JP2011092140A - 釣り用錘 - Google Patents

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Abstract

【課題】錘同士が緩んで脱落するのを防止することができ、錘同士の着脱性に優れた釣り用錘を提供する。
【解決手段】錘本体10と、錘本体10に螺合により着脱可能に連結される分割錘20と、錘本体10と分割錘20との対向する部位に設けられた係止手段30と、を備え、係止手段30は、錘本体10に分割錘20を締め込んだ際に係止可能となって、反締め込み方向D2に錘本体10と分割錘20とを相互に回動不能に係止する構成とした。係止手段30は、錘本体10および分割錘20の一方から他方へ向けて移動可能な係止部材31と、錘本体10および分割錘20の他方に設けられ、係止部材が係止される係止受部34と、を備えて構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、魚釣りに用いる釣り用錘に関する。
従来、釣り用錘として、錘本体と、この錘本体に螺合により着脱可能に連結される分割錘とから構成したものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
この釣り用錘では、分割錘同士が螺合により着脱可能に連結されるように構成されており、錘本体に連結する分割錘の数を変更することによって重量調節が可能となっている。
また、複数の分割錘で釣り用錘を構成し、複数の分割錘同士を螺合により適宜連結することによって、重量調節するようにしたものも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開昭58−116622号公報 実用新案登録第3029746号公報
しかしながら、前記した特許文献1,2の釣り用錘では、いずれも、錘同士の連結を単に螺合することにより行っているので、実釣時に錘同士の連結が緩んで脱落する虞があり、改善が望まれていた。
また、錘同士の連結の緩みを防止するために、錘同士を強く巻き締めてしまうと、ねじが噛み合って錘同士が外れなくなる虞がある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、錘同士の連結が緩んで脱落するのを防止することができ、錘同士の着脱性に優れた釣り用錘を提供することを課題とする。
このような課題を解決する本発明の釣り用錘は、錘本体と、前記錘本体に螺合により着脱可能に連結される分割錘と、前記錘本体と前記分割錘との対向する部位に設けられた係止手段と、を備え、前記係止手段は、前記錘本体に前記分割錘を締め込んだ際に係止可能となって、反締め込み方向に前記錘本体と前記分割錘とを相互に回動不能に係止することを特徴とする。
この釣り用錘によれば、錘本体に螺合により着脱可能に連結される分割錘を備えた釣り用錘において、錘本体と分割錘との対向する部位に係止手段が設けられているので、錘本体に分割錘を締め込んだ際に、係止手段によって、反締め込み方向に錘本体と分割錘とを相互に回動不能に係止することができ、錘本体と分割錘とを好適に連結することができる。
また、本発明は、前記係止手段が、前記錘本体および前記分割錘の一方から他方へ向けて移動可能な係止部材と、前記錘本体および前記分割錘の他方に設けられ、前記係止部材が係止される係止受部と、を備えて構成されることを特徴とする。
この釣り用錘によれば、錘本体に分割錘を締め込んだ際に、錘本体および分割錘の一方から他方へ向けて係止部材を移動させ、これを錘本体および分割錘の他方に設けられた係止受部に係止することで、反締め込み方向に錘本体と分割錘とを相互に回動不能に係止することができる。これにより、錘本体と分割錘とを好適に連結することができる。
また、係止解除時には、係止部材を一方へ移動させて、係止部材と係止受部との係止を解除することにより、錘本体と分割錘とが相互に回動可能となり、錘本体から分割錘を取り外すことができる。
また、本発明は、前記係止手段が、前記錘本体および前記分割錘の一方から他方へ向けて突設され、螺合時の軸方向に直交する方向に移動可能な係止部材と、前記錘本体および前記分割錘の他方に設けられ、前記係止部材が係止される係止受部と、を備えて構成されることを特徴とする。
この釣り用錘によれば、錘本体に分割錘を締め込んだ際に、錘本体および分割錘の一方から他方へ向けて突設された係止部材を、螺合時の軸方向に直交する方向に(係止受部に向けて)移動させて、錘本体および分割錘の他方に設けられた係止受部に係止することで、反締め込み方向に錘本体と分割錘とを相互に回動不能に係止することができる。これにより、錘本体と分割錘とを好適に連結することができる。
また、係止解除時には、係止部材を螺合時の軸方向に直交する方向(係止受部から離れる方向)に移動させて、係止部材と係止受部との係止を解除することにより、錘本体と分割錘とが相互に回動可能となり、錘本体から分割錘を取り外すことができる。
また、本発明は、前記係止手段は、係止状態から前記分割錘がさらに締め込まれるのを許容する許容手段を備えることを特徴とする。
この釣り用錘によれば、許容手段により、係止状態を解除することなく、係止状態からさらに分割錘を締め込むことができる。
本発明によれば、係止手段によって、反締め込み方向に錘本体と分割錘とを相互に回動不能に係止することができるので、錘本体と分割錘とを螺合して係止手段で係止することによって、実釣時に錘同士の連結が緩んで脱落するのを好適に阻止することができる。
また、本発明によれば、錘本体と分割錘との係止は、錘本体に分割錘を締め込んだ際に、錘本体および分割錘の一方から他方へ向けて係止部材を移動させて、これを錘本体および分割錘の他方に設けられた係止受部に係止することで行われるので、係止操作が簡単であり、錘同士の連結が緩んで脱落するのを好適に阻止する構成でありながら錘本体と分割錘との着脱が行い易く、操作性に優れている。これによって、錘本体に連結される分割錘を重量の異なる他の分割錘に付け替える際にも、付け替えをスムーズに行うことができる。
特に、揺れる船上等における実釣時には錘の付け替えが煩雑であるところ、本発明によれば、分割錘の付け替えをスムーズに行うことができるので、潮流等に対応した好ましい実釣を実現することができる。
また、錘本体と分割錘との係止が、錘本体および分割錘の一方から他方へ向けて突設された係止部材を、螺合時の軸方向に直交する方向に(係止受部に向けて)移動させて、錘本体および分割錘の他方に設けられた係止受部に係止する構成においても前記と同様の作用効果が得られる。
また、本発明によれば、許容手段により、係止状態を解除することなく、係止状態からさらに分割錘を締め込むことができるので、係止状態からさらに締め込むことによって、好適な締め込み状態を実現することができる。
また、係止状態からさらに、締め込むことによって、錘本体と分割錘とをさらにガタツキなく連結することが可能となり、錘本体と分割錘との一体化が図られて、剛性の向上が期待できる。
本発明の第1実施形態に係る釣り用錘を示した図であり、(a)は外観斜視図、(b)は各部品を分解した状態の分解縦断面図、(c)は上部スライド部材と下部スライド部材との組み付けを示した分解図、(d)は各部品を組み付けた状態の縦断面図、(e)は図1(d)におけるe−e線断面図、(f)は係止部と係止受部との係止状態を示す拡大平面図、(g)は図1(f)におけるX部分をさらに拡大した平面図である。 (a)は係止受部の変形例を示す拡大平面図、(b)は係止部材および係止受部の変形例を示す拡大平面図である。 重量の異なる分割錘を示した説明図である。 本発明の第2実施形態に係る釣り用錘を示した図であり、(a)は外観斜視図、(b)は要部の縦断面図、(c)は錘本体に分割錘を締め付けるときの様子を示した断面図である。 (a)は係止受部の変形例を示す斜視図、(b)は係止受部の作用説明図である。
以下、本発明に係る釣り用錘の実施の形態について図面を参照しながら説明する。各実施形態において、同一の部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。なお、以下の説明において、「上下」「左右」「前後」の語は、説明の便宜上、図1(a)に示す方向を規準として用いている。なお、「軸方向」は釣り用錘1の前後方向と同義である。
(第1実施形態)
図1(a)に示すように、釣り用錘1は、外形が略分銅型を呈しており、錘本体10と、この錘本体10の前端に螺合により着脱可能に連結される分割錘20と、錘本体10と分割錘20との対向する部位に設けられ、一方から他方へ係入する係止部31bを有する係止手段30とを備えて構成されている。釣り用錘1は、例えば、タングステン、すず、金属粉を含む樹脂材等で形成することができる。
錘本体10は、図1(b)に示すように、前端面10aが錘本体10の前後方向となる軸方向に直交する鉛直面とされており、この前端面10aの中央部から軸方向前方に向けて、雄ねじ部11が突設されている。この雄ねじ部11は、分割錘20の後端に凹設された雌ねじ部21に螺合可能とされて螺合部が形成される。錘本体10は、このように前端面10aが鉛直面とされている一方、後端部側が後端に向けて先細り形状とされており、後端部には、釣糸取り付け用のリング12が設けられている。
錘本体10の前部側の上面には、係止手段30を構成する上部スライド部材31が軸方向にスライド可能に装着される凹部13が設けられており、また、これとは上下方向の反対側となる錘本体10の下面には、同じく係止手段30を構成する下部スライド部材32が軸方向にスライド可能に装着される凹部14が設けられている。
凹部13の縁部には、上部スライド部材31のスライドをガイドする側面視三角形状の縦壁13aが形成されている。また、これと同様に、凹部14の縁部には、下部スライド部材32のスライドをガイドする側面視三角形状の縦壁14aが形成されている。
このような凹部13と凹部14とは、錘本体10内で上下方向に貫通する貫通孔15(縦孔)を通じて連通しており、この貫通孔15を通じて、上部スライド部材31と下部スライド部材32とが後記するようにして連結されるようになっている。
また、貫通孔15内には、リターンスプリング33を収容する段部16が形成されている。段部16には、図1(d)に示すように、リターンスプリング33の後端部が配置され、この後端部が上部スライド部材31との間に挟持されるようにして保持されるようになっている。
分割錘20は、所定の重量を備え、前部が角部のない流線型とされており、また、後端面20aが錘本体10の軸方向(分割錘20の軸方向)に直交する鉛直面とされている。そして後端面20aの中央部に開口するように、錘本体10の雄ねじ部11が螺合可能な雌ねじ部21が形成されている。
また、後端面20aには、係止手段30を構成する係止受部34が凹設されている。この係止受部34には、上部スライド部材31の前端に設けられた係止部31bが係止可能である。
このような分割錘20は、錘本体10の雄ねじ部11に雌ねじ部21を螺合させることで錘本体10の前端に着脱可能に取り付けられる。この雄ねじ部11と雌ねじ部21により螺合部が形成される。なお、錘本体10に雌ねじ部を形成し、分割錘20に雄ねじ部を形成してもよい。また、錘本体10と分割錘20との両方に雌ねじ部を形成し、これらに螺合する別体の雄ねじを通じて、錘本体10と分割錘20とを螺合させてもよい。
係止手段30は、主として錘本体10に設けられた上部スライド部材31および下部スライド部材32と、分割錘20に設けられた係止受部34とを備えて構成されている。
上部スライド部材31と下部スライド部材32とは、錘本体10の貫通孔15内で後記するように離脱不能に連結されて、錘本体10の前後方向にスライド可能に設けられており、錘本体10内に配置されるリターンスプリング33によって錘本体10の前方へ向けて付勢されている。
上部スライド部材31は、上ツマミ部31aと、この上ツマミ31aの下部に設けられたスプリング保持部31cと、上ツマミ部31aから下方へ延設された一対の係合片31dと、を備えて構成されている。
上部スライド部材31の上ツマミ部31aの前端には、図1(f)に示すように、平面視で三角形状を呈する係止部31bが前方へ向けて突設されている。係止部31bは、図1(g)に示すように、前後方向に延在する係止面31b’’と、この係止面31b’’に対して傾斜する傾斜面31b’とを備えている。係止面31b’’は、分割錘20に凹設された係止受部34において前後方向に延在する係止面34’’に当接可能であり、また、傾斜面31’は、分割錘20の係止受部34において傾斜状に延在する傾斜面34’に当接可能である。
本実施形態では、後記するように、分割錘20を反締め込み方向(錘本体10を基準として図1(f)中に示した矢印D2方向、以下同じ)に回動させたときに、係止部31bの係止面31b’’が分割錘20の係止受部34の係止面34’’に当接し、分割錘20が反締め込み方向D2に回動するのを規制するようになっている。つまり、係止面31b’’は、反締め込み方向D2の回動を阻止する当接面として機能する。
一方、傾斜面31’は、分割錘20の係止受部34の傾斜面34’に当接した状態で、分割錘20が締め込み方向(錘本体10を基準として図1(f)において矢印D1方向)に回動するのを許容する(許容手段として機能する)ようになっている。
このような係止部31bは、上部スライド部材31および下部スライド部材32がリターンスプリング33によって錘本体10の前方へ向けて付勢された状態で、錘本体10の前端面10aから前方へ突出するように配置される。
スプリング保持部31cは、図1(d)に示すように、その下面と錘本体10の段部16(図1(b)参照)との間にリターンスプリング33を保持する。リターンスプリング33は、スプリング保持部31cに保持された状態で、その前端部が、係合片31dの間に形成された保持面31eに当接し、この保持面31eと錘本体10の段部16との間に縮設されて配置されるようになっている。これによって、上部スライド部材31(およびこれに連結される下部スライド部材32)は、リターンスプリング33の付勢力によって錘本体10の前方へ向けて付勢されている。
一対の係合片31dは、前記のように、上ツマミ部31aから下方へ延設されており、その下端部には、係合穴31fがそれぞれ設けられている。この係合穴31fには、下部スライド部材32のフック部32dに設けられた係合突部32fが係合可能である(図1(e)参照)。
下部スライド部32は、図1(b)に示すように、下ツマミ部32aと、下ツマミ部32aから上方へ突設された一対のフック部32dとを備えて構成されている。一対のフック部32dは、上部スライド部材31の一対の係合片31dに対応して設けられており、図1(c)に示すように、一対の係合片31dの係合穴31fに対応する位置に係合突部32fがそれぞれ設けられている。
このような上部スライド部材31と下部スライド部材32との連結は、図1(b)に示すように、錘本体10の上下方向から、貫通孔15内に一対の係合片31dおよび一対のフック部32dを挿入し、貫通孔15内で一対の係合片31dの係合穴31fに一対のフック部32dの係合突部32fを係合させることで行う。
係合時には、一対の係合片31dが弾性を伴って左右方向に拡がるようにして、係合突部32fを乗り越え、その後、係合突部32fに係合穴31fが位置してこれらが相互に係合する。本実施形態では、係合穴31fに係合突部32fが離脱不能に(嵌めごろし状態に)係合するようになっている。
なお、上部スライド部材31と下部スライド部材32との連結時には、リターンスプリング33を介在させながら行う。
分割錘20に設けられた係止受部34は、図1(f)に示すように平面視で三角形状を呈する溝からなり(図1(b)参照)、錘本体10の係止部31bに対向するように、分割錘20の後端面20aの周縁に凹設されている。
本実施形態では、後端面20aの周方向に90度間隔で計4箇所に係止受部34を設けている(図1(a)においては2個のみ図示)。
係止受部34には、錘本体10の係止部31bが係止可能であり、図1(g)に示すように、分割錘20の前後方向に延在する係止面34’’と、この係止面34’’に対して傾斜する傾斜面34’とからなる。係止受部34の係止面34’’には、前記したように錘本体10の係止面31b’’が当接可能であり、また、係止受部34の係止面34’には、錘本体10の係止面31b’が当接可能である。
なお、係止受部34は、計4箇所に設けたが、これに限られることはなく、180度間隔で計2箇所に設けてもよいし、1箇所のみ設けてもよい。
次に、錘本体10に分割錘20を着脱する際の作用について説明する。
錘本体10に分割錘20を取り付ける際には、錘本体10の雄ねじ部11に分割錘20の雌ねじ部21を螺合させて締め込むことにより行う。
錘本体10に分割錘20を締め込んでいくと、錘本体10の前端面10aに分割錘20の後端面20aが徐々に接近し、錘本体10の前端面10aから突出した係止部31bが分割錘20の後端面20aに当接する。
ここで、係止部31bは、前後方向にスライド可能な上部スライド部材31に設けられており、この上部スライド部材31は、前方へ向けてリターンスプリング33で付勢されている。したがって、締め込みによって錘本体10の前端面10aと分割錘20の後端面20aとがさらに接近すると、係止部31bは、分割錘20の後端面20aに押されて錘本体10側(後方側)へ移動しつつ、分割錘20の後端面20aに当接する。
また、分割錘20の後端面20aには係止受部34が凹設されているので、螺合部のねじの締め込みにより錘本体10の前端面10aと分割錘20の後端面20aとがさらに接近すると、係止部31bは、リターンスプリング33の付勢力で係止受部34内に進入する。
ここで、係止部31bは、締め込み方向(図1(f)中矢印D1方向)において係止受部34の傾斜面34’に対向する面が、同様に傾斜面31b’とされているので、係止受部34内に進入した係止部31bは、これらの傾斜面31b’,34’同士の当接により、係止受部34の外部へ向けて(錘本体10の後方側へ向けて)押し出されるように移動することとなる。
これによって、錘本体10に対する分割錘20の締め込み方向の回動が許容されることとなり、締め込み方向D1の回動操作を継続して行うことができる。
その後、錘本体10の前端面10aと分割錘20の後端面20aとがさらに接近したら(雄ねじ部11と雌ねじ部21とが強く噛み合わない程度にまで接近したら)、係止部31bが係止受部34に進入してこれらが係止される状態となったところで、締め込み方向D1の回動を停止する。
そうすると、係止部31bの係止面31b’’が係止受部34の係止面34’’に当接した状態となり、これによって、反締め込み方向(図1(f)中矢印D2方向)に分割錘20が回動することが規制される。
これにより、錘本体10に対して分割錘20が分離不能に取り付けられる。
一方、錘本体10から分割錘20を取り外す際には、上部スライド部材31を指で後方へスライド操作し、係止受部34に係止されている係止部31bを錘本体10側に後退させる。これにより、係止部31bと係止受部34との係止が解除され、反締め込み方向(図1(f)中矢印D2方向)に分割錘20を回動することが可能となる。
これにより、錘本体10から分割錘20を取り外すことができる。
なお、前記した締め込み時において、係止部31bと係止受部34とが係止した状態において、雄ねじ部11と雌ねじ部21とが強く噛み合う状態となってしまったときには、一旦、上部スライド部材31を指で後方へスライド操作して、係止部31bと係止受部34との係止状態を解除し、反締め込み方向D2に所定量回動させて、係止部31bと係止受部34とを再度係止させればよい。
このようにすることで、雄ねじ部11と雌ねじ部21とが強く噛み合う状態となることを回避しつつ、錘本体10に対して分割錘20を分離不能に取り付けることができる。
以上説明した本実施形態の釣り用錘1によれば、錘本体10と分割錘20との対向する部位に係止手段30(主として係止部31b、係止受部34、以下同じ)が設けられているので、錘本体10に分割錘20を締め込んだ際に、係止手段30によって、反締め込み方向D2に錘本体10と分割錘20とを相互に回動不能に係止することができ、錘本体10と分割錘20とを好適に連結することができる。
これによって、実釣時に連結した錘同士(錘本体10、分割錘20同士、以下同じ)の螺合部の連結が緩んで脱落するのを好適に阻止することができるとともに、錘同士の着脱性に優れた釣り用錘1が得られる。
また、係止手段30が、錘本体10から分割錘20へ向けてスライド移動可能な係止部31b(係止部材)と、分割錘20に設けられて係止部31bが係止される係止受部34と、を備えて構成されるので、これらを係止することで、反締め込み方向D2に錘本体10と分割錘20とを相互に回動不能に係止することができる。これにより、錘本体10と分割錘20とを好適に連結することができる。
また、係止部31bを後方へ移動させて、係止部31bを係止受部34から離脱させることにより、錘本体10と分割錘20とが相互に回動可能となり、錘本体10から分割錘20を取り外すことができる。
また、係止手段30は、係止状態から分割錘20がさらに締め込まれるのを許容する傾斜面31’(係止部31b)を備えるので、係止部31bと係止受部34との係止状態を解除することなく、係止状態からさらに分割錘20を締め込むことができる。
これにより、錘本体10と分割錘20とをさらにガタツキなく連結することが可能となり、錘本体10と分割錘20との一体化が図られて、剛性の向上が期待できる。
図2は第1実施形態の変形例を示しており、(a)は係止受部の変形例を示す拡大平面図、(b)は係止部および係止受部の変形例を示す拡大平面図である。
図2(a)に示すように、この変形例では、分割錘20の周方向に係止受部34が連続して複数設けられており、そのいずれの係止受部34に対しても係止部31bが係止可能となっている。
このように構成することによって、締め込み方向D1および反締め込み方向D2のいずれの方向においても、回動を微調整することができ、係止部31bと係止受部34との好適な係止状態、例えば、締め込み過ぎず、かつ、緩み過ぎない状態とされた係止状態で、錘本体10と分割錘20とを係止することが可能である。
なお、係止受部34が周方向に連続して複数設けられているので、手元を目視することなく、係止状態の微調整(回動の微調整)を行うことが可能であり、使い勝手がよいという利点も得られる。
また、図2(b)に示した変形例では、係止部31bおよび係止受部34がともに平面視で四角形状に形成されており、係止状態において、締め込み方向D1および反締め込み方向D2のいずれの方向においても、回動が規制されるようになっている。
このように構成することによって、係止部31bと係止受部34との強固な係止状態を実現することができ、錘本体10から分割錘20が離脱してしまうのをより確実に阻止することができる。
以上のような釣り用錘1は、図3に示すように、錘本体10に重量の異なる複数種類の分割錘20A〜20Cを付け替えて使用することができる。分割錘20A〜20Cには、前記と同様の係止受部34(不図示)がそれぞれ設けられており、付け替えの際には前記と同様にして取り付け取外しを容易に行うことができる。したがって、付け替えがスムーズであるという利点が得られる。
特に、揺れる船上等における実釣時には分割錘20(20A〜20C)の付け替えが煩雑であるところ、前記実施形態の釣り用錘1によれば、分割錘20(20A〜20C)の付け替えをスムーズに行うことができるので、潮流等に対応した好ましい実釣を実現することができる。
なお、前記実施形態では、錘本体10側に係止部31bを設け、分割錘20側に係止受部34を設けたが、これに限られることはなく、錘本体10側に係止受部34を設けるとともに、分割錘20側に係止部31bおよび上部スライド部材31等を設けてもよい。
(第2実施形態)
本実施形態が前記第1実施形態と異なるところは、係止手段30を構成する係止部材35が線状部材からなり、係止部としての先端部35eが分割錘20へ向けて突設されて分割錘20の係止受部34Bに係止されるように構成されている点である。
図4(a)に示すように、係止部材35は、後部35aと、この後部35aに連続して軸線方向に折曲された直線部35bと、この直線部35bに対して下方向に折曲された鉛直部35cと、この鉛直部35cから前方へ向けて折曲され突出部35dとからなり、突出部35dの先端部35eが錘本体10の前端面10aから前方に突出するように配置されている。
後部35aは、錘本体10に形成された固定用縦穴17aに挿入されて固定されている。直線部35bは、錘本体10の軸線に沿って上面に開口するスリット17bに配置されている。なお、錘本体10の上面には、スリット17bに交差するように、係止部材35を操作する際に指を差し入れ可能な湾曲凹部10cが形成されている。
鉛直部35cは、錘本体10の上下方向に形成された摺動孔17cに挿通されており、摺動孔17cに沿って上下方向に摺動可能となっている。
突出部35dは、錘本体10の下面に凹設された凹設溝17d内に保持されている。凹設溝17dは摺動孔17cに連続して形成されている。
このような係止部材35は、ばね弾性を有する部材から形成されており、初期状態において、突出部35dが凹設溝17dの底面に当接して凹設溝17d内に収容される状態に保持されている。そして、係止部材35は、錘本体10の上部の湾曲凹部10cに指を差し入れるようにして、直線部35bが下方へ押圧操作されると、鉛直部35cが摺動孔17c内を下方へ摺動し、突出部35dを下方へ移動させる。つまり、突出部35dは、螺合時の軸方向に直交する方向(上下方向)に移動可能であり、凹設溝17dから離脱可能に構成されている。
一方、分割錘20の係止受部34Bは、係止部材35の先端部35eに対応させて、分割錘20の後端部の周縁に設けられており、後端部の径方向外側から係止部材35の先端部35eが係止可能に設けられている(図4(b)(c)参照)。
なお、分割錘20の後部には、フィン19が設けられている。
次に、本実施形態において錘本体10に分割錘20を着脱する際の作用について説明する。
錘本体10に分割錘20を取り付ける際には、図4(c)に示すように、螺合部として形成された錘本体10の雄ねじ部11に分割錘20の雌ねじ部21を螺合して締め込むことにより行う。このとき、係止部材35の直線部35bを指で押圧し、鉛直部35cを下方へ摺動させて突出部35dを凹設溝17dから離脱させて下方に移動させておく。
これにより、係止部材35の先端部35eは、分割錘20の後端外周面よりも分割錘20の径方向外側に位置し、分割錘20の後端外周面から逃がすことができ、これによって分割錘20の締め込みを好適に行うことができる。
その後、錘本体10の前端面10aと分割錘20の後端面20aとがさらに接近したら(雄ねじ部11と雌ねじ部21とが強く噛み合わない程度にまで接近したら)、係止部材35の先端部35eに対応する位置に係止受部34Bが回動して位置するようになったところで締め込みを停止し、押圧している指を離す。そうすると、係止部材35の突出部35dが凹設溝17d内に収容され、図4(b)に示すように、先端部35eが係止受部34B内に進入して係止受部34B内に係止される。
これにより、締め込み方向(図4(a)中矢印D1方向)および反締め込み方向(図4(a)中矢印D2方向)のいずれの方向にも分割錘20の回動が規制される。したがって、錘本体10に対して分割錘20が離脱不能に取り付けられる。
一方、錘本体10から分割錘20を取り外す際には、係止部材35の直線部35bを指で押圧して、前記のように突出部35dを下方へ移動させる。そうすると、突出部35dの先端部35eが係止受部34Bから離脱し、反締め込み方向(図4(a)中矢印D2方向)に分割錘20を回動することが可能となる。
これにより、錘本体10から分割錘20を取り外すことができる。
以上説明した本実施形態の釣り用錘1によれば、錘本体10と分割錘20との対向する部位に係止手段30(主として係止部31b、係止受部34B、以下同じ)が設けられているので、錘本体10に分割錘20を締め込んだ際に、係止手段30によって、反締め込み方向(錘本体10を基準として図4(a)中矢印D2方向)に錘本体10と分割錘20とを相互に回動不能に係止することができ、錘本体10と分割錘20とを好適に連結することができる。
これによって、実釣時に連結した錘同士(錘本体10、分割錘20同士、以下同じ)が緩んで脱落するのを好適に阻止することができ、錘同士の着脱性に優れた釣り用錘1が得られる。
また、係止部材35の先端部35eと係止受部34Bとの係止および係止の解除は、係止部材35の直線部35bを押圧したり、指を離したりする操作を行うだけで可能であるので、操作が簡単で行い易いという利点も得られる。しかも、係止時および係止の解除時の操作は、いずれも直線部35bを押圧するだけでよいので操作性に優れている。
なお、本実施形態の釣り用錘1においても、図3に示すような重量の異なる分割錘20A〜20Cに係止受部34Bを形成することで、これらを適宜付け替えて使用することができる。
また、分割錘20に係止部材35(先端部35e)を設け、錘本体10に係止受部34Bを設けてもよい。
図5(a)(b)は第2実施形態の変形例を示している。
図5(a)(b)に示すように、この変形例では、係止部材35の先端部35eが係止される係止受部36の形状を異ならせている。
係止受部36は、図5(b)に示すように、先端部35eが係止される円弧状の底部36aと、この底部36aに連続し径方向に対して傾斜する連続傾斜面36bと、この連続傾斜面36bにさらに連続する湾曲面36cと、底部36aに連続して略径方向に延在する係止面37dを備えて構成されている。
この変形例では、分割錘20を締め込み方向(錘本体10を基準として図5(b)中に示した矢印D1方向、以下同じ)に回動させたときに、係止受部36の底部36aに先端部35eが係止される状態となるが、この状態からさらに締め込み方向D1に分割錘20を回動させると、先端部35eが、連続傾斜面36bおよび湾曲面36cに沿って径方向外側へ移動し、その後、係止受部36の外部(外周面)に移動する。
つまり、締め込み方向D1に分割錘20が回動するのを許容する(許容手段として機能する)ようになっている。
一方、分割錘20を反締め込み方向(錘本体10を基準として図5(b)中に示した矢印D2方向、以下同じ)に回動させたときには、先端部35eが係止受部36の外部(外周面)から湾曲面36cおよび連続傾斜面36bに沿って底部36aに係止され、係止面37dに当接するようになっている。これにより分割錘20が反締め込み方向D2に回動するのが規制される、つまり、係止面37dは、反締め込み方向D2の回動を阻止する当接面として機能する。
このような釣り用錘1によれば、締め込み方向D1の回動を許容しつつ、反締め込み方向D2の回動を阻止することができる。
しかも、締め込み時には、締め込み方向D1に回動させるだけで先端部35eを係止受部36から離脱させることができるので、係止部材35をいちいち押圧操作しなくてもよく、使い勝手がよいという利点が得られる。
なお、図5(b)に示すように、係止受部36の係止面37dに代えて、先端部35eに相当するような曲率半径の小さい湾曲面37を形成してもよい。このような係止面37を設けることによって、分割錘20の取外し時に先端部35eが係止受部36から外れ易くなるようにすることができる。
1 釣り用錘
10 錘本体
20 分割錘
30 係止手段
31b 係止部(係止部材)
35 係止部材
31b’傾斜面(許容手段)
34、34B、36 係止受部
D1 締め込み方向
D2 反締め込み方向

Claims (4)

  1. 錘本体と、前記錘本体に螺合により着脱可能に連結される分割錘と、前記錘本体と前記分割錘との対向する部位に設けられた係止手段と、を備え、
    前記係止手段は、
    前記錘本体に前記分割錘を締め込んだ際に係止可能となって、反締め込み方向に前記錘本体と前記分割錘とを相互に回動不能に係止することを特徴とする釣り用錘。
  2. 前記係止手段は、前記錘本体および前記分割錘の一方から他方へ向けて移動可能な係止部材と、前記錘本体および前記分割錘の他方に設けられ、前記係止部材が係止される係止受部と、を備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載の釣り用錘。
  3. 前記係止手段は、前記錘本体および前記分割錘の一方から他方へ向けて突設され、螺合時の軸方向に直交する方向に移動可能な係止部材と、前記錘本体および前記分割錘の他方に設けられ、前記係止部材が係止される係止受部と、を備えて構成されることを特徴とする請求項1に記載の釣り用錘。
  4. 前記係止手段は、係止状態から前記分割錘がさらに締め込まれるのを許容する許容手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の釣り用錘。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016138654A1 (zh) * 2015-03-05 2016-09-09 张青竹 钓鱼用环保易拆装钓坠及钓鱼工具

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