JP2019058131A - 苗移植機 - Google Patents

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村並  昌実
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Yoshihiko Okubo
大久保  嘉彦
暢宏 山根
Nobuhiro Yamane
暢宏 山根
幸太 東
Kota Azuma
幸太 東
昭雄 田▲崎▼
Akio Tazaki
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Abstract

【課題】本発明では、畝面に形成する植付穴に苗を投入して植付穴周囲の盛り土を鎮圧輪で鎮圧して苗の植え付けを安定する苗移植機で、苗を畝の法面近くに移植する場合でも法面上の盛り土を効果的に鎮圧して移植苗を安定出来るようにすることが課題である。【解決手段】苗供給部7に供給された苗を苗植付装置6の植付カップ26が穿設する植付穴に投入し下方付勢する左右一対の覆土鎮圧輪8,8で苗を挟んで周囲の盛り土を鎮圧して苗を畝に植え付ける苗移植機において、覆土鎮圧輪8,8の外周面を側部の水平接地面8aから対向側に向かって小径に変化する傾斜面8bに形成した畝鎮圧面8cとしたことを特徴とする苗移植機とする。【選択図】図3

Description

本発明は、野菜苗を畝に移植する苗移植機に関する。
苗移植機は、作業者が苗を供給する苗供給装置と昇降して畝面に植付穴を形成しながら苗供給装置から供給された苗を植え付ける苗植付具を有し、苗植付具が作成した植付穴に苗を挿入した後に苗の周囲に盛り上げた土を鎮圧する鼓形状の鎮圧輪を備え、鎮圧輪は外周が畝面と平行な状態で盛り土に接触して平らに鎮圧する(たとえば、特許文献1参照)。移植された苗は移植穴の周囲が鎮圧されるので、倒れず安定した姿勢で植生する。
特開2005−124580号公報
苗は畝の法面近くに植え付けられる場合が有るが、その際は左右一対の鎮圧輪の片側が法面上の盛り土を鎮圧することになって、鎮圧輪の外周が法面と平行にならないために盛り土の鎮圧が充分でなく、移植苗が不安定になって法面側に倒れたり苗の根部が地面上に浮き上がって苗の成長が悪くなる。
本発明では、畝面に形成する植付穴に苗を投入して植付穴周囲の盛り土を鎮圧輪で鎮圧して苗の植え付けを安定する苗移植機で、苗を畝の法面近くに移植する場合でも法面上の盛り土を効果的に鎮圧して移植苗を安定出来るようにすることが課題である。
上記本発明の課題は、次の技術手段により解決される。
請求項1の発明は、苗供給部(7)に供給された苗を苗植付装置(6)の植付カップ(2)(6)が穿設する植付穴に投入し下方付勢する左右一対の覆土鎮圧輪(8,8)で苗を挟んで周囲の盛り土を鎮圧して苗を畝に植え付ける苗移植機において、覆土鎮圧輪(8,8)の外周面を側部の水平接地面(8a)から対向側に向かって小径に変化する傾斜面(8b)に形成した畝鎮圧面(8c)としたことを特徴とする苗移植機とする。
請求項2の発明は、畝鎮圧面(8c)を半球状面としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とする。
請求項3の発明は、畝鎮圧面(8c)を円筒状の水平接地面(8a)と円錐筒状の傾斜面(8b)とし、傾斜面(8b)の先端を丸めたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とする。
請求項4の発明は、覆土鎮圧輪(8,8)を昇降可能に支持する鎮圧輪支持フレーム(38,38)と後輪(5,5)を昇降する走行エクステンションケース(10,(10)を連係部材(43,43)で連結し、左右走行エクステンションケース(10,10)を下方回動して後輪(5,5)を降下して主フレーム(15)の後部を上昇させると鎮圧輪支持フレーム(38,38)が連係部材(43,43)に引かれて覆土鎮圧輪(8,8)を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の苗移植機とする。
請求項5の発明は、苗供給部(7)を苗植付装置(6)の植付カップ(26)に苗を供給する複数の苗供給カップ(32)が周回する苗供給回転台(28)とし、苗供給回転台(28)の上部に苗供給カップ(32)に差し込む苗ガイド(60a)を有する苗ガイド盤(60)を設けた請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の苗移植機とする。
請求項6の発明は、苗ガイド盤(6)(0)の中央に移植苗載置用の凹み部(60b)を形成したことを特徴とする請求項5に記載の苗移植機とする。
請求項1の発明で、畝面上の盛り土は覆土鎮圧輪(8,8)の水平接地面(8a)で鎮圧されるが、左右の覆土鎮圧輪(8,8)の一方が畝の法面に位置する場合は、覆土鎮圧輪(8)の畝鎮圧面(8c)の傾斜面(8b)が法面上の盛り土を効果的に鎮圧して、苗が畝の法面近くに植え付けられても移植苗を安定出来る。
請求項2の発明で、請求項1の効果に加えて、半球状面の畝鎮圧面(8c)は、畝の上面や法面上の盛り土を効果的に鎮圧する。
請求項3の発明で、請求項1の効果に加えて、畝鎮圧面(8c)の円筒状の水平接地面(8a)は、畝上面の盛り土を、円錐筒状の傾斜面(8b)は、法面上の盛り土を効果的に鎮圧する。また、苗に接触する可能性のある傾斜面(8b)の先端が丸まっていることで、苗を傷付けることが無い。
請求項4の発明で、請求項1の効果に加えて、走行エクステンションケース(10,10)を下方へ回動して主フレーム(15)の後部を浮かせる移動走行や旋回時には、鎮圧輪支持フレーム(38,38)が連係部材(43,43)に引かれて左右覆土鎮圧輪(8,8)を地面から浮き上がらせるので、主フレーム(15)の移動が容易になり、覆土鎮圧輪(8,8)を損傷することが無い。
請求項5の発明で、請求項1から請求項4のいずれか1項の効果に加えて、苗供給カップ(32)に供給される苗が苗ガイド盤(60)の苗ガイド(60a)でスムースに誘導されて苗供給が安定する。
請求項6の発明で、請求項5の効果に加えて、作業者は予備苗を苗ガイド盤(60)の凹み部(60b)に置いておくことで、余裕を持って苗を苗供給カップ(32)に供給する作業を行える。
苗移植機の右側面図である。 苗移植機の平面図である。 覆土鎮圧輪を示す一部の背面図である。 別実施例の覆土鎮圧輪の側面図である。 (a)苗ガイド板の平面図 (b)苗ガイド板の側面図 (a)苗ガイド板を装着する前の苗供給装置の要部側面図 (b)苗ガイド板を装着した苗供給装置の側面図
以下、本発明の実施形態を図面に示す実施例を参照しながら説明する。なお、実施例の説明においては、機体の前進方向に向かって左右方向をそれぞれ左、右といい、前進方向を前、後進方向を後というが、本発明の構成を限定するものでは無い。
図1は、苗移植機の一例として歩行型のたばこ苗移植機を示すものであり、この歩行型苗移植機は、主として前部にエンジン2及び主伝動ケース3を搭載した左右フレーム14と走行車輪としての左右一対の前輪4,4及び後輪5,5と後部に苗植付装置6、苗供給部7、覆土鎮圧輪8及び操縦ハンドル9とを備えて構成される。この苗移植機は、機体が圃場内の畝をまたぐように前記前輪4,4及び後輪5,5が畝間を走行し、畝の上面の左右中央に前記苗植付装置6によりたばこ苗を植付けていくようになっている。
主伝動ケース3の左右端には該主伝動ケース3に対して回動可能な走行エクステンションケース10,10を左右それぞれ設け、前記左右の走行エクステンションケース10,10内に走行チェーン伝動機構を設けている。従って、前記エンジン2から入力される主伝動ケース3内の動力を走行チェーン伝動機構で伝動する構成となっている。走行エクステンションケース10,10の回動先端部の左右内側には走行車輪である左右一対の後輪5,5をそれぞれ取り付け、この左右一対の後輪5,5の駆動により機体が走行するようになっている。従って、主伝動ケース3は、走行車輪としての後輪5,5に伝動する伝動装置となっている。一方、エンジン載置台の下部には左右方向に延びる前輪支持フレーム12を前後方向のローリング軸13回りに回動可能に設け、この前輪支持フレーム12の左右両端部に前輪4,4を取り付けた構成としている。
前記左右の走行エクステンションケース10,10は、主伝動ケース3の駆動軸で左右横方向に移動調整(後輪5,5も同時に移動)する構成であり、この左右方向の移動により後輪5,5のトレッド調節を行う構成となっている。また、前輪支持フレーム12は左右伸縮可能に設けられており、左右の前輪4,4のトレッド調節も行えるようになっている。
前記左右フレーム14の後部には、右寄りの位置に延びる主フレーム15を設けている。該主フレーム15の後端部には操縦ハンドル9を設け、この操縦ハンドル9が主フレーム15を介して前記左右フレーム14に支持された構成となっている。また、主伝動ケース3の後部で左右方向の中央には、油圧昇降シリンダ16を設けている。この油圧昇降シリンダ16は、主伝動ケース3に固着された油圧切替バルブ部17に固着して設けられ、主伝動ケース3に固着された油圧ポンプからの油圧を切り替える前記油圧切替バルブ部17に備えられた昇降操作バルブを操作することにより作動するようになっている。前記油圧昇降シリンダ16のシリンダロッド端には左右に延びる横杆19を設け、この横杆19の左右端部にそれぞれ後輪昇降ロッド20,21を枢着し該ロッド20,21の他端をそれぞれの走行エクステンションケース10,10に固着された上側アーム10a,10aに枢着して、前記横杆19と走行エクステンションケース10,10とが連結された構成となっている。従って、前記油圧昇降シリンダ16の伸縮により前記横杆19、前記後輪昇降ロッド20,21を介して主伝動ケース3の左右の出力軸回りに走行エクステンションケース10,10が回動され、該走行エクステンションケース10,10の回動により後輪5,5が上下して機体が昇降する構成となっている。
また、左側の前記後輪昇降ロッド20が伸縮するように該ロッド20の中途部に油圧ポンプからの油圧により作動する水平用油圧シリンダ22を設けており、該水平用油圧シリンダ22の伸縮により右側の後輪5の上下位置に対して左側の後輪5を上下させて、畝の谷部の凹凸に関係なく機体を左右水平に維持できるようになっている。尚、主伝動ケース3の右側には振り子式の左右傾斜センサが設けられて、この左右傾斜センサの検出により油圧切替バルブ部17に備えられた水平操作バルブを介して前記水平用油圧シリンダ22を作動させ機体を左右水平に維持する構成となっている。
前記苗植付装置6は、一株の苗を圃場に植付けるべく主伝動ケース3内からの動力が前記主伝動ケース3の後側に設けた植付伝動ケース24及び該植付伝動ケース24に固着した苗植付装置駆動ケース25を介して伝達され作動するようになっている。前記苗植付装置6は、植付カップ26と該植付カップ26を昇降させるべく作動する苗植付具作動機構27とで構成される。
また、前記苗供給部7は、前記苗植付装置6の上側に設けられ、一株の苗を前記苗植付装置6に順次供給する苗供給回転台28を備えて構成されている。前記苗供給回転台28は、前記植付伝動ケース24からの伝動により前後に往復作動するクランクロッド29、一方向クラッチ機構30を介して上下方向の回転軸31回りに回転駆動するようになっている。また、苗供給回転台28は、前記回転軸31を中心とする円周に沿って所定間隔毎に複数の苗供給カップ32…が設けられた構成となっている。該苗供給カップ32…は該カップ32…の底面32a…が開閉可能に設けられると共に、苗供給カップ32…の下方には苗供給回転台28の回転により苗供給カップ32…が所定の位置に来たときのみ該カップ32…の底面が開くように設けられた苗供給カップ開閉ガイド33が機体側に固着して設けられている。従って、苗供給回転台28の回転により苗供給カップ32…が所定の位置に来ると、苗供給カップ32…の底面32a…が開いて苗供給カップ32…内のポット苗を下方の植付カップ26に落下供給し、更に苗供給回転台28が回転し苗供給カップ32…が前記所定の位置から外れると苗供給カップ32…の底面32a…が閉じるようになっている。
各苗供給カップ32の上側には、苗ガイド60aを苗供給カップ32の供給口に差し込んだ苗ガイド盤60を置き、苗供給カップ32と共に周回するようにしている。この苗ガイド盤60を設けることで、苗の根部が苗供給カップ32に滑り込み易くなる。なお、図5の如く、苗ガイド盤60の中央に凹み部60bを設けて予備苗を置けるようにすると苗供給作業が楽になる。凹み部60bにはドリンクカップを置いておくことも出来る。
上記苗ガイド盤60を装着した苗供給部7について、詳細に説明する。
前記苗供給部7を構成する前記苗供給カップ32は、苗を投入及び落下させるべく、上方及び下方に円形の空間部が形成されており、上方が下方よりも大径であり、且つ下方の空間部は上方の空間部の径の内部に位置する構成である。
前記複数の苗供給カップ32は、苗供給回転台28の外周寄りに環状に立接されるものであるので、苗供給回転台28の中心部付近、即ち複数の苗供給カップ32が形成する円の内周部分には、円形の空間部が生じることになる。
この円形空間部があることにより、作業者が苗供給カップ32に苗を投入する際、投入位置がずれて苗供給カップ32内でなく円形空間部の内部に苗が入り込み、苗が苗植付装置6に投入されず、苗が植え付けられない状態、所謂欠株が生じる問題がある。
また、苗の下部側、即ち根部側は苗供給カップ32内に入り込んでいても、苗の上部側、即ち葉部側が苗供給カップ32の外周縁部に引っ掛かり、落下すべき位置で苗が落下せず、苗が植え付けられない状態、所謂欠株が生じる問題がある。
上記の問題の発生を防止すべく、図5(a)(b)及び図6(a)(b)に示すとおり、苗供給部7の上部に、円盤形状、断面視では皿形状の苗ガイド盤60を載置する。該苗ガイド盤60は、機体下端側の径が機体上端側の径よりも大径であり、断面視における外周縁部は、上端側から下端側に向かう円弧状となっている。機体下端側の径は、少なくとも前記複数の苗供給カップ32が形成する円の径よりも大径とし、各苗供給カップ32の外周縁部は前記苗ガイド盤60に覆われる構成とする。
前記苗ガイド盤60には、円周方向における前記複数の苗供給カップ32の配置間隔と略同じ間隔で、投入される苗が入り込むための円形の苗ガイド60aが、前記複数の苗供給カップ32と同数形成される。該苗ガイド60aは、苗ガイド60a自体の中心点で且つ下方に向かう円弧状の傾斜案内部60gを有しており、該傾斜案内部60gは苗供給カップ32の上側の外周縁部上を覆うと共に、傾斜案内部60gの下端部が形成する内周縁部は、前記苗供給カップ32の内部に入り込む構成とする。なお、傾斜案内部60gの円弧は、機体上側に向かうように形成する。
上述の構成を断面視で説明すると、苗ガイド60aの一側端部(外周縁部寄りの端部)と他側端部(中心点寄りの端部)は苗供給カップ32の両側端部上に各々位置し、苗ガイド60aの一側端部と他側端部には、苗供給カップ32の内部に入り込む円弧状の傾斜案内部60gを各々形成し、該傾斜案内部60gの下端部は、苗供給カップ32の内周部に位置する構成となる。なお、苗ガイド盤60の上端面は、略平坦な形状である。
これにより、苗供給カップ32の外周縁部の上部が傾斜案内部60gに覆われるので、苗の葉部が苗供給カップ32の外周縁部や苗ガイド60aに引っ掛かることを防止でき、苗を確実に苗供給カップ32に投入し、所定の位置で苗植付装置6に落下させることができる。
また、傾斜案内部60gの円弧面が機体上側を向くことにより、苗が傾斜案内部60g上を滑って苗供給カップ32に入り込みやすくなるので、確実に苗供給カップ32に苗が投入され、苗植付装置6に所定のタイミングで苗が入り込まず、苗が植え付けられない箇所が発生することが防止される。これにより、手作業で苗を植え付ける作業が不要となり、作業者の労力が軽減される。
また、苗の根部に付着した土は、苗供給カップ32内に苗と共に入り込むか、あるいは苗ガイド盤60上に溜まるので、駆動系を有する苗供給回転台28に土が付着しにくくなり、土の除去作業が容易になる。
さらに、前記苗ガイド盤60のうち、中心部60jから複数の苗ガイド60aが形成する円の内周までの範囲には空間部を形成しないが、中心部60jから複数の苗ガイド60aが形成する円の内周よりも内側までの範囲で、機体下側に向かう凹み部60bを形成する。該凹み部60bの機体下部側、即ち底面のうち中心部60j付近には、凸部60iを形成する。
なお、前記中心部60jには上下方向で且つ凸部60iを貫通する螺子穴を形成し、苗ガイド盤60を苗供給回転台28の回転に共回りするように装着する構成とする。このとき、凸部60iから苗供給回転台28の中心部の上面までは長い上下間隔が空いているので、取付ボルトは相応の長さのものを用いる。
上記のとおり、複数の苗ガイド60aが形成する円の内周には空間部を形成しないことにより、作業者が苗供給カップ32に苗を投入し損なっても、苗供給カップ32よりも上方で、且つ苗ガイド60aに簡単に移動させられる位置に苗が留まるので、苗の投入ミスにより苗が植え付けられない箇所が発生することが防止される。
また、機体上部側には凹み部60bを形成することにより、苗の根鉢の徒長部分を切断する鋏や、飲料のボトル等の作業道具を安定的に置くことができる。
あるいは、苗箱Bから取り出した複数の苗を凹み部60bに載置し、凹み部60bから苗を苗供給カップ32に一つずつ投入してもよい。これにより、苗箱Bから苗を一つずつ取り出して苗供給カップ32に投入するよりも、作業者の腕の移動範囲を小さく抑えることができるので、作業者が疲れにくくなる。
また、凸部60iを機体下方に向けて最も突出させることにより、苗ガイド盤60を装着する長い取付ボルトを苗ガイド盤60で支持する上下長さが長くなるので、取付ボルトが取り付けやすくなる。
なお、苗ガイド盤60aは、重量物を積載するものではなく、また強い荷重を受け続けるものではなく、さらに重いと苗供給回転台28の回転に不要な負荷を生じさせる原因となるので、軽量な樹脂で構成することが望ましい。その際、表面に凹凸が生じず滑らかになりやすい素材を用いると、苗が苗ガイド60aから苗供給カップ32に入り込みやすくなる。
苗供給回転台28の前側には、セルトレイに育苗された苗をセルトレイごと載置する苗載置枠34を設けている。この苗載置枠34は、植付伝動ケース24から上方に延びる左右の苗載置枠支持フレーム35に取り付けられている。
前記植付カップ26は、前後方向に2分割して下部を開閉する構成となっており、苗供給回転台28の苗供給カップ32…から受け継いだ一株のポット苗を収容した状態で下降し、苗植付位置Cで下部を前後に開いて圃場に植付穴を形成すると共に該植付穴に苗を供給して植え付けるようになっている。また、前記植付カップ26の前方には圃場面感知プレート36を設けている。該圃場面感知プレート36は左右方向の回動支点軸36a回りに回動可能に設けられ、接地することによる該プレート36の回動に伴って苗植付装置6により所定の植付深さとなるように後輪5,5を昇降するようになっている。
なお、圃場面感知プレート36の先端に接地ローラを設けて、畝面上を転がるようにしても良い。この接地ローラの表面に帳面テープでシリコンゴムを張り付けたり、接地ローラにシリコンゴムチューブを外嵌したりして、泥の付着を少なくすると良い。
また、圃場面感知プレート36の回動支点軸36a前側にカウンターウエイトを取り付けて、接地ローラの接地圧を調整出来るようにすると良い。
覆土鎮圧輪8は、苗植付位置の後方位置において左右一対設けられ、横軸37回りに上下揺動自在な左右の鎮圧輪支持フレーム38にそれぞれ軸受支持されている。この左右一対の覆土鎮圧輪8,8は、畝鎮圧面8cを水平接地面8aと傾斜面8bを球状に形成した半球状で、鎮圧輪支持フレーム38に取り付けたブラケット39の支軸40に軸受保持され、図示省略のスプリングによって鎮圧輪支持フレーム38が下向きに付勢されており、機体の進行に伴って畝面を転動し、苗が植え付けられた後の苗移植穴の周囲の土を崩落させて穴を埋め戻すと共にその跡を軽く鎮圧をするようになっている。覆土鎮圧輪8,8は、水平接地面8aと傾斜面8bが球状になっているために、片側の覆土鎮圧輪8が畝の法面を転がるようになっても、畝鎮圧面8cが法面に沿って接地してその法面を崩さず鎮圧するようになる。
図4は、覆土鎮圧輪8の別実施例で、水平接地面8aが円柱状で傾斜面8bを円錐状にして、傾斜面8bの先端に丸みを持たせて苗を傷つけないようにしている。
鎮圧輪支持フレーム38の横軸37枢支部突起41が走行エクステンションケース10の前下部の突起部42にワイヤ43で連結され、走行エクステンションケース10が下方へ回動するとワイヤ43に引かれて鎮圧輪支持フレーム38の後部が浮き上がり、覆土鎮圧輪8が地面から離れる。従って、左右の後輪5,5の下げて主フレーム15の後部を浮かせる移動走行時や旋回時には、覆土鎮圧輪8,8が地面から浮き上がるようになる。
機体旋回時には後輪5を下降させて機体を上昇させるが、この動作は、油圧昇降シリンダ16の伸長操作により横杆19、後輪昇降ロッド20,21、上側アーム10aを介して主伝動ケース3の左右の出力軸回りに走行エクステンションケース10,10が回動され、後輪5,5が下降して機体が上昇する。この時、鎮圧輪支持フレーム38を主フレーム15に適宜の方法で固定して覆土鎮圧輪8も上昇する。
前記操縦ハンドル9の前側で苗供給部7の後側には、操作パネル52を設けている。この操作パネル52には、後輪5,5及び苗植付装置6並びに苗供給部7の駆動を共に入切可能な主クラッチレバー53と、油圧昇降シリンダ16による機体の昇降操作及び苗植付装置6並びに苗供給部7の駆動の入切のみが行える植付・昇降レバー54とを設けている。
また、操縦ハンドル9の左右それぞれの把持部9a,9aの下方にはサイドクラッチレバー55,55を設け、このサイドクラッチレバー55,55の操作により左右一対の後輪5,5の左右一方の駆動を断つようになっている。そして、オペレータが操縦ハンドル9を押し下げ前輪4,4を宙に浮かせた状態で左右一方のサイドクラッチレバー55を操作して左右一方の後輪5の駆動を断ち、該後輪5を中心に機体を旋回させるようになっている。
5 後輪
6 苗植付装置
7 苗供給部
8 覆土鎮圧輪
8a 水平接地面
8b 傾斜面
8c 畝鎮圧面
10 走行エクステンションケース
26 植付カップ
28 苗供給回転台
32 苗供給カップ
38 鎮圧輪支持フレーム
43 連係部材(ワイヤ)
60 苗ガイド盤
60a 苗ガイド
60b 凹み部

Claims (6)

  1. 苗供給部(7)に供給された苗を苗植付装置(6)の植付カップ(26)が穿設する植付穴に投入し下方付勢する左右一対の覆土鎮圧輪(8,8)で苗を挟んで周囲の盛り土を鎮圧して苗を畝に植え付ける苗移植機において、
    前記覆土鎮圧輪(8,8)の外周面を側部の水平接地面(8a)から対向側に向かって小径に変化する傾斜面(8b)に形成した畝鎮圧面(8c)としたことを特徴とする苗移植機。
  2. 前記畝鎮圧面(8c)を半球状面としたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  3. 前記畝鎮圧面(8c)を円筒状の前記水平接地面(8a)と円錐筒状の前記傾斜面(8b)とし、前記傾斜面(8b)の先端を丸めたことを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  4. 前記覆土鎮圧輪(8,8)を昇降可能に支持する鎮圧輪支持フレーム(38,38)と後輪(5,5)を昇降する走行エクステンションケース(10,10)を連係部材(43,43)で連結し、前記左右走行エクステンションケース(10,10)を下方回動して前記後輪(5,5)を降下して主フレーム(15)の後部を上昇させると前記鎮圧輪支持フレーム(38,38)が前記連係部材(43,43)に引かれて前記覆土鎮圧輪(8,8)を上昇させることを特徴とする請求項1に記載の苗移植機。
  5. 前記苗供給部(7)を前記苗植付装置(6)の前記植付カップ(26)に苗を供給する複数の苗供給カップ(32)が周回する苗供給回転台(28)とし、前記苗供給回転台(28)の上部に前記苗供給カップ(32)に差し込む苗ガイド(60a)を有する苗ガイド盤(60)を設けた請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の苗移植機。
  6. 前記苗ガイド盤(60)の中央に移植苗載置用の凹み部(60b)を形成したことを特徴とする請求項5に記載の苗移植機。
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