JP2009241583A - 画像形成装置およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、ある用紙サイズにおいてのみ当該給紙先から給紙される用紙を自動選択の対象とすることができる画像形成装置およびプログラムを提供する。
【解決手段】画像印刷に際して、印刷条件に応じた用紙サイズの用紙を自動選択する画像形成装置であって、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙うち、自動選択の対象とする用紙を設定することにより、特定の用紙サイズにおいてのみ給紙先から給紙される用紙を自動選択の対象とすることができる。
【選択図】図3
【解決手段】画像印刷に際して、印刷条件に応じた用紙サイズの用紙を自動選択する画像形成装置であって、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙うち、自動選択の対象とする用紙を設定することにより、特定の用紙サイズにおいてのみ給紙先から給紙される用紙を自動選択の対象とすることができる。
【選択図】図3
Description
本発明は、画像形成装置およびプログラムに関するものである。
近年、印刷データの印刷時に、印刷条件で指定された用紙サイズと一致する用紙を給紙可能な給紙トレイを自動選択する機能(以下、自動トレイ選択機能とする)が知られている。これらの自動トレイ選択機能によりロール紙を自動選択して印刷データを出力する場合、プリンタは、原稿の主走査方向の長さに基づいて最適なロール紙を選択している。そのため、原稿のサイズが横向きで検知され、原稿の副走査方向の長さが予め定められたロール紙の最低搬送長よりも短い場合、ロール紙は、最低搬送長でカットされ、用紙の仕上がりが不定形サイズとなってしまうという問題があった。
このような問題を解決するものとして、スキャンされた用紙サイズまたはホストPCからの印刷条件により指定される用紙サイズに合わせてロール紙をカットすることにより、指定された用紙サイズに合った用紙を給紙可能な給紙トレイを自動選択できる画像形成装置が開示されている(特許文献1参照)。特許文献1にかかる画像形成装置では、ロール紙の給紙トレイの自動選択において、切断後の用紙の副走査長が最低搬送長よりも短い場合、その給紙トレイを自動選択対象から外すことにより、コピーを定型サイズで適切に行うことができる。
しかしながら、上記特許文献1に記載された技術では、給紙トレイを自動選択の対象とするか否かを設定する場合に、給紙トレイ毎に自動選択の対象とするか否かが設定される。ここで、ロール紙は、カット長を変えることにより、複数の用紙サイズに対応し得る。そのため、ロール紙の給紙トレイは、複数の用紙サイズに対して自動選択の対象となり得る。この場合、ロール紙の給紙トレイに対して、ある用紙サイズにおいてのみ自動選択の対象にしたいというユーザの希望に沿えないという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、ある用紙サイズにおいてのみ当該給紙先から給紙される用紙を自動選択の対象とすることができる画像形成装置およびプログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、画像印刷に際して、印刷条件に応じた用紙サイズの用紙を自動選択する画像形成装置であって、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙うち、自動選択の対象とする用紙を設定する設定手段を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、画像印刷に際して、印刷条件に応じた用紙サイズの用紙を自動選択する画像形成装置を制御するコンピュータを、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙うち、自動選択の対象とする用紙を設定する設定手段として機能する。
本発明によれば、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙のうち、自動選択の対象とする用紙を設定することにより、ある用紙サイズにおいてのみ当該給紙先から給紙される用紙を自動選択の対象とすることができる、という効果を奏する。
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。以下の実施の形態では、本発明の画像形成装置をプリンタに適用した例を示す。但し、プリンタに限られず、ファクシミリ、スキャナ機能やコピー、ファックス、プリンタなどの画像処理を行うものであれば、本発明を適用することができる。
(第1の実施の形態)
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるプリンタを含む印刷システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる印刷システム100は、プリンタ101、およびパーソナルコンピュータ等のホストPC102を有して構成される。また、プリンタ101とホストPC102とは、インターネット等のネットワーク103により接続される。プリンタ101は、ネットワーク103を介してホストPC102から送信された印字データを受信し、受信した印字データをビデオデータに変換して、印刷処理を実行する。
図1は、本発明の第1の実施の形態にかかるプリンタを含む印刷システムの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかる印刷システム100は、プリンタ101、およびパーソナルコンピュータ等のホストPC102を有して構成される。また、プリンタ101とホストPC102とは、インターネット等のネットワーク103により接続される。プリンタ101は、ネットワーク103を介してホストPC102から送信された印字データを受信し、受信した印字データをビデオデータに変換して、印刷処理を実行する。
図2は、本発明の第1の実施の形態にかかるプリンタの構成を示すブロック図である。本実施の形態にかかるプリンタ101は、大別すると、コントローラ201、操作パネル202、およびプリンタエンジン203を備える。また、本実施の形態にかかるプリンタ101は、上述したように、ネットワーク103を介して各種データ等を送受信するホストPC102と接続されている。
操作パネル202は、プリンタ101の状態を示す表示部、およびプリンタ101のモード、フォント等を切替えるスイッチ部からなる。また、蓄積された文書の一覧画面を表示し、選択した文書の印刷や消去を指示する。また、操作パネル202は、プリンタ101のモードおよびフォントの切り替え、文書の印刷や消去の指示等を設定する制御信号をコントローラ201に出力する。さらに、操作パネル202は、画像を印刷する用紙の用紙サイズを印刷条件として受け付ける。
コントローラ201は、操作パネル202、ホストPC102、もしくはネットワーク103からの制御信号にしたがって、ホストPC102からの印字データを、ビデオデータに変換し、当該ビデオデータを示すビデオ信号および制御信号をプリンタエンジン203へ出力する制御機構の総称である。
プリンタエンジン203は、画像印刷に際して、操作パネル202により受け付けた印刷条件に応じた用紙サイズの用紙を自動選択し、自動選択した用紙に画像を印刷する。本実施の形態にかかるプリンタエンジン203は、給紙トレイ部203a、給紙部203b、印刷部203c、排紙部203d、および排紙トレイ203eを備えている。
給紙トレイ部203aは、複数の給紙トレイを有し、SEF方向のA4、LEF方向のA5などの複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先であるロール紙1、SEF方向のA3、LEF方向のA4などの複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先であるロール紙2、LEF方向のA4の用紙を給紙可能な給紙先であるカット紙1、およびLEF方向のB5の用紙を給紙可能な給紙先であるカット紙2が各給紙トレイに収納されている。また、給紙トレイ部203aは、カッターを備えており、ロール紙に記録するときは、コントローラ201の制御下で、当該ロール紙を用紙サイズに応じた定型サイズに切断する。さらに、給紙トレイ部203aは、各給紙トレイに収納されたロール紙の幅またはカット紙の用紙サイズを検知し、コントローラ201に出力する。なお、本実施の形態では、ロール紙1〜2を複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先としているが、カット紙1〜2も切断することにより複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先とすることもできる。
給紙部203bは、コントローラ201からの指示に応じて、印刷部203cに給紙する用紙を選択して、選択した用紙を印刷部203cに給紙する。印刷部203cは、所定の記録方式、例えば、電子写真方式等で、コントローラ201から入力されるビデオ信号および制御信号により感光体上に静電潜像を作り、現像し、現像された画像を給紙された用紙に転写および定着させて、画像を形成する。排紙部203dは、画像が記録された用紙を排紙トレイ203eに排出する。排紙トレイ203eは、排紙部203dにより排紙された用紙を蓄積する。
次に、本実施の形態にかかるコントローラ201の詳細な構成について説明する。本実施の形態にかかるコントローラ201は、ホストI/F204、プログラムROM(Read Only Memory)205、フォントROM206、パネルI/F207、CPU(Central Processing Unit)208、RAM(Random Access Memory)209、NV(Non Volatile)−RAM210、プリンタエンジンI/F211等のようなモジュールで構成されている。なお、コントローラ201を構成する各モジュールは、バス212で接続されている。
ホストI/F204は、ホストPC102からプリンタ101への制御信号およびデータ、およびプリンタ101からホストPC102へのステータス信号のインターフェイスである。
パネルI/F207は、操作パネル202からコントローラ201への制御信号のインターフェイスである。プリンタエンジンI/F211は、コントローラ201からプリンタエンジン203への制御信号やビデオ信号、およびプリンタエンジン203からコントローラ201へのステータス信号のインターフェイスである。フォントROM206は、印字に使用されるさまざまな種類のフォントを有する。
NV−RAM210は、電源を切っても保持したいデータを格納しておく為の不揮発性RAMである。
RAM209は、電源を切ってしまうとデータが消えてしまう揮発性の記憶デバイスであり、CPU208が処理するときのワークメモリ、ホストからのデータをページ単位に管理して一時的に記憶するバッファ、およびバッファに記憶されたデータを実際の印字パターンに変換し、ビデオデータを記憶するビットマップメモリ等に使用される。
なお、本実施の形態のプリンタ101で実行されるプログラムは、プログラムROM205に予め組み込まれて提供されるものとしたがこれに限るものではない。例えば、プログラムは、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
さらに、本実施の形態のプリンタ101で実行されるプログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でNV−RAM210にダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態のプリンタ101で実行されるプログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
CPU208は、プリンタ101の主要部であって各部を集中的に制御するものであり、プログラムROM205に記憶されているプログラムにしたがって、ホストPC102からのデータ(印字データ、制御信号)等の処理を実施する。
このシステム全体の動作を制御するCPU208は、このシステムの主記憶装置として使用されるプログラムROM205に記憶されているプログラムに基づいて各種処理を実行する。
ここで、CPU208がプログラムROM205に記憶されたプログラムを構成するモジュールについて説明する。図3は、プログラムROMに記憶されたプログラムを構成するモジュールの構成図である。
プログラムROM205に記憶されたプログラムを構成するモジュールは、大別すると、PDL解析モジュール301、ジョブ管理モジュール302、およびサービス提供モジュール群308を有して構成される。なお、サービス提供モジュール群308は、ネットワーク管理モジュール303、メモリ管理モジュール304、印刷管理モジュール305、システム管理モジュール306、および操作パネル管理モジュール307による各種サービスを提供するモジュールの総称である。サービス提供モジュール群308に含まれる各モジュールは、互いに通信をし合ってプリンタ101の基本動作を分担し、協力して上位層のモジュールからの要求に対応する。
PDL解析モジュール301は、プリンタ101がホストPC102から受信したPDLデータ(印字データ)を解析して印刷画像(ビデオデータ)を生成するモジュールである。PDL解析モジュール301は、ジョブ管理モジュール302の仲介によりネットワーク管理モジュール303よりPDLデータを受け取り、同じくジョブ管理モジュール302の仲介によりメモリ管理モジュール304から確保したメモリ(RAM209)上に印刷画像を生成することが主な責務である。また、印刷画像生成の際には機器構成情報、例えば給紙トレイ・排紙トレイの構成や、給紙トレイに収納された給紙先から給紙可能な用紙の用紙サイズといった情報が必要になるが、これらの情報はジョブ管理モジュール302の仲介によりシステム管理モジュール306から取得する。
ジョブ管理モジュール302は、PDL処理全般に関わる制御を行っており、主にPDL解析モジュール301側が必要とする処理を仲介して他モジュールに対して要求を行うモジュールである。ネットワーク管理モジュール303が受け取ったPDLデータをPDL解析モジュール301へ受け渡す仲介、PDL解析モジュール301がシステム管理モジュール306により管理される機器構成情報を取得する仲介、PDL解析モジュール301がメモリ管理モジュール304から必要なメモリ(RAM209)を確保する仲介、PDL解析モジュール301が作成した印刷画像に関し印刷管理モジュール305に対する印刷要求の発行、といったことを行う。
メモリ管理モジュール304は、メモリ(RAM209、NV−RAM210)および外部記憶装置を管理するモジュールであり、他モジュールの要求に基づいてメモリおよび外部記憶装置の割り当て・解放を行うことが主な責務である。
印刷管理モジュール305は、PDL解析モジュール301が生成した印刷画像の印刷処理に関する制御を行うモジュールである。メモリ管理モジュール304が管理するメモリ(RAM209、NV−RAM210)/外部記憶装置内に格納された印刷画像を、プリンタエンジン203に印刷させるために必要な各種処理を実行するのが主な責務であり、給排紙命令の発行、後処理実行命令の発行、印刷に関わるエラー状態の検知と他モジュールへの通知などを行う。
ネットワーク管理モジュール303は、ネットワーク103の管理、ネットワーク103を介してホストPC102から受信した制御信号およびデータの処理、およびネットワーク103を介してプリンタ101からホストPC102へのステータス信号の送信を制御するモジュールである。ホストPC102からのデータの受信の際に欠かせない通信プロトコル(ftpやlprなど)を制御してネットワーク103からデータを受信し、他モジュールへ受信したデータを受け渡すことが主な責務である。
操作パネル管理モジュール307は、操作パネル202の表示およびユーザによるパネル操作の管理を行うモジュールである。他モジュールからの要求に基づいて、プリンタ101の状態を表示したり、システム管理モジュール306が管理する機器設定の変更を行うメニュー画面の表示、エラー画面を表示してユーザに適切な処置を促すことなどが主な責務である。また、メニュー画面やエラー画面などでボタンを表示した際には、押下されたボタンを認識して他モジュールへ通知することも行う。
本実施の形態では、メニュー画面などで給紙可能な用紙サイズを選択するボタンを表示し、押下されたボタンを認識して用紙サイズの入力を受け付ける。なお、本実施の形態では、メニュー画面などで用紙サイズの入力を受け付けているがこれに限定するものではない。例えば、ネットワーク管理モジュール303によりホストPC102から受信した制御信号により用紙サイズを受け付けてもよい。さらに、操作パネル管理モジュール307は、用紙サイズの受付と同様にして、画像を印刷する用紙の用紙方向を印刷条件として受け付けることもできる。
システム管理モジュール306は、プリンタ101の機器構成情報や機器状態を管理・制御するモジュールである。機器構成情報とは、給紙トレイや排紙トレイの着脱の情報や給紙トレイ内に収納された給紙先の情報(給紙トレイ名、用紙を自動選択する際の給紙先の優先順位、給紙可能な用紙の用紙幅・用紙方向、給紙先から給紙可能な用紙の用紙サイズ等)であり、機器状態とは、印刷中・待機中、ジャムや用紙切れなどのエラー発生中といった内容である。こうした情報を他モジュールへ通知する他、ユーザによる機器設定(設定により動作を変化させるカスタマイズ可能項目)の管理が主な責務である。なお、給紙先の優先順位は、給紙時の用紙の搬送経路が短い順に優先順位をつけるものとする。または、システム管理モジュール306は、搬送経路の長さに関わらず、優先用紙として予め設定された用紙を最も優先順位の高い給紙先として保持することも可能である。
また、システム管理モジュール306は、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙のうち、自動選択の対象とする用紙を設定する(本発明にかかる設定手段)。本実施の形態では、機器構成情報が示す給紙先から給紙可能な用紙の用紙サイズに基づいて、当該用紙サイズの用紙を自動選択の対象とするか否かを設定する(以下、選択設定とする)。
また、システム管理モジュール306は、用紙の自動選択時に利用する用紙情報を保持し、当該用紙情報を用いて用紙の自動選択を行う。図4は、システム管理モジュールによって保持される用紙情報(テーブル)の一例を示す図である。用紙情報は、給紙トレイ名と、優先順位、用紙幅・用紙方向と、用紙サイズと、選択設定と、を対応付ける情報である。システム管理モジュール306は、ユーザからあらかじめ操作パネル202を操作することにより操作パネル管理モジュール307が受け付けた選択設定、および機器構成情報が示す給紙トレイ名、優先順位、用紙幅・用紙方向、および用紙サイズを用いて、用紙情報を生成する。なお、図4に示すテーブルにおいて、選択設定が「○」の用紙は、自動選択の対象となっていることを示す。また、選択設定が「×」の用紙は、自動選択の対象外となっていることを示す。
例えば、図4に示す用紙情報において、ロール紙1から給紙可能な用紙サイズがA4の用紙は、選択設定が「○」になっているのに対し、ロール紙1から給紙可能な用紙サイズA5の用紙は、選択設定が「×」になっている。そのため、システム管理モジュール306は、PDL解析モジュール301によりPC102から受信したPDLデータ(印字データ)の用紙サイズがA4の場合、ロール紙1から給紙可能なA4の用紙を自動選択することができる。しかし、システム管理モジュール306は、PDL解析モジュール301により受信したPDLデータの用紙サイズがA5の場合、ロール紙1から給紙可能なA5の用紙を自動選択することができない。これにより、システム管理モジュール306は、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先から用紙を給紙する場合、複数の用紙サイズの用紙のうち、自動選択の対象となっている用紙のみ自動選択することができる。
また、システム管理モジュール306は、PDL解析モジュール301により受信したPDLデータの用紙サイズがA4である場合、ロール紙1から給紙可能なA4の用紙、ロール紙2から給紙可能なA4の用紙、およびカット紙1のから給紙可能なA4の用紙の選択設定が「○」となっている。そのため、システム管理モジュール306は、図4に示す用紙情報を参照して、ロール紙1から給紙可能なA4の用紙、ロール紙2から給紙可能なA4の用紙、およびカット紙1から給紙可能なA4の用紙の中から、最も給紙先の優先順位の高い用紙を選択する。また、PDL解析モジュール301により受信したPDLデータの用紙サイズ幅と共に用紙方向が受け付けられている場合には、図4に示す用紙情報を参照して、受け付けた用紙方向と同じ用紙方向の用紙を選択する。
次に、システム管理モジュール306により実行される用紙の選択処理の手順について説明する。図5は、第1の実施の形態にかかるプリンタにおける用紙の選択処理の手順を示すフローチャートである。
まず、システム管理モジュール306は、図4に示す用紙情報を参照して、給紙トレイに収納された給紙先から給紙可能な用紙のうち、LEF方向の用紙を検索する(ステップS501)。また、本実施の形態では、検索した用紙を給紙する給紙先が収納された給紙トレイの給紙トレイ名(ロール紙1、ロール紙2、カット紙1、カット紙2)、および検索した用紙方向(LEF方向)をレジスタに格納する。ここで用いるレジスタとは、CPU208内部にある、演算や実行状態の保持に用いる図示しない記憶素子であり、RAM209と比較して動作が極めて高速だが容量が小さいため、頻繁にアクセスする情報のみを格納する。なお、本実施例では給紙トレイ名および検索した用紙方向をレジスタに格納するが、RAM209や図示しないプリンタ101のHDDに格納してもよい。なお、本実施の形態では、LEF方向の用紙から検索しているが、これに限定するものではない。例えば、PDL解析モジュール301により印刷条件としてSEF方向が受け付けられた場合、SEF方向の用紙から検索してもよい。次に、システム管理モジュール306は、図4に示す用紙情報を参照して、LEF方向の用紙を給紙可能な給紙先(ロール紙1、ロール紙2、カット紙1、カット紙2)のうち、最も優先順位の高い給紙先から給紙可能な用紙を検索する(ステップS502)。
次に、システム管理モジュール306は、図4に示す用紙情報を参照して、PDL解析モジュール301により受信したPDLデータの用紙サイズと、ステップS502によって検索された用紙の用紙サイズと、が一致し、かつ受け付けた用紙サイズと一致した用紙が自動選択の対象となっているか否かをチェックする(ステップS503)。また、本実施の形態では、チェックを行った用紙を給紙する給紙先が収納された給紙トレイの給紙トレイ名をレジスタから消去する。
PDL解析モジュール301により受信したPDLデータの用紙サイズと、ステップS502によって検索された用紙の用紙サイズと、が一致し、受け付けた用紙サイズと一致した用紙の選択設定が「○」である場合(ステップS504:Yes)、システム管理モジュール306は、ステップS502によって検索された用紙を選択する(ステップS505)。
一方、PDL解析モジュール301により受信したPDLデータの用紙サイズと、ステップS502によって検索された用紙の用紙サイズと、が一致するが、受け付けた用紙サイズと一致した用紙の選択設定が「×」である場合(ステップS504:No)、またはPDL解析モジュール301により受信したPDLデータの用紙サイズと、ステップS502によって検索された用紙の用紙サイズと、が一致しないと判断した場合(ステップS504:No)、システム管理モジュール306は、ステップS501において検索した全てのLEF方向の用紙についてステップS503のチェックを行ったか否かを判断する(ステップS506)。本実施の形態では、レジスタに格納されているLEF方向の用紙の給紙先が収納された給紙トレイの給紙トレイ名を基に最も給紙先の優先順位の高い給紙先(ロール紙1、ロール紙2、カット紙1、カット紙2)の順にチェックを行い、チェックを行っていない給紙トレイの用紙があるか否かを判断する。
そして、ステップS503のチェックを行っていない用紙がある場合(ステップS506:No)、システム管理モジュール306は、図4に示す用紙情報を参照して、ステップS503のチェックを行っていない用紙のうち、給紙先の優先順位が次に高い用紙を検索し(ステップS507)、ステップS503に示す処理に戻る。
一方、ステップS501において検索された全てのLEF方向の用紙についてステップS503のチェックを行った場合、レジスタに格納された給紙トレイ名及び用紙方向(LEF方向)をクリアし(ステップS506:Yes)、システム管理モジュール306は、図4に示す用紙情報を参照して、給紙トレイに収納された給紙先から給紙可能な用紙のうち、SEF方向の用紙についてステップS503に示すチェックを行ったか否かを判断する(ステップS508)。
そして、SEF方向の用紙についてステップS503に示すチェックを行ったと判断した場合(ステップS508:Yes)、用紙の選択は行われず処理が終了する。一方、SEF方向の用紙についてステップS503に示すチェックを行っていないと判断した場合(ステップS508:No)、システム管理モジュール306は、図4に示す用紙情報を参照して、給紙トレイに収納された給紙可能な用紙のうち、SEF方向の用紙を検索する。ここで、検索した用紙を給紙する給紙先が格納された給紙トレイの給紙トレイ名及び検索した用紙方向(SEF方向)をレジスタに格納する(ステップS509)。そして、システム管理モジュール306は、LEF方向と同様にして用紙の選択処理を実行する。
なお、図5に示す用紙の選択処理では、給紙トレイに収納された給紙先から給紙可能な用紙の用紙方向、給紙先の優先順位、用紙サイズ、選択設定の順に用紙を絞り込んで用紙を選択しているが、各条件により用紙を絞り込む順番はこれに限定するものではない。例えば、用紙方向、用紙サイズ、選択設定、給紙先の優先順位の順に用紙を絞り込んで用紙を選択することも可能である。
このように、本実施の形態にかかるプリンタ101によれば、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙のうち、自動選択の対象とする用紙を設定することにより、ある用紙サイズにおいてのみ当該給紙先から給紙される用紙を自動選択の対象とすることができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第1の実施の形態とほぼ同一であるため、第1の実施の形態と異なる部分のみを説明する。本実施の形態にかかるプリンタは、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付けることにより、自動選択の対象とする用紙を設定できるので、よりユーザの希望を反映した用紙の選択処理を行うことができる。
第2の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第1の実施の形態とほぼ同一であるため、第1の実施の形態と異なる部分のみを説明する。本実施の形態にかかるプリンタは、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付けることにより、自動選択の対象とする用紙を設定できるので、よりユーザの希望を反映した用紙の選択処理を行うことができる。
操作パネル管理モジュール307(本発明にかかるサイズ受付手段)は、さらに、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付ける。本実施の形態では、システム管理モジュール306により管理・制御される機器構成情報が示す各給紙先から給紙可能な用紙の用紙サイズのうち、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付ける。
また、印刷管理モジュール305(本発明にかかる検知手段)は、給紙先から給紙可能な用紙の幅を検知する。なお、給紙先がロール紙の場合には、ロール紙の幅が当該ロール紙から給紙可能な用紙の幅となる。よって、本実施の形態では、給紙先がロール紙の場合、ロール紙の幅を検知する。
印刷管理モジュール305により給紙先から給紙可能な用紙の用紙幅が検知された場合、操作パネル管理モジュール307(本発明にかかる取得手段)は、検知された用紙幅に基づいて、当該給紙先から給紙可能な複数の用紙幅・用紙方向及び用紙サイズを取得する(特開平08−113413号公報参照)。そして、操作パネル管理モジュール307は、複数の用紙サイズを取得した場合、取得した用紙サイズの中から自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付ける。
例えば、A0幅のロール紙からは、SEF方向のA0の用紙、およびSEF方向のA0の用紙を半分の長さでカットしたLEF方向のA1の用紙が給紙可能であることを推定することができる。よって、操作パネル管理モジュール307は、A0幅のロール紙により給紙可能な用紙サイズとしてA0およびA1を取得する。このように、ロール紙は、その幅から2つの定型サイズの用紙を給紙可能である(不定形サイズを含めると2以上)。
図6は、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付ける画面の一例を示す説明図である。ユーザが操作パネル202を操作すると、操作パネル管理モジュール307は、図6に示す画面を操作パネル202に表示して、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付ける。例えば、給紙トレイにA4幅のロール紙1が収納されている場合、ロール紙1からは、A4またはA5の用紙が印刷管理モジュール307で検知され、A4またはA5の用紙が給紙可能である。ユーザは、操作パネル202が備えるスイッチ部を操作して「対象外」ボタン601、「A4サイズのみ対象」ボタン602、「A4/A5ともに対象」ボタン603、または「A5サイズのみ対象」ボタン604を選択し、さらに、「OK」ボタン605を選択することにより、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを入力する。なお、図示しないが、操作パネル管理モジュール307は、カット紙の場合も同様の画面を操作パネル202に表示して、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付ける。
システム管理モジュール306は、操作パネル管理モジュール307により受け付けた用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する。本実施の形態では、図4に示す用紙情報に含まれる各給紙先から給紙可能な用紙の選択設定のうち、操作パネル管理モジュール307により受け付けた用紙サイズの用紙の選択設定を更新する。そして、システム管理モジュール306は、更新された用紙情報を参照して、用紙を選択する。
図7は、受け付けた用紙サイズに基づいて更新された用紙情報(テーブル)の一例を示す図である。図6に示す画面において「A5サイズのみ対象」が受け付けられた場合、システム管理モジュール306は、ロール紙1から給紙可能な用紙サイズの用紙(A4およびA5)のうち、A5の用紙の選択設定を「○」に更新する。これにより、ユーザは、図4に示す用紙情報に含まれる「選択設定」を「○」から「×」、若しくは「×」から「○」に変更することができるものとする。なお、図4に示す用紙情報のうち、「給紙トレイ名」はユーザが任意に変更することができない設定であり、「用紙幅・用紙方向」および「用紙サイズ」は新規ロール紙を給紙トレイに設置したところで、その用紙幅から自動的に設定され、「優先順位」及び「選択設定」はユーザが任意に設定可能な情報である。
このように、本実施の形態にかかるプリンタ101によれば、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付けることにより、自動選択の対象とする用紙を設定ができるので、よりユーザの希望を反映した用紙の選択処理を行うことができる。
ここで、図8を用いて、図4に示す用紙情報の更新処理の流れについて説明する。図8は、用紙情報の更新処理の流れを示すフローチャートである。給紙トレイに収納されている用紙が他の用紙幅のロール紙に取り替えられると、印刷管理モジュール305は、取り替えられたロール紙の用紙幅を検知する(ステップS1801)。次に、操作パネル管理モジュール307は、検知したロール紙の用紙幅から給紙可能な用紙サイズを取得し(ステップS1802)、取得した用紙サイズをシステム管理モジュール306に通知してNV−RAM210に保存する(ステップS1803)。
図9は、用紙幅と用紙サイズとを対応付けたテーブルの一例を示す図である。操作パネル管理モジュール307は、図9に示すテーブルから、検知したロール紙の用紙幅と対応付けられた用紙サイズを取得するものとする。
そして、ユーザが操作パネル202を操作して図示しない「優先順位選択」ボタンが押下されると(ステップS1804:「優先順位選択」ボタン)、操作パネル管理モジュール307は、図示しない優先順位選択画面を操作パネル202に表示する(ステップS1805)。次に、操作パネル202上で優先順位が選択されると、操作パネル管理モジュール307は、選択された優先順位のデータをNV−RAM210に保存するとともに(ステップS1806)、選択された優先順位に従って図4に示す用紙情報のテーブルを更新する(ステップS1807)。
一方、ユーザが操作パネル202を操作して図示しない「自動選択の対象」ボタンが押下された場合(ステップS1804:「自動選択の対象」ボタン)、操作パネル管理モジュール307は、システム管理モジュール305またはNV−RAM201から用紙サイズのデータを取得するとともに(ステップS1808)、図6に示す自動選択の対象とする用紙サイズを受け付ける画面を表示する(ステップS1809)。そして、図6に示す画面において用紙サイズが選択されると、操作パネル管理モジュール307は、選択された用紙サイズをNV−RAM210に保存するとともに(ステップS1810)、選択された用紙サイズに従って図4に示す用紙情報のテーブルを更新する(ステップS1811)。
なお、用紙情報に含まれる優先順位および選択設定には、プリンタ出荷時にデフォルト値が設定されており、図8に示すステップS1808〜ステップS1811の処理を行わなくても、選択設定にはデフォルト値が設定される。例えば、図4に示すロール紙1のA4及びA5の用紙サイズの選択設定には、「○/○」の値が設定される。
(第3の実施の形態)
第3の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第2の実施の形態とほぼ同一であるため、第2の実施の形態と異なる部分のみを説明する。第2の実施の形態にかかるプリンタによれば、他の用紙幅のロール紙に取り替えられた場合、新たなロール紙から取得される用紙幅・用紙方向及び用紙サイズと、取り替え前に取得された用紙幅・用紙方向及び用紙サイズと、に矛盾が生じる。例えば、他の用紙幅のロール紙に取り替えられた場合、図4の用紙幅・用紙方向及び用紙サイズは印刷管理モジュール307により検知されるが、図4の選択設定はユーザにより設定されるものであるため、取り替え前に取得された用紙サイズの選択設定がそのまま適用される。そのため、ロール紙が取り替えられた場合、意図しない用紙が自動選択の対象となることを防ぐために、取り替え前の給紙先から給紙可能な各用紙の選択設定をクリアする必要がある。そこで、本実施の形態にかかるプリンタは、異なる用紙幅が検知された場合、取得した全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。
第3の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第2の実施の形態とほぼ同一であるため、第2の実施の形態と異なる部分のみを説明する。第2の実施の形態にかかるプリンタによれば、他の用紙幅のロール紙に取り替えられた場合、新たなロール紙から取得される用紙幅・用紙方向及び用紙サイズと、取り替え前に取得された用紙幅・用紙方向及び用紙サイズと、に矛盾が生じる。例えば、他の用紙幅のロール紙に取り替えられた場合、図4の用紙幅・用紙方向及び用紙サイズは印刷管理モジュール307により検知されるが、図4の選択設定はユーザにより設定されるものであるため、取り替え前に取得された用紙サイズの選択設定がそのまま適用される。そのため、ロール紙が取り替えられた場合、意図しない用紙が自動選択の対象となることを防ぐために、取り替え前の給紙先から給紙可能な各用紙の選択設定をクリアする必要がある。そこで、本実施の形態にかかるプリンタは、異なる用紙幅が検知された場合、取得した全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。
メモリ管理モジュール304(本発明にかかる保存手段)は、印刷管理モジュール305により検知された用紙の幅を保存する。本実施の形態では、印刷管理モジュール305により検知された用紙幅をNV−RAM210に保存する。
システム管理モジュール306は、さらに、新たに検知された用紙の幅と、保存された用紙の幅と、が異なる場合、取得した全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。本実施の形態では、メモリ管理モジュール304によりNV−RAM210に保存された用紙の幅と、印刷管理モジュール305により検知された用紙の幅と、が異なる場合に、取得した全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。なお、本実施の形態では、取得した全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定しているが、これに限定するものではない。例えば、取得した全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象外とし、自動選択の対象とする用紙の設定を行わなくてもよい。
図10は、更新された用紙情報(テーブル)の一例を示す図である。例えば、給紙トレイに収納されたロール紙1がA4幅からA3幅に取り替えられた場合、システム管理モジュール306は、ロール紙1から給紙可能な全ての用紙サイズ(A3およびA4)の用紙の選択設定を「○」に更新する。
このように、本実施の形態にかかるプリンタ101によれば、異なる用紙の幅が検知された場合、取得した全ての用紙サイズを自動選択の対象とする用紙の用紙サイズとして受け付けるので、新たな給紙先の用紙幅から取得される用紙サイズと、取り替え前に取得された用紙サイズと、に矛盾が生じても、取り替え前の給紙先から給紙可能な各用紙の選択設定をクリアすることができる。
(第4の実施の形態)
第4の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第3の実施の形態とほぼ同一であるため、第3の実施の形態と異なる部分のみを説明する。第3の実施の形態にかかるプリンタによれば、ロール紙が取り替えられる度に、取り替え前に選択された各用紙サイズの選択設定が適用されてしまう。そのため、ユーザの希望を反映した用紙の選択処理を行うためには、給紙先が取り替えられる度に、ユーザが各用紙の選択設定を変更しなければならない。そこで、本実施の形態にかかるプリンタは、過去に収納されたことのある給紙先から給紙可能な用紙の幅と、そのときの受け付けられた用紙サイズと、を対応付けて保存しておき、取り替えられた給紙先から給紙可能な用紙の幅と対応付けて保存されている用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。
第4の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第3の実施の形態とほぼ同一であるため、第3の実施の形態と異なる部分のみを説明する。第3の実施の形態にかかるプリンタによれば、ロール紙が取り替えられる度に、取り替え前に選択された各用紙サイズの選択設定が適用されてしまう。そのため、ユーザの希望を反映した用紙の選択処理を行うためには、給紙先が取り替えられる度に、ユーザが各用紙の選択設定を変更しなければならない。そこで、本実施の形態にかかるプリンタは、過去に収納されたことのある給紙先から給紙可能な用紙の幅と、そのときの受け付けられた用紙サイズと、を対応付けて保存しておき、取り替えられた給紙先から給紙可能な用紙の幅と対応付けて保存されている用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。
メモリ管理モジュール304(本発明にかかる保存手段)は、検知された用紙の幅と、取得した用紙サイズのうち自動選択の対象とする用紙の用紙サイズと、を対応付けて保存する。本実施の形態では、印刷管理モジュール305により検知されたロール紙の幅と、操作パネル管理モジュール307より受け付けた自動選択の対象とする用紙の用紙サイズと、を対応付けたテーブルをNV−RAM210に保存する。
図11は、ロール紙の幅と、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズと、を対応付けたテーブルの一例を示す図である。図11に示すテーブルにおいて、「ロール紙幅」の列は、過去に給紙トレイに収納されたことのあるロール紙の幅を表している。「SEF」の列は、「ロール紙幅」の列のロール紙の幅から取得される用紙サイズの用紙の用紙方向である。「LEF」の列は、「ロール紙幅」の列のロール紙の幅から取得される用紙サイズの用紙の用紙方向である。「SEF」の列または「LEF」の列において、「○」が設定されている用紙方向の用紙サイズは、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズである。例えば、図11に示すテーブルにおいて、A0幅のロール紙は、「SEF」の列に属するSEF方向の用紙サイズ(A0)が自動選択の対象とする用紙の用紙サイズとして受け付けられたことを示し、「LEF」の列に属するLEF方向の用紙サイズ(A1)が自動選択の対象とする用紙の用紙サイズとして受け付けられなかったことを示している。
操作パネル管理モジュール307(本発明にかかるサイズ受付手段)は、さらに、新たに検知された用紙の幅と、メモリ管理モジュール304に保存される用紙の幅と、が一致した場合、新たに検知された用紙の幅と対応付けられて保存された用紙サイズを自動選択の対象とする用紙の用紙サイズとして受け付ける。本実施の形態では、図11に示すテーブルにおいて、印刷管理モジュール305により検知されたロール紙の幅と対応付けられた用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。なお、操作パネル管理モジュール307は、検知されたロール紙の幅と対応付けられた用紙サイズが保存されていない場合、第3の実施の形態と同様にして全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。
次に、図12を用いて、ロール紙が取り替えられた場合の用紙サイズの受付処理の手順について説明する。図12は、ロール紙が取り替えられた場合の自動選択の対象とする用紙の設定処理の手順を示すフローチャートである。
給紙トレイに収納されたロール紙が取り替えられると、印刷管理モジュール305は、給紙トレイ部203aを制御して給紙トレイに収納されたロール紙の幅を検知する(ステップS1001)。
操作パネル管理モジュール307は、図11に示すテーブルに含まれるロール紙(過去に収納されたロール紙)の幅から、検知されたロール紙の幅と同じものを検索する(ステップS1002)。
図11に示すテーブルに含まれるロール紙の幅から、検知されたロール紙の幅と同じものが検索された場合(ステップS1003:Yes)、操作パネル管理モジュール307は、検知されたロール紙の幅と対応付けられた用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する(ステップS1004)。一方、図11に示すテーブルに含まれるロール紙の幅から、検知されたロール紙の幅と同じものが検索されなかった場合(ステップS1003:No)、操作パネル管理モジュール307は、第3の実施の形態と同様に、全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定する。(ステップS1005)。
このように、本実施の形態にかかるプリンタ101によれば、過去に収納されたことのある用紙の幅と、そのときに受け付けられた用紙サイズと、を対応付けて保存しておき、取り替えられた用紙の幅と対応付けて保存されている用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定することができるので、用紙が取り替えられる度に、各用紙に対する選択設定を変更する必要がなくなる。
(第5の実施の形態)
第5の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第2の実施の形態とほぼ同一であるため、第2の実施の形態と異なる部分のみを説明する。第2の実施の形態にかかるプリンタによれば、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付け、受け付けた用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定していた。ここで、1つの用紙から給紙可能な定型サイズの用紙方向は、SEF方向およびLEF方向のそれぞれ1つずつであり、各用紙方向は給紙可能な定型サイズと一対一で対応する。よって、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付けることによっても、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付ける場合と同様の効果を得ることができる。そこで、本実施の形態にかかるプリンタは、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付け、受け付けた用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する。
第5の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第2の実施の形態とほぼ同一であるため、第2の実施の形態と異なる部分のみを説明する。第2の実施の形態にかかるプリンタによれば、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付け、受け付けた用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定していた。ここで、1つの用紙から給紙可能な定型サイズの用紙方向は、SEF方向およびLEF方向のそれぞれ1つずつであり、各用紙方向は給紙可能な定型サイズと一対一で対応する。よって、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付けることによっても、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付ける場合と同様の効果を得ることができる。そこで、本実施の形態にかかるプリンタは、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付け、受け付けた用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する。
操作パネル管理モジュール307(本発明にかかる方向受付手段)は、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付ける。本実施の形態では、SEF方向およびLEF方向を自動選択の対象とする用紙の用紙方向として受け付ける。
図13は、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付ける画面の一例を示す説明図である。操作パネル管理モジュール307は、図13に示す画面を操作パネル202に表示して、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付ける。例えば、給紙トレイにA4幅のロール紙が収納されている場合、A4幅のロール紙から給紙可能な用紙のSEF方向(用紙サイズ:A4)およびLEF方向(用紙サイズ:A5)のうち、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付ける。ユーザは、操作パネル202が備えるスイッチ部を操作して「対象外」ボタン1101、「SEF方向のみ対象」ボタン1102、「SEF/LEFともに対象」ボタン1103、または「LEF方向のみ対象」ボタン1104を選択し、さらに「OK」ボタン1105を選択することにより、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を入力する。なお、図示しないが、カット紙から給紙可能な用紙の用紙方向を受け付ける場合も同様に受け付けるものとする。
システム管理モジュール306は、操作パネル管理モジュール307により受け付けた用紙方向に基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する。本実施の形態では、図4に示す用紙情報に含まれる各用紙の選択設定のうち、操作パネル管理モジュール307により受け付けた用紙方向の用紙の選択設定を更新する。そして、システム管理モジュール307は、更新された用紙情報を参照して、用紙を選択する。
図14は、受け付けた用紙方向に基づいて更新された用紙情報(テーブル)の一例を示す図である。図13に示す画面において「LEF方向のみ対象」が受け付けられた場合、システム管理モジュール306は、ロール紙1から給紙可能な用紙サイズの用紙のうち、LEF方向の用紙の選択設定を「○」に設定する。
第2の実施の形態にかかるプリンタ101のように、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付けると、給紙トレイに収納されたロール紙の幅が変わった場合に、給紙可能な用紙サイズも変わるため、取り替え後に受け付けた用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙の選択設定を更新する必要がある。しかし、本実施の形態にかかるプリンタ101よれば、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付けているので、幅の異なる用紙に取り替えられても取り替え前に受け付けた用紙方向に基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定しても、矛盾は生じない。
例えば、図14に示す給紙トレイに収納されたロール紙1の幅をA4からA0に変更した場合、自動選択の対象とする用紙の用紙方向に基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定することができる。図15は、ロール紙交換後に受け付けた用紙方向に基づいて更新された選択設定を含む用紙情報(テーブル)の一例を示す図である。図15に示すように、ロール紙の幅がA4からA0に変更され、ロール紙1から給紙可能な用紙サイズは変わっても、ロール紙の交換前に受け付けられた自動選択の対象とする用紙の用紙方向に基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定することができる。
(第6の実施の形態)
第6の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第5の実施の形態とほぼ同一であるため、第5の実施の形態と異なる部分のみを説明する。本実施の形態にかかるプリンタによれば、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを受け付け、自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを保存し、保存された自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向の組み合わせに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する。
第6の実施の形態について、添付図面を参照して説明する。本実施の形態にかかるプリンタの機能、構成は、第5の実施の形態とほぼ同一であるため、第5の実施の形態と異なる部分のみを説明する。本実施の形態にかかるプリンタによれば、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを受け付け、自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを保存し、保存された自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向の組み合わせに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する。
操作パネル管理モジュール307は、複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを受け付ける(本発明にかかる組合せ受付手段)。本実施の形態では、給紙トレイに収納されているロール紙の幅に関わらず、給紙トレイに収納され得る全ての幅のロール紙の幅と用紙方向の組み合わせを受け付ける。
図16は、全ての幅のロール紙について、自動選択の対象とする全て用紙の幅と用紙方向との組み合わせを受け付ける画面の一例を示す説明図である。操作パネル管理モジュール307は、図16に示す画面を操作パネル202に表示して、全ての幅のロール紙について、自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせを受け付ける。例えば、給紙トレイにA4幅のロール紙が収納されている場合であっても、給紙トレイに収納され得る全ての幅のロール紙について、自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせを受け付ける。ユーザは、操作パネル202が備えるスイッチ部を操作して全ての幅のロール紙について、自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせのボタン1401を選択し、さらに「OK」ボタン1402を選択することにより、全ての幅のロール紙について、自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせを入力することができる。
メモリ管理モジュール304(本発明にかかる保存手段)は、全ての用紙の幅と、自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせと、を対応付けて保存する。本実施の形態では、給紙トレイに収納され得る全てのロール紙の幅と、自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせと、を対応付けたテーブルをNV−RAM210に保存する。
図17は、全てのロール紙の幅と、自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせと、を対応付けたテーブルの一例を示す図である。なお、メモリ管理モジュール304は、ロール紙の幅に対応する自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせが変更された場合、図17に示すテーブルを書き換えるものとする。なお、図17に示すテーブルは、A0幅のロール紙から給紙可能なLEF方向の用紙およびB1幅のロール紙から給紙可能なLEF方向の用紙には非対応であるものとする。図17に示すテーブルにおいて、「ロール紙幅」の列は、給紙トレイに収納され得る全てのロール紙の幅を表している。「SEF」の列は、「ロール紙幅」の列のロール紙の幅から取得される用紙の用紙方向である。「LEF」の列は、「ロール紙幅」の列のロール紙の幅から取得される用紙の用紙方向である。
例えば、図17に示すテーブルにおいて、B3幅のロール紙は、用紙の幅(B3)と用紙方向(SEF方向)との組み合わせが、自動選択の対象としない用紙の幅と用紙方向との組み合わせとして受け付けられないことを示し、用紙の幅(B3)と用紙方向(LEF方向)との組み合わせが、自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせとして受け付けられることを示している。
印刷管理モジュール305(本発明にかかる検知手段)は、用紙の幅を検知する。本実施の形態では、給紙トレイ部203aを制御して給紙トレイに収納された給紙先から給紙可能な用紙の幅を検知し、検知した用紙の幅をレジスタに格納する。
システム管理モジュール306は、メモリ管理モジュール304により保存された自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせのうち、印刷管理モジュール305により検知された用紙の幅を含む用紙の幅と用紙方向との組み合わせに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する。本実施の形態では、図17に示す全てのロール紙の幅と用紙方向との組み合わせのうち、印刷管理モジュール305により検知されたロール紙の幅を含む用紙の幅と用紙方向との組み合わせに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する。
図18は、用紙の幅と用紙方向との組み合わせに基づいて更新された用紙情報(テーブル)の一例を示す図である。例えば、給紙トレイに収納されたロール紙の幅がB3幅で、メモリ管理モジュール304により図17に示すテーブルが保存されている場合、システム管理モジュール306は、図17に示すテーブルから、ロール紙の幅が「B3」の行を検索し、検索された行の「○」が保存された用紙方向(LEF方向)を自動選択の対象とする用紙として設定する。
次に、図19を用いて、ロール紙が取り替えられた場合または自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせが変更された場合における自動選択の対象とする用紙の設定処理の手順について説明する。図19は、ロール紙が取り替えられた場合または自動選択の対象とする用紙の用紙方向が変更された場合における自動選択の対象とする用紙の設定処理の手順を示すフローチャートである。
給紙トレイに収納されたロール紙が取り替えられた場合、またはメモリ管理モジュール304に保存された自動選択の対象とする用紙の幅と用紙方向との組み合わせが変更された場合、印刷管理モジュール305はプリンタエンジン203を制御して給紙トレイに収納されたロール紙の幅を検知する(ステップS1701)。
システム管理モジュール306は、メモリ管理モジュール304によりNV−RAM210に保存された図17に示すテーブルから、検知されたロール紙の幅を含むロール紙の幅と用紙方向との組み合わせを検索する(ステップS1702)。
そして、システム管理モジュール306は、検索されたロール紙の幅と用紙方向との組み合わせに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定する(ステップS1703)。
例えば、A0幅のロール紙から給紙可能な用紙の用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙が設定され、実際の給紙トレイに収納されたロール紙の幅がA0以外のものであった場合、サイズの不一致により給紙過程において紙詰まりを引き起こしたり、または紙詰まりせずに排紙できても画像が用紙からはみ出すなどの不具合を生じることとなる。しかし、本実施の形態にかかるプリンタ101によれば、実際に給紙トレイに収納されたロール紙の幅を検知し、検知したロール紙の幅を含むロール紙の幅と用紙方向との組み合わせに基づいて、自動選択の対象とする用紙が設定されるため、用紙の用紙サイズの不一致による紙詰まりや用紙からの画像のはみ出しなどの不具合を防止することができる。
101 プリンタ
304 メモリ管理モジュール
305 印刷管理モジュール
306 システム管理モジュール
307 操作パネル管理モジュール
304 メモリ管理モジュール
305 印刷管理モジュール
306 システム管理モジュール
307 操作パネル管理モジュール
Claims (14)
- 画像印刷に際して、印刷条件に応じた用紙サイズの用紙を自動選択する画像形成装置であって、
複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙うち、自動選択の対象とする用紙を設定する設定手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付けるサイズ受付手段を、さらに備え、
前記設定手段は、受け付けた用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 給紙先から給紙可能な用紙の幅を検知する検知手段と、
検知された用紙の幅に基づいて、当該給紙先により給紙可能な用紙サイズを取得する取得手段と、をさらに備え、
前記サイズ受付手段は、さらに、前記取得手段により複数の用紙サイズが取得された場合、取得した用紙サイズの中から自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付けることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 検知された用紙の幅を保存する保存手段を、さらに備え、
前記設定手段は、さらに、新たに検知された用紙の幅と、保存された用紙の幅と、が異なる場合、取得した全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 検知された用紙の幅と、取得した用紙サイズのうち自動選択の対象とする用紙の用紙サイズと、を対応付けて保存する保存手段を、さらに備え、
前記設定手段は、さらに、新たに検知された用紙の幅と、保存された用紙の幅と、が一致した場合、新たに検知された用紙の幅と対応付けて保存された用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。 - 複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付ける方向受付手段を、さらに備え、
前記設定手段は、受け付けた用紙方向に基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを受け付ける組合せ受付手段と、
自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを保存する保存手段と、
用紙の幅を検知する検知手段と、をさらに備え、
前記設定手段は、保存された自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向の組み合わせのうち、検知された用紙の幅を含む用紙の幅と用紙方向との組み合わせに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。 - 画像印刷に際して、印刷条件に応じた用紙サイズの用紙を自動選択する画像形成装置を制御するコンピュータを、
複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、複数の用紙サイズの用紙うち、自動選択の対象とする用紙を設定する設定手段として機能するプログラム。 - 前記コンピュータを、さらに、
複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付けるサイズ受付手段として機能させ、
前記設定手段は、受け付けた用紙サイズに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。 - 前記コンピュータを、さらに、
給紙先から給紙可能な用紙の幅を検知する検知手段と、
検知された用紙の幅に基づいて、当該給紙先により給紙可能な用紙サイズを取得する取得手段と、として機能させ、
前記サイズ受付手段は、さらに、前記取得手段により複数の用紙サイズが取得された場合、取得した用紙サイズの中から自動選択の対象とする用紙の用紙サイズを受け付けることを特徴とする請求項9に記載のプログラム。 - 前記コンピュータを、さらに、
検知された用紙の幅を保存する保存手段として機能させ、
前記設定手段は、さらに、新たに検知された用紙の幅と、保存された用紙の幅と、が異なる場合、取得した全ての用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。 - 前記コンピュータを、さらに、
検知された用紙の幅と、取得した用紙サイズのうち自動選択の対象とする用紙の用紙サイズと、を対応付けて保存する保存手段として機能させ、
前記設定手段は、さらに、新たに検知された用紙の幅と、保存された用紙の幅と、が一致した場合、新たに検知された用紙の幅と対応付けて保存された用紙サイズの用紙を自動選択の対象とする用紙として設定することを特徴とする請求項10に記載のプログラム。 - 前記コンピュータを、さらに、
複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする用紙の用紙方向を受け付ける方向受付手段として機能させ、
前記設定手段は、受け付けた用紙方向に基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。 - 前記コンピュータを、さらに、
複数の用紙サイズの用紙を給紙可能な給紙先について、自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを受け付ける組合せ受付手段と、
自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向との組み合わせを保存する保存手段と、
用紙の幅を検知する検知手段と、として機能させ、
前記設定手段は、保存された自動選択の対象とする全ての用紙の幅と用紙方向の組み合わせのうち、検知された用紙の幅を含む用紙の幅と用紙方向との組み合わせに基づいて、自動選択の対象とする用紙を設定することを特徴とする請求項8に記載のプログラム。
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