JP5746815B2 - 遊技機、異常診断装置および異常診断方法 - Google Patents

遊技機、異常診断装置および異常診断方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5746815B2
JP5746815B2 JP2009058931A JP2009058931A JP5746815B2 JP 5746815 B2 JP5746815 B2 JP 5746815B2 JP 2009058931 A JP2009058931 A JP 2009058931A JP 2009058931 A JP2009058931 A JP 2009058931A JP 5746815 B2 JP5746815 B2 JP 5746815B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
drive
abnormality
amount
movable body
instruction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009058931A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010207491A (ja
Inventor
丈 染矢
丈 染矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyoraku Industrial Co Ltd
Original Assignee
Kyoraku Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyoraku Industrial Co Ltd filed Critical Kyoraku Industrial Co Ltd
Priority to JP2009058931A priority Critical patent/JP5746815B2/ja
Publication of JP2010207491A publication Critical patent/JP2010207491A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5746815B2 publication Critical patent/JP5746815B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、パチンコ遊技機等の遊技機、遊技機に備えられたモータの異常を診断する装置およびその診断方法に関する。
液晶画面等で行われる画像演出に合わせて、実際の構造物、いわゆるギミックといわれる演出部材(可動体)をモータの駆動によって移動させて、演出効果を盛り上げる遊技機が提案されている。また、この演出部材が正常に動作しているかどうかを診断する手段を具備した遊技機も提案されている。
例えば、特許文献1に記載の遊技機においては、可動物(演出部材)を第1位置から第2位置へ移動させるために要する駆動源(モータ)の駆動量以上の駆動量を計測手段が計測したにもかかわらず、可動物が第2位置にあるのをセンサが検知しない場合には、可動物の作動に異常が発生したと判断する。
特開2007−229066号公報
演出部材(可動体)をモータの駆動によって移動させ、センサにて演出部材の位置を検知する装置の異常の発生原因としては、センサの故障、モータの故障などが考えられる。ゆえに、演出部材が所定の位置にあるのをセンサが検知しない場合に異常が発生したと判断する場合には、その異常がモータの異常に起因するものであるかどうか不明である。
したがって、演出部材を駆動するモータの異常を診断できるようにすることが望まれる。
かかる目的のもと、本発明は、遊技盤110に対して可動する可動体501と、前記可動体501が特定の位置に位置していることを検出する位置検出手段526と、前記可動体501を駆動する駆動モータ521と、前記駆動モータ521に対して駆動指示を行う駆動指示手段326と、前記駆動モータ521の実際の駆動量を検出する駆動量検出手段527と、前記駆動モータ521の異常を診断する異常診断手段327と、を備える遊技機100であって、前記駆動指示手段326は、前記位置検出手段526が前記可動体501が特定の位置に位置していることを検出した後に当該可動体501を第1の方向に所定量移動させる第1の駆動指示を行った後、当該位置検出手段526が当該可動体501が特定の位置に位置していることを検出するまで第2の方向に移動させる第2の駆動指示を行い、前記駆動量検出手段527は、前記第1の駆動指示に応じて前記駆動モータ521が実際に駆動した第1の駆動量と、前記第2の駆動指示に応じて当該駆動モータ521が実際に駆動した第2の駆動量とを検出し、前記異常診断手段327は、前記駆動量検出手段527が検出した前記第1の駆動量と前記第2の駆動量とに基づいて前記駆動モータ521の異常を診断することを特徴とする遊技機である。
ここで、前記異常診断手段327は、前記第1の駆動量と前記第2の駆動量との差が所定の範囲外である場合に異常と診断することが好適である。
また、前記異常診断手段327は、前記第1の駆動量と前記第2の駆動量との差が所定の範囲外となった回数が所定回数以上となった場合に異常と診断することが好適である。
また、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114をさらに備え、前記駆動指示手段326は、前記可動体501を前記画像表示部114の領域外に主に位置する第1の位置から当該画像表示部114の領域内に主に位置する第2の位置へ移動させる駆動指示を行った後に、当該可動体501を当該第2の位置から当該第1の位置へ移動させるべく前記第1の方向に移動させる駆動指示を行い、前記位置検出手段526が当該可動体501が当該第1の位置に位置していることを検出したら当該可動体501をさらに第1の方向に移動させる第1の駆動指示を行うことが好適である。
他の観点から捉えると、本発明は、遊技盤110に対して可動する可動体501と、当該可動体501が特定の位置に位置していることを検出する位置検出手段526と、当該可動体501を駆動する駆動モータ521とを備える遊技機100の当該駆動モータ521の異常を診断する異常診断装置であって、前記駆動モータ521に対して駆動指示を行う駆動指示手段326と、前記駆動モータ521の実際の駆動量を検出する駆動量検出手段527と、前記駆動モータ521の異常を診断する異常診断手段327と、を備え、前記駆動指示手段326は、前記位置検出手段526が前記可動体501が特定の位置に位置していることを検出した後に当該可動体501を第1の方向に所定量移動させる第1の駆動指示を行った後、当該位置検出手段526が当該可動体501が特定の位置に位置していることを検出するまで第2の方向に移動させる第2の駆動指示を行い、前記駆動量検出手段527は、前記第1の駆動指示に応じて前記駆動モータ521が実際に駆動した第1の駆動量と、前記第2の駆動指示に応じて当該駆動モータ521が実際に駆動した第2の駆動量とを検出し、前記異常診断手段327は、前記駆動量検出手段527が検出した前記第1の駆動量と前記第2の駆動量とに基づいて前記駆動モータ521の異常を診断することを特徴とする異常診断装置である。
ここで、前記異常診断手段327は、前記第1の駆動量と前記第2の駆動量との差が所定の範囲外である場合に異常と診断することが好適である。
また、前記異常診断手段327は、前記第1の駆動量と前記第2の駆動量との差が所定の範囲外となった回数が所定回数以上となった場合に異常と診断することが好適である。
他の観点から捉えると、本発明は、遊技盤110に対して可動する可動体501と、当該可動体501が特定の位置に位置していることを検出する位置検出手段526と、当該可動体501を駆動する駆動モータ521と、当該駆動モータ521に対して駆動指示を行う駆動指示手段326と、当該駆動モータ521の実際の駆動量を検出する駆動量検出手段527とを備える遊技機100の当該駆動モータ521の異常を診断する異常診断方法であって、前記駆動指示手段326に、前記位置検出手段526が前記可動体501が特定の位置に位置していることを検出した後に当該可動体501を第1の方向に所定量移動させる第1の駆動指示を行った後、当該位置検出手段526が当該可動体501が特定の位置に位置していることを検出するまで第2の方向に移動させる第2の駆動指示を行わせ、前記駆動量検出手段526が検出した、前記第1の駆動指示に応じて前記駆動モータ521が実際に駆動した第1の駆動量と、前記第2の駆動指示に応じて当該駆動モータ521が実際に駆動した第2の駆動量とに基づいて当該駆動モータ521の異常を診断することを特徴とする異常診断方法である。
なお、本欄における上記符号は、本発明の説明に際して例示的に付したものであり、この符号により本発明が減縮されるものではない。
本発明によれば、演出部材を駆動するモータの異常を診断することが可能になる。また、モータの実際の駆動量に基づいて異常を診断するのでより精度高く異常を診断することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本実施の形態に係るパチンコ遊技機100の概略正面図である。
同図に示す遊技機の一例としてのパチンコ遊技機100は、遊技者の指示操作により打ち出された遊技球が入賞すると賞球を払い出すように構成されたものである。このパチンコ遊技機100は、遊技球が打ち出される遊技盤110と、遊技盤110を囲む枠部材150と、を備えている。遊技盤110は、枠部材150に着脱自在に取り付けられている。
遊技盤110は、本体フレーム(不図示)に取り付けられており、前面に、遊技球により遊技を行うための遊技領域111と、下方から発射された遊技球が上昇して遊技領域111の上部位置へ向かう通路を形成するレール部材112とを備えている。
本実施の形態では、遊技者により視認され易い遊技領域111の位置に、演出のための各種の画像を表示する画像表示部114が配設されている。この画像表示部114は、遊技者によるゲームの進行に伴い、例えば、図柄抽選結果(図柄変動結果)を遊技者に図柄により報知したり、キャラクタの登場やアイテムの出現による予告演出を表示したりする。
また、遊技盤110の前面に、演出を行う演出部材としての可動役物116を備えている。なお、可動役物116については後で詳述する。
遊技領域111には、遊技球が落下する方向に変化を与えるための図示しない遊技くぎおよび風車等が配設されている。また、遊技領域111には、入賞や抽選に関する種々の役物が所定の位置に配設されている。また、遊技領域111には、遊技領域111に打ち出された遊技球のうち入賞口に入賞しなかったものを遊技領域111の外に排出する排出口117が配設されている。
本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選(大当たり抽選)が始動する第1始動口121と、第1始動口121の下方に位置し、遊技球が入ると入賞して特別図柄抽選が始動する第2始動口122と、遊技球が通過すると普通図柄抽選(開閉抽選)が始動するゲート124と、が遊技盤110に配設されている。第2始動口122は、チューリップの花の形をした一対の回動部材が電動ソレノイドにより開閉すると共に点灯する電動チューリップ123を備えている。
また、本実施の形態では、入賞や抽選に関する種々の役物として、第2始動口122の下方に位置し、特別図柄抽選の結果に応じて開放する大入賞口125と、遊技球が入賞しても抽選が始動しない普通入賞口126と、が遊技盤110に配設されている。
なお、本実施の形態では、遊技領域111に第1始動口121および第2始動口122が配設されているが、いずれか一方のみを配設する構成例や他の始動口を配設する構成例も考えられる。また、本実施の形態では、遊技領域111に大入賞口125が1つ配設されているが、大入賞口125を複数配設する構成例も考えられる。
本実施の形態では、遊技盤110の右下の位置に、抽選結果や保留数に関する表示を行う表示器130が配設されている。
また、遊技盤110の裏面には、内部抽選および当選の判定等を行う遊技制御基板、演出を統括的に制御する演出制御基板、画像および音による演出を制御する画像制御基板、各種のランプおよび可動役物116による演出を制御するランプ制御基板などの図示しない各種の基板等が取り付けられる。また、遊技盤110の裏面には、供給された24VのAC電源をDC電源に変換して各種の基板等に出力するスイッチング電源(不図示)が配設されている。
枠部材150は、遊技者がハンドル151に触れてレバー152を時計方向に回転させる操作を行うとその操作角度に応じた打球力にて遊技球を所定の時間間隔(例えば1分間に100個)で電動発射する発射装置(不図示)を備えている。また、枠部材150は、遊技者のレバー152による操作と連動したタイミングで発射装置に遊技球を1つずつ順に供給する供給装置(不図示)と、供給装置が発射装置に供給する遊技球を一時的に溜めておく皿153と、を備えている。この皿153には、例えば払い出しユニットによる払出球が払い出される。
また、枠部材150は、発射装置のハンドル151に遊技者が触れている状態であっても遊技球の発射を一時的に停止させるための停止ボタン154と、皿153に溜まっている遊技球を箱(不図示)に落下させて取り出すための取り出しボタン155と、を備えている。
また、枠部材150は、パチンコ遊技機100の遊技状態や状況を告知したり各種の演出を行ったりするスピーカ156および枠ランプ157を備えている。スピーカ156は、楽曲や音声、効果音による各種の演出を行い、また、枠ランプ157は、点灯点滅によるパターンや発光色の違い等で光による各種の演出を行う。なお、枠ランプ157については、光の照射方向を変更する演出を行うことを可能にする構成例が考えられる。
また、枠部材150は、遊技盤110を遊技者と隔てるための透明板(不図示)を備えている。
〔制御ユニットの構成〕
次に、パチンコ遊技機100での動作制御や信号処理を行う制御ユニットについて説明する。
図2は、制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。同図に示すように、制御ユニットは、メイン制御手段として、内部抽選および当選の判定等といった払い出す賞球数に関する各種制御を行う遊技制御部200を備えている。また、サブ制御手段として、演出を統括的に制御する演出制御部300と、画像および音響を用いた演出を制御する画像/音響制御部310と、各種のランプおよび可動役物116を用いた演出を制御するランプ制御部320と、払出球の払い出し制御を行う払出制御部400と、を備えている。
前述したように、遊技制御部200、演出制御部300、画像/音響制御部310、ランプ制御部320、および払出制御部400各々は、遊技盤110の裏面に配設されたメイン基板としての遊技制御基板、さらにはサブ基板としての演出制御基板、画像制御基板、ランプ制御基板、および払出制御基板において個別に構成されている。
〔遊技制御部の構成・機能〕
遊技制御部200は、内部抽選および当選の判定等といった払い出し賞球数に関連する各種制御を行う際の演算処理を行うCPU201と、CPU201にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM202と、CPU201の作業用メモリ等として用いられるRAM203と、を備えている。
遊技制御部200は、第1始動口121または第2始動口122に遊技球が入賞すると特別図柄抽選を行い、特別図柄抽選での当選か否かの判定結果を演出制御部300に送る。また、特別図柄抽選時の当選確率の変動設定(例えば300分の1から30分の1への変動設定)、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間の短縮設定、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間の短縮設定を行い、設定内容を演出制御部300に送る。
さらに、遊技制御部200は、電動チューリップ123の羽根の開時間の延長、および電動チューリップ123の羽根が開く回数の設定、さらには羽根が開く際の開閉動作間隔の設定を制御する。また、遊技球が連続的に第1始動口121または第2始動口122へ入賞したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留や、遊技球が連続的にゲート124を通過したときの未抽選分の限度個数(例えば4個)までの保留を設定する。
また、遊技制御部200は、特別図柄抽選の結果に応じて、大入賞口125が所定条件(例えば30秒経過または遊技球10個の入賞)を満たすまで突出傾斜して開状態を維持するラウンドを所定回数(例えば15回または2回)だけ繰り返すように制御する。さらには、大入賞口125が開く際の開閉動作間隔を制御する。
さらに、遊技制御部200は、第1始動口121、第2始動口122、大入賞口125および普通入賞口126に遊技球が入賞すると、遊技球が入賞した場所に応じて1つの遊技球当たり所定数の賞球を払い出すように、払出制御部400に対する指示を行う。
払出制御部400が遊技制御部200の指示に従って賞球の払い出しを行った場合には、遊技制御部200は、払い出した賞球の個数に関する情報を払出制御部400から取得する。それにより、払い出した賞球の個数を管理する。
遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞を検出する第1始動口スイッチ(不図示)、第2始動口122への遊技球の入賞を検出する第2始動口スイッチ(不図示)などの各種スイッチが接続されている。
また、遊技制御部200には、第1始動口121への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選(大当たり抽選)の未抽選分の保留個数を限度個数内(例えば4個)で表示する第1特別図柄保留表示器(不図示)、第2始動口122への遊技球の入賞により始動した特別図柄抽選の未抽選分の保留個数を限度個数内で表示する第2特別図柄保留表示器(不図示)などの各種表示器が接続されている。
そして、第1始動口スイッチなどの各種スイッチにて検出された検出信号が、遊技制御部200に送られる。また、遊技制御部200からの制御信号が、電動チューリップ開閉部(不図示)、大入賞口開閉部(不図示)、各種表示器に送られる。それにより、遊技制御部200は、上記した払い出し賞球数に関連する各種制御を行う。
さらに、遊技制御部200には、ホールに設置されたホストコンピュータ(不図示)に対して各種の情報を送信する盤用外部情報端子基板250が接続されている。そして、遊技制御部200は、払出制御部400から取得した払い出した賞球数に関する情報や遊技制御部200の状態等を示す情報を、盤用外部情報端子基板250を介してホストコンピュータに送信する。
〔演出制御部の構成・機能〕
次に、演出制御部300は、演出を制御する際の演算処理を行うCPU301と、CPU301にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM302と、CPU301の作業用メモリ等として用いられるRAM303と、日時を計測するリアルタイムクロック(RTC)304と、を備えている。
演出制御部300は、例えば遊技制御部200から送られる特別図柄抽選での当選か否かの判定結果に基づいて、演出内容を設定する。また、遊技が所定期間中断された場合には、演出の一つとして客待ち用の画面表示の設定を指示する。
さらには、遊技制御部200が特別図柄抽選時の当選確率を変動させた場合、特別図柄抽選時の特別図柄変動時間を短縮させた場合、および普通図柄抽選時の普通図柄変動時間を短縮させた場合には、演出制御部300は設定された内容に対応させて演出内容を設定する。
また、演出制御部300は、設定した演出内容の実行を指示するコマンドを画像/音響制御部310およびランプ制御部320に送る。
〔画像/音響制御部の構成・機能〕
画像/音響制御部310は、演出内容を表現する画像および音響を制御する際の演算処理を行うCPU311と、CPU311にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM312と、CPU311の作業用メモリ等として用いられるRAM313と、を備えている。
そして、画像/音響制御部310は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、画像表示部114に表示する画像およびスピーカ156から出力する音響を制御する。
具体的には、画像/音響制御部310のROM312には、画像表示部114において遊技中に表示する図柄画像や背景画像、遊技者に抽選結果を報知するための装飾図柄、遊技者に予告演出を表示するためのキャラクタやアイテム等といった画像データが記憶されている。さらには、画像データと同期させて、または画像データとは独立にスピーカ156から出力させる楽曲や音声、さらにはジングル等の効果音等といった各種音響データが記憶されている。CPU311は、ROM312に記憶された画像データや音響データの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。さらには、読み出した画像データを用いて背景画像表示、図柄画像表示、図柄画像変動、およびキャラクタ/アイテム表示等のための画像処理と、読み出した音響データを用いた音声処理とを行う。
そして、画像/音響制御部310は、画像処理された画像データにより画像表示部114での画面表示を制御する。また、音声処理された音響データによりスピーカ156から出力される音響を制御する。
〔ランプ制御部の構成・機能〕
ランプ制御部320は、可動役物116の動作、枠ランプ157の発光などを制御する際の演算処理を行うCPU321と、CPU321にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM322と、CPU321の作業用メモリ等として用いられるRAM323と、を備えている。
そして、ランプ制御部320は、演出制御部300から送られたコマンドに基づいて、可動役物116の動作を制御したり、枠ランプ157の点灯/点滅や発光色等を制御したりする。
具体的には、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた可動役物116の動作パターンデータが記憶されている。CPU321は、可動役物116に対しては、読み出した動作パターンデータによりその動作を制御する。
また、ランプ制御部320のROM322には、演出制御部300にて設定される演出内容に応じた枠ランプ157での点灯/点滅パターンデータおよび発光色パターンデータ(発光パターンデータ)が記憶されている。CPU321は、ROM322に記憶された発光パターンデータの中から、演出制御部300から送られたコマンドに対応したものを選択して読み出す。そして、ランプ制御部320は、読み出した発光パターンデータにより枠ランプ157での発光を制御する。
〔払出制御部の構成・機能〕
払出制御部400は、払出球の払い出しを制御する際の演算処理を行うCPU401と、CPU401にて実行されるプログラムや各種データ等が記憶されたROM402と、CPU401の作業用メモリ等として用いられるRAM403と、を備えている。
そして、払出制御部400は、遊技制御部200から送られたコマンドに基づいて、払出球の払い出しを制御する。
以下に、可動役物116について説明する。
可動役物116は、腕の形状をし、回転することにより、正面から見た場合に画像表示部114の領域外に主に位置する第1の位置と、画像表示部114の領域内に主に位置する第2の位置との間を移動可能な可動部材501を有する。
図1は、可動部材501が第1の位置に位置しているときの図である。図3は、可動部材501が第2の位置に位置しているときの図である。
また、可動役物116は、可動部材501の手のひらの形状をした部分に取り付けられ、可動部材501が第1の位置に位置するときと可動部材501が第2の位置に位置するときとで同じ向きとなる装飾文字550を有している。装飾文字550は、図に示すように、漢字の「肉」である。そして、図1および図3に示すように、装飾文字550は、可動部材501が第1の位置に位置するときでも第2の位置に位置するときでも、正面から見た場合に、同じ向きになるように構成されている。
次に、可動部材501の具体的な構成について説明する。
図4は、可動部材501の構成を示す図であり、可動部材501が第1の位置に位置するときの、(a)は正面図であり、(b)は裏面図である。
可動部材501は、裏面側に、人間の腕の一部、つまりひじから手までの形状が平面的に形取られた可動部材本体502を有している。そして、可動部材本体502には、その正面側に、ひじから手首までの形状を立体的に形取った前腕装飾部503と、手の指の形状を立体的に形取った指装飾部504とが取り付けられている。
また、可動部材本体502の正面側の手のひら部分には、手の平基板(不図示)が取り付けられている。そして、手の平基板より手前側には、「肉」と立体的に形取られた装飾文字550が、手の平基板に対して回転可能に取り付けられている。そして、装飾文字550より手前側には、この装飾文字550と、手の平基板とを覆う透明のカバー506が可動部材本体502に取り付けられている。装飾文字550とカバー506との間には不透明部材(不図示)が介在している。それゆえ、外観では、カバー506よりも裏側に配置されている装飾文字550や手の平基板などは見えないようになっている。
また、可動部材本体502の右側端部には、可動部材501が第1の位置に位置する状態で鉛直上方に延びる突起部502aが形成されている。そして、可動役物116には、この突起部502aに接触することで可動部材501の回転を抑制する係止部材511と、この係止部材511を正面から見た場合の上下方向にスライドさせるスライド機構510とが設けられている。
スライド機構510は、モータ512と、このモータ512の回転軸に取り付けられたギア512aと噛み合うギア513とを有している。そして、ギア513の回転軸には、カム514が取り付けられており、ギア513とカム514とが同期して回転する。カム514には、半径方向に突出する凸部514aが複数(本実施の形態においては、180度間隔で2つ)形成されている。
また、スライド機構510は、カム514の凸部514aと接触することにより、正面から見て上方向にスライド可能なスライダ515を有している。このスライダ515に、上述した係止部材511が取り付けられており、スライダ515と係止部材511とは、一体となって上下方向にスライドする。また、スライダ515は、バネ516により付勢されており、スライダ515には、バネ516の長さに応じる下向きのバネ力が生じる。
可動部材本体502のひじの部分には、可動部材本体502の回転中心となる回転軸507が設けられている。そして、可動部材本体502には、回転軸507を半径中心とする円弧状の孔502bが形成されている。そして、この孔502bに、パチンコ遊技機100の本体フレーム(不図示)に遊技盤110に直交する方向の手前側に延びるように形成された突起部115(図1参照)が嵌合することにより、可動部材501が本体フレームに支持される。
なお、モータ512、ギア513、カム514、回転軸507は、本体フレームに取り付けてあり、スライダ515および係止部材511は、本体フレームに対して上下方向にスライドする。
上述のように構成されたスライド機構510においては、モータ512が通電しない場合には、スライダ515にバネ516による下向きの力が作用するため、スライダ515と係止部材511とは下部に位置する。そのため、可動部材本体502の突起部502aが、係止部材511に突き当たり、可動部材501の回転が抑制され、可動部材501が第1の位置に位置する(図4の状態)。
図5は、可動部材501が第2の位置に位置するときの、(a)は正面図であり、(b)は裏面図である。
図4の状態から、モータ512が通電し図4(a)の時計回転方向に回転すると、カム514が反時計回転方向に回転する。これにより、カム514の凸部514aが、バネ516による下向きの力に抗して、スライダ515を押し上げる。つまり、カム514がスライダ515を上方にスライドさせる。これにより、係止部材511が上方にスライドし、係止部材511と可動部材本体502の突起部502aとが離間する。そして、これにより、可動部材501が自重で落下し、可動部材本体502のひじの部分に設けられた回転軸507を回転中心として、図5(a)で見た場合の反時計回転方向に回転する。
可動部材501が回転開始した後は、可動部材本体502の孔502bの端面が、本体フレームの突起部115に突き当たることで、可動部材501の回転が停止させられ、可動部材501は第2の位置に位置することとなる(図5の状態)。
なお、カム514が回転した後は、スライダ515を押し上げた凸部514aを、カム514の近傍に設けたセンサ517が感知すると、モータ512への通電が停止される。すると、スライダ515は、自重とバネ516によるバネ力により、下方へスライドする。これにより、係止部材511も下方へスライドし、図4に示した元の位置に戻り停止する。
次に、可動部材回転機構520について説明する。
図6は、可動部材回転機構520の概略構成を示す図である。図4から可動部材回転機構520を抜き出して示す図である。
可動部材501は、第2の位置に位置する状態(図3,5の状態)から、可動部材回転機構520により時計回転方向の回転力が付与されて、第1の位置へと戻る。
可動部材回転機構520は、モータ521と、このモータ521の回転軸に取り付けられたギア521aと噛み合うギア522とを有している。モータ521は、入力パルス信号の数(ステップ数)に応じて回転角度が定まるステッピングモータであることを例示することができる。また、可動部材回転機構520は、ギア522の回転軸に取り付けられた、ギア522より小径のギア523と、ギア523と噛み合うギア524とを有している。
また、可動部材回転機構520は、ギア524の回転軸の手前側の一端部に取り付けられたクランク525を有している。クランク525は、断面コの字状であり、コの字状の一端側はギア524の回転軸に取り付けられており、他端側は、可動部材本体502に形成された円弧状の孔502cに嵌合されている。
また、可動部材回転機構520は、ギア524あるいはギア524の回転軸に付された印(以下、「目印」という。)を感知するセンサ526(図5参照)を有している。可動部材501が第1の位置に位置するときに、センサ526が目印を感知するように構成されている。
このように構成された可動部材回転機構520においては、可動部材501が第2の位置に位置する図5の状態で、モータ521が通電し図5(a)で見た場合の時計回転方向に回転すると、モータ521の回転駆動力が、ギア522〜ギア524により減速されてクランク525に伝達される。そして、クランク525が図5(a)で見た場合の時計回転方向に回転し、クランク525のコの字状の他端側が可動部材本体502に、時計回転方向の回転トルクを与える。これにより、可動部材501が時計回転方向(以下、「第1の方向」という場合もある。)に回転する。そして、可動部材501は、以下に述べるようにして第1の位置に停止させられる。
可動部材501が第2の位置に位置している状態から時計回転方向(第1の方向)に回転すると、可動部材本体502の突起部502aが係止部材511を押し上げ、第1の位置まで戻る。そして、可動部材501が第1の方向に回転して第1の位置まで戻った(センサ526が目印を感知した)ときに、モータ521の駆動を停止して可動部材501の移動を停止させるのではなく、さらに第1の方向に所定量移動(回転)させる。その後、反時計回転方向(以下、「第2の方向」という場合もある。)に回転させる。そして、センサ526が目印を感知したときにモータ521の駆動を停止して可動部材501の移動を停止させ、可動部材501を第1の位置に位置させる。
モータ521がステッピングモータであるとしてより具体的に説明する。ランプ制御部320は、可動部材501が第2の位置に位置している状態から第1の方向に回転させるべくモータ521にパルス信号を出力して駆動指示を行う。そして、ランプ制御部320は、センサ526が目印を感知したとの情報を得た後(センサ526からの検出信号を受信した後)に、さらに可動部材501を第1の方向に所定量回転させるべくモータ521に対して所定の数のパルス信号を出力する駆動指示(第1の駆動指示)を行い、モータ521を所定のステップ数(第1のステップ数)、第1の方向に回転駆動させる。
その後、ランプ制御部320は、可動部材501を第2の方向に回転させるべくモータ521に対して第2の方向に回転駆動するためのパルス信号を出力する(駆動指示を行う)。そして、ランプ制御部320は、センサ526が目印を感知したとの情報を得た(センサ526からの検出信号を受信した)ときに、モータ521への駆動指示を停止し、モータ521の通電を停止する。
なお、第2の方向に回転駆動するためにモータ521に対して出力するステップ数は、上述した第1のステップ数よりも多く設定されている。これは、ギア522〜ギア524のバックラッシュなどを考慮し、より確実に第1の位置まで可動部材501を到達させるためである。また、第1のステップ数よりも多く設定していたとしてもセンサ526が目印を感知したときにモータ521への駆動指示を停止させるので、可動役物116が正常に作動しているときには、予め定められたステップ数の信号を出力せずにモータ521を停止させることとなる。ただし、モータ521やセンサ526に異常が生じているなど、可動役物116が正常に作動しない場合には、ランプ制御部320は、予め定められたステップ数の信号を出力する。
以上のように構成された可動役物116を備えるパチンコ遊技機100には、可動部材501を可動させるモータ521の異常を診断する機能が設けられている。
以下に、モータ521の異常診断について説明する。
図7は、ランプ制御部320、可動役物116などの概略構成を示す図である。
パチンコ遊技機100は、モータ521の実際の駆動量を検出する駆動量検出手段の一例としての駆動量検出部527と、駆動量検出部527が検出したモータ521の駆動量に基づいてモータ521の異常を診断する異常診断手段の一例としての異常診断部327とを有している。
駆動量検出部527は、例えば、受発光素子からなるインターラプタ(不図示)と、モータ521の回転軸に設けられた、スリットが形成されている遮光板(不図示)とから構成される。そして、駆動量検出部527は、インターラプタが遮光→受光または受光→遮光の切り替わりポイントを検出し、その情報を異常診断部327へ出力する。
異常診断部327は、駆動量検出部527からの出力値であるパルス信号からモータ521の回転ステップ数を把握することによりモータ521の実際の駆動量を把握する。
そして、異常診断部327は、以下のようにモータ521の異常を診断する。
ランプ制御部320は、そのCPU321がROM322に記憶された動作パターンデータを読み出すことにより実現される、モータ521に対して駆動指示を行う駆動指示手段の一例としての駆動指示部326を有している。そして、駆動指示部326は、上述したように、センサ526が、可動部材501が第1の位置まで戻った(センサ526が目印を感知した)後に、可動部材501を第1の方向に所定量移動させる第1の駆動指示を行う。その後、駆動指示部326は、センサ526が目印を感知するまで、つまり可動部材501が第1の位置に位置するまで、第2の方向に移動させる第2の駆動指示を行う。
駆動量検出部527は、駆動指示部326による第1の駆動指示に応じてモータ521が実際に駆動した第1の駆動量を検出する。つまり、可動部材501が第1の位置まで戻った後の第1の方向への回転に伴うインターラプタによる遮光→受光または受光→遮光の切り替わりを検出する。また、駆動量検出部527は、駆動指示部326による第2の駆動指示に応じてモータ521が実際に駆動した第2の駆動量を検出する。つまり、可動部材501を第1の位置まで反転する際の第2の方向への回転に伴うインターラプタによる遮光→受光または受光→遮光の切り替わりを検出する。
異常診断部327は、駆動量検出部527からの出力値であるパルス信号から、モータ521の第1の駆動量に相当する第1の回転ステップ数と、モータ521の第2の駆動量に相当する第2の回転ステップ数とを把握する。そして、第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数とに基づいてモータ521の異常を診断する。
ここで、可動役物116が正常に作動している場合には、第1の駆動指示に伴う可動部材501の移動量と第2の駆動指示に伴う可動部材501の移動量とは同じであることから、可動役物116が正常に作動している場合には、理論的にはモータ521の第1の駆動量と第2の駆動量とは同じであり、第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数とは同じになる。
しかしながら、ギア522〜ギア524のバックラッシュや振動による回転軸の揺れやがたつきなどにより、第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数との間に差が生じるおそれがある。
そこで、異常診断部327は、第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数との差の絶対値が所定の範囲外である場合には異常と診断し、所定の範囲内である場合には正常と判断する。なお、第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数との差の絶対値が所定の範囲外であるか否かは、その絶対値が予め定めた閾値以上であるか否かで判別することを例示することができる。その際、閾値は、例えば、可動役物116が正常に作動している場合の第1の回転ステップ数の5〜10%であることを例示することができる。
図8は、異常診断部327が行う異常診断処理の手順を示すフローチャートである。
異常診断部327は、例えば、駆動指示部326が第1の駆動指示を出力したとの情報を取得したことをトリガーとしてこの異常診断処理を実行開始する。
異常診断部327は、先ず、駆動量検出部527からの出力値に基づいて第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数とを把握する(ステップ601)。そして、第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数との差の絶対値を演算する(ステップ602)。
そして、その絶対値が閾値δ以上であるか否かを判別する(ステップ603)。そして、ステップ603にて肯定判定された場合、つまりステップ602にて演算された絶対値が閾値δ以上であると判定された場合には異常であると判断する(ステップ604)。他方、ステップ603にて否定判定された場合、つまりステップ602にて演算された絶対値が閾値δ未満であると判定された場合には正常であると判断する(ステップ605)。
このように、異常診断部327が異常診断処理を実行することにより、第1の方向への実際の駆動量と第2の方向への実際の駆動量とに基づいてモータ521の異常を診断するので、精度よく診断することができる。例えば、モータ521が第1の方向あるいは第2の方向に回転駆動する際に脱調が生じたことを精度よく検出することができる。また、実際の駆動量の比較に基づいて診断するので、遊技盤110の振動などに起因して駆動量検出部527の検出精度が悪化し、モータ521の異常診断が悪化することを抑制することできる。
なお、異常診断部327がモータ521の異常を診断した場合には、画像表示部114に表示させるか、スピーカ156から音を発するか、又は枠ランプ157を点灯させることで報知することが好適である。
例えば、画像表示部114に表示させるか又はスピーカ156から音を発するように構成する場合には、ランプ制御部320は、異常であると判断した旨の信号を演出制御部300へ出力し、その信号を受信した演出制御部300は、画像表示部114に表示させるか又はスピーカ156から音を出させるべく画像/音響制御部310にコマンドを出力すればよい。かかる場合には、演出制御部300が報知手段の一例としての報知部305(図7参照)を有し、CPU301がROM302に記憶されたプログラムを実行することで報知部305が実現される。
枠ランプ157を点灯させるように構成する場合には、ランプ制御部320は、異常診断部327が異常であると判断したときに、枠ランプ157を点灯させるように制御すればよい。かかる場合には、ランプ制御部320が報知手段の一例としての報知部328(図7参照)を有し、CPU321がROM322に記憶されたプログラムを実行することで報知部328が実現される。
また、上述した実施の形態においては、異常診断部327は、第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数との差の絶対値が1回でも閾値δ以上となった場合に異常と判断しているが、その差の絶対値が連続して複数回閾値δ以上となった場合に異常と判断してもよい。
図9は、異常診断部327が行う他の実施例に係る異常診断処理の手順を示すフローチャートである。
異常診断部327は、例えば、駆動指示部326が第1の駆動指示を出力したとの情報を取得したことをトリガーとしてこの異常診断処理を実行開始する。
異常診断部327は、先ず、駆動量検出部527からの出力値に基づいて第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数とを把握する(ステップ701)。そして、第1の回転ステップ数と第2の回転ステップ数との差の絶対値を演算する(ステップ702)。
そして、その差の絶対値が閾値δ以上であるか否かを判別する(ステップ703)。そして、ステップ703にて肯定判定された場合、つまりステップ702にて演算された絶対値が閾値δ以上であると判定された場合には、これまで差の絶対値が閾値δ以上となった回数nをインクリメントする(ステップ704)。そして、絶対値が閾値δ以上となった回数nが予め定められた回数α以上となったか否かを判断する(ステップ705)。
そして、ステップ705にて肯定判定された場合には異常であると判断する(ステップ706)。他方、ステップ703あるいはステップ705にて否定判定された場合、つまりステップ702にて演算された絶対値が閾値δ未満であると判定された場合、あるいは絶対値がδ以上となった回数が未だα未満である場合には正常であると判断する(ステップ707)。
また、以上のように構成されたパチンコ遊技機100を製造する場面においては、可動部材501を可動させるモータ521の異常を、パチンコ遊技機100の外部からの命令で診断することも可能である。
すなわち、ランプ制御部320を構成するランプ制御基板と異常診断器(不図示)とを、例えばケーブル(不図示)で接続し、異常診断器からランプ制御基板のランプ制御部320に対してコマンドを送ることができるようにすると共に、ランプ制御部320から診断結果を受信できるように構成する。
そして、異常診断器からランプ制御部320の駆動指示部326に対して上述した第1の駆動指示と第2の駆動指示とを行うようにコマンドを送る。また、異常診断部327に、上述した異常診断処理を実行するように指示すると共に異常診断部327から診断結果を受信する。これにより、異常診断器は、モータ521の異常を把握することができる。
なお、かかる場合、上述した駆動指示部326および/または異常診断部327をパチンコ遊技機100内部に備えるのではなく、パチンコ遊技機100外部の異常診断器側に備えていてもよい。
また、パチンコ遊技機100の外部からの命令でモータ521の異常を診断する際には以下のようにしてもよい。
すなわち、駆動指示部326は、可動部材501が第1の位置に停止している状態(センサ526が目印を感知している状態)から可動部材501を第1の方向に所定量移動させる第1の駆動指示を行い、その後、センサ526が目印を感知するまで第2の方向に移動させる第2の駆動指示を行う。そして、異常診断部327は、駆動量検出部527からの出力値から、モータ521の第1の駆動指示に応じた第1の駆動量に相当する第1の回転ステップ数と、モータ521の第2の駆動指示に応じた第2の駆動量に相当する第2の回転ステップ数とを把握し、上述した方法でモータ521の異常を診断してもよい。
本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図である。 制御ユニットの内部構成を示すブロック図である。 本実施の形態に係るパチンコ遊技機の概略正面図であり、可動部材が第2の位置に位置しているときの図である。 可動部材の構成を示す図であり、可動部材が第1の位置に位置するときの、(a)は正面図であり、(b)は裏面図である。 可動部材が第2の位置に位置するときの、(a)は正面図であり、(b)は裏面図である。 可動部材回転機構の概略構成を示す図である。 ランプ制御部、可動役物の概略構成を示す図である。 異常診断部が行う異常診断処理の手順を示すフローチャートである。 異常診断部が行う他の実施例に係る異常診断処理の手順を示すフローチャートである。
100…パチンコ遊技機、114…画像表示部、116…可動役物、320…ランプ制御部、326…駆動指示部、327…異常診断部、501…可動部材、502…可動部材本体、510…スライド機構、520…可動部材回転機構、521…モータ、526…センサ、527…駆動量検出部

Claims (8)

  1. 遊技盤に対して可動する可動体と、
    前記可動体が特定の位置に位置していることを検出する位置検出手段と、
    前記可動体を駆動する駆動モータと、
    前記駆動モータに対して駆動指示を行う駆動指示手段と、
    前記駆動モータの実際の駆動量を検出する駆動量検出手段と、
    前記駆動モータの異常を診断する異常診断手段と、
    を備える遊技機であって、
    前記駆動指示手段は、前記位置検出手段が前記可動体が特定の位置に位置していることを検出した後に当該可動体を第1の方向に所定量移動させる第1の駆動指示を行った後、当該位置検出手段が当該可動体が特定の位置に位置していることを検出するまで第2の方向に移動させる第2の駆動指示を行い、
    前記駆動量検出手段は、前記第1の駆動指示に応じて前記駆動モータが実際に駆動した第1の駆動量と、前記第2の駆動指示に応じて当該駆動モータが実際に駆動した第2の駆動量とを検出し、
    前記異常診断手段は、前記駆動量検出手段が検出した前記第1の駆動量と前記第2の駆動量とに基づいて前記駆動モータの異常を診断することを特徴とする遊技機。
  2. 前記異常診断手段は、前記第1の駆動量と前記第2の駆動量との差が所定の範囲外である場合に異常と診断することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記異常診断手段は、前記第1の駆動量と前記第2の駆動量との差が所定の範囲外となった回数が所定回数以上となった場合に異常と診断することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  4. 演出のための各種の画像を表示する画像表示部をさらに備え、
    前記駆動指示手段は、前記可動体を前記画像表示部の領域外に主に位置する第1の位置から当該画像表示部の領域内に主に位置する第2の位置へ移動させる駆動指示を行った後に、当該可動体を当該第2の位置から当該第1の位置へ移動させるべく前記第1の方向に移動させる駆動指示を行い、前記位置検出手段が当該可動体が当該第1の位置に位置していることを検出したら当該可動体をさらに第1の方向に移動させる第1の駆動指示を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の遊技機。
  5. 遊技盤に対して可動する可動体と、当該可動体が特定の位置に位置していることを検出する位置検出手段と、当該可動体を駆動する駆動モータとを備える遊技機の当該駆動モータの異常を診断する異常診断装置であって、
    前記駆動モータに対して駆動指示を行う駆動指示手段と、
    前記駆動モータの実際の駆動量を検出する駆動量検出手段と、
    前記駆動モータの異常を診断する異常診断手段と、
    を備え、
    前記駆動指示手段は、前記位置検出手段が前記可動体が特定の位置に位置していることを検出した後に当該可動体を第1の方向に所定量移動させる第1の駆動指示を行った後、当該位置検出手段が当該可動体が特定の位置に位置していることを検出するまで第2の方向に移動させる第2の駆動指示を行い、
    前記駆動量検出手段は、前記第1の駆動指示に応じて前記駆動モータが実際に駆動した第1の駆動量と、前記第2の駆動指示に応じて当該駆動モータが実際に駆動した第2の駆動量とを検出し、
    前記異常診断手段は、前記駆動量検出手段が検出した前記第1の駆動量と前記第2の駆動量とに基づいて前記駆動モータの異常を診断することを特徴とする異常診断装置。
  6. 前記異常診断手段は、前記第1の駆動量と前記第2の駆動量との差が所定の範囲外である場合に異常と診断することを特徴とする請求項5に記載の異常診断装置。
  7. 前記異常診断手段は、前記第1の駆動量と前記第2の駆動量との差が所定の範囲外となった回数が所定回数以上となった場合に異常と診断することを特徴とする請求項5に記載の異常診断装置。
  8. 遊技盤に対して可動する可動体と、当該可動体が特定の位置に位置していることを検出する位置検出手段と、当該可動体を駆動する駆動モータと、当該駆動モータに対して駆動指示を行う駆動指示手段と、当該駆動モータの実際の駆動量を検出する駆動量検出手段とを備える遊技機の当該駆動モータの異常を診断する異常診断方法であって、
    前記駆動指示手段に、前記位置検出手段が前記可動体が特定の位置に位置していることを検出した後に当該可動体を第1の方向に所定量移動させる第1の駆動指示を行った後、当該位置検出手段が当該可動体が特定の位置に位置していることを検出するまで第2の方向に移動させる第2の駆動指示を行わせ、
    前記駆動量検出手段が検出した、前記第1の駆動指示に応じて前記駆動モータが実際に駆動した第1の駆動量と、前記第2の駆動指示に応じて当該駆動モータが実際に駆動した第2の駆動量とに基づいて当該駆動モータの異常を診断することを特徴とする異常診断方法。
JP2009058931A 2009-03-12 2009-03-12 遊技機、異常診断装置および異常診断方法 Expired - Fee Related JP5746815B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009058931A JP5746815B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 遊技機、異常診断装置および異常診断方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009058931A JP5746815B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 遊技機、異常診断装置および異常診断方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010207491A JP2010207491A (ja) 2010-09-24
JP5746815B2 true JP5746815B2 (ja) 2015-07-08

Family

ID=42968331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009058931A Expired - Fee Related JP5746815B2 (ja) 2009-03-12 2009-03-12 遊技機、異常診断装置および異常診断方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5746815B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5947487B2 (ja) * 2011-03-07 2016-07-06 株式会社ソフイア 遊技機
JP2015107157A (ja) * 2013-12-03 2015-06-11 株式会社ソフイア 遊技機

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3423962B2 (ja) * 1997-03-12 2003-07-07 富士ゼロックス株式会社 印字装置のギャップ調整方法
JP4822419B2 (ja) * 2006-01-27 2011-11-24 サミー株式会社 遊技機
JP4803588B2 (ja) * 2006-03-31 2011-10-26 サミー株式会社 弾球遊技機
JP4346627B2 (ja) * 2006-05-31 2009-10-21 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2010207491A (ja) 2010-09-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5635753B2 (ja) 遊技機
JP5542482B2 (ja) 遊技機
JP5501713B2 (ja) 遊技機の検査方法
JP2008054750A (ja) 遊技機
JP5306850B2 (ja) 遊技機
JP2010158357A (ja) 遊技機
JP5198629B2 (ja) 遊技機および遊技板
JP5746815B2 (ja) 遊技機、異常診断装置および異常診断方法
JP5323454B2 (ja) 遊技機
JP5607950B2 (ja) 遊技機
JP2009273766A (ja) 遊技機
JP5486833B2 (ja) 遊技機および移動方法
JP5424513B2 (ja) 遊技機
JP5653632B2 (ja) 遊技機
JP2014147718A (ja) 遊技機
JP2009028372A (ja) 遊技機
JP5006918B2 (ja) 遊技機、装飾部材を移動させる方法およびプログラム
JP5006919B2 (ja) 遊技機
JP5328416B2 (ja) 遊技機
JP5856013B2 (ja) 遊技機
JP5090511B2 (ja) 遊技機
JP5653633B2 (ja) 遊技機
JP5581016B2 (ja) 遊技機
JP2009195476A (ja) パチンコ遊技機
JP5006920B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120228

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130424

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130430

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130701

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140318

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140508

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150203

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150330

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20150428

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20150511

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5746815

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees