JP2011152228A - アジャスタ構造およびアジャスタ部材 - Google Patents

アジャスタ構造およびアジャスタ部材 Download PDF

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Abstract

【課題】 床面と接触する床面接触部材から対象物の下部までの距離を一定に保つことができるアジャスタ構造およびアジャスタ部材を提供する。
【解決手段】
アジャスタ部材14は、床面接触部材30、高さ調整ボルト32、カバー部材34、第1ねじ36、第2ねじ38、などを有する。第1ねじ36は、下側(床面側)から、係止穴40にねじ部60を通して第1ねじ穴24に螺入される。ねじ部60が第1ねじ穴24と螺合することにより、第1ねじ36が脚部4に取り付けられる。このとき第1ねじ36は係止穴40に挿入されているので、ねじ部60の側面が係止穴40の内周壁に接触すると共に、頭42が係止穴40の周縁部を形成する面62に当接し、高さ調整ボルト32の回転が抑制される。
【選択図】図2

Description

本発明は、床面に設置される対象物の床面側に配置される床面接触部材の高さ調整を可能とするアジャスタ構造、およびそのアジャスタ構造にて用いられるアジャスタ部材に関する。
家具などの床面に設置される対象物の下部には、床面や対象物の傷防止のために樹脂などの比較的柔らかい材質で構成された部品が取り付けられる場合がある。例えば、机におけるパイプ形状のベース(脚部)であって、端部にキャップを取り付け、そのキャップの床面側にアジャスタを取り付けてなるベースが提案されている(特許文献1参照)。
特開2000−166672号公報
家具などの対象物の下部に取り付けられる一般的なアジャスタは、床面に接触する床面接触部材とねじとを備えており、ねじの螺合量を調整することによって下部からの距離が調整できるように構成されている。
このようなアジャスタが設けられた対象物を移動させると、床面接触部材が床面に接触して回転してしまう場合があり、対象物の移動を繰り返すうちにねじの螺合量が変化して、対象物の下部から床面接触部材までの距離が変化してしまい、最悪の場合外れてしまうという問題があった。
また、対象物にアジャスタの機能が要求されるか否かは、対象物を使用する使用者、または使用環境によって異なる。しかしながら、対象物の製造および販売段階において、アジャスタ部分の構成のみが異なる複数種類の対象物を準備することは不効率であるという問題があった。
本発明は、上述した問題に鑑みてなされたものであり、その目的は、床面と接触する床面接触部材から対象物の下部までの距離を一定に保つことができるアジャスタ構造およびアジャスタ部材を提供することである。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、床面に接触する床面接触部材と、対象物の下部または前記床面接触部材に固定された高さ調整ボルトと、前記下部または前記床面接触部材のうち、前記高さ調整ボルトが取り付けられていない側に配置され、前記高さ調整ボルトと螺合する雌ねじを有する雌ねじ部と、を備え、前記高さ調整ボルトの前記雌ねじへの螺合量を調整することにより、前記床面接触部材の前記下部からの距離を調整可能に構成されてなるアジャスタ構造であって、前記下部または前記床面接触部材のいずれか一方に取り付けられて、前記一方とは異なる他方と当接して前記高さ調整ボルトの前記雌ねじに対する回転を抑制する抑制位置と、前記回転を抑制しない解除位置と、に変位可能に構成されてなる当接部を備えることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、当接部を抑制位置に変位させることで、高さ調整ボルトの雌ねじに対する回転(以降、高さ調整ボルトの回転とはこのことを指す)が抑制されるため、床面接触部材から対象物の下部までの距離(以降、単に床面接触部材の高さ、ともいう)を一定に保つことができる。
また、当接部を解除位置に変位させることで、高さ調整ボルトが回転可能となり、床面接触部材の高さを調整できるようになる結果、床面接触部材から対象物の下部までの距離を調整することができる。
すなわち、上記アジャスタ構造であれば、床面接触部材の高さを変化させることができるアジャスタの機能と、床面接触部材の高さを固定した単なる脚端の機能と、の切り替えを、当接部の変位により実現することができる。
これにより、対象物を製造販売する際に、アジャスタの機能を有する対象物と有さない対象物とを両方準備する必要がなくなり都合がよい。
なお、上述した当接部は、抑制位置において高さ調整ボルトの回転を抑制し、解除位置においてその回転を抑制しないようにできる限りにおいて、さまざまな構成を用いることができる。
例えば、対象物の下部または床面接触部材のいずれか一方に常時取り付けられていて、取り付けられた状態で抑制位置と解除位置とに変位するかんぬきやレバーを当接部とする構成や、ねじ部材のように着脱可能なものを当接部とし、例えばねじ部材を締めて床面接触部材と対象物とを固定する構成が考えられる。
また、抑制位置および解除位置は、上記回転を抑制する位置、または回転の抑制を解除する位置であればよい。即ち、当接部を構成する少なくとも1つの構成要素が対象物の下部または床面設置部材から取外された際に、上記回転の抑制、または抑制の解除を実現できるならば、その外れた位置が抑制位置、解除位置となる。
なお、上述したねじ部材が当接部である場合、例えば、床面接触部材と対象物との固定が実現できるまでねじが締められたときのねじ部材の位置が抑制位置となり、ねじを緩めて上記一方から取外したときの位置や、若しくは、上記一方には取り付けられているものの、ねじの締め具合が所定量以下となり、上記固定ができなくなったときのねじ部材の位置が解除位置となる。
また、上述した当接部が複数の構成要素からなる場合、当接部全体として上記回転を抑制している場合には、当接部は抑制位置となる。また、いずれか1つの構成要素でも高さ調整ボルトの回転を抑制しなくなる位置にあれば、他の構成要素が抑制位置のときと同じ位置にあっても当接部としては解除位置となる。
なお、対象物の下部において、高さ調整ボルトまたは雌ねじ部は、対象物に直接形成されていてもよいし、対象物の下部に固定された別体の部品に設けられていてもよい。別体の部品とは、例えば、対象物の下部を保護する樹脂部品などが該当する。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のアジャスタ構造において、前記床面接触部材に、前記抑制位置に位置する前記当接部よりも下方向に突出した突出部が形成されていることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、当接部が床面に接触せず、床面接触部材を床面に接触させることができる。よって、当接部と床面が接触して当接部が破損したり床面に傷が付いたりすることを抑制できる。また、突出部が当接部より外側に配置されるなどして、突出部により当接部を隠すように構成すれば、外観を良くすることも可能となる。なお、上述した下方向とは、床面接触部材が組み付けられて使用状態にあるときの下方向であって、床面の方向である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載のアジャスタ構造において、前記当接部が、前記一方へ取り付けられる領域と、前記他方と当接する領域と、を有する1つの部材で構成されていることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、1つの部材からなる当接部にて高さ調整ボルトの回転、および回転の抑制が制御されるため、当接部が複数の部材からなる場合と比較して部品点数の削減を実現できる。このような当接部として、まずは、上述した一方へ取り付けられる領域に相当する嵌合部と、上述した他方と当接する領域に相当する頭と、を有するピンを用いることが考えられる。この場合には、例えば、ピンが上述した一方に対して嵌合された状態で他方に頭などを当接させて回転を抑制することができる。また、ピン以外に、頭とねじ部とを有する雄ねじを用いて、上記ピンと同様に使用してもよい。
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアジャスタ構造において、前記他方には穴または切り欠きが形成されており、前記当接部が、前記一方に取り付けられた状態において、前記当接部の一部が前記穴または前記切り欠きに挿入された状態で前記他方と当接することを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、当接部が穴または切り欠き(以降、単に穴等ともいう)の内周壁に当接して高さ調整ボルトの回転を抑制できる。なお、当接部が頭を有するねじやピンであれば、その頭を穴等の周縁部に当接させることで、より良好に高さ調整ボルトの回転を抑制できる。
なお、上述した穴とは、貫通した穴であってもよいし、貫通していない穴であってもよい。またいずれかの方向に細長く窪んだ溝形状であってもよい。
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載のアジャスタ構造において、前記他方に設けられた前記穴または前記切り欠きが、前記高さ調整ボルトまたは前記雌ねじの軸に中心を有する円の円周上に複数形成されていることを特徴とする。
他方が穴等を有する場合において、穴等に当接部を挿入した状態で当接部を一方に取り付けるためには、高さ調整ボルトを回転させて、穴等の位置を所定の位置に合わせる必要がある。しかしながら上述した構成のアジャスタ構造においては、高さ調整ボルトの回転軸を中心とする円の円周上に穴等が複数形成されているため、いずれかの穴等を所定の位置に合わせればよく、高さ調整ボルトの回転による位置合わせが容易になり、高さ調整ボルトの回転量を任意に定めることができる結果、床面接触部材を任意の高さで固定することができるようになる。
また、床面接触部材を対象物の下部に最も接近させた状態で固定する場合、床面接触部材を回転させて高さ調整ボルトを締め付けることになる。その締め付けた状態にて穴等が所定の位置に位置していない場合、位置を合わせるためにさらに無理やり締め付けたり、締め付けを緩めたりして締め付け量を変化させる必要があるが、穴等が複数形成されていれば、穴等を所定の位置に合わせるために高さ調整ボルトの締め付け量を大きく変化させる必要がなくなり都合がよい。
請求項6に記載の発明は、請求項4または請求項5に記載のアジャスタ構造において、前記穴または前記切り欠きにおける前記高さ調整ボルトまたは前記雌ねじの軸に中心を有する円の円周方向の長さが、前記当接部における前記一部の前記円周方向の長さよりも大きく形成されていることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、高さ調整ボルトの回転方向に関して、穴等の長さが当接部の長さよりも長いため、高さ調整ボルトを回転させることによる穴等の位置合わせを容易に行うことができる。また、当接部を上述した一方に取り付けた後であっても、当接部が穴等の内で移動可能な範囲で高さ調整ボルトを回転させることができ、床面接触部材の高さを微調整できるようになる。
請求項7に記載の発明は、請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のアジャスタ構造において、前記一方が前記対象物の下部であり、前記他方が床面接触部材であり、前記当接部が、頭を有し、床面側から前記下部に向けて螺入するねじであり、前記穴または前記切り欠きが、前記ねじを前記下部に取り付けたときに前記頭が前記穴または前記切り欠きの周縁部に当接するように形成されていることを特徴とする。
なお、ここでいう周縁部とは、穴等の内周壁および開口部分の近傍が該当する。
このように構成されたアジャスタ構造では、上記ねじを床面側から対象物の下部に螺入すると、ねじの側面が穴等の内周壁に当接したり、頭が開口部分の近傍をねじの螺入方向に押圧したりすることで、高さ調整ボルトの回転を抑制して床面接触部材の高さが変わることを防止できる。
また、床面接触部材の高さが変化しても、ねじの螺入量を調整することで穴等に適切に当接させることができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のアジャスタ構造において、前記床面接触部材が、前記床面接触部材の下面を覆う被覆部材を備え、前記被覆部材が、前記床面接触部材に係合する係合部を有しており、前記係合部を前記床面接触部材と係合させることで、前記被覆部材が前記床面接触部材に取り付けられることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、被覆部材により床面接触部材にさまざまな機能を付加することができる。例えば床面に対して滑りやすい、または滑りにくい被覆部材を取り付けたり、床面接触部材よりも硬い、または柔らかい被覆部材を取り付けたりすることができる。 また、被覆部材が当接部を覆い隠すように構成すれば、当接部の破損防止や外観を良くすることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項4から請求項7のいずれか1項に記載のアジャスタ構造において、前記床面接触部材が、前記床面接触部材の下面を覆う被覆部材を備え、前記被覆部材が、前記穴または前記切り欠きに係合する係合片を有しており、前記係合片を前記穴または前記切り欠きと係合させることで、前記被覆部材が前記床面接触部材に取り付けられることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、穴等に係合片を係合させることで床面接触部材にさまざまな機能を付加することができる。例えば床面に対して滑りやすい、または滑りにくい被覆部材を取り付けたり、床面接触部材よりも硬い、または柔らかい被覆部材を取り付けたりすることができる。また、 当接部を当接させるために形成された穴等を係合に利用しているため、係合片が係合する部分を床面接触部材に別途設ける必要がなく都合がよい。
請求項10に記載の発明は、請求項1に記載のアジャスタ構造において、前記当接部には、前記床面接触部材の下面を覆う被覆部が形成されていることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、当接部を抑制位置に変位させることにより高さ調整ボルトの回転を抑制できるうえ、当接部に形成された被覆部により床面接触部材にさまざまな機能を付加することができる。例えば床面に対して滑りやすい、または滑りにくい被覆部を取り付けたり、床面接触部材よりも硬い、または柔らかい被覆部を取り付けたりすることができる。
さらに、上述したアジャスタ構造では、被覆のための被覆部材を当接部と別体として準備する必要がないので、部品点数をすくなくすることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のアジャスタ構造において、前記当接部が、前記抑制位置において、前記他方に当接して取り付けられていることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、当接部が上述した一方、他方の両方に取り付けられるため、高さ調整ボルトの回転を強固に抑制することができる。
請求項12に記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のアジャスタ構造において、前記下部に取り付けられて前記下部の少なくとも一部をカバーするカバー部を備え、前記カバー部には、前記高さ調整ボルトまたは前記雌ねじ部が形成されていることを特徴とする。
このように構成されたアジャスタ構造では、対象物の下部に備えられるカバー部に高さ調整ボルトまたは雌ねじ部が形成されているため、対象物の下部に高さ調整ボルトや雌ねじ部を直接設ける必要がなくなる。
なお、カバー部がカバーする領域は対象物下部であればどのような領域であってもよく、例えば側面や床面をカバーするものが考えられる。
請求項13に記載の発明は、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載されたアジャスタ構造を構成する前記床面接触部材および前記当接部を備えることを特徴とするアジャスタ部材である。
このように構成されたアジャスタ部材であれば、請求項1から請求項11のいずれか1項に記載されたアジャスタ構造を構成する対象物下部の高さ調整ボルトまたは雌ねじと共に用いることにより、上述した請求項1から請求項11のいずれか1項のアジャスタ構造と同様の作用・効果を得ることができる。
請求項14に記載の発明は、請求項12に記載されたアジャスタ構造を構成する前記床面接触部材、前記当接部、および前記カバー部を備えることを特徴とするアジャスタ部材である。
このように構成されたアジャスタ部材であれば、対象物の下部に高さ調整ボルトや雌ねじ部を直接設ける必要がなくなるうえ、上述した請求項1から請求項11のいずれか1項のアジャスタ構造と同様の作用・効果を得ることができる。
アジャスタ構造を用いた机の側面図(A)、および正面図(B) 机の脚部後方の底面図(A)、および(A)におけるA−A断面図(B) 脚部後方のみの底面図(A)、および(A)におけるB−B断面図(B) カバー部材の側面図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図 アジャスタ構造の変形例の図
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示にすぎず、本発明が、下記の事例以外にもさまざまな形態で実施できるのはもちろんである。
[実施例]
(1)全体構成
本実施例のアジャスタ構造を用いた机2を図1(A),(B)に示す。
この机2は、左右に配置された一対の脚部4と、脚部4から上方向に延び出す一対の支柱6と、支柱6同士を連結する連結部8と、一対の支柱6により支持される天板10とを備える。
脚部4の前方下部にはアジャスタ機能のない脚端具12が取り付けられている。一方、脚部4の後方下部には、アジャスタ部材14などからなるアジャスタ構造が設けられている。これら脚端具12、アジャスタ部材14の下面が床面16と接触している。
脚部4の後方の拡大図を図2に示す。図2(A)は脚部4の後方下部の底面図、図2(B)は図2(A)におけるA−A断面図である。アジャスタ構造は、床面接触部材30、高さ調整ボルト32、カバー部材34、第1ねじ36、第2ねじ38、などからなる。これらのうち、床面接触部材30、高さ調整ボルト32、第1ねじ36がアジャスタ部材14を構成している。なお、第1ねじ36が本発明における当接部に相当する。
また、アジャスタ部材14およびカバー部材34を外した状態における脚部4の後方下部の拡大図を図3に示す。図3(A)は脚部4の後方下部の底面図、図3(B)は図3(A)におけるB−B断面図である。脚部4は中空の柱状の部材であって、端部に開口20を有している。また下側(床面側)に、切り欠き22、第1ねじ穴24、第2ねじ穴26が形成されている。
説明を図2に戻る。床面接触部材30は略円板形状の部材であって、その円板形状の軸Cと軸を同じくして高さ調整ボルト32が固定されている。床面接触部材30には、軸Cを中心とする円の円周上に複数並んだ係止穴40が複数形成されている。
また、床面接触部材30には、係止穴40に第1ねじ36を挿入した状態で、第1ねじ36の頭42よりも下方向に突出した突出部44a,44bが形成されている。44aは係止穴40よりも外側において軸Cを中心とする円形状に突出しており、44bは40よりも内側において軸Cを中心とする円形状に突出している。
カバー部材34の側面図を図4に示す。カバー部材34は、図3に示す開口20を覆うキャップ50と、開口20から内部に挿入される挿入部52と、を有している。挿入部52には、第1雌ねじ54、第2雌ねじ56、空隙58などが形成されている。挿入部52が開口20に挿入された状態において、第1雌ねじ54はその開口が切り欠き22に沿って位置し、第2雌ねじ56はその開口が第2ねじ穴26に沿って位置する。また空隙58は、下方向に開口が形成されている。
説明を図2に戻る。第1ねじ36は、頭42と、ねじ部60と、からなる。第1ねじ36は、下側(床面側)から、係止穴40にねじ部60を通して第1ねじ穴24に螺入される。ねじ部60が第1ねじ穴24と螺合することにより、第1ねじ36が脚部4に取り付けられる。なお、第1ねじ穴24を通過したねじ部60は空隙58に挿入される。
このとき第1ねじ36は係止穴40に挿入されているので、ねじ部60の側面が係止穴40の内周壁に接触すると共に、頭42が係止穴40の周縁部を形成する面62に当接して螺入方向に押圧し、高さ調整ボルト32の回転が抑制される。
なお、上記螺合した状態における第1ねじ36の位置が本発明の抑制位置に相当し、螺合が解除されて抜けたときの第1ねじ36の位置が解除位置に相当する。
第2ねじ38は、頭64と、ねじ部66と、からなる。第2ねじ38は、挿入部52が開口20に挿入された状態において、第2ねじ穴26を通して第2雌ねじ56に螺入され、脚部4とカバー部材34とを固定する。
また、高さ調整ボルト32は切り欠き22を通過して第1雌ねじ54と螺合する。第1雌ねじ54と高さ調整ボルト32との螺合量を調整することにより、床面接触部材30の脚部4からの距離が調整可能となる。
(2)発明の効果
以上説明したアジャスタ構造では、第1ねじ36を抑制位置に変位させることで、高さ調整ボルト32の第1雌ねじ54に対する回転(以降、高さ調整ボルト32の回転とはこのことを指す)が抑制されるため、床面接触部材30から脚部4までの距離(以降、単に床面接触部材30の高さ、ともいう)を一定に保つことができる。
また、第1ねじ36を解除位置に変位させることで、高さ調整ボルト32が回転可能となり、床面接触部材30の高さを調整できるようになる結果、床面接触部材30から脚部4までの距離を調整することができる。
すなわち、上記アジャスタ構造であれば、床面接触部材30の高さを変化させることができるアジャスタの機能と、床面接触部材30の高さを固定した単なる脚端の機能と、の切り替えを、第1ねじ36の着脱により実現することができる。
また、上記アジャスタ構造においては、突出部44a,44bが第1ねじ36の頭42よりも下方向に突出しているため、頭42と床面が接触して第1ねじ36が破損したり床面に傷が付いたりすることを抑制できる。また突出部44aが第1ねじ36よりも外側に位置しているため、第1ねじ36が外側から見えず、外観を良くすることができる。
また、上記アジャスタ構造では、第1ねじ36のみを操作することにより、高さ調整ボルト32の回転、および回転の抑制が制御できる。よって、その制御に複雑な構成を用いる必要がなく、また操作が容易であるため都合がよい。
また、上記アジャスタ構造では、第1ねじ36の頭42によって床面接触部材30の面62を押圧したり、第1ねじ36のねじ部60が係止穴40の内周壁に当接したりすることによって、高さ調整ボルト32の回転を抑制できる。なお、係止穴40は複数形成されているため、そのうちのいずれかを第1ねじ穴24に合わせれば第1ねじ36の螺合が可能となるので、係止穴40と第1ねじ穴24との位置合わせを容易に行うことができ、高さ調整ボルト32の回転量を任意に定めることができる結果、床面接触部材30を任意の高さで固定することができるようになる。
さらに、床面接触部材30を脚部4に最も接近させた状態で固定する場合、すなわち、高さ調整ボルト32と第1雌ねじ54との螺合を最大限に行った状態で高さ調整ボルト32の回転を抑制する場合に、係止穴40と第1ねじ穴24との位置がずれていると、位置を合わせるためにさらに無理やり高さ調整ボルト32を締め付けたり、締め付けを緩めたりして螺合量を変化させる必要があるが、係止穴40が複数形成されていれば、係止穴40の位置を合わせるために高さ調整ボルト32の螺合量を大きく変化させる必要がなくなり都合がよい。
また、上記アジャスタ構造では、第1ねじ36を床面側から脚部4に螺入することで、高さ調整ボルト32の回転を抑制しているため、高さ調整ボルト32を回転させて床面接触部材30の高さが変化しても、第1ねじ36の螺合量を調整することでねじの頭42の高さを任意に変化させることができるため、床面接触部材30を任意の高さに調整しても係止穴40に適切に当接させて高さの変化を抑制することができる。
また、上記アジャスタ構造では、カバー部材34に第1雌ねじ54が形成されているため、脚部4に第1雌ねじ54を直接設ける必要がなくなる。
また、上記アジャスタ構造を適用した机2は、床面接触部材30を脚部4に最も接近させた状態で固定しておくことで、アジャスタとしての機能と、アジャスタの機能のない脚端の機能と、の両方を付与することができる。つまり、第1ねじ36が螺合した抑制位置のままにすることで、アジャスタ機能のない脚端として機能させ、第1ねじ36を外して解除位置とすることで、アジャスタ機能を発揮させることができる。
これにより、例えば机2の使用者がどちらの機能を利用するかわからない場合であっても、机2にて両方に対応できる。そのため、例えばこのような机2を製造販売する場合には、アジャスタ機能を有さない脚端と、当該機能を有するアジャスタ部材と、の両方の部品を準備する必要がなく、また机2自体もそれらを付け替えたりする必要がないため都合がよい。
さらに、第1ねじ36の着脱は、机2の出荷前に在庫品に対して行っても良いし、出荷後に使用者側で行ってもよいため、在庫や納期対応に柔軟性をもたせることができる。
(3)変形例
以上、本発明の実施例について説明したが、本発明は、上記実施例に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態をとり得ることはいうまでもない。
例えば、上記実施例においては、第1ねじ36を第1ねじ穴24に螺合することで高さ調整ボルト32の回転を抑制し、第2ねじ38を第2雌ねじ56に螺入させることで脚部4とカバー部材34とを固定する構成を例示したが、第1ねじ36のみで上記回転の抑制およびカバー部材34の固定を行うように構成してもよい。例えば、図2(B)において、第2雌ねじ56の位置を空隙58の位置とし、第1ねじ36が第1ねじ穴24を通過した後さらに第2雌ねじ56と螺合するように構成することで、第1ねじ36のみで上記回転の抑制および固定が実現できる。
また、上記実施例においては、係止穴40の外側に突出部44aが形成される構成を例示したが、図5に示す床面接触部材70のように、係止穴72の内側にのみ突出部74が形成されていてもよい。なお、図5においては、第1ねじ36および高さ調整ボルト32の螺合する相手として、第1ねじ穴24および第1雌ねじ54のみを簡易的に記載し、他の構成要素は記載していない。以降の図においても同様とする。
また、上記実施例においては、係止穴40に対して第1ねじ36を挿入する構成を例示したが、図6(A)〜(C)に示すように、切り欠きに第1ねじ36が係止する構成であってもよい。図6(A)に示す床面接触部材76は、切り欠き78の内周壁に第1ねじ36が当接して係止する構成である。図6(B)に示すように、さらに突出部80を設けてもよい。この場合、床面接触部材76の床方向の面76aに第1ねじ36の頭42が当接して押圧するように構成してもよい。また、図6(C)に示す床面接触部材82のように、第1ねじ36の頭42を突出させずに、頭42で下方向(使用状態では上方向)に切り欠き84を押圧できるように、切り欠きの幅を途中で変えて形成してもよい。
また、図7(A)に示す床面接触部材86のように、切り欠き88を円周方向に複数形成してもよいし、図7(B)に示す床面接触部材90のように、円周方向に長さを有する切り欠き92を形成してもよい。また、図7(C)に示す床面接触部材94のように、長穴形状の係止穴96としてもよい。
この図7(A)〜(C)のように構成する場合、係止穴や切り欠きの円周方向の長さが第1ねじ36における係止穴や切り欠きに当接する部分の幅よりも長くなるように形成することで、第1ねじ穴24への係止穴などの位置合わせがさらに行いやすくなるうえ、第1ねじ36を脚部4に取り付けた後であっても、第1ねじ36が係止穴や切り欠きの中で移動可能な範囲において、高さ調整ボルト32を回転させることができ、床面接触部材の高さを微調整できるようになる。
また、上記実施例においては、第1ねじ36のみを取り付けることによって高さ調整ボルトの回転を抑制する構成を例示したが、それ以外の部品を用いて回転抑制を実現する構成であってもよい。
具体例を図8に示す。図8(A)は、家具100の下部にアジャスタ構造が設けられた状態を示す図である。家具100には、高さ調整ボルト32と螺合する雌ねじ102と、第1ねじ36と螺合する雌ねじ104とが形成されている。床面接触部材110には複数の切り欠き112が形成されている。また、係合板114には突起116と貫通孔118が形成されており、突起116を切り欠き112に係止させた状態で、第1ねじ36を貫通孔118に通して雌ねじ104と螺合させることで、高さ調整ボルト32の回転を抑制できる。
上述した切り欠きは床面接触部材側に形成されたものに限られない。例えば、図8(B)に示すように、床面接触部材120は高さ調整ボルト32の付け根部分に角柱122が形成されており、また係合板124には角柱122を挟みこんで係止する切り欠き126が形成されている構成とすることが考えられる。この場合も、第1ねじ36を貫通孔128に通して雌ねじ104と螺合させることで、高さ調整ボルト32の回転を抑制できる。角柱が形成される場所は上述したものに限られず、図8(C)に示す床面接触部材130の角柱132のように、床面接触部材の側面に設けられていてもよい。
なお、上記図8(A)に示すように、高さ調整ボルト32と螺合する雌ねじは家具100等の下部に直接形成されていてもよいし、図8(B)に示す雌ねじ106ように、家具100の下部に取り付けられたカバー部材108に形成されていてもよい。
また、上記実施例においては、第1ねじ36は、脚部4に対して取り付けられ、床面接触部材30とは当接する構成を例示したが、図9(A)に示すように、高さ調整ボルト32の回転を抑制するための部材が、家具100と床面接触部材130との両方に取り付けられる構成であってもよい。床面接触部材130は側面に雌ねじ132が形成されており、係止板134に形成された貫通孔136,138を通して雌ねじ104,132に第1ねじ36を螺合させることができる。なお、このように家具100と床面接触部材130との両方にねじ止めを行うことで、高さ調整ボルト32の回転を強固に抑制することができる。
また、上記実施例とは逆に、第1ねじ36が床面接触部材のみに取り付けられ、家具100とは当接する構成であってもよい。例えば、図9(B)に示すように、係止板140は貫通孔142と突起144とが形成されており、床面接触部材130に対しては第1ねじ36を貫通孔142を通して雌ねじ132に螺合することで取り付けを行い、家具100に対しては、家具100に形成された嵌合溝146に突起144を嵌合させることで係止する構成が考えられる。
ところで、床面接触部材は、図10に示すように、被覆部材164などを取付可能に構成されていてもよい。図10において、被覆部材164には、床面接触部材160と係合するための係合片166が複数形成されており、また床面接触部材160には、係合片166と係合するための係合溝162が形成されている。
このように構成されたアジャスタ構造では、被覆部材164により床面接触部材160にさまざまな機能を付加することができる。例えば床面に対して滑りやすい、または滑りにくい被覆部材164を取り付けたり、床面接触部材160よりも硬い、または柔らかい被覆部材164を取り付けたりすることができる。なお、上述した特性は被覆部材全体が有している必要はなく、床面に接触する部分のみが有する特性であってもよい。例えば、柔らかい被覆部材として、床面側の表面にフェルトが貼り付けられた樹脂製の被覆部材が考えられる。
なお、上記被覆部材164は中空部168が形成されており、第1ねじ36の頭42を中空部168に収めることで、床面に第1ねじ36が接触してしまうことを防止できる。
なお、図10においては先端が鉤状の係合片166を用いて被覆部材164を床面接触部材160に取り付ける構成を例示したが、床面接触部材160全体を覆うように被せて取り付ける構成であってもよいし、クリップなどの部材を用いて取り付ける構成であってもよい。
また、被覆部材は、床面接触部材に形成された、第1ねじ36と当接するための係止穴や切り欠きを利用して床面接触部材に取り付けられる構成であってもよい。図11に、床面接触部材30aに取り付けられる被覆部材170を示す。被覆部材170は、係止穴40と係合する係合片172が形成されている。このように構成されたアジャスタ構造では、係合に係止穴40を利用しているため、係合片172が係合する部分を床面接触部材30aに別途設ける必要がなく都合がよい。
なお、上述した被覆部材は、高さ調整ボルト32の回転を抑制する部材に形成されていてもよい。例えば、図12(A)に示すように構成することが考えられる。図12(A)において、床面接触部材180には係止溝182が形成されており、係止板184には、床面接触部材180を被覆する被覆部186と、係止溝182に嵌合して係止する突起部188と、第1ねじ36を用いて家具100に係止板184を取り付けるための貫通孔190と、が形成されている。
このように構成されたアジャスタ構造では、高さ調整ボルト32の回転を抑制するための係止板 184に形成された被覆部186により床面接触部材180にさまざまな機能を付加することができる。
また、図12(B)に示す係止板192のように、床面接触部材180を被覆する被覆部194と、係止溝182に嵌合して係止する突起部196と、嵌合部198と、が形成されており、嵌合部198を家具100に形成された嵌合溝200と嵌合させることで高さ調整ボルト32の回転を抑制するように構成してもよい。このような構成であれば、1つの部品で、床面接触部材180を被覆しつつ高さ調整ボルト32の回転を抑制することができる。
また、上記実施例においては、第1ねじ36(当接部)は脚部4(対象物の下部)に取り付けられ、床面接触部材30に当接する構成を例示したが、第1ねじ36が床面接触部材に取り付けられ、脚部4と当接するように構成されていてもよい。
上述した構成の例として、図13(A)に示すように、脚部202には、床面接触部材204が挿入される溝部208と、高さ調整ボルト32が螺合する雌ねじ210と、第1ねじ36が挿通可能な貫通孔212が形成されており、床面接触部材204には側面に雌ねじ206が形成されてなる構成が考えられる。このようなアジャスタ構造では、脚部202の側面から第1ねじ36を挿入することで、高さ調整ボルト32の回転を抑制できる。
また、図13(B)に示すように構成してもよい。床面接触部材220の高さ調整ボルト222には、高さ調整ボルト222の先端かつ軸の中心から離れた位置に形成された嵌合溝224が形成されている。また、家具226には、高さ調整ボルト222が螺合する雌ねじ228と、高さ調整ボルト222の回転時に嵌合溝224が通過する位置に形成された貫通穴230と、が形成されてなる。このようなアジャスタ構造では、ピン232を貫通穴230を通して嵌合溝224に嵌合させることで、高さ調整ボルト222の回転を抑制できる。
また、上記実施例においては、脚部4側に第1雌ねじ54が設けられ、床面接触部材30側に高さ調整ボルト32が設けられる構成を例示したが、床面接触部材側に雌ねじが設けられ、脚部4側に高さ調整ボルトが設けられる構成であってもよい。
また、上記実施例においては、第1ねじ36は脚部4に直接取り付けられる構成を例示したが、カバー部材34に取り付けられる構成であってもよい。
また、上記実施例および変形例は、着脱可能な第1ねじ36を利用して高さ調整ボルト32の回転を抑制する構成を例示したが、常時脚部4に取り付けられているかんぬきのような部材を備え、そのかんぬきを所定の位置に変位させることで床面接触部材と当接して高さ調整ボルトの回転を抑制する構成としてもよい。
例えば、図14(A),(B)に示すように構成することが考えられる。図14(A)に示すアジャスタ構造は、図8(A)と同様の構成の床面接触部材110と、突起部240を有する係止板242と、家具100の下部に形成されたガイド溝244と、からなる。係止板242は、断面T字形状のガイド部材246が設けられており、このガイド部材246における幅広の頂部248がガイド溝244を通過した内側に配置される(図14(B)参照)。
このように構成された係止板242は、家具100に常時取り付けられているものの、ガイド溝244の延びる方向(図中矢印方向)に自在に移動することができる。そして、突起部240と切り欠き112とを当接させて係止することで、高さ調整ボルト32の回転を抑制できる。
また、頭のないねじ部品を用いて高さ調整ボルト32の回転を抑制する構成であってもよい。例えば図15に示すように、六角穴付ムシネジ250を用いることが考えられる。図15に示すアジャスタ構造において、床面接触部材76は図6(A)に記載したものと同様であるが、第1ねじ36に代えて六角穴付ムシネジ250がねじ穴252と螺合するように構成されている。
このように構成されたアジャスタ構造では、六角穴付ムシネジ250を取外すのみでなく、破線で示す六角穴付ムシネジ250の位置までねじを締めて家具254の内部まで螺入することで、高さ調整ボルト32の回転抑制を解除することができる。
2…机、4…脚部、6…支柱、8…連結部、10…天板、12…脚端具、14…アジャスタ部材、16…床面、20…開口、22…切り欠き、24…第1ねじ穴、26…第2ねじ穴、30,30a…床面接触部材、32…高さ調整ボルト、34…カバー部材、36…第1ねじ、38…第2ねじ、40…係止穴、42…頭、44a,44b…突出部、50…キャップ、52…挿入部、54…第1雌ねじ、56…第2雌ねじ、58…空隙、60…ねじ部、62…面、64…頭、66…ねじ部、70…床面接触部材、72…係止穴、74…突出部、76…床面接触部材、78…切り欠き、80…突出部、82…床面接触部材、84…切り欠き、86…床面接触部材、88…切り欠き、90…床面接触部材、92…切り欠き、94…床面接触部材、96…係止穴、100…家具、102…雌ねじ、104…雌ねじ、106…雌ねじ、108…カバー部材、110…床面接触部材、112…切り欠き、114…係合板、116…突起、118…貫通孔、120…床面接触部材、122…角柱、124…係合板、126…切り欠き、128…貫通孔、130…床面接触部材、132…角柱、134…係止板、136…貫通孔、140…係止板、142…貫通孔、144…突起、146…嵌合溝、160…床面接触部材、162…係合溝、164…被覆部材、166…係合片、168…中空部、170…被覆部材、172…係合片、180…床面接触部材、182…係止溝、184…係止板、186…被覆部、188…突起部、190…貫通孔、192…係止板、194…被覆部、196…突起部、198…嵌合部、200…嵌合溝、202…脚部、204…床面接触部材、206…雌ねじ、208…溝部、210…雌ねじ、212…貫通孔、220…床面接触部材、222…高さ調整ボルト、224…嵌合溝、226…家具、228…雌ねじ、230…貫通穴、232…ピン、240…突起部、242…係止板、244…ガイド溝、246…ガイド部材、248…頂部、250…六角穴付ムシネジ、252…ねじ穴、254…家具

Claims (14)

  1. 床面に接触する床面接触部材と、
    対象物の下部または前記床面接触部材に固定された高さ調整ボルトと、
    前記下部または前記床面接触部材のうち、前記高さ調整ボルトが取り付けられていない側に配置され、前記高さ調整ボルトと螺合する雌ねじを有する雌ねじ部と、を備え、
    前記高さ調整ボルトの前記雌ねじへの螺合量を調整することにより、前記床面接触部材の前記下部からの距離を調整可能に構成されてなるアジャスタ構造であって、
    前記下部または前記床面接触部材のいずれか一方に取り付けられて、前記一方とは異なる他方と当接して前記高さ調整ボルトの前記雌ねじに対する回転を抑制する抑制位置と、前記回転を抑制しない解除位置と、に変位可能に構成されてなる当接部を備える
    ことを特徴とするアジャスタ構造。
  2. 前記床面接触部材は、前記抑制位置に位置する前記当接部よりも下方向に突出した突出部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のアジャスタ構造。
  3. 前記当接部は、前記一方へ取り付けられる領域と、前記他方と当接する領域と、を有する1つの部材で構成されている
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のアジャスタ構造。
  4. 前記他方は、穴または切り欠きが形成されており、
    前記当接部は、前記一方に取り付けられた状態において、前記当接部の一部が前記穴または前記切り欠きに挿入された状態で前記他方と当接する
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載のアジャスタ構造。
  5. 前記穴または前記切り欠きは、前記他方に設けられた前記高さ調整ボルトまたは前記雌ねじの軸に中心を有する円の円周上に複数形成されている
    ことを特徴とする請求項4に記載のアジャスタ構造。
  6. 前記穴または前記切り欠きは、前記高さ調整ボルトまたは前記雌ねじの軸に中心を有する円の円周方向の長さが、前記当接部における前記一部の前記円周方向の長さよりも大きく形成されている
    ことを特徴とする請求項4または請求項5に記載のアジャスタ構造。
  7. 前記一方は前記対象物の下部であり、
    前記他方は床面接触部材であり、
    前記当接部は、頭を有し、床面側から前記下部に向けて螺入するねじであり、
    前記穴または前記切り欠きは、前記ねじを前記下部に取り付けたときに前記頭が前記穴または前記切り欠きの周縁部に当接するように形成されている
    ことを特徴とする請求項4から請求項6のいずれか1項に記載のアジャスタ構造。
  8. 前記床面接触部材は、前記床面接触部材の下面を覆う被覆部材を備え、
    前記被覆部材は、前記床面接触部材に係合する係合部を有しており、前記係合部を前記床面接触部材と係合させることで、前記被覆部材が前記床面接触部材に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載のアジャスタ構造。
  9. 前記床面接触部材は、前記床面接触部材の下面を覆う被覆部材を備え、
    前記被覆部材は、前記穴または前記切り欠きに係合する係合片を有しており、前記係合片を前記穴または前記切り欠きと係合させることで、前記被覆部材が前記床面接触部材に取り付けられる
    ことを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか1項に記載のアジャスタ構造。
  10. 前記当接部は、前記床面接触部材の下面を覆う被覆部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載のアジャスタ構造。
  11. 前記当接部は、前記抑制位置において、前記他方に当接して取り付けられている
    ことを特徴とする請求項1から請求項10のいずれか1項に記載のアジャスタ構造。
  12. 前記下部に取り付けられて前記下部の少なくとも一部をカバーするカバー部を備え、
    前記カバー部には、前記高さ調整ボルトまたは前記雌ねじ部が形成されている
    ことを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載のアジャスタ構造。
  13. 請求項1から請求項11のいずれか1項に記載されたアジャスタ構造を構成する前記床面接触部材および前記当接部を備える
    ことを特徴とするアジャスタ部材。
  14. 請求項12に記載されたアジャスタ構造を構成する前記床面接触部材、前記当接部、および前記カバー部を備える
    ことを特徴とするアジャスタ部材。
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