JP4496605B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像形成装置およびその制御方法ならびにその制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、ネットワークに複数のコンピュータが接続されたネットワークコンピュータシステムにおいては、ネットワークの規模の拡大に伴い、ネットワークに接続されるデジタル複写機、プリンタ、スキャナ、ファクシミリ装置などの各種入出力機器の台数が増加している。そして、このようなネットワークシステムにおいては、複数の画像形成装置(プリンタ、デジタル複写機、ファクシミリ装置など)が異なる複数の場所に設置されている場合、自動的に最適な印刷出力先(以下単に「出力先」という)を決定し、その出力先を印刷出力の要求元(コンピュータ)に通知したりまたは表示装置に地図と共に表示することが提案されている(特開平10−333845号公報、特開平10−319795号公報)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記した従来のシステムにあっては、通知または表示の結果により出力先の位置を覚えたり書き写したりしてから、その出力先に印刷物を取りに行く必要があるので、ユーザにとって不便であるとともに、たとえば、ユーザが印刷要求をあるプリンタに送信した後、(1)自動的に複数のプリンタで分散印刷が行われる場合や、(2)ユーザが指定したプリンタに不具合がある時に自動的に他のプリンタで転送印刷が行われる場合には、ユーザの意図しないプリンタで印刷が行われることになるため、そもそも従来のシステムでは対応できない。すなわち、このような場合、ユーザは、指定したプリンタに印刷物を取りに行っても予期に反して全部を得ることができず、しかも残りがどのプリンタで印刷されたのか容易に分からないといった問題がある。
【0004】
なお、(1)の場合の例としては、たとえば、印刷内容がカラーページとモノクロページの混載文書である場合に自動的にカラープリンタとモノクロプリンタとで分散印刷を行う場合などがあり、また、(2)の場合の例としては、たとえば、ペーパーエンプティやトナーエンプティなどの消耗品切れの場合、ページのサイズが異なる混載文書を印刷する場合において該当する用紙サイズがそのプリンタにない場合、指定のフォントがそのプリンタにない場合などがある。
【0005】
本発明は、このような従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、ユーザが指定した出力先以外に自動的に印刷ジョブの一部または全部が転送された場合であっても、転送先を覚えたり書き写したりする不便をなくすことができ、かつ、容易に転送先をユーザに知らせることができ、転送先で出力された印刷物を迅速に取得することができる画像形成装置およびその方法ならびにその制御プログラムを記録したコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明の上記目的は、下記の手段によって達成される。
【0007】
本発明に係る画像形成装置は、ネットワークに接続された画像形成装置において、印刷ジョブを受信する受信手段と、前記ネットワーク上の複数の他の画像形成装置の位置情報を記憶する記憶手段と、受信された印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割手段と、前記分割手段の分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先に転送する転送手段と、前記ネットワーク上の複数の他の画像形成装置の位置情報と前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置情報とに基づいて、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置と、前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置と、当該印刷ジョブを受信した画像形成装置から当該複数の転送先へ印刷物を取りに行く順序が記載されている地図を印刷する印刷手段と、を有することを特徴とする。
【0009】
記分割手段は、受信された印刷ジョブを当該画像形成装置で印刷できるページの印刷ジョブと印刷できないページの印刷ジョブとに分割するとともに、前記印刷できないページの印刷ジョブをさらに分割して前記複数の分割ジョブを得るものであり、前記転送手段は、受信された印刷ジョブのうち前記印刷できないページを分割して得られた複数の分割ジョブを前記複数の転送ジョブとして転送する
【0010】
前記分割手段は、受信された印刷ジョブをカラーページの印刷ジョブとモノクロページの印刷ジョブとに分割するとともに、前記カラーページの印刷ジョブおよび/またはモノクロページの印刷ジョブをさらに分割して前記複数の分割ジョブを得るものであり、前記転送手段は、受信された印刷ジョブのうちカラーページとモノクロページの少なくともいずれか一方を分割して得られた複数の分割ジョブを前記複数の転送ジョブとして転送する
【0011】
記分割手段は、前記印刷ジョブをページサイズごとの印刷ジョブに分割して前記複数の分割ジョブを得るものであり、前記転送手段は、前記分割手段の分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先にそれぞれ転送する
【0012】
具合を検出する検出手段をさらに有し、前記分割手段は、前記不具合が検出された場合、前記受信された印刷ジョブの一部または全部を複数の分割ジョブに分割し、前記転送手段は、前記不具合が検出された場合、前記分割手段の分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先にそれぞれ転送する。
【0013】
(7)前記不具合は、トナーエンプティである。
【0014】
(8)前記不具合は、ペーパーエンプティである。
【0015】
ォントを記憶するフォント記憶手段をさらに有し、前記分割手段は、前記受信された印刷ジョブで指定されているフォントが前記フォント記憶手段に記憶されていない場合、前記受信された印刷ジョブの一部または全部を複数の分割ジョブに分割し、前記転送手段は、受信された印刷ジョブで指定されているフォントが前記フォント記憶手段に記憶されていない場合、前記分割手段の分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先にそれぞれ転送する。
【0017】
本発明に係る画像形成装置の制御方法は、ネットワークに接続された画像形成装置の制御方法であって、印刷ジョブを受信する受信ステップと、受信した印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割ステップと、前記分割ステップの分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先に転送する転送ステップと、前記ネットワーク上の複数の他の画像形成装置の位置情報を記憶する記憶手段にアクセスして、印刷ジョブが転送された前記複数の転送先の位置情報である転送先位置情報を取得する取得ステップと、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置情報である転送先位置情報と前記受信ステップにおいて前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置情報とに基づいて、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置と、前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置と、当該印刷ジョブを受信した画像形成装置から当該複数の転送先へ印刷物を取りに行く順が記載されている地図を印刷する印刷ステップと、を有することを特徴とする。
【0018】
本発明に係るコンピュータ読取可能な記録媒体は、ネットワークに接続された画像形成装置を制御するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、該プログラムが、印刷ジョブを受信する受信ステップと、受信した印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割ステップと、前記分割ステップの分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先に転送する転送ステップと、前記ネットワーク上の複数の他の画像形成装置の位置情報を記憶する記憶手段にアクセスして、印刷ジョブが転送された前記複数の転送先の位置情報である転送先位置情報を取得する取得ステップと、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置情報である転送先位置情報と前記受信ステップにおいて前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置情報とに基づいて、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置と、前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置と、当該印刷ジョブを受信した画像形成装置から当該複数の転送先へ印刷物を取りに行く順が記載されている地図を印刷する印刷ステップと、を画像形成装置に実行させることを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、図面を使って本発明の実施の形態を説明する。
【0020】
(第1の実施の形態)
図1は、本発明が適用されたネットワークシステムの一構成例を示す概略図である。
【0021】
このネットワークシステムでは、パソコン10a〜10g、サーバ20、プリンタ30a〜30d、デジタル複写機40、およびファクシミリ装置50が、ネットワーク60を通じて相互に通信可能に接続されている。各パソコン10a〜10gは、主として、あらかじめ決められたユーザによって使用される。また、ネットワーク60は、たとえば、イーサネット(Ethernet)などのLANで構成されている。
【0022】
なお、ネットワーク60に接続されるコンピュータおよびその周辺機器の種類および台数は、もちろん、図1に示すものに限定されない。たとえば、パソコンに代えてまたはパソコンと共にワークステーションをネットワーク60に接続してもよい。また、周辺機器として、スキャナをネットワーク60に接続してもよい。また、台数についても、同じ種類の機器をそれぞれ複数台ネットワーク60に接続してもよい。すなわち、たとえば、ネットワーク60には、上記パソコン10a〜10g以外のパソコン、上記サーバ20以外のサーバ、上記プリンタ30a〜30d以外のプリンタ、上記デジタル複写機40以外のデジタル複写機、および/または、上記ファクシミリ装置50以外のファクシミリ装置が接続されていてもよい。
【0023】
以下では、本システムにおける任意のパソコンおよびプリンタをそれぞれ参照符号「10」および「30」で示すことにする。
【0024】
パソコン10は、印刷ジョブを作成して任意のプリンタ30に送信する機能を有する。すなわち、パソコン10には、ワープロソフトなどの文書作成アプリケーションや、プリンタ30を制御するプログラムであるプリンタドライバが格納されており、ユーザは、文書作成アプリケーションを使って作成・編集した文書(画像なども含む)を印刷する場合、プリンタドライバを使って、所望の印刷条件(たとえば、用紙サイズ、印刷枚数、両面/片面など)を設定するとともに、出力先とするプリンタ30を指定する。プリンタドライバは、設定された印刷条件に基づいて印刷ジョブを作成する。印刷ジョブは、印刷すべき内容(文書データ)と印刷条件などから構成されている。この時、文書データは、通常、ページ記述言語(PDL)で記述される。作成された印刷ジョブは、パソコン10から、ネットワーク60を通じて、ユーザが指定した出力先(プリンタ30など)に送信される。
【0025】
なお、印刷ジョブを作成して送信する装置は、パソコン10に限定されるわけではなく、たとえば、上記のワークステーションであってもよい。
【0026】
サーバ20は、ネットワーク60上で、他のコンピュータに対して各種のサービス(通信処理、データベースの管理、大容量のファイルの管理、プリンタの共有化、電子メールの機能など)を提供するコンピュータである。なお、ここでは、サーバ20で実現されるサーバ機能は、特に限定されない。
【0027】
図2は、プリンタ30の一構成例を示すブロック図である。
【0028】
プリンタ30は、図2に示すように、CPU31、プログラムを記憶するROM32、一時的にデータを記憶するRAM33、各種の入力と表示を行う操作パネル34、ページ記述言語で記述された文書データをビットマップデータに展開するラスタライザ35、ビットマップデータに展開された文書データを印刷条件に従って用紙上に出力する印刷機構部(プリンタエンジン)36、当該プリンタ30をネットワーク60と接続するためのネットワークインタフェース37、および上記各部の間で信号をやり取りするためのバス38を有する。ROM32は、プログラムやデータのアップデートが可能なように、主として、電気的に内容を書き直せるタイプのフラッシュROM(フラッシュメモリとも呼ばれる)で構成されている。操作パネル34には、たとえば、メッセージ表示部、表示ランプおよび各種キーがある。ラスタライザ35は、たとえば、RIP(リップ)で構成されている。プリンタエンジン36は、たとえば、レーザプリンタ(LBP)エンジンやインクジェットプリンタエンジンなどで構成されている。ネットワークインタフェース37は、たとえば、ネットワークインタフェースカード(NIC:ニック)(LANボードとも呼ばれる)で構成されている。ネットワーク60上のパソコン10から送られて来る印刷ジョブは、いったんRAM33に蓄積される。
【0029】
また、プリンタ30は、あらかじめ入力/設定されまたは適当な所定の検出装置(図示せず)によって検出された機能、状態その他の印刷ジョブの割振りに役立つ情報をジョブ割振り用情報として記憶し、要求に応じて外部に送信する機能を有する。ジョブ割振り用情報は、たとえば、(1)機能に関する情報として、印刷可能な用紙サイズ、カラー印刷が可能なカラープリンタ(カラー印刷装置)かモノクロ印刷専用のモノクロプリンタ(モノクロ印刷装置)かなど、(2)状態に関する情報として、用紙やトナーなどの消耗品の残量、紙づまりなどのエラーの有無、排紙トレイまたはビンに残存している印刷物の枚数、印刷中か否か、印刷ジョブのたまり具合(蓄積数)など、(3)その他の情報として、設置位置、所有するフォント、メモリ容量など、あらかじめ設定された所定の項目の情報からなり、テーブル形式でRAM33に保存されている。このとき、特にジョブ割振り用情報の中の変化する項目の情報(主として、状態に関する情報)については、変化する度に逐次更新されて、常に最新のものにされている。
【0030】
なお、印刷ジョブに基づいて印刷を行う出力装置(画像形成装置)は、プリンタ30に限定されるわけではなく、デジタル複写機40やファクシミリ装置50であってもよい。すなわち、プリンタエンジンを内蔵しかつネットワーク60に接続されたデジタル複写機40およびファクシミリ装置50は、パソコン10などから印刷ジョブを受信して印刷を行う機能を有することができる。
【0031】
本実施の形態では、受信した印刷ジョブを自動的にネットワーク60上の複数の出力装置(プリンタ30、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)に割り振って分散印刷を行う場合に、出力先となる各出力装置の位置を地図上に示した出力先案内地図を、ユーザが当初指定した出力装置(たとえば、プリンタ30a)で印刷するように構成されている。
【0032】
以下では、簡単のため、ユーザが任意のプリンタ30を指定して印刷を行おうとする場合を例にとって説明する。
【0033】
図3は、第1の実施の形態に対応するプリンタ30の動作を示すフローチャートであって、パソコン10から印刷ジョブを受信した時の動作を説明するためのフローチャートである。図3に示すフローチャートは、プリンタ30のROM32に制御プログラムとして記憶されており、CPU31によって実行される。
【0034】
なお、図3に示すフローチャートは、もちろん、デジタル複写機40やファクシミリ装置50にも適用可能である。印刷ジョブの送信先としてデジタル複写機40またはファクシミリ装置50が指定された場合、そのデジタル複写機40またはファクシミリ装置50は、このフローチャートに従って所定の動作を行うことになる。以下では、適宜、具体例として、パソコン10aを使用するユーザがプリンタ30aを指定して印刷を行おうとした場合を示してある。
【0035】
まず、ステップS100では、ネットワークインタフェース37を通じて印刷ジョブを受信したか否かを判断する。印刷ジョブを受信した場合は(S100:YES)、ステップS110に進み、印刷ジョブを受信していない場合は(S100:NO)、印刷ジョブを受信するまで待機する。
【0036】
ステップS110では、ステップS100で受信した印刷ジョブをいったんRAM33に保存する。
【0037】
そして、ステップS120では、ネットワーク60に接続されている他の出力装置を検出し、印刷ジョブの割振りに役立つ情報(ジョブ割振り用情報)をそれぞれ入手する。たとえば、ネットワーク60上の出力装置のうち、印刷ジョブを受信した当該プリンタ30(指定プリンタ30a)以外の出力装置(プリンタ30b〜30d、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)を検出し、これら各出力装置30b〜30d,40,50から上記したようなジョブ割振り用情報をネットワークインタフェース37を通じて受信する。入手したジョブ割振り用情報は、入手先(プリンタ30b〜30d、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)ごとに、RAM33に保存する。
【0038】
そして、ステップS130では、ステップS100で受信した印刷ジョブの内容、ステップS120で入手した他の出力装置(プリンタ30b〜30d、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)のジョブ割振り用情報、およびRAM33に保存されている当該プリンタ30(指定プリンタ30a)のジョブ割振り用情報に基づいて、印刷ジョブを分割し、最適な印刷が可能となるように、分割した印刷ジョブの転送先を決定する。以下に、具体例をいくつか述べておく。
【0039】
(1)印刷する内容がカラーページとモノクロページの混載文書である場合は、印刷ジョブをカラーページ分とモノクロページ分に分割し、設定された印刷条件を満足しつつ、カラーページ分はカラー印刷装置(カラープリンタなど)で、モノクロページ分はモノクロ印刷装置(モノクロプリンタなど)でそれぞれ印刷されるように、分割した印刷ジョブの転送先を決定する。たとえば、プリンタ30のみについて言えば、プリンタ30a,30bがカラープリンタであり、プリンタ30c,30dがモノクロプリンタであるとした場合、設定された印刷条件を満足する印刷が各出力先で可能であることを条件に、カラーページ分は、指定のカラープリンタ30aで(場合によっては別のカラープリンタ30bでも)印刷を行い、モノクロページ分は、モノクロプリンタ30c,30dの中から選択した少なくとも1台のモノクロプリンタで印刷を行うようにする。
【0040】
(2)設定された印刷枚数が指定プリンタ30aの用紙残量よりも多い場合は、用紙不足(ペーパーエンプティ)が予想されるため、印刷ジョブを分割し、用紙不足により指定プリンタ30aで印刷できないと予想される残りの部分について、その部分の転送先として、他の出力装置(プリンタ30b〜30d、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)の中から、設定された印刷条件(印刷枚数を除く)を満足する印刷が可能な少なくとも1台の出力装置を選択する。
【0041】
(3)文書データを印刷するのに必要と判断されるトナー量が指定プリンタ30aのトナー残量よりも多い場合は、トナー不足(トナーエンプティ)が予想されるため、印刷ジョブを分割し、トナー不足により指定プリンタ30aで印刷できないと予想される残りの部分について、その部分の転送先として、他の出力装置(プリンタ30b〜30d、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)の中から、設定された印刷条件を満足する印刷が可能な少なくとも1台の出力装置を選択する。
【0042】
(4)指定された使用フォントの中に指定プリンタ30aにないフォントが含まれている場合は、印刷ジョブを分割し、指定プリンタ30aで印字できないフォントを含む部分について、その部分の転送先として、他の出力装置(プリンタ30b〜30d、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)の中から、指定プリンタ30aで印字できないフォントを所有し、かつ、設定された印刷条件を満足する印刷が可能な少なくとも1台の出力装置を選択する。
【0043】
なお、印刷ジョブを受信した当該プリンタ30(指定プリンタ30a)において印刷条件を満たす印刷が全く不可能である場合は、受信した印刷ジョブを、分割せずにそのまま他の出力装置に転送したり(1台で印刷可能な場合)、あるいは、分割してそれぞれ他の出力装置に転送するようにしてもよい(1台で印刷できないため複数台に割り振る必要がある場合)。
【0044】
そして、ステップS140では、ステップS130で決定した転送先に対して分割した印刷ジョブを、ネットワークインタフェース37を通じてそれぞれ転送する。転送された各分割ジョブは、転送先の各出力装置でそれぞれ実行され、対応する印刷物となって出力される。なお、以下では、一例として、指定プリンタ30aで分割された印刷ジョブを3台のプリンタ30b,30c,30dにそれぞれ転送する場合を考える。
【0045】
そして、ステップS150では、転送先の各出力装置(プリンタ30b,30c,30d)の位置を記載する地図を読み込む。図4は、地図の一例を示す図である。図4に示す地図70は、たとえば、事務所のある部屋のレイアウトを示したものである。地図の情報は、各出力装置の内部(たとえば、プリンタ30の場合はROM32)にあらかじめ保存されている。
【0046】
なお、地図情報の保存先は、各出力装置の内部に限定されるわけではなく、ネットワーク60上の他の特定の機器(たとえば、サーバ20)にあらかじめ共有情報として保存しておき、必要に応じてネットワーク60を通じて入手するようにしてもよい。また、地図情報は、更新可能であって、部屋のレイアウトが変更される度に、常に最新のものにされている。
【0047】
そして、ステップS160では、転送先の各出力装置(プリンタ30b,30c,30d)の位置を読み込む。出力装置の位置情報は、ジョブ割振り用情報(配置位置)として、各出力装置の内部(たとえば、プリンタ30の場合はROM32)にあらかじめ保存されている。
【0048】
なお、各出力装置の位置情報の保存先は、地図情報の場合と同様に、各出力装置の内部に限定されるわけではなく、ネットワーク60上の他の特定の機器(たとえば、サーバ20)にあらかじめまとめて保存しておき、必要に応じてネットワーク60を通じて入手するようにしてもよい。また、各出力装置の位置情報も、更新可能であって、配置位置が変更される度に入力されまたは自動的に検出されて、常に最新のものにされている。
【0049】
そして、ステップS170では、ステップS150で読み込んだ地図にステップS160で読み込んだ転送先の各出力装置(プリンタ30b,30c,30d)の位置を記載して、出力先案内地図を作成する。図5は、出力先案内地図の一例を示す図である。図5に示す出力先案内地図80は、地図70上に示される出力装置として、転送先の出力装置(プリンタ30b,30c,30d)のみを記載した場合である。
【0050】
このとき、出力先案内地図80には、図5に示すように、ユーザに有益な情報、たとえば、「プリントアウト予想時間」や「印刷枚数」、「取りに行く順序」などの情報を付加するようにしてもよい。たとえば、図5の例では、転送先の各出力装置(プリンタ30b,30c,30d)に吹出し部82,84,86を設けて、吹出し部82にはプリンタ30bに対する有益情報を、吹出し部84にはプリンタ30cに対する有益情報を、吹出し部86にはプリンタ30dに対する有益情報をそれぞれ記入できるようにしている。
【0051】
なお、図6は、出力先案内地図の他の例を示す図である。図6に示す出力先案内地図80aは、地図70上にすべての出力装置(プリンタ30a〜30d、デジタル複写機40,ファクシミリ装置50)を記載した上で、転送先の出力装置(プリンタ30b,30c,30d)を他と識別可能なように表示した場合である。転送先を識別可能とするための表示方法としては、たとえば、色を変えたり、網かけをしたりするなど、任意の適当な方法を用いればよい。ただし、この場合は、ネットワーク60上のすべての出力装置(プリンタ30a〜30d、デジタル複写機40,ファクシミリ装置50)を地図70上に記載するため、たとえば、ステップS160では転送先のみならず転送先以外のすべての出力装置の位置をも読み込むようにするか、あるいは、ステップS150で読み込む地図にあらかじめすべての出力装置の位置を記載しておくようにする必要がある。
【0052】
また、図5の例では、指定プリンタ30aの記載自体がなく、図6の例では、指定プリンタ30aの記載自体はあるものの、指定プリンタ30aを識別するための表示がなされていないが、これに限定されるわけではない。ユーザが指定した出力装置の位置を地図上に案内開始時の現在位置として示すために、図5の例では、指定プリンタ30aを記載したり、図6の例では、指定プリンタ30aを識別するための表示を行うようにしてもよい。
【0053】
そして、ステップS180では、ステップS170で作成した出力先案内地図80,80a(図5、図6参照)を印刷する。具体的には、作成した出力先案内地図80,80aのデータをラスタライザ35でビットマップデータに展開した後、プリンタエンジン36で用紙に印刷する。
【0054】
そして、ステップS190では、印刷ジョブを受信した当該プリンタ30(指定プリンタ30a)が担当すべき分割後の印刷ジョブを実行する。具体的には、担当する分割後の印刷ジョブに含まれる文書データをラスタライザ35でビットマップデータに展開した後、プリンタエンジン36で印刷条件に従って用紙に印刷する。
【0055】
図7は、ステップS180とステップS190の各処理の結果として当該プリンタ30(指定プリンタ30a)から排出される印刷物の様子を示す概念図である。図7に示すように、当該プリンタ30(指定プリンタ30a)から排出される印刷物全体の束90は、ステップS180で印刷された出力先案内地図80aの用紙92とステップS190で印刷された印刷物(印刷ジョブの出力結果)の束94とからなっている。
【0056】
そして、ユーザは、自分が指定したプリンタ30に印刷物を取りに行き、分散印刷されていた場合は、さらに、用紙92上の出力先案内地図を見ながら、残りの印刷物を他の出力装置に取りに行くことになる。この時、ユーザは、分散印刷先の出力装置が何台あっても、出力先案内地図を頼りに残りの印刷物をすべて迅速に受け取ることができる。
【0057】
したがって、本実施の形態によれば、受信した印刷ジョブを自動的にネットワーク60上の複数の出力装置(プリンタ30、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)に割り振って分散印刷を行う場合に、出力先となる各出力装置の位置を地図上に示した出力先案内地図80,80aを、ユーザが当初指定した出力装置(たとえば、プリンタ30a)で印刷するようにしたので、ユーザは、出力先(転送先)を覚えたり書き写したりすることなく、出力先案内地図80,80aを見るだけで、容易に残りの印刷物をどこへ取りに行けばよいかを知ることができる。
【0058】
また、このように、出力先案内地図80,80aは、ユーザを次の出力先に案内するための地図であるため、その地図上に、たとえば、「プリントアウト予想時間」や「印刷枚数」、「取りに行く順序」などのユーザに有益な情報を付加することで(吹出し部82,84,86参照)、ユーザに適切な助言を与えることができ、出力先案内地図80,80aの有用性を増大させることができる。
【0059】
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態は、印刷ジョブを複数の出力装置に割り振って分散印刷を行う第1の実施の形態に対して、ユーザの指定した出力装置に所定の軽微な不具合があった時に印刷ジョブを分割して他の出力装置に転送して印刷を行う場合である。
【0060】
ここでも、簡単のため、ユーザが任意のプリンタ30を指定して印刷を行おうとする場合を例にとって説明する。
【0061】
図8は、第2の実施の形態に対応するプリンタ30の動作を示すフローチャートであって、パソコン10から印刷ジョブを受信した時の動作を説明するためのフローチャートである。なお、図8に示すフローチャートは、プリンタ30のROM32に制御プログラムとして記憶されており、CPU31によって実行される。また、ここで使用する図面は、特に示さない限り、第1の実施の形態で使用したものと同様である。
【0062】
本実施の形態では、図8に示すように、ステップS115、ステップS200およびステップS210を図3に示すフローチャートに挿入し、ステップS190を削除している。
【0063】
ステップS100およびステップS110は、図3に示すフローチャートの各ステップと同様であるので、その説明を省略する。
【0064】
そして、ステップS115では、所定の軽微な不具合を検出したか否かを判断する。ここで、軽微な不具合とは、少なくとも出力先案内地図80,80aの印刷は可能であるような不具合のことを意味し、たとえば、指定されたフォントがない場合や、用紙の残量が残り数枚である場合などが考えられる。このような不具合は、受信した印刷ジョブに含まれる情報とRAM33に保存されている当該プリンタ30(指定プリンタ30a)のジョブ割振り用情報とを比較することによって検出することができる。所定の軽微な不具合を検出しない場合は(S115:NO)、ステップS200に進み、所定の軽微な不具合を検出した場合は(S115:YES)、ステップS120に進む。
【0065】
ステップS200では、ステップS100で受信した印刷ジョブを実行する。具体的には、印刷ジョブに含まれる文書データをラスタライザ35でビットマップデータに展開した後、プリンタエンジン36で印刷条件に従って用紙に印刷する。
【0066】
そして、ステップS210では、印刷ジョブの実行が終了したか否かを判断する。印刷ジョブの実行が終了していない場合は(S210:NO)、ステップS115に戻り、印刷ジョブの実行が終了した場合は(S210:YES)、一連の処理を終了する。
【0067】
一方、ステップS120〜ステップS180は、図3に示すフローチャートの各ステップと同様であるので、その一般的な説明を省略し、具体例を説明するにとどめる。ここでは、指定されたフォントが指定プリンタ30aにない場合を例にとって説明する。
【0068】
印刷ジョブの実行中に(S200)、指定されたフォントが指定プリンタ30aにないことが検出されると(S115:YES)、ネットワーク60上の他の出力装置を検出し、ジョブ割振り用情報をそれぞれ入手して(S120)、印刷ジョブを実行済部分と未実行部分とに分割し、指定プリンタ30aで印字できないフォントを含む未実行部分について、転送先となる1台または複数台の出力装置を決定し(S130)、分割した印刷ジョブを転送する(S140)。そして、地図(図4参照)と転送先の位置をそれぞれ読み込み(S150,S160)、出力先案内地図(図5、図6参照)を作成して(S170)、印刷を行う(S180)。
【0069】
そして、ユーザは、自分が指定したプリンタ30に印刷物を取りに行き、転送印刷されていた場合は、さらに、出力先案内地図を見ながら、残りの印刷物を他の出力装置に取りに行くことになる。この結果、ユーザは、急な出力先変更があった場合でも、出力先案内地図を頼りに残りの印刷物をすべて迅速に受け取ることができる。
【0070】
なお、上記各実施の形態において、その印刷制御は、上記処理手順(図3、図8参照)を記述した所定のプログラムをCPUが実行することによって行われるものであり、この所定のプログラムはコンピュータ読取り可能な記録媒体(たとえば、フロッピーディスクやCD−ROMなど)によって提供されることもできる。また、この所定のプログラムは、たとえば、単独で上記各処理を実行するアプリケーションソフトとして提供されてもよいし、また、各出力装置(プリンタ30、デジタル複写機40、ファクシミリ装置50)の一機能としてこれら各出力装置30,40,50のソフトウェアに組み込んでもよい。
【0071】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、自動的に印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割し、複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、ネットワーク上の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先に転送した場合は、印刷ジョブが転送されたネットワーク上の他の画像形成装置の位置情報と前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置情報とに基づいて、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置と、前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置と、当該印刷ジョブを受信した画像形成装置から当該複数の転送先へ印刷物を取りに行く順序が記載されている地図を印刷するので、ユーザが指定した出力先以外に自動的に印刷ジョブが転送された場合であっても、転送先を覚えたり書き写したりする不便をなくすことができ、かつ、容易に転送先をユーザに知らせることができ、転送先で出力された印刷物を迅速に取得することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明が適用されたネットワークシステムの一構成例を示す概略図である。
【図2】 プリンタの一構成例を示すブロック図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態に対応するプリンタの動作を示すフローチャートである。
【図4】 地図の一例を示す図である。
【図5】 出力先案内地図の一例を示す図である。
【図6】 出力先案内地図の他の例を示す図である。
【図7】 指定のプリンタから排出される印刷物の様子を示す概念図である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態に対応するプリンタの動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10…パソコン、
20…サーバ、
30…プリンタ、
31…CPU、
32…ROM、
33…RAM、
36…プリンタエンジン、
37…ネットワークインタフェース、
40…デジタル複写機、
50…ファクシミリ装置、
60…ネットワーク、
70…地図、
80,80a…出力先案内地図。

Claims (10)

  1. ネットワークに接続された画像形成装置において、
    印刷ジョブを受信する受信手段と、
    前記ネットワーク上の複数の他の画像形成装置の位置情報を記憶する記憶手段と、
    受信された印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割手段と、
    前記分割手段の分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先に転送する転送手段と、
    前記ネットワーク上の複数の他の画像形成装置の位置情報と前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置情報とに基づいて、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置と、前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置と、当該印刷ジョブを受信した画像形成装置から当該複数の転送先へ印刷物を取りに行く順序が記載されている地図を印刷する印刷手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記分割手段は、
    受信された印刷ジョブを当該画像形成装置で印刷できるページの印刷ジョブと印刷できないページの印刷ジョブとに分割するとともに、前記印刷できないページの印刷ジョブをさらに分割して前記複数の分割ジョブを得るものであり、
    前記転送手段は、
    受信された印刷ジョブのうち前記印刷できないページを分割して得られた複数の分割ジョブを前記複数の転送ジョブとして転送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記分割手段は、
    受信された印刷ジョブをカラーページの印刷ジョブとモノクロページの印刷ジョブとに分割するとともに、前記カラーページの印刷ジョブおよび/またはモノクロページの印刷ジョブをさらに分割して前記複数の分割ジョブを得るものであり、
    前記転送手段は、
    受信された印刷ジョブのうちカラーページとモノクロページの少なくともいずれか一方を分割して得られた複数の分割ジョブを前記複数の転送ジョブとして転送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記分割手段は、
    前記印刷ジョブをページサイズごとの印刷ジョブに分割して前記複数の分割ジョブを得るものであり、
    前記転送手段は、前記分割手段の分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先にそれぞれ転送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  5. 不具合を検出する検出手段をさらに有し、
    前記分割手段は、前記不具合が検出された場合、前記受信された印刷ジョブの一部または全部を複数の分割ジョブに分割し、
    前記転送手段は、前記不具合が検出された場合、前記分割手段の分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先にそれぞれ転送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 前記不具合は、トナーエンプティであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  7. 前記不具合は、ペーパーエンプティであることを特徴とする請求項5記載の画像形成装置。
  8. フォントを記憶するフォント記憶手段をさらに有し、
    前記分割手段は、前記受信された印刷ジョブで指定されているフォントが前記フォント記憶手段に記憶されていない場合、前記受信された印刷ジョブの一部または全部を複数の分割ジョブに分割し、
    前記転送手段は、受信された印刷ジョブで指定されているフォントが前記フォント記憶手段に記憶されていない場合、前記分割手段の分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先にそれぞれ転送することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  9. ネットワークに接続された画像形成装置の制御方法であって、
    印刷ジョブを受信する受信ステップと、
    受信した印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割ステップと、
    前記分割ステップの分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先に転送する転送ステップと、
    前記ネットワーク上の複数の他の画像形成装置の位置情報を記憶する記憶手段にアクセスして、印刷ジョブが転送された前記複数の転送先の位置情報である転送先位置情報を取得する取得ステップと、
    前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置情報である転送先位置情報と前記受信ステップにおいて前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置情報とに基づいて、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置と、前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置と、当該印刷ジョブを受信した画像形成装置から当該複数の転送先へ印刷物を取りに行く順が記載されている地図を印刷する印刷ステップと、
    を有することを特徴とする画像形成装置の制御方法。
  10. ネットワークに接続された画像形成装置を制御するためのプログラムを記憶したコンピュータ読取可能な記録媒体であって、該プログラムが、
    印刷ジョブを受信する受信ステップと、
    受信した印刷ジョブを複数の分割ジョブに分割する分割ステップと、
    前記分割ステップの分割結果として得られた複数の分割ジョブのうちの複数の転送ジョブを、前記複数の他の画像形成装置中から得られた複数の転送先に転送する転送ステップと、
    前記ネットワーク上の複数の他の画像形成装置の位置情報を記憶する記憶手段にアクセスして、印刷ジョブが転送された前記複数の転送先の位置情報である転送先位置情報を取得する取得ステップと、
    前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置情報である転送先位置情報と前記受信ステップにおいて前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置情報とに基づいて、前記複数の転送ジョブが転送された前記複数の転送先の位置と、前記印刷ジョブを受信した画像形成装置自体の位置と、当該印刷ジョブを受信した画像形成装置から当該複数の転送先へ印刷物を取りに行く順が記載されている地図を印刷する印刷ステップと、
    を画像形成装置に実行させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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