JP4498469B2 - 電話サービスを提供および実行する方法 - Google Patents

Description

商業的に利用可能な各種の電話加入者用サービスが多数存在している。かかるサービスの例は、着信転送サービス、自動再呼び出しサービス、通話中割り込みメッセージが発生すると、そのメッセージをモニタするサービス、電話網を介してデータを伝送するサービスなどである。
現在、かかるサービスは、データ・プログラムを実行することによって実行される。一例として呼転送サービスを説明することができる。この場合、加入者は、加入者自身の電話機で、呼が転送される番号に続くコードをダイヤルすることにより、このサービスを指定する。スウェーデンの加入者の場合、着呼を番号１２３４５６７８９に転送するとき、加入者は、＊２１＊１２３４５６７８９＃をダイヤルする。サービスが指定された番号に着呼が接続されると、加入者は、電話交換局にデータ・プログラムを実行させ、このプログラムは、この後の番号に呼が接続されたことを検出し、その代わりに番号１２３４５６７８９に呼を再接続する。
このように、当該サービスに加入しているすべての加入者に共通するデータ・プログラムが利用可能なサービスのそれぞれに対して見出される。これは、個別サービスを実行する可能性を排除する。
新しいサービスを創造することは、全く新しいサービスの創造が伴うため、長い時間を必要とする。
本発明は、これらの欠点を回避し、個別サービスを創造し、短期間で個別サービスおよび標準サービスを創造する方法を提供する。
このように、本発明は、コンピュータ・システムが発呼加入者番号を読み取る電話サービスを提供および実行する方法に関し、コンピュータ・システムは、データ・プログラムに従って発呼番号の加入者によって指定された電話サービスを実行するように設計される。本方法において、コンピュータ・システムは、データ・プログラムの一部を形成して所定数のトランザクションを含むメモリまたは記憶装置を含む。コンピュータ・システムは、サービスを実行するデータ・プログラムを形成する数多くのトランザクションを記憶装置から収集する。加入者がサービスを指定すると、サービスは、多数のトランザクションからの所定のトランザクションに対応するコードの形式で格納される。コードは、加入者番号と関連させて格納される。加入者番号が読み取られると、コンピュータ・システムは、コードを介してトランザクションを取り出しトランザクションを実行してサービスを実行することを特徴とする。
以下、本発明の代表的な実施例を参照するとともに、添付図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。図面中、図1は、考えられるソフトウェアのセットアップを模式的に示すブロック図である。
図１は、電話サービスを提供および実行するコンピュータ・システムを模式的に示す。コンピュータ・システムは、第１のデータベース２や第２のデータベース３など１つ以上のデータベースに接続している１つ以上のコンピュータ１を含む。参照番号４は、コンピュータ・システムと固定電話網および／または移動体電話網との間のインタフェースを示す。コンピュータ・システムは、インタフェース４を介してシステムに入る発呼加入者番号を読み取るように構成される。コンピュータ・システムは、データ・プログラムに従って発呼電話番号の加入者によって指定された電話サービスを実行するように構成される。データ・プログラムおよびオペレーティング・システムは、たとえば、コンピュータ１に接続された記憶装置５に格納される。
本発明によれば、コンピュータ・システムは、データ・プログラムの一部を形成して所定数のトランザクションが格納される第１の記憶装置２を含む。この場合、トランザクションは、コンピュータ１の実行時に、コンピュータが機能を実行することを意味するプログラム命令またはプログラム文書を示す。機能は、以下に例示され、たとえば、着呼を受信したり、着呼を転送したり、音声メッセージの形式で発呼加入者に質問を送る等の１つであり、加入者は、電話機のキーパッドの任意の数字を選択的に押すことにより応答できる。
本発明によれば、コンピュータ・システムは、サービスを実行するためのデータ・プログラムを形成する複数のトランザクションを記憶装置２から取り出すように構成される。上位のデータ・プログラムおよびオペレーティング・システムは、当然に記憶装置５に格納される。データ・プログラムを形成するトランザクションが意味することは、上位のデータ・プログラムと協働する場合、トランザクションは、実行されるトランザクションによって規定されたプログラムの１つとなるプログラム命令を構成することである。この場合、このことは、トランザクションによって規定されたサービスが実行されることを意味する。
加入者がサービスを指定すると、指定されたサービスは、利用可能な多数のトランザクションの中の所定のトランザクションに対応するコードの形式で格納される。これらのコードは、加入者番号と関連させて第２の記憶装置３の第２のデータベースに格納される。
たとえば、これらのコードは、TRS1、TRS2、TRS3、・・・、TRSnなどの番号シリーズを含む。この場合のTRSは、トランザクションの略記である。
発呼加入者番号が電話網６から読み取られると、コンピュータ・システムは、コードを介してトランザクションを取り出し、トランザクションを実行し、サービスを実行する。
この場合、コンピュータ・システムは、好ましくは、最初に発呼加入者番号を読み取り、次に、加入者番号とともにデータベース３に格納されているコードを収集する。コンピュータは、データベース２のコードに対応するトランザクションを取り出す。これらのトランザクションは、プログラム命令の形式をしている。プログラムは、これに続いて実行される。
本発明の１つの好適実施例によれば、コンピュータ・システムは、読み取られた加入者番号に属しているサービス・プロファイルを分析する。上記のように、これは、読み取られた加入者番号に属するコードTRSn〜TRSmを第２のデータベース３から取り出すコンピュータによって簡単に実行される。
本発明のもう１つの好適実施例によれば、コンピュータ・システムは、加入者からコンピュータ・システムに与えられた個別コードに属しているサービス・プロファイルを分析する。これは、たとえば、加入者の電話機のキーパッドで必要なサービスに対応するボタンを押すことにより、最初に、発呼加入者番号を読み取り、次に、加入者によって指定されたサービスの１つを選ぶように要求する音声メッセージを加入者に送るコンピュータ・システムによって達成される。この実施例においては、コンピュータ・システムは、１つの同一の加入者番号に接続している２またはそれ以上のサービス・プロファイルの１つを収集および実行する。
たとえば、実行されたサービスが呼転送サービスである場合にいくつかのコードおよび対応するトランザクションの内容が下に示される。

したがって、上記トランザクションを取り出すことによって、コンピュータ・システムは、加入者が応答しない場合にもTRS1によって開始されるサービスを実行する。呼は、第１に電話番号xxxxに転送され、３０秒後に電話番号yyyyに転送される。応答が無い場合、呼は終了する。
加入者が、着信転送だけを含むサービス、すなわち、スウェーデンの既存の固定網で提供されているサービスを要求すると、このサービスは、トランザクションTRS1、TRS2、TRS3、TRS37、TRS5を経て実行される。
これは、複数のトランザクションからそのサービスを実行するために必要なトランザクションのコードを与えるだけでサービスを容易に変更できることを例示している。
収集されたトランザクションを選択的に結合することができるように、トランザクションは、相互に互換性があり、コンピュータ・システムとも互換性がある。換言すると、トランザクションは、任意の所望の順番で結合され、コンピュータ・システムによって実行され得る。
本発明は、加入者が選択したどの電話機からでもシステムを呼び出すことを可能にし、個人識別コードおよび使用される電話機の電話番号を与えることにより、加入者自身の電話機に接続される呼をその瞬間に間に合うようにその加入者によって使用される電話機に転送することができる。
多数の異なるトランザクションを使用すれば、個別サービスのような多様なサービスを提供できることは、明らかである。
あるサービスを起動したい加入者は、前述のシステムの電話番号をダイヤルしてもよい。１つの選択肢によれば、加入者は、固定網の既存の着信転送サービスを介して加入者の電話機から前述のシステムに対して着信転送サービスを起動してもよい。
別の選択肢によれば、加入者の電話機は、システムと直接または間接的に接続される。この場合、加入者から発信する呼は、所望の番号にダイヤルする加入者によって任意の所望の電話番号に対しても設定される。加入者があるサービスを使用したい場合、その加入者は、番号をダイヤルする前に前置コードまたは別のコードをダイヤルしてもよい。
したがって、当業者ならば、所定の加入者が前述のシステムと接触する方法または接触する方法に関する適切な解決方法を選択できることは、明らかである。
本発明の１つの好適実施例によれば、所定のトランザクションは、プログラム命令またはプログラム文書を含んでいない情報を含む。
かかるトランザクションは、サービスが実行されたとき、加入者またはその他に聞こえる音声情報を含むことが望ましい。これは、たとえば、気象情報、ニュース、記録されたメッセージなどの情報に関連する音声メッセージに関係がある。
本発明の別の好適実施例によれば、１つ以上のサービスは、その中のサービスが他の時間ウィンドウ内のサービスと異なる１つ以上のウィンドウを含む。たとえば、日付、曜日および／または時間に依存して異なる電話番号に対して着信転送サービスを実行することができる。別の例は、所定の時間中、加入者の電話機で、すべての外国通話が禁止されている時である。
前述のとおり、利用可能なサービスは、数においても個別性においても非常に多い。例として着信転送サービスを上に説明してきた。他のサービスの例には、現在、スウェーデンの固定網で提供されているサービスのすべてと、これらのサービスの個別修正、休日用または休暇用別荘の暖房のスイッチを入れるサービス、アラーム呼び出しサービス、データ伝送サービスなど電気機器の遠隔制御とが含まれている。この場合で想像できるサービスのすべてを数え上げることはできないので、本発明が任意の特定サービスに限定されず、電話の技術を使用して実行できるサービスのすべてを含んでいることは理解できる。
斬新な方法で、これらのトランザクションを結合することによって、および／または、すでに利用可能な多数のトランザクションに追加される１つ以上の斬新なトランザクションを作成することにより既存のトランザクションを使用して新しいサービスを非常に容易に作成できることも明らかである。
このように、現在は別個のデータ・プログラムを必要とする個別サービスに関する紹介で記載した問題点は、本発明により解決された問題点の１つである。
加入者が標準サービスを指定したい場合には、スウェーデンの固定網で実行されているサービス選択手順と同じように、その加入者は、自分の電話機で適切なボタンを押すことにより標準サービスを指定することができる。コンピュータ・システムのオペレータと連絡すれば、加入者によって標準サービスを指定することができる。
特別なサービスを指定したい場合には、加入者は、関連したキーボード８の付いたターミナル７または同等の装置を介して、そのサービス・プロファイルを含む第２のデータベース３を更新するオペレータに連絡しなければならない。そのため、オペレータは、そのコードを介してサービスを実行するために必要なトランザクションを作成する。
特別なサービスに新しいトランザクションが必要な場合、これらのトランザクションは、プログラミングおよび割り当てられたコードによって作成され、その後、第１のデータベース２に挿入される。
いくつかの代表的実施例を参照して本発明を説明してきたが、当業者ならば、別の方法であるが同じ機能を使用して、異なる部分を構成できることが理解できる。たとえば、２つのデータベースは、１つのデータベースまたはいくつかの異なるデータベースでもよく、コンピュータ・システムは、いくつかのコンピュータのマルチプロセッサ・システムを含んでいてもよく、トランザクションのコーディングは、異なる方法で実行されてもよいなどである。
したがって、修正は、以下に示す請求の範囲内で実行されるので、本発明は、前に説明された代表的実施例に限定されない。

Claims (7)

1. 個別サービスのような多様な電話サービスを提供および実行する方法において、コンピュータ・システムは、発信加入者番号を検出すると、一つのデータ・プログラムに従って加入者番号の加入者によって指定された一つの電話サービスを実行するように構成される前記方法であって、
   コンピュータ・システム（１，５）は、データ・プログラムの部品の形式で多数のトランザクションを含む第１の記憶装置（２）を含み、
   加入者が一つの電話サービスを指定すると、多数のトランザクションの中の、前記電話サービスを実行する一つのデータ・プログラムを形成する所定の複数のトランザクションに対応するコードの形式で前記電話サービスが第２の記憶装置（３）に格納され、前記コードは、前記加入者番号に関連して格納され、
   前記加入者番号が検出されると、コンピュータ・システム（１，５）は、第２の記憶装置（３）に格納されている前記コードを介して第１の記憶装置（２）に格納されている所定の複数のトランザクションを取り出し当該トランザクションを実行し、前記電話サービスを実行することを特徴とする前記方法。
2. 請求項１記載の方法であって、
   前記加入者番号が検出されると、コンピュータ・システム（１，５）は、検出された前記加入者番号が属しているサービス・プロファイルを分析することを特徴とする前記方法。
3. 請求項１記載の方法であって、
   前記加入者番号が検出されると、コンピュータ・システム（１，５）は、加入者からコンピュータに与えられた個別コードに属するサービス・プロファイルを分析することを特徴とする前記方法。
4. 請求項１、２または３記載の方法であって、
   前記トランザクションは、プログラム命令またはプログラム文を含むことを特徴とする前記方法。
5. 請求項１、２、３または４記載の方法であって、
   前記トランザクションは、プログラム命令またはプログラム文を含んでいない情報を含むことを特徴とする前記方法。
6. 請求項５記載の方法であって、
   前記トランザクションは、前記電話サービスの実行中に加入者によって聴取できる通話情報を含むことを特徴とする前記方法。
7. 請求項１、２、３、４、５または６記載の方法であって、
   一またはそれ以上の電話サービスは、一またはそれ以上の時間ウィンドウを含み、一またはそれ以上の時間ウィンドウ内の電話サービスは、残りの一またはそれ以上の時間ウィンドウ内の電話サービスと異なることを特徴とする前記方法。

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