JP4557766B2 - 固体電解コンデンサおよび該固体電解コンデンサの製造方法 - Google Patents

固体電解コンデンサおよび該固体電解コンデンサの製造方法 Download PDF

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本発明は、弁作用金属からなる陽極、前記弁作用金属の酸化物である誘電体層、導電性
高分子からなる固体電解質層および陰極導電層を積層した固体電解コンデンサおよび該固体電解コンデンサの製造方法に関するものである。
ノートパソコン、携帯電話、等の情報端末機器をはじめとして多くの電子機器の小型化
かつ動作周波数の高周波化に伴い、それに搭載されるコンデンサも小型大容量化、低ESR(等価直列抵抗)化の要求がますます高くなり、これに対応することができるタイプのコンデンサとして導電性高分子を固体電解質として用いる固体電解コンデンサが開発されている。
このような固体電解コンデンサには、弁作用金属からなる陽極の表面に、この金属の酸
化物である誘電体層と、導電性高分子よりなる真の陰極である固体電解質層と、陰極導電層(導電性カーボン層、銀ペイント層、導電性接着剤層)とを順に積層し、樹脂で外装した構成のものが提案されている(例えば特許文献1参照)。
以上の構成からなる固体電解コンデンサにおいては、静電容量は、主として、誘電体層
の厚みと、該誘電体層の誘電率とに加えて、固体電解質層と誘電体層との接触面積とにより決まるものであるから、誘電体層と固体電解質層との接触面積の減少は静電容量が低下して好ましくない。
上記固体電解コンデンサでは、樹脂モールドにより外装を施すときの成形圧や成形熱等
により、固体電解質層に熱ストレスがかかって該固体電解質層に亀裂や剥離が発生することがある。このような亀裂や剥離といった損傷は、誘電体層と固体電解質層との接触面積を減少させてしまい、完成品としての固体電解コンデンサにおける静電容量が低下したりESRが増大したりする、などの不具合を引き起こす。
特開平3−46215号公報
以上に鑑みて、本発明は、樹脂により外装を施すに際して固体電解質層への熱ストレス
を緩和して、該固体電解質層に熱ストレスに起因した亀裂や剥離の発生を無くし、これによって誘電体層と固体電解質層との接触面積の減少を防止し、静電容量の低下やESRの増大を抑制可能としたものである。
(1)本発明による固体電解コンデンサは、弁作用金属からなる陽極、前記弁作用金属の酸化物である誘電体層、導電性高分子からなる固体電解質層および陰極導電層がこの順序に積層され、これらが樹脂で外装されている固体電解コンデンサにおいて、
前記固体電解質層が、前記誘電体層上に形成されている薄膜状の固体電解質からなる第1の膜層と、この第1の膜層上に形成されている粒状の固体電解質からなる粒層と、この粒層上に形成されている薄膜状の固体電解質からなる第2の膜層とを有し、前記粒層と前記第2の膜層との積層を1単位とした層(以下、緩衝層と称する)が2層以上形成されていることを特徴とするものである。
弁作用金属は、タンタル、アルミニウム、ニオブ、チタンから選ばれた1種であること
が好ましい。前記導電性高分子は、ポリピロール、ポリチオフェン、ポリアニリン等の高分子にドーパントがドーピングされて導電性を付与されたものである。
本発明の固体電解コンデンサにおいては、樹脂を外装するに際して固体電解質層に対する樹脂外装時の成形熱や成形圧等は前記緩衝層により緩和されるため、固体電解質層には樹脂モールドに起因した亀裂や剥離等の損傷が発生しなくなり、結果、誘電体層と固体電解質層との接触面積が所期通りに維持され、前記損傷に基づいた静電容量の低下やESRの増大を抑制することができる。
前記緩衝層の積層数は2〜6であることが好ましい。緩衝層の積層数が7以上であると、樹脂外装前後における静電容量の低下は抑制されるが、樹脂外装後のESRが著しく増大するからである。
前記緩衝層の粒層の粒径が0.4〜5μmの範囲であることが好ましい。粒径がこの範囲であると、樹脂外装前後における静電容量の低下は殆どなく該低下は抑制される一方、ESR増大を抑制することに対して特に高い効果を得ることができる。前記粒層の粒径が0.4μm未満であると、樹脂外装前と比較して樹脂外装後の静電容量の低下が大きくなり、かつ、樹脂外装後のESRが著しく増大する。また、前記粒層の粒径が5μmを超えると、樹脂外装前と比較して樹脂外装後の静電容量の低下は抑制されるが、樹脂外装後のESRが著しく増大する。
前記緩衝層の粒層の厚みは、10〜35μmの範囲であることが好ましい。粒層の厚み
がこの範囲であると、樹脂外装前後の静電容量の低下は抑制され、また、樹脂外装後のESR増大を抑制することができる。前記粒層の厚みが10μm未満であると、樹脂外装前と比較して樹脂外装後の静電容量の低下が大きくなり、また、樹脂外装後のESRが増大して抑制されにくくなる。前記粒層の厚みが35μm超であると、樹脂外装前後の静電容量の低下は抑制されるが、ESR増大が抑制されなくなる。
前記緩衝層の第2の膜層の膜厚は、0.4〜10μmの範囲であることが好ましい。この膜層の膜厚がこの範囲であると、樹脂外装前と比較して樹脂外装後の静電容量低下は僅かでありその低下は抑制され、樹脂外装後のESR増大も抑制することができる。前記第2の膜層の厚みが0.4μm未満であると、樹脂外装前後における静電容量の低下が大きく、また、ESRも増大する一方、10μm超では樹脂外装前後における静電容量の低下は抑制されるが、ESRが著しく増大する。
前記緩衝層において、その粒層と第2の膜層との厚み比率(=粒層厚み/第2の膜層厚
み)は10〜30であることが好ましい。前記厚み比率が10〜30であると、樹脂外装後のESRの増大を抑制することができる。
(2)本発明による固体電解コンデンサの製造方法は、弁作用金属からなる陽極の表面に前記弁作用金属の酸化物である誘電体層を形成する工程と、前記誘電体層上に導電性高分子からなる固体電解質層を形成する工程と、前記固体電解質層上に陰極導電層を形成する工程とを有する固体電解コンデンサの製造方法において、前記誘電体層上に導電性高分子からなる固体電解質層を形成する工程が、前記誘電体層上に薄膜状の固体電解質からなる第1の膜層を形成する第1工程と、粒状の固体電解質からなる粒層を形成する第2工程と、薄膜状の固体電解質からなる第2の膜層を形成する第3工程とを備え、前記第1工程の後に前記第2工程と前記第3工程とを交互に2回以上繰り返すことを特徴とするものである。
この製造方法によれば、誘電体層上に形成した第1の膜層上に、粒層と第2の膜層との
積層を1単位とした層(緩衝層と称する)を2層以上形成するという簡単な工程で、固体電解質層を樹脂外装時の熱ストレスを有効に緩和することができる構造に形成することができ、誘電体層と固体電解質層との接触面積を所期通りに維持し、静電容量の低下やESRの増大を抑制することができる固体電解コンデンサを製造することができる。
第1の膜層を形成する前記第1工程は、前記誘電体層を減圧下で酸化剤に浸漬させた後
、導電性高分子のモノマー溶液に浸漬させて重合を行わせるか、あるいは減圧下で導電性高分子のモノマー溶液に浸漬させた後、酸化剤に浸漬させて重合を行わせる工程を含むのが好ましい。この場合、該誘電体層表面に第1の膜層を均一でかつ例えば膜厚がμmオーダーの薄膜状に被覆形成して静電容量の低下抑制、ESRの増大抑制に寄与することができるように形成することができる。
粒層を形成する前記第2工程は、表面に前記第1の膜層または前記第2の膜層が形成された前記誘電体層を酸化剤に浸漬させてから気化した導電性高分子のモノマーに晒す工程を含むのが好ましい。こうした場合、粒層を、固体電解質層に作用する熱ストレスの緩和効果が高い十分な厚みと粒径で形成することができる。
第2の膜層を形成する前記第3工程は、表面に前記粒層が形成された前記誘電体層を常圧下で酸化剤に浸漬させた後、導電性高分子のモノマー溶液に浸漬させて重合を行わせるか、あるいは導電性高分子のモノマー溶液に浸漬させた後、酸化剤に浸漬させて重合を行わせる工程を含むのが好ましい。こうした場合、前記第2の膜層の形成を常圧下で行うために、第2の膜層の形成過程でモノマー溶液が粒層に干渉することがなく、第2の膜層を均一でかつ例えば膜厚がμmオーダーの薄膜状に被覆形成して静電容量の低下抑制、ESRの増大抑制に寄与することができるように形成することができる。
本発明によれば、固体電解質層が、前記誘電体層上に積層される第1の膜層を有し、この第1の膜層上に、粒層と第2の膜層との積層を1単位とした層(緩衝層)が2層以上積層されているので、樹脂外装時に固体電解質層に加わる熱ストレスを緩和することができ、熱ストレスに起因した静電容量の低下やESRの増大を抑制することができる。
以下、添付した図面を参照して、本発明の実施の形態に係る固体電解コンデンサとその製造方法を説明する。図1は実施の形態に係る固体電解コンデンサの全体の構造を模式的に示す断面図、図2は実施の形態に係る固体電解コンデンサの要部を模式的にかつ拡大して示す断面図である。
これらの図に示す固体電解コンデンサ10においては、陽極12の表面に、誘電体酸化
皮膜(誘電体層)14、導電性高分子よりなる固体電解質層16および陰極導電層18が順に積層されている。
陰極導電層18は、導電性カーボン層18a、銀ペイント層18bおよび導電性接着剤
層18cから構成されている。
陰極端子20は、陰極導電層18に接続され、また、陽極端子22は、陽極リード24
を介して陽極12に接続された状態で、樹脂26でモールド(樹脂外装)されている。
以上の構成において本実施の形態では、固体電解質層16を、誘電体酸化皮膜14上に
形成されている薄膜状の固体電解質からなる第1の膜層16aと、この第1の膜層16a上に形成されている粒状の固体電解質からなる粒層16bと、この粒層16b上に形成さ
れている薄膜状の固体電解質からなる第2の膜層16cとを有し、粒層16bと第2の膜層16cとの積層を1単位とした層16dが2層に積層されていることを特徴とする。この層16dを説明の都合で以下、緩衝層16dということにする。
上記構成を備えた固体電解質層16は、樹脂外装時の成形圧や成形熱による熱ストレス
対しては、緩衝層16dが2層に介装された構成になっているために、その熱ストレスを緩和することができるようになる。その結果、固体電解質層16には熱ストレスに起因した亀裂や剥離等の損傷が発生しなくなり、誘電体酸化皮膜14と固体電解質層16との接触面積が所期通りに確保され、樹脂外装後における静電容量の低下やESRの増大を抑制することができるようになる。
なお、陽極12は、タンタル粉末の多孔質焼結体から構成されている。陽極12は、タンタル粉末に限らず、アルミニウム粉末、ニオブ粉末、チタン粉末、ジルコニウム粉末、ハフニウム粉末等の他の弁作用金属の微粉末焼結体で構成されてもよいし、これらの2種以上で構成されてもよい。
誘電体酸化皮膜14は、陽極12の表面に形成される。誘電体酸化皮膜14の形成方法
は特に限定されない。誘電体酸化皮膜14は、例えばリン酸水溶液中で陽極酸化させて形成することができる。実施の形態では、誘電体酸化皮膜14は、酸化タンタルにより構成されている。陽極12がアルミニウム粉末、ニオブ粉末、チタン粉末、ジルコニウム粉末、ハフニウム粉末等の他の弁作用金属粉末の焼結体で構成されている場合、誘電体酸化皮膜14は、それぞれ、酸化アルミニウム、酸化ニオブ、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化ハフニウム、その他で構成される。
陰極導電層18において、導電性カーボン層18aは、グラファイト、等を含有する導
電性のカーボン材料から構成されている。銀ペイント層18bは、銀粒子、保護コロイドおよび有機溶媒を混合した銀ペーストから構成されている。銀粒子に限らず、他の金属粒子による金属ペイント層を構成してもよい。導電性接着剤層18cは、導電フィラ−として、金、銀、ニッケル、カーボン等を用いることができる。バインダー樹脂としてエポキシ、ウレタン、アクリル、ポリイミドなどの樹脂を用いることができる。
以上の実施の形態の固体電解コンデンサ10は、固体電解質層16に緩衝層16dを2
層形成したので、樹脂を外装するときに発生する成形圧や成形熱による熱ストレスを緩和することができるようになり、その熱ストレスに起因した亀裂や剥離等の損傷が発生しなくなり、誘電体酸化皮膜14と固体電解質層16との接触面積が所期通りに確保され、樹脂外装後における静電容量の低下やESRの増大を抑制することができるようになる。
以下、緩衝層16dに関して図3ないし図7を参照しながら実施例1ないし5に基づい
て具体的に説明する。
(1)実施例1、比較例1ないし3…図3ないし図6参照
(実施例1)…図3参照
実施例1は、誘電体酸化皮膜12上に第1の膜層16aを形成し、この第1の膜層16a上に、緩衝層16dを2層形成した例である。緩衝層16dは、粒状の固体電解質からなる粒層16bと、この粒層16b上に形成されている薄膜状の固体電解質からなる第2の膜層16cとで構成されている。
以下、実施例1を説明する。先ず、陽極の表面に誘電体酸化皮膜を形成する。この誘電
体酸化皮膜の形成工程では、陽極12として用いるタンタル焼結体を、60℃の0.5重量%リン酸水溶液中に20Vの陽極酸化電圧の印加の下に10時間浸漬して陽極12表面に誘電体酸化皮膜14である酸化タンタルを形成した。
次に、誘電体酸化皮膜14上に、導電性高分子からなる固体電解質層を形成する。
この実施例1では、固体電解質を形成する工程が、誘電体酸化皮膜14上に、薄膜状の
固体電解質からなる第1の膜層16aを形成する第1工程と、粒状の固体電解質からなる粒層16bを形成する第2工程と、薄膜状の固体電解質からなる第2の膜層16cを形成する第3工程とを備え、前記第1工程の後に前記第2工程と前記第3工程とを交互に2回繰り返すものである。
誘電体酸化皮膜(誘電体層)14上に第1の膜層16aを形成する第1工程では、誘電
体酸化皮膜14の形成後、減圧下(0.5気圧)で酸化剤である硫酸溶液0.1モル/リットルに20分間浸漬させた後、減圧下(0.5気圧)でピロール溶液0.1モル/リットルに5分間浸漬して重合を行うことによりポリピロールからなる第1の膜層16aを誘電体酸化皮膜14の上に形成した。この際、誘電体酸化皮膜14の内部にも均一に第1の膜層16aが均一に形成された。
粒状の固体電解質からなる粒層16bを形成する第2工程では、酸化剤である硫酸0.
1モル/リットルに20分間浸漬させた後、30℃の気化した導電性高分子のピロールに50分間晒すことにより重合して粒層16bを形成した。この粒層16bは第1の膜層16aの内部には存在しなかった。
薄膜状の固体電解質からなる第2の膜層16cを形成する第3工程では、酸化剤である
硫酸0.1モル/リットルに20分間浸漬させた後、常圧下でピロール溶液0.1モル/リットルに5分間浸漬して重合を行うことによりポリピロールからなる第2の膜層16cを形成した。
以上の実施例1の第2工程と第3工程とにより、粒層16bと第2の膜層16cとの積
層を1単位とした層である緩衝層16dを1層形成した。
次いで、第2工程と第3工程とをさらに1回繰り返して緩衝層16dを2層形成した。
以上において第1の膜層16aの膜厚は約1μm、緩衝層16dの粒層16bの膜厚は
25μm、緩衝層16dの第2の膜層16cの膜厚は約1μm、粒層16bの粒径は約1μmであった。
最後に、固体電解質16上に陰極導電層である導電性カーボン層18aと銀ペイント層18bとを形成した。
このようにして実施例1においては、誘電体酸化皮膜14上に、第1の膜層16aと2層の緩衝層16dとが形成された固体電解コンデンサAを作製することができた。
(比較例1)…図4参照
比較例1は、誘電体酸化皮膜14上に常圧下で膜層16cを形成する例である。この膜
層16cは、実施例1の緩衝層16dの第2の膜層16cに対応する。
以下、比較例1を説明すると、先ず、実施例1と同様に、陽極12上に誘電体酸化皮膜
14であるタンタル焼結体を形成した。次に、誘電体酸化皮膜14を形成したタンタル焼結体を、常圧下で酸化剤である0.1モル/リットルの硫酸に20分間浸漬し、その後、ピロール溶液に浸漬して重合を5分間行うことにより、誘電体酸化皮膜14上にポリピロールからなる膜層16cを形成した。この膜層16cの膜厚は約1μmであった。
その後、水洗、乾燥し、膜層16cの上にカーボンペースト、銀ペーストを順に塗布し
てカーボンペースト層と銀ペースト層とを形成して図4で示す固体電解コンデンサX1を作製した。
(比較例2)…図5参照
比較例2は、比較例1の誘電体酸化皮膜14上の膜層16c上に、さらに粒層16bを形成した例である。
以下、比較例2を説明すると、先ず、実施例1と同様にして陽極12であるタンタル焼結体を陽極酸化して誘電体酸化皮膜14を形成した。次に、誘電体酸化皮膜14を形成したタンタル焼結体を、常圧下で酸化剤である0.1モル/リットルの硫酸に20分間浸漬した後、ピロール溶液内に5分間浸漬して重合を行うことにより、誘電体酸化皮膜14上にポリピロールからなる膜層16cを形成した。この膜層16cの膜厚は約1μmであった。さらに膜層16cの上に、実施例1の第2工程と同様にして粒層16bを形成した。粒層16bの粒径は約1μmであった。
その後、水洗、乾燥し、粒層16bの上にカーボンペースト、銀ペーストを順に塗布し
てカーボンペースト層と銀ペースト層とを形成して固体電解コンデンサX2を作製した。(比較例3)…図6参照
比較例3は、比較例2の粒層16b上にさらに膜層16cを形成し、さらにこの膜層16c上に粒層16bを形成した例である。
以下、比較例3を説明すると、先ず、実施例1と同様にして陽極12であるタンタル焼結体を陽極酸化して誘電体酸化皮膜14を形成した。次に、誘電体酸化皮膜14を形成したタンタル焼結体を、常圧下で酸化剤である0.1モル/リットルの硫酸に20分間浸漬した後、ピロール溶液内に5分間浸漬して重合を行うことにより、誘電体酸化皮膜14上にポリピロールからなる膜層16cを形成した。この膜層16cの膜厚は約1μmであった。
この膜層16cの上に実施例1の第2工程と同様にして粒層16bを形成した。粒層1
6bの粒径は約1μmであった。
比較例3においては、膜層16cの形成工程と、上記第2工程とを2回繰り返すことに
より、膜層16cと粒層16bとの積層からなる導電性高分子層を2層形成した。
その後、水洗、乾燥し、粒層16bの上にカーボンペースト、銀ペーストを順に塗布し
てカーボンペースト層と銀ペースト層とを形成して固体電解コンデンサX3を作製した。(静電容量の測定)
実施例1の固体電解コンデンサAと、比較例1の固体電解コンデンサX1と、比較例2の固体電解コンデンサX2と、比較例3の固体電解コンデンサX3とのそれぞれに対して、樹脂30の外装前後において周波数120Hzでの静電容量をLCRメータで測定した。
測定結果を表1に示す。
Figure 0004557766
表1によると、実施例1の固体電解コンデンサA、比較例1,2,3の固体電解コンデ
ンサX1,X2,X3は、いずれも、樹脂外装前の静電容量を100としている。樹脂外装後では、実施例1の固体電解コンデンサAでは静電容量が樹脂外装前の100から98に減少したに止まった。これに対して、比較例1の固体電解コンデンサX1では静電容量が樹脂外装前の100から74に大幅に減少、比較例2の固体電解コンデンサX2では静電容量が樹脂外装前の100から78に大幅に減少、比較例3の固体電解コンデンサX3では静電容量が樹脂外装前の100から79に大幅に減少した。
測定結果では、実施例1の第1の膜層16a上に、粒層16bと第2の膜層16cとの
積層を1単位とした層を2層形成した固体電解コンデンサAに対して、比較例1の膜層16c単独の固体電解コンデンサX1、比較例2の粒層16b単独の固体電解コンデンサX2、比較例3の、積層順が反対の膜層16cと粒層16bとを1単位とする層を2層積層した固体電解コンデンサX3では、いずれも樹脂外装後の静電容量が樹脂外装前の静電容量に対して最小で21%、最大26%も大幅に減少し静電容量の低減を抑制することができない結果となった。
これに対して実施例1の固体電解コンデンサAは、静電容量が樹脂外装前後で僅か2%
の減少に止まることができ、静電容量の低下抑制に顕著な効果があることを確認することができた。
(実施例2)
実施例2は、第1の膜層16aに積層する緩衝層16dの積層数が静電容量の抑制、ESR増大の抑制等にいかなる影響を及ぼすのかを測定するために行った。実施例2では、実施例1と同様の工程を実施し、第2工程と第3工程とを交互に繰り返して緩衝層16dの積層数を3層から7層までとした。
なお、比較のために、第2工程と第3工程とを1回行って緩衝層16dの積層数を1とした固体電解コンデンサB1を作製した。
緩衝層16dの積層数を3,4,5,6,7とし、それぞれに対応する固体電解コンデ
ンサをB2,B3,B4,B5,B6とした。各固体電解コンデンサB1,B2,B3,B4,B5,B6および実施例1の固体電解コンデンサAの樹脂外装前後の静電容量については周波数120Hzで、樹脂外装後のESRについては周波数100kHzとしてLCRメータで測定した。
測定結果を表2に示す。
Figure 0004557766
表2によると、緩衝層16dの積層数が増加するほど樹脂外装前の静電容量に対して樹
脂外装後の静電容量の低下は抑制される効果があった。
一方、緩衝層16dの積層数が2以上、4以下では樹脂外装後のESR増大は最小でも
8%、最大12%も抑制された結果となった。
実施例2から明らかであるように、緩衝層16dの積層数が2以上では、樹脂外装後に
おける固体電解質層16に対する熱ストレスは緩和され、静電容量の低下が抑制されるという好ましい結果となり、また、ESRもその増大が抑制される結果となった。
(実施例3)
実施例3は、粒層16bの粒径が樹脂外装前後において静電容量とESRにいかなる影響を及ぼすのかを測定するために行った。
実施例3では、緩衝層16dの積層数がいずれも2層の固体電解コンデンサとし、実施
例1の第2工程で粒層16bを形成する際に用いる酸化剤である硫酸濃度を1mol/リットル,0.8mol/リットル,0.5mol/リットル,0.3mol/リットル,0.08mol/リットル,0.04mol/リットル,0.01mol/リットルと変えて、粒層16bの粒径をそれぞれ8μm、5μm、3μm、2μm、0.8μm、0.4μm、0.1μmにした。
このように粒層16bの粒径を除いては、実施例1と同様の工程で固体電解コンデンサ
C1〜C7を作製した。
なお、上記と同様の酸化剤を用いて粒層16bの粒径が約1μmである実施例1の固体
電解コンデンサAも同様に作製した。
各固体電解コンデンサA,C1〜C7の樹脂外装前後の静電容量については周波数12
0Hzで、樹脂外装後のESRについては周波数100kHzとしてLCRメータで測定した。
測定結果を表3に示す。
Figure 0004557766
実施例3においてはすべてのコンデンサA,C1〜C7の樹脂外装前の静電容量と樹脂
外装後のESRを100としている。表3から判るように粒層16bの粒径が8μmでは樹脂外装後のESRが樹脂外装前の100と比較して270と大幅に増大し、また、粒層16bの粒径が0.1μmでは樹脂外装後のESRが樹脂外装前の100と比較して170と大幅に増大した。粒層16bの粒径が0.4μm〜5μmの範囲で静電容量の低下が抑制され、ESRの増大が抑制されていることが判る。粒層16bの粒径1〜3μmの範囲で静電容量の低下の抑制とESRの増大の抑制に特に効果的であることが判った。
(実施例4)
実施例4は、粒層16bの厚みが静電容量とESRとにいかなる影響を及ぼすのかを測定するために行った。実施例4では、緩衝層16dの積層数が2層である固体電解コンデンサを作製した。この場合、粒層16bの厚みを変えた。すなわち、実施例1の第2工程での粒層16bの形成時に30℃の気化した導電性高分子のピロールに50分間晒すところを、30℃の気化した導電性高分子のピロールに80分間、70分間、60分間、40分間、20分間、10分間それぞれ晒して、厚みがそれぞれ40μm、35μm、30μm、20μm、10μm、5μmの粒層16bを有する固体電解コンデンサD1,D2,D3,D4,D5,D6を作製した。比較のため、粒層16bの厚みが1μmである実施例1の固体電解コンデンサAも作製した。
各固体電解コンデンサA,D1〜D6の樹脂外装前後の静電容量については周波数12
0Hzで、樹脂外装後のESRについては周波数100kHzとしてLCRメータで測定した。
測定結果を表4に示す。
Figure 0004557766
実施例4の固体電解コンデンサAの樹脂外装前の静電容量と樹脂外装後のESRとを共
に100とした指数で示している。表4からは粒層16bの粒径が10〜35μmの範囲で静電容量の低下とESRの増大とを共に効果的に抑制することができることが判った。粒層16bの粒径が20〜30μmの範囲では、静電容量の低下とESR増大との抑制に対して、特に効果的であることが判った。
(実施例5)
実施例5は、緩衝層16dの第2の膜層16cの膜厚が静電容量とESRとにいかなる
影響を及ぼすのかを測定するためである。実施例5においては、実施例1と同様の工程により固体電解コンデンサを作製するが、実施例1の第3工程で第2の膜層16cを形成する時の浸漬重合時間を80分間、50分間、25分間、15分間、4分間、2分間と、1分間と変化させて、第2の膜層16cの膜厚がそれぞれ15μm、10μm、5μm、3μm、0.8μm、0.4μm、0.2μmの固体電解コンデンサE1〜E7を作製した。各固体電解コンデンサA,E1〜E6の樹脂外装前後の静電容量については周波数120Hzで、樹脂外装後のESRについては周波数100kHzとしてLCRメータで測定した。
測定結果を表5に示す。
Figure 0004557766
実施例5においては、コンデンサの樹脂外装前の静電容量および樹脂外装後のESRを
100とした指数で示している。表5から第2の膜層16cの膜厚が0.4〜10μmの範囲で静電容量低下が抑制され、ESR増大が抑制されることが判った。その中でも、第2の膜層の膜厚が1〜5μmの範囲が特に静電容量低下の抑制とESR増大の抑制とに効果的であることが判った。
以上において実施例4と実施例5との測定データから粒層16bの厚みと第2の膜層1
6cの厚みとの比率と、樹脂外装後でのESR(初期値)との関係を図7に示す。図7の横軸は、粒層16b厚み/第2の膜層16c厚み(厚み比率r)であり、縦軸は樹脂外装後でのESRである。ただし、ESRの初期値を100とする。図7で破線L1は実施例4に対応し、点線L2は実施例5に対応する。図7により、クロスハッチング領域Sで示す通り、厚み比率rが10〜30においては樹脂外装後のESR増大が抑制されることが確認することができた。
本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した範囲内で、種々な変更ないしは変形を含むものである。
実施の形態に係る固体電解コンデンサの全体の構成を模式的に示す断面図である。 実施の形態に係る固体電解コンデンサの要部を模式的にかつ拡大して示す断面図である。 実施例1の固体電解コンデンサAの要部の模式的断面図である。 比較例1の固体電解コンデンサX1の要部の模式的断面図である。 比較例2の固体電解コンデンサX2の要部の模式的断面図である。 比較例3の固体電解コンデンサX3の要部の模式的断面図である。 実施例4と実施例5との測定データから粒層の厚みと第2の膜層の厚みとの比率に対する樹脂外装後でのESR(初期値)の関係を示す図である。
符号の説明
10 固体電解コンデンサ
12 陽極
14 誘電体酸化皮膜(誘電体層)
16 固体電解質層
16a 第1の膜層
16b 粒層
16c 第2の膜層
16d 粒層16bと第2の膜層16cとを1単位とした層(緩衝層)

Claims (10)

  1. 弁作用金属からなる陽極、前記弁作用金属の酸化物である誘電体層、導電性高分子からなる固体電解質層および陰極導電層がこの順序に積層され、これらが樹脂で外装されている固体電解コンデンサにおいて、
    前記固体電解質層が、前記誘電体層上に形成されている薄膜状の固体電解質からなる第1の膜層と、この第1の膜層上に形成されている粒状の固体電解質からなる粒層と、この粒層上に形成されている薄膜状の固体電解質からなる第2の膜層とを有し、前記粒層と前記第2の膜層との積層を1単位とした層が2層以上形成されており、
    前記固体電解質層の前記第2の膜層上に、前記第2の膜層に接して前記陰極導電層が形成されていることを特徴とする固体電解コンデンサ。
  2. 前記粒層と前記第2の膜層との積層を1単位とした層が2〜6層積層されていることを特徴とする請求項1に記載の固体電解コンデンサ。
  3. 前記粒層の粒径が、0.4〜5μmであることを特徴とする請求項1または2に記載の固体電解コンデンサ。
  4. 前記粒層と前記第2の膜層との積層を1単位とした層における前記粒層の厚みが、10〜35μmであることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  5. 前記粒層と前記第2の膜層との積層を1単位とした層における前記第2の膜層の膜厚が、0.4〜10μmであることを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  6. 前記粒層と前記第2の膜層との積層を1単位として層において、その粒層と第2の膜層との厚み比率(=粒層厚み/第2の膜層厚み)が10〜30であることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサ。
  7. 弁作用金属からなる陽極の表面に前記弁作用金属の酸化物である誘電体層を形成する工程と、前記誘電体層上に導電性高分子からなる固体電解質層を形成する工程と、前記固体電解質層上に陰極導電層を形成する工程とを有する固体電解コンデンサの製造方法において、
    前記誘電体層上に導電性高分子からなる固体電解質層を形成する工程が、
    前記誘電体層上に薄膜状の固体電解質からなる第1の膜層を形成する第1工程と、
    粒状の固体電解質からなる粒層を形成する第2工程と、
    薄膜状の固体電解質からなる第2の膜層を形成する第3工程とを備え、
    前記第1工程の後に、前記第2工程と前記第3工程とを交互に2回以上繰り返し、
    前記固体電解質層上に陰極導電層を形成する工程が、前記第3工程により形成された前記第2の膜層に接して前記陰極導電層を形成する工程であることを特徴とする固体電解コンデンサの製造方法。
  8. 前記第1工程が、前記誘電体層を減圧下で酸化剤に浸漬させた後、導電性高分子のモノマー溶液に浸漬させて重合を行わせるか、あるいは減圧下で導電性高分子のモノマー溶液に浸漬させた後、酸化剤に浸漬させて重合を行わせる工程を含むことを特徴とする請求項7に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  9. 前記第2工程が、表面に前記第1の膜層または前記第2の膜層が形成された前記誘電体層を酸化剤に浸漬させてから気化した導電性高分子のモノマーに晒す工程を含むことを特徴とする請求項7または8に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
  10. 前記第3工程が、表面に前記粒層が形成された前記誘電体層を常圧下で酸化剤に浸漬させた後、導電性高分子のモノマー溶液に浸漬させて重合を行わせるか、あるいは導電性高分子のモノマー溶液に浸漬させた後、酸化剤に浸漬させて重合を行わせる工程を含むことを特徴とする請求項7ないし9のいずれか1項に記載の固体電解コンデンサの製造方法。
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