置10は、光ビームを感光体13上に照射して潜像を書き込む装置である。図1に示されているように、光ビーム走査装置10は、回転多面鏡としてのポリゴンミラー11と、結像レンズ12とを有する。また、図示されていないが、光ビーム走査装置10は、光ビームを射出する光源(例えばレーザダイオードなど)を有する。
【0021】
ポリゴンミラー11は、図示されないポリゴンモータにより等速回転する多角柱形状(例えば6角柱、8角柱、10角柱など)の多面鏡である。ポリゴンミラー11は、自身の回転に伴って光源から入射された光ビームの反射角度を連続的に変化させ、感光体13の被走査面上の主走査方向に光ビームを走査する。
【0022】
結像レンズ12は、ポリゴンミラー11により反射された光ビームを感光体13の被走査面上に結像するためのレンズである。結像レンズ12は、特定波長の光ビームを所定の屈折角度に屈折させる。光源から射出された光ビームは、ポリゴンミラー11により反射され、結像レンズ12を経て感光体13に潜像として書き込まれる。
【0023】
感光体13は、その表面が光の照射により電気的特性が変化する素材(光半導体の層)により形成されている。感光体13は、例えば副走査方向に回動する感光体ドラムであってもよい。
【0024】
光検出器14は、光ビームを検出する光検出センサがライン状に並べられて構成され、感光体13の前面(光ビームが照射される側、被走査面)において上下あるいは左右に可動する。光検出器14は具体的にはCCD素子としてよく、CCDの素子ごとの間隔は例えば5μm程度であるとしてもよい。光検出器14は、書き出し位置を検知する目的で用いられる。
【0025】
光検知板15a、15bは、それぞれ光ビームの走査経路上(主走査方向)に設けられており、それぞれポリゴンミラー11から感光体13までと同じ距離に配されている。光検知板5aは、感光体13の被走査面の走査開始位置の直前に設けられ、光検知板5bは、感光体13の被走査面の走査終了位置の直後に設けられるとしてよい。前端の光検知板5aと、後端の光検知板5bで二点間隔の走査時間が測定できる。
【0026】
図2は、本発明の第1の実施形態における画像形成装置の制御系の構成を示す図である。以下、図2を用いて、画像形成装置の構成および動作について説明する。
【0027】
画像形成装置は、ポリゴンミラー11と、光検出器14と、光検知板15aと、ポリゴンモータ17と、ホール素子18と、制御部21と、記憶部22と、反射面特定手段としてのポリゴンミラーカウンタ23と、位相変更手段としての位相変更部24と、光源駆動部25と、光源26とを有する。なお、図2に示される構成は、画像形成装置の構成を簡略化したものであって、図示されない他の構成を有しているとしてよい。
【0028】
ポリゴンミラー11の回転位置検出用のホール素子18は、ポリゴンミラー11、またはポリゴンミラー11とともに回転するポリゴンモータ17の一部(例えば、ポリゴンミラー11とポリゴンモータ17本体とを連結する軸部分)に設けられた被検出部としての磁極に形成される磁界を検出する。ポリゴンミラー11および被検出部が回転することにより、ホール素子18で検出される磁界強度が変化し、この磁界強度の変化に応じて、ホール素子18は、ポリゴンミラー11の1周期ごとにポリゴンミラー信号をポリゴンミラーカウンタ23へ出力する。
ポリゴンミラーカウンタ23は、ホール素子18から出力されるポリゴンミラー信号を検出することにより、複数あるポリゴンミラー11の面のうち、どの面を用いて光ビームを走査しているかを識別(特定)することが可能となる。また、光ビームからポリゴンミラー11を経て、感光体13に潜像として書き込まれる際の主走査方向の書き出し位置(走査開始位置)を正確に決定することが可能となる。
【0029】
図3は、本発明の第1の実施形態におけるポリゴンミラー11回転に伴って出力される各信号のタイミングチャートである。以下、図3を用いて、本実施形態における各信号間の関係について説明する。
ホール素子18から出力されるポリゴンミラー信号は、ポリゴンミラーカウンタ23に入力される。ポリゴンミラーカウンタ23は、光ビームを用いて走査しているポリゴンミラー11の面を特定するためのカウンタである。
まず、ポリゴンミラー信号が入るタイミングでポリゴンミラーカウンタ23のカウント値がリセットされ、ポリゴンミラー11の反射面ごと(すなわち1走査ごと)に前端の光検知板5aから同期検知信号(DETP)がポリゴンミラーカウンタ23へ入力され、このパルスごとにポリゴンミラーカウンタ23のカウント値をカウントアップ(+1)させる。この場合ポリゴンミラーカウンタ23のカウント値がリセットされた後すぐに同期検知信号が入りカウントアップしてしまうので、同期検知信号でカウントアップする領域を定め、この領域内でのみカウンタが進む(+1)ようにする。このようにしてポリゴンミラーカウンタ23のカウンタ値(0〜5)から、ポリゴンミラー11の各々の面が識別でき、どの面が書き込みに用いられているのかが分かる。
【0030】
(ポリゴンミラーごとの書き出し位置の検知)
前述したように、ポリゴンミラー11は、各面ごとにその形状にばらつきがある。例えば、ポリゴンミラー11を多角形とした時の一辺の長さが違い、鏡面の状態も一つ一つ異なり、そして主走査の書き出し位置はポリゴンミラー11の面ごとに依存して変わる。よってポリゴンミラー11の面ごとによる主走査書き出し位置を検出する必要がある。
図1のように、感光体13前に上下あるいは左右に可動しライン状に光検知素子が並べられた光検出器14を主走査書き出し位置検出時に挿入する。主走査書き出し位置検出時には、主走査書き出し位置で光ビームを点灯させる。光検出器14は、光ビームの書き出し位置で点灯した光ビームを検出する。CPUおよびプログラムROMなどにより構成され、画像形成装置全体を制御する制御部21は、光検出器14により検出された書き出し位置情報を読み取り、例えばRAMまたはレジスタなどの記憶手段である記憶部22に書き込む。このとき、ポリゴンミラーカウンタ23のカウント値(反射面特定情報)から、どの面が書き出しに用いられているかを識別することができる。
【0031】
図4は、本発明の第1の実施形態における光検出器14により検出された1主走査期間分の光ビームの波形を示す図である。
本実施形態では、ポリゴンミラー11における複数の反射面のうち、ポリゴンミラーカウンタ23のカウント値で「0」の面を基準面とする。その基準面の出力を図4下のグラフで示す(I0 はベースラインを示す)。他のポリゴンミラー面を検出した例を示すと、図4上のグラフ(A0 はベースラインを示す)のように基準面の書き出し位置からずれたところに検出され、制御部21は、それを読み取ることにより、他の面の書き出し位置が基準面の書き出し位置からどれだけずれているか分かる。
【0032】
図5は、本発明の第1の実施形態の変形例における画像形成装置の構成を示す図である。以下特記しない限り、図5に示される画像形成装置の構成および動作は、図1に示される画像形成装置の構成および動作と同様であるものとする。
【0033】
図5に示されるように、画像形成装置は、ポリゴンミラー11と、結像レンズ12と、感光体13と、光検出器14と、光検知板15a、15bと、ハーフミラー16とを有する。
【0034】
感光体13の前面(被走査側の面上)に光検出器14を挿入して直接光ビームを検知する方法の他に、図5のように、感光体13前に光の一部を反射し残りの光は透過するもの、例えばハーフミラー16を挿入し、反射ビームを光検出器14で検知し、書き出し位置を特定してもよい。
【0035】
(位相変更手段と画素クロック)
光検出器14は、画素クロックを一定にしてポリゴンミラー11の面ごとの書き出し位置を検知すると、その検知された書き出し位置は、制御部21により記憶部22に書き込まれる。
位相変更部24は、記憶部22から入力された書き出し位置の情報と、ポリゴンミラーカウンタ23から入力されたカウント値(すなわちどの反射面を走査しているかを識別するための値)と、に基づいて、各面に照射する光ビームの点灯タイミングを制御する画素クロックの位相を変更して、ポリゴンミラー11の各面の書き出し位置を揃える。このとき、ポリゴンミラー11の所定の1面に揃えるように、他の面ごとに、それぞれ必要な補正値(所定の1面における書き出し位置と他の面における各書き出し位置との差)を入力して各面に係る画素クロックの位相を一部変更する。
光源駆動部25は、位相変更部24から入力された画素クロックに沿って、図示されないプリンタコントローラから入力された画像データを光源26へ出力する。
光源26は、光源駆動部25からの画像データ入力タイミングに沿い、その画像データに応じて点灯して光ビームを射出する。
【0036】
図6は、本発明の第1の実施形態における画素クロックと位相変更後の画素クロックとの関係を示すタイミングチャートである。以下、図6を用いて、本実施形態における画像形成装置による画素クロックの位相変更動作について説明する。
【0037】
図6に示されているように、位相変更部24は、画素クロックの周波数のn倍(n>1、図6では4倍)のクロックoclk(位相変更部24内で生成される)を用いてそのクロックのカウンタ制御によりn×oclk(図6では4oclk)ごとに信号のH、Lを切り替え、元のクロックoclkを8分周した画素クロックを生成する。
位相変更部24は、自身で生成した外部パルス列(xpls)に基づく制御により、oclkから画素クロックを作る際、カウントを増やす、もしくは減らすことにより通常8oclkで生成する画素クロックを9oclkもしくは7oclkで生成する。これにより、カウント値が変更されたクロックは周波数が8/7倍(進み制御)もしくは8/9倍(遅れ制御)になり、以降の画素クロックをシフトできる。主走査1ラインで見るとライン全体の時間をmとするとm−7/8、もしくはm+9/8となって全体の倍率が伸びる、もしくは縮むといった効果が得られる。
この位相変更は画像領域の倍率補正を主目的とするが、今回用いる制御は画像形成領域前、すなわち非画像領域であるので、画像領域前、すなわち同期検知位置より画像領域開始までの期間にパルス列を作ることでパルスを入れた数だけ1ドット以下の画像書き出し位置の微調整が可能となる方式を用いる。
【0038】
(書き出し位置のずらし方)
図1のように、画素クロックは、感光体13の前の光検知板5aでリセットされ、そこから決まった時間経過した後にそろって書き出されていくはずであるため、制御上は各ラインとも画素クロックはそろえられている。しかし感光体13上ではポリゴンミラー11のばらつきによって書き出されてくる位置が異なっており、これを光検出器14で検出し、このずれを再び画素クロックへ反映する。
【0039】
図7は、本発明の第1の実施形態において、元のクロック(oclk)とポリゴンミラー11の各面(ここでは6面)における画素クロック(画素クロック1〜6)とを示す図である。
図7の上の図には、面ごとのずれにより、書き出し位置が揃っていない各面の画素クロックが示されており、図7の下の図には、その面ごとのずれを反映させて書き出し位置を揃えた画素クロックが示されている。
【0040】
図7の上の図は、ポリゴンミラーが理想の正多面体であると仮定して感光体13上へ書き込みを行い、光検出器14を用いてそれぞれの面に応じた書き出し位置を検出し、そのずれをフィードバックして書き込みクロックとして反映し示したものである。ここで、画素クロック1〜6を前記の図6で示した手段で図7の下の図のように位相を変更し、クロック波長の一部を伸縮させることで感光体13上における目標の書き出し位置への補正を行う。
【0041】
(感光体が一つである画像形成装置)
図8は、本発明の第1の実施形態において、1つの感光体13を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。以下、図8に沿って、本実施形態における1つの感光体を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作について説明する。
【0042】
まず、図1または図5の光検出器14で直接書き出し位置を検知する(ステップS101)。
【0043】
検知したポリゴンミラー11の面ごとによるばらつきを画像形成装置が有する記憶部位(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶した後、位相変更部24による画素クロックの位相変更処理で書き出し位置を揃える(ステップS102)。
【0044】
このようにして、ポリゴンミラー11における各面の交差によらず、書き出し位置にずれのない画像を提供することが可能となる。
【0045】
以上説明したように、本実施形態によれば、ポリゴンミラー11のある一面を基準面とし、その他の面において実際に感光体13上へ書き込む際の基準面からのずれ量を検出し、それに対応した補正値を組み込んで新たに書き出し位置を決定する。従って、感光体13上で書き出し位置がそろい、書き出し位置にずれの無い高画質な画像を得ることが可能となる。
【0046】
<第2の実施形態>
(感光体が複数である画像形成装置)
カラー画像形成装置では複数の感光体を用いて各々の感光体で単色の画像を形成し、それらの複数色の画像を正確に重ね合わせることによってカラー画像を形成している。もちろん複数色の画像を重ね合わせた時にずれが生じてはいけないが、単色ごとの画像でその書き出し位置が一定にそろっていなければ全体として大きな画質低下につながる。
本実施形態では、カラー画像を複数の感光体が形成した像の重ね合わせで形成するとき、各々の感光体ごとに用いているポリゴンミラーの面ごとで、ばらつきを記憶し、面ごとのばらつきに対応した補正値を組み込んで書き出し位置を決定することで、複数の像を重ね合わせた際にずれがなく高画質な画像を形成する。
【0047】
また、複数の感光体をもつカラーの画像形成装置は、感光体ごと、すなわち色ごとで書き出し位置を合わせることにより、複数色の画像を重ね合わせる。
本実施形態における画像形成装置は、ポリゴンミラーの面ごとで書き出し位置を合わせた後、さらに感光体ごとで書き出し位置を合わせる手段をもつ装置であり、面ごとで書き出し位置を補正した後に、色ごと(感光体ごと)で補正する二段階の補正を同時に行い、画像形成装置における補正方法と補正手段を簡潔にする。
【0048】
本発明の第1の実施形態における画像形成装置は、1つの光源26からの光ビームにより1つの感光体上に潜像を書き込んでいた。
これに対し、本発明の第2の実施形態における画像形成装置は、1つの光源26からの光ビームにより複数の感光体13上に潜像を書き込む。以下特記しない限り、本実施形態における構成および動作は、第1の実施形態と同様であるとする。
【0049】
画像形成装置に感光体が複数設けられている場合は、ポリゴンミラー11の面ごとによる補正を各々の感光体に対し行う必要がある。1つの光源26とポリゴンミラー11を用い複数の感光体へ書き込む場合でも各々の光ビームの経路によって書き出し位置がずれるため、各々の経路に対して面ごとの書き出し位置補正を行う。
【0050】
図9は、本発明の第2の実施形態において、複数の感光体13を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。以下、図9に沿って、本実施形態における複数の感光体を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作について説明する。
【0051】
まず、光検出器14で、全ての感光体13において、反射面ごとの直接書き出し位置を検知する(ステップS201)。
【0052】
次に、検知したポリゴンミラー11の面ごとによるばらつきを記憶部22(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶した後、位相変更部24による画素クロックの位相変更処理で、反射面ごとの書き出し位置を揃える(ステップS202)。この処理は、感光体13ごとで個別に行われる。
【0053】
次に、位相変更部24による画素クロックの位相変更処理で、各感光体13間における書き出し位置を揃える(ステップS203)。
【0054】
このようにして、本実施形態では、位相変更部24による書き出し位置の補正を、複数の感光体それぞれに対して行うことにより、画像形成装置における感光体13全ての書き出し位置のずれを補正する。
【0055】
(テストパターンを形成して面ごとと感光体ごとの書き出し位置合わせを同時に行う方法)
また、画像形成装置が複数の感光体13を有する場合、次に示すようなテストパターンから書き出し位置のずれ量をフィードバックして補正する方法により各感光体における書き出し位置の補正を行うとしてもよい。
【0056】
本実施形態では、画像形成装置内の中間転写ベルトあるいは搬送ベルトといった中間媒体へ、(例えばトナーで)テストパターン(規則性を有する画像)を形成してこれを転写する。テストパターン照射用の小型の光源(好ましくはLEDあるいは冷陰極管)は、形成されたテストパターンへ光ビームを照射し、光検出センサで反射光を検出する。なお、このテストパターン照射用の光源としては、特に小型で輝度が大きく消費電力が小さいLEDを用いることが好ましい。
【0057】
図10は、本発明の第2の実施形態における画像形成装置により形成されるテストパターンを示す図である。
図10に示されているように、各テストパターンは、塗りつぶしによるベタパターン51と、所定本数の互いに平行な線により形成される線パターン52とにより構成される。
線パターン52は、ポリゴンミラー11の面ごとの書き出し位置補正の対象にしている感光体13から転写されたパターンである。また、ベタパターン51は、基準色(前もってポリゴンミラー11の面ごとにおける書き出し位置の補正が完了している感光体13)のベタパターンである。
【0058】
線パターン52は、補正の対象にしているポリゴンミラー11の面のみで書かれ、6面ミラーだと6回に1回の割合であり、それを1つの面あたり数十ラインずつ、主走査方向に少しずつ決めた量だけずらしながら(これをパターンずらし量として定義する)、一定の長さをもつパターンを所定数(本実施形態では7つ)形成する。
その後、線パターン52上に、線パターン52と同じ幅をもつ基準色のベタパターン51を補正済みの書き出し位置から上書きする。ベタパターン51からはみ出す線パターン52の量(線の長さ)は、パターンずらし量の程度によって異なる。
光検出センサは、はみ出した線パターン52の線の長さに基づいて決まる反射光のセンサ強度を検出する。
【0059】
図11は、本発明の第2の実施形態におけるパターンずらし量と光検出センサの出力との関係を示す図である。
図11のグラフは、これらパターンずらし量とセンサ出力とをパラメータとして、それぞれ横軸と縦軸とに対応させている(I0はベースラインを示す)。図11には、図10に示される各パターンずらし量(−3、−2、−1、0、+1、+2、+3)時における各センサ出力(センサ強度)を示す点がプロットされている。上記のセンサ強度を示す点に応じて引いた線の交点がそのポリゴンミラー11の面の基準からのずれ量であり、これを画素クロックへフィードバックして図7を用いて説明した手段で書き出し位置を変更し、図11中のパターンずらし量0の点へ交点がシフトするように補正すれば、ポリゴンミラー11における面ごとの補正、および感光体13ごとによる色ごとの補正を行うことができる。
【0060】
これにより、感光体13を複数用いている画像形成装置でも、各々のポリゴンミラー11の面、感光体13で書き出し位置がそろえられ、各色にわたって重ね合わせても書き出し位置にずれのない高画質な画像が形成できる。
【0061】
なお、本実施形態では、制御部21のCPUによるプログラム処理により上記の書き出し位置の補正量の算出処理が行われるとしてよい。この場合、書き出し位置の補正量の算出処理を行うためのプログラムは、画像形成装置内のROMなどの記憶領域に記憶されているとしてもよい。
【0062】
図14は、本発明の第2の実施形態において、複数の感光体13を備えた画像形成装置によるテストパターンを用いた主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。以下、図14に沿って、本実施形態における複数の感光体を備えた画像形成装置によるテストパターンを用いた主走査開始位置の補正動作について説明する。
【0063】
まず、光検出器14で、基準とする感光体(基準色とする色のトナーで作像する感光体)における直接書き出し位置を検知する(ステップS501)。
【0064】
次に、検知したポリゴンミラー11の面ごとによるばらつきを記憶部22(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶した後、位相変更部24による画素クロックの位相変更処理で、複数の感光体13のうちの1つにおける書き出し位置を揃える(ステップS502)。
【0065】
次に、図10で示されるようなテストパターンを各感光体13で作像し、中間媒体に転写する(ステップS503)。
【0066】
次に、光検出センサは、中間媒体上に形成されたテストパターンを読み取り、制御部21は、その読み取り値(センサ強度)とパターンずらし量とに基づいて、各感光体13における書き込み開始位置のずれ量を算出する(ステップS504)。
【0067】
次に、制御部21により算出されたずれ量だけ書き出し位置を移動させて補正するように、位相変更部24は、基準とする感光体以外の他の全ての感光体における画素クロックの位相変更を行う(ステップS505)。
以上で、画像形成装置が複数の感光体を有する場合における書き込み開始位置の補正動作が終了する。
【0068】
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の感光体を用い、各色にわたって重ね合わせるカラー画像を形成する画像形成装置においても、書き出し位置にずれのない高画質な画像を形成することが可能となる。
【0069】
また、本実施形態によれば、テストパターンを用いることにより、光検出器で直接検出し位置を合わせした基準面へテストパターンからのフィードバックのみでポリゴンミラーごとの書き出し位置合わせと感光体ごとの色ごとの書き出し位置合わせを同時に行うことができる。また、直接検知に用いる光検出器を基準色のためだけ用意すればよいので書き出し位置を合わせるために必要な構成部品も減らすことができる。よって、より簡潔な手段と装置を用いて書き出し位置にずれの無い高画質な画像を形成することができる。
【0070】
<第3の実施形態>
(感光体ごとに光ビームが複数である画像形成装置)
本実施形態における画像形成装置は、一回の走査で複数の光ビームを用いて画像を形成することにより、より高速に画像を形成することが可能となっている。複数の光ビームを用いて画像形成を行う場合、各々の光源26からの光ビームのポリゴンミラーへの入射角度、入射点等が各々異なり、同じポリゴンミラーを用いても光路が異なるためにずれ量が異なり、より大きな書き出し位置のずれが生じる。
本実施形態における画像形成装置は、複数個ある光ビームごとにポリゴンミラーの面ごとでばらつきを記憶し、面ごとのばらつきに対応した補正値を組み込んで書き出し位置を決定することで、複数の光源26からなる光ビームで一度に複数ライン走査した際にずれがなく高画質な画像を形成する。
【0071】
本発明の第1の実施形態における画像形成装置は、1つの光源26からの光ビームにより1つの感光体上に潜像を書き込んでいた。
これに対し、本発明の第3の実施形態における画像形成装置は、複数の光源26からの光ビームにより1つの感光体上に潜像を書き込む。以下特記しない限り、本実施形態における構成および動作は、第1の実施形態と同様であるとする。
【0072】
感光体1つに対し光源26が複数ある場合、一度の走査で複数ラインの走査を行う。例えば光源26が2つあると、同時(やや時間差があることもある)に2ライン走査する。
【0073】
図12は、本発明の第3の実施形態において、複数の光源26を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。以下、図12に沿って、本実施形態における複数の感光体を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作について説明する。
【0074】
まず、全光源26のうち、基準となる1つの光源26(以下、基準光源26)を除いた光源26を全て消灯し、その基準光源26のみで走査する。光検出器14は、その基準光源26における書き出し位置をポリゴンミラー11各面において検出する(ステップS301)。このとき、検出した基準光源26におけるポリゴンミラー11の面ごとによるばらつきを記憶部22(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶する。
この基準光源26がポリゴンミラー11の1つの面に光ビームを射出した際に検出された書き出し位置を、基準となる書き出し位置(以下、基準書き出し位置)とする。また、この基準書き出し位置に対応するポリゴンミラー11の1つの面を基準面とする。なお、この基準面は、ポリゴンミラー11における複数の反射面のうち、ポリゴンミラーカウンタ23のカウント値が「0」の面であるとしてよい。
【0075】
次に、先ほど点灯していた光源(基準光源)を消灯し、消灯していた光源の1つ(基準光源以外の他の光源)を点灯させ、走査する。光検出器14は、基準光源以外の他の光源における書き出し位置をポリゴンミラー11各面において検出する(ステップS302)。このように、基準光源以外の他の光源における書き出し位置の検出処理を、1光源ずつ行い、光検出器14は、全ての光源26における書き出し位置を検出する。このとき、検出した各光源26におけるポリゴンミラー11の面ごとによるばらつきを記憶部22(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶する。
【0076】
次に、位相変更部24による画素クロックの位相変更処理により、各光源26の各期間における光ビーム射出タイミングを制御するための画素クロックの位相を変更して、基準書き出し位置以外の全光源26における書き出し位置を、基準書き出し位置に一致させて書き出し位置を揃える(ステップS303)。
【0077】
このようにして、感光体に光ビームを照射する光源26の数が複数になるときでも、書き出し位置にずれのない高画質な画像を形成することが可能となる。
【0078】
以上説明したように、本実施形態によれば、画像形成装置は、複数の光ビームを用いて感光体上へより高速に形成される画像において書き出し位置にずれのない高画質な画像を形成することが可能となる。
【0079】
<第4の実施形態>
(複数の感光体と複数の光ビームを持つ画像形成装置)
本実施形態における画像形成装置は、カラーでより高速である複数の感光体に対して複数の光源からの光ビームを用い単色画像を重ね合わせる画像形成装置であって、複数個ある光源ごとにポリゴンミラーの面ごとでばらつきを記憶し、面ごとのばらつきに対応した補正値を組み込んで書き出し位置を決定することで、複数の光源からの光ビームで一度に複数ライン走査した際に書き出し位置にずれがなく、複数の感光体が形成した像の重ね合わせて高画質なカラー画像を形成する。
【0080】
また、本実施形態における画像形成装置は、複数の感光体と複数の光ビームを用いる画像形成装置であって、複数の光源26からの光ビームの書き出し位置を個々の感光体ごとで補正し、さらに感光体ごとすなわち色ごとで書き出し位置を補正している。本実施形態では、この二段階の補正を同時に行うことにより、補正装置と補正手段を簡潔にすることが可能となる。
【0081】
本発明の第2の実施形態における画像形成装置は、1つの光源26からの光ビームにより複数の感光体上に潜像を書き込んでいた。
これに対し、本発明の第4の実施形態における画像形成装置は、複数の光源26からの光ビームにより複数の感光体上に潜像を書き込む。以下特記しない限り、本実施形態における構成および動作は、第2の実施形態と同様であるとする。
【0082】
図13は、本発明の第4の実施形態において、複数の光源26および複数の感光体を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。以下、図13に沿って、本実施形態における複数の感光体を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作について説明する。
【0083】
まず、全光源26のうち、基準となる1つの光源(以下、基準光源)を除いた光源を全て消灯し、その基準光源のみで走査する。光検出器14は、その基準光源における書き出し位置をポリゴンミラー11各面において検出する(ステップS401)。
このとき、検出した基準光源におけるポリゴンミラー11の面ごとによるばらつきを記憶部22(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶する。
この基準光源がポリゴンミラー11の1つの面に光ビームを射出した際に検出された書き出し位置を、基準となる書き出し位置(以下、基準書き出し位置)とする。また、この基準書き出し位置に対応するポリゴンミラー11の1つの面を基準面とする。なお、この基準面は、ポリゴンミラー11における複数の反射面のうち、ポリゴンミラーカウンタ23のカウント値が「0」の面であるとしてよい。以上の動作を感光体ごとに行う。
【0084】
次に、先ほど点灯していた光源(基準光源)を消灯し、消灯していた光源の1つ(基準光源以外の他の光源)を点灯させ、走査する。光検出器14は、基準光源以外の他の光源における書き出し位置をポリゴンミラー11各面において検出する(ステップS402)。
このように、基準光源以外の他の光源における書き出し位置の検出処理を、1光源ずつ行い、光検出器14は、全ての光源26における書き出し位置を検出する。このとき、検出した各光源26におけるポリゴンミラー11の面ごとによるばらつきを記憶部22(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶する。以上の動作を全感光体で行う。
【0085】
次に、位相変更部24による画素クロックの位相変更処理により、各光源26の各期間における光ビーム射出タイミングを制御するための画素クロックの位相を変更して、基準書き出し位置以外の全光源26における書き出し位置を、基準書き出し位置に一致させて書き出し位置を揃える(ステップS403)。以上の動作を感光体ごとに行う。
【0086】
感光体ごとの書き出し位置合わせ処理が完了すると(ステップS404)、位相変更部24による画素クロックの位相変更処理で、各感光体13間における書き出し位置を揃える(ステップS405)。
【0087】
このようにして、感光体13、ポリゴンミラー11の各面そして光源26ごとのすべての組み合わせで、書き出し位置を光検出器14で検出し、位相変更部24による位相変更処理であわせて補正する。
【0088】
(テストパターンを形成して面、感光体、および光源26ごとの書き出し位置合わせを同時に行う方法)
また、画像形成装置が複数の感光体13および複数の光源26を有する場合、第2の実施形態と同様に、テストパターンから書き出し位置のずれ量をフィードバックして補正する方法により各感光体における書き出し位置の補正を行うとしてもよい。
【0089】
図15は、本発明の第4の実施形態において、複数の感光体13を備えた画像形成装置によるテストパターンを用いた主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。以下、図15に沿って、本実施形態における複数の感光体を備えた画像形成装置によるテストパターンを用いた主走査開始位置の補正動作について説明する。
【0090】
まず、全光源26のうち、基準となる1つの光源(以下、基準光源)を除いた光源を全て消灯し、その基準光源のみで走査する。光検出器14は、ポリゴンミラー11の基準面に光ビームを射出し、1つの感光体(基準感光体)を走査した際において、その基準光源による書き出し位置を検出する(ステップS601)。このとき、検出した基準光源における基準面における書き出し位置を記憶部22(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶する。
この基準面は、ポリゴンミラー11における複数の反射面のうちの1面であって、ポリゴンミラーカウンタ23のカウント値が「0」の面であるとしてよい。
この基準光源がポリゴンミラー11の基準面に光ビームを射出した際に検出された書き出し位置を、基準書き出し位置とする。
【0091】
次に、光検出器14は、基準面以外の各面に光ビームを射出し、基準感光体を走査した際において、その基準光源26による書き出し位置を検出する(ステップS602)。このとき、検出した基準光源が基準感光体を走査した際におけるポリゴンミラー11の各面ごとによるばらつきを記憶部22(例えば、RAM、レジスタなど)に記憶する。
この動作を基準光源以外の他の光源が、基準感光体に光ビームを射出する際においても繰り返す。
【0092】
次に、位相変更部24による画素クロックの位相変更処理で、基準感光体における各光源26の書き出し位置を、基準書き出し位置に揃える(ステップS603)。
【0093】
次に、図10で示されるようなテストパターンを各感光体13で作像し、中間媒体に転写する(ステップS604)。
【0094】
次に、光検出センサは、中間媒体上に形成されたテストパターンを読み取り、制御部21は、その読み取り値(センサ強度)とパターンずらし量とに基づいて、ポリゴンミラー11の反射面ごとの書き込み開始位置のずれ量を各感光体において算出する(ステップS605)。
【0095】
次に、制御部21により算出されたずれ量だけ書き出し位置を移動させて補正するように、位相変更部24は、基準とする感光体以外の他の全ての感光体における画素クロックの位相変更を行う(ステップS606)。
以上で、画像形成装置が複数の感光体および光源26を有する場合における書き込み開始位置の補正動作が終了する。
【0096】
このようにして、図10のテストパターンとそこからずれ量をフィードバックして用いる前記の補正手段を、光源を一つずつ点灯し切り替えながら用いて、複数の各々の感光体へ複数の光ビームを用いて書き込む書き出し位置と、各色にわたって重ね合わせる感光体ごと(色ごと)の書き出し位置の補正を同時に行う。
【0097】
以上説明したように、本実施形態によれば、複数の各々の感光体へ複数の光ビームを用いて一回の走査で数ライン分の走査を行い、これらの画像を各色にわたって重ね合わせるカラーの画像において、書き出し位置にずれのない高画質な画像を形成することが可能となる。
【0098】
また、本実施形態によれば、テストパターンをフィードバックして用いることにより、複数の各々の感光体へ複数の光ビームを用いて書き込む書き出し位置と、各色にわたって重ね合わせる感光体ごと(色ごと)の書き出し位置の補正を同時に行うことができ、かつ構成部品も減らすことができる。よって、より簡潔な手段と装置を用いて、書き出し位置にずれの無い高画質な画像を高速で形成することができる。
【0099】
なお、上記の実施形態は本発明の好適な実施の一例であり、本発明の実施形態は、これに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々変形して実施することが可能となる。
【0100】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、回転多面鏡を構成する各反射面間にて反射した光ビームによる走査開始位置のばらつきを容易に補正することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態における画像形成装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態における画像形成装置の制御系の構成を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施形態におけるポリゴンミラー回転に伴って出力される各信号のタイミングチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態における光検出器により検出された1主走査期間分の光ビームの波形を示す図である。
【図5】本発明の第1の実施形態の変形例における画像形成装置の構成を示す図である。
【図6】本発明の第1の実施形態における画素クロックと位相変更後の画素クロックとの関係を示すタイミングチャートである。
【図7】本発明の第1の実施形態において、元のクロック(oclk)とポリゴンミラー11の各面(ここでは6面)における画素クロック(画素クロック1〜6)とを示す図である。
【図8】本発明の第1の実施形態において、1つの感光体を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態において、複数の感光体を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図10】本発明の第2の実施形態における画像形成装置により形成されるテストパターンを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態におけるパターンずらし量と光検出センサの出力との関係を示す図である。
【図12】本発明の第3の実施形態において、複数の光源を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図13】本発明の第4の実施形態において、複数の光源および複数の感光体を備えた画像形成装置による主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施形態において、複数の感光体を備えた画像形成装置によるテストパターンを用いた主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。
【図15】本発明の第4の実施形態において、複数の感光体を備えた画像形成装置によるテストパターンを用いた主走査開始位置の補正動作の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
1〜6 画素クロック
10 光ビーム走査装置
11 ポリゴンミラー
12 結像レンズ
13 感光体
14 光検出器
15a、15b 光検知板
16 ハーフミラー
17 ポリゴンモータ
18 ホール素子
21 制御部
22 記憶部
23 ポリゴンミラーカウンタ
24 位相変更部
25 光源駆動部
26 光源
51 ベタパターン
52 線パターン

Claims (5)

  1. 光源の点灯により射出した光ビームを回転多面鏡における複数の反射面のいずれかにて偏向させて、2つ以上の副走査方向に移動する被走査媒体上を前記副走査方向と直交する主走査方向に走査し、該走査により前記2つ以上の被走査媒体上に得た潜像を可視化してこれらの可視像をそれぞれ転写紙上に転写し、定着して出力する画像形成装置であって、
    前記回転多面鏡における各反射面における前記主走査方向の走査開始位置であって、前記2つ以上の被走査媒体のうちの1つの被走査媒体を走査する場合における走査開始位置を検出する開始位置検出手段と、
    前記検出された各反射面における前記走査開始位置の情報を記憶する記憶手段と、
    光ビーム走査経路上における各反射面の前記走査開始位置直前で光ビームを検知すると、同期検知信号を出力する同期検知手段と、
    前記同期検知信号と同期をとって、前記光源の点灯タイミングを制御するための画素クロックを生成するとともに、
    前記記憶手段に記憶されている各反射面間における前記走査開始位置の差に基づいて、前記複数の反射面のうちの1つの反射面の走査開始位置に、他の反射面における走査開始位置を一致させるように前記画素クロックの位相を変更する位相変更手段と、
    前記位相変更手段により変更された画素クロックに基づいて前記1つの被走査媒体上に走査された潜像を基準色のベタパターンとし、前記回転多面鏡における前記複数の反射面のうちの1つにて偏向された光ビームが前記1つの被走査媒体以外の各被走査媒体上を走査する場合における潜像を線パターンとし、前記線パターンを所定の量づつずらして中間媒体上に所定数転写し、さらに、前記各線パターン上に前記各線パターンと同じ幅で前記基準色のベタパターンを転写してテストパターンとして前記中間媒体上にそれぞれ転写する転写手段と、を備え、
    前記開始位置検出手段は、前記回転多面鏡における各反射面における前記主走査方向の走査開始位置を前記被走査媒体ごとに検出し、
    前記記憶手段は、前記検出された各反射面における走査開始位置の情報を前記被走査媒体ごとに記憶し、
    前記位相変更手段は、
    前記テストパターンの主走査方向の転写位置の差に基づいて、前記反射面ごとに前記線パターンが潜像された各被走査媒体の走査開始位置を、前記基準色のベタパターンが潜像された前記1つの被走査媒体の走査開始位置に一致させるように前記画素クロックの位相を変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 2つ以上の副走査方向に移動する被走査媒体に対して、それぞれ2つ以上の光源の点灯により射出し、回転多面鏡における複数の反射面のいずれかにて偏向させた光ビームにより前記副走査方向と直交する主走査方向に走査し、該走査により前記被走査媒体上に得た潜像を可視化してこれらの可視像を転写紙上に転写し、定着して出力する画像形成装置であって、
    前記2つ以上の光源の1つの光源が前記複数の反射面のうちの1つに射出され、前記2つ以上の被走査媒体のうちの1つの被走査媒体を走査する場合における走査開始位置を検出する開始位置検出手段と、
    前記検出された前記走査開始位置の情報を記憶する記憶手段と、
    光ビーム走査経路上における前記走査開始位置直前で光ビームを検知すると、同期検知信号を出力する同期検知手段と、
    前記同期検知信号と同期をとって、前記光源の点灯タイミングを制御するための画素クロックを生成するとともに、
    前記記憶手段に記憶されている走査開始位置に基づいて、前記2つ以上の光源の1つの光源が前記複数の反射面のうちの1つに射出され、前記2つ以上の被走査媒体のうちの1つの被走査媒体を走査する場合における走査開始位置に、前記1つの光源の他の反射面及び前記1つの被走査媒体を走査する他の光源の各反射面における走査開始位置を一致させるように、前記画素クロックの位相を変更する位相変更手段と、
    前記位相変更手段により変更された画素クロックに基づいて前記1つの被走査媒体上に走査された潜像を基準色のベタパターンとし、前記回転多面鏡における前記複数の反射面のうちの1つにて偏向された光ビームが前記1つの被走査媒体以外の各被走査媒体上を走査する場合における潜像を線パターンとし、前記線パターンを所定の量づつずらして中間媒体上に所定数転写し、さらに、前記各線パターン上に前記各線パターンと同じ幅で前記基準色のベタパターンを転写してテストパターンとして前記中間媒体上にそれぞれ転写する転写手段と、を備え、
    前記開始位置検出手段は、前記回転多面鏡における各反射面における前記主走査方向の走査開始位置を、前記走査する被走査媒体ごとおよび前記光源ごとに検出し、
    前記記憶手段は、前記検出された各反射面における走査開始位置の情報を、前記被走査媒体ごとおよび前記光源ごとに記憶し、
    前記位相変更手段は、
    前記テストパターンの主走査方向の転写位置の差に基づいて、前記各反射面および前記各光源において前記線パターンが潜像された各被走査媒体の走査開始位置を、前記基準色のベタパターンが潜像された前記1つの被走査媒体の走査開始位置に一致させるように前記画素クロックの位相を変更することを特徴とする画像形成装置。
  3. 前記位相変更手段は、
    少なくとも、前記画素クロックの1周期よりも短い単位で位相変更を行うことを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
  4. 1主走査ごとに出力される前記同期検知信号と、前記回転多面鏡1周期ごとに出力される回転多面鏡信号とに基づいて、光ビームが入射している前記反射面を特定し、該特定した反射面を示す反射面特定情報を出力する反射面識別手段を有することを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 前記位相変更手段は、
    前記反射面識別手段により出力される反射面特定情報と、前記記憶手段により記憶された走査開始位置とに基づいて、位相変更を行うことを特徴とする請求項4記載の画像形成装置。
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