JP2004084398A - 産業用車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の作業に使用でき、そのうちの芝巻敷装置を装着したときには、芝巻き用筒体の装着を構造ならびに操作を簡単にして行える産業用車両を提供する。
【解決手段】運転部10を設けた車体2の前部に、作動部22を昇降ならびに回動させる昇降回動手段11を設け、作動部22に対して作業装置31を着脱可能に構成した。作業装置の1つである芝の巻き取りおよび巻き戻しを行う芝巻敷装置31は、作動部22に連結する本体32と、本体32に対して車幅方向に位置調整自在に設けた保持体40を有する。保持体40は、芝巻き用筒体51に挿通した支軸体52の両端52aを、落し込みにより位置決めして保持可能に構成した。作動部に対して各種の作業装置を選択して着脱することで、車体の前後走行と、昇降回動手段による作業装置の昇降や回動により、各種の作業装置を使用して複数の作業を行える。
【選択図】    図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、たとえば野球や他目的イベントなどを開催するドームなどにおいて、そのグランド上に天然の芝を敷き込んだり、敷き込まれた天然の芝を巻き取ったりするのに使用される産業用車両に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の産業用車両としては、たとえば特開平10−167582号公報に見られる人工芝巻敷機が提供されている。すなわち、本体(車体)の前部側に、人工芝の巻き取りおよび巻き戻しを行う人工芝巻敷装置が設けられ、また本体の前部で左右方向の少なくとも二箇所に前輪が設けられるとともに、本体の後部に前輪の外面間寸法内に納まる後輪が設けられている。そして、本体の一側に運転席が設けられている。この従来構成によると、本体とともに人工芝巻敷装置を前進させて人工芝の巻き取りを行え、また本体とともに人工芝巻敷装置を後進させて人工芝の敷き込みを行える。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記した従来構成によると、人工芝巻敷機は、人工芝を敷き込んだり巻き取ったりするための専用のものであり、他の作業に使用することはできない。また、巻芯は、その両端に差し込み連結されたマンドレルを、クランプ形式のマンドレル保持装置によって人工芝巻敷装置側に保持させる形式であることから、保持の構造、ならびに操作は複雑なものとなる。
【0004】
そこで本発明の請求項1記載の発明は、複数の作業に使用し得、そのうちの芝巻敷装置を装着したときには、芝巻き用筒体の装着を構造ならびに操作を簡単にして行える産業用車両を提供することを目的としたものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
前述した目的を達成するために、本発明の請求項1記載の産業用車両は、運転部が設けられた車体の前部には、その作動部を昇降ならびに回動させる昇降回動手段が設けられるとともに、前記作動部に対して作業装置を着脱可能に構成し、前記作業装置の1つである芝の巻き取りおよび巻き戻しを行う芝巻敷装置は、前記作動部に連結される本体と、この本体に対して車幅方向に位置調整自在に設けられた保持体とを有し、この保持体は、芝巻き用筒体に挿通された支軸体の両端を、落し込みにより位置決めして保持可能に構成したことを特徴としたものである。
【0006】
したがって請求項1の発明によると、昇降回動手段の作動部に対して各種の作業装置を選択して着脱することで、車体の前後走行と、昇降回動手段による作業装置の昇降ならびに回動とによって、各種の作業装置を使用して複数の作業を行える。その際に走行や作業は、運転部に乗込んだ運転者の操作によって、走行状態や作業状態を確認しながら行える。
【0007】
各種の作業装置のうち、芝巻敷装置は、その本体を作動部に連結することで昇降回動手段に装着し得、そして本体に対して保持体を車幅方向に位置調整することで、芝巻敷装置による巻敷位置を車幅方向において調整し得る。また保持体による芝巻き用筒体の保持は、芝巻き用筒体に挿通した支軸体の両端を落し込みにより位置決めすることで、芝巻き用筒体の装着を行える。そして、作動部を介して芝巻敷装置を昇降させ得るとともに、作動部を介して芝巻敷装置を回動させ得、このような動作と車体の走行とによって、芝の敷き込み作業や芝の巻き取り作業を行える。
【0008】
また本発明の請求項2記載の産業用車両は、別の作業装置として、作動部に対してバケット装置が連結されることを特徴としたものである。
したがって請求項2の発明によると、昇降回動手段の作動部に対してバケット装置を連結することで、作動部を介してバケット装置を昇降させ得るとともに、作動部を介してバケット装置を回動させ得、このような動作と車体の走行とによって、所期のバケット作業、たとえばグランドの整地作業や、芝育成場所での整地作業などを行える。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。なお、以下において左右(左右方向)とは車幅方向のことであり、また前後とは走行方向のことである。
【0010】
図1、図2、図5〜図10において、産業用車両1の車体2は、左右一対の前車輪3が設けられた前車体部2Aと、左右一対の後車輪4が設けられた後車体部2Bとにより構成されている。両車体部2A,2B間は縦連結軸5により相対回動自在に連結され、そして両車体部2A,2B間には、左側にステアリングシリンダ6が配設されている。後車体部2Bの上部には、座席7やハンドル8や各種の操作レバー9群などが配置された運転部10が設けられている。
【0011】
前車体部2A側には、その作動部22を昇降ならびに回動させる昇降回動手段11が設けられている。すなわち、運転部10の前方で前車体部2Aには左右一対のブーム12が配設され、これらブーム12の基端は、前車体部2Aの後端上部に設けられたブラケット13に横方向の支軸14を介して取付けられ、以て上下揺動自在に構成される。そして前車体部2Aとブーム12との間には、このブーム12を上下揺動させる左右一対の昇降用シリンダ15が設けられる。
【0012】
両ブーム12間には、横ピン16を介して第1リンク17が取付けられるとともに、この第1リンク17の遊端に第2リンク18が横ピン19を介して連結され、さらに第1リンク17の基端と前車体部2Aの後端上部に設けられたブラケット20との間には、この第1リンク17を前記横ピン16の周りに回動させる回動用シリンダ21が設けられている。
【0013】
前記作動部22は左右方向の横方向材22Aを有し、この横方向材22Aの両端部分からは一対の側部ブラケット22Bが下方へ連設されるとともに、中央部分からは中央部ブラケット22Cが後方へ連設され、さらに側部ブラケット22Bの中間部間には支持枠材22Dが設けられている。そして、両ブーム12の遊端が、左右方向の横軸体23を介して前記側部ブラケット22Bに連結されるとともに、前記第2リンク18の遊端が、左右方向の横軸体24を介して前記中央部ブラケット22Cに連結されている。
【0014】
前記中央部ブラケット22Cの部分には、左右方向に係脱動自在な連結用軸体25が左右一対で設けられ、そして両連結用軸体25を同期して係脱動させるリンク機構26と、このリンク機構26を作動させる操作レバー27とが設けられている。また、前記横方向材22Aの上端縁部分によって係合部分28が形成されている。以上の12〜28などにより昇降回動手段11の一例が構成される。
【0015】
前記作動部22に対して、芝の巻き取りおよび巻き戻しを行う芝巻敷装置(作業装置の一例)31が着脱可能に設けられている。すなわち芝巻敷装置31は、前記作動部22に連結される本体32と、この本体32に対して左右方向(車幅方向)に位置調整自在に設けられた保持体40とを有し、そして保持体40は、芝巻き用筒体51に挿通された支軸体52の両端52aを、落し込みにより位置決めして保持可能に構成されている。
【0016】
ここで支軸体52はロツド状であって、芝巻き用筒体51に挿通されることで、この芝巻き用筒体51は遊転自在に支持される。その際に支軸体52の長さ52Lは芝巻き用筒体51の長さ51Lよりも長尺、すなわち[52L>51L]であって、前述した挿通により、その両端52aが芝巻き用筒体51に対して両側に突出されるように構成されている。
【0017】
前記本体32は、左右方向で一対の側板部材33と、これら側板部材33間に連結された上下一対の横板部材34からなり、その際に正面視において左右方向で長尺の枠状に形成されている。そして、下位の横板部材34の後面には、左右方向で一対の被連結用部材35が設けられ、これら被連結用部材35に形成された左右方向の被連結用孔36に対して前記連結用軸体25が係脱自在に構成されている。
【0018】
さらに、下位の横板部材34の下面側には、前記保持体40を装着する際に利用される切り欠き37が形成されている。また上位の横板部材34の上面側には、左右方向の設定された複数箇所に係止部38が凹状に形成されている。そして上位の横板部材34の後面側には、前記係合部分28が斜め下方から係合可能な被係合部39が、左右方向のプレート状に形成されている。
【0019】
前記保持体40は、左右方向で一対の腕部材(アーム部材)45と、これら腕部材45間に連結された上下一対の横杆部材41と、両腕部材45の後面側に設けられた被ガイド部材42などからなる。ここで被ガイド部材42は、縦板部42Aと、この縦板部42Aの後面下部に設けられた上向き被ガイド部42Bと、縦板部42Aの後面上部に設けられた下向き被ガイド部42Cとにより形成されている。そして下向き被ガイド部42Cには、前記係止部38に係脱自在な係止体43が昇降自在に設けられるとともに、係止方向(下降方向)に付勢するスプリング44が設けられている。
【0020】
前記腕部材45は側面視においてL字状であって、その縦杆部45A間が前記横杆部材41により連結され、そして横杆部45Bは所定長さで前方へと突出されている。なお、縦杆部45Aの後面に前記被ガイド部材42が連結されている。前記腕部材45における横杆部45Bの先端(遊端)には、それぞれ保持具46が設けられ、これら保持具46は、横杆部45Bの内側面に連結された保持部材47と、これら保持部材47の外側面に取付けられた位置決め部材48とにより構成されている。
【0021】
前記保持部材47は板状であって、前後方向の中央部分には上方に開放された保持凹部47aが形成されるとともに、その前後には誘導用の傾斜部47bが形成されている。また前記位置決め部材48は、正面視においてL字状(または逆L字状)の板状であって、その縦板部分の内面は、前記保持凹部47aに外側から対向される位置決め面48aに形成されている。
【0022】
ここで保持部材47の内面間距離47Lは前記芝巻き用筒体51の長さ51Lよりも少し長く、すなわち[47L>51L]に設定してあり、また位置決め部材48の位置決め面間距離48Lは前記支軸体52の長さ52Lよりも少し長く、すなわち[48L>52L]に設定してある。
【0023】
上記構成からなる保持体40は、上向き被ガイド部42Bを切り欠き37に位置させた状態で下向き被ガイド部42Cを上位の横板部材34に上方から係合させ、そして左右方向へスライド動させることによって、上向き被ガイド部42Bを下位の横板部材34に下方から係合させ得る。このようなスライド動によって保持体40は、本体32に対して左右方向に位置調整自在となる。そして、目的とする位置の係止部38に対して係止体43を係止させるとともに、スプリング44によって係止姿勢の維持を行うことで、左右方向に調整した所定の位置で保持体40を定着し得る。
【0024】
また、芝巻き用筒体51に支軸体52を挿通した状態で、支軸体52の両端52aを保持部材47の保持凹部47aに係合させることで、保持体40は、支軸体52の両端52aを落し込み方式により簡単にして保持し得る。その際に前述したように[47L>51L]であることから、芝巻き用筒体51を保持部材47間に位置し得、そして[48L>52L]であることから、支軸体52を位置決め部材48間に位置し得るとともに、支軸体52の端面を位置決め面48aに対向させ得、以て位置決めして保持し得ることになる。
【0025】
以上の41〜48などにより保持体40の一例が構成され、そして32〜48などにより芝巻敷装置31の一例が構成される。
図11に示すように、前記作動部22に対してバケット装置(作業装置の一例)61が着脱可能に設けられている。すなわちバケット装置61は、バケット本体62の後面側で下部には、左右方向で一対の被連結用部材63が設けられ、これら被連結用部材63に形成された左右方向の被連結用孔64に対して前記連結用軸体25が係脱自在に構成されている。そしてバケット本体62の後面側で上部には、前記係合部分28が斜め下方から係合可能な被係合部65が、左右方向のプレート状に形成されている。
【0026】
図2、図4、図6において、71は天然の芝で、その幅寸法71Wを芝巻き用筒体51の長さ51Lに対して同等もしくは少し短めとしてカットされる。71aはロール状芝、Aは前進方向、Bは後進方向をそれぞれ示す。
【0027】
以下に、上記した実施の形態における作用を説明する。
まず、芝巻敷装置31の装着作業を説明する。本体32に対して保持体40を、左右方向に調整した所定の位置で定着させた(組み込んだ)状態で、本体32の後面側に作動部22を対向させる。そして、前進走行Aなどによって、被係合部39に対して係合部分28を斜め下方から係合させるとともに、図7に示すように、被連結用孔36に、あらかじめ内側移動させている連結用軸体25を内側から対向させる。
【0028】
次いで操作レバー27を操作し、リンク機構26を介して連結用軸体25を外側移動させることで、図8に示すように、連結用軸体25を被連結用孔36に係合させる。これにより作動部22に本体32を一体化し得、以て図1、図2、図5に示すように、昇降回動手段11側に芝巻敷装置31を装着し得る。このような装着状態では、昇降回動手段11の作動によって芝巻敷装置31を昇降させたり回動させたりし得る。
【0029】
すなわち、昇降用シリンダ15の伸縮動によってブーム12を上下揺動させることで、作動部22を介して芝巻敷装置31を昇降させ得る。また、回動用シリンダ21の伸縮動によって第1リンク17を回動させることで、第2リンク18を介して作動部22の上部に押し引き力を作用させ、以て作動部22を介して芝巻敷装置31を横軸体23の周りに回動させ得る。
【0030】
前述したような装着状態において、天然の芝71の巻き取り作業や巻き戻し作業を行える。以下に、上記した実施の形態において、グランド72上に敷設されている天然の芝71を巻き取る作業を説明する。
(A)芝71に対する芝巻き用筒体51のセット
これは人手により行われるもので、芝巻き用筒体51に芝71の端部を巻き付けて固定させる。そして芝巻き用筒体51に支軸体52を挿通させる。
(B)芝巻敷装置31による芝巻き用筒体51の保持
まず芝71の幅方向中心に芝巻敷装置31の中心が位置しているか否かの確認を行う。そして中心がずれていたとき、産業用車両1の切り返しなどの走行制御によって中心を合わせる。この状態で、車体2とともに芝巻敷装置31を前進させて、支軸体52の両端52aを保持部材47の保持凹部47aに係合させることで、図1、図5仮想線に示すように、この支軸体52を介して芝巻き用筒体51を保持体40側に保持させる。
(C)芝巻敷装置31による芝71の巻き取り
芝巻き用筒体51を保持した状態で車体2を前進方向Aに走行させることで、支軸体52に対して芝巻き用筒体51を自転させながら芝71の巻き取り作業を行える。そして図3仮想線に示すように、所期の巻き取りを行う。
(D)芝巻敷装置31からのロール状芝71aの取り外し
所期の巻き取りを行ったのちに、昇降用シリンダ15の伸展動によってブーム12を上昇させることで、図3実線に示すように、ロール状芝71aを持ち上げる。その後に車体2を走行やブーム12の昇降動などを行うことで、ロール状芝71aを、運搬車両(トラックなどで図示せず。)へ積み込んだり、格納箇所(格納倉庫)へ運搬したりし得る。その後に、ロール状芝71aにおける芝巻き用筒体51から支軸体52を抜出させることで、前述した(A)の工程へ戻る。
【0031】
このように、操作が難しいカットされた芝71の巻き取り作業は、運転部10に乗込んだ運転者が前進方向Aに向いたままで、車体2を前進させながらの操作によって、前進走行状態や巻き取り状態を容易に十分に確認しながら行える。
【0032】
以下に、上記した実施の形態において、グランド72上に芝71を敷き込む作業を説明する。
(E)芝巻敷装置31に対するロール状芝71aの保持
まず、運搬車両上や格納箇所に位置しているロール状芝71aにおける芝巻き用筒体51に支軸体52を挿通させる。次いで、ロール状芝71aの幅方向中心に芝巻敷装置31の中心が位置しているか否かの確認を行い、中心がずれていたとき、産業用車両1の切り返しなどの走行制御によって中心を合わせる。この状態で、車体2とともに芝巻敷装置31を前進させて、ロール状芝71a側の支軸体52の両端52aを保持部材47の保持凹部47aに係合させる。これにより、支軸体52を介して芝巻き用筒体51を保持体40側に保持させる。
(F)芝巻敷装置31による芝71の敷き込み
保持を終えたならば、昇降用シリンダ15の伸展動によってブーム12を上昇させることで、支軸体52や芝巻き用筒体51を介してロール状芝71aを持ち上げたのち、車体2を走行させるなどして、ロール状芝71aを敷き込み開始位置へ運搬する。
【0033】
次いで、車体2を走行させてロール状芝71aの運搬を行うとともに、昇降用シリンダ15の収縮動によってブーム12を下降させることで、支軸体52や芝巻き用筒体51とともに下降されるロール状芝71aをグランドG上の目的とする場所に着地し得る。そして、この状態で車体2を後進方向Bに走行させることで、図4に示すように、支軸体52に対して芝巻き用筒体51を自転させながら芝71の巻き戻しを行え、以て所期の巻き戻し作業(敷き込み作業)を行える。
(G)芝巻敷装置31からの芝巻き用筒体51の取り外し
敷き込みを終えたならば、まず車体2を所定箇所へ走行させて芝巻き用筒体51を着地させ、そして保持体40から支軸体52を離脱させることで、前述した(E)の工程へ戻る。なお、芝巻敷装置31から外した芝巻き用筒体51から支軸体52を抜出させる。
【0034】
このように、芝71の敷き込み作業は、運転部10に乗込んだ運転者が車体2を後進させながらの操作によって、後進走行状態や敷き込み状態を容易に十分に確認しながら行える。
【0035】
上記の巻き取り作業や巻き戻し(敷き込み)作業において、前記ブーム12は、昇降用シリンダ15の伸縮動によって昇降を行うが、この昇降はロール状芝71aの径に合わせて制御される。その際に、昇降用シリンダ15のテール側をタンクに開放し得る(下降側フリー)ことで、ロール径に応じてブーム12が自動的に昇降することになって、ロール状芝71aを接地したまま巻き取りや巻き戻しを可能としている。
【0036】
上述したように実施の形態では、ハンドル8の操作や操作レバー9群の操作などにより各部を動作させることで、ドーム内などのグランド72上で車体2を前後に走行させながら芝71を巻き敷きし得る。
【0037】
次に、上記した実施の形態において、バケット装置61の装着作業を説明する。まず、上述した芝巻敷装置31の装着作業の逆作用によって、作動部22から芝巻敷装置31を離脱させる。この状態で、図11に示すように、バケット本体62の後面側に作動部22を対向させる。そして、前進走行Aなどによって、被係合部65に対して係合部分28を斜め下方から係合させるとともに、被連結用孔64に、あらかじめ内側移動させている連結用軸体25を内側から対向させる。
【0038】
次いで操作レバー27を操作し、リンク機構26を介して連結用軸体25を外側移動させることで、これら連結用軸体25を被連結用孔64に係合させる。これにより作動部22にバケット本体62を一体化し得、以て昇降回動手段11側にバケット装置61を装着し得る。このような装着状態では、昇降回動手段11の作動によってバケット装置61を昇降させたり回動させたりし得る。
【0039】
すなわち、昇降用シリンダ15の伸縮動によってブーム12を上下揺動させることで、作動部22を介してバケット装置61を昇降させ得る。また、回動用シリンダ21の伸縮動によって第1リンク17を回動させることで、第2リンク18を介して作動部22の上部に押し引き力を作用させ、以て作動部22を介してバケット装置61を横軸体23の周りに回動させ得る。
【0040】
このような動作と車体2の走行とによって、所期のバケット作業を行える。すなわち、たとえばグランド72の整地作業や、芝育成場所での整地作業などを行える。
【0041】
上述したような車体2の走行や、芝71の巻き敷き作業あるいはバケット作業は、運転部10に乗込んだ運転者の操作によって、走行状態や作業状態を容易に十分に確認しながら行える。
【0042】
上記した実施の形態においては、作業装置として芝巻敷装置31やバケット装置61が示されているが、これはクランプ装置や打砕装置などであってもよい。
【0043】
【発明の効果】
上記した本発明の請求項1によると、昇降回動手段の作動部に対して各種の作業装置を選択して着脱することで、車体の前後走行と、昇降回動手段による作業装置の昇降ならびに回動とによって、各種の作業装置を使用して複数の作業を行うことができる。その際に走行や作業は、運転部に乗込んだ運転者の操作によって、走行状態や作業状態を容易に十分に確認しながら行うことができる。
【0044】
各種の作業装置のうち、芝巻敷装置は、その本体を作動部に連結することで昇降回動手段に装着でき、そして本体に対して保持体を車幅方向に位置調整することで、芝巻敷装置による巻敷位置を車幅方向において好適な位置に調整できる。また保持体による芝巻き用筒体の保持は、芝巻き用筒体に挿通した支軸体の両端を落し込みにより位置決めすることで、芝巻き用筒体の装着を構造ならびに操作を簡単にして行うことができる。そして、作動部を介して芝巻敷装置を昇降できるとともに、作動部を介して芝巻敷装置を回動でき、このような動作と車体の走行とによって、芝の敷き込み作業や芝の巻き取り作業を容易に確実に行うことができる。
【0045】
また上記した本発明の請求項2によると、昇降回動手段の作動部に対してバケット装置を連結することで、作動部を介してバケット装置を昇降できるとともに、作動部を介してバケット装置を回動でき、このような動作と車体の走行とによって、所期のバケット作業、たとえばグランドの整地作業や、芝育成場所での整地作業などを容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示し、芝巻敷装置を装着した産業用車両の斜視図である。
【図2】同芝巻敷装置を装着した産業用車両の巻き取り開始時での側面図である。
【図3】同芝巻敷装置を装着した産業用車両の巻き取り終了時での側面図である。
【図4】同芝巻敷装置を装着した産業用車両の巻き戻し開始時での側面図である。
【図5】同芝巻敷装置を装着した産業用車両の装着部分の一部切り欠き側面図である。
【図6】同芝巻敷装置を装着した産業用車両の保持体部分の一部切り欠き正面図である。
【図7】同芝巻敷装置を装着した産業用車両の芝巻敷装置本体部分を装着前の一部切り欠き背面図である。
【図8】同芝巻敷装置を装着した産業用車両の芝巻敷装置本体部分を装着後の一部切り欠き背面図である。
【図9】同産業用車両に装着される芝巻敷装置の分解斜視図である。
【図10】同産業用車両における芝巻敷装置の装着時の一部切り欠き側面図である。
【図11】同産業用車両におけるバケット装置の装着時の一部切り欠き側面図である。
【符号の説明】
1  産業用車両
2  車体
7  座席
8  ハンドル
9  操作レバー
10  運転部
11  昇降回動手段
12  ブーム
15  昇降用シリンダ
17  第1リンク
18  第2リンク
21  回動用シリンダ
22  作動部
23  横軸体
24  横軸体
25  連結用軸体
26  リンク機構
27  操作レバー
28  係合部分
31  芝巻敷装置(作業装置)
32  本体
36  被連結用孔
38  係止部
39  被係合部
40  保持体
41  横杆部材
42  被ガイド部材
43  係止体
45  腕部材
46  保持具
47  保持部材
47a 保持凹部
48  位置決め部材
51  芝巻き用筒体
52  支軸体
52a 両端
61  バケット装置(作業装置)
62  バケット本体
64  被連結用孔
65  被係合部
71  天然の芝
71a ロール状芝
72  グランド
A  前進方向
B  後進方向

Claims (2)

  1. 運転部が設けられた車体の前部には、その作動部を昇降ならびに回動させる昇降回動手段が設けられるとともに、前記作動部に対して作業装置を着脱可能に構成し、前記作業装置の1つである芝の巻き取りおよび巻き戻しを行う芝巻敷装置は、前記作動部に連結される本体と、この本体に対して車幅方向に位置調整自在に設けられた保持体とを有し、この保持体は、芝巻き用筒体に挿通された支軸体の両端を、落し込みにより位置決めして保持可能に構成したことを特徴とする産業用車両。
  2. 別の作業装置として、作動部に対してバケット装置が連結されることを特徴とする請求項1記載の産業用車両。
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