JP2001251911A - 移植機 - Google Patents
移植機Info
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- JP2001251911A JP2001251911A JP2000072862A JP2000072862A JP2001251911A JP 2001251911 A JP2001251911 A JP 2001251911A JP 2000072862 A JP2000072862 A JP 2000072862A JP 2000072862 A JP2000072862 A JP 2000072862A JP 2001251911 A JP2001251911 A JP 2001251911A
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- Japan
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- seedling
- planting
- seedlings
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 畝Rに苗を植え付ける植付手段7と、該植付
手段7に苗を移送する苗移送手段6と、苗移送手段6に
対する苗の供給タイミングを設定するタイミング設定手
段50との駆動源を適正に設定することにより、株間の
バラツキや欠株等を防止する。 【解決手段】 エンジンEを搭載した走行機体4に、植
付手段7と、苗移送手段6と、タイミング設定手段50
と備え、植付手段7及び苗移送手段6をエンジンEから
の動力で駆動し、タイミング設定手段50を、接地する
ことにより走行機体4の進行に伴って自転する転動輪6
2の回転動力で駆動する。
手段7に苗を移送する苗移送手段6と、苗移送手段6に
対する苗の供給タイミングを設定するタイミング設定手
段50との駆動源を適正に設定することにより、株間の
バラツキや欠株等を防止する。 【解決手段】 エンジンEを搭載した走行機体4に、植
付手段7と、苗移送手段6と、タイミング設定手段50
と備え、植付手段7及び苗移送手段6をエンジンEから
の動力で駆動し、タイミング設定手段50を、接地する
ことにより走行機体4の進行に伴って自転する転動輪6
2の回転動力で駆動する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、走行しながら畝に
苗を植え付ける移植機に関するものである。
苗を植え付ける移植機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、実公昭63−31523号公
報、実公昭64−3320号公報等に記載されているよ
うに、苗を載置しながら左右方向に移送する横移送機構
と、該横移送機構の送出端に対して交差され、該横移送
機構から受け渡された苗を挟持しながら下方に移送する
下方向移送機構と、該下方向移送機構から苗を受け取っ
て畝に植え付ける植付機構とを有する移植機が従来より
公知である。この移植機において、前記苗移送機構はベ
ルトコンベアにて構成され、このベルトコンベアの外周
には外方に突出する多数の係合部を移送方向に一定間隔
で備えており、オペレータは、ベルトコンベア上の係合
部間に一つづつ苗を載せることによって苗を一定間隔で
供給でき、これによって、畝に対しても一定の間隔(株
間)で苗を植え付けることができるものとなっていた。
報、実公昭64−3320号公報等に記載されているよ
うに、苗を載置しながら左右方向に移送する横移送機構
と、該横移送機構の送出端に対して交差され、該横移送
機構から受け渡された苗を挟持しながら下方に移送する
下方向移送機構と、該下方向移送機構から苗を受け取っ
て畝に植え付ける植付機構とを有する移植機が従来より
公知である。この移植機において、前記苗移送機構はベ
ルトコンベアにて構成され、このベルトコンベアの外周
には外方に突出する多数の係合部を移送方向に一定間隔
で備えており、オペレータは、ベルトコンベア上の係合
部間に一つづつ苗を載せることによって苗を一定間隔で
供給でき、これによって、畝に対しても一定の間隔(株
間)で苗を植え付けることができるものとなっていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記横移送機構、下方
向移送機構及び植付機構は、共に、走行機体の進行に伴
って畝上面を転動(自転)する鎮圧輪の回転動力によっ
て駆動されるものとなっており、これによって、移植機
の走行機体がスリップしたとしても、実際の走行距離に
応じた苗移植が可能であった。しかし、実際のところ、
鎮圧輪は畝との間の摩擦抵抗のみによって回転するため
にスリップしやすく、特に、横移送機構、下方向移送機
構及び植付機構の全てを駆動することから鎮圧輪にかか
る負荷も多大となるため、走行機体がスリップすること
なく進行しているにも関わらず、鎮圧輪のみがスリップ
して動力伝達が円滑になされないことがあり、これが株
間のバラつきや欠株等を発生する原因となっていた。
向移送機構及び植付機構は、共に、走行機体の進行に伴
って畝上面を転動(自転)する鎮圧輪の回転動力によっ
て駆動されるものとなっており、これによって、移植機
の走行機体がスリップしたとしても、実際の走行距離に
応じた苗移植が可能であった。しかし、実際のところ、
鎮圧輪は畝との間の摩擦抵抗のみによって回転するため
にスリップしやすく、特に、横移送機構、下方向移送機
構及び植付機構の全てを駆動することから鎮圧輪にかか
る負荷も多大となるため、走行機体がスリップすること
なく進行しているにも関わらず、鎮圧輪のみがスリップ
して動力伝達が円滑になされないことがあり、これが株
間のバラつきや欠株等を発生する原因となっていた。
【0004】他方、上記下方向移送機構は、苗の根部側
を片持ち状に挟持するように構成されているため、横移
送機構から苗を受け取るときに葉部側が下側に垂れ下が
っていると苗を傾いた状態で挟持してしまい、このまま
植付機構に苗を受け渡すことによって苗植付姿勢を崩し
てしまうという問題があった。本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、植付手段、苗移送手段、及
び苗移送手段に対する苗の供給タイミングを設定するタ
イミング設定手段に対する駆動源を、転動輪とエンジン
等の駆動体とに適正に振り分けることにより、転動輪の
スリップ発生や、株間のバラツキ、欠株等を防止するこ
とのできる移植機を提供することを目的とする。
を片持ち状に挟持するように構成されているため、横移
送機構から苗を受け取るときに葉部側が下側に垂れ下が
っていると苗を傾いた状態で挟持してしまい、このまま
植付機構に苗を受け渡すことによって苗植付姿勢を崩し
てしまうという問題があった。本発明は、上記問題点に
鑑みてなされたものであり、植付手段、苗移送手段、及
び苗移送手段に対する苗の供給タイミングを設定するタ
イミング設定手段に対する駆動源を、転動輪とエンジン
等の駆動体とに適正に振り分けることにより、転動輪の
スリップ発生や、株間のバラツキ、欠株等を防止するこ
とのできる移植機を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明は、エンジン等の駆動体を搭載した走行機体
に、畝に苗を植え付ける植付手段と、該植付手段に苗を
移送する苗移送手段と、該苗移送手段に対する苗の供給
タイミングを設定するタイミング設定手段と備えている
移植機において、前記植付手段及び苗移送手段を前記駆
動体からの動力で駆動し、前記タイミング設定手段を、
接地することにより走行機体の進行に伴って自転する転
動輪の回転動力で駆動するように構成したことを特徴と
するものである。
成するために以下の技術的手段を講じている。すなわ
ち、本発明は、エンジン等の駆動体を搭載した走行機体
に、畝に苗を植え付ける植付手段と、該植付手段に苗を
移送する苗移送手段と、該苗移送手段に対する苗の供給
タイミングを設定するタイミング設定手段と備えている
移植機において、前記植付手段及び苗移送手段を前記駆
動体からの動力で駆動し、前記タイミング設定手段を、
接地することにより走行機体の進行に伴って自転する転
動輪の回転動力で駆動するように構成したことを特徴と
するものである。
【0006】これによれば、植付手段及び苗移送手段を
エンジン等の駆動体からの動力で駆動することにより、
移植機の走行に伴った移植を行うことが可能であり、他
方、転動輪の回転動力によって比較的負荷の小さいタイ
ミング設定手段のみを駆動することから、転動輪のスリ
ップ発生を防止することができ、このタイミング設定手
段も走行に伴い適正に駆動されるようになる。したがっ
て、全体として苗の供給、移送、及び植付が円滑且つ良
好に行え、株間のバラツキや欠株等を起こすことも少な
くなる。
エンジン等の駆動体からの動力で駆動することにより、
移植機の走行に伴った移植を行うことが可能であり、他
方、転動輪の回転動力によって比較的負荷の小さいタイ
ミング設定手段のみを駆動することから、転動輪のスリ
ップ発生を防止することができ、このタイミング設定手
段も走行に伴い適正に駆動されるようになる。したがっ
て、全体として苗の供給、移送、及び植付が円滑且つ良
好に行え、株間のバラツキや欠株等を起こすことも少な
くなる。
【0007】また、植付手段、苗移送手段及びタイミン
グ設定手段を全て駆動体からの動力で駆動する場合に比
べ、駆動体の大型化、重量増が防止できる。前記タイミ
ング設定手段は、苗の供給タイミングを調整可能に構成
するのが好ましい。これによって、作物の種類等に応じ
て植付株間を変更できるようになる。また、苗の供給タ
イミングの調整は、前記転動輪の回転動力をタイミング
設定手段に伝達する伝達部材の組み換えにより行うのが
好ましい。この場合、伝達部材がチェーン伝動機構やベ
ルト伝動機構等で構成されている場合には、そのスプロ
ケットやプーリを径の異なるものに組み換えることによ
り容易にタイミング調整可能となる。また、この際、タ
イミング設定手段は、植付手段及び苗移送手段とは別の
駆動源によって駆動されるものであるため、植付手段及
び苗移送手段になんら影響を及ぼすことなく単独で苗供
給タイミングの調整が行えるようになる。
グ設定手段を全て駆動体からの動力で駆動する場合に比
べ、駆動体の大型化、重量増が防止できる。前記タイミ
ング設定手段は、苗の供給タイミングを調整可能に構成
するのが好ましい。これによって、作物の種類等に応じ
て植付株間を変更できるようになる。また、苗の供給タ
イミングの調整は、前記転動輪の回転動力をタイミング
設定手段に伝達する伝達部材の組み換えにより行うのが
好ましい。この場合、伝達部材がチェーン伝動機構やベ
ルト伝動機構等で構成されている場合には、そのスプロ
ケットやプーリを径の異なるものに組み換えることによ
り容易にタイミング調整可能となる。また、この際、タ
イミング設定手段は、植付手段及び苗移送手段とは別の
駆動源によって駆動されるものであるため、植付手段及
び苗移送手段になんら影響を及ぼすことなく単独で苗供
給タイミングの調整が行えるようになる。
【0008】本発明にかかる前記苗移送手段は、苗を挟
持して下方に移送する一対の苗移送ベルトを有し、各苗
移送ベルトの移送始端が、互いに上下にずらされるとと
もに、対向方向にオーバーラップして配置されることを
特徴としている。これにより、一対の苗移送ベルトの移
送始端に確実に苗を挟み込むことができるようになり、
苗の供給が容易且つ良好に行えるようになる。また、苗
移送手段は、苗の一端部側を挟持して下方に移送する一
対の苗移送ベルトを有し、各苗移送ベルトの移送始端
が、互いに上下位置がずらされて配置され、且つ下側に
配置される苗移送ベルトの移送始端に、苗の他端部側を
下側から支持する支持部材が備えられていることを特徴
としている。これにより、苗が傾いた状態で苗移送ベル
トに挟持されるようなことを防止でき、よって適正な植
付姿勢で苗を植付けることができるようになる。
持して下方に移送する一対の苗移送ベルトを有し、各苗
移送ベルトの移送始端が、互いに上下にずらされるとと
もに、対向方向にオーバーラップして配置されることを
特徴としている。これにより、一対の苗移送ベルトの移
送始端に確実に苗を挟み込むことができるようになり、
苗の供給が容易且つ良好に行えるようになる。また、苗
移送手段は、苗の一端部側を挟持して下方に移送する一
対の苗移送ベルトを有し、各苗移送ベルトの移送始端
が、互いに上下位置がずらされて配置され、且つ下側に
配置される苗移送ベルトの移送始端に、苗の他端部側を
下側から支持する支持部材が備えられていることを特徴
としている。これにより、苗が傾いた状態で苗移送ベル
トに挟持されるようなことを防止でき、よって適正な植
付姿勢で苗を植付けることができるようになる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1及び図2には、本発明の実施
形態に係る移植機1を示しており、この移植機1は、左
右一対の前輪2及び後輪3を有する走行機体4と、該走
行機体4上の運転席5からオペレータにより苗Nが供給
され、且つ供給された苗Nを下方に移送する苗移送手段
6と、該苗移送手段6により移送された苗Nを受け取っ
て畝Rに植え付ける植付手段7と、畝Rに植付溝を形成
する作溝手段8と、畝Rの上面を転動するとともに植付
けた苗Nの左右両側を覆土、鎮圧する鎮圧手段9とを備
えて主構成された、半自動形の乗用移植機とされてい
る。
を参照して説明する。図1及び図2には、本発明の実施
形態に係る移植機1を示しており、この移植機1は、左
右一対の前輪2及び後輪3を有する走行機体4と、該走
行機体4上の運転席5からオペレータにより苗Nが供給
され、且つ供給された苗Nを下方に移送する苗移送手段
6と、該苗移送手段6により移送された苗Nを受け取っ
て畝Rに植え付ける植付手段7と、畝Rに植付溝を形成
する作溝手段8と、畝Rの上面を転動するとともに植付
けた苗Nの左右両側を覆土、鎮圧する鎮圧手段9とを備
えて主構成された、半自動形の乗用移植機とされてい
る。
【0010】走行機体4は、長手方向を前後に向けた平
面視長方形枠形の走行フレーム10を有し、この走行フ
レーム10の後端部にハンドル11を後斜め上方に延伸
して備えている。走行フレーム10の後部上側には、エ
ンジン(駆動体)Eが備えられ、後部下側にはミッショ
ンケースM及び油圧タンクTが前後に並べて備えられ、
前後中途部上側に前記運転席5が備えられている。ま
た、運転席5とエンジンEとの前後間には、左右方向の
傾斜地等で走行機体4を水平に保つための油圧式の水平
制御機構35が設けられている。
面視長方形枠形の走行フレーム10を有し、この走行フ
レーム10の後端部にハンドル11を後斜め上方に延伸
して備えている。走行フレーム10の後部上側には、エ
ンジン(駆動体)Eが備えられ、後部下側にはミッショ
ンケースM及び油圧タンクTが前後に並べて備えられ、
前後中途部上側に前記運転席5が備えられている。ま
た、運転席5とエンジンEとの前後間には、左右方向の
傾斜地等で走行機体4を水平に保つための油圧式の水平
制御機構35が設けられている。
【0011】走行フレーム10は、運転席5の後部下側
に左右方向に延伸する取付部材12を有し、該取付部材
12の端部には、苗箱やコンテナ等を載置可能な載置台
13が取り付けられている。ミッションケースMの左右
両側には車輪伝動軸14が突設され、該車輪伝動軸14
には伝動ケース15の上部が接続され、伝動ケース15
の下部に前記後輪3が回転自在に取り付けられている。
そして、エンジンEからの動力は、巻掛伝動機構等を介
してミッションケースM内に入力されるとともに、車輪
伝動軸14から伝動ケース15内の動力伝達機構を経て
左右一対の後輪3に伝達され、ここに後輪3が移植機1
の走行駆動輪として構成されている。
に左右方向に延伸する取付部材12を有し、該取付部材
12の端部には、苗箱やコンテナ等を載置可能な載置台
13が取り付けられている。ミッションケースMの左右
両側には車輪伝動軸14が突設され、該車輪伝動軸14
には伝動ケース15の上部が接続され、伝動ケース15
の下部に前記後輪3が回転自在に取り付けられている。
そして、エンジンEからの動力は、巻掛伝動機構等を介
してミッションケースM内に入力されるとともに、車輪
伝動軸14から伝動ケース15内の動力伝達機構を経て
左右一対の後輪3に伝達され、ここに後輪3が移植機1
の走行駆動輪として構成されている。
【0012】走行フレーム10の前側左右側部には上下
方向の保持筒16が設けられ、該保持筒16に、上下位
置調整自在で回動自在に支持杆17が挿入され、この支
持杆17の下端部に前記前輪2が回転自在に設けられて
おり、この前輪2は、左右操向ペダル49によって操向
操作されるようになっている。前記走行フレーム10の
枠内の前部側には、枢軸19を介して移植フレーム18
の前端部が揺動自在に支持されている。この移植フレー
ム18は、上下方向に延伸する第1支持部20と、第1
支持部20の下端部に固定されるとともに後方に延伸す
る第2支持部21とを有して側面視L字状を呈し、第1
支持部20に前記苗移送手段6が支持され、第2支持部
に前記植付手段7及び鎮圧手段9がそれぞれ支持される
ようになっている。
方向の保持筒16が設けられ、該保持筒16に、上下位
置調整自在で回動自在に支持杆17が挿入され、この支
持杆17の下端部に前記前輪2が回転自在に設けられて
おり、この前輪2は、左右操向ペダル49によって操向
操作されるようになっている。前記走行フレーム10の
枠内の前部側には、枢軸19を介して移植フレーム18
の前端部が揺動自在に支持されている。この移植フレー
ム18は、上下方向に延伸する第1支持部20と、第1
支持部20の下端部に固定されるとともに後方に延伸す
る第2支持部21とを有して側面視L字状を呈し、第1
支持部20に前記苗移送手段6が支持され、第2支持部
に前記植付手段7及び鎮圧手段9がそれぞれ支持される
ようになっている。
【0013】第2支持部21の後端部は、バネ等の付勢
手段22によって下方に付勢され、鎮圧手段9を畝R上
面に押しつけるように構成している。このように移植フ
レーム18を揺動自在に備えることで、植付手段7及び
鎮圧手段9を畝Rの凹凸に追従可能であり、更に、苗移
送手段6及び植付手段7を同一の移植フレーム18に支
持することによって、移植フレーム18が揺動したとし
ても両者6,7の相対位置が変わらず、苗受け渡しが円
滑に行えるようになっている。
手段22によって下方に付勢され、鎮圧手段9を畝R上
面に押しつけるように構成している。このように移植フ
レーム18を揺動自在に備えることで、植付手段7及び
鎮圧手段9を畝Rの凹凸に追従可能であり、更に、苗移
送手段6及び植付手段7を同一の移植フレーム18に支
持することによって、移植フレーム18が揺動したとし
ても両者6,7の相対位置が変わらず、苗受け渡しが円
滑に行えるようになっている。
【0014】また、図3にも示すように、移植フレーム
18の前部側には上下複数(図例では3個)の取付孔2
0Aが形成され、この取付孔20Aのいずれかを選択し
て枢軸19を挿通することで、移植フレーム18の前部
側の高さを多段調整可能であり、更に、付勢手段22の
上端部は、走行フレーム10に対して上下多段階に取付
け変更可能(この詳細については後述する)とされてお
り、これによって移植フレーム18の後部側の高さも多
段調整可能である。このような構成を採用することによ
って、畝Rの高さ等に応じて植付手段7及び鎮圧手段9
の高さを全体的に調整できる。
18の前部側には上下複数(図例では3個)の取付孔2
0Aが形成され、この取付孔20Aのいずれかを選択し
て枢軸19を挿通することで、移植フレーム18の前部
側の高さを多段調整可能であり、更に、付勢手段22の
上端部は、走行フレーム10に対して上下多段階に取付
け変更可能(この詳細については後述する)とされてお
り、これによって移植フレーム18の後部側の高さも多
段調整可能である。このような構成を採用することによ
って、畝Rの高さ等に応じて植付手段7及び鎮圧手段9
の高さを全体的に調整できる。
【0015】特に、付勢手段22上端部の走行機体4に
対する取付位置を上下に調整自在とすることで、例え
ば、高い畝Rに対応するために移植フレーム18を高く
しても、付勢手段22のバネ圧が必要以上に増大するこ
ともなく、鎮圧手段9の畝Rへの沈み込みも防止できる
のである。また、図1及び図3に示すように、移植フレ
ーム18はやや後方に傾斜して配置されており、これに
よって苗移送手段6も後方へ傾斜し、その上端部(苗の
供給部)を運転席5に可及的に近づけるように配置され
ている。これによってオペレータは楽な姿勢で苗Nの供
給を行えるようになり、作業負担が軽減されるようにな
っている。
対する取付位置を上下に調整自在とすることで、例え
ば、高い畝Rに対応するために移植フレーム18を高く
しても、付勢手段22のバネ圧が必要以上に増大するこ
ともなく、鎮圧手段9の畝Rへの沈み込みも防止できる
のである。また、図1及び図3に示すように、移植フレ
ーム18はやや後方に傾斜して配置されており、これに
よって苗移送手段6も後方へ傾斜し、その上端部(苗の
供給部)を運転席5に可及的に近づけるように配置され
ている。これによってオペレータは楽な姿勢で苗Nの供
給を行えるようになり、作業負担が軽減されるようにな
っている。
【0016】第1支持部20及び苗移送手段6の下方に
は、作溝手段8を構成する左右一対の回転円板よりなる
作溝器46が配設されており、移植フレーム18をやや
後方傾斜状とすることによりその下方スペースを広くす
ることができるため、作溝器46を可及的に植付手段7
側に近づけることが可能となり、これによって、植付溝
を形成したのち即座に苗を植え付けることができるよう
になっている。なお、作溝器46は、回転円板状に形成
するに限らず、矩形板状等に形成することができる。
は、作溝手段8を構成する左右一対の回転円板よりなる
作溝器46が配設されており、移植フレーム18をやや
後方傾斜状とすることによりその下方スペースを広くす
ることができるため、作溝器46を可及的に植付手段7
側に近づけることが可能となり、これによって、植付溝
を形成したのち即座に苗を植え付けることができるよう
になっている。なお、作溝器46は、回転円板状に形成
するに限らず、矩形板状等に形成することができる。
【0017】前記付勢手段22は、図4及び図5に示す
ように、移植フレーム18の後端に左右方向の支軸23
を介して揺動自在に取り付けられた筒状の雄ネジ体24
と、該雄ネジ体24に軸方向摺動自在に挿入されたロッ
ド25と、該雄ネジ体24の外周ネジ部に螺合する調整
ねじ26と、ロッド25上部に固定されたバネ受け27
と、調整ネジ26の上面側に設けられたバネ受け28
と、両バネ受け27,28間に介装された圧縮コイルバ
ネよりなる弾性部材29と、雄ネジ体24に対するロッ
ド26の抜止をなす抜止ピン及び座30と、を有する。
ように、移植フレーム18の後端に左右方向の支軸23
を介して揺動自在に取り付けられた筒状の雄ネジ体24
と、該雄ネジ体24に軸方向摺動自在に挿入されたロッ
ド25と、該雄ネジ体24の外周ネジ部に螺合する調整
ねじ26と、ロッド25上部に固定されたバネ受け27
と、調整ネジ26の上面側に設けられたバネ受け28
と、両バネ受け27,28間に介装された圧縮コイルバ
ネよりなる弾性部材29と、雄ネジ体24に対するロッ
ド26の抜止をなす抜止ピン及び座30と、を有する。
【0018】そして、前記取付部材12には、上下に多
数(図例では6個)の係合溝32を有する位置決め体3
1が設けられており、この位置決め体31のいずれかの
係合溝32を選択して前記ロッド25の上端部を係合さ
せることにより、付勢手段22の走行フレーム10に対
する取付位置が上下多段調整可能とされている。また、
ロッド25は、移植フレーム18との間に架設した戻し
バネ34によって、係合溝32に係合する方向へ付勢さ
れており、ロッド25上端のレバー33を介してロッド
25を前方揺動することにより係合溝32から離脱可能
である。
数(図例では6個)の係合溝32を有する位置決め体3
1が設けられており、この位置決め体31のいずれかの
係合溝32を選択して前記ロッド25の上端部を係合さ
せることにより、付勢手段22の走行フレーム10に対
する取付位置が上下多段調整可能とされている。また、
ロッド25は、移植フレーム18との間に架設した戻し
バネ34によって、係合溝32に係合する方向へ付勢さ
れており、ロッド25上端のレバー33を介してロッド
25を前方揺動することにより係合溝32から離脱可能
である。
【0019】また、前記調整ネジ26を上側又は下側に
螺進することにより弾性部材29の圧縮量を変えること
ができ、これによって移植フレーム18の下方付勢力を
調整可能である。上述のように、移植フレーム18の前
部側及び後部側をそれぞれ個別に上下位置調整自在とし
ていることから、移植フレーム18の傾斜角度を調整す
ることが可能であり、また、前記位置決め体31の係合
溝32の数は、移植フレーム18前部側の取付孔20A
の数よりも多く形成され、その調整量を細かに設定でき
るようになっている。これにより、移植フレーム18の
傾斜角度を微妙に変化させることができ、苗移送手段6
の後方傾斜もオペレータの好みや体格に応じて細かく変
化させることができるため、苗Nの供給をより容易に行
い得るものとなっている。
螺進することにより弾性部材29の圧縮量を変えること
ができ、これによって移植フレーム18の下方付勢力を
調整可能である。上述のように、移植フレーム18の前
部側及び後部側をそれぞれ個別に上下位置調整自在とし
ていることから、移植フレーム18の傾斜角度を調整す
ることが可能であり、また、前記位置決め体31の係合
溝32の数は、移植フレーム18前部側の取付孔20A
の数よりも多く形成され、その調整量を細かに設定でき
るようになっている。これにより、移植フレーム18の
傾斜角度を微妙に変化させることができ、苗移送手段6
の後方傾斜もオペレータの好みや体格に応じて細かく変
化させることができるため、苗Nの供給をより容易に行
い得るものとなっている。
【0020】図2及び図5に示すように、前記鎮圧手段
9は、植付手段7の植付体56の左右外側に配置された
一対の鎮圧輪36と、第2支持部21の左右外面に軸3
8を介して上下揺動自在に取り付けられた一対のアーム
37とを有し、各アーム37の後端に各鎮圧輪36がそ
れぞれ軸36Aを介して回転自在に取り付けられてお
り、苗Nの左右各側の畝高さが相互に異なる場合であっ
ても各鎮圧輪36が個別に上下に揺動して対応可能であ
る。また、アーム37と第2支持部21との間には、バ
ネ等の付勢部材39が介装されており、左右鎮圧輪36
をそれぞれ下方に付勢するようになっている。
9は、植付手段7の植付体56の左右外側に配置された
一対の鎮圧輪36と、第2支持部21の左右外面に軸3
8を介して上下揺動自在に取り付けられた一対のアーム
37とを有し、各アーム37の後端に各鎮圧輪36がそ
れぞれ軸36Aを介して回転自在に取り付けられてお
り、苗Nの左右各側の畝高さが相互に異なる場合であっ
ても各鎮圧輪36が個別に上下に揺動して対応可能であ
る。また、アーム37と第2支持部21との間には、バ
ネ等の付勢部材39が介装されており、左右鎮圧輪36
をそれぞれ下方に付勢するようになっている。
【0021】前記苗移送手段6は、図6及び図7に示す
ように、第1支持部20の後方に配設された左右一対の
移送ベルト(移送体)40を有し、各移送ベルト40
は、それぞれ第1支持部20に回転自在に支持された上
下のプーリ41,42に巻掛けられており、左右の下プ
ーリ42の支軸42Aにはスプロケット42Bが取り付
けられ、第1支持部20の下部側にはエンジンEからの
動力が伝達される第1入力軸43が回転自在に支持され
るとともに、該入力軸43にスプロケット43Bが取り
付けられ、これら3つのスプロケット42B,42B,
43Bに1本の伝動チェーン44を巻掛けることによっ
て、第1入力軸43の回転動力を左右下プーリ42に伝
達し、左右移送ベルト40を同期して矢示A方向に回走
駆動可能である。
ように、第1支持部20の後方に配設された左右一対の
移送ベルト(移送体)40を有し、各移送ベルト40
は、それぞれ第1支持部20に回転自在に支持された上
下のプーリ41,42に巻掛けられており、左右の下プ
ーリ42の支軸42Aにはスプロケット42Bが取り付
けられ、第1支持部20の下部側にはエンジンEからの
動力が伝達される第1入力軸43が回転自在に支持され
るとともに、該入力軸43にスプロケット43Bが取り
付けられ、これら3つのスプロケット42B,42B,
43Bに1本の伝動チェーン44を巻掛けることによっ
て、第1入力軸43の回転動力を左右下プーリ42に伝
達し、左右移送ベルト40を同期して矢示A方向に回走
駆動可能である。
【0022】そして、オペレータが左右移送ベルト40
の上端(移送始端)間に苗Nを供給することによって、
該苗Nを左右移送ベルト40で挟持しながら下方へ移送
し、その下端(移送終端)において植付手段7に受け渡
す構成となっている。左右移送ベルト40において、右
移送ベルト40Rの上端は、左移送ベルト40Lの上端
よりも低位置に配置され、且つ左移送ベルト40Lに対
して寸法Lだけ左右方向にオーバーラップするように
(食い込むように)配置されており、これによって、移
送始端において苗Nを略上下から挟み込んで滑りや浮き
上がりを防止し、確実に苗Nを挟持して移送可能であ
る。
の上端(移送始端)間に苗Nを供給することによって、
該苗Nを左右移送ベルト40で挟持しながら下方へ移送
し、その下端(移送終端)において植付手段7に受け渡
す構成となっている。左右移送ベルト40において、右
移送ベルト40Rの上端は、左移送ベルト40Lの上端
よりも低位置に配置され、且つ左移送ベルト40Lに対
して寸法Lだけ左右方向にオーバーラップするように
(食い込むように)配置されており、これによって、移
送始端において苗Nを略上下から挟み込んで滑りや浮き
上がりを防止し、確実に苗Nを挟持して移送可能であ
る。
【0023】また、右移送ベルト40Rの上プーリ41
は、第1支持部20に回転自在に取り付けられた支軸4
1Aに固定され、該支軸41Aは後方に延伸されるとと
もに、該延伸部分に支持ローラ(支持部材)45が固定
されており、この支持ローラ45は、上プーリ41とと
もに一体的に回転するとともに、苗供給時に苗Nの葉部
を下側から支持することによって苗Nの上下の傾き防止
を図り、適正な姿勢で苗Nを挟持して植付手段7に受け
渡すことによって、該植付手段7による植付姿勢を崩す
ことがないように配慮されている。
は、第1支持部20に回転自在に取り付けられた支軸4
1Aに固定され、該支軸41Aは後方に延伸されるとと
もに、該延伸部分に支持ローラ(支持部材)45が固定
されており、この支持ローラ45は、上プーリ41とと
もに一体的に回転するとともに、苗供給時に苗Nの葉部
を下側から支持することによって苗Nの上下の傾き防止
を図り、適正な姿勢で苗Nを挟持して植付手段7に受け
渡すことによって、該植付手段7による植付姿勢を崩す
ことがないように配慮されている。
【0024】なお、支持ローラ45は、支軸41Aに対
して遊転自在に取り付けても良く、また、ローラ状に形
成するに限らず板状等に形成してもよい。但し、上プー
リ41と一体的に回転することにより、苗Nの移動を円
滑にして確実に移送ベルト40間に挟持することができ
るようになっている。前記苗移送手段6の上部側には、
該苗移送手段6に対する苗Nの供給タイミングを設定す
るタイミング設定手段50が備えられており、このタイ
ミング設定手段50にしたがって苗移送手段6に一定の
タイミングで苗Nを供給することで、一定の株間での苗
植付を可能としている。
して遊転自在に取り付けても良く、また、ローラ状に形
成するに限らず板状等に形成してもよい。但し、上プー
リ41と一体的に回転することにより、苗Nの移動を円
滑にして確実に移送ベルト40間に挟持することができ
るようになっている。前記苗移送手段6の上部側には、
該苗移送手段6に対する苗Nの供給タイミングを設定す
るタイミング設定手段50が備えられており、このタイ
ミング設定手段50にしたがって苗移送手段6に一定の
タイミングで苗Nを供給することで、一定の株間での苗
植付を可能としている。
【0025】このタイミング設定手段50は、左苗移送
ベルト40Lの上プーリ41の支軸41Aに対して相対
回転自在に外嵌された筒軸51と、該筒軸51に取り付
けられたプーリ52と、第1支持部20から外方突出す
るブラケット20Aに回転自在に取り付けられたプーリ
53と、両プーリ52,53に巻掛けられたタイミング
設定ベルト54とを有して構成されている。前記タイミ
ング設定ベルト54は、苗移送ベルト40Lの前側に配
置され、且つ苗移送ベルト40Lよりも細幅に形成され
ており、その外周部に等間隔をおいて多数の突起(目
印)54Aを突設している。
ベルト40Lの上プーリ41の支軸41Aに対して相対
回転自在に外嵌された筒軸51と、該筒軸51に取り付
けられたプーリ52と、第1支持部20から外方突出す
るブラケット20Aに回転自在に取り付けられたプーリ
53と、両プーリ52,53に巻掛けられたタイミング
設定ベルト54とを有して構成されている。前記タイミ
ング設定ベルト54は、苗移送ベルト40Lの前側に配
置され、且つ苗移送ベルト40Lよりも細幅に形成され
ており、その外周部に等間隔をおいて多数の突起(目
印)54Aを突設している。
【0026】そして、後述する駆動手段を介してタイミ
ング設定ベルト54を循環回走することで、突起54A
の位置に合わせて一定のタイミングで苗移送手段6に苗
Nを供給することが可能となっている。図1〜図4及び
図8に示すように、植付手段7は、ゴム材、樹脂材等に
より形成された左右一対の可撓性円板(植付ディスク)
によって苗を挟持する植付体56を備え、該植付体56
は、第2支持部21に回転自在に支持された左右方向の
回動軸57に取り付けられている。58は、植付体56
の前下部の略1/4円の範囲において該植付体56を左
右から押圧する遊転自在な押圧輪であり、その押圧作用
により苗Nを左右から挟持可能としている。
ング設定ベルト54を循環回走することで、突起54A
の位置に合わせて一定のタイミングで苗移送手段6に苗
Nを供給することが可能となっている。図1〜図4及び
図8に示すように、植付手段7は、ゴム材、樹脂材等に
より形成された左右一対の可撓性円板(植付ディスク)
によって苗を挟持する植付体56を備え、該植付体56
は、第2支持部21に回転自在に支持された左右方向の
回動軸57に取り付けられている。58は、植付体56
の前下部の略1/4円の範囲において該植付体56を左
右から押圧する遊転自在な押圧輪であり、その押圧作用
により苗Nを左右から挟持可能としている。
【0027】そして、苗移送手段6により移送された苗
Nの葉部を植付体56の前部側で挟持し、約1/4回転
することにより苗Nを縦向きに姿勢変更し、挟持力を解
放することで植付溝に苗Nを放出するようになってい
る。上記苗移送手段6及び植付手段7は、エンジンEか
らの動力がミッションケースM及び第1伝達部材61
(図3、図4参照)を介して伝達されることによって駆
動し、他方、タイミング設定手段50は、接地すること
により走行機体4の進行に伴って自転する転動輪62の
回転動力が第2伝達部材84(図4参照)を介して伝達
されることにより駆動するようになっている。
Nの葉部を植付体56の前部側で挟持し、約1/4回転
することにより苗Nを縦向きに姿勢変更し、挟持力を解
放することで植付溝に苗Nを放出するようになってい
る。上記苗移送手段6及び植付手段7は、エンジンEか
らの動力がミッションケースM及び第1伝達部材61
(図3、図4参照)を介して伝達されることによって駆
動し、他方、タイミング設定手段50は、接地すること
により走行機体4の進行に伴って自転する転動輪62の
回転動力が第2伝達部材84(図4参照)を介して伝達
されることにより駆動するようになっている。
【0028】これによって、従来の移植機のように、タ
イミング設定手段50だけでなく苗移送手段6及び植付
手段7を転動輪62の回転動力にて駆動する場合に比べ
て転動輪62に対する負荷が小さくなり、該転動輪62
のスリップが防止されてタイミング設定手段50を確実
に駆動でき、他方、苗移送手段6及び植付手段7はエン
ジンEからの動力にて走行機体4の進行に伴い確実に駆
動できるようになっている。図3及び図4に示すよう
に、前記第1伝達部材61は、走行フレーム10に回転
自在に支持された左右方向のカウンタ軸63と、このカ
ウンタ軸63の端部に相対回転自在に外嵌された筒状の
伝達軸64と、ミッションケースMから左右外方に突出
するPTO軸65と前記伝達軸64とを連動連結するチ
ェーン及びスプロケットよりなる第1巻掛伝動機構66
と、伝達軸64とカウンタ軸63との間の動力伝達を断
接する植付クラッチ67と、カウンタ軸63の後方にお
いて走行フレーム10に回転自在に支持された左右方向
の第1中継軸68と、この第1中継軸68とカウンタ軸
63とを連動連結するチェーン及びスプロケットよりな
る第2巻掛伝動機構69と、第1中継軸68にベベルギ
ヤ伝動機構70を介して接続された前後方向の第2中継
軸71と、該第2中継軸71にユニバーサルジョイント
よりなる第1継手72を介して接続された前後方向の伝
動軸73とを有している。
イミング設定手段50だけでなく苗移送手段6及び植付
手段7を転動輪62の回転動力にて駆動する場合に比べ
て転動輪62に対する負荷が小さくなり、該転動輪62
のスリップが防止されてタイミング設定手段50を確実
に駆動でき、他方、苗移送手段6及び植付手段7はエン
ジンEからの動力にて走行機体4の進行に伴い確実に駆
動できるようになっている。図3及び図4に示すよう
に、前記第1伝達部材61は、走行フレーム10に回転
自在に支持された左右方向のカウンタ軸63と、このカ
ウンタ軸63の端部に相対回転自在に外嵌された筒状の
伝達軸64と、ミッションケースMから左右外方に突出
するPTO軸65と前記伝達軸64とを連動連結するチ
ェーン及びスプロケットよりなる第1巻掛伝動機構66
と、伝達軸64とカウンタ軸63との間の動力伝達を断
接する植付クラッチ67と、カウンタ軸63の後方にお
いて走行フレーム10に回転自在に支持された左右方向
の第1中継軸68と、この第1中継軸68とカウンタ軸
63とを連動連結するチェーン及びスプロケットよりな
る第2巻掛伝動機構69と、第1中継軸68にベベルギ
ヤ伝動機構70を介して接続された前後方向の第2中継
軸71と、該第2中継軸71にユニバーサルジョイント
よりなる第1継手72を介して接続された前後方向の伝
動軸73とを有している。
【0029】そして、エンジンEからの動力はミッショ
ンケースMのPTO軸65から第1巻掛伝動機構66に
より減速されて伝達軸64に伝達され、該伝達軸64か
ら植付クラッチ67を介してカウンタ軸63に伝達さ
れ、該カウンタ軸63から第2巻掛伝動機構69により
減速されて第1中継軸68に伝達され、該第1中継軸6
8からベベルギヤ伝動機構70、第2中継軸71、第1
継手72を介して伝動軸73に伝達される。前記伝動軸
73は、後部側の第1伝動軸74と、前部側の第2伝動
軸75とを有し、両者はユニバーサルジョイントよりな
る第2継手76を介して接続されている。
ンケースMのPTO軸65から第1巻掛伝動機構66に
より減速されて伝達軸64に伝達され、該伝達軸64か
ら植付クラッチ67を介してカウンタ軸63に伝達さ
れ、該カウンタ軸63から第2巻掛伝動機構69により
減速されて第1中継軸68に伝達され、該第1中継軸6
8からベベルギヤ伝動機構70、第2中継軸71、第1
継手72を介して伝動軸73に伝達される。前記伝動軸
73は、後部側の第1伝動軸74と、前部側の第2伝動
軸75とを有し、両者はユニバーサルジョイントよりな
る第2継手76を介して接続されている。
【0030】第1伝動軸74は、第1継手72に後端が
接続された筒状の第1軸部74Aと、該第1軸部74A
にスプライン構造等を介して前後摺動自在で且つ一体回
転自在に内嵌され、前端が第2継手76に接続された第
2軸部74Bとを有し、この第1、第2軸部74A,7
4Bの相対摺動により前後に伸縮自在とされたテレスコ
ピック構造の摺動軸に構成されている。第2伝動軸75
は、その後部側が移植フレーム18の第2支持部21に
対してベアリングを介して回転自在に支持され、その前
端部が第1支持部20にまで延伸されるとともに、前記
第1入力軸43(図7参照)に接続されており、これに
よって苗移送手段6に動力が伝達される。
接続された筒状の第1軸部74Aと、該第1軸部74A
にスプライン構造等を介して前後摺動自在で且つ一体回
転自在に内嵌され、前端が第2継手76に接続された第
2軸部74Bとを有し、この第1、第2軸部74A,7
4Bの相対摺動により前後に伸縮自在とされたテレスコ
ピック構造の摺動軸に構成されている。第2伝動軸75
は、その後部側が移植フレーム18の第2支持部21に
対してベアリングを介して回転自在に支持され、その前
端部が第1支持部20にまで延伸されるとともに、前記
第1入力軸43(図7参照)に接続されており、これに
よって苗移送手段6に動力が伝達される。
【0031】また、移植フレーム18上には、左右方向
の第3中継軸77が回転自在に支持されており、この第
3中継軸77と第2伝動軸75の前後中途部とが、ベベ
ルギヤ伝動機構78にて接続されている。第3中継軸7
7と植付体56の回動軸57とは、チェーン及びスプロ
ケットよりなる第3巻掛伝動機構79により連動連結さ
れ、第3中継軸77に伝達された動力がさらに第3巻掛
伝動機構79により減速されて回動軸57に伝達され
る。したがって、植付体56は、伝動軸73の分岐動力
にて回転駆動するものとなっている。
の第3中継軸77が回転自在に支持されており、この第
3中継軸77と第2伝動軸75の前後中途部とが、ベベ
ルギヤ伝動機構78にて接続されている。第3中継軸7
7と植付体56の回動軸57とは、チェーン及びスプロ
ケットよりなる第3巻掛伝動機構79により連動連結さ
れ、第3中継軸77に伝達された動力がさらに第3巻掛
伝動機構79により減速されて回動軸57に伝達され
る。したがって、植付体56は、伝動軸73の分岐動力
にて回転駆動するものとなっている。
【0032】上記のような構成によって、植付手段7及
び苗移送手段6にエンジン(駆動体)Eからの動力を確
実に伝達し、走行機体4の進行に伴った移植が確実に行
えるようになっている。また、走行フレーム10側と移
植フレーム18側との間に配設される第1伝動軸74
は、移植フレーム18(植付手段7及び鎮圧手段9)の
揺動及び高さ調整に追従して伸縮自在であり、これによ
り、両フレーム10,18間の動力伝達が簡単な構成で
確実に行えるようになっている。
び苗移送手段6にエンジン(駆動体)Eからの動力を確
実に伝達し、走行機体4の進行に伴った移植が確実に行
えるようになっている。また、走行フレーム10側と移
植フレーム18側との間に配設される第1伝動軸74
は、移植フレーム18(植付手段7及び鎮圧手段9)の
揺動及び高さ調整に追従して伸縮自在であり、これによ
り、両フレーム10,18間の動力伝達が簡単な構成で
確実に行えるようになっている。
【0033】そして、第1伝達部材61(特に伝動軸7
3)は、走行機体4の左右一側寄りに偏って前後方向に
配置されているため、左右略中央の植付手段7、苗移送
手段6等の配置スペースを損なうこともなく、また、前
後方向の伝動軸73を用いることにより第1伝達部材6
1自体の配置スペースを幅狭く収めることができる。な
お、前記植付クラッチ67は、運転席5の側方に備えた
植付クラッチレバー80により入切操作されるようにな
っている。この植付クラッチレバー80は、図4、図9
及び図10に示すように、その下端部の筒部80Aが、
前記取付部材12にブラケットを介して設けられた枢軸
81に回動自在に外嵌され、筒部80Aの下面には下方
突出状の突片80Bが設けられ、この突片80Bと植付
クラッチ67とが、ロッド82A,82B及び中継リン
ク82Cよりなる連動具82にて接続されている。そし
て、植付クラッチレバー80を前側に倒したとき(図1
0の実線の状態)にクラッチ67が接続され、後側に揺
動して立設したとき(同図の2点鎖線の状態)にクラッ
チ67が切断されるようになっている。
3)は、走行機体4の左右一側寄りに偏って前後方向に
配置されているため、左右略中央の植付手段7、苗移送
手段6等の配置スペースを損なうこともなく、また、前
後方向の伝動軸73を用いることにより第1伝達部材6
1自体の配置スペースを幅狭く収めることができる。な
お、前記植付クラッチ67は、運転席5の側方に備えた
植付クラッチレバー80により入切操作されるようにな
っている。この植付クラッチレバー80は、図4、図9
及び図10に示すように、その下端部の筒部80Aが、
前記取付部材12にブラケットを介して設けられた枢軸
81に回動自在に外嵌され、筒部80Aの下面には下方
突出状の突片80Bが設けられ、この突片80Bと植付
クラッチ67とが、ロッド82A,82B及び中継リン
ク82Cよりなる連動具82にて接続されている。そし
て、植付クラッチレバー80を前側に倒したとき(図1
0の実線の状態)にクラッチ67が接続され、後側に揺
動して立設したとき(同図の2点鎖線の状態)にクラッ
チ67が切断されるようになっている。
【0034】前記タイミング設定ベルト54を回走駆動
する駆動手段は、図4、図9及び図10に示すように、
畝R間の溝に接地して回転、走行する前記転動輪62
と、該転動輪62の回転動力を前記タイミング設定ベル
ト54に伝達する前記第2伝達部材84とを有する。前
記転動輪62としては、鉄車輪、ソリッドゴムタイヤ、
空気入りゴムタイヤ等が採用され、外周部に羽根やラグ
等のスリップ防止部材62Aが設けられており、移植機
1の走行に伴ってスリップすることなく確実に回転(自
転)するようになっている。
する駆動手段は、図4、図9及び図10に示すように、
畝R間の溝に接地して回転、走行する前記転動輪62
と、該転動輪62の回転動力を前記タイミング設定ベル
ト54に伝達する前記第2伝達部材84とを有する。前
記転動輪62としては、鉄車輪、ソリッドゴムタイヤ、
空気入りゴムタイヤ等が採用され、外周部に羽根やラグ
等のスリップ防止部材62Aが設けられており、移植機
1の走行に伴ってスリップすることなく確実に回転(自
転)するようになっている。
【0035】また、走行フレーム10の取付部材12に
は、ブラケットを介して枢支軸85が回転自在に支持さ
れており、この枢支軸85にアーム86の上端が上下揺
動自在に枢支されるとともに、アーム86の下端部に転
動輪62が回転自在に支持されている。なお、転動輪6
2は、その自重によって、又はバネ等の付勢手段によっ
て地面に押しつけられ、アーム86の揺動を介して地面
の凹凸に追従して上下動可能である。また、転動輪62
は、畝上面を転動するものであってもよく、この場合、
前記鎮圧輪36を転動輪として構成することもできる。
は、ブラケットを介して枢支軸85が回転自在に支持さ
れており、この枢支軸85にアーム86の上端が上下揺
動自在に枢支されるとともに、アーム86の下端部に転
動輪62が回転自在に支持されている。なお、転動輪6
2は、その自重によって、又はバネ等の付勢手段によっ
て地面に押しつけられ、アーム86の揺動を介して地面
の凹凸に追従して上下動可能である。また、転動輪62
は、畝上面を転動するものであってもよく、この場合、
前記鎮圧輪36を転動輪として構成することもできる。
【0036】前記第2伝達部材84は、転動輪62の回
転軸62Bとアーム86上端の枢支軸85を連動連結す
るスプロケット及びチェーンよりなる第4巻掛伝動機構
87と、この枢支軸85に一端が接続された可撓性を有
するフレキシブルワイヤ(フレキシブルシャフト)より
なる伝動軸88とを有し、この伝動軸88の他端は、移
植フレーム18の第1支持部20に回転自在に支持され
た第2入力軸89(図6及び図7参照)に接続されてい
る。第2入力軸89とタイミング設定ベルト54の回転
軸(筒軸)51とは、スプロケット及びチェーンよりな
る第5、第6、第7巻掛伝動機構90A,90B,90
Cを介して連動連結され、このうち、第1支持部20の
前側に配設される第6巻掛伝動機構90Bの上側スプロ
ケット90Dは着脱自在に備えられると共に、このスプ
ロケット90Dを異なる径のものに組み換えることによ
りタイミング設定ベルト54の回転速度を変更して苗の
供給タイミングを変更可能としている。
転軸62Bとアーム86上端の枢支軸85を連動連結す
るスプロケット及びチェーンよりなる第4巻掛伝動機構
87と、この枢支軸85に一端が接続された可撓性を有
するフレキシブルワイヤ(フレキシブルシャフト)より
なる伝動軸88とを有し、この伝動軸88の他端は、移
植フレーム18の第1支持部20に回転自在に支持され
た第2入力軸89(図6及び図7参照)に接続されてい
る。第2入力軸89とタイミング設定ベルト54の回転
軸(筒軸)51とは、スプロケット及びチェーンよりな
る第5、第6、第7巻掛伝動機構90A,90B,90
Cを介して連動連結され、このうち、第1支持部20の
前側に配設される第6巻掛伝動機構90Bの上側スプロ
ケット90Dは着脱自在に備えられると共に、このスプ
ロケット90Dを異なる径のものに組み換えることによ
りタイミング設定ベルト54の回転速度を変更して苗の
供給タイミングを変更可能としている。
【0037】この際、タイミング設定ベルト54の回転
速度を変更したとしても、苗移送手段6及び植付手段7
の駆動経路には何ら影響を与えず、単独で容易にタイミ
ング調整可能である。また、第1支持部20の前側に配
設されるスプロケット90Dを着脱自在とすることで、
移植機1の前側から容易に交換が行える。第2伝達部材
84は、移植フレーム18と走行フレーム10との間の
動力伝達をフレキシブルシャフト88にて行っているこ
とから、移植フレーム18(植付手段7、鎮圧手段9、
及び苗移送手段6)を揺動又は高さ調整したとしても、
移植フレーム18と走行フレーム10との相対位置変化
に追従して伸縮(弯曲、伸長)し、動力伝達を損なうこ
ともない。
速度を変更したとしても、苗移送手段6及び植付手段7
の駆動経路には何ら影響を与えず、単独で容易にタイミ
ング調整可能である。また、第1支持部20の前側に配
設されるスプロケット90Dを着脱自在とすることで、
移植機1の前側から容易に交換が行える。第2伝達部材
84は、移植フレーム18と走行フレーム10との間の
動力伝達をフレキシブルシャフト88にて行っているこ
とから、移植フレーム18(植付手段7、鎮圧手段9、
及び苗移送手段6)を揺動又は高さ調整したとしても、
移植フレーム18と走行フレーム10との相対位置変化
に追従して伸縮(弯曲、伸長)し、動力伝達を損なうこ
ともない。
【0038】そして、第1伝達部材61(特に伝動軸7
3)を走行機体4の左右一方側に偏って配置し、第2伝
達部材84(特に伝動軸88)を走行機体4の左右他方
側に偏って配置しているために、左右略中央の植付手段
7及び苗移送手段6の配置スペースを損なうことがな
く、左右の重量バランスも好適に図ることができるので
ある。図9及び図10に示すように、上記転動輪62の
アーム86の長手方向中途部には連結杆91の下端部が
枢結され、この連結杆91の上部には長手方向の長孔9
1Aが形成されるとともに、該長孔91Aに植付クラッ
チレバー80から突設した係合ピン80Cが挿入されて
いる。
3)を走行機体4の左右一方側に偏って配置し、第2伝
達部材84(特に伝動軸88)を走行機体4の左右他方
側に偏って配置しているために、左右略中央の植付手段
7及び苗移送手段6の配置スペースを損なうことがな
く、左右の重量バランスも好適に図ることができるので
ある。図9及び図10に示すように、上記転動輪62の
アーム86の長手方向中途部には連結杆91の下端部が
枢結され、この連結杆91の上部には長手方向の長孔9
1Aが形成されるとともに、該長孔91Aに植付クラッ
チレバー80から突設した係合ピン80Cが挿入されて
いる。
【0039】そして、植付クラッチ入り状態(レバー8
0を倒した状態)では、転動輪62が下方に下がって接
地可能であり、クラッチ切り状態(レバー80を立てた
状態)とすると、係合ピン80Cにより連結杆91及び
アーム86が引き上げられ、転動輪62が地面から浮き
上がるようになっている。したがって、植付手段7及び
苗移送手段6への動力が切断されるとほぼ同時に転動輪
62が浮き上がり、枕地等で旋回や移動走行等を行う際
に転動輪62が障害となることはほとんどない。
0を倒した状態)では、転動輪62が下方に下がって接
地可能であり、クラッチ切り状態(レバー80を立てた
状態)とすると、係合ピン80Cにより連結杆91及び
アーム86が引き上げられ、転動輪62が地面から浮き
上がるようになっている。したがって、植付手段7及び
苗移送手段6への動力が切断されるとほぼ同時に転動輪
62が浮き上がり、枕地等で旋回や移動走行等を行う際
に転動輪62が障害となることはほとんどない。
【0040】また、転動輪62が接地しているときに
は、長孔91Aの範囲内でアーム86が上下揺動可能で
ある。本発明は、上記実施形態に限ることなく適宜設計
変更可能であり、例えば、上記の第1〜第7巻掛伝動機
構66,69,79,87,90A〜Cは、プーリ及び
ベルトよりなるベルト伝動機構等の他の伝動機構に置換
でき、移植フレーム18は、高さ調整だけでなく前後又
は左右に位置調整(変更)自在に構成してもよい。
は、長孔91Aの範囲内でアーム86が上下揺動可能で
ある。本発明は、上記実施形態に限ることなく適宜設計
変更可能であり、例えば、上記の第1〜第7巻掛伝動機
構66,69,79,87,90A〜Cは、プーリ及び
ベルトよりなるベルト伝動機構等の他の伝動機構に置換
でき、移植フレーム18は、高さ調整だけでなく前後又
は左右に位置調整(変更)自在に構成してもよい。
【0041】また、第1伝達部材61の第1伝動軸74
を可撓性を有するフレキシブルシャフトにて構成した
り、第2伝達部材84の伝動軸88をテレスコピック構
造等の摺動軸に構成することができる。上記植付体56
は、ディスク形に限らずカップ形や爪形等に置換でき、
タイミング設定ベルト54の突起54Aに代えて、外周
面に色づけ等を行うことにより苗供給のタイミングを計
る目印とすることができる。また、タイミング設定ベル
ト54は、苗Nを載置して横方向に移送するとともに、
前述の苗移送手段6に苗を受け渡す横移送手段として構
成することもできる。
を可撓性を有するフレキシブルシャフトにて構成した
り、第2伝達部材84の伝動軸88をテレスコピック構
造等の摺動軸に構成することができる。上記植付体56
は、ディスク形に限らずカップ形や爪形等に置換でき、
タイミング設定ベルト54の突起54Aに代えて、外周
面に色づけ等を行うことにより苗供給のタイミングを計
る目印とすることができる。また、タイミング設定ベル
ト54は、苗Nを載置して横方向に移送するとともに、
前述の苗移送手段6に苗を受け渡す横移送手段として構
成することもできる。
【0042】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、植
付手段及び苗移送手段をエンジン等の駆動体からの動力
で駆動し、前記タイミング設定手段を、接地することに
より走行体の進行に伴って自転する転動輪の回転動力で
駆動するように構成しているので、植付手段及び苗移送
手段を移植機の走行に伴って確実に駆動でき、他方、転
動輪に対する負荷も小さくなってスリップ防止が図れ、
タイミング設定手段も走行に伴い適正に駆動でき、株間
のバラツキや欠株等を起こすことなく良好に苗移植が行
える。
付手段及び苗移送手段をエンジン等の駆動体からの動力
で駆動し、前記タイミング設定手段を、接地することに
より走行体の進行に伴って自転する転動輪の回転動力で
駆動するように構成しているので、植付手段及び苗移送
手段を移植機の走行に伴って確実に駆動でき、他方、転
動輪に対する負荷も小さくなってスリップ防止が図れ、
タイミング設定手段も走行に伴い適正に駆動でき、株間
のバラツキや欠株等を起こすことなく良好に苗移植が行
える。
【図1】本発明の実施形態にかかる移植機を示す全体側
面図である。
面図である。
【図2】同平面図である。
【図3】植付手段及び苗移送手段に対する動力伝達系を
示す側面図である。
示す側面図である。
【図4】同平面図である。
【図5】移植フレーム後部の取付構造を示す側面図であ
る。
る。
【図6】苗移送手段の背面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】植付手段の背面図である。
【図9】転動輪の正面図である。
【図10】同側面図である。
1 移植機 4 走行機体 6 苗移送手段 7 植付手段 18 移植フレーム 40 苗移送ベルト 50 タイミング設定手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 島隅 和夫 愛知県岡崎市矢作町字西林寺38番地 鋤柄 農機株式会社内 (72)発明者 鋤柄 栄 愛知県岡崎市矢作町字西林寺38番地 鋤柄 農機株式会社内 Fターム(参考) 2B060 AA09 AE01 BA04 CA04 CB06 CC09
Claims (5)
- 【請求項1】 エンジン等の駆動体を搭載した走行機体
に、畝に苗を植え付ける植付手段と、該植付手段に苗を
移送する苗移送手段と、該苗移送手段に対する苗の供給
タイミングを設定するタイミング設定手段とが備えられ
ている移植機において、 前記植付手段及び苗移送手段が前記駆動体からの動力で
駆動され、前記タイミング設定手段が、接地することに
より走行機体の進行に伴って自転する転動輪の回転動力
にて駆動されることを特徴とする移植機。 - 【請求項2】 前記タイミング設定手段による苗の供給
タイミングが調整可能に構成されていることを特徴とす
る請求項1に記載の移植機。 - 【請求項3】 苗供給タイミングの調整が、前記転動輪
の回転動力をタイミング設定手段に伝達する伝達部材の
組み換えにより行われることを特徴とする請求項2に記
載の移植機。 - 【請求項4】 前記苗移送手段は、苗を挟持して下方に
移送する一対の苗移送ベルトを有し、各苗移送ベルトの
移送始端が、互いに上下にずらされるとともに、対向方
向にオーバーラップして配置されることを特徴とする請
求項1〜3のいずれかに記載の移植機。 - 【請求項5】 前記苗移送手段は、苗の一端部側を挟持
して下方に移送する一対の苗移送ベルトを有し、各苗移
送ベルトの移送始端が、互いに上下にずらされて配置さ
れ、且つ下側に配置される苗移送ベルトの移送始端に、
苗の他端部側を下側から支持する支持部材が備えられて
いることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の
移植機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072862A JP3514691B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 移植機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000072862A JP3514691B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 移植機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001251911A true JP2001251911A (ja) | 2001-09-18 |
JP3514691B2 JP3514691B2 (ja) | 2004-03-31 |
Family
ID=18591203
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000072862A Expired - Fee Related JP3514691B2 (ja) | 2000-03-15 | 2000-03-15 | 移植機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3514691B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006166822A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Toshiro Shimomura | 移植機及びそれを備えた移植作業車 |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101790094B1 (ko) * | 2016-05-10 | 2017-11-20 | 라병열 | 고구마순 삽식기 |
KR101813271B1 (ko) * | 2016-10-07 | 2018-01-30 | 라병열 | 고구마순 삽식기 |
-
2000
- 2000-03-15 JP JP2000072862A patent/JP3514691B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006166822A (ja) * | 2004-12-16 | 2006-06-29 | Toshiro Shimomura | 移植機及びそれを備えた移植作業車 |
JP4594062B2 (ja) * | 2004-12-16 | 2010-12-08 | 俊郎 下村 | 移植機及びそれを備えた移植作業車 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3514691B2 (ja) | 2004-03-31 |
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