JP4498761B2 - 釣竿 - Google Patents

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Description

本発明は、釣竿の構造、より詳しくは釣竿のリールシート部の構造に関するものである。
図8は、ルアー用の釣竿(典型的にはいわゆるバスロッド等)の構造が模式的に示された図である。同図が示すように、一般にルアー用の釣竿1は、釣竿本体2と、これを支持するグリップ3とを備えており、このグリップ3には、釣用リールRが装着されるリールシート部4が設けられている。このリールシート部4は、固定フード5a及び可動フード5bを備えており、これら一対のフード5a、5bにより釣用リールRの脚部6が挟持される。これにより、釣用リールRは、グリップ3に固定される(例えば、特許文献1参照)。
グリップ3には、可動フード5bが収容される収容室7が設けられており、この収容室7に可動フード5bが挿入されている。また、グリップ3には、可動フード5bを操作する操作リング8が設けられている。操作リング8はグリップ3に取り付けられており、グリップ3の軸方向を回転中心として回転自在となっている。操作リング8の内周面には、雌ねじ8aが形成されている。また、可動フード5bには雄ねじ9が形成されており、これら雄ねじ9及び雌ねじ8aが螺合されている。したがって、操作リング8が回転されることにより、可動フード5bは図中左右方向にスライドされ、これにより、釣用リールRの脚部6が挟持される。
特開2003−274812号
従来の釣竿1では、釣用リールRの脚部6は、上記一対のフード5a、5bによって挟持されるのであるが、脚部6が挟持された状態では、可動フード5bが上記収容室7から突出する。したがって、可動フード5bは上方に浮き上がってしまう傾向にあり、そのため、釣用リールRのより確実な固定が実現されにくいという問題があった。
そこで、本発明の目的は、釣用リールの脚部がリールシート部に強固に固定され得る釣竿を提供することである。
(1) 上記目的が達成されるため、本発明に係る釣竿は、釣用リールの脚部が載置される載置部と、載置部の一方側に設けられ、上記脚部の一方を収容保持する固定フードと、載置部の他方側に固定フードと対向配置され、固定フードに対して近接/離反する方向に沿ってスライドされ、その両側面に係合凸部が設けられた可動フードと、この係合凸部が嵌め込まれ、この可動フードを近接/離反する方向にスライドさせうる案内溝と、可動フードのスライドを案内するスライド案内機構とを有するリールシート部が設けられ、スライド案内機構は、上記可動フードを囲繞し且つ上記近接/離反する方向に延びる内壁面を有し、スライドする上記可動フードを常時囲繞保持することによって当該可動フードの載置部から離反する方向への変位を規制しつつ上記近接/離反する方向へのスライドを案内するフード収容部を備えているいることを特徴とするものである
この構成によれば、釣用リールは、一方の脚部が固定フードに収容保持された状態で載置部に載置された後、可動フードが固定フード側にスライドされることによって、他方の脚部が可動フードに収容保持される。このとき、可動フードは、スライド案内機構によって案内されながら、固定フード側にスライドする。これにより、釣用リールの両方の脚部が固定フード及び可動フードによって挟持固定される。
可動フードは、フード収容部内に収容されながら固定フードに対してスライドするので、載置部から離反する方向への可動フードの変位は、フード収容部によって確実に規制される。したがって、釣用リールの両方の脚部は、載置部から離反することなく確実に強固に固定される。上記フード収容部は、例えばリールシートを構成するケーシングの一部によって構成されることも可能である。
(2) 上記フード収容部は、外部から上記可動フードの位置が確認される確認窓部を備えているのが好ましい。
可動フードがフード収容部に常時収容されているので、釣人はスライドする可動フードの位置を直接確認することが容易でない。しかし、確認窓部が設けられることによって、釣人は、フード収容部内の可動フードの位置を容易に確認することができ、これにより、釣用リールの着脱作業を簡単且つ迅速に行うことができる。
以上のように本発明によれば、リールシートに設けられたスライド案内部によって、釣用リールの脚部を収容保持する可動フードがリールシートから浮き上がる方向に変位することはないので、載置部に載置された釣用リールは、確実に且つ強固にリールシートに装着される。したがって、大型の魚をターゲットとする釣りや、ハードなキャスティングが繰り返される釣りにおいても、釣用リールは常にリールシートに確実に固定される。
以下、適宜図面が参照されつつ、好ましい実施形態に基づいて本発明が詳細に説明される。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿の正面図である。
この釣竿10は、ルアー用ワンピースタイプのものであって、釣竿本体11と、その後端部を支持するグリップ12とを備えている。グリップ12には、後に詳述されるリールシート部21が設けられている。リールシート部21は、釣用リールの脚部を挟持し、当該釣用リールをグリップ12に固定するものである。なお、本実施形態では、釣竿10がルアー用ワンピースタイプとして構成されているが、本発明は、かかる仕様の釣竿に限定して適用されるものではなく、リールシート部が設けられた釣竿に広く適用され得るものである。
釣竿本体11は、単一の棒状部材からなり、グリップ12の内部に前方から後方に向かって挿通されている。本実施形態では、釣竿本体11は単一の部材からなるが、これに限定されるものではなく、複数の部材が接続されることによって釣竿本体11が構成されるものであってもよい。釣竿本体11は、既知の要領で、例えば、カーボン繊維強化樹脂(プリプレグ)が所定形状に裁断され、これが筒状に巻回されることによって、円筒状の部材として構成される。また、同図が示すように、釣竿本体11には、複数の釣糸ガイド13〜20が所定間隔で配置されている。これら釣糸ガイド13〜20は、上記リールシート部21が設けられた側に配置されており、したがって、釣竿10は、ベイトリールが装着されるタイプである。
本実施形態に係る釣竿10の特徴とするところは、グリップ12の構造、特にリールシート部21の構造にある。具体的には、後に詳述されるが、リールシート部21は、釣用リールの脚部を挟持する固定フード40(図2参照)と、これに近接し離反するようにスライドする可動フード42(図3参照)とを備えており、この可動フード42がスライド案内機構58によって案内されながらスライドするように構成されており、これにより、釣用リールは、リールシート部21に確実に強固に固定されるようになっている。
図2は、釣竿10の拡大斜視図であり、グリップ12の外観が図示されている。図3は、釣竿10の要部拡大断面図であり、グリップ12の内部構造が図示されている。
グリップ12は、前述のようにリールシート部21が一体的に設けられており、リールシート部21の後方に肘当部24が設けられている。この肘当部24は、円柱状に形成されており、その周面は弾性部材からなるのが好ましい。肘当部24は、釣人が釣竿10を操作する際に釣人の肘に当接されるものであり、釣人は安定した釣竿10の操作が可能となる。
リールシート部21は、その骨格を構成するケーシング22及び環状ナット部材23を有し、この環状ナット部材23とケーシング22とは分割可能に組み立てられている。図4は、グリップ12の要部拡大斜視図であり、環状ナット部材23がケーシング22から取りはずされた状態が示されている。
図2ないし図4が示すように、リールシート部21は、ケーシング22と、ケーシング22の前端部側に嵌め込まれたコア部材25と、コア部材25に嵌め込まれ且つ上記ケーシング22の前端に設けられた環状ナット部材23と、コア部材25に螺合された固定ナット部材26とを有する。
ケーシング22は、例えばアルミニウム等の金属や樹脂により構成され、筒状に形成されている。ケーシング22の上部には開口部27が設けられており、釣用リールの脚部は、この開口部27に挿入されるようになっている。開口部27内には、シート部材28(載置部)が配置されており、このシート部材28上に釣用リールの脚部が載置されるようになっている。
ケーシング22の前方には、フード収容部59が形成されている。このフード収容部59は、上記スライド案内機構58の一部を構成する。フード収容部59は、ケーシング22と一体的に形成されており、後に詳述される可動フード42がフード収容部59内に収容されている。フード収容部59の内壁面60は、可動フード42が固定フード40に対して近接し離反する方向に延びており、当該内壁面60の形状は、可動フード42の外周面形状に対応されている。したがって、可動フード42の外周面は、上記内壁面60と隙間無く当接している。なお、可動フード42の外周面と上記内壁面60との間には可動フード42が円滑にスライドするための微小な隙間が形成されていてもよい。
ケーシング22の後方には、上記開口部27の後端に連続して固定フード40が形成されている。固定フード40は、ケーシング22の一部によって構成されており、内部に凹部が形成されている。釣用リールの脚部の後方側部分(脚部の一方)は、この凹部に収容され保持される。なお、固定フード40の具体的形状は従来の固定フードと同様であるので、その詳しい説明は省略される。さらに、釣竿10はベイトリールが装着されるタイプであるから、ケーシング22の下部には、トリガ29が一体的に形成されている。
図5は、グリップ12の要部拡大分解斜視図であり、図4においてコア部材25、環状ナット部材23及び固定ナット部材26が分解された状態が示されている。
コア部材25は、全体として筒状に形成されており、内部に釣竿本体11が挿通されるようになっている。コア部材25は、螺合部30、保持部31及びスライド案内部32を備えている。コア部材25は、例えば樹脂により一体的に形成され得るが、アルミニウム等の金属により構成されていてもよい。
螺合部30は、コア部材25の先端部により構成され、外周面に雄ねじ33が形成されている。この螺合部30は、固定ナット部材26が螺合するようになっている。保持部31は、コア部材25の中央部に設けられた嵌合凹部34により構成されている。この嵌合凹部34は、コア部材25の中央部が外側から内側に向かって薄肉化されることによって構成されている。スライド案内部32は、コア部材25の後端部により構成されており、上記シート部材28(図2参照)と突き合わせられるシート部35と、シート部35の下方に設けられた連結部36とを有する。上記嵌合凹部34が設けられることにより、当該嵌合凹部34とシート部35との境界部部に段部56が形成されている。この段部56は、上記スライド案内機構58の一部を構成する。
シート部35の上面は平坦面に形成されており、上記シート部材28と共に釣用リールの脚部が載置される載置面を構成する。連結部36は、コア部材25が上記ケーシング22及び環状ナット部材23と確実に位置決め状態で連結することができるように、その形状が工夫されている。本実施形態では、連結部36は、その両側面に凸条37が突設されていると共に、その後端面に位置決めピン38が突設されている。凸条37は、環状ナット部材23側と係合すると共に(図4参照)、ケーシング22側と係合する(図2参照)。また、位置決めピン38は、ケーシング22の所定部に嵌め込まれるようになっており、これにより、コア部材25がケーシング22の所定位置に位置決めされる。
図4及び図5が示すように、シート部35と連結部36との境界部分には、案内溝39が形成されている。この案内溝39は、シート部35の両側に設けられており、前後方向に沿って延びている。案内溝39の内壁面は、左右方向(上記前後方向に直交する方向)内側に凹となる形状となっている。
コア部材25は、スライド部材41を備えている。スライド部材41は、フード部42と、これに連続して形成された嵌合片43とを有する。このフード部42は、上記可動フード42を構成する。以下、フード部42は、「可動フード42」と称される。スライド部材41は、コア部材25の外周面に載置されている。具体的には、スライド部材41は、コア部材25の上記シート部35が設けられた側(上記ケーシング22の上記開口部27が設けられた側)の外周面に当接されている。
可動フード42は、後端に開口を有する凹部44(図4参照)を備えており、この凹部44に上記釣用リールの脚部の前方側部分が挿入され保持される。なお、この凹部44の内壁面形状は、従来のものと同様であるので、その詳しい説明は省略される。また、可動フード42の外周面は、図4が示すように円弧状に形成されている。前述のように、上記フード収容部59の内壁面60の形状は、可動フード42の外周面形状に対応されて円弧状に形成されている。
この可動フード42には、その両側面に係合凸部45(図5参照)が設けられている。この係合凸部45は、左右方向内側に突出するように形成されている。したがって、この係合凸部45は、図5において矢印46が示す方向(前後方向)に沿って案内溝39に嵌め込まれる。これにより、可動フード42は、案内溝39に案内されて前後方向(すなわち、固定フード40に対して近接し、離反する方向)に沿ってのみスライドすることができる。
嵌合片43は、可動フード42の下方側、すなわち可動フード42の上記嵌合凹部34側に設けられている。このため、スライド部材41の可動フード42と嵌合片43との間には段部47が形成されており、嵌合片43は、可動フード42から下方へ落ち込んでいる。嵌合片43は、図5が示すように、円弧状に湾曲された平板からなる。嵌合片43の曲率半径は、上記嵌合凹部34の底面の曲率半径に対応されている。したがって、前述のように可動フード42がシート部35に嵌め込まれると、嵌合片43は、コア部材25の嵌合凹部34に嵌め込まれ、可動フード42のスライドに伴って嵌合凹部34内を前後方向にスライドする。
嵌合片43の中間部分には、段部61が形成されている。この段部61は、上記スライド案内機構58の一部を構成する。この段部61は、可動フード42が固定フード40側(矢印46の方向)にスライドすることによって上記段部56と当接し、可動フード42の当該方向へのスライドを規制する。これにより、可動フード42が最も固定フード40側に近づいた場合であっても、可動フード42は、上記フード収容部59から突出することはない。すなわち、可動フード42は、常時フード収容部59内でスライドすることになる。さらに、嵌合片43の外周面には、雄ねじ48が形成されている。この雄ねじ48は、環状ナット部23と螺合している。
環状ナット部材23は、操作ナット49及び連結環50を備えている。操作ナット49は、図4及び図5が示すように環状に形成されており、その内周面に雌ねじ57(図3参照)が形成されている。連結環50は操作ナット49の後方に配置されており、操作ナット49は、連結環50に対して回動自在に設けられている。なお、本実施形態では、連結環50に対して操作ナット49が滑らかに回転するために、連結環50と操作ナット49との境界部分にスライド板51が介在されている。このスライド板52は、例えば樹脂により構成される。連結環50の内壁面形状は、上記コア部材25のスライド案内部32の外形面形状に対応されている。このため、図4が示すように、連結環50は、コア部材25に隙間なく嵌め込まれ、ケーシング22の前端に取り付けられる(図2参照)。
このとき、操作ナット49は、コア部材25に設けられたスライド部材41と螺合している。具体的には、操作ナット49の雌ねじ57がスライド部材41の雄ねじ48と螺合する。この状態で操作ナット49が回転されると、スライド部材41は、前後方向にスライドすることになる。すなわち、スライド部材41が後方へスライドされたときは、可動フード42が上記固定フード40側へ移動し、上記釣用リールの脚部を挟持することができ、スライド部材41が前方へスライドされたときは、可動フード42が上記固定フード40から離反する。なお、本実施形態では、操作ナット49の外周面には前後方向に延びる細溝52が複数形成されている。これら細溝52は、釣人が操作ナット49を操作する際の滑止として機能する。
固定ナット部材26は、締付ナット53及びロックナット54を有する。締付ナット53は、図4が示すように、コア部材25の先端側から当該コア部材25に嵌め込まれ、コア部材25の雄ねじ33と螺合している。締付ナット53が締め付けられることによって、環状ナット部材23が上記ケーシング22に締結固定される。また、ロックナット54も同様にコア部材25の上記雄ねじ33と螺合している。ロックナット54が締め付けられることによって、締付ナット53の緩みが防止される。
釣竿10は、次のようにして組み立てられる。
釣竿本体11がコア部材25の内部に挿通され、コア部材25によって支持される。釣竿本体11は、ケーシング22を貫いて肘当部24まで挿通されていてもよい。コア部材25にスライド部材41が当接される。このとき、スライド板41は、前述のように前方から後方側に向かってスライドされながらコア部材25に嵌め込まれる。コア部材25の先端側から環状ナット部材23が嵌め込まれ、操作ナット49がスライド部材41と螺合する。
ケーシング22がコア部材25の後方から嵌め込まれる。これにより、コア部材25がケーシング22に位置決めされ、環状ナット部材23の連結環50がケーシング22の前端面に当接する。締結ナット53がコア部材25の前方から嵌め込まれ、コア部材25と螺合される。締結ナット53が締め付けられた後、ロックナット54がコア部材25に掛けられ締め付けられる。なお、締結ナット53と操作ナット49との間及びロックナット54と締結ナット53との間に、それぞれスライド板55が介在されていてもよい。
図3が示すように、操作ナット49がスライド部材41と螺合しているから、操作ナット49が回転されることによって、可動フード42が図中左右方向に移動する。すなわち、可動フード42が固定フード40に対して近接し離反する。したがって、釣用リールの脚部は、上記固定フード40及び上記可動フード42によって挟持され、グリップ12に固定される。
図6は、図3の拡大図である。
釣用リールの取付作業について詳述される。
釣用リールの一方の脚部が固定フード40に収容保持された状態で、釣用リールはシート部材28上に載置される。その後、操作ナット49が回転されることにより可動フード42が固定フード40側にスライドされ、釣用リールの他方の脚部が可動フード42に収容保持される。これにより、釣用リールの両方の脚部が固定フード40及び可動フード42によって挟持固定される。
このとき、可動フード42は、上記フード収容部59、スライド部材41に設けられた段部61及びコア部材25に設けられた段部56により構成されるスライド案内機構58によって案内されるから、可動フード42は、フード収容部59によって常時囲繞保持され、シート部材28から離反する方向(同図では上方)への変位が確実に規制される。したがって、釣用リールの両方の脚部は、リールシート部21から離れることなく、確実に強固に固定される。
特に、本実施形態では、可動フード42が上記ケーシング22と一体的に形成されたフード収容部59によって常時囲繞保持される構造が採用されているので、スライド案内機構58が簡単な構造で安価に構成されるという利点がある。
さらに、本実施形態では、スライド部材41の嵌合片43は、コア部材25の嵌合凹部34に嵌め込まれているから、コア部材25の肉厚寸法とスライド部材41の肉厚寸法との合計寸法は、従来のものよりも小さくなる。すなわち、スライド部材41が取り付けられた状態でのコア部材25の外径寸法が従来よりも小さくなる。したがって、コア部材25に挿通される釣竿本体11の外径寸法が従来のものと同様であっても、スライド部材41と螺合する操作ナット49の外径寸法が従来のものよりも小さくなる。その結果、環状ナット部材23の外径寸法が小さくなり、グリップ12が細径に形成され得る。
また、本実施形態では、スライド部材41は、コア部材25の前方から後方側に向かって簡単に嵌め込まれ、この状態で環状ナット部材23及び固定ナット部材26が取り付けられるので、グリップ12の組立作業は容易である。スライド部材41の嵌合片43は、コア部材25の嵌合凹部34に嵌め込まれているから、スライド部材41が図中右側へスライドされた場合には、図6が示すように、スライド部材41の嵌合片43は、コア部材25の保持部31とスライド案内部32との境界部分に形成された段部56に当接する。したがって、スライド部材41は、グリップ12が分解されない限りグリップ12から外れることはない。
しかし、固定ナット部材26は、コア部材25と螺合しているのみであるから、コア部材25から簡単に取り外される。固定ナット部材26が取り外されることによって、環状ナット部材23及びスライド部材41も簡単に取り外されるので、グリップ12の分解作業も容易である。したがって、例えば可動フード42の周辺にゴミ等が付着した場合には、グリップ12が分解されることによってスライド部材41が取り外されるので、リールシート部21の清掃等のメンテナンスが容易であるという利点がある。
加えて、本実施形態では、スライド部材41がコア部材25にスライド自在に係合するのであるが、スライド部材41に突設された係合凸部45(図5参照)がコア部材25に形成された案内溝39に嵌め込まれている。すなわち、スライド部材41がコア部材25のシート部35を抱えるように係合するので、スライド部材41は、シート部35に対して位置ずれを起こすことなく円滑にスライドする。したがって、釣用リールの脚部は、可動フード42及び固定フード40によって、なお一層確実に挟持され得るという利点もある。
次に、本実施形態の変形例について説明される。
図7は、本実施形態の変形例に係る釣竿70の要部拡大斜視図である。
本変形例に係る釣竿70が上記実施形態に係る釣竿10と異なるところは、フード収容部59にスリット71(確認窓部)が設けられている点である。なお、その他の構成については上記実施形態と同様である。
このスリット71は、上記フード収容部59を上下方向に貫通しており、当該フード収容部59の縁部から前方に向かって延びている。このスリット71が設けられることにより、釣人は、可動フード42の位置を確認することができる。具体的には、可動フード42がフード収容部59に常時収容されているので、釣人はスライドする可動フード42の位置を直接確認することが容易でない。しかし、スリット71が設けられることによって、釣人は、フード収容部59内の可動フード42を目視することができ、その位置を容易に確認することができる。これにより、釣人は、釣用リールの着脱作業を簡単且つ迅速に行うことができる。
なお、本変形例では、スリット71は、フード収容部59の縁部から前方に形成されているが、スリット71がフード収容部59の縁部まで至らない形状(例えば、細長の貫通孔)であってもよい。これにより、フード収容部59の剛性の低下が抑制される。また、スリット71が設けられているのは、前述のように、釣人が可動フード42の位置を直接確認するためであるから、当該目的を達成するためには、スリット71に代えて小孔がフード収容部59に貫通形成される等、種々の手段が採用され得る。
本発明は、釣用リールが装着されるタイプの釣竿に適用され得る。
図1は、本発明の一実施形態に係る釣竿の正面図である。 図2は、本発明の一実施形態に係る釣竿の拡大斜視図である。 図3は、本発明の一実施形態に係る釣竿の要部拡大断面図である。 図4は、本発明の一実施形態に係る釣竿のグリップの要部拡大斜視図である。 図5は、本発明の一実施形態に係る釣竿のグリップの要部拡大分解斜視図である。 図6は、図3の拡大図である。 図7は、本発明の一実施形態の変形例に係る釣竿の要部拡大斜視図である。 図8は、従来のルアー用の釣竿の構造が模式的に示された図である。
符号の説明
10・・・釣竿
11・・・釣竿本体
12・・・グリップ
21・・・リールシート部
22・・・ケーシング
23・・・環状ナット部材
25・・・コア部材
26・・・固定ナット部材
27・・・開口部
28・・・シート部材
30・・・螺合部
31・・・保持部
32・・・スライド案内部
33・・・雄ねじ
34・・・嵌合凹部
35・・・シート部
36・・・連結部
37・・・凸条
38・・・位置決めピン
39・・・案内溝
40・・・固定フード
41・・・スライド部材
42・・・フード部
43・・・嵌合片
44・・・凹部
45・・・係合凸部
47・・・段部
48・・・雄ねじ
49・・・操作ナット
50・・・連結環
51・・・スライド板
53・・・締結ナット
54・・・ロックナット
56・・・段部
57・・・雌ねじ
58・・・スライド案内機構
59・・・フード収容部
60・・・内壁面
61・・・段部

Claims (2)

  1. 釣用リールの脚部が載置される載置部と、
    載置部の一方側に設けられ、上記脚部の一方を収容保持する固定フードと、
    載置部の他方側に固定フードと対向配置され、固定フードに対して近接/離反する方向に沿ってスライドされ、その両側面に係合凸部が設けられた可動フードと、
    この係合凸部が嵌め込まれ、この可動フードを近接/離反する方向にスライドさせうる案内溝と、
    可動フードのスライドを案内するスライド案内機構とを有するリールシート部が設けられ、
    スライド案内機構は、
    上記可動フードを囲繞し且つ上記近接/離反する方向に延びる内壁面を有し、スライドする上記可動フードを常時囲繞保持することによって当該可動フードの載置部から離反する方向への変位を規制しつつ上記近接/離反する方向へのスライドを案内するフード収容部を備えている釣竿。
  2. 上記フード収容部は、外部から上記可動フードの位置が確認される確認窓部を備えている請求項1に記載の釣竿。
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