JP4500468B2 - フィルム支柱の打込み装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、畑上にマルチフィルムを支持するフィルム支柱を打ち込むための打込み装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
フィルム支柱の打込み装置としては、特開2001−45886号(特願平11−224011号)公報記載のものが一般に知られている。
【0003】
図11に示すように、この打込み装置70は、本出願人が発明したものであり、フィルム支柱材3の両端部6を2枚のアーム板71で把持することにより、フィルム支柱材3の把持位置に偏って大きな力が作用するのを防ぎ、フィルム支柱材3の破損を防げるという特長を有する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、フィルム支柱材3を打ち込む土には硬さにばらつきがあるため、硬い場所では把持した部分でフィルム支柱材3が滑り、支柱のアーチ高さにばらつきが生じてしまうという課題があった。
【0005】
この場合、アーチが高いところでは、フィルム(図示せず)を押さえる土を載せる部分が小さくなり、風でフィルムが剥がされ易くなり、アーチが低いところでは隣接するアーチとの関係からフィルムの張りが不安定となり、風にあおられ易くなってしまう。
【0006】
そして、把持した部分でフィルム支柱材3が滑ると、アーム板71に設けた緩衝用兼滑り止めのゴム板(図示せず)がすぐに摩耗してしまうという課題があった。
【0007】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、土の硬さに左右されることなく常に支柱のアーチ高さを一定にでき、アーム板に設けた緩衝用兼滑り止めの摩耗を防ぐことのできるフィルム支柱の打込み装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、車軸と平行な軸回り回転自在に設けられたメインアームと、該メインアームの先端に回転自在に、かつ、軸方向に離間して設けられ、フィルム支柱材の両端部を把持してその先端を下方へ向けるように俯仰する一対の把持手段と、該把持手段と固定系との間に設けられ把持手段の姿勢を一定に保つように上記メインアームの回動に応じて上記把持手段を回動させる姿勢保持手段とを備えたフィルム支柱の打込み装置において、上記メインアームの先端近傍から回転方向後方へ延びるように設けられフィルム支柱材を地表へ打ち込むときにアーチ状に湾曲されたフィルム支柱材の頂部を押さえて保持するための押込アームを備え、上記押込アームは、上記メインアームに設けられ車幅方向中央側へ延びる基部と、該基部に屈曲可能に設けられる支柱押し部と、該支柱押し部と上記基部との間に連結され支柱押し部を上記メインアームの回転方向後方へ向けるように引張するスプリングとを備えたものである。
【0010】
上記支柱押し部は、地表にフィルム支柱材を打ち込むときに姿勢を一定に保持すべく上記把持手段又は姿勢保持手段に係合される係合部を有するとよい。
【0011】
上記支柱押し部は、上記基部に回転自在に支持される連結軸と、この連結軸の車幅方向中央側から径方向へ延びる延長ロッドと、この延長ロッドの先端に設けられフィルム支柱材を受けるための支柱受部材とを有し、上記係合部は、上記連結軸の車幅方向外側から径方向に突起するように設けられるとよい。
【0012】
【発明の実施の形態】
本発明の好適実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0013】
図1及び図2に示すように、フィルム支柱の打込み装置1は、トラクタなどの牽引車(図示せず)に牽引される牽引台車2と、牽引台車2に設けられフィルム支柱材3を一本ずつ供給可能に収納する支柱材収納供給部4と、支柱材収納供給部4からフィルム支柱材3を受けて横倒しに載置するための受渡台5と、受渡台5上に載置されたフィルム支柱材3の両端部6を把持して受け取ると共に湾曲させて地中に打ち込む打込み機構部7とからなる。
【0014】
支柱材収納供給部4は、フィルム支柱材3を複数収容すると共に転動させて排出させるためのホッパ状の支柱材ストック8と、支柱材ストック8の排出口9に連設され、フィルム支柱材3を横並び一列に並べるための支柱材案内路10と、支柱材案内路10の出口に転動されて来るフィルム支柱材3を停止させると共に一本ずつのフィルム支柱材3を排出させるための切出しカム11と、支柱材ストック8の排出口9近傍に設けられ、支柱材ストック8から支柱材案内路10へ転動するフィルム支柱材3を支柱材ストック8内に間欠的に押し戻して支柱材案内路10内に整列させて案内するための案内カム12とからなる。
【0015】
切出しカム11と案内カム12は、スプロケット13,14,15とチェーン16からなる伝動手段17を介して打込み機構部7に接続されており、打込み機構部7と連動されるようになっている。
【0016】
受渡台5は、走行方向前方へ略水平に延びる一対平行な載置ロッド18からなる。載置ロッド18は、それぞれ同じ高さに車幅方向に離間して配置されており、フィルム支柱材3を車軸19とほぼ平行に載置するようになっている。
【0017】
打込み機構部7は、牽引台車2に回転自在に設けられ車軸19と平行な第1回転軸20と、第1回転軸20に設けられ径方向へ延びるメインアーム21と、メインアーム21の先端に回転自在に、かつ、軸方向に離間して設けられ、フィルム支柱材3の両端部6を把持してその先端を下方へ向けるように俯仰する一対の把持手段22と、把持手段22と固定系との間に設けられ把持手段22の姿勢を一定に保つようにメインアーム21の回動に応じて把持手段22を回動させる姿勢保持手段23と、メインアーム21の先端近傍から回転方向後方へ延びるように設けられフィルム支柱材3を地表へ打ち込むときにアーチ状に湾曲されたフィルム支柱材3の頂部25を押さえて保持するための押込アーム24とからなる。
【0018】
第1回転軸20は、従動輪26の前方に配されており、両端を牽引台車2に回転自在に支持されている。また、第1回転軸20は、スプロケット28,29及びチェーン30を介して従動輪26と一体な車軸19に連結されており、車軸19に連動して回転駆動されるようになっている。
【0019】
メインアーム21は、それぞれ一対一組のアームロッド31からなり、第1回転軸20の両端部32にそれぞれ設けられている。
【0020】
図8に示すように、アームロッド31は、それぞれ第1回転軸20から径方向に、かつ互いに平行に延びるように設けられており、互いに所定の間隔を隔てて配置されている。それぞれのアームロッド31は、第1回転軸20に固定される基端側ロッド33と、基端側ロッド33の先端側にボルト36及びナット(図示せず)を介して連結される先端側ロッド34とからなる。基端側ロッド33と先端側ロッド34には、ボルト36を通すためのボルト孔35が形成されている。
ボルト孔35は、アーム長を調節できるようにアームロッド31の延長方向に長く形成されている。
【0021】
把持手段22は、メインアーム21の先端に回転自在に設けられる公転軸37と、公転軸37に対して直交する直交軸38を介して公転軸37に回動自在に設けられ車幅方向外側で俯仰するホルダアーム39とからなる。
【0022】
公転軸37は、アームロッド31間に跨るようにして枢支されており、後述する姿勢保持手段23によって回転されるようになっている。
【0023】
ホルダアーム39は、一端を直交軸38に枢支される固定アーム板40と、固定アーム板40が下方へ延びるときに車幅方向中央側へ延びるように固定アーム板40に設けられ後述する支柱押し部41の係合部42を当接させるための受アーム43と、固定アーム板40に回動自在に設けられ固定アーム板40に対して開閉する可動アーム板44とからなり、固定アーム板40と可動アーム板44との間にフィルム支柱材3の端部6を挟んで把持するようになっている。
【0024】
図8及び図10に示すように、固定アーム板40と可動アーム板44の先端側には、フィルム支柱材3を挟むためのホルダ部45がそれぞれ形成されている。
ホルダ部45は、固定アーム板40及び可動アーム板44の先端近傍を所定の長さに亘って牽引方向前方へ延長させてなるものである。ホルダ部45には、フィルム支柱材3に当接してフィルム支柱材3を保護するための緩衝用兼滑り止めのゴム板46が取り付けられており、フィルム支柱材3を柔らかく保持して破損させないようになっている。
【0025】
そして、可動アーム板44と固定アーム板40との間には、開成用スプリング47が設けられており、可動アーム板44は、固定アーム板40に対して常に開くように弾発的に付勢されている。
【0026】
固定アーム板40は、公転軸37から上方へ延びる吊りフレーム48に一端を連結された俯仰用スプリング49に連結されており、可動アーム板44を上側に位置させて先端を上方へ回動させるように弾発的に付勢されている。そして、固定アーム板40は水平姿勢で止まるようになっている。俯仰用スプリング49は、開成用スプリング47よりも十分に硬く形成されている。
【0027】
受アーム43には、先端に係合部42に当てるためのローラ50が設けられており、係合部42と摩擦されないようになっている。
【0028】
また、メインアーム21の先端には、メインアーム21が上方回転位置のときにホルダアーム39を開いた状態から閉じてフィルム支柱材3を受け取ると共に把持し、メインアーム21の先端を地表に回動するときにホルダアーム39を直交軸38に対して回動させてフィルム支柱材3をアーチ状に湾曲させつつその把持を開放して地表に打ち込むためのホルダアーム回動カム機構51が設けられている。
【0029】
図2及び図8に示すように、ホルダアーム回動カム機構51は、可動アーム板44の開閉方向外側に設けられたカムローラ52と、メインアーム21に設けられ、カムローラ52をメインアーム21の回転に連動して押圧するカムプレート53とからなる。
【0030】
姿勢保持手段23は、公転軸37に一体に設けられた公転スプロケット54と、第1回転軸20を枢支する固定系たるボス部27に設けられた固定スプロケット55とを無端チェーン56で連結してなるものであり、メインアーム21の回動に応じて公転軸37を公転させ常に一定の姿勢に保つようになっている。
【0031】
押込アーム24は、メインアーム21に設けられ車幅方向中央側へ延びる基部57と、基部57に屈曲可能に設けられる支柱押し部41と、支柱押し部41と基部57との間に連結され支柱押し部41をメインアーム21の回転方向後方へ向けるように引張する押込用スプリング58とからなる。
【0032】
基部57は、メインアーム21の中間位置から車幅方向中央側へ延びつつ径方向外方へ延びる板状に形成されており、基端側ロッド33の先端部に先端側ロッド34と共にボルト36及びナットで取り付けられている。
【0033】
支柱押し部41は、基部57に回転自在に支持される連結軸59と、連結軸59の車幅方向中央側から径方向へ延びる延長ロッド60と、延長ロッド60の先端に設けられフィルム支柱材3を受けるための支柱受部材61と、連結軸59の車幅方向外側から径方向外方へ突起するように設けられ地表にフィルム支柱材3を打ち込むときに把持手段22の受アーム43に係合される係合部42とからなる。
【0034】
連結軸59は、公転軸37の延長線上に配置されており、延長ロッド60をホルダアーム39と同軸上で回動させるようになっている。
【0035】
図10に示すように、延長ロッド60は、延長方向基端側と先端側にそれぞれ分割されており、ボルト62及びナット(図示せず)によって長さを調節自在に固定されている。
【0036】
支柱受部材61は、延長ロッド60の延長方向に対して交差する受面63を有し、延長ロッド60が起立されたときに受面63を下方へ向け、湾曲されたフィルム支柱材3の頂部25を受けるようになっている。
【0037】
図2及び図8に示すように、係合部42は、フィルム支柱材3を支柱受部材61の受面63で受けたときに受アーム43のローラ50に当てるようになっており、受アーム43に移動を規制されることで押込用スプリング58に抗して押込アーム24を回動させ、固定アーム板40に対して押込アーム24を静止させるようになっている。
【0038】
係合部42は、連結軸59に固定される基端ピース64と、基端ピース64に位置調節自在に取り付けられる先端ピース65とからなる。
【0039】
次に作用を述べる。
【0040】
牽引台車2が走行されると、車軸19の回転が第1回転軸20に伝達され、打込み機構部7が駆動され、これに支柱材収納供給部4が連動される。
【0041】
支柱材ストック8内のフィルム支柱材3は、回転される案内カム12にブリッジを壊されながら支柱材案内路10に確実に案内され、回転される切出しカム11によって一本ずつ切り出される。図3に示すように、切り出されたフィルム支柱材3は、受渡台5上に載置される。
【0042】
打込み機構部7のメインアーム21が回転され、ホルダアーム39が受渡台5に至ると、それぞれの可動アーム板44は、カムプレート53にカムローラ52を押圧されることで開成用スプリング47に抗して回動され、図4に示すように、受渡台5上のフィルム支柱材3の両端部6を対応する固定アーム板40との間に挟んで把持する。
【0043】
そして、メインアーム21が更に回動されると、可動アーム板44はカムプレート53に更に押し込まれ、図9及び図4の破線で示すように、固定アーム板40ごと直交軸38回り下方へ回動される。これにより、フィルム支柱材3はアーチ状に湾曲され、両端を地表へ向けられる。
【0044】
公転軸37は常にメインアーム21の回動に応じて公転されて姿勢を保持されているため、固定アーム板40と可動アーム板44は同じ姿勢を保ったままメインアーム21の回動に伴って振り降ろされる。
【0045】
図5及び図6に示すように、公転軸37の公転によって湾曲されたフィルム支柱材3は押込アーム24に接近され、頂部25を押込アーム24の受面63に当接させる。このとき、ほぼ同時にホルダアーム39の受アーム43に押込アーム24の係合部42が当たり、支柱押し部41は受アーム43に押され、押込用スプリング58を引き延ばしながら連結軸59回り回動される。
【0046】
連結軸59は公転軸37の延長線上にあるため、支柱押し部41はホルダアーム39に対して静止されており、ホルダアーム39と一体にスイングされる。
【0047】
そして、図6に破線で示すように、フィルム支柱材3は、両端を下方へ向けたまま地表へ打ち込まれる。このとき、牽引台車2は走行されており、ホルダアーム39は牽引台車2の走行速度とほぼ同じ速度で走行方向後方へ移動されているため、フィルム支柱材3はほぼ鉛直に打ち込まれる。
【0048】
また、図7に示すように、フィルム支柱材3は湾曲された頂部25を押込アーム24の受面63に当接させているため、固い地面に打ち込む場合であっても固定アーム板40と可動アーム板44との間で滑ることはなく、安定して同じ深さに打ち込むことができる。そしてこれにより、地表に打ち込まれたそれぞれのフィルム支柱材3のアーチ高さを一定にすることができる。
【0049】
フィルム支柱材3が打ち込まれると、メインアーム21の回動によってカムプレート53が動き、可動アーム板44が開かれてフィルム支柱材3を放す。この後、カムプレート53が可動アーム板44から完全に離れ、破線で示すように、ホルダアーム39は俯仰用スプリング49に引っ張られて直交軸38回り上方へ回動される。
【0050】
ホルダアーム39の受アーム43が上方へ回動されることで、支柱押し部41は押込用スプリング58に引っ張られて連結軸59回り回動され、フィルム支柱材3から離れる。
【0051】
このように、車軸19と平行な軸回り回転自在に設けられたメインアーム21と、メインアーム21の先端に回転自在に、かつ、軸方向に離間して設けられ、フィルム支柱材3の両端部6を把持してその先端を下方へ向けるように俯仰する一対の把持手段22と、把持手段22と固定系との間に設けられ把持手段22の姿勢を一定に保つようにメインアーム21の回動に応じて把持手段22を回動させる姿勢保持手段23とを備えたフィルム支柱の打込み装置1において、メインアーム21の先端近傍から回転方向後方へ延びるように設けられフィルム支柱材3を地表へ打ち込むときにアーチ状に湾曲されたフィルム支柱材3の頂部25を押さえて保持するための押込アーム24を備えたため、土の硬さに左右されることなく常に支柱のアーチ高さを一定にでき、アーム板40,44に設けたゴム板46の摩耗を防ぐことができる。
【0052】
また、押込アーム24を、メインアーム21に設けられ車幅方向中央側へ延びる基部57と、基部57に屈曲可能に設けられる支柱押し部41と、支柱押し部41と基部57との間に連結され支柱押し部41をメインアーム21の回転方向後方へ向けるように引張する押込用スプリング58とを備えて構成したため、押込アーム24を適宜に屈曲させながらフィルム支柱材3を押し込むことができ、屈曲する点を中心に押し込む方向を調整することができる。
【0053】
そして、支柱押し部41を、地表にフィルム支柱材3を打ち込むときに姿勢を一定に保持すべく把持手段22に係合される係合部42を有するものとしたため、把持手段22と一体となってフィルム支柱材3を鉛直下方へ押し込むことができ、フィルム支柱材3に水平方向の無理な力が作用するのを防ぐことができる。
【0054】
また、支柱押し部41を、基部57に回転自在に支持される連結軸59と、連結軸59の車幅方向中央側から径方向へ延びる延長ロッド60と、延長ロッド60の先端に設けられフィルム支柱材3を受けるための支柱受部材61とを有するものとし、係合部42を、連結軸59の車幅方向外側から径方向に突起するように設けられるものとしたため、押込アーム24を簡単な構造にすることができる。
【0055】
メインアーム21の基端側ロッド33の先端部に押込アーム24を、先端側ロッド34と共にボルト及びナットで取り付けるものとしたため、先端側ロッド34と共に取り付け位置を調節することができ、既存の打込み装置1に対しても容易に後付けすることができる。
【0056】
係合部42を、連結軸59に固定される基端ピース64と、基端ピース64に位置調節自在に取り付けられる先端ピース65とで構成し、連結軸59からの突出量を調節自在に形成されているため、延長ロッド60の長さと共に調節することでフィルム支柱材3の長さに応じて受面63の位置(把持位置からの高さ)を自在に調節することができる。
【0057】
なお、支柱押し部41を把持手段22に係合させ、押し込み方向を鉛直下方にするものとしたが、他の方法で押し込み方向を変えるものとしてもよい。例えば、押込用スプリング58のバネ力を弱く設定し、支柱押し部41がフィルム支柱材3に押されたときに支柱押し部41を連結軸59回りに回動させて後退させるようにしてもよい。フィルム支柱材3を押し込む力は弱くなるが、フィルム支柱材3を鉛直下方に付勢することができる。
【0058】
把持手段22に支柱押し部41の係合部42を係合させ、把持手段22に対して支柱押し部41を静止させるものとしたが、把持手段22に替えて姿勢保持手段23に係合させるようにしてもよい。
【0059】
また、メインアーム21に押込アーム24を設けるものとしたが、第1回転軸20に直接押込アーム24を設けるものとしてもよい。この場合、基部57に相当する部分を伸縮可能に形成するとよい。
【0060】
打込み装置1を構成する牽引台車2を自走式の台車に替えてもよい。
【0061】
【発明の効果】
以上要するに本発明によれば、次のような優れた効果を奏する。
(1)土の硬さに左右されることなく常に支柱のアーチ高さを一定にできる。
(2)アーム板に設けた緩衝用兼滑り止めの摩耗を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適実施の形態を示す打込み装置の側面図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】受渡台上にフィルム支柱材が載置された打込み装置の正面図である。
【図4】フィルム支柱材の打込み動作を表す説明図である。
【図5】フィルム支柱材の打込み動作を表す説明図である。
【図6】フィルム支柱材の打込み動作を表す説明図である。
【図7】フィルム支柱材の打込み動作を表す説明図である。
【図8】図3の要部拡大図である。
【図9】フィルム支柱材を把持してから地中へ打ち込むまでの状態を示す説明図である。
【図10】打込み装置の要部側面図である。
【図11】従来の打込み装置の側面図である。
【符号の説明】
1 打込み装置
3 フィルム支柱材
6 端部
19 車軸
21 メインアーム
22 把持手段
23 姿勢保持手段
24 押込アーム
25 頂部
41 支柱押し部
42 係合部
57 基部
58 押込用スプリング(スプリング)
59 連結軸
60 延長ロッド
61 支柱受部材

Claims (3)

  1. 車軸と平行な軸回り回転自在に設けられたメインアームと、該メインアームの先端に回転自在に、かつ、軸方向に離間して設けられ、フィルム支柱材の両端部を把持してその先端を下方へ向けるように俯仰する一対の把持手段と、該把持手段と固定系との間に設けられ把持手段の姿勢を一定に保つように上記メインアームの回動に応じて上記把持手段を回動させる姿勢保持手段とを備えたフィルム支柱の打込み装置において、上記メインアームの先端近傍から回転方向後方へ延びるように設けられフィルム支柱材を地表へ打ち込むときにアーチ状に湾曲されたフィルム支柱材の頂部を押さえて保持するための押込アームを備え、上記押込アームは、上記メインアームに設けられ車幅方向中央側へ延びる基部と、該基部に屈曲可能に設けられる支柱押し部と、該支柱押し部と上記基部との間に連結され支柱押し部を上記メインアームの回転方向後方へ向けるように引張するスプリングとを備えたことを特徴とするフィルム支柱の打込み装置。
  2. 上記支柱押し部は、地表にフィルム支柱材を打ち込むときに姿勢を一定に保持すべく上記把持手段又は姿勢保持手段に係合される係合部を有する請求項1記載のフィルム支柱の打込み装置。
  3. 上記支柱押し部は、上記基部に回転自在に支持される連結軸と、該連結軸の車幅方向中央側から径方向へ延びる延長ロッドと、該延長ロッドの先端に設けられフィルム支柱材を受けるための支柱受部材とを有し、上記係合部は、上記連結軸の車幅方向外側から径方向に突起するように設けられる請求項2記載のフィルム支柱の打込み装置。
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