JP2696404B2 - フイルム支柱打込装置 - Google Patents

フイルム支柱打込装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、マルチフイルムをトンネル状に張設する場
合、その支柱となる逆U字状のフイルム支柱を圃場に打
込むフイルム支柱打込装置に関し、さらに詳しくは下端
が拡開された逆U字状のフイルム支柱を、圃場に打込む
ようにしたフイルム支柱打込装置に関する。
〔従来技術〕 従来、トンネルマルチに用いられる逆U字状のフイル
ム支柱は、人手で1本づつ植込まれていたので、フイル
ム支柱を植込むのに多くの労力と長い時間を必要として
いた。
この問題を解決すべく機械を利用した打込装置として
例えば、実公昭62−33554号公報、特開昭61−282024号
公報、および特開昭60−149324号公報が夫々提案されて
いる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した実公昭62−33554号公報のもの
は、トラクタの後方に連結した整畦器に多数のフイルム
支柱を載置し、このフイルム支柱を1本づつスリツトに
向けて送り出す油圧シリンダと、スリツトに移動したフ
イルム支柱を下方に向けて打込む油圧シリンダとを設け
る構造であるので、2系統の油圧シリンダが必要な上、
両者の連動機構が複雑になるという問題があつた。
また、特開昭61−282024号公報のものは、所定本数の
フイルム支柱を係止して移動する搬送ベルトを設け、こ
の搬送ベルトからシユートに沿つて滑落したフイルム支
柱を下方に向けて打込む油圧シリンダを設け、クラツチ
ペタルを切位置に踏込むことで、機体が停止して油圧シ
リンダが下降しフイルム支柱を打込む構造であるので、
強制搬送する搬送ベルトと、打込専用の油圧シリンダと
の両方を装備する必要がある上、両者の連動機構が複雑
になるという欠点があつた。
また、特開昭60−149324号公報のものは、走行しなが
らフイルム支柱を差し込む差込機構を設けたものである
が、この差込機構と、フイルム支柱をばねによつて押圧
される押圧板により押し出す押出機構との連動機構が複
雑となるという欠点があつた。
さらに、このフイルム支柱を下端が拡開された逆U字
状に形成した場合、そのままの状態で圃場に打込むと下
端が拡開方向に移動し、下端幅員が拡大変形するので、
次回に使用する際には下端幅員を修正しないと打込装置
に装着できず、その修正に長時間を要するという問題が
あつた。
そこで、本発明は上述した従来の事情に鑑み、その問
題を解消すべく創案されたものであつて、下端が拡開さ
れた逆U字状のフイルム支柱にあつても、狭幅の打込幅
員に絞り込んでから打込むことにより、フイルム支柱の
打込後の下部幅員を当初の下部幅員に維持できるフイル
ム支柱打込装置を提供することを目的として実施するも
のである。
〔問題を解消するための手段〕
上記目的を達成する本発明は、下端が拡開された逆U
字状のフイルム支柱を、上死点から下死点に移動する打
込体により圃場に打込むに、上記支柱の当初の下端幅員
を所定距離だけ狭幅となる打込幅員に絞り込んで圃場上
面に接地させる絞込み手段を設け、以て打込後における
上記支柱の下端幅員を、当初の下部幅員に維持してなる
ものである。
〔作用〕
したがつて、下端が拡開された逆U字状のフイルム支
柱16を、上死点から下死点に移動する打込体20により圃
場Hに打込むに、フイルム支柱16の当初の下部幅員Lを
所定距離Pだけ狭幅となる打込幅員Sに絞り込んで接地
させる絞込み手段50を設けることにより、打込後におけ
る上記支柱16の下端幅員Lが当初の下部幅員Lに略一致
し、下端が拡開された逆U字状のフイルム支柱16にあつ
ても、打込後における当初の下部幅員Lが維持され、次
回に使用する際に下端幅員を修正する必要がなく直ちに
支柱打込装置に装着される。
これにより、従来の如く下端が拡開されたフイルム支
柱をそのまま打込むと、下端幅員が拡開変形し、次回に
使用する際にその下端幅員の修正に長時間を要するとい
う問題を解消し得る。
〔実施例〕
以下、本発明を一実施例として示す図面について説明
する。
第1図において、Tは前輪および後輪1で走行できる
農用トラクタ等の乗用機体であつて、この乗用機体Tの
後方に連結された連結リンク機構2を介してトンネルマ
ルチヤMが連結され、その連結リンク機構2は、トツプ
リンク3、左右一対のロアリンク4、および各ロアリン
ク4の中途と、機体に装備された左右のリフトアーム5
との間を互いに枢支連結する左右一対の連結ロツド6か
ら構成され、このリフトアーム5の昇降によりトンネル
マルチヤM全体が所定高さに保持されている。
上記トンネルマルチヤMは、前方側の支柱打込部と後
方側のロールフイルム繰出部とから構成されており、支
柱打込部は次のように構成されている。つまり、前方に
は上下方向に配設された枠体7が設けられるが、この枠
体7は、横方向に配設した下部受枠7aと、この下部受枠
7bの左右両側に基端が固定され夫々上方に向けて立設さ
れた左右一対の支柱7bと、この左右一対の支柱7bの上側
を横方向に連結する上部受枠7cとから構成され、この各
支柱7bの両外側には、上記ロアリンク4の後端に設けた
連結孔が嵌入される連結ピン4aが固定されており、また
上部受枠7cの幅員方向中央位置には先に述べたトツプリ
ンク3の後端がピンを介して枢支連結される連結ブラケ
ツト3aが固定されている。
上記各支柱7bの外側には、後方に延びる水平連結枠9
が水平方向に固定されるが、この各水平連結枠9の前方
は、両支柱7b,7bの前方側を左右方向に連結固定する前
側連結枠9aの両端に固定されている。この左右一対の水
平受枠9の後端は、両水平受枠9を横方向に連結固定す
る後側連結枠9bにより連結固定され、この後側連結枠9b
の上方には左右一対からなり上方に延びる支持受枠11の
下側に固定されている。この支持受枠11には夫々後端の
取付位置が上下方向にわたつて複数段に変更固定できる
左右一対の水平支持枠12が設けられ、この水平支持枠12
の前端は前方に向けて所定距離だけ突出されている。
この左右一対からなる水平支持枠12の上方には、機体
中央部に位置する中央案内レール13と、左右両側に位置
する左右案内レール14とからなる供給レール15の後方側
が固定されており、この供給レール15は、第2図および
第4図にその詳細を示す如く、下端がハの字状に拡開さ
れた逆U字状のフイルム支柱16の逆U字状部を内側(下
側)から三点で安定よく案内するが、この3本の案内レ
ール13および14は、互いに下方側を連結する前後の連結
板17により夫々連結固定されており、この供給レール15
上には第2図に示す如く、多数のフイルム支柱16が載置
供給される。
上記枠体7の後方には、フイルム支柱16が供給される
上死点Uと、フイルム支柱16を圃場Hに打込む下死点D
とにわたつて上下に移動自在な打込板20が配設される
が、この打込板20の左右両側には、断面がコ字状に形成
された案内枠19が上下方向に向けて固定され、この左右
の案内枠19は、水平連結枠9側に設けた遊転自在な案内
ローラ21により主として打込板20の前後方向を案内規制
するよう構成されている。
上記打込板20の前面にはスライドピース22が固定され
るが、このスライドピース22は上記左右の支柱7bの後面
側に固定された案内枠23内に、主として打込板20の左右
方向を案内規制するよう構成されている。この打込板20
は、該打込板20と枠体7との間で機体幅員方向略中心に
配設される油圧シリンダ25と該シリンダ内を摺動するピ
ストンロツド24とからなる複動片ロツド形式の油圧伸縮
機構に連結され、上死点Uと下死点Dとの間を上下に駆
動されるが、この油圧シリンダ25は、その下端が下部受
枠7aに固定の下側取付具25aによつて枢支連結されてい
る。この油圧シリンダ25は、その油路28aと28bを経由し
て第9図に示す油圧制御回路に連繋されているが、一方
のピストンロツド24は上方に延びて打込板20の前面に固
定の取付具24aにより枢支連結されている。
上記打込板20の後面には、フイルム支柱16のU字状部
を上方側から支持するよう湾曲状に屈曲され打込用突起
26が突設され、この打込用突起26はフイルム支柱16の直
径と略同等もしくは若干高くなるよう打込板20の後面に
突設されている。この打込用突起26の内面にはマグネツ
トシート27が取付けられ、このマグネツトシート27によ
つて供給位置Kに供給されたフイルム支柱16の逆U字状
部を、打込用突起26の内側面に吸着できるが、打込用突
起26の下方には、該突起26内に供給されたフイルム支柱
16が下方に落下するのを阻止するための弾性板よりなる
係止突起29が左右2個設けられている。
この係止突起29が一体形成された係止本体29aは、打
込板20に開口した長孔20aを通過して打込板20の前面側
に固定されている。
上記打込板20の後面側には、打込用突起26から上方に
延びる複数本の規制案内棒30が固定されている。この規
制案内棒30は実施例では機体中心部とこれを中心とする
左右両側とに位置するように最小限の3本に分散形成さ
れているが、4本または5本に分散形成してもよく、こ
の各規制案内棒30の突出高さは上記打込用突起26の突出
高さと同一に構成されている。
また、水平連結枠9の外側側面には、前後に配設され
た上下方向の案内筒31が夫々固着され、この案内筒31に
は、供給レール15上に3点で支持されたフイルム支柱16
の下方側を、外側から案内規制するための案内板32が上
下位置調節固定自在に設けられている。上記案内レール
13および14とからなる供給レール15の先端は、打込用突
起26および案内棒30の後面に接触しない間隔を介して近
接配設されているが、左右の案内レール14,14の先端部
には、両案内レール14間を横方向に連結固定する案内ガ
イド棒33が設けられ、この案内ガイド棒33の両案内レー
ル14よりも外側に突出する部位は、打込板20の下降(打
込板20の上死点から下降)を案内する案内部34となるべ
く斜め下向きに折り曲げられており、フイルム支柱16の
下降を後方側から案内しフイルム支柱16が安定よく打込
まれるようになつている。
次に第9図に示す油圧回路図について説明すると、水
平連結枠9の後方に、機体の進行に伴い打込んだフイル
ム支柱16に接触して作動する検出スイツチ(リミツトス
イツチ)39を設けることによつて、この検出スイツチ39
が既に圃場Hに打込まれたフイルム支柱16に接触してフ
イルム支柱位置を検知すると、電磁切換弁40が下げ側に
切換えられ、上死点の打込板20が下降し、供給位置Kに
送り出され検出位置よりも前位となるフイルム支柱16を
打込むようになつている。
上記ピストンロツド24は、第9図に示す油圧制御回路
により制御される。運転席スイツチ41をONにすると、リ
レー43のR1側に通電されてリレー43の回路を実線位置に
切換え、電磁切換弁40のSOLA側へ通電されるので、乗用
機体T側に設けた油圧ポンプ44から送られた圧油により
ピストンロツド24と一体の打込板20が下死点まで押し下
げられ、フイルム支柱16が圃場Hに打込まれる。
この打込板20が下死点まで移動すると、打込板20に固
定した作動杆46によつて機体側に固定の上げスイツチ45
が作動するようになつており、この上げスイツチ45が作
動すると、リレー43のR2側に通電され、リレー43の回路
を点線位置に切換え、電磁切換弁40のSOLA側をOFFにす
ると共に、SOLB側に通電したピストンロツド24と一体的
に打込板20が押し上げられるが、この打込板20が上昇す
る前に機体が係止用突起29の突出高さだけ前進するよう
になつている。
打込板20が上昇しながら機体が前進すると、打込んだ
フイルム支柱16により検出スイツチ39が作動し、リレー
43はR2側に通電され回路が実線位置に切換えられるの
で、電磁切換弁40のSOLB側をOFFにすると共にSOLA側に
通電され、上死点の打込板20が供給位置Kに送り出され
たフイルム支柱16を下死点まで押し下げ、フイルム支柱
16を圃場に打込むことになり、この動作が繰り返し行わ
れる。
なお、第9図中、47はメインスイツチ、49はバツテ
リ、51はリリーフバルブであり、機体の前進速度と打込
体20の上下動速度の関係で、検出スイツチ39が作動する
前に打込板20が上死点に達した場合には、圧油がリリー
フバルブ41によりリリーフ状態となり上死点で待機して
いる打込板20は、検出スイツチ39が打込んだフイルム支
柱16を検知した時点でのみ下降するようになつている。
また、上述した第9図に示す制御回路によることな
く、打込板20の移動ストローク上下端部に、該打込板20
の上死点U、下死点への移動によりON←→OFFするスイ
ツチを設け、このスイツチのON・OFFで電磁弁を切換え
ることによりピストンロツド24を伸縮するようにしても
よい。
第2図に示す如く、供給レール15上には多数のフイル
ム支柱が16が載置供給されているが、このフイルム支柱
16は、その後方が図示しないスプリング等により付勢さ
れる押圧板等により供給位置Kに向けて矢印W方向に押
圧移送されるが、このように供給レール15上に供給位置
Kに向けて移動する多数のフイルム支柱16を設けるよう
にした構造でありながら、この供給レール15上のフイル
ム支柱16は円滑に上死点Uの打込板20(打込用突起26)
に継送できる。つまり、打込板20が下死点に下降した時
には、下側に移動した規制案内棒30により供給レール15
側が閉塞され、次回に打込むフイルム支柱16が供給位置
Kに移動するのを阻止するが、打込板20が上死点Uに上
昇復帰した時には、上側に移動した規制案内棒30により
供給レール15側が解放され、供給レール15上のフイルム
支柱16が円滑に供給位置Kに移動されるのである。この
際、打込用突起26の下面に設けたマグネツトシート27の
磁力によりフイルム支柱16が円滑に供給位置Kに移動す
るのが助長される。
次に、供給位置Kが移動され打込板20によつて打込ま
れるフイルム支柱16の絞込み機構50について説明する。
第2図〜第4図にその詳細を示す如く、左右両側に設
けた各水平連結枠9の前方側上面には、上方に延びる固
定枠51が夫々固定され、この各固定枠51の内側に固定さ
れた夫々の軸受筒51aには、前後方向に配設された各支
点軸52が夫々回転自在に位置決めされている。
上記支点軸52の前面側軸端には、上方に延びる揺動リ
ンク53の基端が固定され、該揺動リンク53の上方には遊
転自在なカムローラ54が軸支されている。また、先に述
べた案内ローラ21を案内規制する案内枠19の前面側には
上下方向に延びるカムローラ案内枠55が固定され、この
カムローラ案内枠55は、その断面のコの字状部の解放側
から内側に向く方向で案内枠19の前面に固定され、打込
板20と一体で上下動自在に構成されている。該カムロー
ラ案内枠55の上記カムローラ54に対向する案内面には、
該カムローラ54を作動させる位置に貫通孔55aが開口さ
れ、この貫通孔55aには、詳細は後述するが打込板20の
下降時には固定状態、打込板20の上昇時には退避状態に
作動するよう構成されたカム板56が設けられている。
上記支点軸52の後面側軸端には、下方に延びる連動ア
ーム57の基端が固定され、該連動アーム57の下方には、
内側に向けて延びる作動板59の基端が固定され、この作
動板59の後面側には後方に受けて突出する絞込み板60が
固定されている。また上記各水平連結枠9の外側側面に
は外側に受けて突出する突出枠61が固定され、この突出
枠61の下端と連動アーム57との間には上記カムローラ54
をカムローラ案内枠55の外側面(案内面)に押圧するた
めのスプリング62が張設されている。
また、上記カム板56は、第8図にその詳細を示す如く
山型状の凸部56a、およびカムローラ案内枠55の貫通孔5
5aを内側から閉塞する上下両側のストツパー部56bから
なる板体で構成されると共に、このカム板56にはカムロ
ーラ案内枠55の案内面とα度の傾斜角で傾斜された案内
筒63の上端が固定されている。この案内筒63は案内軸65
に摺動自在に嵌挿されるが、この案内軸65の下端は、打
込板20の前面に基端が固着され前方に向けて突出する取
付板64に固着されており、さらに案内筒63の下端と取付
板64の上面との間にはカム板56をカムローラ案内枠55側
に向けて付勢するスプリング66が設けられている。
以上にように構成された絞込み機構50は、次のように
作動する。つまり、第4図に示す打込板20の上死点U位
置では、第8図Aに示す如くカムローラ54がカムローラ
案内枠55の案内面に接当しているので、その左右の絞込
み板60は、対向距離Nに保持され、供給位置Kに移動し
たフイルム支柱16の下端幅員Lを狭幅の打込幅員Sに絞
込むことなないが、第5図に示ぐ如く打込板20と一体で
下降するフイルム支柱16の下端が圃場H上面に接地する
手前では、第8図Bに示す如くカムローラ54がカム板56
の凸部56aに乗り上げる位置に構成されているので、そ
の左右の絞込み板60は、フイルム支柱16の当初の下端幅
員Lを、左右両側から絞り込んで狭幅の打込幅員Sに絞
込む位置に移動する。
次いで、打込幅員Sに絞込まれたフイルム支柱16は、
打込板20の下死点に向かう下降により所定深さに打込ま
れるが、この打込まれたフイルム支柱16は、所定深さの
打込位置で打込幅員Sよりも左右両側に距離Pだけ拡開
する当初の下端幅員Lに拡開されるので、打込後におけ
るフイルム支柱16の下端幅員Lを、当初の下端幅員Lに
略一致させることができるが、この打込板20の下死点移
動時には、第8図Cの如くカムローラ54がカム板56を超
えてカムローラ案内枠55の案内面に接当しているので、
左右の絞込み板60は、対向距離Nに復帰している。
下死点から打込板20が上昇すると、打込板20と一体で
カム板56も上昇するが、この上昇時に上昇するカム板56
にカムローラ54が接触すると、第8図Dの如くカム板56
がスプリング66の付勢力に抗して貫通孔55a内に没入
し、カムローラ54を通過させるので、再び左右の絞込み
板60がフイルム支柱16の打込幅員Sに絞込まれることが
ない。
したがつて、この絞込み機構50により、下端が拡開さ
れた逆U字状のフイルム支柱16を、第7図に示す如く、
圃場H上面に接地する手前で打込幅員Sに絞込んでから
打込むことによつて、所定深さの打込位置で、打込幅員
Sが距離Pだけ拡開する当初の下端幅員Lに打込むこと
ができる。
上述した例では、打込板20の下降時にはカム板56が固
定状態となり、打込板20の上昇時にカム板56が退避状態
となる例を示したが、この絞込み機構50を作動するカム
板は、上述の例によることなく、第10図に示すように、
カムローラ案内枠55に設けた固定カム67に構成してもよ
い。この固定カム67の場合でも、フイルム支柱16自体は
下端が広幅となる逆U字状となつているので、打込板20
が上昇する時に打込み板60によつて打込んだフイルム支
柱16が引き抜かれることがない。
また、第10図に示す如く、各水平連結枠9外側側面
に、上端が夫々固定され下方が後面視でL型に屈曲され
た下部支持板69を夫々配設し、この下部支持板69の下部
に上向きの案内ガイド70を固定し、この上向きの案内ガ
イド70により、供給レール15上に3点で支持されたフイ
ルム支柱16の下方を案内することにより、供給レール15
上のフイルム支柱16を安定した姿勢で供給位置Kに送り
出すことができる。この第10図に示す案内ガイド70を設
けた場合には、第1図に示した案内板32を省略できる。
なお、実施例に示すトンネルマルチヤMでは支柱打込
部の後方にロールフイルム繰出部を図示してないが、支
柱打込部の後方にはロールフイルム繰出部を設けること
により、支柱打込部によつて打込んだフイルム支柱16上
にフイルム支柱16の打込と同時にロールフイルムを張設
することができる。
〔発明の効果〕
以上に説明してきたように本発明は、下端が拡開され
た逆U字状のフイルム支柱を、上死点から下死点に移動
する打込体により圃場に打込むに、フイルム支柱の当初
の下部幅員を所定距離だけ狭幅となる打込幅員に絞り込
んで接地させる絞込み手段を設けることにより、打込後
における上記支柱の下端幅員を、当初の下部幅員に略一
致させることができるので、下端が拡開された逆U字状
のフイルム支柱にあつても、打込後における当初の下部
幅員を維持でき、次回に使用する際に下端幅員を修正す
る必要がなく直ちに支柱打込装置に装着できる。
したがつて、従来の如く下端が拡開されたフイルム支
柱をそのまま打込むと、下端幅員が拡開変形し、次回に
使用する際にその下端幅員の修正に長時間を要するとい
う問題を解消し、下端が拡開されたフイルム支柱を繰り
返し使用できる支柱打込装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図はトンネルマル
チヤを農用トラクタの後方に連結した状態を示す側面
図、第2図は上死点に移動した打込板にフイルム支柱を
供給した状態を示す要部側面図、第3図は打込板に対設
した絞込み機構の平面図、第4図は上死点に移動した打
込板に供給されたフイルム支柱と絞込み機構との関連を
示す後面図、第5図はフイルム支柱が圃場上面に接近寸
前前の状態を示す後面図、第6図は打込後のフイルム支
柱から打込板が所定距離だけ上昇した状態を示す後面
図、第7図はフイルム支柱の絞込み状態を示す後面図、
第8図A〜第8図Dは絞り機構を駆動するカム機構の作
用説明図、第9図は油圧制御回路図、第10図は絞込み機
構の他例を示す後面図である。 T…乗用機体、M…マルチヤー、K…供給位置、U…上
死点、H…圃場、20…打込板、24…ピストンロツド、25
…油圧シリンダ、26…打込用突起、27…マグネツトシー
ト、29…係止突起、50…絞込み機構、51…固定枠、51a
…軸受筒、52…支点軸、53…揺動リンク、54…カムロー
ラ、55…カムローラ案内枠、56…カム板、57…連動アー
ム、59…作動板、60…絞込み板、61…突出枠、62…スプ
リング、63…案内筒、64…取付板、65…案内軸、66…ス
プリング。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下端が拡開された逆U字状のフイルム支柱
    を、上死点から下死点に移動する打込体により圃場に打
    込むに、上記支柱の当初の下端幅員を所定距離だけ狭幅
    となる打込幅員に絞り込んで圃場上面に接地させる絞込
    み手段を設け、以て上記支柱の打込後の下端幅員を、当
    初の下部幅員に維持してなるフイルム支柱打込装置。
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