JP4829142B2 - 画像形成ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像形成ユニット及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタにおいては、感光体ドラムの表面を、帯電ローラによって帯電させ、LEDヘッドによって露光して静電潜像を形成し、該静電潜像に現像ローラ上で薄層化されたトナーが静電的に付着させられてトナー像が形成され、該トナー像を転写ローラによって用紙に転写し、画像の形成、すなわち、印刷を行うようになっている。また、転写後に前記感光体ドラム上に残留したトナーは、クリーニングブレードによって除去される。なお、前記感光体ドラム、帯電ローラ、現像ローラ等によって画像形成ユニット(現像装置)が構成される。
そして、トナー像が転写された用紙は、定着器に送られ、該定着器においてトナー像が用紙に定着させられるようになっている。
ところで、前記現像ローラ上にトナー層を形成するために、現像ローラに圧接させて現像ブレードが配設される。該現像ブレードは、先端の近傍を折り曲げることによって形成された金属ばねから成り、本体部分、折曲げ部及び折曲げ片を備える。折曲げ部の折曲げ角度が90〔°〕より小さく、かつ、0〔°〕より大きくされる。そして、前記折曲げ部を現像ローラに当接させ、本体部分又は折曲げ片を現像ローラの回転方向における下流側に向けてほぼ接線方向に延在させることによって、適正な厚さのトナー層を形成することができる(例えば、特許文献1参照。)。
特開平5−323778号公報
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、十分な画像濃度を確保するために、現像ローラ上のトナー層の厚さを大きくしようとすると、トナーが現像ローラと現像ブレードとの間を通過する際に十分な摩擦帯電を行うことができなくなり、帯電量の少ないトナーや逆極性に帯電させられたトナー、すなわち、逆帯電トナーが生じ、その結果、かぶりが発生して画像品位を低下させてしまう。
本発明は、前記従来のプリンタの問題点を解決して、十分な画像濃度を確保することができ、かぶりが発生することがなく、画像品位を向上させることができる画像形成ユニット及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の画像形成ユニットにおいては、像担持体と、該像担持体に現像剤を供給し、像担持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、L字型に成形され、折曲げ部を前記現像剤担持体に圧接させて配設され、前記現像剤の薄層を形成する現像剤層規制部材とを有する。
そして、該現像剤層規制部材と前記現像剤との間の動摩擦係数μb、前記現像剤担持体と現像剤との間の動摩擦係数μr、現像剤の体積平均粒径D、及び現像剤担持体の平均表面粗さRzが、
μb≦μr≦2×μb
Rz≦D
の関係を満たすように設定される。
また、前記現像剤担持体の平均表面粗さRzが4.0〜7.0〔μm〕にされ、前記現像剤の体積平均粒径Dが6.0〜9.0〔μm〕にされ、前記動摩擦係数μbが0.30以上、かつ、0.40以下にされる。
本発明によれば、画像形成ユニットにおいては、像担持体と、該像担持体に現像剤を供給し、像担持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、L字型に成形され、折曲げ部を前記現像剤担持体に圧接させて配設され、前記現像剤の薄層を形成する現像剤層規制部材とを有するものであって、該現像剤層規制部材と前記現像剤との間の動摩擦係数μb、前記現像剤担持体と現像剤との間の動摩擦係数μr、現像剤の体積平均粒径D、及び現像剤担持体の平均表面粗さRzが、
μb≦μr≦2×μb
Rz≦D
の関係を満たすように設定される。
また、前記現像剤担持体の平均表面粗さRzが4.0〜7.0〔μm〕にされ、前記現像剤の体積平均粒径Dが6.0〜9.0〔μm〕にされ、前記動摩擦係数μbが0.30以上、かつ、0.40以下にされる。
この場合、前記関係が満たされるように設定することによって、かすれが発生することがなく、十分な画像濃度を確保することができ、また、かぶりが発生することがなく、画像品位を向上させることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのカラーのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
図に示されるように、プリンタ内にはそれぞれ4色(ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアン)の現像剤としてのトナー14ごとに画像形成部Bk、Y、M、Cが配設され、各画像形成部Bk、Y、M、Cに対応させて露光装置としてのLEDヘッド23が、各画像形成部Bk、Y、M、Cに沿って転写ユニット21が配設される。なお、各画像形成部Bk、Y、M、Cの構造については基本的に同一であるので、そのうちの画像形成部Bkについてだけ説明する。
該画像形成部Bkは、ブラックの現像剤像としてのトナー像を形成するための画像形成ユニット15を備え、該画像形成ユニット15は、ドラム状に形成され、表面に有機感光体を使用した像担持体としての感光体ドラム11を備えるとともに、該感光体ドラム11の周囲に、感光体ドラム11と当接させて、帯電装置としての帯電ローラ12、現像剤担持体としての現像ローラ16、及びクリーニング装置としてのクリーニングブレード19が配設される。また、前記現像ローラ16と当接させて、現像剤カートリッジとしてのトナーカートリッジ13から供給されたトナー14を帯電させ、現像ローラ16に供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ18、及びトナー供給ローラ18から供給されたトナー14の薄層を形成する現像剤層規制部材としての現像ブレード17が配設される。該現像ブレード17は、現像ローラ16の回転方向におけるトナー供給ローラ18より下流側に、現像ローラ16に対して圧接させて配設される。なお、本実施の形態において、トナー14は負帯電性のものが使用される。
前記転写ユニット21は、第1、第2のローラとしての駆動ローラ25a、25b、該駆動ローラ25a、25b間に走行自在に張設され、各感光体ドラム11と接触させて配設されたベルト部材としての転写ベルト24、該転写ベルト24を介して前記各感光体ドラム11と対向させて配設された転写部材としての転写ローラ22等を備える。
次に、前記構成のプリンタの動作について説明する。
まず、図示されない上位装置、例えば、パーソナルコンピュータから印刷命令が送られると、図示されない制御部は、画像形成用の駆動部としての図示されないドラムモータを駆動し、各感光体ドラム11を矢印方向に一定の周速度で回転させ、矢印方向に回転させられた帯電ローラ12に直流電圧を印加し、感光体ドラム11の表面を一様に、かつ、均一に帯電させる。なお、本実施の形態においては、帯電ローラ12に−1150〔V〕の直流電圧を印加した。このときの感光体ドラム11の表面の帯電電位は約−650〔V〕であった。
次に、前記制御部は、LEDヘッド23を画像信号に従って駆動し、画像信号に対応した光を感光体ドラム11の表面に照射し、露光して静電潜像を形成する。
また、前記制御部は、図示されないトナー供給ローラ用高圧電源によってトナー供給ローラ18に直流電圧を印加し、かつ、トナー供給ローラ18を回転させる。これに伴って、前記画像形成ユニット15内に収容されたトナー14は、トナー供給ローラ18を介して現像ローラ16に供給される。なお、本実施の形態においては、トナー供給ローラ18に−330〔V〕の直流電圧を印加した。前記現像ローラ16は、トナー14を吸着し、矢印方向に回転して搬送する。このとき、現像ブレード17は、現像ローラ16の表面に、均一な厚さの現像剤層としてのトナー層を形成する。また、トナー14は、現像ブレード17及び現像ローラ16によって擦られ、摩擦帯電させられ、負の極性に帯電させられて負帯電トナーになる。
そして、前記静電潜像に前記現像ローラ16上のトナー14が静電的に付着させられて各色のトナー像が形成される。
一方、前記制御部は、前記駆動ローラ25a、25bを回転させ、転写ベルト24を矢印方向に走行させる。図示されない媒体収容部としての給紙カセットから供給された記録媒体としての用紙Pが転写ベルト24によって、各感光体ドラム11と転写ローラ22との間に形成された転写部に送られる。前記制御部は、図示されない高圧電源によって各転写ローラ22に直流電圧を印加し、前記各転写ローラ22は、感光体ドラム11の表面に形成された各色のトナー像を、順次用紙Pに重ねて転写し、カラーのトナー像を形成する。
その後、用紙Pは更に転写ベルト24によって第1、第2のローラR1、R2を備える定着器35に送られ、定着器35は、熱及び圧力によってトナー14を溶融させ、用紙Pの繊維間に浸透させる。このようにして、トナー像は用紙Pに定着させられ、カラーの画像が形成される。そして、定着器35から排出された用紙Pは、図示されない搬送ローラによって搬送された後、図示されない排出ローラによってプリンタ外に排出される。
一方、転写後の感光体ドラム11には、わずかな量のトナー14が残留することがあるが、残留したトナー14はクリーニングブレード19によって除去される。このようにして、感光体ドラム11は繰り返し利用される。
また、転写ベルト24の下半部には、走行方向における最下流、すなわち、駆動ローラ25bの近くに、転写ベルト24をクリーニングするためのクリーニングブレード26が配設される。
なお、前記感光体ドラム11、帯電ローラ12、LEDヘッド23、現像ローラ16、トナー供給ローラ18、転写ローラ22、駆動ローラ25a、25b及び定着器35は、前記制御部によって制御される。該制御部は、前記直流電圧を、あらかじめ決められたタイミングで帯電ローラ12、転写ローラ22、現像ローラ16及びトナー供給ローラ18に印加し、図示されない駆動モータを駆動させることによって、感光体ドラム11、帯電ローラ12、駆動ローラ25a、25b、定着器35、現像ローラ16及びトナー供給ローラ18を作動させる。なお、帯電ローラ12、現像ローラ16等は感光体ドラム11に圧接させて又は接触させて配設される。
次に、トナー14について説明する。
本実施の形態においては、トナー14を製造するための結着樹脂としてポリエステルを、着色剤としてカーボンブラック、銅フタロシアニン顔料(C.I.Pigment Blue15)、キナクリドン系顔料(C.I.Pigment Red122)、C.I.Pigment Yellow185等を使用した。また、トナー14の体積平均粒子径は6.0〔μm〕以上で、かつ、9.0〔μm〕以下の範囲とし、流動性を向上させるとともに、帯電性を調整するために、着色剤ごとに異なる帯電特性を有するシリカを外添した。
次に、前記画像形成ユニット15について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの要部を示す断面図である。
本実施の形態において、現像ブレード17は、弾性を有する金属から成り、先端の近傍を「L」字状に折り曲げることによって形成される。前記現像ブレード17は、本体部分17a、折曲げ部17b及び折曲げ片17cを備え、折曲げ部17bを現像ローラ16に圧接させて配設される。
なお、本実施の形態において、現像ブレード17は、厚さが0.08〔mm〕にされ、ステンレス鋼(SUS304)、リン青銅、洋白(銅が62〔%〕、ニッケルが14〔%〕、亜鉛が24〔%〕含有された合金)等から成る。なお、現像ブレード17の表面に、現像ブレード17の本体と異なる金属をめっき、蒸着等によって被覆することにより、現像ブレード17を形成することができる。この場合、該現像ブレード17とトナー14(図2)との間の動摩擦係数μbは、0.30以上、かつ、0.40以下の範囲にされる。なお、ステンレス鋼(SUS304)を使用したときの現像ブレード17とトナー14との間の動摩擦係数μbは0.34であった。
また、現像ローラ16は、直径12〔mm〕の金属製のシャフト16aの外周に、肉厚が4〔mm〕、かつ、ゴム硬度が70〔°〕(アスカーC)の半導電性のウレタンゴムから成る弾性体16bを被覆することによって形成され、弾性体16bの表面に、トナー14との間の動摩擦係数μrを調整するための所定の処理、本実施の形態においては、弾性体16bの外周面を研磨して所望の表面粗さにした後、イソシアネート処理、ウレタン系樹脂・アクリル系樹脂によるコート処理等が施される。この場合、イソシアネート処理を行うに当たり、処理液の濃度、処理時間、処理液に添加される添加剤の量等を変更することによって、現像ローラ16とトナー14との動摩擦係数μrを変化させることができる。
例えば、処理液の濃度を高くすると、現像ローラ16の表面が固くなり、動摩擦係数μrが小さくなる傾向がある。また、前記弾性体16bの外周面にアクリル系のコート処理を施すことによって、動摩擦係数μrを小さくすることもできる。
なお、前記弾性体16bの外周面を研磨する方法としては、公知であるテープ式研磨法があり、該テープ式研磨法においては、研磨用のテープの粗さを変えることによって表面粗さを調整することができる。例えば、粗さが大きい研磨用のテープを使用した場合、弾性体16bの外周面の表面粗さRzの値は大きくなる。
本実施の形態においては、表面粗さRzを4.0〜7.0〔μm〕の範囲とし、トナー14との動摩擦係数μrが、0.27、0.34、0.51、0.68、0.85、1.7となるように処理を施した現像ローラ16を使用した。そして、現像ブレード17とトナー14との間の動摩擦係数μbに対する現像ローラ16とトナー14との間の動摩擦係数μrの比μr/μbは、0.8、0.98、1、1.5、2、2.25、2.5、5にされる。なお、前記表面粗さRzは、「表面粗さ測定システムSE3500」(小坂研究所製)を使用し、JIS−B0601に規定された方法に基づいて測定した。
また、前記トナー供給ローラ18は、直径が6〔mm〕の金属製のシャフト18aの外周に、肉厚が5〔mm〕、かつ、ゴム硬度が50〔°〕(アスカーF)のシリコーン発泡体から成る発泡体18bを被覆することによって形成される。
そして、前記現像ローラ16とトナー14との間の動摩擦係数μrは次のように測定される。
図4は本発明の第1の実施の形態における動摩擦係数の測定方法を示す第1の図、図5は本発明の第1の実施の形態における動摩擦係数の測定方法を示す第2の図、図6は本発明の第1の実施の形態における動摩擦係数の測定方法を示す第3の図、図7は本発明の第1の実施の形態における動摩擦係数の測定方法を示す第4の図である。
まず、図4に示されるように、中空の円筒状の形状を有するブロック51の中空部51bにトナー14を入れ、該トナー14に、上方から矢印α方向に圧力を加えることによって、円筒状の形状を有するトナーブロック54が形成される。そして、形成されたトナーブロック54に清浄な空気を吹き付けることによって、トナーブロック54の表面に付着した余剰のトナー14を除去する。
続いて、図5に示されるように、水平な板55の上に二つの円筒部材56を、隣接させて、かつ、平行に配設し、各円筒部材56間に前記トナーブロック54を載置する。このとき、円筒部材56は、前記現像ローラ16の弾性体16bと同じ材料(ゴム硬度が70〔°〕(アスカーC)の半導電性のウレタンゴム)から成り、表面に、動摩擦係数μrを調整するための前述された処理が施される。なお、Aは前記トナーブロック54の端面である。
次に、図6に示されるように、トナーブロック54の端面Aに、軸方向(矢印B方向)にトナーブロック54を等速で移動させるように力を加え、そのときの力を測定する。本実施の形態においては、ディジタルプッシュプルゲージ57(型番:RX−1、アイコーエンジニアリング株式会社製)によって、等速で移動するようにトナーブロック54に力を加える。
続いて、図7に示されるように、円筒部材56の半径をr1とし、トナーブロック54の半径をr2とし、トナーブロック54の質量をmとし、重力をgとし、トナーブロック54を等速で動かすときの力をFとすると、動摩擦係数μrは、次の式によって算出することができる。
μr=F/[m・g・{(r1+r2)/√((r1+r2)2 −r12 )}]
また、現像ブレード17とトナー14との間の動摩擦係数μbは、円筒部材56の表面が、本実施の形態において使用された現像ブレード17と同じ材料から成るときに、次の式によって算出することができる。
μb=F/[m・g・{(r1+r2)/√((r1+r2)2 −r12 )}]
図1は本発明の第1の実施の形態における現像ブレードの当接状態を示す図である。
図において、17は現像ブレードであり、該現像ブレード17は、本体部分17a、折曲げ部17b及び折曲げ片17cを備える。この場合、現像ローラ16によって搬送されたトナー14は、現像ブレード17と現像ローラ16との間を通過する際に、弾性を有する現像ブレード17を持ち上げて通過する。そして、前記現像ローラ16とトナー14との間の動摩擦係数μrが小さいと、現像ブレード17を持ち上げることができないので、十分な量のトナー14が通過することができず、画像濃度である印刷濃度が低くなってしまう。また、前記動摩擦係数μrが大きすぎると現像ブレード17と現像ローラ16との間を通過する際にトナー14に回転が発生しないので、トナー14の摩擦帯電が不均一となり、逆帯電トナー(本実施の形態においては、正の極性に帯電させられる正帯電トナー)が発生する原因となってしまう。本実施の形態においては、現像ブレード17と現像ローラ16との接触圧力は約80〔g/cm〕に設定される。
そして、現像ブレード17を通過したトナー14は、更に現像ローラ16の回転によって搬送され、感光体ドラム11(図2)上に形成された静電潜像に静電気力で付着し、静電潜像を現像し、トナー像を形成する。
そのために、本実施の形態においては、反転現像の場合を示し、感光体ドラム11の図示されない導電性支持体と現像ローラ16との間に、図示されない高圧電源によってバイアス電圧が印加され、現像ローラ16に−200〔V〕の直流電圧が印加される。その結果、現像ローラ16と感光体ドラム11との間には、感光体ドラム11に形成された静電潜像に伴う電気力線が発生させられる。
本実施の形態においては、トナー14との間の動摩擦係数μrが異なる複数の現像ローラ16を使用し、前記トナー14の体積平均粒子径D及び現像ローラ16の表面粗さRzを変更して実験を行った。
そして、トナー像の密度が100〔%〕であるとき、すなわち、べた印刷を行ったときの印刷濃度(反射OD値)が1.2以上になる良好な印字結果が得られる範囲を求めた。また、トナー像の密度が0〔%〕であるとき、すなわち、感光体ドラム11の表面を露光することなく(静電潜像を形成することなく)印刷を行ったときに、かぶりの発生が少ない範囲を求めた。前記印刷濃度はX−Rite528(X−Rite社製)で測定した。
べた印刷を行ったときの印刷濃度が1.2以上であると、トナー像を十分に形成することができるので、階調(面積階調)印刷を行ったときの画像品位を向上させることができる。一方、べた印刷を行ったときの印刷濃度が1.2未満であると、階調印刷を行ったときの各画素の再現性が低くなり、適正な階調濃度の印刷を行うことができない状態になる。すなわち、印刷濃度が1.2未満である場合は、階調印刷において、例えば、トナー像の密度が面積比で25〔%〕になるようにトナー像の密度を低くすると、トナー像を十分に形成することができなくなり、かすれが発生してしまう。そこで、前述されたように、前記印刷濃度を1.2以上とすると、階調印刷を行っても画像品位を向上させることができ、人間の目の識別範囲とされる150階調の精度で画像を形成することができる。
また、かぶりについては、0〔%〕の印刷濃度での印刷の途中でプリンタを停止させ、現像が行われた後、転写が行われる前の感光体ドラム11上のトナー14を粘着テープ(住友スリーエム社製スコッチメンディングテープ)に付着させて印刷用の用紙に貼り付け、トナー14が付着していない粘着テープを用紙に貼り付けたものとの色差ΔEを、分光測色計(コニカミノルタ製CM2600d)によって測定した。色差ΔEの値が小さい場合、かぶりの発生が少ないことを示す。米国標準局によって色差ΔEの評価基準は、色差ΔEが0〜0.5のときはtrace(かすかに感じられる。)、色差ΔEが0.5〜1.5のときはslight(わずかに感じられる。)、色差ΔEが1.5〜3.0のときはnoticeable(かなり感じられる。)、色差ΔEが3.0〜6.0のときはappreceable(目立って感じられる。)、色差ΔEが6.0〜12のときはmuch(大きく感じられる。)、色差ΔEが12以上のときはvery much(非常に大きく感じられる。)のように設定されている。
すなわち、色差ΔEが0.5以下である場合は同色とし、色差ΔEが0.5〜1.5の範囲であればわずかな違いはあるが異色とみなすほどではないものとする。本実施の形態における評価においては、感光体ドラム11上のトナー14を粘着テープによって採取して色差ΔEの評価を行っているが、実際に印刷を行う場合、感光体ドラム11上のトナー14のすべてが用紙Pに転写されるわけではない。使用する用紙Pの種類によっても、かぶりを発生させるトナー14の転写率は変化するが、前記評価法によって色差ΔEが1.0以下であれば、印刷後の用紙P上では色差ΔEが必ず1.0以下となり、画像品位上問題のないレベルであると判断される。
次に、印刷濃度に関する評価結果について説明する。印刷濃度が1.2以上である場合、階調印刷を行うと、各画素の再現性が得られるので、評価は「○」とした。また、印刷濃度が1.2未満である場合、階調印刷を行うと、各ドット(画素)の再現性を得ることができず、かすれが発生するので、評価は「×」とした。
Figure 0004829142
表1から分かるように、動摩擦係数μr、μbの比μr/μbが1以上、すなわち、
μb≦μr
では、印刷濃度が1.2以上になり、かすれは発生しない。そして、トナー像の面積比(トナー像の密度)が25〔%〕以下のハーフトーンで印刷を行った場合、かすれは発生しない。また、印刷濃度が1.2未満になると、トナー像を十分に形成することができず、ドットの再現性が低くなり、かすれが発生する。
次に、かぶりに関する評価結果について説明する。前述されたように、色差ΔEが1.0以下の場合、かぶりの評価は「○」とし、色差ΔEが1.0より大きい場合、かぶりの評価は「×」とした。
Figure 0004829142
表2から分かるように、比μr/μbが2以下である場合、すなわち、
μr≦2×μb
である場合、色差ΔEが1.0以下になり、かぶりが発生しない。また、色差ΔEによる評価と併せ、印刷結果を目視して、かぶりを確認した結果も併せて表した。この場合でも、比μr/μbが
μr≦2×μb
である場合、かぶりは確認されず、良好な印字結果を得ることができた。
以上の評価は、現像ローラ16の表面粗さRzを4.0〜7.0〔μm〕とし、トナー14の体積平均粒子径Dを6.0〜9.0〔μm〕として行った。なお、コールターマルチサイザー3(ベックマンコールター社製)を使用して、アパーチャー径100〔μm〕で3000カウント測定を行い、そのときのトナーの体積平均粒子径をトナー14の体積平均粒子径Dとした。また、トナー14の体積平均粒子径D及び現像ローラ16の表面の粗さRzが
Rz≦D
の関係にあり、かつ、当該範囲において、動摩擦係数μb、μrが、
μb≦μr≦2×μb
の関係にある場合、かぶりが発生することなく、十分な階調の印刷濃度を得ることができる。
トナー14の体積平均粒子径Dが現像ローラ16の表面粗さRzより小さくなると、現像ローラ16の表面にトナー14の粒子が入り込み、現像ローラ16とトナー14との間の摩擦を安定させることができなくなる。その結果、トナー14を十分に帯電させることができなくなり、かぶりが発生したり、印刷濃度が1.2未満になったりする。
例えば、体積平均粒子径Dを6〔μm〕とし、表面粗さRzを4〔μm〕とし、動摩擦係数μbを0.34とし、動摩擦係数μrを0.51とすると、
Rz<D
になり、かつ、比μr/μbが1.5になるので、べた印刷を行ったときの印刷濃度が1.68になり、色差ΔEが0.6になり、良好な印刷結果を得ることができる。
また、体積平均粒子径Dを6〔μm〕とし、表面粗さRzを6〔μm〕とし、動摩擦係数μbを0.34とし、動摩擦係数μrを0.51とすると、
Rz=D
になり、かつ、比μr/μbが1.5になるので、べた印刷を行ったときの印刷濃度が1.68になり、色差ΔEが0.6になり、良好な印刷結果を得ることができる。
これに対して、体積平均粒子径Dを6〔μm〕とし、表面粗さRzを7〔μm〕とし、動摩擦係数μbを0.34とし、動摩擦係数μrを0.51とすると、比μr/μbが1.5になるが、
Rz>D
になるので、トナー14を十分に帯電させることができず、色差ΔEが3.0になり、かぶりが発生してしまう。
したがって、前述されたように、
μb≦μr≦2×μb
であるときに、かぶりが発生することなく、十分な階調の印刷濃度を得ることができる。
このように、本実施の形態においては、動摩擦係数μb、μr、トナー14の体積平均粒径D及び現像ローラ16の平均表面粗さRzが、
μb≦μr
の関係にあり、かつ、
Rz≦D
の関係にある場合、べた印刷を行ったときの印刷濃度を十分に確保し、1.2以上にすることができるので、かすれが発生するのを防止することができる。
また、動摩擦係数μb、μr、トナー14の体積平均粒径D及び現像ローラ16の平均表面粗さRzが、
μr≦2×μb
の関係にあり、かつ、
Rz≦D
の関係にある場合、感光体ドラム11上の非画像部にトナー14が付着するのを抑制し、かぶりが発生するのを防止することができる。したがって、画像品位を向上させることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与することによってその説明を省略し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。また、本実施の形態におけるプリンタの構造については、前記第1の実施の形態におけるプリンタと同様であるので図2を援用して説明する。
図8は本発明の第2の実施の形態における画像形成ユニットの要部を示す断面図、図9は本発明の第2の実施の形態における現像ブレードの当接状態を示す図である。
図に示されるように、現像剤層規制部材としての現像ブレード27は、弾性を有する金属から成り、平板状に形成される。該現像ブレード27は、先端27aより手前側の平面部27bを現像剤担持体としての現像ローラ16に圧接させて配設される。
なお、本実施の形態において、現像ブレード27は、厚さが0.08〔mm〕にされ、ステンレス鋼(SUS304)、リン青銅、洋白(銅が62〔%〕、ニッケルが14〔%〕、亜鉛が24〔%〕含有された合金)等から成る。なお、現像ブレード27の表面に、現像ブレード27の本体と異なる金属をめっき、蒸着等によって被覆することにより現像ブレード27を形成することができる。この場合、該現像ブレード27とトナー14(図2)との間の動摩擦係数μbは、0.30以上、かつ、0.40以下の範囲にされる。なお、ステンレス鋼(SUS304)を使用したときの現像ブレード27とトナー14との間の動摩擦係数μbは0.34であった。
次に、印刷濃度に関する評価結果について説明する。
Figure 0004829142
表3から分かるように、比μr/μbが1以上、すなわち、
μb≦μr
では、印刷濃度が1.2以上になり、かすれは発生しない。そして、面積比が25〔%〕以下のハーフトーンで印刷を行った場合も、かすれは発生しなかった。また、印刷濃度が1.2未満になると、ドットの再現性が低くなり、かすれが発生した。
次に、かぶりに関する評価結果について説明する。
Figure 0004829142
表4から分かるように、比μr/μbが2以下である場合、すなわち、
μr≦2×μb
である場合、色差ΔEが1.0以下になり、かぶりが発生しない。また、色差ΔEによる評価と併せ、印刷結果を目視して、かぶりを確認した結果も併せて表した。この場合でも、比μr/μbが
μr≦2×μb
である場合、かぶりは確認されず、良好な印字結果を得ることができた。
このように、本実施の形態においては、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。さらに、前記第1の実施の形態におけるL字型に成形された現像ブレード17と比較して、本実施の形態においては平板状の現像ブレード27を使用するので、加工が容易であり、プリンタのコストを低くすることができる。
前記各実施の形態においては、カラーのプリンタについて説明しているが、本発明をモノクロのプリンタに適用することができる。また、各実施の形態においては、プリンタについて説明しているが、本発明を、画像処理装置のうちの複写機、ファクシミリ装置、複合機等に適用することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
本発明の第1の実施の形態における現像ブレードの当接状態を示す図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの要部を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態における動摩擦係数の測定方法を示す第1の図である。 本発明の第1の実施の形態における動摩擦係数の測定方法を示す第2の図である。 本発明の第1の実施の形態における動摩擦係数の測定方法を示す第3の図である。 本発明の第1の実施の形態における動摩擦係数の測定方法を示す第4の図である。 本発明の第2の実施の形態における画像形成ユニットの要部を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態における現像ブレードの当接状態を示す図である。
符号の説明
11 感光体ドラム
14 トナー
15 画像形成ユニット
16 現像ローラ
17、27 現像ブレード

Claims (2)

  1. (a)像担持体と、
    (b)該像担持体に現像剤を供給し、像担持体の表面に形成された静電潜像を現像する現像剤担持体と、
    (c)L字型に成形され、折曲げ部を前記現像剤担持体に圧接させて配設され、前記現像剤の薄層を形成する現像剤層規制部材とを有するとともに、
    (d)該現像剤層規制部材と前記現像剤との間の動摩擦係数μb、前記現像剤担持体と現像剤との間の動摩擦係数μr、現像剤の体積平均粒径D、及び現像剤担持体の平均表面粗さRzが、
    μb≦μr≦2×μb
    Rz≦D
    の関係を満たすように設定され
    (e)前記現像剤担持体の平均表面粗さRzが4.0〜7.0〔μm〕にされ、
    (f)前記現像剤の体積平均粒径Dが6.0〜9.0〔μm〕にされ、
    (g)前記動摩擦係数μbが0.30以上、かつ、0.40以下にされることを特徴とする画像形成ユニット
  2. 求項1に記載の画像形成ユニットを備えた画像形成装置。
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