JP4503468B2 - 現像剤担持体、現像装置及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤担持体、現像装置及び画像形成装置 Download PDF

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Description

本発明は、現像剤を担持する現像剤担持体および該現像担持体を備える現像装置、並びに該現像装置を有する画像形成装置に関するものである。
現像剤を担持する現像剤担持体を備えた現像装置が特許文献1に開示されている。
これらの特許文献によれば、静電潜像担持体上に形成された静電潜像に対し、現像剤を用いて現像を行うべく、現像剤が現像剤担持体上で一旦保持された後、当該現像剤担持体が静電潜像担持体に当接することにより、現像剤担持体上で保持する現像剤が静電潜像担持体上へ供給される。
ところで、良好な現像剤の保持性を得るべく、現像剤担持体の表面には凹凸が設けられており、その表面形状を、粗さ曲線における最高値の頂点から5番目までの頂点の平均と最低値の底点から5番目までの低点の平均との間隔値を示す10点平均粗さR、平均線と粗さ曲線との高低差の絶対値の平均を示す算術平均粗さRおよび粗さ曲線における山から谷になる点を変化点とし、該変化点から次の変化点までの間隔値を示す凹凸の平均間隔Sなどの単方向の指標により示されていた。
特開平10−48940号公報
ところで、前記した指標に基づいて表面形状を規定した現像剤担持体では、回転体の現像剤担持体の表面形状において、周方向の粗さ形状と軸方向の粗さ形状とに差があると、すなわち周方向もしくは軸方向の何れか一方向に顕著な凹凸が形成されていると、印刷結果において、ある一方向にスジが現れたり、ドット抜けが生じてしまうなどの不具合が生じていた。
従って、前記した課題に鑑みて、本発明の目的は、良好な印刷結果を得る表面形状の現像剤担持体および該現像担持体を備える現像装置を提供することにある。
本発明は、以上の点を解決するために、次の構成を採用する。
静電潜像担持体上に形成される静電潜像に対し帯電手段により帯電された体積平均粒径が4μm〜6μmの範囲の1成分系現像剤を供給して現像を行うべく、静電潜像担持体と当接回転し、現像剤層厚規制部材を介して所定層厚に層化された現像剤を表面上で担持して供給する現像剤担持体において、現像剤担持体の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とし、前記現像剤担持体の表面周方向の凹凸平均間隔をS m1 [μm]および表面軸方向の凹凸平均間隔をS m2 [μm]とするとき、
(但し n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
かつ、5.00≦S m1 ≦6.11および6.63≦S m2 ≦9.83
の関係を満たすことを特徴とする。
静電潜像担持体上に形成される静電潜像に対し帯電手段により帯電された体積平均粒径が4μm〜6μmの範囲の1成分系現像剤を供給して現像を行うべく、静電潜像担持体と当接回転し、現像剤層厚規制部材を介して所定層厚に層化された現像剤を表面上で担持して供給する現像剤担持体において、現像剤担持体の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とし、現像剤担持体の表面周方向の10点平均粗さをRz1[μm]および表面軸方向の10点平均粗さをRz2[μm]とするとき、
(但し n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
かつ、 z1 =5.03およびR z2 =8.28
の関係を満たすことを特徴とする。
静電潜像担持体上に形成される静電潜像に対し帯電手段により帯電された体積平均粒径が4μm〜6μmの範囲の1成分系現像剤を供給して現像を行うべく、静電潜像担持体と当接回転し、現像剤層厚規制部材を介して所定層厚に層化された現像剤を表面上で担持して供給する現像剤担持体を備えた現像装置において、現像剤担持体の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とし、前記現像剤担持体の表面周方向の凹凸平均間隔をS m1 [μm]および表面軸方向の凹凸平均間隔をS m2 [μm]とするとき、
(但し n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
かつ、5.00≦S m1 ≦6.11および6.63≦S m2 ≦9.83
の関係を満たすことを特徴とする。
静電潜像担持体上に形成される静電潜像に対し帯電手段により帯電された体積平均粒径が4μm〜6μmの範囲の1成分系現像剤を供給して現像を行うべく、静電潜像担持体と当接回転し、現像剤層厚規制部材を介して所定層厚に層化された現像剤を表面上で担持して供給する現像剤担持体を備えた現像装置において、現像剤担持体の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とし、現像剤担持体の表面周方向の10点平均粗さをRz1[μm]および表面軸方向の10点平均粗さをRz2[μm]とするとき、
(但し n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
かつ、 z1 =5.03およびR z2 =8.28
の関係を満たすことを特徴とする。
本発明によれば、現像剤担持体の表面上を、複数方向のカッティング深さの比を指標として粗面化を行うことにより、各方向における面粗さ形状の差を低減することができ、各方向において均一的な表面粗さ形状の現像剤担持体を得ることができる。従って、当該現像剤担持体を用いた印刷処理は、何れか一方向に顕著な凹凸表面粗さが形成されて生じるドット抜けなどの印刷不良を防止することができ、良好な印刷結果を得ることができる。
以下、本発明の実施形態について、図を用いて詳細に説明する。以下の説明では、各実施の形態に用いる図面について同一の構成要素は同一の符号を付し、かつ重複する説明は可能な限り省略する。
本発明の現像装置100は、図1に示すように、本発明の特徴である静電潜像担持体としての感光ドラム1と、現像剤担持体としての現像ローラ2と、該現像ローラに現像剤としてのトナーを供給する供給ローラ3と、感光ドラム1の表面上に帯電を行う帯電装置としての帯電ローラ4と、該帯電ローラ4による帯電処理に先立ち、感光ドラム1の表面上のクリーニングを行うクリーニングブレード(クリーニングローラ)5と、帯電した感光ドラム1の表面上を画像データに基づいて露光するLEDヘッドとしての露光部6と、供給ローラ3から現像ローラ2に供給されたトナー9を規制して薄層化するためのトナー層厚規制部材7とで構成されている。
トナー層厚規制部材7は、厚さ寸法が0.08mmのステンレス板であり、その先端部は90度に曲率0.19mmで曲げられており、該曲げ部が現像ローラ2に線圧5g/mmで当接している。
感光ドラム1は、回転体としての円筒体形状であり、その直径は30mmである。また、現像ローラ2も回転体としての円筒体形状であり、その直径は16mmである。
感光ドラム1および現像ローラ2は、図1に示すように当接しており、具体的には感光ドラム1および現像ローラ2は0.1mmの食い込み量で当接している。尚、現像ローラ2は、感光ドラム1に対する周速比が1.19で回転している。
供給ローラ3も回転体としての円筒体形状であり、その直径は15mmである。供給ローラ3の外周は、スポンジ状のシリコーンゴムで形成されており、その硬度はアスカー硬度計によるアスカーF硬度50度である。尚、供給ローラ3および現像ローラ2は、図1に示すように当接しており、具体的には供給ローラ3および現像ローラ2は1.1mmの食い込み量で当接している。
尚、図1に示す矢印は、各ドラムの回転方向を示しており、例えば左回転の現像ローラ2に当接する供給ローラ3も同じ左回転である。従って、現像ローラ4に当接する供給ローラ3は、現像ローラの回転に逆らって回転している。一方、左回転の現像ローラ2に当接する感光ドラム1は右回転しており、すなわち、感光ドラム1および現像ローラ2は、互いに順方向に回転する。
ところで、感光ドラム1の表面は、帯電ローラ4で帯電された後、露光部6による画像データに基づく露光が行われることにより、静電潜像が形成される。この間、供給ローラ3から現像ローラ2に供給されたトナーは、トナー層厚規制部材7により現像ローラ2上で薄層化され、現像ローラ2上のトナー層が、静電潜像が形成された感光ドラム1に接触することで、静電潜像に応じてトナー画像が当該感光ドラム1上に形成される。
尚、トナー画像が形成された感光ドラム1は、印刷媒体としての用紙を介して転写ローラ30で圧接され、トナー画像が用紙上に転写される。トナー画像が転写された用紙32は定着器27で定着され、該用紙上にトナー画像による画像が形成される。
ところで、本発明の現像装置100は、画像形成装置としてのプリンタ200などに組み込まれており、前記各ローラは、図2で示す各機能ブロックにおいて制御されている。
プリンタ200は、図2に示すように、図示しない上位装置と通信するためのI/F制御部10と、該I/F制御部10を介して取得する印刷データを保持するための受信メモリ11と、受信メモリ11から印刷データを読出して画像処理を行い画像データを生成して保持する画像データ編集メモリ12と、プリンタ200の動作状態の表示および利用者からの操作指示を受けるための操作部13と、プリンタ200内に配置して当該プリンタ200の動作状態や動作環境を監視するためのセンサ群14とを備えており、センサ群14として、例えば用紙の位置を検出する用紙位置検出センサ、温湿度センサ、濃度センサなどが備えられている。
更にプリンタ200は、帯電ローラ4に所定の電圧を印加するための帯電ローラ用電源19と、現像ローラ2に所定の電圧を印加するための現像ローラ用電源20と、供給ローラ3に所定の電圧を印加するための供給ローラ用電源21と、転写ローラ30に所定の電圧を印加するための転写ローラ用電源22と、露光部(LEDヘッド)の制御を行うヘッド駆動制御部23と、定着器27の制御を行う定着制御部24とを備えており、定着制御部24は、定着器27に備えたヒータ(図示せず)の温度を温度センサ(図示せず)からの出力に基づいて制御し、用紙32上に転写されたトナー画像のトナーを溶融し、定着を図る。
更に、プリンタ200は、用紙を搬送するための各ローラ(図示せず)の制御を用紙搬送モータ28を制御して行う搬送モータ制御部25と、感光ドラム1の回転駆動制御を駆動モータ29を制御して行う駆動制御部26と、前記各部の制御を統括的に行う印刷制御部15とを備えている。
次に、プリンタ200の動作を説明する。
I/F制御部10を介して受信された印刷データは受信メモリ11に保持される。印刷制御部15は、受信メモリ11から印刷データを読出し、該印刷データを画像処理して画像データを生成すると、該画像データを画像データ編集メモリ12に一時的に保持する。
ところで、印刷制御部15は、帯電ローラ用電源19、現像ローラ用電源20、供給ローラ用電源21、転写ローラ用電源22、ヘッド駆動制御部23、定着制御部24、搬送モータ制御部25、駆動制御部26に対し、適宜指示を行っており、例えば搬送モータ制御部25に指示を行うと、該搬送モータ制御部25は用紙を搬送するための用紙搬送モータ28を制御し、用紙の搬送を行う。
また、印刷制御部15は、駆動制御部26に対し指示を行い、該駆動制御部26は駆動モータ29を制御して感光ドラム1の回転制御を行う。この感光ドラム1の回転駆動に連動して、供給ローラ3、現像ローラ2、感光ドラム1、帯電ローラ4、転写ローラ30が図1の矢印方向に回転駆動する。
印刷制御部15は、クリーニングブレード5でクリーニングされた感光ドラム1の表面上に帯電ローラ4により帯電を行うべく、帯電ローラ用電源19に指示を行う。感光ドラム1の表面が帯電されると、印刷制御部15は、画像データ編集メモリ12から画像データを読み出し、該画像データに基づく静電潜像を感光ドラム1上に露光部6により形成すべく、ヘッド駆動制御部23に指示を行う。
この間、印刷制御部15からの指示に基づいて現像ローラ2および供給ローラ3には、それぞれ電圧が印加されており、印加による帯電でローラ上でのトナーの保持力の向上が図られている。現像ローラ2は、供給ローラ3からのトナー9供給を受けると、トナー層厚規制部材7により余分なトナーが規制され、表面上にトナー粒子が薄層化されたトナー層が形成される。感光ドラム1上に形成された静電潜像は、現像ローラ2上に形成されたトナー層により、現像されトナー画像が形成される。
印刷制御部15は、搬送される用紙にトナー画像を鏡像すべく、転写ローラ30の駆動を転写ローラ用電源22に指示する。その後、印刷制御部15は、定着制御部24に対し指示を行い、定着器27を制御して用紙上のトナー画像の定着を行って、用紙に画像を形成する。
ところで、本発明の現像ローラ2の表面形状は、評価試験に基づいて形成されており、具体的には、互いに異なる表面形状の現像ローラをそれぞれ形成し、該各現像ローラにおける評価試験を行い、該試験結果に基づいて定めた仕様に従って形成されている。
ここで、評価試験を具体的に説明する。
前記したプリンタ200を用いて、例えばA4サイズの用紙において、印刷面積が1パーセント(1パーセントの印刷デューティ)となるベタの横帯パターンを長手方向に印刷し、これを500回繰返す。すなわちベタの横帯パターン印刷を500枚の用紙に対し行う。その後、600dpi(dots per inch)の印刷において、縦横2ドットから成る計4ドットを1ブロックとし、1ブロック分を印刷すると、縦横2ドットから成る計4ドット分の空白を1空白ブロックとして設けることを繰り返す、いわゆる2by2パターン印刷(50パーセントの印刷デューティ)を行い、印刷結果におけるドット抜けの確認を行う。
ところで、2by2パターン印刷の前に、1パーセントの低デューティ印刷を行うことにより、トナー消費の少ない状態で現像装置100を連続的に稼動することで、現像装置100内の各トナー9を図示しない攪拌部材で攪拌し、現像装置100内の各トナー9の帯電を上昇させることができる。
これにより、現像ローラ2上のトナー層厚が飽和状態になり、各トナーの帯電にバラツキが生じる。この帯電分布のバラツキにより、鏡像力が不安定となり、静電潜像に応じて付着しなければならないトナーが付着しなかったり、また余分な個所にトナーが付着したりする、いわゆる散りや抜けが生じ易くなり、印刷不良を誘導して印刷結果を精査し易くすることができる。このために、前記した条件下で印刷評価試験が行われた。
尚、評価試験に用いるトナー9は、粉砕法で製造されており、その体積平均粒径は、4μm、5μm、5.5μm、6μm、6.5μm、7μmおよび8μmであり、各トナーの体積平均粒径で評価試験を行った。
また、印刷速度は、A4サイズ縦で16ppm、20ppm、24ppmおよび32ppm、換言すると感光ドラム1の周速度が、それぞれ94mm/sec、117mm/sec、140mm/secおよび186mm/secとなる印刷速度で評価試験を行った。
ところで、評価試験に用いる現像ローラ2は、図3に示すように、芯金属(軸金属)34上に弾性層として硬度がJIS−A50度のゴム層33がロール状に形成されている。尚、ゴム層33の表面において、図3に示す芯金属34の長手方向を軸方向36と称し、短手方向を周方向35と称して以降の説明を行う。
発明者は、前記した現像ローラ2を6本用意し、各現像ローラ2の表面を異なる表面形状になるよう粗面化を施し、その表面形状の粗さ測定を行った。
表面形状の粗さ測定は、レーザーテック株式会社製の走査型レーザー顕微鏡1LM15を用いて750倍の顕微鏡倍率で行い、付属の画像解析ソフトSALTを用いて算術を行い、後述する10点平均粗さR、算術平均粗さRおよび凹凸の平均間隔Sを求めた。
尚、各現像ローラ2の表面形状が、10点平均粗さR、算術平均粗さRおよび凹凸の平均間隔Sなどの指標により、表1に纏められている。
表1において、10点平均粗さRは、図4に示すように、粗さ曲線における最高値の頂点から5番目までの頂点の平均と、最低値の底点から5番目までの低点の平均との間隔値を示しており、算術平均粗さRは、図5に示すように、平均線と粗さ曲線との高低差の絶対値を平均した値を示している。また凹凸の平均間隔Sは、図6に示すように、粗さ曲線における山から谷になる点を変化点とし、該変化点から次の変化点までの間隔値である。何れも、周方向および軸方向についての値が示されており、その単位はいずれもμmである。
例えば、表1における第1の現像ローラは、10点平均粗さRは、周方向の値が6.79μmおよび軸方向の値が7.07μmであり、算術平均粗さRは、周方向の値が1.36μmおよび軸方向の値が1.37μmであり、凹凸の平均間隔Sは、周方向の値が5.98μmおよび軸方向の値が8.15μmで示されている。
表1の10点平均粗さR、算術平均粗さRおよび凹凸の平均間隔Sは、何れも、方向に関する情報が含まれておらず、単に単方向における表面形状を示す指標に過ぎない。
ところで、表1に示す10点平均粗さR、算術平均粗さRおよび凹凸の平均間隔Sは、何れも凹凸の差に関する情報又は凹凸間隔に関する情報のみしか含んでおらず、例えば凹部形状を示す凹部の幅に関する情報や、凸部形状を示す凸部の幅に関する情報などの情報を含んでいない。更に、10点平均粗さR、算術平均粗さRおよび凹凸の平均間隔Sは、表1で明らかなように、現像ローラ2の平面上の方向に関する情報、すなわち軸方向および周方向についての情報は別途必要であり、何れの指標も現像ローラ2の平面上の方向に関する情報が含まれていない。
ここで、新たな指標として、現像ローラ2の表面上における方向に関する情報を含む負荷長さ率tおよびカッティング深さCについて説明するが、先ず負荷長さ率tおよびカッティング深さの概要を説明する。
負荷長さ率tは、図7に示すように、粗さ曲線をある切断レベルで切断したときの、切断部分の長さの測定長に対する百分率である。但し、切断レベルは、粗さ曲線における最頂点(最高山頂)を0パーセントとし、最低点(最深谷底)を100として、1パーセント単位で求めるものとする。
ところで、負荷長さ率tの説明に用いた図7において、負荷長さ率がt(a)パーセントのときの切断レベルPと、負荷長さ率がt(b)パーセントのときの切断レベルPとの差をプラトー率Hと称し(図8参照)、特にt(a)をt(0)パーセントに固定したときのPとPとの差をカッティング深さと称す。前記した負荷長さ率およびカッティング深さは、いずれも凸部の幅に関する情報と凹部の幅に関する情報とを共に含んでおり、粗面化する際の指標に適している。
次に、現像ローラ2の表面上の方向に関する情報を含む負荷長さ率tおよびカッティング深さCを説明する。
各現像ローラ2において、現像ローラ2の周方向における負荷長さ率tがnパーセント(但し、n=0、10、20、30、40、50、60、70、80、90とする)のカッティング深さC1Vnを求める。尚、各現像ローラにおけるカッティング深さC1Vnを負荷長さ率t毎に纏め、その結果を表2に示す。
また、各現像ローラ2において、現像ローラ2の軸方向における負荷長さ率tがnパーセント(但し、n=0、10、20、30、40、50、60、70、80、90とする)のカッティング深さC2Vnを求める。尚、各現像ローラにおけるカッティング深さC2Vnを負荷長さ率t毎に纏め、その結果を表3に示す。
ところで、表2および表3に示すように、負荷長さ率tにおける0パーセントは、カッティング深さC1Vnおよびカッティング深さC2Vnにおいて、何れも0であることから、以降の説明では10パーセントから90パーセントまでの結果のみを用いて説明を行う。
次に、表4に示すように、周方向における負荷長さ率t(n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)で求めたカッティング深さC1Vnと、軸方向における負荷長さ率t(n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)で求めたカッティング深さC2Vnとの比を、それぞれの負荷長さ率tのパーセント毎に求め、これらの平均をカッティング深さC12AVEとして求める。
求めたカッティング深さC12AVEは、負荷長さ率tとして周方向の表面粗さ情報および軸方向の表面粗さ情報を、カッティング深さC1Vnおよびカッティング深さC1Vnの比として含んでおり、値が「1」に近くなる程、周方向における表面粗さと軸方向における表面粗さとの差が無く、各方向において均一な表面粗さとなる。
ここで、表面上をそれぞれ粗面化した各現像ローラ2を用いて、前記した1パーセントの低デューティ印刷の後に2by2パターン印刷を行う評価試験を行い、その印刷結果から、形成された100個のドットを前記した画像解析ソフトSALTを用いてを抽出し、その面積を測定し、当該面積に対応する円面積の直径を求め、該100個のドットの円相当直径の標準偏差σに基づいて比較判定を行った。
この比較判定で、表5に示すように、標準偏差σ<=4.3のときを、目視でドット抜けが目立たないことを示す「○」印で、標準偏差σ>4.3のときは目視でドット抜けが目立つことを示す「×」印で示す表を、印刷速度16ppmおよび20ppmにおいてそれぞれ作成し、かつ各印刷速度においてトナー粒子の体積平均粒径の違いによるドット抜けを表化した。また、表6に示すように、16ppmおよび20ppmの印刷速度に代えて、24ppmおよび32ppmにおけるドット抜けを表化する。尚、一般的な評価検査として標準偏差σの値を4.3に設定したが、これに限る必要はなく、適宜設定値を変更してもよい。
表5および表6で明らかなように、トナーの体積平均粒径が大きく、印刷速度が速くなるに従って、ドット抜けなどの印刷不良が発生し易くなる。これは、トナーの体積平均粒径が大きく印刷速度が速い程、現像ローラ2上のトナー層の各トナーに例えば摩擦力や熱が加わり、その結果トナー層の帯電性にバラツキが生じることにより、現像ローラ2からのトナー供給を受け感光ドラム1上の静電潜像の現像が正常に行われず、印刷結果においてドット抜けなどの印刷不良が発生し易くなると考えられる。
更に、第5現像ローラおよび第6現像ローラにおける評価試験では、印刷速度が遅く、トナーの体積平均粒径が小さくても、印刷結果におけるドット抜けなどの印刷不良が発生している。これは、現像ローラ2の表面上の粗面化において、表面粗さが不均一によるもの、すなわち現像ローラ2の周方向における表面粗さの形状と軸方向における表面粗さの形状との形状差が大きく異なるためと考えられ、表面粗さが不均一であるため、局所的にトナー層の厚さ寸法が異なり、それにより帯電特性が悪く、現像ローラ2からのトナー供給を受け感光ドラム1上の静電潜像の現像が正常に行われず、印刷結果においてドット抜けなどの印刷不良が発生し易くなると考えられる。
尚、表4において、周方向のカッティング深さC1Vnと、軸方向のカッティング深さC2Vnとの比の平均カッティング深さC12AVEにおいて、「1」に近くなる程、周方向における表面粗さと軸方向における表面粗さとの差が無く、各方向において均一な表面粗さが形成されていると考えることができる。
前記した評価試験に基づいて、例えば印刷速度が24ppmのときの印刷不良が発生し難い条件を考えると、体積平均粒径が4μm〜6μmのトナーを用い、第1現像ローラ乃至第4現像ローラによる印刷を行うときである。尚、第1現像ローラにおける表面粗さ乃至第4現像ローラにおける表面粗さを満たす指標を、表4に基づいて平均カッティング深さC12AVEで特定すると、0.85以上となる。
尚、平均カッティング深さC12AVEが0.85であるときには、周方向において、印刷結果における微細な線が形成される恐れもあるが、目視で目立たないレベルにあり、同様の溝が軸方向に形成されても、目視で目立たないレベルと考えることができ、平均カッティング深さC12AVEの0.85の逆数、すなわち1/0.85=1.18で示される平均カッティング深さC12AVEで形成した表面粗さの現像ローラ2を用いて印刷を行っても、良好な印刷結果を得ることができる。
すなわち、体積平均粒径が4μm〜6μmのトナーを用い、32ppm以下の印刷速度であり、0.85<=平均カッティング深さC12AVE<=1.18の指標で粗面化された現像ローラを用いた印刷は、良好な印刷結果を得ることができる。
尚、0.85<=平均カッティング深さC12AVE<=1.18なる関係は、式1で示すことができる。
現像ローラ2の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とするとき、
(n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)。
前記したように本実施例によれば、現像ローラ2の表面上における各方向に関する粗さ形状の情報を含む平均カッティング深さC12AVE(0.85<=平均カッティング深さC12AVE<=1.18なる関係)で指標される現像ローラ2を用いることにより、換言すると現像ローラ2の表面上における各方向に関する粗さ形状の情報を含む平均カッティング深さC12AVE(0.85<=平均カッティング深さC12AVE<=1.18なる関係)を指標として現像ローラ2の粗面化を行うことにより、周方向の表面粗さ形状と軸方向の表面粗さ形状との差が無く、各方向において均一的な表面粗さの現像ローラの粗面化を行うことができ、該現像ローラを用いた印刷処理は、周方向もしくは軸方向の何れか一方向に顕著な凹凸表面粗さが形成されて生じるドット抜けなどの印刷不良を防止することができ、良好な印刷結果を得ることができる。
次に、表7に示すように、各現像ローラ2の表面上を粗面化し、10点平均粗さR、算術平均粗さRおよび凹凸の平均間隔Sなどの指標で示される表面粗さ形状の現像ローラ2を用意し、こららの現像ローラを用いて前記した実施例1と同様の評価試験を行った。
次に、各現像ローラ2において、現像ローラ2の周方向における負荷長さ率tがnパーセント(但し、n=0、10、20、30、40、50、60、70、80、90とする)のカッティング深さC1Vnと、現像ローラ2の軸方向における負荷長さ率tがnパーセント(但し、n=0、10、20、30、40、50、60、70、80、90とする)のカッティング深さC2Vnとを求める。尚、各現像ローラにおけるカッティング深さC1Vnおよびカッティング深さC2Vnを各負荷長さ率t毎に纏め、その結果を表8および表9に示す。
ところで、表8および表9に示すように、負荷長さ率tにおける0パーセントは、カッティング深さC1Vnおよびカッティング深さC2Vnにおいて、何れも0であることから、以降の説明では10パーセントから90パーセントまでの結果のみを用いて説明を行う。
次に、表10に示すように、周方向における負荷長さ率t(n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)で求めたカッティング深さC1Vnと、軸方向における負荷長さ率t(n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)で求めたカッティング深さC2Vnとの比を、それぞれの負荷長さ率tのパーセント毎に求め、これらの平均をカッティング深さC12AVEとして求める。
ここで、前記した各現像ローラ2を用いて、前記した実施例と同様に1パーセントの低デューティ印刷の後に2by2パターン印刷を行う評価試験を行い、その印刷結果から、形成された100個のドットを前記画像解析ソフトSALTを用いてを抽出し、その面積を測定し、当該面積に対応する円面積の直径を求め、該100個のドットの円相当直径の標準偏差σに基づいて比較判定を行った。
この比較判定で、表11に示すように、標準偏差σ<=4.3のときを、目視でドット抜けが目立たないことを示す「○」印で、標準偏差σ>4.3のときは目視でドット抜けが目立つことを示す「×」印で示す表を、印刷速度16ppmおよび20ppmにおいてそれぞれ作成し、かつ各印刷速度においてトナー粒子の体積平均粒径の違いによるドット抜けを表化した。また、表12に示すように、16ppmおよび20ppmの印刷速度に代えて、24ppmおよび32ppmにおけるドット抜けを表化する。
ところで、第7現像ローラにおけるC12AVEの値0.793の逆数は1.261であり、第8現像ローラにおけるC12AVEの値1.238と0.023の僅差となる。更に第8現像ローラにおけるC12AVEの値1.238の逆数は0.808であり、第7現像ローラにおけるC12AVEの値0.793と0.015の僅差となり、第7現像ローラにおける周方向及び軸方向における粗さ形状と、第8現像ローラにおける周方向及び軸方向における粗さ形状とは大差無いと考えられる。
しかしながら、表11および表12に示すように、体積平均粒径が6μm以下のトナー粒子を用いて評価試験を行った場合、第7現像ローラを用いた評価試験では、良好な試験結果を得ることができたが、前記した第7現像ローラの粗さ形状と大差無いと考えられる第8現像ローラを用いた評価試験では、良好な試験結果を得ることが出来なかった。
これは、第8現像ローラの10点平均粗さRが、第7現像ローラの10点平均粗さRと比較して値が小さく(表7参照)、なだらかな表面形状であるために、トナー9の保持性が低く、結果的に現像ローラ2におけるトナー9の搬送性が低減し、現像ローラ2からのトナー供給を受け感光ドラム1上の静電潜像の現像が正常に行われず、良好な印刷結果を得ることができないためと考えられる。
尚、10点平均粗さRの値が大きいほど、トナー9の搬送性が向上し、画像濃度が高くなるが、現像しなくてよい個所にトナーが付着するカブリや汚れ等の印字不具合を考慮すると、10点平均粗さRの値を10μm以下にすることが望ましい。
これは、Rの値を3〜12μmの間において、1μm刻みで評価試験した結果に基づいており、10点平均粗さRの値を5〜10μmとすることが望ましい。
すなわち、体積平均粒径が4μm〜6μmのトナーを用い、32ppm以下の印刷速度であり、0.79<=平均カッティング深さC12AVE<=1.26、かつ5<=周方向の10点平均粗さRz1<=10および5<=軸方向の10点平均粗さRz2<=10の指標で粗面化された現像ローラを用いた印刷は、良好な印刷結果を得ることができる。
尚、前記した関係を次の式2で示す。
現像ローラ2の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とするとき、
(n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
且つ、5<=周方向の10点平均粗さRz1 [μm]<=10および5<=軸方向の10点平均粗さRz2 [μm]<=10。
前記したように本実施例によれば、現像ローラ2の表面上における各方向に関する粗さ形状の情報を含む平均カッティング深さC12AVE(0.79<=平均カッティング深さC12AVE<=1.26)、かつ5<=周方向の10点平均粗さRz1<=10および5<=軸方向の10点平均粗さRz2<=10で指標される表面形状の現像ローラ2を用いることにより、換言すると現像ローラ2の表面上における各方向に関する粗さ形状の情報を含む平均カッティング深さC12AVE(0.79<=平均カッティング深さC12AVE<=1.26)、かつ5<=周方向の10点平均粗さRz1<=10および5<=軸方向の10点平均粗さRz2<=10を指標として現像ローラ2の粗面化を行うことにより、周方向の表面粗さ形状と軸方向の表面粗さ形状との差が無く、各方向において均一的な表面粗さの現像ローラの粗面化を行うことができ、かつ良好なトナー保持性を得ることができる。これにより、該現像ローラ2を用いた印刷処理は、周方向もしくは軸方向の何れか一方向に顕著な凹凸表面粗さが形成されることなく、かつ良好にトナーを保持することができ、ドット抜けなどの印刷不良を防止することができ、良好な印刷結果を得ることができる。
現像装置の機構断面概略図である。 画像形成装置の機能ブロック図である。 現像ローラの概略図である。 10点平均粗さRの説明図である。 算術平均粗さRの説明図である。 凹凸の平均間隔Sの説明図である 負荷長さ率tの説明図である。 プラトー率Hおよびカッティング深さの説明図である。
符号の説明
1 感光ドラム
2 現像ローラ
3 供給ローラ
4 帯電ローラ
5 クリーニングブレード
6 露光部
7 トナー層厚規制部材
10 I/F制御部
11 受信メモリ
12 画像データ編集メモリ
13 操作部
14 センサ群
15 印刷制御部
16 ドラムカウンタ
19 帯電ローラ用電源
20 現像ローラ用電源
21 供給ローラ用電源
22 転写ローラ用電源
23 ヘッド駆動制御部
24 定着制御部
25 搬送モータ制御部
26 駆動制御部
27 定着器
28 用紙搬送モータ
29 駆動モータ
30 転写ローラ
33 ゴム層
34 金属芯
35 周方向
36 軸方向

Claims (6)

  1. 静電潜像担持体上に形成される静電潜像に対し帯電手段により帯電された体積平均粒径が4μm〜6μmの範囲の1成分系現像剤を供給して現像を行うべく、前記静電潜像担持体と当接回転し、現像剤層厚規制部材を介して所定層厚に層化された前記現像剤を表面上で担持して供給する現像剤担持体において、
    前記現像剤担持体の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とし、前記現像剤担持体の表面周方向の凹凸平均間隔をS m1 [μm]および表面軸方向の凹凸平均間隔をS m2 [μm]とするとき、
    (但し n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
    かつ、5.00≦S m1 ≦6.11および6.63≦S m2 ≦9.83
    の関係を満たすことを特徴とする現像剤担持体。
  2. 静電潜像担持体上に形成される静電潜像に対し帯電手段により帯電された体積平均粒径が4μm〜6μmの範囲の1成分系現像剤を供給して現像を行うべく、前記静電潜像担持体と当接回転し、現像剤層厚規制部材を介して所定層厚に層化された前記現像剤を表面上で担持して供給する現像剤担持体において、
    前記現像剤担持体の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とし、
    前記現像剤担持体の表面周方向の10点平均粗さをRz1[μm]および表面軸方向の10点平均粗さをRz2[μm]とするとき、
    (但し n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
    かつ、 z1 =5.03およびR z2 =8.28
    の関係を満たすことを特徴とする現像剤担持体。
  3. 静電潜像担持体上に形成される静電潜像に対し帯電手段により帯電された体積平均粒径が4μm〜6μmの範囲の1成分系現像剤を供給して現像を行うべく、前記静電潜像担持体と当接回転し、現像剤層厚規制部材を介して所定層厚に層化された前記現像剤を表面上で担持して供給する現像剤担持体を備えた現像装置において、
    前記現像剤担持体の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とし、前記現像剤担持体の表面周方向の凹凸平均間隔をS m1 [μm]および表面軸方向の凹凸平均間隔をS m2 [μm]とするとき、
    (但し n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
    かつ、5.00≦S m1 ≦6.11および6.63≦S m2 ≦9.83
    の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  4. 請求項3に記載の現像装置と、
    前記現像装置により形成された可視化像を記録材に転写する転写部と、
    前記転写部によって転写された像を定着する定着部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
  5. 静電潜像担持体上に形成される静電潜像に対し帯電手段により帯電された体積平均粒径が4μm〜6μmの範囲の1成分系現像剤を供給して現像を行うべく、前記静電潜像担持体と当接回転し、現像剤層厚規制部材を介して所定層厚に層化された前記現像剤を表面上で担持して供給する現像剤担持体を備えた現像装置において、
    前記現像剤担持体の表面周方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC1Vn[μm]および表面軸方向の負荷長さ率がnパーセントのときのカッティング深さをC2Vn[μm]とし、
    前記現像剤担持体の表面周方向の10点平均粗さをRz1[μm]および表面軸方向の10点平均粗さをRz2[μm]とするとき、
    (但し n=10、20、30、40、50、60、70、80、90)
    かつ、 z1 =5.03およびR z2 =8.28
    の関係を満たすことを特徴とする現像装置。
  6. 請求項5に記載の現像装置と、
    前記現像装置により形成された可視化像を記録材に転写する転写部と、
    前記転写部によって転写された像を定着する定着部と、
    を備えることを特徴とする画像形成装置。
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