JP4501448B2 - モータ駆動装置 - Google Patents

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Description

この発明は、騒音を低減するようにモータジェネレータを駆動するモータ駆動装置に関するものである。
従来、モータジェネレータは、その効率が最も良くなるように駆動される。具体的には、モータジェネレータが発生するトルクをモータジェネレータに流れる電流で除算したトルク/電流が最大になるようにモータジェネレータが駆動される。
しかし、このような効率を優先したモータジェネレータの駆動方法では、モータジェネレータで発生する騒音が大きくなるという問題がある。このモータジェネレータで発生する騒音の1つの原因は、トルクリプルが大きくなることである。したがって、モータジェネレータで発生する騒音を低減する1つの方法は、トルクリプルを低減することである。
そして、特許文献1にトルクリプルを低減する方法が開示されている。この方法は、出力トルクの交流成分の周波数がモータジェネレータの基本励磁周波数の整数倍であることに鑑み、一連の調波電流を基本の矩形電流に加えることによって未処理のトルクリプルに対抗するトルク成分を生成し、その生成したトルク成分によってトルクリプルを低減する(特許文献1)。
特開2002−119086号公報 特開2000−152697号公報 特開2002−374691号公報
しかし、従来のトルクリプルを低減する方法は、基本の矩形電流に加えた一連の調波電流によって生成されるトルク成分によりトルクリプルを低減するため、基本の矩形電流の位相がずれるとトルクリプルを正確に低減できないという問題がある。
そこで、この発明は、かかる問題を解決するためになされたものであり、その目的は、トルクリプルを正確に低減可能なモータ駆動装置を提供することである。
また、この発明の別の目的は、騒音の低減を要求されるときにトルクリプルを正確に低減可能なモータ駆動装置を提供することである。
さらに、この発明の別の目的は、モータジェネレータの動作モードに応じてトルクリプルを正確に低減可能なモータ駆動装置を提供することである。
この発明によれば、モータ駆動装置は、位相角決定手段と、制御手段とを備える。位相角決定手段は、モータジェネレータが出力するトルクの平均値に対する実際に出力されるトルクの変動率を表すトルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータに電流を流すための好適な電流位相角を決定する位相角決定処理を行なう。制御手段は、位相角決定手段によって決定された好適な電流位相角を用いてモータジェネレータを駆動制御する。
好ましくは、位相角決定手段は、トルクリプルが所定値以下になるときのトルクと電流位相角との関係を示すマップを保持しており、入力されたトルク指令値に対応する電流位相角をマップから抽出して好適な電流位相角を決定する。
好ましくは、位相角決定手段は、モータジェネレータの回生モードにおいて、モータジェネレータの回転数が所定の範囲であるとき、位相角決定処理を行なう。
好ましくは、位相角決定手段は、モータジェネレータの力行モードにおいて基準値以下の騒音が要求されるとき、位相角決定処理を行なう。
また、この発明によれば、モータ駆動装置は、位相角決定手段と、制御手段とを備える。位相角決定手段は、第1の動作モードにおいて、モータジェネレータが出力するトルクの平均値に対する実際に出力されるトルクの変動率を表すトルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータに電流を流すための第1の電流位相角を決定する第1の位相角決定処理を行ない、第1の動作モード以外の第2の動作モードにおいて、モータジェネレータに流れる電流が最小になるようにモータジェネレータに電流を流すための第2の電流位相角を決定する第2の位相角決定処理を行なう。制御手段は、位相角決定手段によって決定された第1の電流位相角または第2の電流位相角を用いてモータジェネレータを駆動制御する。
好ましくは、位相角決定手段は、トルクリプルが所定値以下になるときのトルクと電流位相角との関係を示す第1のマップと、モータジェネレータに流れる電流が最小になるときのトルクと電流位相角との関係を示す第2のマップとを保持しており、第1の動作モードにおいて入力されたトルク指令値に対応する電流位相角を第1のマップから抽出して第1の電流位相角を決定し、第2の動作モードにおいて入力されたトルク指令値に対応する電流位相角を第2のマップから抽出して第2の電流位相角を決定する。
好ましくは、第1の動作モードは、ハイブリッド自動車がモータジェネレータによって発生されたトルクのみによって走行するモードである。第2の動作モードは、ハイブリッド自動車がモータジェネレータおよび内燃機関によって発生されたトルクによって走行するモードである。
好ましくは、第1の動作モードは、電気自動車が加速度走行以外の走行を行なうモードである。第2の動作モードは、電気自動車が加速度走行を行なうモードである。
好ましくは、位相角決定手段は、モータジェネレータの回生モードにおいて、モータジェネレータの回転数が所定の範囲であるとき、第1の位相角決定処理を行なう。
好ましくは、所定値は、トルクリプルの最小値である。
この発明によるモータ駆動装置は、電流位相角をトルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータに電流を流すための好適な電流位相角に制御し、好適な電流位相角を用いてモータジェネレータを駆動する。
したがって、この発明によれば、トルクリプルを正確に低減できる。その結果、モータジェネレータで発生する騒音および/または振動を低減できる。
また、この発明によるモータ駆動装置は、騒音の低減が要求されるときに、電流位相角をトルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータに電流を流すための好適な電流位相角に制御し、好適な電流位相角を用いてモータジェネレータを駆動する。
したがって、この発明によれば、騒音の低減が要求されるときに、モータジェネレータで発生する騒音を低減できる。
さらに、この発明によるモータ駆動装置は、第1の動作モードにおいて、電流位相角をトルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータに電流を流すための第1の電流位相角に制御し、その第1の電流位相角を用いてモータジェネレータを駆動する。そして、モータ駆動装置は、第2の動作モードにおいて、電流位相角をモータジェネレータに流れる電流が最小になるようにモータジェネレータに電流を流すための第2の電流位相角に制御し、その第2の電流位相角を用いてモータジェネレータを駆動する。
したがって、この発明によれば、動作モードに応じてトルクリプルを正確に低減できる。その結果、所定の動作モードにおいて、モータジェネレータで発生する騒音および/または振動を正確に低減できる。
本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1によるモータ駆動装置の概略ブロック図である。図1を参照して、実施の形態1によるモータ駆動装置100は、直流電源10と、電圧センサー12と、コンデンサ30と、インバータ40と、電流センサー50と、回転位置センサー70と、制御装置80とを備える。
直流電源10は、電源ライン1とアースライン2との間に接続される。コンデンサ30は、電源ライン1とアースライン2との間に直流電源10に並列に接続される。電圧センサー12は、コンデンサ30の両端の電圧Vmを検出して制御装置80へ出力する。
インバータ40は、コンデンサ30を介して直流電圧を受け、その受けた直流電圧を制御装置80からの信号PWMによって交流電圧に変換してモータジェネレータ60を駆動する。
電流センサー50は、モータジェネレータ60に流れるモータ電流Iu,Ivを検出し、その検出したモータ電流Iu,Ivを制御装置80へ出力する。なお、図1においては、電流センサー50は、2個しか示されていない。これは、モータジェネレータ60が3相モータの場合、2つの相に流れるモータ電流Iu,Ivを検出すれば、その検出されたモータ電流Iu,Ivに基づいて残りの相に流れるモータ電流Iwを演算できるからである。したがって、3相の各々に流れるモータ電流Iu,Iv,Iwを独自に検出する場合、3個の電流センサー50を設けてもよい。
モータジェネレータ60は、U相コイル、V相コイルおよびW相コイルをステータコイルとして含む3相のモータである。
回転位置センサー70は、モータジェネレータ60のロータの回転位置を検出し、その検出した回転位置を示すセンサー値θを制御装置80へ出力する。
制御装置80は、回転数検出部81と、角度補正部82と、3相/2相変換部83と、電流指令生成部84と、減算器85,86と、PI制御部87と、2相/3相変換部88と、PWM生成部89とを含む。
回転数検出部81は、回転位置センサー70からセンサー値θを受け、その受けたセンサー値θに基づいてモータ回転数MRNを検出する。そして、回転数検出部81は、モータ回転数MRNを角度補正部82および電流指令演算部84へ出力する。
角度補正部82は、回転1センサー70からのセンサー値θを後述する方法によって補正し、その補正した補正値θ+αを3相/2相変換部83および2相/3相変換部88へ出力する。
3相/2相変換部83は、2個の電流センサー50,50からそれぞれモータ電流Iu,Ivを受ける。そして、3相/2相変換部83は、モータ電流Iu,Ivに基づいてモータ電流Iw=−Iu−Ivを演算する。
そうすると、3相/2相変換部83は、モータ電流Iu,Iv,Iwを角度補正部82からの補正値θ+αを用いて三相二相変換する。すなわち、3相/2相変換部83は、モータ電流Iu,Iv,Iwおよび補正値θ+αを次式に代入して電流値Id,Iqを演算する。
Figure 0004501448
つまり、3相/2相変換部83は、モータジェネレータ60の3相コイルの各相に流れる3相のモータ電流Iu,Iv,Iwを補正値θ+αを用いてd軸およびq軸に流れる電流値Id,Iqに変換する。そして、3相/2相変換部83は、演算した電流値Idを減算器85へ出力し、演算した電流値Iqを減算器86へ出力する。
電流指令生成部84は、モータ駆動装置100の外部に設けられたECU(Electrical Control Unit)からトルク指令値TRを受け、回転数検出部81からモータ回転数MRNを受け、電圧センサー12から電圧Vmを受ける。そして、電流指令生成部84は、トルク指令値TR、モータ回転数MRNおよび電圧Vmに基づいて、トルク指令値TRによって指定されたトルクを出力するための電流指令Id*,Iq*を生成し、その生成した電流指令Id*を減算器85へ出力し、生成した電流指令Iq*を減算器86へ出力する。
減算器85は、電流指令Id*と電流値Idとの偏差ΔIdを演算し、その演算した偏差ΔIdをPI制御部87へ出力する。また、減算器86は、電流指令Iq*と電流値Iqとの偏差ΔIqを演算し、その演算した偏差ΔIqをPI制御部87へ出力する。
PI制御部87は、偏差ΔId,ΔIqに対してPIゲインを用いてモータ電流調整用の電圧操作量Vd,Vqを演算し、その演算した電圧操作量Vd,Vqを2相/3相変換部88へ出力する。
2相/3相変換部88は、PI制御部87からの電圧操作量Vd,Vqを角度補正部82からの補正値θ+αを用いて二相三相変換する。すなわち、2相/3相変換部88は、PI制御部87からの電圧操作量Vd,Vqおよび角度補正部82からの補正値θ+αを次式に代入してモータジェネレータ60の3相コイルに印加する電圧操作量Vu,Vv,Vwを演算する。
Figure 0004501448
つまり、2相/3相変換部88は、d軸およびq軸に印加する電圧操作量Vd,Vqを補正値θ+αを用いてモータジェネレータ60の3相コイルに印加する電圧操作量Vu,Vv,Vwに変換する。
そして、2相/3相変換部88は、電圧操作量Vu,Vv,VwをPWM生成部89へ出力する。
PWM生成部89は、電圧操作量Vu,Vv,Vwと、電圧センサー12からの電圧Vmとに基づいて信号PWMを生成し、その生成した信号PWMをインバータ40へ出力する。より具体的には、PWM生成部89は、電圧Vmの電圧レベルに応じて信号PWMの高さおよび幅を設定して信号PWMを生成する。この場合、PWM生成部89は、電圧Vmの電圧レベルが相対的に高くなれば、信号PWMの高さを相対的に高くし、幅を相対的に狭くして信号PWMを生成し、電圧Vmの電圧レベルが相対的に低くなれば、信号PWMの高さを相対的に低くし、幅を相対的に広くして信号PWMを生成する。
図2は、図1に示すインバータ40の回路図である。図2を参照して、インバータ40は、U相アーム15と、V相アーム16と、W相アーム17とを含む。U相アーム15、V相アーム16およびW相アーム17は、電源ライン1とアースライン2との間に並列に接続される。
U相アーム15は、直列に接続されたNPNトランジスタQ1,Q2から成り、V相アーム16は、直列に接続されたNPNトランジスタQ3,Q4から成り、W相アーム17は、直列に接続されたNPNトランジスタQ5,Q6から成る。また、各NPNトランジスタQ1〜Q6のコレクタ−エミッタ間には、エミッタ側からコレクタ側へ電流を流すダイオードD1〜D6がそれぞれ接続されている。
インバータ40の各相アームの中間点は、モータジェネレータ60の各相コイルの各相端に接続されている。すなわち、モータジェネレータ60のU相コイルの他端がNPNトランジスタQ1,Q2の中間点に、V相コイルの他端がNPNトランジスタQ3,Q4の中間点に、W相コイルの他端がNPNトランジスタQ5,Q6の中間点にそれぞれ接続されている。
図3は、トルクと電流進角との関係図である。図3において、縦軸はトルクを表し、横軸は電流進角を表す。なお、電流進角は、モータジェネレータ60において、ロータの各ロータ磁極がステータの各ステータ磁極に最も近づくタイミングよりも、ステータ磁極を構成する各相コイルに交流電流を流すタイミングをどれだけ早くするかを示す電気角、すなわち、位相角である。
図3を参照して、曲線k1は、モータジェネレータ60の各相コイルに流れる電流をパラメータとしたときのトルクと電流進角との関係を示す。また、曲線k2は、トルクリプルが最小となるときのトルクと電流進角との関係を示す。さらに、曲線k3は、モータジェネレータ60が発生するトルクをモータジェネレータ60に流れる電流で除算したトルク/電流が最大となるときのトルクと電流進角との関係を示す。
なお、この発明において、「トルクリプル」とは、モータジェネレータ60が出力するトルクの平均値に対する実際に出力されるトルクの変動率を言う。
モータジェネレータ60に流れる各電流は、増加するに伴って電流進角の影響を大きく受ける(曲線k1参照)。したがって、モータジェネレータ60によって大きいトルクを出力しようとするときは、電流進角を正確に制御する必要がある。
図4は、トルクリプルとトルクとの関係図である。図4において、縦軸はトルクリプルを表し、横軸はトルクを表す。また、図4中の丸、三角および四角等の各種の図形は、パラメータである電流進角を表す。図4を参照して、各電流進角において、トルクリプルは、トルクの増加に伴って急激に減少し、その後、ほぼ一定値を保持する。また、各トルクにおいて、トルクリプルは、所定の電流進角に対して最小になる。たとえば、50[Nm]のトルクにおいては、トルクリプルは、電流進角に対して約15〜30%の範囲で変化し、0度付近の電流進角において最小となる。
したがって、図4から各トルクにおいてトルクリプルが最小になる電流進角を抽出し、その抽出した電流進角とトルクとの関係をプロットした曲線が図3に示す曲線k2である。
図5は、電流とトルクとの関係図である。図5において、縦軸は電流であり、横軸はトルクである。また、図5中の丸、三角および四角等の各種の図形は、パラメータである電流進角を表す。図5を参照して、各電流進角において、トルクは、電流に略比例する。また、各トルクにおいて、電流は、所定の電流進角に対して最小となる。たとえば、100[Nm]のトルクにおいては、電流は、電流進角に対して約120〜240[Arms]の範囲で変化し、30度付近の電流進角において最小となる。
したがって、図5から各トルクにおいて電流が最小になる電流進角を抽出し、その抽出した電流進角とトルクとの関係をプロットした曲線が図3に示す曲線k3である。
なお、上記においては、図3の曲線k3は、トルク/電流が最大となるときのトルクと電流進角との関係を示すと説明したが、各トルクにおいて電流が最小になれば、トルク/電流が最大になるので、図5から各トルクにおいて電流が最小になる電流進角を抽出し、その抽出した電流進角とトルクとの関係は、図3の曲線k3に等しくなる。
再び、図3を参照して、通常のモータ制御においては、モータジェネレータ60の効率が最も良くなるように曲線k3に従って各トルクにおける電流進角を決定し、その決定した電流進角を用いてモータジェネレータ60を駆動する。
しかし、このような効率を優先したモータ駆動方法では、トルクリプルが大きくなり、モータジェネレータ60で発生する騒音が大きくなる。
そこで、実施の形態1においては、曲線k2に従って各トルクにおいて電流進角を決定し、その決定した電流進角を用いてモータジェネレータ60を駆動する。
再び、図1を参照して、角度補正部82は、図3に示す曲線k2をマップとして保持している。そして、角度補正部82は、外部ECUからトルク指令値TRを受け、その受けたトルク指令値TRに対応する電流進角αをマップ(曲線k2)から抽出する。そうすると、角度補正部82は、抽出した電流進角αを回転位置センサー70からのセンサー値θに加算してセンサー値θを補正値θ+αに補正し、その補正した補正値θ+αを3相/2相変換部83および2相/3相変換部88へ出力する。
そうすると、3相/2相変換部83は、補正値θ+αを用いて3相電流Iu,Iv,Iwを2相電流Id,Iqに変換する。そして、電流指令生成部84は、上述した方法によって電流指令Id*,Iq*を生成してそれぞれ減算器85,86へ出力する。減算器85は、電流指令Id*から電流Idを減算して偏差ΔIdをPI制御部87へ出力し、減算器86は、電流指令Iq*から電流Iqを減算して偏差ΔIqをPI制御部87へ出力する。
そして、PI制御部87は、上述した方法によって偏差ΔId,ΔIqに基づいて電圧操作量Vd,Vqを演算し、その演算した電圧操作量Vd,Vqを2相/3相変換部88へ出力する。2相/3相変換部88は、上述した方法によって、補正値θ+αを用いて電圧操作量Vd,Vqを電圧操作量Vu,Vv,Vwに変換してPWM生成部89へ出力する。PWM生成部89は、上述した方法によって、電圧操作量Vu,Vv,Vwに基づいて信号PWMを生成してインバータ40へ出力する。
すなわち、3相/2相変換部83、電流指令生成部84、減算器85,86、PI制御部87、2相/3相変換部88およびPWM生成部89は、補正値θ+αを用いて信号PWMを生成してインバータ40へ出力する。
そして、インバータ40は、モータジェネレータ60で発生するトルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60の各相コイルに電流を流し、モータジェネレータ60を駆動する。
その結果、電流進角を考慮してモータジェネレータ60の各相コイルに流れる電流が制御されるので、トルクリプルを正確に低減できる。
図6は、モータジェネレータ60における騒音および振動を測定するための概念図である。図6の(a)は、モータジェネレータ60の側面図であり、図6の(b)は、図6の(a)に示すA方向から見たモータジェネレータ60の平面図である。
図6の(a)および(b)を参照して、Z軸方向における一方端には、面板61が取り付けられている。また、振動ピック62は、Z軸方向において面板61と反対側のモータジェネレータ60の他方端に取り付けられる。さらに、マイク63は、Z軸方向におけるモータジェネレータ60のほぼ中央において、モータジェネレータ60の上側に配置される。
そして、モータジェネレータ60が出力するトルクを30[Nm]に一定に保持し、回転数を1000〜8000rpmの範囲で変化させて振動ピック62およびマイク63によってそれぞれモータジェネレータ60が発生する振動および騒音を測定した。なお、振動ピック62は、X軸方向、Y軸方向およびZ軸方向の振動を検出する。
図7は、図6において説明した条件で測定した振動−回転数の関係および音−回転数の関係を示す図である。図7の(a)、(b)および(c)において、縦軸は振動を表し、横軸は回転数を表す。また、図7の(d)において、縦軸は音(騒音)を表し、横軸は回転数を表す。さらに、曲線k4,k6,k8,k10は、図3に示す曲線k2に従ってトルクリプルが最小になるように電流進角を決定し、その決定した電流進角を用いてモータジェネレータ60を駆動した場合を示し、曲線k5,k7,k9,k11は、図3に示す曲線k3に従って電流が最小になるように電流進角を決定し、その決定した電流進角を用いてモータジェネレータ60を駆動した場合を示す。
図7を参照して、X軸方向の振動は、回転数の高い領域において、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動した方が小さくなる。また、Y軸方向およびZ軸方向の振動は、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動する方が若干小さくなる(図7の(a)〜(c)参照)。
また、音(騒音)は、回転数の全領域において、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動した方が小さい。
したがって、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動することによって騒音および振動を低減できる。
図8は、モータ回生音および制動力の配分とモータの回転速度との関係図である。図8において、横軸は、モータの回転速度を表し、縦軸は、モータ回生音および制動力の配分を表す。
図8を参照して、直線LN1よりも上側の領域RGE1は、油圧ブレーキによる制動力を示し、直線LN1よりも下側の領域RGE2は、回生による制動力を示す。このように、油圧ブレーキによる制動力と、回生による制動力との和によって全体の制動力が決定される。
そして、曲線k12は、電流が最小になるようにモータジェネレータ60を駆動した場合におけるモータ回生音とモータの回転速度との関係を示す。また、曲線k13は、モータ回転速度がMRS1〜MRS2の範囲において、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動した場合におけるモータ回生音とモータの回転速度との関係を示す。
モータの回転速度がMRS1〜MRS2の範囲においては、モータの回生音が急激に大きくなるので、この回転速度の範囲においては、角度補正部82は、トルクリプルが最小になるように電流進角αを決定し、モータ駆動装置100は、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動する。
その結果、曲線k13によって示されるように回転速度がMRS1〜MRS2の範囲においてモータの回生音を大幅に減少できる。
したがって、角度補正部82は、モータジェネレータ60の回生モードにおいて、回転数検出部81からモータ回転数MRNを受け、その受けたモータ回転数MRNに基づいて回転速度MRSを演算する。そして、角度補正部82は、演算した回転速度MRSが図8に示す回転速度MRS1〜MRS2の範囲であるとき、図3に示す曲線k2に従ってトルクリプルが最小になるように電流進角を決定するようにしてもよい。
なお、角度補正部82において、モータジェネレータ60が回生モードであるか否かは、トルク指令値TRおよびモータ回転数MRNに基づいて判定される。すなわち、モータ回転数を横軸にとり、トルク指令値を縦軸にとった直交座標において、モータ回転数MRNとトルク指令値TRとの関係が第1象限または第2象限に存在するとき、モータジェネレータ60は力行モードにあり、モータ回転数MRNとトルク指令値TRとの関係が第3象限または第4象限に存在するとき、モータジェネレータ60は、回生モードにある。したがって、角度補正部82が第1象限または第2象限に存在するモータ回転数MRNとトルク指令値TRとをそれぞれ回転数検出部81および外部ECUから受けたとき、角度補正部82は、モータジェネレータ60が力行モードにあると判定し、角度補正部82が第3象限または第4象限に存在するモータ回転数MRNとトルク指令値TRとをそれぞれ回転数検出部81および外部ECUから受けたとき、角度補正部82は、モータジェネレータ60が回生モードにあると判定する。
図9は、騒音とトルクリプルとの関係図である。図9において、縦軸は騒音を表し、横軸はトルクリプルを表す。図9を参照して、騒音とトルクリプルとの関係は曲線k14によって表され、騒音は、トルクリプルがしきい値Trpthまでは殆ど大きくならず、トルクリプルがしきい値Trpthを超えるとトルクリプルに比例して大きくなる。
この発明においては、騒音の基準値LVを設定し、騒音が基準値LVになるトルクリプルの値Trp1を曲線k14から抽出する。そして、トルクリプルが値Trp1になるときのトルクと電流進角との関係を図4において説明した方法によって作成し、その作成したトルクと電流進角との関係をマップとして角度補正部82に格納しておく。
角度補正部82は、外部ECUからトルク指令値TRを受けると、トルクリプルが値Trp1以下になるように電流進角をマップから抽出する。
これにより、モータ駆動装置100は、トルクリプルが値Trp1以下になるようにモータジェネレータ60を駆動することができる。
つまり、この実施の形態1によるモータ駆動装置100は、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動するモータ駆動装置に限らず、トルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータ60を駆動するモータ駆動装置であればよい。
なお、角度補正部82は、トルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータ60に電流を流すための好適な電流位相角を決定する位相角決定処理を行なう「位相角決定手段」を構成する。
また、インバータ40、3相/2相変換部83、電流指令生成部84、減算器85,86、PI制御部87、2相/3相変換部88およびPWM生成部89は、位相角決定手段(角度補正部82)によって決定された位相角を用いてモータジェネレータ60を駆動制御する「制御手段」を構成する。
[実施の形態2]
図10は、実施の形態2によるモータ駆動装置の概略ブロック図である。図10を参照して、実施の形態2によるモータ駆動装置100Aは、図1に示すモータ駆動装置100の制御装置80を制御装置80Aに代えたものであり、その他は、モータ駆動装置100と同じである。
制御装置80Aは、制御装置80の角度補正部82を角度補正部82Aに代えたものであり、その他は、制御装置80と同じである。
モータ駆動装置100Aは、ハイブリッド自動車または電気自動車に搭載される。そして、モータジェネレータ60は、ハイブリッド自動車または電気自動車の駆動輪を駆動する。
モータ駆動装置100Aがハイブリッド自動車に搭載される場合について説明する。角度補正部82Aは、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60のみによって走行する場合、図3に示す曲線k2に従ってトルクリプルが最小になるように電流進角を決定し、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60およびエンジン(図示せず)によって走行する場合、図3に示す曲線k3に従って電流が最小になるように電流進角を決定する。
なお、角度補正部82Aは、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60のみによって走行するかモータジェネレータ60およびエンジンによって走行するかをハイブリッド自動車の全体を制御する制御装置(図示せず)から受ける信号によって判定できる。
そして、角度補正部82Aは、図3に示す曲線k2またはk3に従って決定した電流進角αを用いて回転位置センサー70からのセンサー値θを補正し、その補正した補正値θ+αを3相/2相変換部83および2相/3相変換部88へ出力する。
そうすると、3相/2相変換部83、電流指令生成部84、減算器85,86、PI制御部87、2相/3相変換部88およびPWM生成部89は、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60のみによって走行する場合、角度補正部82Aからの補正値θ+αを用いてトルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動するための信号PWMを生成してインバータ40へ出力し、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60およびエンジンによって走行する場合、角度補正部82Aからの補正値θ+αを用いて電流が最小になるようにモータジェネレータ60を駆動するための信号PWMを生成してインバータ40へ出力する。
その結果、モータ駆動装置100Aは、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60のみによって走行する場合、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動し、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60およびエンジンによって走行する場合、電流が最小になるようにモータジェネレータ60を駆動する。
これによって、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60のみによって走行する静かな走行モードにおいて、モータジェネレータ60で発生するトルクリプルを最小にでき、ハイブリッド自動車における騒音を低減できる。
なお、ハイブリッド自動車がモータジェネレータ60のみによって走行する場合、角度補正部82Aは、トルクリプルが所定値以下になるように電流進角αを決定し、モータ駆動装置100Aは、トルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータ60を駆動するようにしてもよい。
次に、モータ駆動装置100Aが電気自動車に搭載される場合について説明する。角度補正部82Aは、電気自動車が加速度走行する場合、図3に示す曲線k3に従って電流が最小になるように電流進角を決定し、電気自動車が加速度走行以外のモードで走行する場合、図3に示す曲線k2に従ってトルクリプルが最小になるように電流進角を決定する。
なお、角度補正部82Aは、電気自動車が加速度走行するか加速度走行以外のモードで走行するかを電気自動車の全体を制御する制御装置(図示せず)から受ける信号によって判定できる。
そして、角度補正部82Aは、図3に示す曲線k2またはk3に従って決定した電流進角αを用いて回転位置センサー70からのセンサー値θを補正し、その補正した補正値θ+αを3相/2相変換部83および2相/3相変換部88へ出力する。
そうすると、3相/2相変換部83、電流指令生成部84、減算器85,86、PI制御部87、2相/3相変換部88およびPWM生成部89は、電気自動車が加速度走行する場合、角度補正部82Aからの補正値θ+αを用いて電流が最小になるようにモータジェネレータ60を駆動するための信号PWMを生成してインバータ40へ出力し、電気自動車が加速度走行以外のモードで走行する場合、角度補正部82Aからの補正値θ+αを用いてトルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動するための信号PWMを生成してインバータ40へ出力する。
その結果、モータ駆動装置100Aは、電気自動車が加速度走行する場合、電流が最小になるようにモータジェネレータ60を駆動し、電気自動車が加速度走行以外のモードで走行する場合、トルクリプルが最小になるようにモータジェネレータ60を駆動する。
これによって、電気自動車が加速度走行以外のモードで走行する静かな走行モードにおいて、モータジェネレータ60で発生するトルクリプルを最小にでき、電気自動車における騒音を低減できる。
なお、電気自動車が加速度走行以外のモードで走行する場合、角度補正部82Aは、トルクリプルが所定値以下になるように電流進角αを決定し、モータ駆動装置100Aは、トルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータ60を駆動するようにしてもよい。
また、モータ駆動装置100Aは、直流電源10からの直流電圧をインバータ40に直接供給するモータ駆動装置に限らず、直流電源10からの直流電圧を昇圧してインバータ40に供給するモータ駆動装置であってもよく、燃料電池からの直流電圧をインバータ40に主に供給し、燃料電池からの電力が不足した場合に直流電源10からも直流電圧をインバータ40へ供給するモータ駆動装置であってもよい。
すなわち、この発明において、電気自動車は、燃料電池自動車を含む。
なお、角度補正部82Aは、第1の動作モードにおいてトルクリプルが所定値以下になるようにモータジェネレータ60に流す電流の第1の位相角を決定する第1の位相角決定処理を行ない、第1の動作モード以外の第2の動作モードにおいてモータジェネレータに流れる電流が最小になるようにモータジェネレータに流す電流の第2の位相角を決定する第2の位相角決定処理を行なう「位相角決定手段」を構成する。
また、インバータ40、3相/2相変換部83、電流指令生成部84、減算器85,86、PI制御部87、2相/3相変換部88およびPWM生成部89は、位相角決定手段(角度補正部82A)によって決定された第1の位相角または第2の位相角を用いてモータジェネレータ60を駆動制御する「制御手段」を構成する。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明は、トルクリプルを正確に低減可能なモータ駆動装置に適用される。また、この発明は、騒音の低減を要求されるときにトルクリプルを正確に低減可能なモータ駆動装置に適用される。さらに、この発明は、モータジェネレータの動作モードに応じてトルクリプルを正確に低減可能なモータ駆動装置に適用される。
この発明の実施の形態1によるモータ駆動装置の概略ブロック図である。 図1に示すインバータの回路図である。 トルクと電流進角との関係図である。 トルクリプルとトルクとの関係図である。 電流とトルクとの関係図である。 モータジェネレータにおける騒音および振動を測定するための概念図である。 図6において説明した条件で測定した振動−回転数の関係および音−回転数の関係を示す図である。 モータ回生音および制動力の配分とモータの回転速度との関係図である。 騒音とトルクリプルとの関係図である。 実施の形態2によるモータ駆動装置の概略ブロック図である。
符号の説明
1 電源ライン、2 アースライン、10 直流電源、12 電圧センサー、15 U相アーム、16 V相アーム、17 W相アーム、30 コンデンサ、40 インバータ、50 電流センサー、60 モータジェネレータ、61 面板、62 振動ピック、63 マイク、70 回転位置センサー、80,80A 制御装置、81 回転数検出部、82,82A 角度補正部、83 3相/2相変換部、84 電流指令生成部、85,86 減算器、87 PI制御部、88 2相/3相変換部、89 PWM生成部、100,100A モータ駆動装置、Q1〜Q6 NPNトランジスタ、D1〜D6 ダイオード。

Claims (8)

  1. モータジェネレータが出力するトルクの平均値に対する実際に出力されるトルクの変動率を表すトルクリプルが所定値以下になるように前記モータジェネレータに電流を流すための好適な電流位相角を決定する位相角決定処理を行なう位相角決定手段と、
    前記決定された好適な電流位相角を用いて前記モータジェネレータを駆動制御する制御手段とを備え
    前記位相角決定手段は、前記トルクリプルが前記所定値以下になるときの前記トルクと前記電流位相角との関係を示すマップを保持しており、入力されたトルク指令値に対応する電流位相角を前記マップから抽出して前記好適な電流位相角を決定する、モータ駆動装置。
  2. 前記位相角決定手段は、前記モータジェネレータの回生モードにおいて、前記モータジェネレータの回転数が所定の範囲であるとき、前記位相角決定処理を行なう、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  3. 前記位相角決定手段は、前記モータジェネレータの力行モードにおいて基準値以下の騒音が要求されるとき、前記位相角決定処理を行なう、請求項1に記載のモータ駆動装置。
  4. 第1の動作モードにおいて、モータジェネレータが出力するトルクの平均値に対する実際に出力されるトルクの変動率を表すトルクリプルが所定値以下になるように前記モータジェネレータに電流を流すための第1の電流位相角を決定する第1の位相角決定処理を行ない、前記第1の動作モード以外の第2の動作モードにおいて、前記モータジェネレータに流れる電流が最小になるように前記モータジェネレータに電流を流すための第2の電流位相角を決定する第2の位相角決定処理を行なう位相角決定手段と、
    前記決定された第1の電流位相角または前記第2の電流位相角を用いて前記モータジェネレータを駆動制御する制御手段とを備え
    前記位相角決定手段は、前記トルクリプルが前記所定値以下になるときの前記トルクと前記電流位相角との関係を示す第1のマップと、前記モータジェネレータに流れる電流が最小になるときの前記トルクと前記電流位相角との関係を示す第2のマップとを保持しており、前記第1の動作モードにおいて入力されたトルク指令値に対応する電流位相角を前記第1のマップから抽出して前記第1の電流位相角を決定し、前記第2の動作モードにおいて入力されたトルク指令値に対応する電流位相角を前記第2のマップから抽出して前記第2の電流位相角を決定する、モータ駆動装置。
  5. 前記第1の動作モードは、ハイブリッド自動車が前記モータジェネレータによって発生されたトルクのみによって走行するモードであり、
    前記第2の動作モードは、前記ハイブリッド自動車が前記モータジェネレータおよび内燃機関によって発生されたトルクによって走行するモードである、請求項に記載のモータ駆動装置。
  6. 前記第1の動作モードは、電気自動車が加速度走行以外の走行を行なうモードであり、
    前記第2の動作モードは、前記電気自動車が前記加速度走行を行なうモードである、請求項に記載のモータ駆動装置。
  7. 前記位相角決定手段は、前記モータジェネレータの回生モードにおいて、前記モータジェネレータの回転数が所定の範囲であるとき、前記第1の位相角決定処理を行なう、請求項から請求項のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
  8. 前記所定値は、前記トルクリプルの最小値である、請求項1から請求項のいずれか1項に記載のモータ駆動装置。
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