JP4498168B2 - 固体電解コンデンサ - Google Patents

固体電解コンデンサ Download PDF

Info

Publication number
JP4498168B2
JP4498168B2 JP2005046838A JP2005046838A JP4498168B2 JP 4498168 B2 JP4498168 B2 JP 4498168B2 JP 2005046838 A JP2005046838 A JP 2005046838A JP 2005046838 A JP2005046838 A JP 2005046838A JP 4498168 B2 JP4498168 B2 JP 4498168B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
solid electrolytic
electrolytic capacitor
cathode
particles
layer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005046838A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006237124A (ja
Inventor
弘義 武
康一 西村
衛 木本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2005046838A priority Critical patent/JP4498168B2/ja
Publication of JP2006237124A publication Critical patent/JP2006237124A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4498168B2 publication Critical patent/JP4498168B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Conductive Materials (AREA)

Description

本発明は、弁作用金属又は弁作用金属を主成分とする合金からなる陽極と、この陽極が陽極酸化されて形成される誘電体層と、陰極とを備えた固体電解コンデンサに係り、特に、この固体電解コンデンサにおける等価直列抵抗を低下させると共に、漏れ電流が増大するのを抑制するようにした点に特徴を有するものである。
従来より、固体電解コンデンサは様々な電子機器に広く利用されており、特に近年においては、パーソナルコンピュータ等の電子機器の高周波数化により、瞬時に電子回路に電力を供給する必要があり、このため高周波領域での等価直列抵抗(以下、ESRという。)の小さい固体電解コンデンサの開発が要望されている。
ここで、固体電解コンデンサにおけるESRは、誘電体損失、電解質層や陰極の比抵抗及び電解質層と陰極との接触抵抗等が要因となり、特に、高周波領域でのESRは、電解質層や陰極の比抵抗、電解質層と陰極との接触抵抗が大きな要因となる。
また、固体電解コンデンサとしては、一般に、タンタル、アルミニウム、二オブ、チタン等の弁作用を有する弁作用金属又はその合金からなる陽極を陽極酸化させて、この陽極の表面にその酸化物からなる誘電体層を形成し、この誘電体層の上に導電性高分子や二酸化マンガン等を用いた電解質層を形成し、さらにこの電解質層の上に、カーボン層と銀ペースト層とを積層させた陰極を形成したものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
そして、このような固体電解コンデンサにおいては、一般に外的要因による特性の劣化を防止するため、この固体電解コンデンサ全体を被覆するようにして絶縁性樹脂からなる外装体を設けるようにしている。
しかし、このように固体電解コンデンサ全体を被覆するようにして絶縁性樹脂からなる外装体を設けるようにした場合、上記の絶縁性樹脂が硬化する際の収縮等により、固体電解コンデンサに圧力が加わり、これによって陰極における各層間に剥離が生じたり、陰極の各層に含まれるカーボンや銀等の導電性粒子間の接触面積が低下したり、電解質層と誘電層との界面や誘電体層に亀裂が生じる等により、固体電解コンデンサにおけるESRが上昇したり、漏れ電流が増加する等の問題が生じた。
そして、近年においては、陰極として、カーボン粒子と樹脂とを主成分とする第1の陰極層と、この第1の陰極層に積層された金属粒子とエラストマーとを主成分とする第2の陰極層と、この第2の陰極層に積層された金属粒子と樹脂とを主成分とする第3の陰極層とを設け、上記の金属粒子とエラストマーとを主成分とする第2の陰極層において、固体電解コンデンサに加わる圧力を吸収させるようにした固体電解コンデンサが提案されている(例えば、特許文献2参照。)。
しかし、上記の固体電解コンデンサでは、十分に圧力を緩和できないため陰極における各層間に剥離が生じたり、陰極の各層に含まれるカーボンや銀等の導電性粒子間の接触面積が低下したり、電解質層と誘電体層との界面や誘電体層に亀裂が生じる等により、固体電解コンデンサにおけるESRの上昇や漏れ電流の増大を十分に抑制できない。
特開平3−46215号公報 特開2001−160524号公報
本発明は、上記のように固体電解コンデンサ全体を被覆するようにして絶縁性樹脂からなる外装体を設ける場合等において、固体電解コンデンサに加わる圧力を十分に緩和し、陰極における各層間に剥離が生じたり、陰極の各層に含まれるカーボンや銀等の導電性粒子間の接触面積が低下したり、電解質層と誘電層との界面や誘電体層に亀裂が生じたりするのを抑制し、固体電解コンデンサにおけるESRが上昇したり、漏れ電流が増加したりするのを十分に防止できるようにすることを課題とするものである。
本発明においては、上記のような課題を解決するために、弁作用金属又は弁作用金属を主成分とする合金からなる陽極と、この陽極が陽極酸化されて形成される誘電体層と、陰極とを備えた固体電解コンデンサにおいて、上記の陰極中に応力緩和性を有する導電性粒子を含有させるようにした。
ここで、上記の応力緩和性を有する導電性粒子とは、応力に対して弾性的に変化することができる導電性粒子を意味し、このような応力緩和性を有する導電性粒子としては、例えば、銀,金,白金から選択される少なくとも1種の金属で構成された中空状の導電性粒子や、エラストマー粒子の表面に銀,金,白金から選択される少なくとも1種の金属で構成された導電性の被覆層が設けられた導電性粒子等を用いることができる。
そして、上記の中空状の導電性粒子としては、その中空部の体積比率が10〜60体積%の範囲になったものを用いることが好ましい。
また、上記のエラストマー粒子としては、例えば、ポリスチレン、ポリエチレン、ポリアミド、ゴムから選択される少なくとも1種の材料で構成されたものを用いることができる。
本発明における固体電解コンデンサのように、陰極中に応力緩和性を有する導電性粒子を含有させると、前記のように固体電解コンデンサ全体を被覆するようにして絶縁性樹脂からなる外装体を設ける場合等において、固体電解コンデンサに圧力が加わっても、上記の応力緩和性を有する導電性粒子が変形して、この圧力が緩和され、陰極における各層間に剥離が生じたり、陰極の各層に含まれるカーボンや銀等の導電性粒子間の接触面積が低下したり、電解質層と誘電層との界面や誘電体層に亀裂が生じたりするのが抑制されるようになる。
この結果、本発明における固体電解コンデンサにおいては、前記のように固体電解コンデンサ全体を被覆するようにして絶縁性樹脂からなる外装体を設ける場合等においても、固体電解コンデンサにおけるESRが上昇したり、漏れ電流が増加したりするのが十分に抑制されるようになる。
また、本発明における固体電解コンデンサにおいては、上記の応力緩和性を有する導電性粒子として、銀,金,白金から選択される少なくとも1種の金属で構成された中空状の導電性粒子や、エラストマー粒子の表面に銀,金,白金から選択される少なくとも1種の金属で構成された導電性の被覆層が設けられた導電性粒子を用い、この導電性粒子自体が変形して応力を緩和するようになっているため、ESRの上昇や漏れ電流の増加を十分に抑制できるようになる。
ここで、上記の応力緩和性を有する導電性粒子として、銀,金,白金から選択される少なくとも1種の金属で構成された中空状の導電性粒子を用いる場合、この中空部の比率が小さいと、この導電性粒子が変形しにくくなって十分に応力を緩和することが困難になる一方、この中空部の比率が大きくなりすぎると、導電性粒子が割れるため応力を十分に緩和できない。その結果、陰極における各層間に剥離が生じたり、陰極の各層に含まれるカーボンや銀等の導電性粒子間の接触面積が低下したり、電解質層と誘電体層との界面や誘電体層に亀裂が生じる等により、固体電解コンデンサにおけるESRの上昇や漏れ電流の増大を十分に抑制できない。このため、上記のように中空部の体積比率が10〜60体積%の範囲になったものを用いることが好ましい。
次に、この発明の実施形態及び参考形態に係る固体電解コンデンサを添付図面に基づいて具体的に説明する。なお、この発明の固体電解コンデンサは下記の実施形態及び参考形態に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
この実施形態及び参考形態における固体電解コンデンサにおいては、図1に示すように、タンタル、アルミニウム、二オブ、チタン等の弁作用を有する弁作用金属又はこのような弁作用金属を主成分とする合金で構成された陽極1を用い、この陽極1からリード線11を延出させている。
そして、上記の陽極1を、例えばリン酸水溶液等の電解液中において陽極酸化させ、この陽極1の表面を覆うようにして酸化膜からなる誘電体層2を形成している。
また、この誘電体層2の表面を覆うようにして電解質層3を形成している。ここで、電解質層3に使用する材料としては、例えば、ポリピロール,ポリチオフェン,ポリアニリン等の導電性高分子材料や、二酸化マンガン等の導電性酸化物を用いることができる。
そして、上記の電解質層3の表面を覆うようにして、カーボン等を用いた第1陰極層41と応力緩和性を有する導電性粒子を用いた第2陰極層42とを積層させた陰極4を形成している。
ここで、上記の応力緩和性を有する導電性粒子としては、例えば、図2に示すような銀,金,白金から選択される少なくとも1種の金属で構成された中空状の導電性粒子Aや、図3に示すようなエラストマー粒子b1の表面に銀,金,白金から選択される少なくとも1種の金属で構成された導電性の被覆層b2が設けられた導電性粒子Bを用いることができる。
また、この実施形態及び参考形態においては、上記の陽極1から延出させたリード線11に陽極リード5を接続させると共に、上記の陰極4における第2陰極層42に陰極リード6を接続させ、この陽極リード5と陰極リード6とを外部に取り出すようにしてエポキシ樹脂等の絶縁性樹脂からなる外装体7によって外装するようにしている。
次に、この発明の具体的な実施例及び参考例に係る固体電解コンデンサについて説明すると共に、この発明の実施例及び参考例に係る固体電解コンデンサにおいては、固体電解コンデンサに圧力が加わった場合においても、固体電解コンデンサにおけるESRが上昇したり、漏れ電流が増加したりするのが抑制されることを、比較例を挙げて明らかにする。なお、この発明の固体電解コンデンサは下記の実施例及び参考例に示したものに限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲において適宜変更して実施できるものである。
参考例1)
参考例1の固体電解コンデンサにおいては、タンタル粉末を焼結させて、タンタルの多孔質焼結体からなる陽極1を作製すると共に、この陽極1からリード線11を延出させるようにした。
そして、この陽極1を約60℃に保持した約0.5重量%のリン酸水溶液中において約
10Vの定電圧で約10時間陽極酸化させて、この陽極1の表面に酸化皮膜からなる誘電体層2を形成し、このように形成した誘電体層2の上に、化学重合によりポリピロールからなる電解質層3を形成した。
次に、上記の電解質層3の上に陰極4を形成するにあたっては、先ず上記の電解質層3の上にカーボンペーストを塗布し、これを乾燥させて、第1陰極層41を形成した。また、この第1陰極層41の上に第2陰極層42を形成するにあたっては、応力緩和性を有する導電性粒子として、上記の図2に示すような中空状の導電性粒子Aであって、中空部の体積比率が約40体積%になった中空状の銀粒子を使用し、この中空状の銀粒子を用いた銀ペーストを上記の第1陰極層41の上に塗布し、これを乾燥させて第2陰極層42を形成した。
そして、上記の陽極1から延出させたリード線11に陽極リード5を接続させると共に、上記の陰極4における第2陰極層42に陰極リード6を接続させた後、この陽極リード5と陰極リード6とを外部に取り出すようにしてエポキシ樹脂からなる外装体7により外装させて、参考例1の固体電解コンデンサを作製した。
参考例2)
参考例2においては、陽極1の材料として、アルミニウムが0.5重量%含有されたタ
ンタルを主成分とするタンタル合金を用いるようにし、それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、参考例2の固体電解コンデンサを作製した。
参考例3)
参考例3においては、第2陰極層42を設けるにあたり、応力緩和性を有する導電性粒子として、上記の図2に示すような中空状の導電性粒子Aであって、中空部の体積比率が約40体積%になった中空状の金粒子を用いるようにし、それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、参考例3の固体電解コンデンサを作製した。
参考例4)
参考例4においては、第2陰極層42を設けるにあたり、応力緩和性を有する導電性粒子として、上記の図2に示すような中空状の導電性粒子Aであって、中空部の体積比率が約40体積%になった中空状の白金粒子を用いるようにし、それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、参考例4の固体電解コンデンサを作製した。
(実施例5)
実施例5においては、第2陰極層42を設けるにあたり、応力緩和性を有する導電性粒子として、上記の図3に示すようなエラストマー粒子b1の表面に導電性の被覆層b2が設けられた導電性粒子Bであって、ポリスチレン粒子の表面に無電解めっき法により銀の被覆層を形成した導電性粒子を使用し、それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、実施例5の固体電解コンデンサを作製した。
(実施例6)
実施例6においては、第2陰極層42を設けるにあたり、応力緩和性を有する導電性粒子として、上記の図3に示すようなエラストマー粒子b1の表面に導電性の被覆層b2が設けられた導電性粒子Bであって、ポリスチレン粒子の表面に無電解めっき法により金の被覆層を形成した導電性粒子を使用し、それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、実施例6の固体電解コンデンサを作製した。
(実施例7)
実施例7においては、第2陰極層42を設けるにあたり、応力緩和性を有する導電性粒子として、上記の図3に示すようなエラストマー粒子b1の表面に導電性の被覆層b2が設けられた導電性粒子Bであって、ポリスチレン粒子の表面に無電解めっき法により白金の被覆層を形成した導電性粒子を使用し、それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、実施例7の固体電解コンデンサを作製した。
(比較例1)
比較例1においては、第2陰極層を設けるにあたり、中空部を有さない中実状の銀粒子とポリエチレンゴムとからなるペーストを第1陰極層の上に塗布させるようにし、さらに中空部を有さない中実状の銀粒子とポリアミド樹脂とからなるペーストを第2陰極層の上に塗布することにより、第2陰極層の上に第3陰極層を形成した。それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、比較例1の固体電解コンデンサを作製した。
(比較例2)
比較例2においては、第2陰極層を設けるにあたり、中空部を有さない中実状の銀粒子だけを使用し、それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、比較例2の固体電解コンデンサを作製した。
次に、上記のようにして作製した参考例1〜4、実施例〜7及び比較例1,2の各固体電解コンデンサについて、それぞれ約5Vの定電圧を印加して約20秒後における漏れ電流を測定し、さらに各固体電解コンデンサにおいて、約100kHzにおけるESRをLCRメータにより測定した。
そして、上記の参考例1の固体電解コンデンサにおける漏れ電流及びESRの値を基準の100として、各固体電解コンデンサにおける漏れ電流及びESRの値を算出し、その結果を下記の表1に示した。
Figure 0004498168
この結果、第2陰極層42に、中空状の導電性粒子や、エラストマー粒子の表面に導電性の被覆層を形成した導電性粒子を用いた参考例1〜4及び実施例〜7の各固体電解コンデンサは、中空部を有さない中実状の銀粒子とポリエチレンゴムとを用いた比較例1の固体電解コンデンサや、中空部を有さない中実状の銀粒子だけを用いた比較例2の固体電解コンデンサに比べて、漏れ電流及びESRが大きく減少していた。
参考例1a〜1i)
参考例1a〜1iにおいては、第2陰極層42を設けるにあたり、応力緩和性を有する導電性粒子として、上記の参考例1と同様の中空状の銀粒子を用いるようにし、この中空状の銀粒子における中空部の体積比率を、下記の表2に示すように、約5体積%、約7.5体積%、約10体積%、約25体積%、約50体積%、約55体積%、約60体積%、約65体積%、約70体積%に変更させ、それ以外は、上記の参考例1の場合と同様にして、参考例1a〜1iの各固体電解コンデンサを作製した。
そして、上記のようにして作製した参考例1a〜1iの各固体電解コンデンサについても、上記の参考例1の場合と同様にして、各固体電解コンデンサにおける漏れ電流及びESRを測定し、上記の参考例1の固体電解コンデンサにおける漏れ電流及びESRの値を基準の100として、各固体電解コンデンサにおける漏れ電流及びESRの値を算出し、その結果を下記の表2に示した。
Figure 0004498168
この結果、第2陰極層42に中空状の導電性粒子を用いるにあたり、中空部の体積比率が10体積%〜60体積%の範囲になった中空状の導電性粒子を用いた場合において、漏れ電流及びESRが大きく減少しており、特に、中空部の体積比率が25体積%〜50体積%の範囲になった中空状の導電性粒子を用いた場合に、漏れ電流及びESRがさらに減少していた。
(実施例5a〜5c)
実施例5a〜5cにおいては、第2陰極層42を設けるにあたり、応力緩和性を有する導電性粒子として、上記の実施例5のようにエラストマー粒子の表面に銀の被覆層が設けられた導電性粒子を用いるようにした。
そして、実施例5a〜5cにおいては、上記の導電性粒子に使用するエラストマー粒子を、下記の表3に示すように、ポリエチレン粒子、ポリアミド粒子、ブタジエンゴム粒子に変更し、それ以外は、上記の実施例5の場合と同様にして、実施例5a〜5cの各固体電解コンデンサを作製した。
そして、上記のようにして作製した実施例5a〜5cの各固体電解コンデンサについても、上記の実施例5の場合と同様にして、各固体電解コンデンサにおける漏れ電流及びESRを測定し、上記の実施例5の固体電解コンデンサにおける漏れ電流及びESRの値を基準の100として、各固体電解コンデンサにおける漏れ電流及びESRの値を算出し、その結果を下記の表3に示した。
Figure 0004498168
この結果、上記の導電性粒子に使用するエラストマー粒子に、ポリエチレン粒子、ポリアミド粒子、ブタジエンゴム粒子を用いた実施例5a〜5cの各固体電解コンデンサにおいても、エラストマー粒子にポリスチレン粒子を使用した実施例5の固体電解コンデンサと同様に、比較例1,2の固体電解コンデンサに比べて、漏れ電流及びESRが大きく減少していた。
本発明の一実施形態に係る固体電解コンデンサを示した断面説明図である。 本発明の参考形態において使用する応力緩和性を有する導電性粒子の第1の例を示した断面説明図である。 本発明の実施形態において使用する応力緩和性を有する導電性粒子の第2の例を示した断面説明図である。
1 陽極
2 誘電体層
3 電解質層
4 陰極
5 陽極リード
6 陰極リード
7 外装体
11 リード線
41 第1陰極層
42 第2陰極層
A 中空状の導電性粒子
B エラストマー粒子の表面に導電性の被覆層が設けられた導電性粒子
b1 エラストマー粒子
b2 導電性の被覆層

Claims (2)

  1. 弁作用金属又は弁作用金属を主成分とする合金からなる陽極と、この陽極が陽極酸化されて形成される誘電体層と、前記誘電体層の表面に形成される電解質層と、前記電解質層の表面に形成される陰極と、前記陽極、前記誘電体層、前記電解質層及び前記陰極の全体を被覆する外装体とを備えた固体電解コンデンサにおいて、
    前記陰極中にエラストマー粒子の表面に銀,金,白金から選択される少なくとも1種の金属で構成された導電性の被覆層が設けられた導電性粒子が含有されていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 請求項に記載した固体電解コンデンサにおいて、前記のエラストマー粒子がポリスチレン、ポリエチレン、ポリアミド、ゴムから選択される少なくとも1種の材料で構成されていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
JP2005046838A 2005-02-23 2005-02-23 固体電解コンデンサ Expired - Fee Related JP4498168B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005046838A JP4498168B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 固体電解コンデンサ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005046838A JP4498168B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 固体電解コンデンサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006237124A JP2006237124A (ja) 2006-09-07
JP4498168B2 true JP4498168B2 (ja) 2010-07-07

Family

ID=37044472

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005046838A Expired - Fee Related JP4498168B2 (ja) 2005-02-23 2005-02-23 固体電解コンデンサ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4498168B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8451588B2 (en) * 2011-03-11 2013-05-28 Avx Corporation Solid electrolytic capacitor containing a conductive coating formed from a colloidal dispersion
KR101558462B1 (ko) * 2012-10-30 2015-10-13 가켄 테크 가부시키가이샤 도전성 페이스트 및 다이 본딩 방법

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004273987A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Sanyo Electric Co Ltd 固体電解コンデンサ

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06240309A (ja) * 1993-02-12 1994-08-30 Soken Kagaku Kk 中空金属微粒子、中空金属微粒子含有金属粒子群およびこれらの製造方法
JP3374483B2 (ja) * 1993-11-17 2003-02-04 ジェイエスアール株式会社 複合粒子および中空粒子の製造方法
JPH1173818A (ja) * 1997-08-28 1999-03-16 Ricoh Co Ltd 導電性粒子および異方導電性接着材および液晶表示装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004273987A (ja) * 2003-03-12 2004-09-30 Sanyo Electric Co Ltd 固体電解コンデンサ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006237124A (ja) 2006-09-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4845645B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP5289033B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP4703400B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP5114264B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP3350846B2 (ja) 導電性高分子を用いた固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2009170897A (ja) 固体電解コンデンサ
JP4739982B2 (ja) 固体電解コンデンサの製造方法
JP2004304071A (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP5788282B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP6295433B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP2009182157A (ja) 固体電解コンデンサ
JP2008182098A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP5020120B2 (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP5623214B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP4498168B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP2010056444A (ja) ニオブ固体電解コンデンサ
JP4876705B2 (ja) 固体電解コンデンサ
KR20050109029A (ko) 고체 전해 컨덴서
US8882857B2 (en) Solid electrolytic capacitor and method for manufacturing the same
JP4372032B2 (ja) 固体電解コンデンサ
JP7248141B2 (ja) 電解コンデンサ及び電解コンデンサの製造方法
JPH0997747A (ja) 固体電解コンデンサ及びその製造方法
JP2008010719A (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP4767479B2 (ja) 固体電解コンデンサおよびその製造方法
JP4557766B2 (ja) 固体電解コンデンサおよび該固体電解コンデンサの製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070228

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090804

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091002

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100316

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100413

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130423

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4498168

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140423

Year of fee payment: 4

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees