JP6880478B2 - 現像装置及び画像形成装置 - Google Patents
現像装置及び画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6880478B2 JP6880478B2 JP2016203388A JP2016203388A JP6880478B2 JP 6880478 B2 JP6880478 B2 JP 6880478B2 JP 2016203388 A JP2016203388 A JP 2016203388A JP 2016203388 A JP2016203388 A JP 2016203388A JP 6880478 B2 JP6880478 B2 JP 6880478B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- developing
- regulating member
- developing apparatus
- developing roller
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
Description
規制ブレード45において、曲げ加工部Mの曲げ角θMと水接触角θWとによる白スジ発生及び解像度についての評価実験を行った。表1には、各実施例の条件及び評価結果を示しており、表2には比較例の条件及び評価結果を示している。なお、各実施例及び各比較例で共通の条件は以下の通りである。
金属製の薄板として、ステンレス鋼(SUS304材)を用いて規制ブレード45を作製した。規制ブレード45の自由端側の先端から0.5[mm]の位置に、曲げ角θM20[°]で曲げ加工を施し、曲げ加工部M(規制ブレード45の自由端Cから5[mm]の範囲)をラッピングフィルムで研磨した。
・測定装置
自動接触角計DM500(協和界面科学株式会社製)
・測定条件
液滴量:2[μl]
着滴後の測定開始時間:1000[ms]
測定回数:液滴滴下点を変えて、同一サンプルを3箇所測定、平均値を測定値とする。
・長手方向の滴下位置:両端から5[cm]と中央との合計3箇所(なお、水接触角の測定値は前記3箇所の平均値とする。)
・短手方向の滴下位置:曲げ加工部Mの曲げ部分(R部分)の現像ローラ回転方向下流側の始点A2から固定端B側(ホルダ46側)へ0[mm]〜3[mm]の範囲
・測定手順
純水をマイクロシリンジにセットし、純水を2[ml]滴下し、滴下から1000[ms]後の液滴の形状から数1に示す式を用いてθ/2法により水接触角θWを求める(図4参照)。
軟化点が110[℃]、体積平均粒径Dvが6.5[μm]のトナーを用いた。
フローテスター(CFT−500/島津製作所社製)を用い、測定試料1.0[g]を秤量する。そして、H1.0[mm]×φ0.5[mm]のダイを用いて、昇温速度3.0[℃/min]、予熱時間120[s]、荷重30[kg]、測定温度範囲40[℃]〜140[℃]の条件で測定を行ない、前記測定試料が1/2流出したときの温度を軟化点とした。
実験装置として、「(株)リコー製 カラープリンタ SP C730」を用い、この実験装置の全色の現像装置4及びトナー収容器7に、各実施例または各比較例の規制ブレード45及びトナーを適用してランニング試験を行った。前記ランニング試験としては、各色印字率5[%]のフルカラーチャート、A4横用紙、1ジョブあたり3枚の印刷を繰り返し行ない、1000枚毎に、2by2ハーフトーンチャートを各色1枚出力した。そして、4色の2by2画像のうち、最も早く縦白スジが現れたタイミングを記録した。なお、印字率5[%]のフルカラーチャートが合計4万枚になるまでランニング試験を行った。判定方法は以下の通りであって、目標は2万枚で白スジが発生しないことであり、4万枚で白スジが発生しなければ、なお良い。
・1.5万枚以上3万枚未満で白スジが発生:「△」
・3万枚以上4万枚未満で白スジが発生:「○」
・4万枚で白スジの発生無し:「◎」
実験装置として、「(株)リコー製 カラープリンタ SP C730」を用いて画像の解像度を評価した。そして、任意の風景画像を各1枚選定し印刷して、各実施例または各比較例の規制ブレード45及びトナーを全色の現像装置4及びトナー収容器7に適用した実験装置と適用していない実験装置とでそれぞれ形成した画像を比較し解像度を官能評価した。詳しくは、評価人数5人で、前記適用した実験装置の画像と、前記適用していない実験装置の画像とを比較し、どちらが解像度が高いかを官能評価した。そして、5人中、前記適用した実験装置の画像の解像度が、前記適用していない実験装置の画像の解像度と同等以上であると評価した人数のほうが多ければ「○」とした。また、5人中、前記適用した実験装置の画像の解像度が、前記適用していない実験装置の画像の解像度より劣っていると評価した人数のほうが多ければ「×」とした。
(態様A)
表面にトナーを担持して表面移動する現像ローラ41などのトナー担持体と、曲げ加工部Mなどの曲げ部を有し、前記トナー担持体の前記表面と接触し該トナー担持体上のトナー量を規制する規制ニップ部Nなどの規制ニップ部を形成する規制ブレード45などの規制部材とを備えた現像装置4などの現像装置において、前記規制部材は前記曲げ部で前記規制ニップ部を形成し、前記規制部材の少なくとも前記曲げ部の前記トナー担持体の表面移動方向下流側の始点A2から前記トナー担持体の表面移動方向下流側の所定範囲の表面部分の水に対する接触角が70[°]以上である。
規制部材の表面の水に対する接触角が大きいほど、トナーを弾きやすく、トナーが付着しにくい表面状態であることを示す。そして、少なくとも前記曲げ部の前記トナー担持体の表面移動方向下流側の始点A2から前記トナー担持体の表面移動方向下流側の所定範囲の表面部分がトナーの付着し難い表面状態である規制部材を用いることで、規制部材のトナー固着が抑えられ、規制部材に固着したトナーを除去するための清掃部材が不要となり、現像装置の大型化を抑えることができる。
(態様A)においては、上述した実験で明らかにしたように、前記規制部材の少なくとも前記表面部分の水に対する接触角が70[°]以上であることで、現像装置の大型化を抑えつつ、前記規制部材のトナー固着を抑制することができる。
(態様B)
(態様A)において、前記規制部材は板状であり、該規制部材の自由端側に曲げ加工部Mなどの曲げ部を形成しており、前記曲げ部における前記規制部材の曲げ角が40[°]以下である。これによれば、上記実施形態について説明したように、前記規制部材のトナー固着をより効果的に抑制することができる。
(態様C)
(態様A)または(態様B)において、前記規制部材の水に対する接触角が70[°]以上となる範囲が、前記トナー担持体と接触する自由端Cから5[mm]以内の範囲である。これによれば、上記実施形態について説明したように、製造コストや部品コストの低減を図ることが可能となる。
(態様D)
(態様A)乃至(態様C)において、前記トナーの体積平均粒径Dvが7[μm]以下である。これによれば、上記実施形態について説明したように、省エネルギー化や高解像度化を図ることが可能となる。
(態様E)
像担持体と、前記像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、前記現像手段として、(態様A)乃至(態様D)のいずれか一記載の現像装置を用いた。これによれば、上記実施形態について説明したように、現像装置の大型化を抑えつつ、規制部材のトナー固着を抑制し画像に白スジが発生するのを抑制することができる。
2 帯電装置
4 現像装置
5 一次転写ローラ
6 ドラムクリーニング装置
7 トナー収容器
10 プロセスカートリッジ
14 クリーニングブレード
15 中間転写ベルト
17 クリーニング対向ローラ
18 搬送コイル
21 二次転写対向ローラ
22 二次転写ローラ
23 テンションローラ
26 定着ユニット
30 転写ユニット
33 ベルトクリーニング装置
41 現像ローラ
42 トナー供給ローラ
43 アジテータ
44 トナー輸送部材
45 規制ブレード
46 ホルダ
61 クリーニングブレード
62 廃トナー搬送部材
71 トナー貯留部
71a アジテータ
71b 搬送部材
72 廃トナー収容部
73 廃トナー回収スクリュ
100 プリンタ
150 トナー検知センサ
Claims (6)
- 表面にトナーを担持して表面移動するトナー担持体と、
曲げ部を有し、前記トナー担持体の前記表面と接触し該トナー担持体上のトナー量を規制する規制ニップ部を形成する規制部材とを備えた現像装置において、
前記規制部材は前記曲げ部で前記規制ニップ部を形成し、
前記規制部材は、一端側が前記現像装置の固定部に固定され他端側が自由端の金属製の板状部材であり、該規制部材の自由端側に前記曲げ部を形成し、
前記規制部材の前記曲げ部の前記表面と接触する金属面、自由端から前記曲げ部までの間の前記表面に対向する金属面、及び、曲げ部から前記固定部までの間の所定範囲の前記表面に対向する金属面が、研磨された研磨面であり、
前記規制部材の少なくとも前記曲げ部の前記トナー担持体の表面移動方向下流側の始点から前記固定部までの間の所定範囲の前記研磨面の水に対する接触角が70[°]以上であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1に記載の現像装置において、
前記曲げ部における前記規制部材の曲げ角が40[°]以下であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1または2に記載の現像装置において、
前記規制部材の水に対する接触角が70[°]以上となる範囲が、前記規制部材の自由端から5[mm]以内の範囲であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至3のいずれか一記載の現像装置において、
前記トナーの軟化点が95[℃]〜120[℃]であることを特徴とする現像装置。 - 請求項1乃至4のいずれか一記載の現像装置において、
前記トナーの体積平均粒径Dvが7[μm]以下であることを特徴とする現像装置。 - 像担持体と、
前記像担持体上の潜像を現像する現像手段とを備えた画像形成装置において、
前記現像手段として、請求項1乃至5のいずれか一記載の現像装置を用いたことを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US15/346,018 US9958806B2 (en) | 2015-11-25 | 2016-11-08 | Developing device and image forming apparatus incorporating same |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015229595 | 2015-11-25 | ||
JP2015229595 | 2015-11-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017102433A JP2017102433A (ja) | 2017-06-08 |
JP6880478B2 true JP6880478B2 (ja) | 2021-06-02 |
Family
ID=59017355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016203388A Active JP6880478B2 (ja) | 2015-11-25 | 2016-10-17 | 現像装置及び画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6880478B2 (ja) |
Family Cites Families (13)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3223657B2 (ja) * | 1993-08-27 | 2001-10-29 | ミノルタ株式会社 | ブレード |
JP3313991B2 (ja) * | 1996-11-15 | 2002-08-12 | キヤノン株式会社 | 現像装置 |
US6021299A (en) * | 1999-05-27 | 2000-02-01 | Oki Data America, Inc. | Precision blade for metering toner on developing roller |
JP2005316313A (ja) * | 2004-04-30 | 2005-11-10 | Sharp Corp | 画像形成装置 |
JP4385957B2 (ja) * | 2005-01-28 | 2009-12-16 | コニカミノルタビジネステクノロジーズ株式会社 | 画像形成装置 |
JP4829142B2 (ja) * | 2006-02-28 | 2011-12-07 | 株式会社沖データ | 画像形成ユニット及び画像形成装置 |
JP5285668B2 (ja) * | 2010-08-20 | 2013-09-11 | シャープ株式会社 | 現像装置及び画像形成装置 |
JP5843607B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-01-13 | キヤノン株式会社 | 現像装置及び現像方法 |
JP5893392B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-03-23 | キヤノン株式会社 | 現像装置、現像方法及び磁性トナー |
JP5868165B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-02-24 | キヤノン株式会社 | 現像装置及び現像方法 |
JP5868166B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-02-24 | キヤノン株式会社 | 現像装置、及び該現像装置に用いられる現像方法 |
JP5950570B2 (ja) * | 2011-12-27 | 2016-07-13 | キヤノン株式会社 | 現像装置及び現像方法 |
JP2015028517A (ja) * | 2013-07-30 | 2015-02-12 | 株式会社沖データ | 現像器、画像形成ユニット及び画像形成装置 |
-
2016
- 2016-10-17 JP JP2016203388A patent/JP6880478B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017102433A (ja) | 2017-06-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2657787B1 (en) | Development device, process cartridge, and image forming apparatus | |
US10303082B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2014016538A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2008089771A (ja) | クリーニング方法、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
US10394156B2 (en) | Image formation apparatus controlling charging voltage and development voltage | |
JP4336353B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP7400374B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2012042608A (ja) | 現像剤規制部材、現像装置、プロセスユニット及び画像形成装置 | |
JP6409475B2 (ja) | 画像形成装置及び画像形成装置の制御方法 | |
JP4750522B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
US20190346787A1 (en) | Cartridge and image forming apparatus | |
JP7013173B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2003233265A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6880478B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2018120219A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2007133024A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2018097171A (ja) | 画像形成装置 | |
US10656553B2 (en) | Image forming apparatus capable of efficiently reducing the influence of discharge products adhering to the surface of an image bearing member | |
US9958806B2 (en) | Developing device and image forming apparatus incorporating same | |
JP5959913B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7027098B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP4538044B2 (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
JP2016133782A (ja) | 画像形成装置 | |
JP7400373B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP7172578B2 (ja) | 画像形成装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190716 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20200423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200515 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200714 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20201225 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20210224 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20210402 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20210415 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6880478 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |