JPH0751886Y2 - フイルム支柱打込装置 - Google Patents

フイルム支柱打込装置

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JPH0751886Y2
JPH0751886Y2 JP1989116598U JP11659889U JPH0751886Y2 JP H0751886 Y2 JPH0751886 Y2 JP H0751886Y2 JP 1989116598 U JP1989116598 U JP 1989116598U JP 11659889 U JP11659889 U JP 11659889U JP H0751886 Y2 JPH0751886 Y2 JP H0751886Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、マルチフイルムをトンネル状に張設する場
合、その支柱となる逆U字状のフイルム支柱を圃場に打
込むフイルム支柱打込装置に関し、さらに詳しくは供給
レール上に平行載置されたフイルム支柱の左右両下方部
を、供給レールに沿つて内外から案内するようにしたフ
イルム支柱打込装置に関する。
〔従来技術〕
従来、トンネルマルチに用いられる逆U字状のフイルム
支柱は、人手で1本づつ植込まれていたので、フイルム
支柱を植込むのに多くの労力と長い時間を必要としてい
た。
この問題を解決すべく機械を利用した打込装置として例
えば、実公昭62−33554号公報、特開昭61−282024号公
報、および特開昭60−149324号公報が夫々提案されてい
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
ところで、上述した実公昭62−33554号公報のものは、
トラクタの後方に連結した整畦器に多数のフイルム支柱
を載置し、このフイルム支柱を1本づつスリツトに向け
て送り出す油圧シリンダと、スリツトに移動したフイル
ム支柱を下方に向けて打込む油圧シリンダとを設ける構
造であるので、2系統の油圧シリンダが必要な上、両者
の連動機構が複雑になるという問題があつた。
また、特開昭61−282024号公報のものは、所定本数のフ
イルム支柱を係止して移動する搬送ベルトを設け、この
搬送ベルトからシユートに沿つて滑落したフイルム支柱
を下方に向けて打込む油圧シリンダを設け、クラツチペ
タルを切位置に踏込むことで、機体が停止して油圧シリ
ンダが下降しフイルム支柱を打込む構造であるので、強
制搬送する搬送ベルトと、打込専用の油圧シリンダとの
両方を装備する必要がある上、両者の連動機構が複雑に
なるという欠点があつた。
また、特開昭60−149324号公報のものは、走行しながら
フイルム支柱を差し込む差込機構を設けたものである
が、この差込機構と、フイルム支柱をばねによつて押圧
される押圧板により押し出す押出機構との連動機構が複
雑となるという欠点があつた。
さらに、フイルム支柱は、多数が供給レール上に平行載
置された状態でその前端の一本のみが供給位置に供給さ
れるが、この供給レール上に上方逆U字状部のみが平行
載置された状態のフイルム支柱は、打込装置全体の振動
等が原因で左右両下方部が左右方向に位置ずれするの
で、供給位置に左右対象に供給できず、左右両下端が同
時に接地しない状態で打込まれ、フイルム支柱が左右方
向に傾いた姿勢で打込まれるという問題があつた。
また、供給レールに上方逆U字状部が載置されただけの
フイルム支柱は、機体振動が原因でその左右下方部が2
列に重なつて搬送されると、供給位置で打込まれる支柱
と後続する支柱とが分離されず、打込みトラブルが発生
するので、これらの除去が大変で作業能率が低下すると
いう問題もあつた。
また、フイルム支柱の左右両下方部を、内外から同時に
案内挟持する構造では、供給レール上に多数のフイルム
支柱を平行載置する供給時に、その供給が面倒となり供
給に時間がかかるという問題があつた。
そこで本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問題を
解消すべく創案されたものであつて、供給レールに上方
逆U字状部が平行載置されたフイルム支柱の左右両下端
部を、支柱直径よりも広幅の案内ガイドにより案内する
ことにより、フイルム支柱を供給レール上から供給位置
に整然と搬送できるフイルム支柱打込装置を提供するこ
とを目的として実施するものである。
〔問題を解決するための手段〕
上記目的を達成する本考案は、供給レール上から供給位
置に移動した逆U字状のフイルム支柱を、上死点から下
死点に移動する打込機構により打込むフイルム支柱打込
装置において、上記供給レールに上方U字状部が平行載
置されたフィルム支柱の左右両下端部を夫々嵌入させる
横断面U字状の案内ガイドを前記供給レールに平行に設
け、かつ、各案内ガイドの互いに対向する内側面間に形
成される内幅をフィルム支柱が1本だけ通過するに足る
内幅にしてなるものである。
〔作用〕
したがつて、供給レール15から供給位置Kに移動した逆
U字状のフイルム支柱16を、上死点から下死点に向けて
移動する打込体20により打込むフイルム支柱打込装置に
あつても、上方逆U字状部が供給レール15に平行載置さ
れたフイルム支柱16の左右両下端部は、供給レール15に
沿つて設けたフイルム支柱の直径dよりも広い内幅Bの
案内ガイド70に案内されているので、打込装置の振動等
で搬送途中のフイルム支柱16が2列に重なつて搬送され
ることがなく、フイルム支柱16の左右両下端部が1列状
に案内搬送される。
また、案内ガイド70は、供給レール15に沿う方向の断面
が略U字状に構成され且つ支柱直径よりも広幅になつて
いるので、フイルム支柱16の供給も簡単に行い得る。
これにより、フイルム支柱16が供給レール15上から供給
位置Kに整然と搬送され、フイルム支柱16の打込みトラ
ブルが解消されるので、能率よくフイルム支柱16を打込
み得る。
〔実施例〕
以下、本発明を一実施例として示す図面について説明す
る。
第1図において、Tは前輪および後輪1で走行できる農
用トラクタ等の乗用機体であって、この乗用機体Tの後
方に連結された連結リンク機構2を介してトンネルマリ
チヤMが連結され、その連結リンク機構2は、トツプリ
ンク3、左右一対のロアリンク4、および各ロアリンク
4の中途と、機体に装備された左右のリフトアーム5と
の間を互いに枢支連結する左右一対の連結ロツド6から
構成され、このリフトアーム5の昇降によりトンネルマ
ルチヤM全体が所定高さに保持されている。
上記トンネルマリチヤMは、前方側の支柱打込部と後方
側のロールフイルム繰出部とから構成されており、支柱
打込部は次のように構成されている。つまり、前方には
上下方向に配設された枠体7が設けられるが、この枠体
7は、横方向に配設した下部受枠7aと、この下部受枠7b
の左右両側に基端が固定され夫々上方に向けて立設され
た左右一対の支柱7bと、この左右一対の支柱7bの上側を
横方向に連結する上部受枠7cとから構成され、この各支
柱7bの両外側には、上記ロアリンク4の後端に設けた連
結孔が嵌入される連結ピン4aが固定されており、また上
部受枠7cの幅員方向中央位置には先に述べたトツプリン
ク3の後端がピンを介して枢支連結される連結ブラケツ
ト3aが固定されている。
上記各支柱7bの外側には、後方に延びる水平連結枠9が
水平方向に固定されるが、この各水平連結枠9の前方
は、両支柱7b,7bの前方側を左右方向に連結固定する前
側連結枠9aの両端に固定されている。この左右一対の水
平受枠9の後端は、両水平受枠9を横方向に連結固定す
る後側連結枠9bにより連結固定され、この後側連結枠9b
の上方には左右一対からなり上方に延びる支持受枠11の
下側が固定されている。この支持受枠11には夫々後端の
取付位置が上下方向にわたつて複数段に変更固定できる
左右一対の水平支持枠12が設けられ、この水平支持枠12
の前端は前方に向けて所定距離だけ突出されている。
この左右一対からなる水平支持枠12の上方には、機体中
心部に位置する中央案内レール13と、左右両側に位置す
る左右案内レール14とからなる3本の供給レール15の後
方側が固定されており、この供給レール15は、第3図に
その詳細を示す如く、下端がハの字状に拡開された逆U
字状のフイルム支柱16の逆U字状部を内側(下側)から
三点で安定よく案内するが、この3本の案内レール13お
よび14は、互いに下方側を連結する前後の連結板17によ
り夫々連結固定されており、この供給レール15上には、
第2図の如く供給レール15の長手方向と直交する方向で
多数のフイルム支柱16が平行載置状態に供給される。
第5図の如く、上記枠体7の後方には、フイルム支柱16
が供給される上死点Uと、フイルム支柱16を圃場Hに打
込む下死点とにわたつて上下に移動自在な打込板20が配
設されるが、この打込板20の左右両側には、断面がコ字
状に形成された案内枠19が上下方向に向けて固定され、
この左右の案内枠19は、水平連結枠9側に設けら遊転自
在な案内ローラ21により主として打込板20の前後方向を
案内規制するよう構成されている。
上記打込板20の前面にはスライドピース22が固定される
が、このスライドピース22は上記左右の支柱7bの後面側
に固定された案内枠23内に、主として打込板20の左右方
向を案内規制するよう構成されている。この打込板20
は、該打込板20と枠板7との間で機体幅員方向略中心に
配設される油圧シリンダ25と該シリンダ内を摺動するピ
ストンロツド24とからなる複動片ロツド形式の油圧伸縮
機構に連結され、上死点Uと下死点との間を上下に駆動
されるが、この油圧シリンダ25は、その下端が下部受枠
7aに固定の下側取付具25aによつて枢支連結されてい
る。この油圧シリンダ25は、その油路28aと28bを経由し
て第9図に示す油圧制御回路に連繋されているが、一方
のピストンロツド24は上方に延びて打込板20の前面に固
定の取付具24aにより枢支連結されている。
第2図〜第3図の如く、上記打込板20の後面には、フイ
ルム支柱16のU字状部を上方側から支持するよう湾曲状
に屈曲された打込用突起26が突設され、この打込用突起
26はフイルム支柱16の直径と略同等もしくは若干高くな
るよう打込板20の後面に突設されている。この打込用突
起26の内面にはマグネツトシート27が取付けられ、この
マグネツトシート27によつて供給位置Kに供給されたフ
イルム支柱16の逆U字状部を、打込用突起26の内側面に
吸着できるが、打込用突起26の下方には、該突起26内に
供給されたフイルム支柱16が下方に落下するのを阻止す
るための弾性板よりなる係止突起29が左右2個設けられ
ている。
この係止突起29が一体形成された係止本体29aは、打込
板20に開口した長孔20aを通過して打込板20の前面側に
固定されている。
上記打込板20の後面側には、打込用突起26から上方に延
びる複数本の規制案内棒30が固定されている。この規制
案内棒30は実施例では機体中心部とこれを中心とする左
右両側とに位置するように最小限の3本に分散形成され
ているが、4本または5本に分散形成してもよく、この
各規制案内棒30の突出高さは上記打込用突起26の突出高
さと同一に構成されている。
また、第2図〜第3図の如く左右両側に配設された各水
平連結枠9の外側側面には、上端が固定され下方が後面
視でL型に屈曲された下部支持板69が夫々固定され、こ
の各下部支持板69の下部水平部には、上記供給レール15
に沿う方向の断面が略U字状に構成された案内ガイド70
が夫々固定されている。第4図の如く供給レール15上に
3点で支持されたフイルム支柱16の左右下方部は、上記
案内ガイド70の互いに対向する内側板と外側板との間の
形成された内幅Bによつて案内されるが、この案内ガイ
ド70の内幅Bは、フイルム支柱16の直径dよりも若干広
幅に構成され、フイルム支柱16が2列に重ならず、常に
1列で移動するようになつている。
そして、本実施例では、第4図の如く、上記各案内ガイ
ド70の内側板と外側板の上方内側には、前後方向に延び
る外側案内棒63と内側案内棒64とが夫々固定され、互い
に対向する内側面を形成している。この内側面間に形成
される内幅は、フィルム支柱1本だけが通過するに足る
内幅にしている。内側案内棒64の後端には内側に向けて
次第に拡開する折曲部64aが一体形成され、また、外側
案内棒63の後端には外側に向けて次第に拡開する折曲部
63aが一体形成され、これらの左右から対向する折曲部6
3aおよび64aにより、フイルム支柱16の下方部が案内ガ
イド70内に簡単に供給できる。
また、外側案内棒63の前方は、供給位置Kに移動したフ
イルム支柱16下方部の前方位置を規制できる規制部65と
なるよう折曲げられ、この両案内棒63と64との間の内幅
Bが支柱直径dよりも若干広く形成されている。
上記供給レール15の先端は、打込用突起26および案内棒
30の後面に接触しない間隔を介して近接配設されている
が、左右の案内レール14,14の先端部には、両案内レー
ル14間を横方向に連結固定する案内ガイド棒33が設けら
れ、この案内ガイド棒33の両案内レール14よりも外側に
突出する部位は、打込板20の下降(打込板20の上死点か
ら下降)を案内する案内部34となるべく斜め下向きに折
り曲げられており、フイルム支柱16の下降を後方側から
案内しフイルム支柱16が安定よく打込まれるようになつ
ている。
次に第10図に示す油圧回路図について説明すると、水平
連結枠9の後方に、機体の進行に伴い打込んだフイルム
支柱16に接触して作動する検出スイツチ(リミツトスイ
ツチ)39を設けることによつて、この検出スイツチ39が
既に圃場Hに打込まれたフイルム支柱16に接触してフイ
ルム支柱位置を検知すると、電磁切換弁40が下げ側に切
換えられ、上死点の打込板20が下降し、供給位置Kに送
り出され検出位置よりも前位となるフイルム支柱16を打
込むようになつている。
さらに具体的には、運転席スイツチ41をONにすると、リ
レー43のR1側に通電されてリレー43の回路を実線位置に
切換え、電磁切換弁40のSOLA側へ通電されるので、乗用
機体T側に設けた油圧ポンプ44から送られた圧油により
ピストンロツド24と一体の打込板20が下死点まで押し下
げられ、フイルム支柱16が圃場Hに打込まれる。
この打込板20が下死点まで移動すると、打込板20に固定
した作動杆46によつて機体側に固定の上げスイツチ45が
作動するようになつており、この上げスイツチ45が作動
すると、リレー43のR2側に通電され、リレー43の回路を
点線位置に切換え、電磁切換弁40のSOLA側をOFFにする
と共に、SOLB側に通電しピストンロツド24と一体的に打
込板20が押し上げられるが、この打込板20が上昇する前
に機体が係止用突起29の突出高さだけ前進するようにな
つている。
打込板20が上昇しながら機体が前進すると、打込んだフ
イルム支柱16により検出スイツチ39が作動し、リレー43
はR2側に通電され回路が実線位置に切換えられるので、
電磁切換弁40のSOLB側をOFFにすると共にSOLA側に通電
され、上死点の打込板20が供給位置Kに送り出されたフ
イルム支柱16を下死点まで押し下げ、フイルム支柱16を
圃場に打込むことになり、この動作が繰り返し行われ
る。
なお、第10図中、47はメインスイツチ、49はバツテリ、
51はリリーフバルブであり、機体の前進速度と打込体20
の上下動速度の関係で、検出スイツチ39が作動する前に
打込板20が上死点に達した場合には、圧油がリリーフバ
ルブ41によりリリーフ状態となり上死点で待機している
打込体20は、検出スイツチ39が打込んだフイルム支柱16
を検知した時点でのみ下降するようになつている。
また、上述した第10図に示す制御回路によることなく、
打込板20の移動ストローク上下端部に、該打込板20の上
死点U、下死点への移動によりON←→OFFするスイツチ
を設け、このスイツチのON・OFFで電磁弁を切換えるこ
とによりピストンロツド24を伸縮するようにしてもよ
い。
第2図に示す如く、供給レール15上には多数のフイルム
支柱が16が載置供給されているが、このフイルム支柱16
は、その後方が図示しないスプリング等により付勢され
る押圧板等により供給位置Kに向けて矢印W方向に押圧
移送されるが、このように供給レール15上に供給位置K
に向けて移動する多数のフイルム支柱16を設けるように
した構造でありながら、この供給レール15上のフイルム
支柱16は円滑に上死点Uの打込板20(打込用突起26)に
継送できる。つまり、打込板20が下死点に下降した時に
は、下側に移動した規制案内棒30により供給レール15側
に閉塞され、次回に打込むフイルム支柱16が供給位置K
に移動するのを阻止するが、打込板20が上死点Uに上昇
復帰した時には、上側に移動した規制案内棒30により供
給レール15側が解放され、供給レール15上のフイルム支
柱16が円滑に供給位置Kに移動されるのである。この
際、打込用突起26の下面に設けたマグネツトシート27の
磁力によりフイルム支柱16が円滑に供給位置Kに移動す
るのが助長される。
次に、供給位置Kに移動され打込板20によつて打込まれ
るフイルム支柱16の絞込み機構50について説明する。
第3図に示す如く、左右両側に設けた各水平連結枠9の
前方側上面には、上方に延びる固定枠51が夫々固定さ
れ、この各固定枠51の内側に固定された夫々の軸受筒51
aには、前後方向に配設された各支点軸52が夫々回転自
在に位置決めされている。
上記支点軸52の前面側軸端には、上方に延びる揺動リン
ク53の基端が固定され、該揺動リンク53の上方には遊転
自在なカムローラ54が軸支されている。また、先に述べ
た案内ローラ21を案内規制する案内枠19の前面側には上
下方向に延びるカムローラ案内枠55が固定され、このカ
ムローラ案内枠55は、その断面のコの字状部の解放側が
内側に向く方向で案内枠19の前面に固定され、打込板20
と一体で上下動自在に構成されている。該カムローラ案
内枠55の上記カムローラ54に対向する案内面には、該カ
ムローラ54を作動させる位置に傾斜カム面67が設けら
れ、この傾斜カム面67は、詳細は後述するが打込板20の
下降時にカムローラ54が乗り上げて上方側案内面に移動
するも、打込板20の上昇時に上方側案内面のカムローラ
54が傾斜カム面67を通つて下方側案内面に下降する位置
に設けられている。
上記各支点軸52の後面側軸端には、下方に延びる左右両
側の連動アーム57の基端が夫々固定されている。第4図
にその詳細を示す如く、上記各連動アーム57の下方に
は、内側に向けて延びる作動板59の基端が夫々固定さ
れ、この各作動板59には、該作動板59の延出方向と直交
する前方側に向けて突出する絞込部60と、この絞込部60
よりもさらに内側に向けて長く延びる下部前側案内板58
とが設けられると共に、作動板59の後方側には、絞込部
60よりもさらに先端が内側に向けて短く延びる下部後側
案内板66が設けられ、この下部後側案内板66はバネ鋼か
ら構成され基端側がボルト・ナツトで固定されている。
上記下部後側案内板66は、カムローラ54が下側案内面に
位置している時、その先端が案内ガイド70に案内される
フイルム支柱16よりも外側に位置し、支柱16下方部の供
給位置Kへの移動を阻害することはない。
また上記各水平連結枠9の外側側面には外側に向けて突
出する突出枠61が固定され、この突出枠61の下端と連動
アーム57との間には上記カムローラ54をカムローラ案内
枠55の外側面(案内面)に押圧するためのスプリング62
が張設されている。
以上のように構成された絞込み機構50は、次のように作
動する。つまり、第6図に示す打込板20の上死点U位置
では、カムローラ54がカムローラ案内枠55の下方側案内
面に接当しているので、各作動板59に設けた左右の絞込
部60は、対向距離Nに保持され、供給位置Kに移動した
フイルム支柱16の下端幅員Lを狭幅の打込幅員Sに絞込
むことはないが、第7図に示す如く打込板20と一体で下
降するフイルム支柱16の下端が圃場H上面に接地する手
前では、カムローラ54がカム面56を乗り上げ、案内枠55
の上方側案内面に移動するので、その左右の絞込部60
は、フイルム支柱16の当初の下端幅員Lを、左右両側か
ら絞り込んで狭幅の打込幅員Sとする絞込み位置に移動
するが、この絞込み位置で、フイルム支柱16の下方部
は、その前後が下部前側案内板58と下部後側案内板66と
により保持されると共に、その外側が絞込部60に保持さ
れる。
また、各作動板59が絞込位置に移動する際、各作動板59
と一体で内側に向けて移動する下部後側案内板66によつ
て下部前側案内板58に接当してない支柱16下方部を前方
側に押し出すと同時に、次に打込む支柱16下方部との分
離作用を行うので、確実に一本だけの支柱16下方部を絞
込むことができる。
次いで、打込幅員Sに絞込まれたフイルム支柱16は、打
込板20の下死点に向かう下降により所定深さに打込まれ
るが、この打込まれたフイルム支柱16は、所定深さの打
込位置で打込幅員Sよりも左右両側に距離Pだけ拡開す
る当初の下端幅員Lに拡開されるので、打込後における
フイルム支柱16の下端幅員Lを、当初の下端幅員Lに略
一致させることができるが、この打込板20の下死点移動
時には、左右の絞込み板60は打込幅員Sとなつたまま
で、上方程幅狭となるフイルム支柱16が下方に通過して
所定深さに打込まれる。
第8図の如く、下死点から打込板20が上昇すると、上方
側案内面に接触していたカムローラ54がカム面56を下降
して下方側案内面に移動するので、左右の絞込み板60は
当初の対向距離Nに復帰する。
したがつて、この絞込み機構50により、下端が拡開され
た逆U字状のフイルム支柱16を、第9図に示す如く、圃
場H上面に接地する手前で打込幅員Sに絞込んでから打
込むことによつて、所定深さの打込位置で、打込幅員S
が距離Pだけ拡開する当初の下端幅員Lに打込むことが
できるので、下端が拡開された逆U字状のフイルム支柱
16にあつても、次回に使用する際に下端幅員を修正する
必要がなく、直ちに支柱打込装置に供給できる。
なお、実施例に示すトンネルマルチヤMでは支柱打込部
の後方にロールフイルム繰出部を図示してないが、支柱
打込部の後方にはロールフイルム繰出部を設けることに
より、支柱打込部によつて打込んだフイルム支柱16上に
フイルム支柱16の打込と同時にロールフイルムを張設す
ることができる。
〔考案の効果〕
以上に説明してきたように本考案は、供給レールから供
給位置に移動した逆U字状のフイルム支柱を、上死点か
ら下死点に向けて移動する打込機構により打込むフイル
ム支柱打込装置にあつても、上方の逆U字状が供給レー
ルに平行載置されたフイルム支柱の左右両下端部は、供
給レールに沿つて内外から案内する支柱直径よりも広幅
の案内ガイドに案内されているので、フイルム支柱が搬
送途中で2列に重なることがなく、フイルム支柱を案内
よく1列状に搬送できる。
しかも、フイルム支柱の左右両下端部は、供給レールに
沿つて支柱直径よりも広幅となる案内ガイドに案内され
るので、フイルム支柱の供給も簡単に行うことができ
る。
したがつて、フイルム支柱を供給レール上から供給位置
に整然と搬送され、フイルム支柱の打込トラブルを解消
し、能率よく打込むことができる
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図はトンネルマル
チヤを農用トラクタの後方に連結した状態を示す側面
図、第2図は上死点に移動した打込板にフイルム支柱を
供給した状態を示す要部の側面図、第3図は要部の後面
図、第4図は中心線よりも左側に案内ガイドを示し右側
に絞込み機構と案内ガイドとの関連を示す要部の平面
図、第4図Aは案内ガイドの内幅と支柱直径との関係を
示す部分拡大平面図、第5図は打込板の案内構造を示す
平面図、第6図は上死点に移動した打込板に供給された
フイルム支柱と絞込み機構との関連を示す作用説明後面
図、第7図はフイルム支柱が圃場上面に接近寸前前の状
態を示す作用説明後面図、第8図は下死点から打込板が
所定距離だけ上昇した状態を示す作用説明後面図、第9
図はフイルム支柱の絞込み状態を示す作用説明図、第10
図は油圧制御回路図である。 T…乗用機体、M…マルチヤー、K…供給位置、U…上
死点、L…対向距離、L…当初の下端幅員、S…打込幅
員、B…内幅、d…支柱直径、13…中央案内レール、14
…左右案内レール、15…供給レール、16…フイルム支
柱、20…打込板、50…絞込み機構、60…絞込部、61…突
出枠、62…スプリング、63…外側案内棒、64…内側案内
棒、65…規制部、66…下部後方案内板、69…下部前方案
内板、70…案内ガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】供給レール上から供給位置に移動した逆U
    字状のフィルム支柱を、上死点から下死点に移動する打
    込機構により打込むフィルム支柱打込装置において、上
    記供給レールに上方U字状部が平行載置されたフィルム
    支柱の左右両下端部を夫々嵌入させる横断面U字状の案
    内ガイドを前記供給レールに平行に設け、かつ、各案内
    ガイドの互いに対向する内側面間に形成される内幅をフ
    ィルム支柱が1本だけ通過するに足る内幅にしてなるフ
    ィルム支柱打込装置。
JP1989116598U 1989-10-05 1989-10-05 フイルム支柱打込装置 Expired - Lifetime JPH0751886Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0334759A (ja) * 1989-06-30 1991-02-14 Nec Corp 自動交換システムにおける課金情報自動案内方式

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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