JP4504673B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
この遊技機は、遊技者の指をガラスの前面に接触させることで、思い通りに遊技状態を変更することができる。
そこで、本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、頻繁に遊技者の指がガラスの前面に接触しても、自動的にガラスの前面側をきれいな状態に保持することができ、ホール従業員のガラス清掃作業を無くすことができる遊技機を提供することを目的とする。
また、請求項3記載の発明は、請求項2記載の遊技機において、前記制御部は、特定時間までの時間経過を計測するタイマ手段を備えており、このタイマ手段が前記特定時間を計測したときに、前記制御開始手段が前記フィルム交換部への制御を開始するようにした。
さらに、請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機において、前記透明なフィルムは、少なくとも前記センサを覆い、前記ガラスの前面及び裏面を一周するように配置した無端状の帯状フィルムであり、前記フィルム交換部は、前記ガラス枠の左右枠の裏側にそれぞれ配置し、前記透明なフィルムを半周巻き付けている駆動ローラ及び従動ローラと、前記制御部の制御指令に基づいて前記駆動ローラに回転力を伝達する回転モータと、前記駆動ローラ及び前記従動ローラの一方に付設され、前記透明なフィルムに接触することで当該透明なフィルムに付着している汚れを落とす棒状の清掃用ブラシとを備えている。
図1は、1実施形態としてのパチンコ機2を正面から示すものであり、このパチンコ機2は、外枠4に螺着した前面枠6に、下皿8と、上皿10と、打球の飛距離を調整するハンドル12と、ガラス14を装着したガラス枠16と、下皿8及び上皿10との間に配置した清掃スイッチ38とを設け、ガラス枠16の裏面に後述する遊技盤Gを取り付けているとともに、帯状の透明フィルム18が、ガラス14の前面下部の左右方向を覆って配置されている。
また、フィルム案内部22は、詳細には説明しないが、透明フィルム18が半周だけ巻き付いた状態で回転自在に配置したローラを備えている。
これらフィルム移動部20及びフィルム案内部22に巻き付けられた無端状の透明フィルム18は、上部及び下部スプリング28a,28bが上部及び下部ローラ支持板26a,26bを介して駆動ローラ30をガラス14の右側端面から離間する方向に押し出していることで、透明フィルム18にテンションを与え続けている。
ここで、駆動モータ34の駆動により透明フィルム18が移動する際には、ガラス14を覆っていた部分が布製ブラシ36と接触するので、透明フィルム18に付着している指紋等の付着物の拭き取り動作が行われるようになっている。
なお、フィルム移動部20及びフィルム案内部22が、フィルム交換部に相当している。
タッチセンサ48は、このタッチセンサ48の前方位置のガラス14にタッチした遊技者の指を検知することで作動する非接触の光学式センサであり、前述した透明フィルム18は、遊技者の指が接触する位置のガラス14を覆いながらガラス14の前面下部の左右方向に配置されている。
本実施形態のパチンコ機2の制御回路は、清掃スイッチ38、タッチセンサ48、図柄始動スイッチ50、大入賞口スイッチ54、リセット回路56、電源回路58、入力ポート60、主制御部62、ROM64、RAM66、出力ポート68、図柄表示装置40、大入賞口作動ソレノイド70、ランプ表示装置72、効果音発生装置74、賞球払出装置76、球発射装置78、回転モータ34を有する。
主制御部62は、遊技機全体の制御を行うCPU(処理装置)であり、ROM(読み出し専用メモリ)64およびRAM(ランダムアクセスメモリ)66を内蔵する1チップCPUを使用しても、ROM64およびRAM66を外付けでバス接続したCPUを使用してもよい。
なお、入力ポート60、主制御部62及び出力ポート68が、制御部に相当している。
遊技者がハンドル12の操作により遊技球の発射制御を行うと、遊技領域内G1に遊技球が発射され、始動入賞口42に入賞して、図示していない特別図柄始動スイッチが、始動入賞口42への入賞を検出することにより図柄表示装置20の図柄が変動開始される。
そして、遊技者が、タッチセンサ48の前方のガラス14を指でタッチすると、図柄表示装置20の図柄が変更されるようになっている。
図柄が予め定められた特定の図柄となった場合、図示していない大入賞口作動ソレノイドの作動により、可変入賞球装置28が、予め定められた条件の間(例えば30秒以内、又は大入賞口スイッチが遊技球を10個検出するまで)開放する。
ステップS4では回転モータ34の駆動制御を行い、次いで、ステップS5に移行して累積カウンタ58及びタイマ59をゼロクリアした後、処理を終了する。
一方、ステップS6では、タッチセンサ48がON状態かOFF状態であるかを確認し、タッチセンサ48がON状態となっている場合にはステップS8に移行し、タッチセンサ48がOFF状態となっている場合にはステップS10に移行する。
ステップS8では累積カウンタ58の値をインクリメント(+1)し、ステップS12に移行する。
ステップS14では回転モータ34の駆動制御を行い、次いでステップS16に移行して累積カウンタ58及びタイマ59をゼロクリアした後に処理を終了する。
一方、前述したステップS6でタッチセンサ48がOFF状態となっている場合に移行するステップS10では、タイマ59のカウントを行い、次いでステップS18に移行する。
ステップS20では回転モータ34の駆動制御を行い、次いでステップS22に移行して累積カウンタ58及びタイマ59をゼロクリアした後に処理を終了する。
なお、図5のステップS6、8、12が、接触カウント手段に相当し、ステップS10、18がタイマ手段に相当し、ステップS14と、ステップS20と、ステップS4とが、それぞれ制御開始手段に相当している。
遊技者は、タッチセンサ48の前方のガラス14を指でタッチし、図柄表示装置20の図柄を変更しながら遊技を行っている。そして、遊技者の指がタッチセンサ48の前方のガラス14をタッチする回数が50回になると、主制御部62から回転モータ34に駆動信号が出力される(ステップS2、6、8、12、14、16)。
また、本実施形態では、非接触の光学式センサであるタッチセンサ48を使用したが、他のタッチセンサ、例えば、発光ダイオードとフォトトランジスタとをガラス枠16近くで互いに対向するように縦横方向に配置しておき、ガラス14の特定位置を遊技者の指がタッチして光を遮ることで検知するセンサであっても、同様の作用効果を奏することができる。
さらに、フィルム移動部20に、透明フィルム18に接触して汚れを落とす布製ブラシ36を配置したが、フィルム案内部2に、布製ブラシ36を配置して透明フィルム18に接触するようにしても、透明フィルム18の汚れを落とすことができる。
14 ガラス
16 ガラス枠
16a,16b ガラス縦枠部材
18 透明フィルム(透明なフィルム)
20 フィルム移動部
22 フィルム案内部
30 駆動ローラ
34 回転モータ
36 布製ブラシ(清掃用ブラシ)
38 清掃スイッチ
48 タッチセンサ(センサ)
58 累積カウンタ
59 タイマ
60 入力ポート
62 主制御部
68 出力ポート
G 遊技盤
G1 遊技領域内
H タイマ59の計測時間
N 累積カウンタ58の累積最大値
Claims (5)
- 遊技領域内に発射された遊技球が入賞可能な始動入賞装置、前記始動入賞装置への遊技球の入賞にもとづき図柄の変動表示を開始する図柄表示装置、及び、前記図柄表示装置の下方に配置されて遊技者の指を検知するためのセンサを有する遊技盤と、当該遊技盤の前面を覆うガラスが装着されたガラス枠とを備え、前記センサの前方位置のガラスに遊技者の指を接触させると、前記センサが検知して前記図柄表示装置に表示される図柄の表示を変更するようにした遊技機において、
前記センサは、当該センサの前方位置の前記ガラスに接触した遊技者の指を検知することで作動する非接触式の光学式センサで構成され、
前記ガラスの前面下部に前記センサの前方位置を覆い、前記ガラスの左右に設けたフィルム移動部とフィルム案内部とに巻き付けて左右方向に移動可能に配置した透明なフィルムと、
前記透明なフィルムを前記センサから得た情報に基づき移動させて前記センサの前方位置の前記透明なフィルムを交換するフィルム交換部と、前記フィルム交換部を制御する制御部とを備えたことを特徴とする遊技機。 - 前記制御部は、前記遊技者の指が前記センサに接触した回数をカウントする接触カウント手段と、この接触カウント手段がカウントした回数が所定値となったときに、前記フィルム交換部への制御を開始する制御開始手段とを備えていることを特徴とする請求項1記載の遊技機。
- 前記制御部は、特定時間までの時間経過を計測するタイマ手段を備えており、このタイマ手段が前記特定時間を計測したときに、前記制御開始手段が前記フィルム交換部への制御を開始するようにしたことを特徴とする請求項2記載の遊技機。
- 清掃スイッチを設け、遊技者が前記清掃スイッチをON状態としたときに、前記制御部は、前記制御開始手段が前記フィルム交換部への制御を開始するようにしたことを特徴とする請求項2又は3に記載の遊技機。
- 前記透明なフィルムは、少なくとも前記センサを覆い、前記ガラスの前面及び裏面を一周するように配置した無端状の帯状フィルムであり、
前記フィルム交換部は、前記ガラス枠の左右枠の裏側にそれぞれ配置し、前記透明なフィルムを半周巻き付けている駆動ローラ及び従動ローラと、前記制御部の制御指令に基づいて前記駆動ローラに回転力を伝達する回転モータと、前記駆動ローラ及び前記従動ローラの一方に付設され、前記透明なフィルムに接触することで当該透明なフィルムに付着している汚れを落とす棒状の清掃用ブラシとを備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の遊技機。
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