JP4497359B2 - アナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置 - Google Patents

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Description

本発明は、電力系統に発生する種々の系統現象をシミュレーションすることが可能な電力系統用シミュレータに係り、特に、かご形誘導機の物理的特性の模擬に適したリアルタイムアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置に関するものである。
一般に普及している誘導機の模擬装置としては、例えば特許文献1に記載された誘導電動機の模擬装置が知られている。
この模擬装置は、誘導電動機の2次電流、鎖交磁束あるいは発生トルク等を演算可能であって、アナログ回路により構成することで制御回路と直結できるようにした模擬装置であり、また、2次電流、鎖交磁束等を演算できることを利用して誘導電動機のベクトル制御にも応用可能としたものであるが、2次回路定数を一つの抵抗と一つのリアクタンスで模擬しているため、誘導電動機のすべりに関わらず2次インピーダンスを一定として扱っている。
特開昭54−12405号公報(第2頁右下欄第13行〜第4頁右下欄第8行、第1図〜第3図等)
しかし、実際のかご形誘導機では、2次周波数(すべり周波数)が大きくなると表皮効果のため2次電流が2次導体の表面(鉄心スリット側)に集中して流れるようになり、結果として2次インピーダンスは変化する。従って、上記特許文献1の従来技術では、過渡現象など2次電流の急激な変化による表皮効果の影響を正確に模擬できないという問題があった。
上記課題を解決するため、本発明は、後述する図3のかご形誘導機等価回路(d軸等価回路)及び図4のq軸等価回路に示すように、かご形誘導機の2次導体を2次共通抵抗R、2次共通リアクタンスX、2次第1回路抵抗R21、2次第1回路リアクタンスX21、2次第2回路抵抗R22、2次第2回路リアクタンスX22により表した等価回路(以下、必要に応じて「表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路」という)により、すべりs=0〜1の範囲の2次インピーダンスの変化を近似する。
更に、表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路の物理的特性を表す数式を、単純項から成るブロックにて表現することにより、上記表皮効果を考慮して正確な模擬を可能にしたアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置を実現しようとするものである。
すなわち、請求項1記載の発明は、電力系統用リアルタイムアナログシミュレータのシミュレータ系統に接続されるかご形誘導機模擬装置において、
かご形誘導機の2次導体に流れる2次電流の表皮効果を考慮したかご形誘導機の物理的特性を表す数式を連続量にて演算するアナログ演算手段と、
アナログ演算手段における演算に必要な誘導機接続端の電圧を検出する手段と、
アナログ演算手段による演算結果から求められる瞬時電流をアナログ演算手段における演算に必要な誘導機接続端の電流としてフィードバックする手段と、
アナログ演算手段による演算結果から求められる瞬時電流をかご形誘導機の1次電流としてシミュレータ系統に流すための電流源と、を備えたものである。
請求項2記載の発明は、電力系統用リアルタイムアナログシミュレータのシミュレータ系統に接続されるかご形誘導機模擬装置において、
かご形誘導機の2次導体に流れる2次電流の表皮効果を考慮したかご形誘導機の物理的特性を表す数式を連続量にて演算するアナログ演算手段と、
アナログ演算手段における演算に必要な誘導機接続端の電流を検出する手段と、
アナログ演算手段による演算結果から求められる瞬時電圧をかご形誘導機の端子電圧としてシミュレータ系統に印加するための電圧源と、を備えたものである。
本発明によれば、2次電流による表皮効果を考慮したかご形誘導機の物理的特性をアナログ演算手段にて計算することにより、過渡現象など誘導機の2次電流の急激な変化による表皮効果の影響を正確に模擬し、より実機に即したリアルタイムシミュレーションが可能となる。
以下、図に沿って本発明の実施形態を説明する。
[第1実施形態]
まず、図1は、請求項1に相当する本発明の第1実施形態を示すものである。
図1において、100Aは2次電流による表皮効果を考慮したアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置である。このかご形誘導機模擬装置100Aは、2次導体に流れる2次電流の表皮効果を考慮した誘導機の物理的特性を表す数式を計算するアナログ演算部101Aと、その演算に必要な誘導機接続端の電圧を検出する電圧検出器102a,102b,102cと、誘導機接続端の電流値フィードバック回路103と、アナログ演算部101Aによる演算の結果求まる瞬時電流をシミュレータ系統200に流すための3相電流源104とから構成されている。
電圧検出器102a,102b,102cは誘導機接続端の相電圧V,V,Vを検出し、アナログ演算部101Aに入力する。誘導機接続端の電流値はアナログ演算部101Aにより計算された電流指令値と等しくなることから、電流検出器を用いず、アナログ演算部101Aにて計算された電流指令値I,I,Iを電流値フィードバック回路103を介してアナログ演算部101Aに入力する。
アナログ演算部101Aは、d軸磁束演算部105d、q軸磁束演算部105q、飽和特性演算部106、逆起電力演算部107、1次電流演算部108、1次電流のdq軸変換部109、トルク・角速度演算部110、負荷特性模擬部111、2相発信器112から構成され、全体として誘導機接続端の電圧値V,V,V及び電流値I,I,Iから3相電流源104への電流指令値I,I,Iを計算する。
3相電流源104は、アナログ演算部101Aにより計算された電流指令値I,I,Iに応じた誘導機1次電流をシミュレータ系統200に送出、あるいは引き込むことができる。これにより、実機と物理的に等価なかご形誘導機を模擬することができる。
次に、この模擬装置により実現されるかご形誘導機等価回路と、模擬装置の各構成要素について説明する。
(1)2次導体に流れる2次電流の表皮効果とそれを模擬する等価回路
実際のかご形誘導機における2次インピーダンスR(s),X(s)は、表皮効果によりすべりsに応じて変化する。すべりs−2次インピーダンスR(s),X(s)の特性の一例を図2に示す。
過渡現象など急激なすべりの変化に対し、2次回路定数を変化させることは不可能であるため、一定の定数からなる2次回路によって、すべりs−2次インピーダンスR(s),X(s)特性を近似する必要がある。
そこで、2次共通抵抗R、2次共通リアクタンスX、2次第1回路抵抗R21、2次第1回路リアクタンスX21、2次第2回路抵抗R22、2次第2回路リアクタンスX22により構成される、表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路を導入する。
機械角速度座標系で表現した場合の、表皮効果を考慮したかご形誘導機のd軸等価回路を図3に、q軸等価回路を図4に示す(かご形誘導機は非突極対称多相交流機であるため、d軸、q軸の回路構成及び回路定数は等しい)。
なお、これらの図において、X:相互リアクタンス、R:1次抵抗、X:1次リアクタンス、V:d軸1次電圧、I:d軸1次電流、I21d:d軸2次第1回路電流、I22d:d軸2次第2回路電流、V:q軸1次電圧、I:q軸1次電流、I21q:q軸2次第1回路電流、I22q:q軸2次第2回路電流とする。また、飽和(飽和補正d軸電流I 、飽和補正q軸電流I )は考慮しない。
図3,図4における回路定数R,X,R21,R21,X22,X22を、s=0,s=1の2点において、2次インピーダンスR(s),X(s)と合致するように決定する。
s=0の時のR,Xの値R(0),X(0)(図2における(1),(2)の定数)、及びs=1の時の値R(1),X(1)(図2における(3),(4)の定数)が与えられた場合、以下の数式1〜4の連立方程式をX,R21,R22,X22(R,X21は0とする)について解くことによって、表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路の回路定数を求める。
Figure 0004497359
Figure 0004497359
Figure 0004497359
Figure 0004497359
上記の方法にて求めた回路定数によるすべりs−2次インピーダンスR(s),X(s)特性の一例を、図5に破線で示す。なお、比較のため、本来のすべりs−2次インピーダンスR(s),X(s)特性を、同一の図内に重ねて実線で示してある。
(2)表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路の単純項による数式表現法
表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路について、機械角速度座標系で表現した場合の2次側のd軸過渡方程式を数式5に示す。なお、微分演算子をs、定格角速度をωとする。
Figure 0004497359
数式5を電流について求めると、数式6となる。
Figure 0004497359
数式6のままでは、アナログ演算回路を実現することができないため、単純項による数式に変換する必要がある。数式6のI21dの計算式を例に取り、単純項による表現化方法を以下に示す。伝達関数G(s)=I21d/φmdは、数式7によって与えられる。
Figure 0004497359
数式7の伝達関数G(s)=I21d/φmdの係数を、数式8とおく。
Figure 0004497359
すると、数式7は数式9により表現することができる。
Figure 0004497359
ここで、数式10に示す1次遅れと不完全微分とから構成される伝達関数H(s)を考える。なお、K11:2次側第1回路ゲイン1、K12:2次側第1回路ゲイン2、K13:2次側第1回路ゲイン3、T11:2次側第1回路時定数1、T12:2次側第1回路時定数2とする。
Figure 0004497359
数式9の右辺の分母及び分子をCで除算すると、数式11が得られる。
Figure 0004497359
一方、数式10の右辺を変形すると、数式12が得られる。
Figure 0004497359
数式11と数式12の係数を比較すると、以下の数式13〜16が得られる。
Figure 0004497359
Figure 0004497359
Figure 0004497359
Figure 0004497359
11を任意の定数とすると、数式13,14より数式17,18が得られる。
Figure 0004497359
Figure 0004497359
次に、数式15,16よりT11,T12を解くと、数式19,20が得られる。
Figure 0004497359
Figure 0004497359
ここで、数式21,22の条件のもとで、数式23,24に示すような二つの解の組み合わせが得られる。
Figure 0004497359
Figure 0004497359
Figure 0004497359
Figure 0004497359
数式10の構造より、数式23,24のどちらの解の組合せを代入しても数式10の結果は変わらない。従って、ここでは数式23の組合せを採用してT11,T12を決定する。この結果、数式6のI21dの計算式は、数式25によって表すことができる。
Figure 0004497359
同様にして、数式6のI22dの計算式についても係数を決定すると、数式26によって表すことができる。なお、K21:2次側第2回路ゲイン1、K22:2次側第2回路ゲイン2、K23:2次側第2回路ゲイン3、T21:2次側第2回路時定数1、T22:2次側第2回路時定数2とする。
Figure 0004497359
(3)d軸磁束演算部
d軸磁束演算部105dでは、d軸1次電流I、d軸2次第1回路電流I21d、d軸2次第2回路電流I22d、飽和補正d軸電流I (飽和選択時のみ使用)を用いて、d軸磁束φmdを求める。なお、d軸2次第1回路電流I21dは前述の数式25により、d軸2次第2回路電流I22dは数式26により求める。
すなわち、d軸磁束φmdは数式27によって演算される。
Figure 0004497359
これらの数式25,26,27より導出されたd軸磁束演算部105dのブロック図を図6に示す。
(4)q軸磁束演算部
q軸磁束演算部105qでは、q軸1次電流I、q軸2次第1回路電流I21q、q軸2次第2回路電流I22q、飽和補正q軸電流I (飽和選択時のみ使用)から、q軸磁束φmqを求める。なお、q軸2次第1回路電流I21q、q軸2次第2回路電流I22qは、d軸磁束φmqから数式29,30のq軸2次電流演算式(かご形誘導機はdq軸対称であるため、数式25,26と同等)によって求める。
すなわち、q軸磁束φmqは数式28によって演算される。
Figure 0004497359
また、q軸2次第1回路電流I21qは数式29の通りである。
Figure 0004497359
q軸2次第2回路電流I22qは数式30の通りである。
Figure 0004497359
数式28,29,30より導出されたq軸磁束演算回路のブロック図を、図7に示す。
(5)飽和特性演算部
飽和特性演算部106では、d軸磁束φmd、q軸磁束φmqの大きさと設定された飽和開始点の大きさとを比較し、下記の数式31,32の定義により飽和補正d軸電流I 、飽和補正q軸電流I を計算する。計算した飽和補正d軸電流I 、飽和補正q軸電流I を、d軸磁束演算部105d、q軸磁束演算部105qでd軸1次電流I、q軸1次電流Iから差し引くことにより、dq両軸に飽和特性(主磁束飽和)を反映する。
Figure 0004497359
Figure 0004497359
数式31,32より導出された飽和特性演算部106のブロック図を図8に示す。
(6)逆起電力演算部
逆起電力演算部107では、d軸磁束φmd、q軸磁束φmqからαβ変換によりα相磁束φα及びβ相磁束φβを求め、α相磁束φα、β相磁束φβから2相−3相変換によりA相磁束φ、B相磁束φ、C相磁束φを求める。またA相逆起電力E、B相逆起電力E、C相逆起電力Eは、それぞれA相磁束φ、B相磁束φβ、C相磁束φの微分によって求められる。
a)dq軸成分のαβ変換
まず、磁束のdq軸成分のαβ変換について説明する。本アナログシミュレータ用誘導機模擬装置では、dq成分からのαβ変換は機械角速度座標系で模擬しているので、数式33によって表現される。
Figure 0004497359
但し、この時の誘導機の回転角速度をωとすると、
cosξ=−cosωt
sinξ=−sinωt
となるようにsinξ,cosξを定義する。
以上により、φα,φβは数式34で表すことができる。
Figure 0004497359
b)αβ成分の3相変換
次に、αβ成分の3相変換について説明する。φα,φβをφ,φ,φに変換するためには、数式35を使用する。
Figure 0004497359
よって、φ,φ,φは数式36となる。
Figure 0004497359
c)逆起電力演算
次に、逆起電力演算について説明する。逆起電力E,E,Eはφ,φ,φの微分によって求められる。
以上、磁束のdq軸成分のαβ変換、αβ成分の3相変換、及び逆起電力演算により、磁束φmd,φmqから逆起電力E,E,Eを求める方法は、図9に示すようになる。
(7)1次電流演算部
1次電流演算部108では、A相逆起電力E、B相逆起電力E、C相逆起電力E、誘導機接続端のA相電圧V、B相電圧V、C相電圧Vから、A相1次電流I、B相1次電流I、C相1次電流Iを求める。
これらの各相1次電流I,I,Iは、数式37により演算することができる。
Figure 0004497359
ここで、rは誘導機の1次抵抗、Xは誘導機の1次リアクタンス、E,E,Eは逆起電力、V,V,Vは誘導機端子電圧である。
数式37より導出された1次電流演算部108のブロック図を図10に示す。
(8)1次電流のdq軸変換部
1次電流のdq軸変換部109では、A相1次電流I、B相1次電流I、C相1次電流Iをαβ変換し、α相1次電流Iα、β相1次電流Iβを求める。更に、α相1次電流Iα、β相1次電流Iβをdq軸変換することにより、d軸1次電流I、q軸1次電流Iを求める。
a)3相成分のαβ変換
まず、1次電流の3相成分のαβ変換について説明する。3相1次電流I,I,IをIα、Iβに変換するためには、数式38を使用する。
Figure 0004497359
よってIα、Iβは数式39で表すことができる。
Figure 0004497359
b)αβ成分のdq軸変換
次に、αβ成分のdq軸変換について説明する。本アナログシミュレータ用誘導機模擬装置では、αβ成分のdq軸変換は数式40によって表現される。
Figure 0004497359
但し、この時の誘導機の回転角速度をωとすると、
cosξ=−cosωt
sinξ=−sinωt
となるようにsinξ,cosξを定義する。
よって、I,Iは数式41で表すことができる。
Figure 0004497359
以上、1次電流の3相成分のαβ変換、αβ成分のdq軸変換により、3相1次電流I,I,IからI,Iを求める方法は、図11に示すようになる。
(9)トルク・角速度演算部
誘導機は、負荷特性によって求められた負荷トルク(負のトルクを入力した場合、アナログシミュレータ用誘導機模擬装置は誘導電動機の特性を示す。正のトルクを入力した場合、アナログシミュレータ用誘導機模擬装置は誘導発電機の特性を示す。)を加えることによって、1次回路に電流が発生する。
トルク・角速度演算部110では、d軸1次電流I、q軸1次電流I、d軸磁束φmd、q軸磁束φmqから誘導機電気トルクTを求める。更に、誘導機電気トルクTと負荷トルクTとから、角速度ωを求める。
誘導機電気トルクTの演算は、数式42の通りである。
Figure 0004497359
また、角速度ωの演算は数式43の通りである。
Figure 0004497359
但し、Tは負荷トルクであり、負荷特性模擬部111におけるトルク特性演算により演算された負荷トルク指令、あるいは負荷トルク外部入力指令により決定される。また、Mは誘導機の慣性定数(単位:秒)である。
数式42,43より導出されたトルク・角速度演算部110のブロック図を図12に示す。
(10)2相発信器
2相発信器112では、トルク・角速度演算部110から出力される速度ωからsinξ,cosξを求める。但し、この時の誘導機の回転角速度をωとすると、数式44となるようにsinξ,cosξを計算する
Figure 0004497359
[第2実施形態]
次に、請求項2の発明に相当する本発明の第2実施形態を説明する。
図13において、100Bは2次電流による表皮効果を考慮したアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置である。このアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置100Bは、2次導体に流れる2次電流の表皮効果を考慮した誘導機の物理的特性を表す数式を計算するアナログ演算部101Bと、その演算に必要な誘導機接続端の電流を検出する電流検出器113a,113b,113cと、アナログ演算部101Bによる演算の結果求まる瞬時電圧(端子電圧)をシミュレータ系統200に印加するための3相電圧源114とから構成される。
ここで、電流検出器113a,113b,113cは、誘導機接続端の電流I,I,Iを検出してアナログ演算部101Bに入力する。
アナログ演算部101Bは、d軸磁束演算部105d、q軸磁束演算部105q、飽和特性演算部106、逆起電力演算部107、端子電圧演算部115、1次電流のdq軸変換部109、トルク・角速度演算部110、負荷特性模擬部111、2相発信器112から構成され、全体として誘導機接続端の電流値I,I,Iから3相電圧源114への電圧指令値V,V,Vを計算する。
3相電圧源114は、アナログ演算部101Bにより計算されたV,V,Vに応じた誘導機端子相電圧をシミュレータ系統200に印加することができる。これにより、実機と物理的に等価なかご形誘導機を模擬することができる。
次に、アナログ演算部101B内の各演算部の計算方法について説明する。端子電圧演算部115以外は図1と同じ演算であるため、異なる演算部分である端子電圧演算部115について説明する。
この端子電圧演算部115では、A相逆起電力E、B相逆起電力E、C相逆起電力E、及びA相1次電流I、B相1次電流I、C相1次電流Iから、誘導機接続端のA相電圧V、B相電圧V、C相電圧Vを求める。誘導機端子相電圧V,V,Vは、数式45により演算することができる。
Figure 0004497359
ここで、rは誘導機の1次抵抗、Xは誘導機の1次リアクタンス、E,E,Eは逆起電力、I,I,Iは1次電流である。
数式45により導出された端子電圧演算部115のブロック図を、図14に示す。
図15に、図1のアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置を用いた場合の、誘導機起動時のA相(U相)誘導機端子電流の実測波形を示す。また、これと比較するため、2次導体に流れる2次電流の表皮効果を考慮しない場合の、アナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置による誘導機起動時のA相誘導機端子電流の実測波形を図16に示す。なお、表皮効果を考慮しない場合の回路定数は、表皮効果を考慮したかご形誘導機モデルにおけるすべりs−2次インピーダンスR(s),X(s)特性におけるs=0の時の値を、R,Xとした。
図15の波形によれば、図16に比べて始動電流の収束時間(始動時間)が短くなっている。これは、表皮効果により始動トルクが大きくなり、始動時間が短くなったことを示している。このことから、2次導体に流れる2次電流の表皮効果を模擬できていることが判る。
本発明の第1実施形態を示すアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置の構成図である。 実際のかご形誘導機におけるすべりと2次インピーダンスとの関係を示す特性図である。 表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路図(d軸等価回路図)である。 表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路図(q軸等価回路図)である。 表皮効果を考慮したかご形誘導機等価回路のすべりと2次インピーダンスとの関係を示す特性図である。 図1におけるd軸磁束演算部のブロック図である。 図1におけるq軸磁束演算部のブロック図である。 図1における飽和特性演算部のブロック図である。 図1における逆起電力演算部の作用を示すブロック図である。 図1における1次電流演算部のブロック図である。 図1における、1次電流のdq軸変換部の作用を示すブロック図である。 図1におけるトルク・角速度演算部のブロック図である。 本発明の第2実施形態を示すアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置の構成図である。 図13における端子電圧演算部のブロック図である。 第1実施形態のアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置による誘導機起動時のA相誘導機端子電流波形(表皮効果を考慮した場合)を示す図である。 第1実施形態のアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置による誘導機起動時のA相誘導機端子電流波形(表皮効果を考慮しない場合)を示す図である。
符号の説明
100A,100B:アナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置
101A,101B:アナログ演算部
102a,102b,102c:電圧検出器
103:電流値フィードバック回路
104:3相電流源
105d:d軸磁束演算部
105q:q軸磁束演算部
106:飽和特性演算部
107:逆起電力演算部
108:1次電流演算部
109:1次電流のdq軸変換部
110:トルク・角速度演算部
111:負荷特性模擬部
112:2相発信器
113a,113b,113c:電流検出器
114:3相電圧源
115:端子電圧演算部
200:シミュレータ系統

Claims (2)

  1. 電力系統用リアルタイムアナログシミュレータのシミュレータ系統に接続されるかご形誘導機模擬装置において、
    かご形誘導機の2次導体に流れる2次電流の表皮効果を考慮したかご形誘導機の物理的特性を表す数式を連続量にて演算するアナログ演算手段と、
    アナログ演算手段における演算に必要な誘導機接続端の電圧を検出する手段と、
    アナログ演算手段による演算結果から求められる瞬時電流をアナログ演算手段における演算に必要な誘導機接続端の電流としてフィードバックする手段と、
    アナログ演算手段による演算結果から求められる瞬時電流をかご形誘導機の1次電流としてシミュレータ系統に流すための電流源と、
    を備えたことを特徴とするアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置。
  2. 電力系統用リアルタイムアナログシミュレータのシミュレータ系統に接続されるかご形誘導機模擬装置において、
    かご形誘導機の2次導体に流れる2次電流の表皮効果を考慮したかご形誘導機の物理的特性を表す数式を連続量にて演算するアナログ演算手段と、
    アナログ演算手段における演算に必要な誘導機接続端の電流を検出する手段と、
    アナログ演算手段による演算結果から求められる瞬時電圧をかご形誘導機の端子電圧としてシミュレータ系統に印加するための電圧源と、
    を備えたことを特徴とするアナログシミュレータ用かご形誘導機模擬装置。
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