JP2001086813A - 移植機 - Google Patents

移植機

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JP2001086813A
JP2001086813A JP27110399A JP27110399A JP2001086813A JP 2001086813 A JP2001086813 A JP 2001086813A JP 27110399 A JP27110399 A JP 27110399A JP 27110399 A JP27110399 A JP 27110399A JP 2001086813 A JP2001086813 A JP 2001086813A
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planting
seedlings
seedling
wheel
ridge
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JP27110399A
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Kazuo Shimazumi
和夫 島隅
Yasushi Fukutaka
恭史 福高
Kenji Kita
賢治 北
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走行体に、苗を畝に植え付ける植付体と、こ
の植付体に苗を供給する苗供給装置と、接地して回転す
るマーカ輪とを備え、前記マーカ輪の回転力によって苗
供給装置を駆動するようにした移植機において、苗供給
装置の駆動の安定化を図り、正確な株間で苗が植え付け
られるよう考慮する。 【解決手段】 マーカ輪が畝上面を転動するように、特
に鎮圧輪の後を転動するように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、畝に沿って走行し
ながら畝に苗を植え付ける移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】畝に沿って走行しながら畝に苗を植え付
ける移植機として、特許第2509362号公報に開示
された移植機がある。この移植機は、走行体に、苗を畝
に植え付ける植付体と、この植付体に苗を供給する苗供
給装置と、接地し走行体の進行により自転するマーカ輪
とを備え、前記マーカ輪の回転力によって苗供給装置を
駆動するようにしており、一定の間隔で苗を苗供給装置
に供給することで、走行体の車輪がスリップしても苗が
一定の株間で植え付けられるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の移植機にあ
っては、マーカ輪は、走行体の車輪が転動する畝間溝を
転動するようになっており、車輪走行跡は路面が荒れて
いるので、株間が不正確になるという問題がある。そこ
で、本発明は前記問題点に鑑みて、マーカ輪の回転力に
よって苗供給装置を駆動する移植機において、一定の株
間で苗が植え付けらえるようにすることを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明が前記目的を達成
するために講じた技術的手段は、走行体に、苗を畝に植
え付ける植付体と、この植付体に苗を供給する苗供給装
置と、接地し走行体の進行により自転するマーカ輪とを
備え、前記マーカ輪の回転力によって苗供給装置を駆動
するようにした移植機において、前記マーカ輪が畝上面
を転動するように構成したことを特徴とする。また、走
行体は、畝上面を転動し、植付体によって植え付けられ
た苗の根本部分を輪圧する鎮圧輪を備えており、この鎮
圧輪の後をマーカ輪が転動するように構成するのがよ
い。
【0005】また、走行体のフレームに上下揺動自在に
可動フレームを設け、この可動フレームに、植付体と、
鎮圧輪と、畝に苗を植え付けるための溝を形成する作溝
器とを設けるのがよい。また、苗供給装置は、苗を載置
して横方向に搬送する横送り搬送手段と、この横送り搬
送手段の終端から下方の植付体へと苗を搬送する縦送り
搬送手段とを備えて構成され、横送り搬送手段には横送
り搬送手段に苗を置く目安となるマーカが搬送方向に等
間隔をおいて設けられており、苗供給装置及び植付体が
マーカ輪の回転力によって駆動されるよう構成するのが
よい。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1において、1は移植機であ
り、畝Rに沿って走行しながら、野菜等(主に玉葱やネ
ギ)の苗を畝Rに植え付けるものである。この移植機1
は、走行体2に、苗を畝Rに植え付ける植付体3と、こ
の植付体3に苗を供給する苗供給装置4と、畝Rに苗を
植え付けるための溝を形成する作溝器5と、畝Rに植え
付けられた苗の左右から土寄せして覆土すると共に苗の
根本の左右両側を鎮圧する鎮圧輪(覆土輪)6と、接地
し走行体2の進行により自転するマーカ輪(接地輪)7
とを備えてなる。
【0007】走行体2は、フレーム8と、このフレーム
8を走行可能に支持する左右一対の前輪9及び後輪10
と、フレーム8の後部に搭載されたエンジン11,ミッ
ションケース12,燃料タンク13等と、フレーム8の
前後方向中途部に配置された座席14と、フレーム8の
後端に設けられたハンドル16とから主構成されてい
る。後輪10は、走行体2の後部に設けられた伝動ケー
ス15に取り付けられており、エンジン11からミッシ
ョンケース12及び伝動ケース15内の動力伝達機構を
介して動力が伝達されて回転駆動される駆動輪とされて
いる。また、前後輪9,10は畝R間の溝部分Tを転動
する。
【0008】前記フレーム8の前部には苗載せ台17が
設けられており、この苗載せ台17の後方で且つ座席1
4の前方に前記苗供給装置4が配置されている。苗供給
装置4は、図2,図4及び図5に示すように、苗Sを載
置して左右方向に搬送する横送り搬送手段18と、この
横送り搬送手段18の終端から苗Sを下方の植付体3へ
と搬送する縦送り搬送手段19と、横送り搬送手段19
の終端側に配置された送りローラ20とを備えて構成さ
れており、走行体2のフレーム8に固定された支持板2
2に取り付けられて支持されている。
【0009】横送り搬送手段18は、マーカベルト23
と搬送ベルト24とを備えている。マーカベルト23
は、支持板22に支軸25,26を介して前後方向に対
して上下方向に傾斜した軸廻りに回転自在に支持された
左右一対のプーリ27,28に亘って掛装され、上部側
が図4及び図5の矢示A方向に移行するように循環回走
される。また、マーカベルト23の外周面側には、苗S
を苗供給装置4に供給する目安(目印)となるマーカ2
9(本実施の形態では突起からなる)が周方向に等間隔
をおいて且つ全周に亘って設けられている。
【0010】搬送ベルト24は平ベルト等からなり、マ
ーカベルト23の後方側に配置され、支持板22に支軸
25,30を介して前記支軸25,26と平行な軸廻り
に回転自在に支持された左右一対のプーリ32,33に
亘って掛装され、上部側が図4及び図5の矢示A方向に
移行するように循環回走される。送りローラ20は、搬
送ベルト24の終端側上部に配置されていて、支持板2
2に支軸40を介して前記支軸25,26等と平行な軸
廻りに回転自在に支持されており、搬送ベルト24に接
触している。
【0011】縦送り搬送手段19は、マーカベルト23
の前方側に配置された左右一対の縦送りベルト34,3
5を備えている。左側の縦送りベルト34は、支持板2
2に前記支軸40を介して前記支軸25,26等と平行
な軸廻りに回転自在に支持されたプーリ37と、このプ
ーリ37の下方に配置されていて、支持板22に支軸3
8を介して前記支軸25,26等と平行な軸廻りに回転
自在に支持されたプーリ39とに亘って掛装され、右側
部分が図4の矢示B方向に移行するように循環回走され
る。
【0012】右側の縦送りベルト35は、前記横送り搬
送手段18の搬送ベルト24を掛装するプーリ32,3
3と同軸25,30上に配置されて支持板22に前記支
軸25,26等と平行な軸廻りに回転自在に支持された
プーリ40,41と、左側の縦送りベルト34が掛装さ
れる下側のプーリ39の右側方に配置されていて支軸4
2を介して前記支軸25,26等と平行な軸廻りに回転
自在に支持されたプーリ43と、プーリ41,43間の
プーリ40寄りに配置されたガイドプーリ44とに亘っ
て掛装されており、上部側部分が矢示A方向に、また左
側部分が矢示B方向に移行するように循環回走される。
また、左側部分は左側の縦送りベルト34の右側部分と
接触している。
【0013】前記構成の苗供給装置4にあっては、座席
14上に着座した作業者が苗Sを、根部側が前方を向く
ように、マーカベルト23,搬送ベルト24及び右側の
縦送りベルト35の上部側に亘って載置する。このと
き、苗Sをマーカ29の前又は後ろに置くことで、苗S
が一定の間隔で搬送されるように構成されている。マー
カベルト23,搬送ベルト24及び右側の縦送りベルト
35上部側上に載置された苗Sは、これらベルト23,
24,35によって矢示A方向に搬送される。したがっ
て、本実施の形態では、右側の縦送りベルト35の上部
側部分が横送り搬送手段18の一部を構成している。
【0014】矢示A方向に搬送される苗Sは、横送り搬
送手段18の終端部で、根部側が左右の縦送りベルト3
4,35によって挟持されて、矢示A方向から矢示B方
向(下方)に搬送される。このとき、苗Sの葉部側は、
搬送ベルト24の終端部と送りローラ20とで矢示A方
向から矢示B方向へと方向変換される。なお、横送り搬
送手段18のプーリ32と送りローラ20とが、及び、
縦送り搬送手段19のプーリ37とプーリ40とが、上
方からみて左右方向に関して一部ラップするように構成
されているので、苗Sを確実に挟持して矢示B方向へと
方向変換させ得る。
【0015】なお、苗供給装置4は、前記構成のものに
限定されることはなく、マーカベルト23を幅広に形成
して、1つのベルトで苗Sを横方向に搬送するようにし
てもよく、また、マーカベルト23の前後に苗Sを支持
する支持テーブルを設けこの支持テーブル上を苗Sが摺
動するようにしてもよい。走行体2のフレーム8の下方
側には、可動フレーム46が配置されており、この可動
フレーム46に、前記作溝器5,植付体3,鎮圧輪6及
びマーカ輪7が設けられている。
【0016】可動フレーム46は、その後端側が、走行
体2のフレーム8に固定の支持板47に左右方向の軸心
を有する支軸48廻りに回転自在に支持されていて、上
下揺動自在とされていると共に、畝R上面に接地して自
転する鎮圧輪6によって支持されていて、畝R上面に追
従するように構成されている。可動フレーム46の前部
は弾性吊持手段49を介して弾性的に上下揺動可能に吊
り持ちされている。弾性吊持手段49は、フレーム8に
固定されたロッド50と、可動フレーム46に固定され
たバネ受け51と、ロッド50に套嵌されていてロッド
50に固定されたバネ受け52との間に圧縮状に介在さ
れたバネ53とから構成され、バネ53によって、可動
フレーム46を上方に付勢することで、鎮圧輪6の接地
圧(覆土圧)を適切な接地圧としている。
【0017】また、バネ受け51のロッド50の軸心方
向の位置を調節することで、バネ圧が調整され、鎮圧輪
6の接地圧が調整可能とされる。なお、弾性吊持手段4
9は、前記構成のものに限定されることはなく、バネ5
3によって可動フレーム46が上方に付勢されると共
に、可動フレーム46が上下揺動自在に支持されるよう
になっていればよい。また、本実施の形態では、植付体
3や鎮圧輪6等が重いので、上方に付勢するバネにより
可動フレーム46に引上げ力を付与しているが、鎮圧輪
6の接地圧(覆土圧)が不足する場合は、バネによって
下方に付勢されるように構成される。
【0018】作溝器5は、植付体3の前側に配置されて
苗Sの根部側を埋め込むための溝を畝Rに形成する。こ
の作溝器5としては、倍土器や複円板型溝切り器等が採
用される。植付体3は、本実施の形態では、ゴム板製
(又は、樹脂製等の弾性部材)の左右2枚の円板3Aに
苗Sを挟んで植え付けるディスク形のものが採用されて
おり、左右の円板3Aは可動フレーム46に設けられた
ブラケット56に回転軸57を介して左右軸廻りに回転
自在に支持されている。
【0019】また、左右の円板3Aの上部は開いてお
り、下部前部側において、左右方向外面側に位置する押
圧輪等によって接当していて、植付体3が図2の矢示C
方向に回転することにより、縦送りベルト34,35に
よって搬送されてきた苗Sの葉部側を左右円板3A間に
挟むと共に、左右の円板3Aで挟まれた状態で苗Sが回
転軸57廻りに下方に搬送され、苗Sの根部側が作溝器
5によって形成された溝内に入るように該苗Sが縦向き
姿勢となり、その状態で挟持が解除される。その後、鎮
圧輪6により左右両側から土寄せされると共に、畝R上
面が鎮圧される。
【0020】鎮圧輪6は、苗Sの植付位置の左右両側に
位置するように、左右一対設けられており、本実施の形
態では、截頭円錐形のものが採用されており、可動フレ
ーム46前部に固定のブラケット54に前端側が取付固
定された支持アーム55の後端側に支軸58を介して回
転自在に支持されている。マーカ輪7は、支持アーム5
9の下端側に、回転軸60を介して左右軸廻りに回転自
在に支持されており、この支持アーム59の上端側は前
記支持板47に支軸48廻りに回転自在に支持されてお
り、支持アーム59が支軸48廻りに揺動自在とされて
いる。また、マーカ輪7は、鎮圧輪6の後方に配置さ
れ、畝Rの上面に接地し、走行体2が進行することによ
り、畝R上面に追従して、鎮圧輪6の跡の畝R上面を矢
示D方向に自転する(地面から回転力を得る)。
【0021】なお、圃場の枕持において、隣の畝Rに移
るときには、ハンドル16を押し下げることにより、前
部側を持ち上げた状態で旋回されるが、このとき、ロッ
ド50下端側に設けた止め部材61が可動フレーム46
に設けた当たり62に接当することで、フレーム8に対
する可動フレーム46の下方移動が規制され、可動フレ
ーム46がフレーム8と共に持ち上げられる。また、マ
ーカ輪7の支持アーム59は連結部材63によって可動
フレーム46に連結されていて、旋回時に、マーカ輪7
は可動フレーム46と一緒に持ち上げられるようになっ
ている。
【0022】この連結部材63は枢軸64を介して支持
アーム59に枢支連結されると共に、枢軸65を介して
可動フレーム46に枢支連結され、且つ、連結部材に形
成される枢軸65の挿通孔66は長孔とされており、移
植作業時において、鎮圧輪6が先行して上がっても長孔
で逃げ、マーカ輪7が鎮圧輪6と一緒に上がる(又は下
がる)ことのないように構成されている。なお、マーカ
輪7は、例えば、ソリッドゴムタイヤ、空気入りゴムタ
イヤ、鉄輪等を備えた車輪が採用され、接地面側にラ
グ、羽根等のスリップ防止用部材が設けられる。
【0023】前記支持アーム59の下端側には、スプロ
ケット67がマーカ輪7と一体回転自在に設けられてい
る。本実施の形態では、マーカ輪7を支持する回転軸6
0はマーカ輪7と一緒に回転され、この回転軸60にス
プロケット67が一体回転自在に設けられている。ま
た、前記支持板47には、スプロケット68が支軸48
廻りに回転自在に設けられ、このスプロケット68及び
前記スプロケット67に亘ってチェーン69が掛装され
ている。
【0024】また、支持板47には、前記スプロケット
68と一体回転自在な2枚のスプロケット70,71が
設けられ、一方のスプロケット70と、植付体3の円板
3Aを回転駆動する回転軸57に設けられたスプロケッ
ト72とに亘ってチェーン73が形成されており、マー
カ輪7の回転力によって植付体3の円板3Aが回転駆動
されるように構成されている。また、他方のスプロケッ
ト71と、フレーム8に左右軸廻りに回転自在に設けら
れたスプロケット74,75,76とに亘ってチェーン
77が巻き掛けられており、該チェーン77が図2の矢
示E方向に循環回走されて、マーカ輪7の回転力がスプ
ロケット74と一体回転する伝動軸78へと動力伝達さ
れる。
【0025】また、伝動軸78の回転動力は、ベベルギ
ヤ伝動機構79を介して、支持板22等に前記支軸2
5,26等と平行な軸廻りに回転自在に支持された伝動
軸80に動力伝達されて、該伝動軸80が図2の矢示F
方向に回転する。伝動軸80にはプーリ81が一体回転
自在に設けられ、該プーリ81から、伝動ベルト82を
介して、前記マーカベルト23が巻き掛けられたプーリ
27と一体回転するプーリ83に動力伝達される。前述
した各動力伝動伝動機構によって、マーカ輪7の回転動
力によりマーカベルト23が図4及び図5の矢示A方向
に駆動されるようになっている。
【0026】一方、伝動軸80の回転動力は、ギヤ伝動
機構84を介して、支持板22に前記支軸25,26等
と平行な軸廻りに回転自在に支持された回転軸85に動
力伝達され、該回転軸85が図2及び図4の矢示G方向
に回転駆動される。また、支持板22には縦送り搬送手
段19のプーリ39,43と一体回転自在なプーリ8
7,88が設けられると共に、前記支軸25,26等と
平行な軸廻りに回転自在に支持されたガイドプーリ89
が設けられ、これらプーリ87,88,89と、前記プ
ーリ86とに亘ってベルト90が巻き掛けられており、
該ベルト90が図4の矢示G方向に循環回走されること
により、縦送りベルト34,35が図4の矢示B方向に
駆動されるようになっている。
【0027】前記構成のものにあっては、マーカ輪7の
回転力によって、苗供給装置4及び植付体3が駆動さ
れ、しかもマーカ輪7は鎮圧輪6跡の整地されたところ
を転動するので、設定された株間で苗Sを植え付けるこ
とができる。なお、畝R上面は走行体2の車輪転動面よ
りも荒れてはいないので、マーカ輪7を鎮圧輪6の前を
転動させるようにしてもよい。この場合、畝Rの上面を
均すスクレーパを設け、このスクレーパの跡をマーカ輪
7が転動するようにするのがよい。また、前記マーカ輪
7から苗供給装置4、植付体3に至る動力伝動系は一例
を示したものであり、他の動力伝動機構に設計変更自在
である。
【0028】また、株間を変更する場合は、例えば、ス
プロケット71からプーリ83に至る動力伝動系のスプ
ロケット径、プーリ径、ギヤ径等を変更することにより
行われる。さらに、マーカベルト23と、搬送ベルト2
4及び右側の縦送りベルト35とは、同期していなくて
もよく、例えば、苗Sをマーカ29の搬送方向前方側に
置く場合、マーカベルト23を搬送ベルト24及び右側
の縦送りベルト35よりも若干速くしておくことで、苗
Sの置く場所に若干のバラツキがあっても、苗Sがマー
カ29に接当することとなり、株間が一定する。また、
搬送ベルト24及び右側の縦送りベルト35をマーカベ
ルト23よりも速くする場合は、苗Sをマーカ29の搬
送方向前方側に置く。
【0029】図6に示したものは、本実施の形態におけ
る移植機1の変形例を示したものである。このものは、
鎮圧輪6を支持する支持アーム55を、ブラケット54
に支軸91を介して左右方向の軸心廻りに回転自在に支
持し、可動フレーム46にナット体92を左右方向の軸
心廻りに回転自在に設け、このナット体92に螺合され
るネジ体93の下端を支持アーム55に左右方向の軸心
廻りに回転自在に枢着したものである。
【0030】このものにあっては、ネジ体93の把持部
94を把持して(又は工具を係合させて)、該ネジ体9
3を螺進・螺退させて、鎮圧輪6と植付体3との相対高
さを変えることで、植付深さの調整が行えるようになっ
ている。その他の構成は、前述した実施の形態と略同様
である。なお、図6のものにおいて、ネジ体93をモー
タによって軸心廻りに回転させ得るよう構成してもよ
い。また、ナット体92とネジ体93にかえて、油圧シ
リンダ等によって鎮圧輪6と植付体3との相対高さを変
え得るように構成してもよい。
【0031】また、図7及び図8に示したのものは、左
右の前後輪9,10の相対高さを変更可能にすることに
より、傾斜地において、走行体2のフレーム8が水平と
なるように制御されるように構成した移植機1におい
て、左右の鎮圧輪6の高さが異なるようになるように構
成したものである。これは、傾斜地において、走行体2
のフレーム8が水平となるように制御されるように構成
した移植機1にあっては、左右の鎮圧輪6で接地圧が変
わる。そこで、左右の鎮圧輪6の高さも異なるように構
成することで、傾斜地における左右鎮圧輪6の接地圧が
同じ接地圧となるように構成することで、土寄せが安定
して行えるようにしたものである。
【0032】図7及び図8において、支持アーム55は
ブラケット54に支軸104を介して、左右方向の軸心
廻りに回転自在に支持されている。また、左右各鎮圧輪
6の支軸58に揺動アーム95,96の下部が左右方向
の軸心廻りに回転自在に枢着されている。左右各揺動ア
ーム95,96の上部には、それぞれリンク98,99
の一端側が支軸101,102を介して左右方向の軸心
廻りに回転自在に枢着されている。
【0033】各リンク98,99の他端側は、軸受け1
00を介して左右方向の軸心廻りに回転自在に支持され
た支軸97に連結固定されている。したがって、左右一
方の鎮圧輪6が上がると、揺動アーム95,96、リン
ク98,99及び支軸100を介して他方の鎮圧輪6が
下がるようになっており、畝R上面の左右の高さが異な
っても、左右の鎮圧輪6が追従し、左右の鎮圧輪6で接
地圧が同じ接地圧となる。また、左右各揺動アーム9
5,96の下部には、支軸58挿通用の挿通孔103が
長手方向に複数個形成されており、支軸58を挿通孔1
03に選択的に挿通させることにより、鎮圧輪6と植付
体3との相対高さが変わり、植付深さの調整が行えるよ
うになっている。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、走行体に、苗を畝に植
え付ける植付体と、この植付体に苗を供給する苗供給装
置と、接地して回転するマーカ輪とを備え、前記マーカ
輪の回転力によって苗供給装置を駆動するようにした移
植機において、前記マーカ輪が畝上面を転動するように
構成することにより、従来のようにマーカ輪が車輪走行
面を転動するようにしたものに比べ、苗供給装置の駆動
が安定し、正確な株間で苗が植え付けられる。
【0035】また、特に、畝上面を転動し、植付体によ
って植え付けられた苗の根本部分を輪圧する鎮圧輪の後
をマーカ輪が転動するように構成することにより、マー
カ輪は鎮圧輪によって鎮圧された跡を転動することとな
り、より一層苗供給装置の駆動が安定し、正確な株間で
苗が植え付けられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】移植機の側面全体図である。
【図2】移植機の主要部の側面図である。
【図3】鎮圧輪とマーカ輪との関係を示す背面図であ
る。
【図4】苗供給装置の正面図である。
【図5】苗供給装置の平面図である。
【図6】鎮圧輪の変形例を示す側面図である。
【図7】鎮圧輪の変形例を示す側面図である。
【図8】鎮圧輪の変形例を示す背面図である。
【符号の説明】
2 走行体 3 植付体 4 苗供給装置 5 作溝器 6 鎮圧輪 7 マーカ輪 8 フレーム 18 横送り搬送手段 19 縦送り搬送手段 29 マーカ 46 可動フレーム S 苗 R 畝
フロントページの続き (72)発明者 北 賢治 大阪府堺市石津北町64番地 株式会社クボ タ堺製造所内 Fターム(参考) 2B060 AA08 AC02 AD01 AE01 BB05 CA05 CA07 CA13 CB01 CB06 CB27 CC09 EA05

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行体に、苗を畝に植え付ける植付体
    と、この植付体に苗を供給する苗供給装置と、接地し走
    行体の進行により自転するマーカ輪とを備え、前記マー
    カ輪の回転力によって苗供給装置を駆動するようにした
    移植機において、 前記マーカ輪が畝上面を転動するように構成したことを
    特徴とする移植機。
  2. 【請求項2】 畝上面を転動し、植付体によって植え付
    けられた苗の根本部分を輪圧する鎮圧輪を備えており、
    この鎮圧輪の後をマーカ輪が転動するように構成したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の移植機。
  3. 【請求項3】 走行体のフレームに上下揺動自在に可動
    フレームを設け、この可動フレームに、植付体と、鎮圧
    輪と、畝に苗を植え付けるための溝を形成する作溝器と
    を設けたことを特徴とする請求項2に記載の移植機。
  4. 【請求項4】 苗供給装置は、苗を載置して横方向に搬
    送する横送り搬送手段と、この横送り搬送手段の終端か
    ら下方の植付体へと苗を搬送する縦送り搬送手段とを備
    えて構成され、横送り搬送手段には横送り搬送手段に苗
    を置く目安となるマーカが搬送方向に等間隔をおいて設
    けられており、苗供給装置及び植付体がマーカ輪の回転
    力によって駆動されていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれかに記載の移植機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN111788885A (zh) * 2020-07-14 2020-10-20 农业农村部南京农业机械化研究所 一种多部件协同联动型甘薯种植机

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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