JP2005126195A - 画像記録装置 - Google Patents

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修二 藤井
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Abstract

【課題】 搬送経路上流側に位置するトレイを優先的に選択し、前記トレイが用紙の供給が用紙切れになると、下流側(画像形成部に近い側)に位置するトレイからの給紙に切り換えるようにする。
【解決手段】 選択候補のトレイが複数の場合は、この複数のトレイの中から、上流側に位置するトレイを選択する(ステップS23)。その後、給紙が可能か否かを検証する(ステップS24)。給紙が可能な状態にあれば(用紙の存在が確認されれば)、この上流側に位置するトレイから用紙の供給を行い、完了するまで画像の記録を行う(ステップS25,26)。この記録の途中で上流側に位置するトレイからの用紙の供給が継続できない状態になると(用紙切れ)同一サイズの用紙を収容した下流側に位置するトレイからの用紙の供給に切り替え(ステップS27)、画像の記録を継続する(ステップS28)。
【選択図】 図26

Description

本発明は画像記録装置に係り、特に、複数の用紙トレイの中から、1つを選択して画像形成部に対して用紙を給紙搬送する記録材供給装置を備えた画像記録装置に関する。本発明の画像記録装置は、複写機や、ネットワークと接続されるプリンタ装置、スキャナ装置、ファクシミリ装置、及び電話回線と接続されるファクシミリ装置、並びにドキュメントのファイリングシステムとして機能することができる。
従来の画像記録装置には、例えば、複数サイズの用紙に対応した複数の用紙トレイの中から、希望するサイズの用紙を収納したトレイを選択使用して画像を記録する装置がある。特に、中高速機の分野では、一般的な定形サイズの用紙の殆どを予めセットしておくことができるように、多くのトレイを搭載している。
また、高速機の分野では、その中でもよく利用されるサイズの用紙を大量に給紙可能な環境に設定しておくために、大容量の給紙トレイを予め搭載したり、オプションとして連結できるように構成されている。
そのために、装置の搬送経路としても、複数の用紙供給ポイントから画像形成ポイントに向かって複数の搬送経路が集中することになるが、この搬送経路を共有化することにより、可能な限り装置内における搬送経路の存在が複雑にならないようにしている。
このような処置は、装置内の搬送経路を削減して、装置をコンパクトに纏め、これにより、装置の大型化、コストアップを防止することを意図したものである。また、紙詰まりが発生した場合などに、搬送経路中の用紙が簡単に確認できて除去できることを配慮した処置でもある。
なお、用紙の搬送経路を共通化する技術は、既に特許公報として公開されている(例えば、特許文献1参照。)。
また、用紙切れ発生時に、同一サイズの用紙が他のカセットに有るか否かを検証し、同一サイズの用紙が有れば、カセットを切り換えて給紙し、画像の記録を継続する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照。)。
また、下流側に位置するトレイを、用紙搬送中は引き出せないように表示したり、トレイの引き出しを阻止したりする技術が開示されている(例えば、特許文献3参照。)。
特開平1−98529号公報 特開平1−256434号公報 特開平2−144337号公報
しかしながら、上記従来の画像記録装置にあっては、用紙の搬送経路を共通化することによって、この搬送経路が簡潔に纏まりはするものの、新たな問題点が生じる。例えば、前述の特許文献1に示された技術の場合は、前述のとおり、カセットの中に搬送経路の一部が形成されるものであるが、その中を用紙が通過しているときには、下流側に位置するカセットを取り出すことができず、もしも、誤って取り出そうとすると、用紙の搬送異常につながるという問題点があった。
また、前述の特許文献2に示された技術の場合、前述のとおり、同一サイズの用紙が他のカセットに有るか否かを検証し、同一サイズの用紙が有れば、カセットを切り換えて給紙し、画像の記録を継続するものであるが、本発明のように、複数確認された適切なトレイの中から、どのトレイを優先して選択すべきかまで考慮しているものではない。特に、最近では画像形成部に向かって用紙を搬送する搬送経路が、コストダウンや装置内の構造の簡略化などの理由により、共通化される傾向にある。そのため、装置の稼働中にトレイを装置から引き出したりすると、部品の共通化、簡略化などがなされていることにより、他のトレイからの給紙にまで影響を与えてしまうという問題点があった。
さらに、前述の特許文献3に示された技術では、前述のとおり、下流側に位置するトレイを用紙搬送中は引き出せないように表示したり、引き出しを阻止したりするものであるが、これでは、上流側のトレイからの給紙が完了するまで用紙の補給はできないことになる。また、新たな次のプリントジョブが待機している場合など、プリントジョブの完了と、この新たなプリントジョブの開始との切り換わり箇所が不明確になり、トレイを無理に引き出そうとすると、最悪の場合は用紙の搬送異常、用紙の破損につながり、スムーズな用紙の補給ができないばかりか、プリント処理の効率化にも影響がでてくるという問題点があった。
特に、最近ではプリンタの高速化に伴いネットワークプリンタとして複数のプリントジョブ、あるいは大量ページのプリントジョブを受け付けて管理し、効率良く、順次にプリント処理できることが、プリンタに求められる主流の機能となっている。
このため、プリンタを利用する利用者側としても、用紙の残量を定期的に確認し、必要に応じて用紙の補給などを行とともに、装置の処理が停滞しないように考慮する必要がある。
本発明は、上記従来の問題点に鑑みてなされたものであって、画像の記録に必要な用紙が収容されているトレイが複数存在することが確認された場合は、搬送経路上流側に位置するトレイを優先的に選択することができる画像記録装置を提供することを目的としている。
本発明の他の目的は、上流側に位置する給紙トレイにおいて用紙の供給が継続できない状況(用紙切れ等)になると、下流側(画像形成部に近い側)に位置するトレイからの給紙に切り換えて画像の記録を継続させ、その間に上流側に位置するトレイに対して用紙を補給することができる画像記録装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明に係る画像記録装置は、複数の記録材収容手段と、前記複数の記録材収容手段のうちから1つの記録材収容手段を選択する手段と、前記選択された記録材収容手段に収容された記録材を画像記録手段に搬送する手段とを備えた画像記録装置において、前記複数の記録材収容手段のうちから画像の記録に適したサイズの記録材が収容されている記録材収容手段を検知する手段と、前記記録材収容手段が複数検知された場合に、前記画像記録手段に対して上流側に位置する記録材収容手段を優先的に選択する手段と、前記選択した記録材収容手段に収容された記録材を、前記画像記録手段に搬送する手段とを備えたことを特徴とする。
このように構成することにより、画像の記録に適した用紙を収容しているトレイのうちから、上流側に位置するトレイが優先的に選択されるので、この上流側のトレイに収容されている用紙が先に無くなった場合には、この上流側のトレイに対して用紙の補給を行うことを可能にし、しかも、この間、下流側に位置するトレイからの給紙を邪魔することなく、下流側に位置するトレイからの給紙によって画像記録を継続することを可能にした画像記録装置を実現することができる。
画像の記録に適した用紙を収容しているトレイのうちから、上流側に位置するトレイを優先的に選択するので、上流側に収容されている用紙が無くなった場合には、自動的に下流側に位置するトレイからの給紙に切り換えて画像記録を継続することが可能となり、しかも、この間に、上流側に位置するトレイに対して用紙の補給を行うことが可能となる画像記録装置を実現することができる。
また、前記画像記録装置において、前記画像記録手段に対して上流側に位置する記録材収容手段からの記録材の供給が不可能になった時には、前記画像記録手段に対して下流側に位置する記録材収容手段から前記画像記録手段への記録材の供給を行って画像記録を継続することを特徴とする。
このように構成することにより、上流側に位置するトレイの用紙が無くなった場合に、下流側に位置するトレイからの給紙に自動的に切り換えられる画像記録装置を実現することができる。
また、前記画像記録装置において、前記下流側に位置する記録材収容手段の記録材搬送経路は、前記上流側に位置する記録材収容手段の記録材搬送経路と、少なくともその一部が共用されていることを特徴とする。
このように構成することにより、下流側に位置するトレイに用紙を補給する際に、上流側に位置するトレイからの給紙が継続できないように構成されている場合でも、前述の効果を有する画像記録装置を実現することができる。
さらに、前記画像記録装置において、前記上流側に位置する記録材収容手段からの記録材の供給が可能になった時には、前記上流側に位置する記録材収容手段からの記録材供給に復帰することを特徴とする。
このように構成することにより、上流側のトレイに対する用紙の補給が完了した場合に、この上流側に位置するトレイからの給紙に切り換えることができる画像記録装置を実現することができる。
以上説明したように、本発明の画像記録装置によれば、複数の記録材収容手段と、前記複数の記録材収容手段のうちから1つの記録材収容手段を選択する手段と、前記選択された記録材収容手段に収容された記録材を画像記録手段に搬送する手段とを備えた画像記録装置において、前記複数の記録材収容手段のうちから画像の記録に適したサイズの記録材が収容されている記録材収容手段を検知する手段と、前記記録材収容手段が複数検知された場合に、前記画像記録手段に対して上流側に位置する記録材収容手段を優先的に選択する手段と、前記選択した記録材収容手段に収容された記録材を、前記画像記録手段に搬送する手段とを備える構成としたので、画像の記録に適した用紙を収容しているトレイのうちから、上流側に位置するトレイが優先的に選択され、これにより、この上流側のトレイに収容されている用紙が先に無くなった場合には、この上流側のトレイに対して用紙の補給を行うことができて、しかも、この間、下流側に位置するトレイからの給紙を邪魔することなく、下流側に位置するトレイからの給紙によって画像記録を継続することができる画像記録装置を提供することができる。
また、上流側に位置する記録材収容手段からの記録材の供給が不可能になった時には、自動的に下流側に位置する記録材収容手段からの給紙に切り換えて画像記録を継続することができる画像記録装置を提供することができる。
また、下流側に位置する記録材収容手段の記録材搬送経路は、上流側に位置する記録材収容手段の記録材搬送経路と、少なくともその一部が共用されている構成も可能な構成としたので、下流側に位置するトレイに用紙を補給する際に、上流側に位置するトレイからの給紙が継続できないような構成の場合でも、前述の効果を有する画像記録装置を提供することができる。
さらに、上流側に位置する記録材収容手段からの記録材の供給が可能になった時には、この上流側に位置する記録材収容手段からの記録材供給に復帰することができる画像記録装置を提供することができる。
以下、本発明の画像記録装置の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る画像記録装置の全体構成を示す斜視図である。図2は、この画像記録装置の内部構造を示す正面図である。
本実施形態の画像記録装置1は、ファックス機能、プリンタ機能を有するデジタル画像形成装置(デジタル複写機)である。
(デジタル複写機の全体構成)
図1に示すように、デジタル画像記録装置は、大きく分けて原稿読み取り装置としての画像読み取り部2と、画像形成部3と、給紙部4と、排紙部5とから構成されている。
図2に示すように、画像読み取り部1は、透明ガラスからなる原稿載置台11、原稿載置台11上へ自動的に原稿を供給搬送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)12、原稿載置台11上に載置された原稿の画像を走査して読み取るための原稿画像読み取りユニット、すなわちスキャナユニット13から構成されている。
RADF12は、所定の原稿トレイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セットされた原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニット13の原稿載置台11上へ送給する公知の装置である。そして、このRADF12は、オペレータの選択に応じて原稿の片面または両面をスキャナユニット13に読み取らせるように、片面原稿のための搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換え手段などから構成されている。
スキャナユニット13は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリと、原稿からの反射光像を電気的画像信号に変換する光電変換素子(CCD)17に導くための第1反射ミラーを搭載した第1走査ユニット14および第2、第3反射ミラーを搭載した第2走査ユニット15、反射光像をCCD17上に結像するための光学レンズ体16から構成される。第1走査ユニット14は原稿載置台11に沿って左から右へ一定速度Vで走行し、第2走査ユニット15はV/2の速度で同一方向に走行するように走査制御される。
これにより、画像読み取り部2では、RADF12とスキャナユニット13の関連した動作によって、原稿載置台11上に読み取るべき原稿を順次載置させながら、原稿載置台11の下面に沿ってスキャナユニット13を移動させて、原稿載置台11上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順次CCD17に結像させて、原稿画像を読み取る。
原稿画像をスキャナユニット13で読み取ることにより得られた画像データは、各種処理が施された後、メモリに一旦記憶され、出力指示に応じてメモリから画像データを画像形成部3に出力して、感光体ドラム22上に可視画像として再現した後、用紙上に画像を転写してトナー像を形成する。
この画像形成部3は、レーザ書き込みユニット(LSU)21および画像を形成するための電子写真プロセス部20を備えている。レーザ書き込みユニット21は、メモリから読み出した画像データまたはパーソナルコンピュータ等の外部機器から転送されてきた画像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角速度偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部20の感光体ドラム22上を等速度で走査するように補正するf−θレンズ等を有している。電子写真プロセス部20は、周知の態様に従い、感光体ドラム22の周囲に帯電装置23、現像装置24、転写装置25、剥離装置26、クリーニング装置27、除電装置を配置し、さらに感光体ドラム22の下流側に定着装置28を配置して構成される。
給紙部4は、複数のカセット32〜35およびマルチ手差しトレイ36を有している。給紙搬送部37,38は、給紙部4から感光体ドラム22と転写装置25との間の転写位置に用紙を搬送するために、給紙ローラ、搬送ローラ、レジストローラを備えている。
この給紙部4における各カセット32〜35には、用紙がサイズ毎に積載されて収容されており、操作者が所望するサイズの用紙が収容されているカセットを選択すると、そのカセット内の用紙束の上から1枚ずつ送り出され、給紙搬送部37,38の搬送経路を経由して順次電子写真プロセス部20へ向けて搬送される。
定着装置28より用紙搬送方向下流側には、用紙排出経路29が設けられており、この排出路29は排紙部5の搬送部路41と、両面複写のための搬送部42とに分岐している。
レーザ書き込みユニット21および電子写真プロセス部20において、メモリから読み出された画像データは、レーザ書き込みユニット21によってレーザ光線を走査させることにより感光体ドラム22の表面上に静電潜像として形成され、現像装置24のトナーにより可視像化されたトナー像は給紙部4から搬送された用紙の表面上に転写装置25により静電転写され、定着装置28によって定着される。
このようにして画像が形成された用紙は定着装置28から排紙部5へ送られたり、あるいは両面複写のための搬送部42へと選択的に搬送される。排紙部5に送られた用紙は、必要に応じてソートあるいはステープル処理等の所定の処理が施され、第1排出卜レイ43または第2排出卜レイ44にスタックされる。また、両面複写の搬送部42に送られた用紙は、ここで反転され再び電子写真プロセス部20に搬送されて、用紙の裏面に画像が形成され、定着後排出される。
(システム制御図)
図3は、本発明の実施形態に係る画像記録装置の電気的な回路構成を示すブロック図である。
同図において、本実施形態に係る画像記録装置(デジタル複合機)1は、原稿の画像データを読み取る画像読み取り部(画像データ入力手段)2と、処理モード等を入力するための操作部6と、画像データの複写物を出力する画像形成部(第1の画像処理手段)3と、全体の動作を制御する機器制御部57と、画像データ等を受信する通信部58と、ハードディスク56と、機器制御部57の情報を管理する管理部59とを備えている。
以下、本実施形態に係る画像記録装置の機能を、画像データの流れに基づいて説明する。
前記デジタル複合機1を複写機として利用する場合には、画像読み取り部2により読み取られた原稿の画像データが、メモリ53を介して画像形成部3から複写物として出力される。
より具体的には、画像読み取り部2にはCCD17が備えられており、読み取り位置にセットされた原稿の画像を電子的に読み取ることができる。そして、読み取られた原稿の画像データは、揮発性のメモリ53上に出力画像として完成され、画像形成部3から出力されて、一旦ハードディスク56へ記憶される。原稿が複数存在する場合は、この読み取りと、記憶の動作とが繰り返される。また、画像読み取り部2には、読み取りのためにセットされる原稿のサイズを検出するセンサ19が複数搭載されており、各センサ19からの原稿検出信号に応じて原稿サイズを割り出している。なお、原稿サイズ検出の手法については、セットされている原稿を予備スキャンしてCCD17から得られる画像領域から原稿サイズを割り出す方法も可能である。
その後、操作部6から指示された処理モードに基づいて、ハードディスク56に記憶された画像データが適切なタイミングで順次読み出され、揮発性のメモリ53に戻される。そして、印刷部(LSU:レーザ書き込みユニット)21への書き込みタイミングに合わせて画像データがメモリ53から印字部21へと転送される。
また、読み取った画像データを複数枚印字する場合も、同様に出力画像としてページ単位でハードディスク56へ記憶され、出力するモードに合わせてハードディスク56から揮発性メモリ53に送られ、出力枚数の分だけ繰り返し印字部21への書き込みタイミングに合わせて印字部21へ転送される。
次に、本実施形態に係るデジタル複合機をプリンタとして利用する場合について説明する。この場合、通信部58にて受信した画像データがメモリ53などを介して画像形成部3から出力される。
より具体的には、通信部58は、通信ケーブルなどによりネットワークと接続されており(即ち、ネットワーク通信機能を備える)、ネットワーク上に接続されたパーソナルコンピュータなどの機器から画像データを受信するようになっている。通信部58にて受信された画像データは、出力する画像データとしてページ単位にメモリ53に送られ、一旦ハードディスク56へ記憶される。そして、再びハードディスク56から揮発性のメモリ53に送られ、複写機として利用する場合と同様にして印字部21へと転送される。
また、本実施形態に係るデジタル複合機1をネットワーク通信機能を備えたスキャナとして利用する場合には、画像読み取り部2において読み取られた原稿の画像データを、通信部58からネットワークを介して任意のパーソナルコンピュータ(ローカルエリア、若しくはグローバルエリアの機器)へ送信することができる。ここでも、画像読み取り部2に備えられたCCD17により原稿の画像を電子的に読み取る。そして、読み取られた原稿の画像データは、揮発性のメモリ53上に出力画像として完成され、一旦ハードディスク56へ記憶される。その後、再びハードディスク56から揮発性のメモリ53に送られ、操作部6を介して指示された送信先情報(送信先アドレス情報)に基づいて通信部58から目的の送信先へと送信される。
さらに、通信部58は、ネットワーク以外に電話回線と接続されており、本実施形態に係るデジタル複合機をファクシミリ装置として利用する場合にも同様の動作が行われる。
なお、この実施形態では、画像データを一時的に保存する記憶装置として、ハードディスク56を備えたデジタル複合機の場合を説明しているが、本発明は、一般に、この構成に限らず、装置本体から取り外されても保存された画像データを保持することができる不揮発性のメモリや、バックアップ機能の付いたメモリ、磁気記憶媒体を用いたその他の記憶装置(媒体)などを備えて構成することが可能である。
また、本実施形態に係る画像記録装置(デジタル複合機)1の主な構成要素は、機器制御部57により制御され、操作部6に設けられたタブレット、キー群などの入力部51からの操作指示を監視するとともに、表示部52を介して装置の状態に関する情報など使用者に通知すべき情報を的確に案内表示する。また、管理部59には、機器制御部57により管理されている各構成要素に関する情報が管理されており、これらの情報を基にして、機器制御部57が装置全体の動作を制御する。
さらに、本発明の特徴的な構成要素として、給紙トレイのロック機構と、ロック解除の操作指示を行うためのソレノイド55及び操作スイッチ54が設けられており、図1にも示すように、給紙トレイ前面に配置された操作スイッチ54を操作すると、操作信号が機器制御部57に入力され、画像形成部3としての給紙中のトレイに対して中断指示を行うように構成されている。その後、一時中断の条件が確認されると、ソレノイド55をオンにしてトレイの解除を行うことができるように構成している。
(ユーザーインターフェイス)
次に、本実施形態に係る画像記録装置(デジタル複合機)の入力部51、表示部52から構成される操作部6について詳細に説明する。
図4は、本実施形態に係る画像記録装置の操作部・操作盤の外観を示す模式図である。
同図において、操作部6(操作パネル)は、図1でも説明したように入力部51及び表示部52を備えている。表示部52は、ドットマトリックスタイプの液晶パネルにより構成されており、本実施形態に係る画像記録装置(デジタル複合機)として利用者に対して報知すべき情報を詳細に案内表示できるようになっている。また、この液晶パネルの画面上には透明なタッチパネルが設けられており、液晶パネル上に表示される情報に従ってタッチパネルを操作する。このタッチパネルは、装置内に指示情報として入力するための入力部51の1構成要素である。
また、入力部51には、この他に、液晶パネルに隣接して配置されたキー群があり、コピースタートを指示するためのスタートキー71、実行中の処理を中断せしめるためのクリアオールキー72、指示したモードの内容をクリアするクリアキー73、コピー枚数などを指示するためのテンキー74、モード毎の切り換えキー75〜78、ユーザー設定キー79などが含まれる。
また、表示部52には初期画面として、「コピーモード」に基本画面が表示された状態で待機している。この基本画面には略中央域に本装置の外観図81が表示され、デジタル複合機としてのシステム構成(大容量給紙ユニット、フィニッシャ搭載などの構成)が視認できるようになっている。また、選択されているモードや、選択されている給紙トレイなど画像形成などに関する情報も併せて表示されるようにも構成されている。
また、表示部52の上部域には、利用者に対して装置の状況やアドバイスなどを報知するメッセージ表示領域82が確保されている。
さらに、表示部52の右側域には、デジタル複合機としての基本的機能(モード)を選択するキー群83が、また、左側域には、デジタル複合機に搭載されている特別な機能(モード)を選択するキー群84が表示されている。
(原稿サイズ入力)
図5に示すように、この右側域に配置されたキー群83の「原稿」キー101を押圧すると、原稿サイズ情報の設定画面108へと遷移する。(「原稿」キー101から新たなウインドウが開く)ここで、原稿サイズの検出としては、先に説明したように基本的には原稿のサイズが自動的に検出される(デフォルト)。しかし、原稿の種類などにより実際のサイズとは異なるサイズとして認識される場合もあるので、「手動」キー106を操作して利用者が直接原稿サイズを入力指定する機能を備えている。
図5に示す「手動」キー106を操作すると、この「手動」キー106から新たなウインドウ109が表示され定型サイズのAB系列を入力することができる(図6)。また、AB系列とインチ系列を切り換えるキーを押圧して定型サイズのインチ系列を一覧表示されたウインドウ110が表示され、インチ系列をキー入力することができる(図7)。また、「サイズ入力」のタグを押圧すると、定型サイズ入力キーが一覧表示されたウインドウ部分が、原稿の縦及び横の長さとして数値を直接入力するウインドウ111(図8に示す)に切り換わる。さらに、よく利用するサイズについては「登録サイズ」として予め登録しておき、後で簡単に呼び出すことも可能である。その方法としては、図8に示す「登録サイズ」キー107を押圧すると、図9に示す登録サイズキーが一覧表示される(即ち、「登録サイズ」キーから新たなウインドウ112が開く)。そこで、この呼び出しモードにおいてキー113を押圧すれば、そのキーに登録されているサイズ情報が原稿サイズとしてセットされる。また、「登録/消去」タグ114を押圧すると図10に示すように、「登録/消去」タグ114の表示を反転させ、そこが押圧されたことを示す。そして図11に示すように、登録または消去せしめるためのキーを使用者に選択させるための画面115が表示される。そこで、使用者が選択したキーに対して新たに登録を行う場合は、使用者は、図11に示す画面に表示されたキーに対して原稿サイズ情報を数値で入力する。一方、既に選択されたキーに対して数値情報が登録されている場合は、情報を消去する。
(用紙サイズ設定)
図4に示す「ユーザー設定」キー79を操作すると、図12に示すユーザー設定画面116が表示される。そこで、この表示画面の中から「給紙トレイ設定」キー117を押圧すると、表示画面は図13に示す画面118へと切り替わり、プリンタ部にセットされている用紙トレイ(カセット)に収容されている用紙の情報を設定しておくことができる。なお、この設定は、プリンタ部にセットされているトレイ毎に、用紙に関する情報を設定することができる。(この実施形態では、トレイ1に対する設定の場合で説明する。)
最初に表示されるのは「トレイ1」に関する設定画面であり、画面右端の「上」「下」キー119を操作することで設定対象であるトレイ(ここではトレイ1)の設定画面を呼び出すことができる(図13)。トレイ1には普通紙のA4が、プリンタ、コピー、ファックス、インターネットFAX、ドキュメントファイリングの各モードにおける画像の記録において利用可能であることが分かる(図13)。また、その横には、その用紙に対する処理を制限/許可するための条件を選択できるようになっている(図13)。図13において、上から「表裏有り」は、セットされている用紙(フォーマット用紙など)に表と裏があり、画像を記録する際には表に記録する画像と裏に記録する画像の記録順序に注意を要することを表示している。「両面コピー不可」は、両面記録を制限するもので、両面記録に適していない用紙であることを表示している。「ステープル不可」は、画像が記録された用紙を束ねた状態でステープル処理を行うことを制限することを表示している。例えば、厚手の用紙、OHPなどのフィルム用紙などが、この制限を受ける対象となる。「パンチ不可」は、画像が記録された用紙にファイルのための穴あけ処理を行うことを制限することを表示している。これも、例えば、厚手の用紙、OHPなどのフィルム用紙などが制限を受ける対象となる。これらの条件は、表示の左側の押し釦を必要に応じて押圧することで、選択と解除が順次行われることとなる。
ここで、「タイプ/サイズ」キー120を押圧すると表示画面は図14に示す画面へと切り替わる。この画面では、用紙の質を選択設定することができる。ここで何れかのキー(ここでは「普通紙」)を押圧すると、図15に示す画面121へと切り替わって、用紙のサイズを設定させるための画面となる。プリンタ部(装置)に対して装着されるトレイにはセンサが設置されており、このセンサは、収容されている用紙のサイズをプリンタ部(装置)に判定せしめるためのサイズ検出信号を出力する。なお、図15に示す画面122から、用紙がAB系かインチ系かを予め設定しておくことで、センサ信号(即ち、上記サイズ検出信号)からトレイに収容されている用紙のサイズを割り出すことができる。また、用紙サイズには不定形など用紙の種類に応じて特殊な大きさのものがあるので、「サイズ入力」キー123を設けて、縦と横方向の長さを数値情報として登録できるように構成している。
図15に示す「サイズ入力」キー123を押圧すると、「サイズ入力」キーから用紙の縦・横のサイズを数値で入力するためのウインドウ125が表示される(図16)。また、AB系列の値であるmm単位での入力とインチ系の値であるインチ単位での数値設定ができるようになっている(図16、図17)。そして、この入力が完了すると、ウインドウ右上の「OK」キー127を押圧することにより、用紙の「サイズ入力」が完了する。なお、図15、図16、図17に示す表示画面で、「タイプ」キー126を押圧すると、再び図14に示す表示画面121へと戻り、用紙のタイプを設定することができる。
このようにして設定された各トレイ(カセット)に収容されている用紙の情報は、画像記録時の用紙の選択に際し、用紙が適切であるか否かの判定に用いられる(即ち、自動選択は、操作パネル画面に表示される情報を反映して行われる)。
さらに、基本表示画面(図4)に表示された「用紙」キー103を押圧すると、当該「用紙」キー103からウインドウ130が開き、用紙トレイ(カセット)にそれぞれ収容されている用紙の情報が表示されるので、希望する用紙(用紙トレイ)を任意に選択することができる(図18参照)。
(倍率選択)
図4に示す基本表示画面上にある「倍率」キーを押圧すると、「倍率」キー104から新たな倍率設定ウインドウ131が表示される(図19)。このウインドウ131の中には、現在設定されている倍率を表示(初期値は100%)すると共に、任意に倍率を設定するための「アップ」「ダウン」ズームキー132が配置されており、1%刻みで上下させることができる。また、このウインドウ131の中には、定形サイズ間において原稿と用紙のサイズを変換するための固定倍率キー133が表示されている(倍率メニュー1)。
また、「倍率メニュー」キー133を押圧して、代表的な倍率または利用者が登録した倍率を一覧表示するための「倍率メニュー2」(図20)に切り換えて、希望する倍率を選択することもできる。さらに、デジタル画像処理により縦横の変倍比率を異ならせた状態での縦横独立変倍が可能であり、図19あるいは図20に示す表示画面において「たてよこ独立変倍」キー134を押圧することで、「X」「Y」方向の倍率を任意に設定することもできる(設定の様子は図21に示す)。なお、図19,20,21に示す「倍率自動選択」キー135は、倍率を自動検出するための指示キー、若しくは手動入力された原稿サイズ情報、及び画像を記録する用紙として選択されている用紙のサイズ情報から自動的に倍率を確定して自動設定するための指示キーである。
前述のインターフェイス手段を用いて、原稿のサイズ設定から用紙のサイズ設定、さらには複写倍率などが利用者の希望する条件で設定され、画像の記録が行われることとなる。
また、図22は、図12〜17に示す表示画面によるユーザーとのインターフェイス手段により設定された各トレイにおける用紙の情報を、管理テーブルとして管理している状態を表している。このデータは図1に示す管理部59に保持されて管理されている。
なお、画像を記録する際には、希望するサイズの用紙が収容されているトレイ(給紙部)の選択が行われるように構成されている。
(大容量ユニットの構造)
図23は、本発明の実施形態に係る画像記録装置の大容量ユニットの外観を示す説明図である。同図は、大容量ユニット33のロック機構が解除された状態で、大容量ユニット33のトレイが引き出された状態を示している。
図24は、本発明の実施形態に係る画像記録装置の大容量ユニットのロック機構の1例を示す断面図である。
図24(a)は、大容量ユニット33のロック機構150が解除された状態を示し、図24(b)は、大容量ユニット33のロック機構150が作動した状態(ロック状態)を示している。大容量ユニット33のトレイの横側に設けられた溝の中にロック機構150のピストン部151がトレイの嵌合穴152に差し込まれるとロック状態となる。
なお、前述の用紙の供給環境において、大容量ユニット33と用紙トレイ34,35の中に同一サイズの用紙が収納されている場合に、このサイズの用紙を選択する時には、本発明に係る画像記録装置では、下流側に位置する用紙トレイを優先的に選択するように構成している。特に用紙トレイ34,35のいずれかに収納されている用紙のサイズと大容量ユニット33に収容されている用紙のサイズとが同じであり、このサイズの用紙を選択する時には、大容量ユニット33からの給紙が優先的に行われるように選択する構成としている。
即ち、もしも、前述の選択方法を採用せずに、用紙トレイ34,35の方を優先して選択するように構成すると、画像記録(多数枚の記録)中に用紙トレイ34,35の用紙が無くなって、同一サイズを収容した大容量ユニット33に給紙が切り換わった場合に、大容量ユニット33からの給紙をスイッチにより中断させるか、大容量ユニット33からの給紙が完了するまで用紙トレイ34,35に対する用紙の補給が行えないこととなる。そのために用紙の補給がスムーズに行えないこととなり、画像記録装置を効率よく動作させようとする管理者にとっては問題であり、画像記録装置としても処理能力が低下してしまうこととなる。
これに比べて、下流側に位置する大容量ユニット33を優先的に選択するように構成すると、画像の記録中に大容量ユニット33に用紙が無くなったとしても、同一サイズの用紙を収容する用紙トレイ34,35からの給紙に切り換えて、画像形成部に対する用紙の供給を継続させ、その間に大容量ユニット33に対する用紙の補給を行うことができる。
(大容量ユニットまたは用紙トレイの選択による給紙)
大容量ユニット33、もしくは用紙トレイ34,35からの給紙が選択されると、ロック機構を動作せしめて下流のトレイをロックする。そして、給紙指令がある毎に積載収納された用紙を1枚ずつ分離供給し、画像形成部3に向かって搬送供給する。その後、プリントジョブとして選択したトレイからの給紙が完了すると、前記ロックを解除して、次のプリントジョブの指示待ちとして待機する。
先の大容量ユニット33、もしくは用紙トレイ34,35からの給紙を選択した中で(トレイロック中)、トレイ前面に配置されたスイッチが操作されると、一旦プリントジョブを停止させる。そして、最後の用紙が通過した(存在しない)ことを確認した上でトレイのロックを解除する。その後、トレイが引き出され、用紙の補給が行われてトレイが装着されると、トレイの装着確認をもって中断していたプリントジョブが再開される。一方、トレイ前面のスイッチ操作でプリントジョブは停止されたものの、所定時間経過してもトレイが引き出されないのであれば、所定時間後に解除されているトレイをロックした上で停止していたプリントジョブを再開する。
なお、大容量ユニット33に対する(同一サイズの)用紙の補給が完了した時点で、前述の用紙トレイ34,35からの給紙から、大容量ユニット33からの給紙に切り換えるように構成することも可能である。
(自動用紙選択機能による給紙)
基本的には自動用紙選択機能により記録される画像サイズに適した用紙が確認されると、その用紙を収容したトレイからの給紙を行う。ここで、適したサイズの用紙が確認されなければ利用者に適したサイズの用紙を要求し、これにより、用紙の装着が確認されると、該用紙のサイズの再確認を行う。また、利用者が希望する他のサイズの用紙が指示(指定)された場合は、自動用紙選択機能を解除して選択されたサイズの用紙に対する画像の記録が行われる。
なお、前述のように、適切なサイズの用紙が収容されているトレイの確認がなされると、このようなトレイが1つであるのか、または複数であるのかの確認を行う。前記トレイが1つの場合、そのまま、このトレイを選択して画像の記録を行う。
また、複数のトレイが確認される場合は、その中から、上流側に位置するトレイが選択される。そしてこの用紙が給紙可能な状態にあれば(用紙の存在が確認されれば)、この上流側に位置するトレイから用紙の供給を行って、画像の記録を行う。
この画像の記録途中で、上流側に位置するトレイからの用紙の供給が継続できない状態になると(即ち、用紙切れの発生)、同一サイズの用紙を収容した下流側に位置するトレイからの用紙の供給に切り換えて画像の記録を継続する。
その後、使用者が、上流側のトレイに用紙の補給を行い、上流側に位置するトレイからの用紙供給が可能になると、下流側から上流側のトレイに切り換えて用紙の供給及び画像の記録を継続する。
図25は、本発明の実施形態に係る画像記録装置において大容量ユニットまたは用紙トレイからの給紙が選択された場合の機器制御部及び管理部の動作を示すフローチャートである。
以下、図25に示すフローチャートを用いて、本実施形態に係る画像記録装置において大容量ユニット33または用紙トレイ34,35からの給紙が選択された場合の機器制御部及び管理部の動作を説明する。
大容量ユニット33または用紙トレイ34,35からの給紙が選択されると、先ず、ロック機構を動作させて下流のトレイをロックする(ステップS1)。
次に、給紙指令があるか否かを検証し(ステップS2)、給紙指令がある時には、積載収納された用紙を1枚ずつ分離供給して画像形成部3に向かって搬送供給する。また、プリントジョブとして選択したトレイからの給紙が完了すると、前記ロックを解除して、次のプリントジョブの指示待ちとして待機する(ステップS3)。給紙指令が無い時には、ステップS4に移る。
ステップS4では、前述の大容量ユニット33、若しくは用紙トレイ34,35からの給紙が選択された時点(トレイはロック中)で、トレイ前面に配置されたスイッチが操作されたか否かを検証する(ステップS4)。スイッチが操作されていない場合は、ステップS13に移る。スイッチが操作された場合は一旦プリントジョブを停止せしめる(ステップS5)。その後、最後の用紙が通過した(存在しない)ことを確認した上で(ステップS6)、トレイの前記ロックを解除する(ステップS7)。その後、トレイが引き出されたか否かを検証する(ステップS8)。トレイが引き出されていない場合はステップS10に移る。トレイが引き出されている場合は、用紙の補給が行われてトレイが装着されると、トレイの装着確認をもって中断していたプリントジョブが再開される(ステップS9)。一方、トレイ前面のスイッチ操作でプリントジョブは停止されるが(ステップS5参照)、その後、ステップS10では、所定時間経過してもトレイが引き出されていないか否かを検証する。所定時間経過していなければ、ステップS8に戻る。また、所定時間経過してもトレイが引き出されていなければ、前記所定時間経過後に解除されているトレイをロック(ステップS11)した上で、停止していたプリントジョブを再開する(ステップS12)。
ステップS13では、ロック解除指令が出されたか否かを検証する。ロック解除指令が出されていない場合は、ステップS2に戻る。また、ロック解除指令が出されている場合は、ロックを解除し(ステップS14)、その後、処理を終了する。
図26は、本発明の実施形態に係る画像記録装置の自動用紙選択機能が選択された場合の機器制御部及び管理部の動作を示すフローチャートである。
以下、本実施形態に係る画像記録装置の画像記録装置の自動用紙選択機能が選択された場合の機器制御部及び管理部の動作を図26に示すフローチャートを用いて説明する。
まず、自動用紙選択機能により記録される画像サイズに適した用紙が存在するか否かを検証する(ステップS21)。適切なサイズの用紙が存在しない場合は、ステップS31に移る。
次に、適切なサイズの用紙が収容されているトレイが存在すると、選択候補となるトレイが1つであるか否かを検証する(ステップS22)。選択候補のトレイが1つであれば、ステップS35に移る。
次に、選択候補のトレイが複数の場合は、この複数のトレイの中から、上流側に位置するトレイを選択する(ステップS23)。その後、給紙が可能か否かを検証する(ステップS24)。給紙が可能な状態にあれば(用紙の存在が確認されれば)、この上流側に位置するトレイから用紙の供給を行い、完了するまで画像の記録を行う(ステップS25,26)。
この記録の途中で上流側に位置するトレイからの用紙の供給が継続できない状態になると(用紙切れ)同一サイズの用紙を収容した下流側に位置するトレイからの用紙の供給に切り替え(ステップS27)、画像の記録を継続する(ステップS28)。その後、上流側のトレイに用紙の供給がなされたか否かを検証し(ステップS29)、上流側のトレイに用紙の供給がなされ、用紙供給が可能になると下流側から上流側のトレイに切り替え(ステップS30)、その後、ステップS25に戻る。
ステップS31では、利用者に適したサイズの用紙を要求する。次に、用紙の交換がなされたか否かの検証を行う(ステップS32)。用紙の交換がなされた場合はステップS21に戻り、サイズの再確認を行う。また、用紙の交換がなされていない場合は、利用者が希望する他のサイズの用紙の指定がなされたか否かの検証を行う(ステップS33)。利用者が希望する他のサイズの用紙が指定されれば自動用紙選択を解除し(ステップS34)、その後、選択されたサイズの用紙に対する画像の記録を行う(ステップS35)。
本発明の実施形態に係る画像記録装置の全体構成を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像記録装置を側面から見た断面図である。 本発明の実施形態に係る画像記録装置の電気的な回路構成を示すブロック図である。 本実施形態に係る画像記録装置の操作部・操作盤の外観を示す模式図である。 原稿サイズ情報を設定するための表示画面である。 定型サイズのAB系列を入力するための表示画面である。 定型サイズのインチ系列をキー入力するための表示画面である。 原稿の縦及び横の長さを、数値で直接入力するための表示画面である。 原稿サイズを設定するための、登録されたサイズに対応するキーの一覧表示画面である。 原稿サイズを登録または消去せしめるためのキーを使用者に選択させるための表示画面である。 原稿サイズ情報を数値で入力するための表示画面である。 ユーザー設定情報を設定するための表示画面である。 用紙トレイ(カセット)に収容されている用紙の情報を設定するための表示画面である。 用紙の質を選択設定するための表示画面である。 用紙の質毎に用紙のサイズを設定するための表示画面である。 用紙の質毎にAB系用紙の縦・横のサイズを数値で入力するための表示画面である。 用紙の質毎にインチ系用紙の縦・横のサイズを数値で入力するための表示画面である。 用紙のトレイ(カセット)毎に、収容されている用紙の情報を表示するための表示画面である。 記録される画像の記録時の倍率を設定するための表示画面である。 代表的な倍率または利用者が登録した倍率を用いて、記録される画像の記録時の倍率を設定するための表示画面である。 記録される画像の記録時の倍率を縦・横の各々について数値で設定するための表示画面である。 各種表示画面により設定された各トレイにおける用紙の情報を一覧表記した表示画面である。 本発明の実施形態に係る画像記録装置の大容量ユニットの外観を示す説明図である。 本発明の実施形態に係る画像記録装置の大容量ユニットのロック機構の1例を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る画像記録装置において大容量ユニットまたは用紙トレイからの給紙が選択された場合の機器制御部及び管理部の動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る画像記録装置の自動用紙選択機能が選択された場合の機器制御部及び管理部の動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1 画像記録装置(デジタル複合機)
2 画像読み取り部
3 画像形成部
4 給紙部
5 排紙部
6 操作部
11 原稿載置台
12 給紙部
13 スキャナユニット
14 第1走査ユニット
15 第2走査ユニット
16 光学レンズ体
19 センサ
20 電子写真プロセス部
21 レーザ書き込みユニット(印字部)
22 感光体ドラム
23 帯電装置
24 現像装置
25 転写装置
26 剥離装置
27 クリーニング装置
28 定着装置
29 用紙排出経路
33 大容量ユニット
34,35 用紙トレイ
36 マルチ手差しトレイ
37,38 給紙搬送部
41 排紙搬送部
42 両面用搬送部
43,44 排出卜レイ
51 入力部
52 表示部
53 メモリ
54 操作スイッチ
55 ソレノイド
56 ハードディスク
57 機器制御部
58 通信部
59 管理部

Claims (4)

  1. 複数の記録材収容手段と、前記複数の記録材収容手段のうちから1つの記録材収容手段を選択する手段と、前記選択された記録材収容手段に収容された記録材を画像記録手段に搬送する手段とを備えた画像記録装置において、
    前記複数の記録材収容手段のうちから画像の記録に適したサイズの記録材が収容されている記録材収容手段を検知する手段と、
    前記記録材収容手段が複数検知された場合に、前記画像記録手段に対して上流側に位置する記録材収容手段を優先的に選択する手段と、
    前記選択した記録材収容手段に収容された記録材を、前記画像記録手段に搬送する手段と、
    を備えたことを特徴とする画像記録装置。
  2. 前記画像記録手段に対して上流側に位置する記録材収容手段からの記録材の供給が不可能になった時には、前記画像記録手段に対して下流側に位置する記録材収容手段から前記画像記録手段への記録材の供給を行って画像記録を継続することを特徴とする請求項1記載の画像記録装置。
  3. 前記下流側に位置する記録材収容手段の記録材搬送経路は、前記上流側に位置する記録材収容手段の記録材搬送経路と、少なくともその一部が共用されていることを特徴とする請求項2記載の画像記録装置。
  4. 前記上流側に位置する記録材収容手段からの記録材の供給が可能になった時には、前記上流側に位置する記録材収容手段からの記録材供給に復帰することを特徴とする請求項3記載の画像記録装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008039881A (ja) * 2006-08-02 2008-02-21 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2010006528A (ja) * 2008-06-26 2010-01-14 Kyocera Mita Corp 画像形成装置
JP2020066135A (ja) * 2018-10-22 2020-04-30 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システムおよび給紙トレイ選択プログラム

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