JPS6036716B2 - 誘導電動機の磁束ベクトル演算器 - Google Patents

誘導電動機の磁束ベクトル演算器

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JPS6036716B2
JPS6036716B2 JP55157092A JP15709280A JPS6036716B2 JP S6036716 B2 JPS6036716 B2 JP S6036716B2 JP 55157092 A JP55157092 A JP 55157092A JP 15709280 A JP15709280 A JP 15709280A JP S6036716 B2 JPS6036716 B2 JP S6036716B2
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temperature
rotor
circuit
time constant
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正博 皆元
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    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P21/00Arrangements or methods for the control of electric machines by vector control, e.g. by control of field orientation
    • H02P21/14Estimation or adaptation of machine parameters, e.g. flux, current or voltage
    • H02P21/16Estimation of constants, e.g. the rotor time constant

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、誘導電動機の高精度な可変遠駆動を可能に
する譲導電動機のベクトル制御装置に用いる磁束ベクト
ル演算器の改良に関するものである。
近年、可変周波・可変電圧出力をもつサィリスタ変換装
置の登場と共に、交流電動機の高性能な可変速駆動技術
が開発されつつある。
そして誘導電動機について、供給電力が交流でありなが
ら、あたかも直流機であるかのように取り扱うことので
きる新しい速度制御装置として、誘導電動機のベクトル
制御装置が知られるに至っている。この発明は、かかる
ベクトル制御装置に用いられる磁束ベクトル演算器の改
良に関するものであるが、先ず誘導電動機のベクトル制
御装置についてその大要を説明する。第1図は、誘導電
動機のベクトル制御装置の構成例を示すブロック図であ
り、第2図は誘導電動機の交流理論に基づく空間ベクト
ル図(1相分)である。
第1図および第2図を参照する。
第1図に示すベクトル制御装置の基本思想は、第2図の
空間ベクトル図からわかるように、誘導電動機19の固
定子の起磁力ベクトルに対応する固定子電流の空間ベク
トルj,を、磁束ベクトル心2と同一方向の成分iMと
直角方向の成分iTとに分離して各成分を互いに独立に
制御することにより、誘導機に直流機と同等の制御性能
を持たせようとするところにある。この場合に成分iM
は、直流機の界磁電流に相当するので励磁分電流と呼ば
れ、iTは直流機の電機子電流に相当するのでトルク分
電流と呼ばれる。第2図のベクトル図では、誘導電動機
の回転軸を原点0とし、固定子a相巻線軸をQ軸、これ
に直角な軸を8軸とする固定の直角座標系と、同じ点0
を原点とし磁束軸をM軸、これに直角な軸をT軸とする
回転する直交座標系とが示されている。固定の直交座標
系のQ軸に対して、固定子電流ベクトルi,、磁束ベク
トルJ2および回転子a相巻線軸はそれぞれ図示の如く
、ご、ぐおよび8の角度を有し、この角度は言うまでも
なく時間と共に変化する角度である。第1図の装置によ
れば、磁束の大きさの実際値心を目標値J*‘こ一致さ
せる働きをする磁束調節器11によって励磁分電流の目
標値iM*が与えられる。
また、速度検出器(タコダィナモ)22からの速度実際
値nを速度目標値n*に一致させる働きをする速度調節
器12が発生するトルク目標値を、割算器13にて、磁
速実際値めで割算することによってトルク分電流の目標
値iT*をつくり出している。回転する直交座標系上の
2つの互いに直交する成分iM*、iT*として与えら
れた固定子電流の目標ベクトルは、磁束ベクトルJ2
の単位ベクトル(cos◇、sin◇)と共にベクトル
回転器14に導かれる。ベクトル回転器14は、目標ベ
クトル(iM*、iT*)を磁束単位ベクトル(cos
◇、sinぐ)の助けにより、Q−B直交座標系の目標
ベクトル(i,q*、i,8*)に座標変換する。この
座標変換は次式にしたがって行なわれる。i・Q*=i
N*COSで−iT*Sin○i,8*=iM*Sin
C十iT*CosOさらに目標値i,Q*、i,8*は
相数変換器15によって次式にしたがって3相の目標値
ia*、ib*、ic*に変換される。
ia*=i,a* ・‐ ・‐ iC*=−室・桃−弦,3* 目標値ia*、ib*、ic*はそれぞれ電流調節器1
6a,16b,16cに導かれる。
各調節器16a,16b,16cは、それぞれ電流検出
器18a,18b,18cによって検出されるサィクロ
コンバータ17の各相出力電流実際値ia、lb、ic
をそれぞれ目標値ia*、ib*、ic*に一致させる
働きをする。このようにして所望のベクトル制御が行な
われるのであるが、今までの説明から分るように、この
のベクトル制御を行なうためには磁束ベクトル心2を検
知する必要がある。
この磁束ベクトルJ2 のQ−8直交座標系上の互いに
直交する軸成分心22Q、心228は、それぞれし2Q
=?2COSめ心28=○2Sin○ と表わすことができるが、第1図の例では、ベクトル回
転器14は磁束ベクトル心2の単位ベクトルのQ−B軸
成分cos◇、sinでを必要とし、また磁束調節器1
1および割算器13は磁束ベクトル心2の大きさ心に相
当する入力を必要とする。
第1図に破線枠20で示されている装置がこのような磁
束ベクトルを演算により間接的に検出するためのもので
あって、励磁分電流およびトルク分電流の目標値iM*
、iT*から演算により心、cosJおよびsinめを
求めていることから、“電流モデル方式”による磁束ベ
クトル演算器と呼ばれている。この磁束ベクトル演算器
20は、まず誘導機の固定子回路と回転子回路との間の
相互ィンダクタンスlm′に相当するゲインと誘導機の
回転子回路の電気的時定数T2に相当する時定数を有す
る一次遅れ要素201を備え、この一次遅れ要素201
に、励磁分電流目標値iM*を入力することによって回
転子回路の鎖交磁束ベクトルJ2の大きさ心に相当する
出力を取り出すことができる。一次遅れ要素201の出
力は、既に述べたように、磁束実際値Jとして磁束調節
器11および割算器13に導かれる。さらに、磁束ベク
トル演算器2川ま、回転子回路の時定数Lと相互ィンダ
クタンスlm′との比に相当するゲインを有する比例要
素202を備えていて、この比例要素202の入力は一
次遅れ要素201の出力である、したがって比例要素2
02の出力は(T2/lm′)Jである。さらに割算器
203が設けられていて、この割算器203は、トルク
分電流目標値iT*を比例要素202の出力(L/lm
′)心で、割算して、lm′ iT* 岬=玉・勺「 にて表わすことのできるスリップ周波数のs,(=d?
/dt−do/dt)に相当する出力を発生する。
このスリップ周波数のs,に相当する出力は二相積分器
(二相正弦波発振器)204に導かれる。二相積分器2
04は入力電圧のslに相当する周波数と1の大きさを
有する二相正弦波形の出力cos入、sin入を発生す
る。この場合に、のS,=d◇/dt−d8/dtなる
関係から入=′のS,dt:○−a なる関係がある。
二相積分器204の出力cos入、sin入は回転子位
置を表わす単位ベクトルCOS8、smoと共にベクト
ル回転器205に導かれる。単位ベクトルcos8、s
ina‘ま、誘導電動機19の回転子軸に結合された回
転子位置検出器21および演算回転子位置演算器3川こ
よって検出される。ベクトル回転軸205は、COS^
COS8−Sin^Sin8:COS(入十8)=C。
SめSm入COS8十C。S入Sma=Sin(入十8
)=Sin?なる演算により、単位磁束ベクトルのQ、
8鞠成分cos◇、sin中を発生する。ベクトル回転
器205の出力cosで、sinぐは、既に述べたよう
にベクトル回転器14による座標変換のために用いられ
る。以上が誘導電動機19の既知のベクトル制御装置の
大要である。なお、磁束ベクトル演算器20の基本原理
を導き出すための誘導機の等価モデルおよびそのモデル
式の誘導法等については、この発明と直接の関係がない
ので説明を省略するが、詳細を知りたければ、197チ
王3月16日に電気学会研究会(電力応用研究会)にお
いて「サィクロコンバータ給電交流可変速駆動方式と変
換装置容量Jと題して鈴木幹二 外2名により発表され
た資料(EPA−79一3)を参照されたい。
ところで、上述の電流モデル方式による磁束ベクトル演
算器2川ま、誘導電動機の端子電圧またはそれから抵抗
降下分を除去して得た誘起電圧に相当する信号を積分す
ることにより磁束ベクトルを検出する電圧モデル方式の
それに比べて、電動機が零速度付近で運転されている場
合でも確実に磁束を検出することが可能であるという長
所を有する反面、回転子巻線抵抗に依存する回転子回路
時定数Lを用いて演算処理を行うことから温度変化に弱
いという欠点がある。
つまり、回転子回路の抵抗、漏れィンダクタンス、相互
ィンダクタンスを一次側換算値でそれぞれR2′、12
′、lm′とすると、回転子回路時定数T2は、T2=
12壱;′ であり、回転子回路の抵抗R2′は温度により値が変化
することから、ある温度条件のもとでは磁束を正確に模
擬しているとしても、周囲温度が変わるともはや磁束を
正確に模擬することはできない。
この発明は、上述の如き、電流モデル方式による従来の
磁束ベクトル演算器における不都合な点を解決するため
になされたものであり、従ってこの発明の目的は、周囲
温度の変化により回転子回路の抵抗値が変化しても、電
動機磁束を正確に模擬して出力することのできる磁束ベ
クトル演算器を提供することにある。
この発明の構成の要点は、従来の磁束ベクトル演算器に
おいて、回転子回路の電気的時定数と同じであるべき時
定数をもつ一次遅れ回路の該時定数を、固定的ではなく
、温度変化に応じて修正可能に、すなわち実測して得ら
れる固定子巻線温度または固定子鉄心温度から所定の演
算によって回転子導体温度を算出し、該回転子導体温度
を用いて一次遅れ回路における時定数を修正可能に構成
した点にある。
所で誘導電動機の固定子温度と回転子温度は一般に異な
り、同一温度にはならないが、両者の温度差は20〜3
000程度で、あまり大きな差ではなく、また電動機に
より、この差がどの程度になるか予め調べておくことが
できるため、固定子巻線温度(固定子鉄心温度でもよい
)から容易に回転子導体温度を推定することができる。
第3図は、誘導電動機の固定子巻線と回転子導体の電動
機負荷率に応じた温度上昇の様子を示すグラフである。
同図において、イが固定子巻線の温度上昇特性を、口が
回転子導体の温度上昇特性を示す。同図から分かるよう
に、回転子導体の電動機負荷率に対する温度上昇曲線は
、およそ2乗曲線で表わされる煩向にあるが、固定子側
は、励磁電流や鉄損等による発熱量が余分に追加される
ため、回転子側の温度上昇に比し、およそ20oo程度
高くなるのが普通である。またこの固定子と回転子の間
における温度上昇の差は、磁化電流分の大小(全励磁、
弱め励磁とも)や電動機の種類によって異なるが、これ
らのデータは予め調査しておくことができるため、固定
子側の温度が与えられれば、これから回転子側の温度は
かなり正確に推定することができる。今固定子巻線(ま
たは鉄心)の温度をtsとし、回転子導体の温度をtr
とし、両者間の温度差がほ)、一定な値でK(定数、約
20qC前後)であるとすれば、次の関係式が成立する
。tr=ts−K さて、第4図はこの発明の一実施例の要部を示すブロッ
ク線図である。
第4図における破線枠200は、第1図における磁束ベ
クトル演算器20内の2つの伝達関数回路201,20
2を合わせた回路に相当するものである。
磁束調節器11から導かれてくる励磁分電流目標値iM
*が積分器2001に入力され、積分器2001の出力
xは、回転子回路時定数の逆数1/T2に相当する係数
を頚算器2002において掛けられてから積分器入力回
路に負帰還される。また掛算器2002の出力は、係数
lm′を掛ける係数器2003を介して出力yとして取
り出される。この場合に積分器2001の伝達関数を言
で表わすものとすると、(iM*・X/h)=き=X (x−T2)lm′=y なる関係が成り立つ。
これからX=古書玉iM*(=苦心) y=:号;iM*(斗) なる結果が得られる。
出力yは、第1図に示された磁束ベクトル演算器20内
の一次遅れ要素201の出力に相当し、また出力xは比
例要素202の出力に相当する。両出力x、yのそれ以
降の処理は第1図と同様である。回転子導体温度の変化
に応じて係数1/Lを可変設定するためにはその温度t
,を検出しなければならない。予め定めた基準温度to
における回転子導体の電気抵抗の値Rtoおよび抵抗変
化の温度変化に対する係数Qは既知の値であるので、も
し温度らが検出できれば、温度t.における抵抗値Rt
.はRt,=Rt。
・{1十Q(t,ーt。)}なる公知の式にしたがって
算定することができる。ところが回転子導体温度を直接
算出することは困難である。そこでこの発明では、固定
子巻線温度(または鉄心温度)を直接測定し、これに電
動機の種類およびその運転状態等で決まる温度差Kを加
減することにより、比較的容易かつ正確に回転子導体温
度を推定し、このようにして得られた回転子導体温度を
用いている。固定子巻線温度の測定は、例えば熱電対ま
たは感温用抵抗線等を用いて容易に行なうことができる
。そこで第4図において、温度模擬回路206では、図
示せざる固定子巻線温度検出端により検出された固定子
巻線温度tSから加算点2061において一定値K(定
数発生器2062より供給される)を引くことにより回
転子導体温度trを求め、trコらとして温度t,を出
力する。
なおtaは周囲温度であり、熱電対または感温用抵抗線
等を用いて別に測定しておくものであるが、ts−K<
taの場合には、trの代わりにtaをt,として出力
する。これは電動機の起動直後等においては、tS=t
r=taであるからts−K<taとなる事態が発生し
、そのとき(ts−K)がt,として出力されるのは不
合理であるから、taを出力するようにしたものであり
、これにより温度模擬の精度の改善を図っている。この
ようにして温度模擬回路206の出力である温度いま、
減算回路207において、予め別に設定された基準温度
t。
との間で減算が行なわれる。次いで温度上昇(L−to
)に相当する減算回路出力は、係数器208において係
数Qを掛けられてから加算回路209に導かれ、ここで
1に相当する値を加算される。加算回路209の出力は
係数器210に導かれる。係数器210は、加算回路2
09の出力に係数Rのを掛けることにより、Ru=Rt
。・{1十Q(t,一t。)}にて表わすことのできる
回転子回路の電気抵抗R【,(=R2′)に相当する値
を出力する。
さらに、これは次段の係数器211により、係数K(=
F÷?)を掛けられて回転子回路時定数の逆数1/T2
に相当する値に変換されてから、先に述べた掛算器20
02に入力される。なお上記において補正値Kは一定値
としたが、この場合、温度誤差は±1咳数度の範囲とな
り、このときの回転子導体抵抗による二次時定数を用い
て演算した電流モデルによる磁束を用いると、トルク演
算精度は±数%程度以内となり、実用上問題ないと云え
るが、補正値Kを一定でなく、電動機の運転状態により
可変にすると、更に精度の良い補正が可能になる。
以上説明した通りであるから、この発明によれば、電流
モデル方式による磁束ベクトル演算器において、比較的
簡単な手段で磁束演算精度を向上させることができ、電
圧モデル方式を適用できない極低遠においても誘導電動
機の高精度の速度制御が可能になるという利点がある。
図面の簡単な説明第1図は、誘導電動機のベクトル制御
装置の構成例を示すブロック図、第2図は誘導電動機の
交流理論に基づく空間ベクトル図、第3図は、誘導電動
機の固定子巻線と回転子導体の電動機負荷率に応じた温
度上昇の様子を示すグラフ、第4図はこの発明の一実施
例を示すブロック線図、である。
符号説明、11・・・・・・磁束調節器、12・・・・
・・速度調節器、13・・・・・・割算器、14・・・
・・・座標変換器、15...・・・2相・3相変換器
、16a〜16c.・・.・・電機子電流調節器、17
・・・・・・サィクロコンバータ、18a〜18c・・
・・・・電流検出器、19・・・・・・誘導電動機、2
0・・・・・・磁束ベクトル演算器、21・・・・・・
回転子位置検出器、22・・・・・・速度検出器、30
・・・・・・回転子位置演算器、201・・…・一次遅
れ要素、202・・・・・・比例要素、203・・・・
・・割算器、204……2相積分器、205……ベクト
ル回転器、206・・・・・・温度模擬回路、207・
・・・・・減算回路、208・・・・・・係数器、20
9・・・・・・加算回路、210,211・・・・・・
係数器、2001・・・・・・積分器、2002・・・
・・・掛算器、2003・・・・・・係数器、2061
・・・・・・加算器、2062・・・・・・定数発生器
、2063,2064……ダイオード。
第1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 誘導電動機における回転子回路の電気的時定数と同
    じであるべき時定数をもつ一次遅れ回路を含んで成り、
    該誘導電動機における固定子電流の、該電動機のトルク
    発生に寄与する有効磁束のベクトルとベクトル的に同方
    向成分である励磁分電流および直交成分であるトルク分
    電流の各電流値のほか、固定子巻線軸と回転子巻線軸と
    のなす偏位角を与えられて前記有効磁束のベクトルを演
    算により算出する誘導電動機の磁束ベクトル演算器にお
    いて、実測して得られる固定子巻線温度または固定子鉄
    心温度から所定の定数を減算することにより回転子導体
    温度を算出する演算回路と、回転子導体の温度変化によ
    り回転子回路の電気的時定数が変化したとき、算出され
    た前記回転子導体温度を用いて前記一次遅れ回路におけ
    る時定数を回転子回路のそれに等しくなるように修正す
    る修正手段とを有して成ることを特徴とする磁束ベクト
    ル演算器。 2 特許請求の範囲第1項に記載の磁束ベクトル演算器
    において、算出された前記回転子導体温度が周囲温度を
    下まわるときは、周囲温度を用いて前記一次遅れ回路に
    おける時定数を回転子回路のそれに等しくなるように修
    正することを特徴とする磁束ベクトル演算器。 3 特許請求の範囲第1項または第2項に記載の磁束ベ
    クトル演算器において、前記一次遅れ回路は、励磁電流
    を入力されて積分する積分器と、その積分出力に或る係
    数を乗算した後、乗算結果を前記積分器の入力側へ負帰
    還結合する乗算器とにより構成され、前記時定数修正手
    段は、回転子導体温度または周囲温度を用いて回転子回
    路の時定数を算出する手段と、算出された時定数の逆数
    を前記係数として前記乗算器へ付加する手段とにより構
    成されて成ることを特徴とする磁束ベクトル演算器。
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DE3144174A1 (de) 1982-06-24
JPS5783185A (en) 1982-05-24

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