JP3527633B2 - 表示入力装置 - Google Patents

表示入力装置

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JP3527633B2
JP3527633B2 JP04504398A JP4504398A JP3527633B2 JP 3527633 B2 JP3527633 B2 JP 3527633B2 JP 04504398 A JP04504398 A JP 04504398A JP 4504398 A JP4504398 A JP 4504398A JP 3527633 B2 JP3527633 B2 JP 3527633B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、機器の状況などあ
らゆる情報、例えばガイダンス情報等をオペレータに伝
えるための情報表示装置、および機器に対る指示をオペ
レータが設定するために設けられた表示入力装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より画像形成装置、例えばデジタル
複写機においては、スキャナから入力された原稿の画像
に対して多彩な画像処理機能の中から選択された処理を
行い、プリンタ部から処理後の画像(ハードコピー)を
出力したり、また出力されたハードコピーに対して多彩
な後処理を施して編集物として提供することができるシ
ステムが提案されるようになっている。
【0003】このようなデジタル複写機の操作パネルは
機能が多彩なことから、操作パネル上に配列されたキー
の数が多くなり複雑なものとなって操作性の面から見る
と非常に分かり易いものとはいえない。
【0004】また、最近のデジタル複写機においては、
多くのキーの中でも使用頻度の少ないキーを覆ってしま
ったり、キーを兼用したりしている。このようなことを
行っても、まだ十分とは言い難い。そこで最近よく用い
られるものが、液晶表示部と透明タッチパネルの組み合
わせによる表示入力装置である。
【0005】例えば、特開平6−35282号公報に記
載されたものである。この公報に記載されている実施例
をもとに、従来のタッチパネルを備えた複写機における
実施技術を簡単に説明する。これは、LCD画面(液晶
表示装置の画面)上に複写機の状態、複写動作に関する
オペレータ側からの指示、およびオペレータに対する複
写機側からのメッセージなど多くの情報が表示される。
【0006】そして、これらの情報に基づいてオペレー
タは、複写機に対して所望するハードコピーを得るため
の指示入力(設定入力)を行うようになっている。この
時、オペレータは、LCD画面の上に表示された選択指
示ボタン表示の中から所望する動作に関する指示を行う
ために、LCDの所望の表示面上を軽く触れると、その
表示内容を入力できるようにするために、上記LCD画
面上にはタッチパネルが配置されている。そのため、L
CD画面上の選択指示ボタンに対応して表示された内容
が、複写機側に入力される構成となっている。
【0007】また、このLCD画面の表示内容はオペレ
ータの指示により、あるいは複写機の動作状態により次
々に変化するようになっている。これは、複写機の状態
に適した表示に順次切り換えることで、複写機の現在の
状況に関係ない指示ボタン表示を極力表示させないよう
にすることで、複写機を利用する人が多彩な処理能力を
備えた複写機であっても簡単に操作できるようにするね
らいがある。
【0008】しかしこのような入力装置を備えた複写機
にあっては、操作性が多少改善されたとしても、熟知し
ていないオペレータにとっては、操作性がよいとはいえ
ず、しかもLCD画面に表示される表示内容も分かり易
いといったものとはいえない。
【0009】そこで、最近では特開昭59−11169
0号公報、あるいは実開昭61−188156号公報な
どに記載されているように、操作方法が分からなくなっ
たときに、操作するヘルプキーや操作説明ボタンなるも
のを設け、このキーまたはボタンを操作することで表示
部に予め準備された操作方法などの固定メッセージを表
示している。この表示に従ってオペレータが入力操作で
き、不慣れなオペレータにおいても所望の入力を行える
ようにするといった配慮が行われている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述したよう
なガイド表示機能を設けても、親切な操作ガイド表示が
完成しているとはいえないのが現状である。つまり、不
慣れなオペレータが操作を理解できるようにガイド表示
しているとは限らない。
【0011】例えば、特開昭59−111690号公報
記載のものでは、複写機の状態に応じて表示するヘルプ
文章を確定しておき、ヘルプ指令キーを操作するたびに
予め定められた固定メッセージが順番に表示画面上に表
示されるだけである。
【0012】また、実開昭61−188156号公報記
載のものでは、操作説明ボタンを操作した後に操作され
たボタンの機能説明を表示部に表示するだけである。
【0013】いずれも予め準備されたガイド表示情報
を、所定の順番で読み出して表示部に表示するだけのこ
とであり、操作者が現在最も必要としている情報を、適
切なタイミングでもって表示するよう考慮されていな
い。そのため、ある程度操作を慣れてきたオペレータが
操作ガイド等を操作することで、入力手順等が理解でき
るとしても、全く操作をしたことがないオペレータには
非常に煩わしいメッセージ等が表示されるだけで、入力
操作を理解できないことが考えられる。
【0014】また、機器内で対処可能なトラブル等が発
生した時に、その解除を行う術を知らないような場合
に、オペレータに適切なガイダンスを提示できない場合
があり、提示されたガイダンスが適切でない場合があ
る。
【0015】本発明は、装置の状態、オペレータのキー
操作などに応じて、より適切なガイダンス表示をオペレ
ータに対して表示することができるように考慮した表示
入力装置を提供するものである。
【0016】そこで、本発明の目的は、装置(機器)で
のトラブル発生時に、その対処を行うためにオペレータ
による対処の手法を熟練者のみでなく、不慣れなオペレ
ータにおいても簡単に対処できるようにしたガイダンス
表示を可能にした表示入力装置を提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ための本発明による表示入力装置は、必要な画像を表示
するための表示手段と、該表示手段に必要な画像を表示
させるための表示制御手段と、上記表示手段の表示面上
に配置され操作することにより位置情報を含む信号を出
力するための入力手段と、上記表示制御手段により表示
されている画像と上記入力手段から出力される信号との
関係により入力指示された内容を確定し出力する手段
らなる表示入力装置において、上記表示入力装置を具
備する機器に、該機器の動作状態を検出する検出手段が
備えられ、該検出手段による正常動作検出時に上記表示
制御手段は、上記表示入力装置を具備する機器の外観を
上記表示手段に表示させてなり、上記検出手段により異
常検出時に機器の外観の表示状態を異ならせてなり、
記機器外観の表示形態に応じた必要な対処法を、外観表
示の領域をタッチ操作することでガイダンス情報を上記
表示手段に表示させるようにしたことを特徴とする。
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】このような構成によれば、異常状態が検出
されれば、その対処を要望するために表示手段に正常状
態とは異なる状態が表示される。例えば、機器の外観を
表示しており、正常状態とは異なる表示形態で機器の外
観が表示される。この時、その表示状態において外観領
域をタッチ操作すれば、異常状態において機器か所望す
る対処法におけるガイダンス情報の表示を行う。従っ
て、オペレータ側ではその対処のためのガイダンス情報
が適切に提示されるため、間違いなく確実にトラブル解
除のための対処を行える。また、オペレータは無駄なガ
イダンス情報の提示を受けることがないため、混乱する
ようなこともない。
【0023】特に、異常状態において機器の外観表示に
おいて、トラブル位置の表示を正常な状態を示す位置と
の表示形態を異ならせるようにしておけば、オペレータ
は表示形態が異なる部分を把握し、その対処を行うこと
もできる。これは、トラブル解除を行い、その対処に慣
れてくれば、ガイダンス情報の提示を受けることなく、
トラブル状態の表示形態を目視して簡単に行えるように
なる。
【0024】また、上述したように構成された表示入力
装置において、上記表示制御手段として、上記検出手段
による異常検出に応答し上記表示手段に表示させる機器
外観を機器の正常状態における表示形態と異ならせてお
り、表示形態が異なる状態での領域へのタッチ操作に応
答して、上記検出手段にて異常検出したその対処のため
のガイダンス情報を表示させるようにする。このような
構成によれば、トラブル状態に応じたガイダンス情報の
オペレータへの提示が適切になる。つまり、トラブル状
況が異なる場合、そのトラブル状態を示す表示形態が区
別されていなくも、異常検出に応じたトラブル解除の
ガイダンス情報の提示を可能にしている。そのため、機
器側で必要となる対処法にかかるガイダンス情報を適切
にオペレータに提示できる。
【0025】また、上述したように構成された表示入力
装置において、異常状態の検出時には、その異常状態を
示す表示領域のタッチ操作を優先させ、正常状態の表示
領域へのタッチ操作によるガイダンス情報の表示を行う
ことなく、異常状態でのガイダンス情報の表示を行わせ
ることができる。これにより、無駄にガイダンス情報を
オペレータに提示し、混乱させるようなことを避けるこ
とができる。つまり、機器側でオペレータに対処しても
らいたいガイダンス情報のみを提示し、オペレータに催
促できる。よって、確実なトラブル解除をオペレータに
依頼でき、オペレータ側では確実にトラブル解除のため
の対処を行える。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明における表示入力装置の一
実施形態について以下に図面を参照して詳細に説明す
る。本発明の実施形態においては、画像形成装置である
デジタル複写機に備えられたものについて説明する。し
かし、本発明の表示入力装置は、デジタル複写機に、限
定的に備えられるものではなく、オペレータが操作入力
を行うために必要機器全般適用可能である。
【0027】まずデジタル複写機の構成について、図5
を参照して説明する。例えばデジタル複写機は、複写モ
ード、プリンターモード、ファックスモード等を有する
デジタル画像形成装置であって、図4には図5に示すデ
ジタル複写機に備えられ、複写のために必要となる複写
条件の設定入力等を行う本発明にかかるタッチパネルと
液晶表示部からなる表示入力装置を備えた操作パネルを
示す平面図である。
【0028】デジタル複写機は、図4に示す表示入力装
置を備える操作パネルを備えており、該操作パネルを介
してオペレータが任意の画像を得るために、設定入力を
行うことになる。
【0029】そこで、図5において、デジタル画像形成
装置である複写機の構造について説明しておく。
【0030】図5に示すデジタル複写機30は、大きく
分けてスキャナ部31と、レーザ記録部32から構成さ
れている。
【0031】スキャナ部31は透明ガラスからなる原稿
載置台35、原稿載置台35上へ自動的に原稿を供給搬
送するための両面対応自動原稿送り装置(RADF)3
6、及び原稿載置台35上に載置された原稿の画像を走
査して読取るための原稿画像読取ユニット、すなわちス
キャナユニット40から構成されている。
【0032】このスキャナ部31にて読取られた原稿画
像は、画像データとして後述する画像データ入力部へと
送られ、画像データに対して所定の画像処理、例えばオ
ペレータが設定した処理等が合わせて施される。
【0033】上記RADF36には、図示しない原稿ト
レイ上に複数枚の原稿を一度にセットしておき、セット
された原稿を1枚ずつ自動的にスキャナユニットの原稿
載置台上へ給送する装置である。またRADF36は、
オペレータの選択に応じて原稿の片面または両面をスキ
ャナユニットにて読取らせるように、片面原稿のための
搬送経路、両面原稿のための搬送経路、搬送経路切り換
え手段、各部を通過する原稿の状態を把握し管理するセ
ンサ群、および制御部などから構成されている。このR
ADF36については、従来から多くの出願、商品化が
なされているので、これ以上の説明は省略する。
【0034】原稿載置台35上の原稿の画像を読み取る
ためのスキャナ部31を構成するスキャナユニット40
は、原稿面上を露光するランプリフレクタアセンブリ4
1と、原稿からの反射光像を光電変換素子(CCD)に
導くための原稿からの反射光を反射する第1の反射ミラ
ー42aを搭載してなる第1の走査ユニット40a、ま
た第1の反射ミラーユニット40aからの反射光像を光
電変換素子(CCD)に導くための第2、第3反射ミラ
ー42b、42cを搭載してなる第2の走査ユニット4
0b、原稿からの反射光像を上述した各反射ミラーを介
して電気的画像信号に変換する素子(CCD)上に結像
させるための光学レンズ43、および原稿からの反射光
像を電気的画像信号に変換する上述したCCD素子44
から構成される。
【0035】スキャナ部31は、上記RADF36とス
キャナユニット40の関連した動作により、原稿載置台
35上に読取るべき原稿が順次載置されると、原稿載置
台35の下面に沿ってスキャナユニット40を移動させ
て原稿画像を読取るように構成されている。そのため、
第1走査ユニット40aは、原稿載置台35に沿って左
から右へと一定速度Vで走行され、また第2走査ユニッ
ト40bは、その速度Vに対してV/2の速度で同一方
向に平行に走査制御される。これにより、原稿載置台3
5上に載置された原稿の画像を1ライン毎に順次CCD
素子44へと結像させて画像を読取ることとなる。
【0036】原稿の画像がスキャナーユニット40にて
読取られた画像データは、後述する画像処理部へ送ら
れ、各種処理が施された後、画像処理部のメモリに一旦
記憶され、出力指示に応じてメモリ内の画像データが読
み出されレーザプリンタ部32に転送して記録シート上
に、可視像が形成させる。
【0037】このレーザプリンタ部32は、可視像を形
成させるための記録材であるシートの搬送系、レーザ書
込ユニット46、および画像を形成するための電子写真
プロセス部47を備えている。
【0038】レーザ書込ユニット46は、上述したスキ
ャナユニット40にて読取った後のメモリから読み出し
た画像データ、または外部の装置から転送されてきた画
像データに応じてレーザ光を出射する半導体レーザ光
源、レーザ光を等角速度偏向するポリゴンミラー、等角
速度で偏向されたレーザ光が電子写真プロセス部47を
構成する感光体ドラム48上で等角速度で偏向されるよ
うに補正するf−θレンズなどを有している。
【0039】上記電子写真プロセス部47は、周知であ
る感光体ドラム48の周囲に帯電器、現像器、転写器、
剥離器、クリーニング器、除電器を備えている。
【0040】一方、シートの搬送系は、上述した画像形
成を行う電子写真プロセス部47の感光体48と対向配
置された転写器との間の転写位置へとシートPを搬送す
る搬送部、該搬送部へとシートPを送り込むための上下
段のカセット給紙装置51,52、または、必要なサイ
ズのシートを適宜給紙するための手差し給紙装置54、
転写後のシートPに形成された画像、特にトナー像を定
着するための定着器49、定着後のシートPの裏面に再
度画像を形成するためにシートPを再供給するための再
供給経路53とを備えている。
【0041】また、定着器49の下流側には、画像が記
録されたシートPを受け取り、このシートPに対して所
定の処理を施す後処理装置34が配置されている。
【0042】レーザ書込ユニット46及び電子写真プロ
セス部47において、画像メモリから読み出された画像
データは、レーザ書込ユニット46によってレーザ光線
を、均一帯電された感光体ドラム48の表面上にレーザ
書込ユニット46を介して走査し、これにより静電潜像
となる。そして、この潜像は、トナーにより可視像化さ
れ、この可視像化されたトナー像は、上記給紙装置5
1,52のいずれかより給送された用紙上に静電転写さ
れ定着される。
【0043】このようにして画像が形成された用紙は、
定着器49から排紙ローラ57を経由して後処理装置3
4内へと搬送される。
【0044】(画像処理部の回路説明)次に図4に示す
ようなデジタル複写機30において、原稿の画像を読取
った原稿画像に対し、所望の画像処理を行う画像処理部
の構成及び機能について説明する。
【0045】図6は、図4のデジタル複写機30を構成
している各種ユニット部、画像処理部などの全体ブロッ
ク構成図であり、略中央に位置するメイン中央演算処理
装置401(CPU)により各ユニット部毎に搭載され
たサブ中央演算処理装置(CPU)との連携を取りなが
ら動作管理している状態を示す図である。
【0046】このブロック図から分かるように、大きく
は図面略右上に位置する操作パネルを管理制御するオペ
レーションパネルボード100と、図面略左上に位置す
るデジタル複写機30を構成する各ユニットを管理制御
するマシンコントロールボード200と、図面略左下に
位置する原稿画像を電気的に読取り電子データとするC
CDボード300と、図面略中央に位置する前記CCD
ボード300にて電子データ化された原稿画像に対して
所定の画像処理を施すメイン画像処理ボード400と、
このメイン画像処理ボード400にて処理された画像情
報に対してさらに所定の画像処理を施すサブ画像処理ボ
ード500と、さらに、図面略右下に位置する前記サブ
画像処理ボード500にインターフェイスを介して接続
されたその他の拡張ボード群600(プリンタボード、
FAXボード、機能拡張ボード)などから構成されてい
る。
【0047】以下、各ボード毎に管理制御している内容
について説明する。
【0048】(オペレーションパネルボード)オペレー
ションパネルボード100は、基本的にサブの中央演算
処理装置(CPU)101により制御されており、操作
パネル103上に配置されたLCD表示部104の表示
画面、各種モードに関する指示を入力する操作キー群1
05から操作入力などを管理している。
【0049】そして操作キー群105から入力されたデ
ータ、LCD画面に表示させる情報など操作パネルにお
ける各種制御情報を記憶しておくメモリ102が設けら
れている。このメモリ102には、予め本発明における
オペレータが必要とするヘルプ情報群、つまり機器の操
作等の対処法をガイダンスする情報が、例えば1画面単
位毎に記憶されており、該ヘルプ情報が読出され、上述
したLCD表示部104に表示されるようになってい
る。この詳細については、後述する。
【0050】この構成において、サブの中央演算処理装
置(CPU)101は、メインの中央演算処理装置(C
PU)401との制御データ通信を行い、デジタル複写
機30の動作指示を行う。
【0051】また、メインの中央演算処理装置401か
らは、デジタル複写機30の動作状態を示す制御信号を
サブの中央演算処理装置(CPU)101へと転送する
ことで、操作パネル103のLCD画面104を通して
装置が現在どのような状態にあるのかオペレータに動作
状態を表示するようになっている。
【0052】(マシンコントロールボード)マシンコン
トロールボード200は、サブの中央演算処理装置20
1により全体が制御されている。また、マシンコントロ
ールボード200は、ADF・RADFなどの自動原稿
送り装置203(図5ではRADF36)、原稿画像を
読取る読取スキャナ部204(図5ではスキャナ部3
1)、画像情報を画像として再現するプロセス部205
(図5ではプロセス部47)、画像が記録される用紙を
収納部からプロセス部へ向かって順次搬送する給紙搬送
部206(図5では給紙装置51,52等)、画像が記
録された用紙を反転させて用紙の両面に画像が形成され
るように用紙を反転搬送する両面ユニット207(図5
では両面ユニット53)、画像が記録された用紙に対し
てステープルなどの後処理を行うフィニッシャ208
(図5では後処理装置34)などを管理している。
【0053】しかもマシンコントロールボード200で
は、特にマシンつまりデジタル複写機30本体でのトラ
ブル等を検知する手段を備え、該トラブル検知に基づい
て、そのトラブル解除を行うようにオペレータに知らせ
るようになっている。このトラブル検知は周知の技術を
利用したものではり、本発明においては特別のものを使
用していない。
【0054】(CCDボード)CCDボード300は、
原稿画像を電気的に読み取るためのCCD301(図5
ではCCD44)、CCD301を駆動する回路(CC
Dゲートアレイ)302、CCD301から出力される
アナログデータのゲイン調整などを行うアナログ回路3
03、CCD301のアナログ出力をデジタル信号に変
換して電子データとして出力するA/D変換器304な
どから構成され、制御管理はメインの中央演算処理装置
(CPU)401により行われている。
【0055】(メイン画像処理ボード)メイン画像処理
ボード400は、メインの中央演算処理装置401によ
り制御され、前記CCDボード300から送られてきた
原稿画像の電子データをもとに、画像の階調性を所望の
状態で表現できるように、シェーディング補正、濃度補
正、領域分離、フィルタ処理、MTF補正、解像度変
換、電子ズーム(変倍処理)、ガンマ補正など多値の画
像データの状態のまま処理を施す多値画像処理部40
2、処理が施された画像データあるいは処理の手順管理
など各種制御情報を記憶させておくメモリ403、処理
が施された画像情報でもって画像を再現するためにレー
ザ書込ユニット46側へとデータを転送制御するレーザ
コントロール404などから構成される。
【0056】特にメインの中央演算処理装置(CPU)
401は、上述したような読取られた画像情報を処理す
るだけでなく、デジタル複写機30と該デジタル複写機
に備えられた操作パネル103とを相互に制御するよう
になっている。例えば、複写機30側でのトラブル検知
に基づいて、そのトラブル状態をオペレーションパネル
ボード100に伝え、オペレーションパネルボード10
0側では、LCD表示部104にトラブル内容等を表示
する。これにより、オペレータに知らせるようになって
いる。
【0057】(サブ画像処理ボード)サブ画像処理ボー
ド500は、メイン画像処理ボード400とコネクタ接
続され、メイン画像処理ボード400上のメインの中央
演算処理装置401により処理された多値画像データを
2値画像等に変換する2値画像処理部501、画像処理
の施された2値画像情報、あるいは処理上での制御情報
などを記憶管理するメモリおよびメモリを制御するゲー
トアレイ502、複数枚の原稿画像情報を記憶管理して
おき、複数枚の原稿画像を繰り返し所望部数の数だけ読
み出して複数の複写物を生成するためのハードディスク
およびハードディスクを制御するゲートアレイ503、
外部インターフェイスとしてのSCSIおよびSCSI
を制御するゲートアレイ504などから構成される。
【0058】上記2値画像処理部501は、多値画像情
報を2値画像に変換する処理部、画像を回転する処理
部、2値画像の変倍処理を行う2値変倍(ズーム)処理
部などから構成され、さらに、ファックス画像を通信手
段を介して送受信することが出来るようにファックスイ
ンターフェイスも備えている。
【0059】(拡張ボード)拡張ボード600として
は、パーソナルコンピュータなどから送られてくるデー
タをデジタル複写機30のプリンタ部32からプリンタ
モードとして出力可能とするためのプリンタボード60
1、デジタル複写機30の編集機能を拡張してデジタル
複写機の特徴を有効活用するための機能拡張ボード60
2、デジタル複写機30のスキャナ部31にて読取った
原稿画像を相手先に対して送信したり、相手先から送ら
れてきた画像情報をデジタル複写機のプリンタ部32か
ら出力することを可能にするファクシミリボード603
などがある。
【0060】以下、デジタル複写機の画像処理装置とし
て、コピー、ファックス、プリンタモードとしての画像
データの処理、画像データの流れについて説明する。
【0061】(コピーモード)デジタル複写機30のR
ADF36の所定位置にセットされた原稿は、1枚ずつ
スキャナユニット40の原稿載置台35へと順次供給さ
れ、原稿の画像は先に説明したスキャナユニット40の
構成により順次読取られ、8ビットの電子データ(多値
画像データ)としてメイン画像処理ボード400へと転
送される。
【0062】メイン画像処理ボード400に転送された
8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データと
して多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
そして、8ビットの電子画像データにガンマ補正などの
処理を行い、レーザコントロール部404を介してレー
ザ書込ユニット46(LSU)へと送られる。
【0063】これにより、デジタル複写機30のスキャ
ナ部31にて読取られた原稿の画像は、レーザ記録部3
2から用紙に階調性のある再生画像(ハードコピー)と
して出力される。
【0064】(コピーモードにおける電子RDH機能)
同じくデジタル複写機30のRADF36の所定位置に
セットされた原稿は、1枚ずつスキャナユニット40の
原稿載置台35へと順次供給され、原稿の画像は先に説
明したスキャナユニット40により順次読取られ、8ビ
ットの電子データとしてメイン画像処理ボード400へ
と転送される。メイン画像処理ボード400に転送され
た8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データ
として多値画像処理部402上で所定の処理が施され
る。
【0065】そして、この8ビットの電子画像データ
は、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ40
5からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を
介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像
処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの
処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電
子画像データ(2値画像データ)に変換される。
【0066】なお、8ビットの電子画像データを誤差拡
散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換
しているのは、ただ多値2値変換を行っただけでは画質
的に問題があるので、画質の劣化が少なくなるように配
慮している。また、8ビットの電子画像データを2ビッ
トの電子画像データに変換するのは、画像の記憶容量な
どを考慮したためである。
【0067】このようにして変換された2ビットの電子
画像データは、原稿1枚毎にハードディスクなどのディ
スクメモリ503へと転送され、一時的に記憶管理され
る。
【0068】このようにして、デジタル複写機30のR
ADF36にセットされた原稿群の全ての読取りを終了
すると、先程一時的にハードディスク503に記憶され
た2ビットの電子画像データをゲートアレイ503の制
御により指定された部数の数だけ繰り返し読み出して、
読み出された2ビットの電子画像データは、再度コネク
タ接続部405、505を介してメイン画像処理ボード
400へ送られ、ガンマ補正などの処理を行いレーザー
コントロール部404を介してレーザ書込ユニット46
へと送られる。
【0069】なお、全ての原稿群画像が読取られてから
画像群を所望する部数の数だけ繰り返し読み出すように
して説明したが、1部目の画像出力(ハードコピー)
は、所定分の画像処理が終了した段階で順次出力するよ
うに構成することも可能である。これにより、デジタル
複写機30のスキャナ部31にて読取られた原稿画像
は、レーザ記録部32から階調性のあるハードコピーと
して出力される。
【0070】(プリンタモード)パーソナルコンピュー
タなどのネットワーク接続された外部機器から送られて
きた画像データは、プリンタボード601上でページ単
位の画像としてボード601上で展開された後、インタ
ーフェイスであるSCSI504から一旦サブ画像処理
ボード500側へ転送され、ハードディスク503など
のメモリへと記憶される。
【0071】なお、プリンターボード601上でページ
画像として展開された画像は、サブ画像処理ボード50
0側に送られるが、ページ画像に2値画像処理は行わ
ず、ハードディスク503に一時記憶されるだけであ
る。また、一旦記憶されたページ画像がハードディスク
503から読み出される時も、ページ画像に対する2値
画像処理は行わない。
【0072】そしてハードディスク503へ一時記憶さ
れた画像情報は、所定のページ順となるようにハードデ
ィスク503から読み出されながらメイン画像処理ボー
ド400へと送られ、上述したようにガンマ補正等が行
われ、レーザコントロール404からレーザ記録部(L
SU)46にて画像を再現するよう画像の書き込みが制
御され、ハードコピーとして出力される。
【0073】(ファックスモード)ファックスモードに
は、相手先に対する原稿の送信と、相手先からの原稿の
受信に対する処理がある。
【0074】まず、相手先に対する原稿の送信について
説明する。そこで、オペレータは、デジタル複写機30
のRADF36の載置トレイに送信原稿をセットする。
セットされた送信原稿は、1枚ずつスキャナユニット4
0の原稿載置台35へと順次供給され、送信原稿の画像
が先に説明したスキャナユニット40により順次読取ら
れ、8ビットの電子画像データとしてメイン画像処理ボ
ード400へと転送される。
【0075】メイン画像処理ボード400に転送された
8ビットの電子データは、8ビットの電子画像データと
して多値画像処理部402上で所定の処理が施される。
【0076】そして、この8ビットの電子画像データ
は、次にメイン画像処理ボード400側のコネクタ40
5からサブ画像処理ボード500側のコネクタ505を
介してサブ画像処理ボード500側に送られ、2値画像
処理部501の多値2値変換部において誤差拡散などの
処理と共に8ビットの電子画像データから2ビットの電
子画像データに変換される。このようにして2値画像化
された送信原稿は、所定の形式で圧縮されメモリ502
に記憶される。
【0077】なお、8ビットの電子画像データを誤差拡
散などの処理を含めて2ビットの電子画像データに変換
しているのは、上述した通りであり、ただ多値2値変換
を行っただけでは画質的に問題があるので、画質の劣化
が少なくなるように配慮している。
【0078】そして相手先との送信手続きを行い送信可
能な状態が確保されると、メモリ502から読み出され
た所定の形式で圧縮された送信原稿画像は、ファックス
ボード603側へと転送され、このファックスボード6
03上で圧縮形式の変更など必要な処理を施して、相手
先に対して通信回線を介して順次送信されることとな
る。
【0079】次に相手先から送信されてきた原稿画像の
処理について説明する。相手先から通信回線を介して原
稿が送信されてくると、ファックスボード603での通
信手続きを行いながら、相手先から送信されてくる原稿
画像を受信すると共に、所定の形式に圧縮された状態の
受信画像は、サブ画像処理ボード500の2値画像処理
部501に設けられたファックスインターフェイスから
2値画像処理部501へと送られ、圧縮伸張処理部など
によりページ画像として送信されてきた原稿画像を再現
する。
【0080】そして、ページ単位の画像として再現され
た原稿画像は、メイン画像処理ボード400側へと転送
されガンマ補正を行い、レーザコントロール404から
LSU46にて画像を再現するよう画像の書き込みが制
御される。
【0081】以上の構成から分かるように、画像情報に
所定の処理を施す画像処理部は、主としてスキャナ部3
1から読取り入力された原稿画像情報を多値の画像情報
として処理するメイン画像処理ボード400と、このメ
イン画像処理ボード400にて多値画像情報として処理
された原稿画像情報に対して2値化処理など所定の処理
を施したり、外部インターフェイスを介して接続された
機器から送られてきた画像情報に対して所定の処理を施
した後、多値画像処理部(メイン画像処理ボード40
0)側へと転送したりするサブ画像処理ボード500と
に分割構成されている。
【0082】また、メイン画像処理ボード400には、
画像をレーザ書込ユニット(LSU)46から電子写真
プロセスの感光体48上に再現させるため、レーザ書込
ユニット46の画像情報の書き込みを制御するためのレ
ーザコントロール404が含まれている。
【0083】この構成により、スキャナ部31から読み
取り入力された原稿画像は、多値画像として原稿が有す
る画像の特徴を損なうことなくレーザ記録部32からコ
ピー画像として再現可能となる。また、大量の原稿を電
子RDH機能などを用いて高速出力処理する場合など
は、サブ画像処理ボード500、ハードディスク503
などを用いることで可能となっている。
【0084】さらに、ファックス、プリンタなど外部機
器からの画像情報に対する処理および出力、ファックス
に限ってはさらに、多値画像処理が施された(原稿画像
の特徴が保たれた)送信原稿に対する2値化処理など、
デジタル複写機30として備えられたデジタルの特徴機
能に合わせて画像情報に適切な処理を施すことか可能な
構成となっている。
【0085】さらにまた、画像処理部を分散させること
で、デジタル複写機30のバリエーション(ラインナッ
プ)を多種多様揃えることが可能であり、ユーザーの要
望に合わせてデジタル複写機を設置することができる。
また、設置後もユーザーの要望に合わせてシステム展開
を簡単にはかることが可能である。
【0086】上記メイン画像処理ボード400上に配置
された中央演算処理装置401は、上記構成においてサ
ブ画像処理ボード500をも管理制御しているので、そ
れぞれの処理部において、連続して処理される画像全体
の流れが管理され、データおよび処理の流れもスムーズ
になる(画像データが失われることもない。)。
【0087】次に本発明における表示入力装置の一実施
形態について順に説明する。この表示入力装置は、図1
に示すように液晶表示装置の表示面上にタッチパネルを
備えている。この表示入力装置は、図2に示すようにデ
ジタル複写機30の操作パネル75(図4の操作パネル
103)のほぼ中央部に設けられている。そこで、以下
に操作パネル75の詳細について順次説明する。
【0088】(操作パネル部)図4は、上述したように
デジタル複写機30における操作パネルの一例を示すも
のであって、オペレータが必要に応じて設定入力等を行
う。この設定入力を簡単したもので本発明である。
【0089】この操作パネル75の中央部分には、図1
の拡大図で示した通り、タッチパネル式の液晶表示装置
6が配置されていて、その周囲にも各種モード設定キー
群が配置されている。
【0090】このタッチパネル液晶表示装置6の画面上
には、常時各種モードを選択するための基本スタート画
面(図1の表示形態)が表示されており、必要に応じて
所望するモードの指示に関するエリアを指で直接押圧操
作すると各種モードが選択指示できるように液晶画面が
順次遷移する。その表示された各種モードの中から、オ
ペレータが所望する機能が表示されている領域を指で触
れることにより編集機能等の設定入力が行える。
【0091】上記操作パネル75上に配置された各種設
定キー群について簡単に説明する。まず液晶表示装置6
の略中央部にはデジタル複写機の概観図が表示されてお
り、さらに概観図の下方にはコピー濃度を設定入力する
コピー濃度設定キー7、用紙サイズを設定入力する用紙
サイズ設定キー8、複写倍率を設定入力する倍率設定キ
ー9が設けられている。
【0092】また液晶表示装置6の左側には、原稿画像
を編集する編集モード設定画面に液晶表示画面を遷移さ
せる特別機能モードキー10、両面複写モードに移行さ
せて処理モードを設定するための設定画面に液晶表示画
面を遷移させる両面複写モードキー11、ソータ・ステ
ープルなどのアウトプットモードの指示画面に液晶表示
画面を遷移させるためのキー12、そして現在設定され
ているモードの内容を確認するための設定確認キー13
が設けられている。
【0093】さらに液晶表示装置6の右側には、本発明
にかかるオペレータが処理するための操作方法などのガ
イダンス情報を画面に表示させるための操作ガイドキー
14、操作ガイドキー14の操作により液晶表示部6上
に表示されたガイダンス情報を上下方向にスクロールさ
せてガイダンス情報全体を表示確認するためのものスク
ロールキー141,142が設けられている。
【0094】上記液晶表示装置6及びその周辺に設けら
れる各種キーとは別に、操作パネル75には、その他多
数のキーが配置されている。そのキーを図4を参照して
説明すれば、15は複写枚数などの数値情報を入力する
ためのテンキー、16は現在処理中の複写モードに新た
な複写モードを割り込ませて処理させるための割り込み
キー、17はテンキーなどにより入力されている条件を
クリアするクリアキー、18はデジタル複写機の状態を
すべてクリアして標準の状態に復帰させるためのオール
クリアキー、19は上述した各種キーにより条件設定さ
れたモードにおいて画像形成の開始を指示するためのス
タートキーである。
【0095】なお操作パネル75の左側に配置された3
つのキー20〜22群は、上から順にファックスモー
ド、プリンタモード、コピーモードにデジタル複写機3
0を切り換えて動作させるためのモード切り換え手段で
ある。
【0096】今回提示した操作パネル及びその操作パネ
ル上に配置される各種キーは、あくまでも一例であり、
デジタル複写機30に搭載される各種機能により操作パ
ネル上に設けられるキーは異なってくることはいうまで
もない。
【0097】(タッチパネルを備えた表示入力装置の説
明)図7は、図1及び図4において説明したデジタル複
写機30の操作パネル75の液晶表示装置6にて、オペ
レータが所望する画像形成条件の一つを設定入力を行う
ための詳細を示したものである。
【0098】液晶表示装置6はドットマトリックスの液
晶表示部110と、その表面を覆うように積層配置され
たタッチパネル111から構成される。また液晶表示部
110を覆うタッチパネル111は、この液晶表示部1
10の面積よりも大きいものが採用されており、液晶表
示部110の周囲に印刷された複数のボタン群をも覆い
液晶表示部110に表示されたキー以外にも、この印刷
されたボタンをオペレータに指示することも可能であ
る。
【0099】以上の構成からなる液晶表示部110の略
中央部には、本発明の操作パネル75を備えたデジタル
複写機30の外観図112が表示されている。表示され
た外観図112について簡単に説明する。中央のデジタ
ル複写機本体の外観図112を構成するRADFを含む
複写機本体部113、左側の後処理装置を示す領域11
4、及び下側部分にはデジタル複写機30に用紙を供給
する給紙装置の領域115が表示されている。
【0100】以下に液晶表示部110に表示された画面
を確認しながら、本発明にかかるタッチパネル111を
操作した際の画面の移り変わり、及び設定入力等を行う
操作を図を用いて順次説明する。
【0101】図7の液晶表示部110の略中央に表示さ
れたデジタル複写機30の外観図112の一部の領域1
13(破線で囲った領域)をタッチ操作すると、操作さ
れた外観図の位置に対応したデジタル複写機30のモー
ドの設定画面に移行する。例えば、両面をコピーするモ
ードである。
【0102】また、図7において、デジタル複写機30
の外観図112の左側領域114をタッチ操作すると、
後処理装置34におけるモード設定を行うための(B)
に示すような入力画面が表示される。そして、デジタル
複写機30の外観図112の下部領域115をタッチ操
作すると、(C)に示すような用紙サイズを設定入力す
るための入力画面が表示されることになる。
【0103】(両面コピーモード)例えばデジタル複写
機30の外観図112の中央部領域113がタッチ操作
されると、図7における(A)に示す表示状態に移行
し、両面コピーモードの設定表示画面となる。なお、こ
の両面コピーモードの設定画面には、液晶表示部110
の周囲左側に印刷された両面コピーのボタンを操作して
も移行する。しかし、オペレータにとって、不慣れな場
合に、複写機の表示内容において、その関連する部分を
操作する方が使い勝手がよい場合もある。そのため、い
ずれの場合においても、図7に示す(A)に入力画面に
表示が遷移する。
【0104】図7の表示状態から、(A)に示すような
両面コピーモードが設定された後の詳細に説明は、以
下、図8を参照して液晶表示部110の画面遷移状態を
詳細説明する。
【0105】つまり、図8(A)の初期状態での表示画
面から、先に説明したように領域112の特に中央領域
をタッチ操作すると、両面コピーモードの設定画面(図
8(B))に遷移する。そして、液晶表示部110の略
中央には、操作されたデジタル複写機30の中央領域の
外観図部分(113)がそのまま残り、その他の領域に
両面コピーのモードに関する各種設定キーが変わって表
示される。
【0106】なお、上記の説明では液晶表示部110の
略中央部にはデジタル複写機30の外観図112が表示
位置、表示状態を保ったまま、その他の表示領域、すな
わち外観113の周囲にモードを細かく設定するキーを
表示するように設定している。しかし、これに限らず、
デジタル複写機30の設定入力を行うための外観113
が多少異なる位置に移動して表示され、残りの表示領域
にモードを細かく設定するキーが表示されるようにする
ことも可能である。この場合、できるだけオペレータの
混乱を招かないように、必要以上に外観113の表示位
置が変位しないように、また、同じ表示形態を保つこと
が望ましい。
【0107】ここで簡単に他の領域に表示されたキーを
簡単に説明すると、複写機の外観113の左上側に配置
されたキーは、片面の原稿から片面のコピーを作成する
モードを指示するキー116であり、両面コピーモード
が指示される前の初期等の状態である。
【0108】そして、外観(領域)113の下側左から
偶数枚の片面原稿から両面コピーを作成するモードキー
117、奇数枚の片面原稿から両面コピーを作成するモ
ードキー118、両面原稿から両面コピーを作成するモ
ードキー119、両面原稿から両面コピーを作成するモ
ードキー120がそれぞれ配置されている。
【0109】なお、外観113の右上側に配置されたキ
ー121は、片面の原稿を処理する場合に、原稿の枚数
が奇数であるのか偶数であるのかが不明である場合に操
作するもので、自動原稿送り装置36にセットされた原
稿束の枚数を計数するよう指示するものである。
【0110】以上のキーの中(片面→片面モードキー1
16、および原稿カウントキー121は除く)から両面
のモードが選択されると、選ばれた両面モードを表すア
イコン122がデジタル複写機の外観113内に重ねて
表示される。つまり、図8(B)の表示状態において、
オペレータが片面→両面モードキー107にタッチする
ことで、そのタッチ117が図8(C)の如く反転表示
されると同時に、複写機の外観113内にアイコン12
2が重ねて表示される。
【0111】この表示されるアイコン122も、選択し
たモードの内容を細かく設定するキー117に表示され
ているアイコン122そのものを重ねられるようにして
おくことで、オペレータの混乱を防止することができ
る。
【0112】なお、上記説明では液晶表示部110に表
示された外観113の周囲に表示された設定キーの中か
ら所望するモード内容を指示すると、外観113の中に
設定されたモードを表すアイコン122が重ねて表示さ
れるように説明した。しかし、液晶表示部110に重ね
られたタッチパネル111による操作に限らず、タッチ
パネル111以外の操作パネル上に配置されたボタンの
操作により、液晶表示部110に表示された外観図11
3内に設定されたモードに関するアイコン122を重ね
て表示することも可能である。
【0113】そして、両面コピーに関するモードのオペ
レータによる設定入力が完了すると、液晶表示部110
に表示されている複写機の外観113、および設定され
たモードに関するアイコン122は、そのままの状態で
維持され、デジタル複写機30全体の外観図112の表
示状態に復帰する(図8(D)参照)。
【0114】なお、アイコン122と共にデジタル複写
機30の外観図112の表示状態に復帰すると述べてい
るが、設定されたモードによっては、アイコン表示する
までもなくデジタル複写機30全体の外観図112に表
示を復帰させることも可能である。
【0115】また、他の態様として、両面コピーに関す
るモードの設定が完了して、デジタル複写機30全体の
外観図112が表示される場合に、基本的には同一の場
所、すなわち既に表示されている外観図113はそのま
まで、残りの隠れていた残りの外観図が再度表示され、
デジタル複写機30全体の外観図112として再び表示
されることが最も望ましいが、違和感を感じない程度に
多少表示される位置が変位してもそれは可能である。
【0116】(アウトプットモード)次に、図7に戻
り、デジタル複写機30において画像形成された用紙を
最終的に後処理するための処理モード、つまりアウトプ
ットモードについて説明する。そこで、図7に示す表示
状態において、複写機30の外観図112の左側に表示
されている後処理装置34の領域114がタッチ操作さ
れると、図7において(B)に示す表示状態に遷移し、
アウトプットモードの設定入力画面となる。
【0117】なお、このアウトプットモードの設定画面
には、液晶表示部110の周囲左側に印刷されたソータ
ー/ステープルのボタン12を操作しても移行する。
【0118】この図7におけるアウトプットモードによ
る設定画面にて、任意設定される操作形態を、図9
を参照して説明する。特に、図9においては液晶表示部
110の画面遷移状態を順次表示したものである。
【0119】そこで、図9(A)のアウトプットモード
の設定画面の表示形態において、後処理装置34の外観
部分123が表示され、その他の領域にアウトプットモ
ードに関する各種条件を設定するための設定キーが変わ
って表示される。
【0120】なお、上記の説明では液晶表示部110の
略左側には後処理装置34の外観123が表示位置、表
示状態を保ったまま、その他の表示領域、すなわち外観
123の右側にモードを細かく設定するキーを表示する
ように設定している。しかし、後処理装置34の外観1
23が多少異なる位置に移動して表示され、残りの表示
領域にモードを細かく設定するキーが表示されるように
することも可能である。この場合においても、できるだ
けオペレータの混乱を招かないように、必要以上に後処
理装置34の外観123の表示位置が変位しないよう
に、また、同じ表示形態を保つことが望ましい。
【0121】ここで簡単に他の領域に表示されたキーを
簡単に説明すると、後処理装置(フィニシャー)34の
外観123の右側に配置されたキーは、左側から順番に
デジタル複写機30から出力される用紙を順次仕分ける
ソートモードキー124、排出された複数の用紙を束ね
るステープルモードキー125、デジタル複写機30か
ら出力される用紙を原稿群毎にずらした形で仕分けるオ
フセットモードキー126である。
【0122】以上のキーの中からアウトプットのモード
が選択操作されると、選ばれたアウトプットモードを表
すアイコン127,128,129が、デジタル複写機
の外観123内に重ねて表示される(図9(B)もしく
は図9(C)参照)。その時、タッチ操作したモードキ
ー124,125,126の領域においても反転表示さ
れる。
【0123】この表示されるアイコン127,128,
129も、選択したモードの内容を細かく設定するモー
ドキー124,125,126に表示されているアイコ
ン127,128,129そのものを重ねられるように
しておくことで、操作者の混乱を防止することができ
る。
【0124】なお、上述の説明では液晶表示部110に
表示された外観123の右側に表示された各モードの設
定キーの中から所望するモード内容を指示すると、外観
123の中に、設定されたモードを表すアイコン12
7,128,129が重ねて表示されるようにしてい
る。しかし、液晶表示部110に重ねられたタッチパネ
ル111による操作に限らず、タッチパネル111以外
の操作パネル上に配置されたボタンの操作により、液晶
表示部110に表示された外観123内に設定されたモ
ードに関するアイコン127,128,129を重ねて
表示することも可能である。
【0125】さらに、後処理装置34の外観表示123
に設定されたモードに関するアイコン127,128,
129を重ねて表示する場合、外観123の中でもその
装置により指示されたモードを実行する場所、あるいは
モードが実行された後の結果物が得られる場所にアイコ
ン127,128,129を表示させることでオペレー
タに実行されるモード、および結果物が得られる場所を
正確に伝える事が可能となる。
【0126】さらにまた、後処理装置34におけるモー
ドが複数設定された場合、例えば図9(B)と図9
(C)にあるソートモードとステープルモードが同時に
設定された時は、図9(D)にあるように複数の設定さ
れたモードを1つのアイコン130であらわし、概観1
23の適切な位置に重ねて表示させることもできる。
【0127】そして、アウトプットに関するモードの設
定入力をオペレータが完了すると、液晶表示部110に
表示されている後処理装置34の外観123、および設
定されたモードに関するアイコン127,128,12
9はそのままの状態で、デジタル複写機30全体の外観
図112を表示する形態に復帰する(図10参照)。
【0128】なお、アイコン127,128,129と
共にデジタル複写機30の外観図112が復帰すると述
べている。しかし、設定されたモードによっては、アイ
コン表示するまでもなくデジタル複写機30全体の外観
図112に表示を復帰させることも可能であることは言
うまでもない。
【0129】(用紙選択モード)続いて、図7に示すデ
ジタル複写機30の外観図112の表示形態において、
用紙選択を行う操作及びその操作における表示の遷移状
態について説明する。
【0130】そこで、図7に表示形態において、デジタ
ル複写機30の外観図112の下側に現されている給紙
装置の領域115が操作されると、図7(C)の表示形
態に移行して給紙装置の選択、すなわち所望するサイズ
の用紙を複数の給紙装置の給紙部の中から選択する設定
画面となる。
【0131】なお、この給紙装置の中から所望のサイズ
を選択する設定画面には、液晶表示部110の下側中央
に表示された用紙選択のキー8を操作しても移行する。
しかし、不慣れなオペレータにとっては、給紙装置の形
態を表示している領域115をタッチ操作し、所望のサ
イズの用紙を選択するようにした方が使い勝手がよい場
合もあり、設定を間違えることを防止できることにもな
る。
【0132】以下、図11を参照して、設定操作に基づ
き、液晶表示部110の画面遷移状態を順を追って説明
する。
【0133】いま、待機状態にある操作パネル75上の
液晶表示画面(図11(A)の状態)において、給紙装
置にかかる領域115をタッチ操作すると、用紙選択モ
ードの設定画面(図11(B)参照)に遷移する。この
表示形態において、液晶表示部110の略中央から右側
にかけて、デジタル複写機30の給紙装置に装着されて
いる給紙部の配置状態と同じように給紙部の複数の選択
キー131等が表示される。
【0134】そして、この表示されている選択キー13
1の中から所望するサイズの用紙(例えばA3)を収容
した給紙部をタッチ操作し、それを確定すると、画面は
図11(C)へと切り換わり、選択されたA3サイズの
用紙を収容した給紙部の表示が反転して給紙可能にある
事を伝えている。
【0135】この用紙選択モードにおいても、図11か
ら明らかなように、液晶表示部110の略中央部に表示
されているデジタル複写機全体の概観図112は、図1
1(B)にあるように、一旦給紙部確定キー群により一
部隠れていても、また、デジタル複写機全体の外観図1
12が再び表示される画面になっても、基本的に外観図
112の液晶表示部110における表示位置は同一場所
であり、同一の形態で表示される。
【0136】(本発明の第1の実施形態)以上説明した
ように、オペレータはタッチパネル式の液晶表示装置6
の表示内容に従って、タッチ操作を行うことで、所望す
る複写条件の設定入力が行える。この時、表示画面とは
別のキーによる操作を行うようにしても同様に設定入力
が可能となる。そのため、オペレータが操作する上で、
使い勝手のよい設定入力が行える。
【0137】ここで、タッチパネル111におけるタッ
チ操作による設定入力は、タッチ操作位置と、その操作
位置に表示されている表示内容に基づいて行われる。そ
のため、図6のブロック図において操作パネル103の
液晶表示部104(液晶表示部110)の表示内容と、
その表示内容に対応するタッチパネルのキー105(タ
ッチパネル111)の位置情報が、中央演算処理装置
(CPU)101にて把握され、入力内容を確定する確
定手段を構成しており、メインCPU401を介してマ
シンコントロールボード200のCPU201に伝えら
れ、その入力設定された条件に応じた画像形成を行うこ
とになる。
【0138】以上のような構成からなるデジタル複写機
30において、オペレータが設定入力した条件に従った
画像形成を行う。この動作中にデジタル複写機30内で
の何らかのトラブルが検出されると、液晶表示装置6の
液晶表示部110の画面上には図2に示すように、現在
表示されている表示画面画像よりも優先的に(上に)所
定のメッセージ表示を行うようにしている。
【0139】例えば、コピー中(画像形成中)に現像装
置の現像剤が無くなるとコピー動作が継続できなくな
る。そのため、デジタル複写機30側では、オペレータ
に現像剤(例えばトナー)を補充してもらうためにも、
その内容を表示し、プリント出力動作を一旦停止する。
つまり"一旦停止した理由"をオペレータに伝えるべく、
液晶表示部110に図2に示すように共に、"トナーを
補給してください"といったメッセージ表示132す
る。
【0140】これは、図6においてマシンコントロール
ボード200側より、例えばプロセス部205における
トラブル検出が、CPU201にて行われる。これは、
周知の技術であり、そのまま利用できる。そして、トナ
ーなしが検知され、その検知信号を受けて、これをオペ
レーションパネルボード100に伝える。これにより、
オペレーションパネルボード100側では、LCD10
4(液晶表示部110)に図2の如きメッセージ表示1
32を行う。
【0141】このとき、もしオペレータがデジタル複写
機30をよく理解している人であれば、戸惑うことなく
新たな現像剤カートリッジを準備し、適切な方法で現像
装置に現像剤を補給することができる。すなわち、デジ
タル複写機30の必要部分を開放し、準備したトナーカ
ートリッジ等を現像装置のトナーホッパに装着すべく、
現像装置を引き出し、トナー補充を行う。そして、トナ
ー補充を行えば、現像装置を装着し、開放部分を閉鎖す
ることで、トラブル処理、つまりトラブル補充処理を完
了し、デジタル複写機30による画像形成処理を可能に
できる。
【0142】しかし、あまりデジタル複写機30を理解
していない不慣れたオペレータであれば、このメッセー
ジ132が表示されている表示部をタッチすることによ
り、多数の操作ガイダンス情報の中から、現像剤補給を
行う対処方法にかかるガイダンス情報が順次表示され
る。
【0143】つまり、図6においてオペレーションパネ
ルボード100のメモリ102には、オペレータが処理
を必要とするヘルプ情報である各種のガイダンス情報を
記憶している。このヘルプ情報の群は必要に応じて読み
出され、その内容に応じてオペレータが操作処理を行え
る。この場合、通常、操作ガイドキー14が操作される
ことで、メモリ102に記憶されているヘルプ情報群の
中から必要なガイダンスを選択するための選択画面(ス
タート画面)が表示される。このスタート画面について
は、図3(A)に示す。
【0144】なお、複数のガイダンス表示情報は表示部
に対して一度に表示させることはできない場合には、所
定の順序で表示されるようになっており、表示されるガ
イダンス情報の遷移は、液晶表示装置6の右側に配置さ
れたキー141、142により指示できる。
【0145】そこで、現像剤を構成するトナーエンプテ
ィー状態および現像剤補給を促すメッセージ情報が表示
されている状態の時(図2の表示状態)に、液晶表示装
置6のどこでも操作(タッチ)すれば、トナーカートリ
ッジによる補給方法のガイダンス表示が行われる。この
場合、比較的大きな表示パネルで構成されている場合、
このメッセージ表示132以外にも選択指示可能な情報
も同時に表示されていることも考えられるので、メッセ
ージ表示132の領域部分を操作(タッチ)すること
で、現像剤カートリッジによる補給方法のガイダンス表
示が行われるようにしてもよい。
【0146】そして、上記メッセージ表示132の領域
内をオペレータがタッチ操作すれば、図3(A)におけ
るスタート画面を表示することなく、直接メッセージに
応じたヘルプ情報が読み出され、これが液晶表示部11
0に順次表示される。この状態を図3(D1)以降に示
している。
【0147】一方、図2に示すようなトラブル状態での
メッセージ表示132を行っている時に、その処理を行
うために操作ガイドキー14を操作することで、ヘルプ
情報により操作手順を表示させるために図3(A)に示
すスタート画面が表示される。このスタート画面は、複
写のヘルプ情報を選択操作できる選択画面であり、例え
ばデジタル複写機30内の用紙の搬送系での用紙詰まり
を解消するために処理手順をガイダンス表示させる選択
キー133、RADF36内での原稿の紙詰まりを除去
するための処理手順をガイダンス表示させる選択キー1
34、及び上述したように現像装置におけるトナーが無
くなった時に補充処理を行うための処理手順をガイダン
ス表示させる選択キー135が表示されている。
【0148】この他にも、ガイダンス表示が必要となる
ヘルプ情報が存在すれば、図3(A)の表示中に合わせ
て表示される。また、表示内容が多数あれば、分割表示
させるようにできる。そのため、スクロールキー14
1,142の操作により、その選択画面が切換え表示さ
れる。
【0149】そして、図3(A)のスタート画面の表示
中に、上記任意の選択キー133〜135をタッチ操作
すれば、それに応じた処置手順を示すガイダンス表示が
行われる。そして、ガイダンス表示を進めるために、液
晶表示部110には、"次の手順"の表示領域136が合
わせて表示されており、その領域136をタッチ操作す
れば、ガイダンス情報の画面が進行して表示されてい
く。そして、オペレータの処理が完了しれば、"終了"の
表示領域137の位置をタッチ操作することで、図1に
示すよう初期表示画面に戻る。この場合、トラブル解
除がなされていれば、図1の初期表示画面に戻り、解除
されていなければ、図2の表示画面に戻る。
【0150】以上説明したように、デジタル複写機30
の動作状態等において、液晶表示部110に複写機の動
作状態等のメッセージ表示132が表示されると、その
対処方法をオペレータが希望する場合、メッセージ表示
132のタッチ操作、又は操作ガイドキー14の操作に
応じて、図3に示すように、操作ガイダンス表示が行わ
れる。
【0151】つまり、図2や図1に示す表示形態におい
て、操作ガイドキー14を操作すると、図3(A)の状
態が表示される。そして、オペレータが所望する対処処
理を行うために、それぞれの対処のためのヘルプ情報の
指示を仰ぐために、選択キー133〜135の何れかを
タッチ操作することで、(B)乃至(D)の処理内容、
つまりガイダンス表示が順次行われる。
【0152】例えば、デジタル複写機30内に詰まった
用紙を除去するために、“本願の紙づまり処理方法”の
表示領域である選択キー133をタッチ操作すること
で、図3(B)に示すガイダンス表示が行われる。この
ガイダンス表示の遷移は“次の手順”の表示領域136
を操作するか、操作キー142を操作することで順次ガ
イダンス表示が進んでいく。またガイダンス表示が不
要、あるいはオペレータの処理が完了すれば右上部の
“終了”の表示領域で示すキー137をタッチ操作すれ
ば元の初期表示画面の状態に復帰(例えば図1の状態)
する。
【0153】また、本発明においては、図2に示すよう
にデジタル複写機30におけるトラブル検出手段にて、
トナーが無くなった状態を検出しているのであれば、現
像剤、つまりトナーを補充するようなメッセージが表示
132される。その状態において、その表示領域132
をタッチ操作すれば、図3において(A)のスタート画
面による選択画面の表示を行うことなく、直接図3(D
1)のガイダンス表示を行う。
【0154】そのため、図3のガイダンス表示のための
選択画面が表示されことなく、メッセージに応じたガイ
ダンス表示が行われるため、不慣れなオペレータ等にお
いても簡単に処理が可能となる。つまり、図3(A)の
状態において、いずれかを選択する時に、間違えること
があれば、その操作を行えなくなるが、そのような間違
いを確実に防止でき、トラブル解除のための操作を簡単
に行える。
【0155】図3(D1)から(D2)のガイダンス表
示の遷移は、表示領域136のタッチ操作又は、スクロ
ールキー142を操作すれことで実行される。なお、ス
クロールキ141を操作すると、ガイダンス表示が戻さ
れることになる。
【0156】以上図1乃至図3にて説明したように、本
発明の表示入力装置によれば、デジタル複写機30によ
るトラブル発生時に対処として、操作ガイドキー14を
操作する以外に、トラブル状態をオペレータに知らせる
表示領域をタッチ操作することで、上記操作ガイドキー
14の操作と異なる形態においてガイダンス表示を行う
ようにしている。従って、使い勝手のよい操作を行うこ
とで、その操作に応じたガイダンス表示が行われ、オペ
レータは戸惑うことなく、簡単にガイダンス表示に応じ
た処理を行える。
【0157】(本発明の第2の実施形態)以上の第1の
実施形態においては、特にデジタル複写機におけるトラ
ブル状態において、オペレータが対処できるガイダンス
情報を、必要に応じて表示にて提示するようにしてい
る。そのため、そのガイダンス情報を順次目視すること
でトラブル解除を行えるようになる。特に、トナー無し
を検出した時のトラブル解除処理のために、図2に示す
ようなメッセージ表示132を行うようにしている。
【0158】このようなメッセージ表示132に従っ
て、その表示領域のタッチ操作により、オペレータは図
3(D1)、(D2)等のガイダンス情報の提示を受け
る。この時、メッセージ表示132は、図2に示すよう
にデジタル複写機の外観図112に重ねるようにして表
示されている。
【0159】この実施形態においては、図12に示すよ
うにデジタル複写機30の外観図112に、対処すべき
複写機の領域を特定するように表示形態を変えて表示さ
せている。つまり、図12に示すように、トラブル検出
がなされた時に、“トナーを補給して下さい。”のメッ
セージを液晶表示部110に表示させると共に、複写機
30の外観図112の画像形成部分本体の領域150
を、他の領域とは区別化するように白黒反転させたり、
ハッチングを施したり、中間調で表示したりする。ま
た、液晶表示部110がカラー表示できる場合には、上
記領域150の色を他の外観図112の部分と変えるよ
うにする。
【0160】そこで、“トナーを補給して下さい。”な
るメッセージ表示がなされた状態で、表示形態が異なる
領域150をタッチ操作すれば、図13に示すガイダン
ス情報のスタート画面が表示される。この表示状態に
おいては、右下部には“次の手順”といった表示領域1
36が表示されている。そして、“次の手順”の表示領
域136をタッチ操作すれば、の表示状態からの表
示に遷移する。この画像は、順次“次の手順”の表示領
域136をタッチ操作することで順次1画像単位に遷移
していく。つまり、〜が操作される毎に順次遷移し
て表示される。
【0161】このように、トラブル状態での対処方法、
つまり解除手順が図12に示すようなメッセージ表示が
行われる状態でガイダンス操作キー、ここでは表示領域
150をタッチ操作すれば表示されることになる。その
ために熟練オペレータでなくとも、適切にデジタル複写
機の状況に応じたガイダンス情報を知らせることができ
る。
【0162】また、液晶表示装置6の右横には、操作ガ
イドキー14及び上下キー141,142が設けられて
いる。そのため、図12に示すトナー状態でのメッセー
ジ表示が行われ、そして外観図112の一部の表示形態
が異なる時には、その表示形態に対応するガイダンス情
報を提示するために、上記操作ガイドキー14を押圧操
作すれば、図13に示すトナー補給のためのガイダンス
情報画面のスタート画面が表示される。この状態で上
下キー141又は142を押圧操作すれば、次のガイダ
ンス情報画面又は前のガイダンス表示画面が順次操作さ
れる毎に遷移表示されていく。
【0163】この時、操作ガイドキー14を再度操作す
れば、上述したようにガイダンス情報画面が1画面単位
で順次一定時間間隔で連続遷移表示させることもでき
る。従って、オペレータは、デジタル複写機がトラブル
状態、この実施形態においてはトナーが無くなった時
に、その状態を解除してもらうために、オペレータにメ
ッセージ表示をし、次の操作により、トラブル解除の対
処のためのガイダンス情報が表示されることになる。そ
して、その表示については表示画面上のタッチ操作のみ
でなく、操作ガイドキー14及び上下キー141,14
2の操作により遷移表示させることができる。しかも、
必要に応じて連続表示させることが可能となり、それぞ
れの状態に応じて任意に選択できオペレータの負担を軽
減でき、しかもガイダンス情報をタイミングよく表示さ
せることができ、非常に使い勝手のよいものとなる。
【0164】また、連続的にガイダンス情報を表示させ
る場合においては、動画でガイダンス情報を提示するよ
うにしてもよい。このガイダンス情報の提示により、不
慣れなオペレーラにおいても、その情報の提示によりト
ナー補給を確実に行える。
【0165】しかも、図12に示すようのトナー補給を
行う場合には、複写機30の本体の前扉を開放し、現像
槽等を引き出す必要がある。そのため、複写機の外観図
112の対象領域150表示形態を変えることで、オ
ペレーラは複写機30のどの部分を対処すれば良いかを
容易に理解できる。
【0166】なお、デジタル複写機でのトラブル検出に
おいて、図2には液晶表示装置6の表示部110にトラ
ブル状態であることをメッセージ表示132させてい
る。これに対して、図12に示すようにデジタル複写機
の全体外観図112に加えて現像装置が存在する位置に
対応する領域150の表示を異ならせるようにしてい
る。この場合、表示領域150を点滅させることもでき
る。
【0167】そこで、動作中にデジタル複写機内でのト
ナー無しが生じれば、表示装置6にその状態をオペレー
タに知らせる表示、つまり図12に示すトナー補給を促
すメッセージを表示させると同時に複写機本体内の現像
装置の位置を示す領域150が点滅表示等にて表示形態
を異ならせている。そして、異なる領域150をタッチ
操作すれば、図13に示すガイダンス画面の表示が行わ
れる。従って、単なるメッセージ表示のみでなく、実際
にデジタル複写機側でのトラブル状態の認識がオペレー
タに容易に行えるようになり、非常に親近感が増す。そ
して、その状況をオペレータが確実に把握でき、次に対
処すべきことを容易に認識でき、その対処が簡単にな
る。
【0168】(本発明の第2の実施形態の他の態様)以
上はデジタル複写機によるトラブル状態としてトナーが
無くなり、その対処のためのガイダンス情報の画面を順
次表示させるようにしている。このトラブルとしては、
トナー無しのみではない。
【0169】そこで、第2の実施形態の他の態様におい
ては、その他のトラブル状態において、その対処による
ガイダンス情報の表示について説明する。また、そのト
ラブルにおいては、トラブル位置に応じた適切なガイダ
ンス情報の表示を行うようにしたもので、オペレータの
対処において、より適切なアドバイスを可能にしたもの
である。
【0170】デジタル複写機のトラブルでオペレータが
簡単に対処できるものとしては、用紙ジャムであり、そ
のジャム用紙の除去による対処がある。デジタル複写機
の動作中において、用紙が搬送経路中でジャムすれば、
その状態が検出される。この検出は従来より周知であ
り、ジャムした用紙を含めて給送されている用紙が存在
しており、その用紙をも除去する必要がある。そのた
め、それらの用紙は用紙検出センサ(マイクロスイッチ
や、フォトセンサ等)にて検出されている。
【0171】そこで、ジャムトラブル状態になれば、図
14に示すように液晶表示装置6には、ジャムトラブル
であることを表示させる。つまり表示部110の左上部
に“紙がつまりました。”なる表示を行う。そして、デ
ジタル複写機の外観図112と共に、デジタル複写機3
0側での搬送経路に沿って詰まった用紙が存在する領域
150〜152が表示される。特に表示領域151は、
給紙カセットからの用紙給紙のジャム位置を、表示領域
150は感光体の手前のレジスト位置の状態及び転写後
の定着領域でのジャム位置を、表示領域152は後処理
装置(ステープル機能付きソータ)内でのジャム位置を
示すものである。
【0172】なお、図14においては、全ての用紙の搬
送領域において用紙がジャム、つまり存在している状態
を示しているが、用紙が存在しない領域においては、通
常の表示が行われる。つまり、図1に示すような表示で
あり、トラブルが存在する領域においては、その表示形
態が位置毎で異なるように表示される。
【0173】そのため、表示形態が異なる表示領域15
0〜152の何れかをタッチ操作すれば、その位置に存
在する用紙の除去処理を行う対処のためのガイダンス情
報が順次提示されることになる。
【0174】この場合、もしデジタル複写機をよく理解
しているオペレータは、戸惑うことなく表示領域150
〜152のジャム位置、つまり用紙が存在している箇所
を確認し、ガイダンス情報の提示を受けることなく、適
切な対処を行い、ジャム用紙を除去し、トラブル解除す
ることができる。
【0175】これに対して、不慣れなオペレータはその
対処に困る。しかし、表示領域150〜152の何れか
をタット操作することで、ガイダンス情報が適切に表示
され、その対処を容易に認識できる。
【0176】例えば、表示形態が異なる表示領域151
をタッチ操作すれば、図15に示すガイダンス情報の各
画面が順次表示される。また、表示領域150の領域を
タッチ操作すれば、図16又は図17に示すガイダンス
情報の画面が順次表示される。そして、表示領域152
をタッチ操作すれば、図18に示すガイダンス情報の画
面が順次表示される。
【0177】そこで、表示領域151をタッチ操作した
時のガイダンス情報の表示について説明する。まず、図
15のスタート画面が表示される。そして、次のガイ
ダンス情報を希望する時には、先に説明したように“次
の手順”を示す領域136をタッチ操作すれば、画面
に遷移表示される。このように、一つのジャム解除のた
めのガイダンス情報は一度に表示できないため、所定の
順序で遷移表示されることになる。
【0178】そして、図14に示したように一つの給紙
トレイの領域での用紙ジャムであるため、そのガイダン
ス情報が順次言葉だけのメッセージだけでなく、画面を
交えて表示される。そのため、不慣れなオペレータにも
最適なガイダンス情報が表示されるため、その対処が非
常に簡単になる。
【0179】また、同様に図14に示す表示領域150
がタッチ操作されれば、図16又は図17に示すガイダ
ンス情報の提示が行われる。この場合、用紙ジャムの位
置が、レジスト領域でのジャムであれば、それが用紙検
出手段にて用紙の滞留が検出されている。そのため、図
16に示すガイダンス情報が提示される。これは、レジ
ストローラ付近における搬送経路での対処のためのガイ
ダンス情報が遷移表示されることになる。そのため、複
写機本体の前扉を開放し、搬送経路を更に開放させるガ
イダンス情報が順次表示される。
【0180】一方、ジャム用紙がレジストローラ付近で
なく、定着領域付近でのジャムであれば、図17に示す
ように、搬送路の分岐路領域における定着部分でのジャ
ム解除のための対処の手順が、ガイダンス情報として順
次遷移表示される。
【0181】ここで、表示領域150においてレジスト
ローラ付近及び定着部分付近で共に用紙ジャムが発生し
ておれば、例えば図16のガイダンス情報の提示後に、
図17に示すガイダンス情報の提示が継続して行われ
る。
【0182】そして、表示領域152をタッチ操作すれ
ば、図18に示すように後処理装置でのジャム解除の対
処のためのガイダンス情報の表示が順次行われる。この
場合においても、スタート画面から次のガイダンス情報
の遷移表示は、“次の手順”の領域136をタッチ操作
することで行える。また、上下キー141,142を押
圧操作することでも同様にして行える。
【0183】しかも、ガイダンス情報を順次遷移表示さ
せる代わりに、一連の手順を動画にて表示させるように
することもでき、全体の流れを容易に把握でき、それに
応じた対処を容易に認識できる。
【0184】上述したように、用紙のジャム処理の対処
に関して、オペレータは対処の必要のない搬送経路まで
確認する事はなくなる。また対処を必要とする搬送経
路、即ち用紙がジャムしている搬送経路だけを確認すれ
ばよい。これは、用紙が存在している状態において、上
述したように複写機の外観図112の表示形態を異なら
せるようにしており、存在しない場合には、外観図11
2の表示が変化しない。
【0185】詳細に説明すれば、用紙が給紙トレイの位
置でジャムしていなければ、表示形態が異なる領域15
1は、斜線のような表示でなく、図1に示すように例え
ば選択された表示状態となっている。もし、選択されて
いなければ、第2給紙トレイ以降のような表示となる。
そのため、正常状態においては、領域151の表示は変
化しない。この認識により、ジャム処理のためのガイダ
ンス情報の提示を受けることなく、オペレータの混乱等
を避けることができる。
【0186】そして、表示形態が異なる領域において、
その領域にタッチすれば、ジャム処理のためのガイダン
ス情報が表示される。ここで、図12及び図14におい
て、異常状態検出時に、複写機30の外観図112の画
像形成部分の領域150の表示形態が同一となってい
る。この時、同一領域のタッチ操作において、トラブル
検出におけるそのトラブル解除を必要とするガイダンス
情報のみ提示することができる。つまり、ジャム検出に
おいては、領域150をタッチ操作しても、トナー補給
のための図13に示すガイダンス情報の提示ではなく、
図16又は(及び)図17のガイダンス情報が提示され
る。
【0187】よって、いずれにおいても、デジタル複写
機30側で、オペレータに対処をしてもらいたガイダン
ス情報を適切に提示でき、その対処を容易にさせてい
る。
【0188】(第2の実施形態における別の態様)ま
た、本発明の第2の実施形態においては、操作ガイドキ
ー14が押圧操作されると、ジャム解除のガイダンス情
報の表示順序を確定し順次表示させるようにしている。
つまり、図14に示す表示形態において、デジタル複写
機の外観図112の表示形態が異なる領域をタッチ操作
すれば、その領域でのトラブル解除のガイダンス情報の
提示を受けることができる。これとは別に、トラブル状
態が複数存在する時には、それらを個々に提示すること
なく、一度に提示させるようにしている。
【0189】つまり、図14において、複数の位置で用
紙ジャムが存在していれば、複数の領域でその表示形態
が正常な場合と異なる表示となっている。そこで、操作
ガイドキー14を操作すれば、図15乃至図18に示す
ガイダンス情報を順次提示するようにしている。そのた
め、一度にジャム処理を可能にする。このように、ガイ
ダンス情報を提示する方法として、2通りある。そのた
め、必要に応じたガイダンス情報の提示を受けることが
できる。
【0190】例えば、不慣れなオペレータであれば、個
々のジャム処理の対処法を、個々の位置でのジャム処理
のガイダンス情報の提示を受け、慣れてくることで一度
にガイダンス情報を提示されることで、その処理効率を
上げることが可能になる。
【0191】また、操作ガイドキー14を操作し、一度
にガイダンス情報の提示を受ける場合、その提示の順番
としては、最も効率よく、同じ作業を繰り返さずに用紙
を除去できる順番が考えられる。例えば、図14に示す
ように複数の箇所で用紙ジャムが発生(直接ジャムしな
くても搬送経路の停止により搬送経路中の用紙が滞留し
ていることを含む)していれば、定着ジャム処理(図1
7の処理)→搬送部ジャム処理(図16の処理)→第2
給紙トレイ部のジャム処理(図15の処理)→後処理
(ソータ)部ジャム処理(図18の処理)を行うとす
る。この場合、定着部ジャム処理とソータ部ジャム処理
は、ソータを移動させるといった同じ作業を必要とし、
上記の順序で用紙解除を行うと別々の作業手順の中で同
じ作業を行う必要があり、作業効率が悪くなる。
【0192】そこで、ソータ部ジャム処理→定着部ジャ
ム処理→搬送部ジャム処理→第2給紙トレイ部ジャム処
理の順に用紙除去作業を行うようにガイダンス情報を表
示させれば効率よくジャム処理を行える。即ち、ソータ
を移動させて用紙を除去した後、そのまま定着部の用紙
除去作業が可能となり、作業効率が上がる。従って、操
作ガイダンスの表示の順番を上述したようにするように
確定する。
【0193】さらに、ソータ部ジャム処理の操作ガイダ
ンスが図18にて行われ、それに引き続いて定着部ジャ
ム処理のガイダンスを図17に従って表示させると、図
18のの画面と、図17ののガイダンス情報の画
面が重複する。そのため、ソータ部でのジャムと定着部
でのジャムが同時に生じている場合には、後から表示す
る操作ガイダンスの定着部ジャム処理ガイダンスの“ソ
ータを移動して下さい”といった画面である図17の
及びの画面を省略し、“出紙部を引き出して下さい”
といった図17のの画面から表示を行う。これによ
り、さらに効率よく、またオペレータを混乱させること
なく、ガイダンス情報を表示できる。
【0194】また、定着部ジャムが生じると、その安全
性を確保するために定着部への通電が停止される。その
ため、定着部の温度は低下していく。ジャム処理が終わ
り再びコピーを行おうとすると、定着部の温度が一定温
度に達するまで画像記録可能状態に復帰しない。そのた
め、用紙の除去処理の順番を、定着部ジャム処理→ソー
タ部ジャム処理→搬送部ジャム処理→第2給紙トレイ部
ジャム処理の順に行うことにより、定着部の温度低下を
押さえ、また定着部への通電開始を早くできる。これに
より、画像記録可能状態への復帰が速くなり、スムーズ
な画像記録の再開が可能となり、定着部ジャム処理ガイ
ダンスを先に行うことで、時間的に最も効率のよいジャ
ム処理が可能になる。
【0195】このように、デジタル複写機が正常な状態
と、異常状態とでガイダンス情報を適切な状態で表示さ
せることができる。また、タッチパネルを組み合わせ
て、デジタル複写機の外観を表示し、その部分部分での
タッチ操作に応じた適切なガイダンス情報をオペレータ
に知らせることが可能になる。つまり、トラブル状態と
正常状態とで同一表示領域をタッチ操作しても、その表
示形態が異なる場合には、デジタル複写機がその時に所
望するガイダンス情報が適切に表示されることになる。
【0196】即ち、デジタル複写機に異常が発生したと
して動作を停止している時には、デジタル複写機の外観
図112の中で、正常な状態にある部分に相当する表示
領域を操作しても、表示部110にはその部分に関する
入力モードによる設定指示画面へと移行することはな
く、トラブルが発生している部分に対する対処方法(操
作ガイダンス情報)が優先的に表示されオペレータに対
して情報を確実に伝えるように考慮されている。
【0197】なお、上述した各種実施形態においては、
デジタル複写機を例に説明したが、ガイダンス表示が必
要となる機器、特に表示装置及び該表示装置にタッチパ
ネルを設けるような機器においてそのまま適用できる。
【0198】また、図2に示すたように、デジタル複写
機30において自己診断装置にてトラブル検知が行われ
た時に、そのトラブル状態を液晶表示部110に表示さ
せている。このようなトラブル検知だけでなく、デジタ
ル複写機30の待機中において、用紙が少なくなった場
合に用紙の補充を行うようなメッセージや、画像処理機
能の設定入力を行っている時に、その複数の機能設定が
同時に行えない場合には、その設定が行えない旨のメッ
セージ等を表示させることもできる。そのメッセージに
従って、用紙補充や、機能設定のガイダンス表示等を行
うことも簡単にできる。
【0199】
【発明の効果】以上説明した本発明の表示入力装置によ
れは、表示画面上に機器側で対処が必要とする場合の表
示が行われ、この表示部にタッチすることでオペレータ
側で対処するためのガイダンス情報が表示される。
【0200】
【0201】
【0202】
【0203】また、装置が必要とする対処を希望する場
合、表示部の表示形態を変えて表示し、その表示領域を
タット操作することで対処に必要なガイダンス情報の提
示が可能となり、不必要なガイダンス情報の提示が行わ
れず、不慣れなオペレータにおいても適切な対処を行え
る。
【0204】この場合、オペレータのレベルに応じて、
装置が対処を必要とする位置表示形態を異ならせるよ
うにして示すため、その位置のみでガイダンス情報の提
示を受け、あるいは受けることなく、適切な対処を行う
こともできる。
【0205】 しかも、トラブル状態においては、必要
な領域をタッチ操作すれば、それに応じたガイダンス情
報が提示されるものの、装置側で対処を必要とする領域
のみ、優先してガイダンス情報提示され、無駄なガイ
ダンス情報を提示しオペレータを混乱させることを避け
ることできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の表示入力装置の一実施形態を説明する
ためのタッチバネルを備える表示入力装置を示す平面図
である。
【図2】本発明の表示入力装置において、デジタル複写
機のトラブル状態をオペレータに知らせる表示形態を示
す平面図である。
【図3】本発明の表示入力装置において、デジタル複写
機のトラブル解除ためのオペレータに対してヘルプ情報
を選択入力するためのスタート画面及びガイダンス表示
の遷移の表示形態を示す図である。
【図4】デジタル複写機に備えられる操作パネル部分の
一例を示す平面図である。
【図5】本発明の表示入力装置を備える操作パネルを有
した画像形成装置を構成するデジタル複写機の構造の概
略を示す構成図である。
【図6】図5に示すデジタル複写機の画像処理部、操作
パネル部、画像形成制御部、および拡張ボード部分を含
めた制御回路構成を示すブロック図である。
【図7】表示入力装置による条件設定入力を行うための
表示画面に遷移していく状態を示す図である。
【図8】図7において条件設定入力が両面モードの場合
での設定入力の表示画面の遷移状態を示す図である。
【図9】図7において条件設定入力が後処理モードの場
合での設定入力の表示画面の遷移状態を示す図である。
【図10】図9における条件設定入力が完了した時点で
の表示入力装置の表示画面に一例を示す図である。
【図11】図7において条件設定入力が用紙の選択入力
の場合における表示画面の遷移状態を示す図である。
【図12】本発明の表示入力装置において、デジタル複
写機のトラブル状態をオペレータに知らせる第2の実施
形態における表示例を示す平面図である。
【図13】図12におけるトラブル状態を解除するため
の対処法であるガイダンス情報の表示画面の遷移状態を
示す図である。
【図14】本発明の表示入力装置の第2の実施形態にお
いて、デジタル複写機の複数のトダブル状態の存在をオ
ペレータに知らせる表示例を示す平面図である。
【図15】図14における給紙トレイ領域の用紙ジャム
を解除するための対処法であるガイダンス情報の表示画
面の遷移状態を示す図である。
【図16】図14におけるレジスト領域の搬送経路での
用紙ジャムを解除するための対処法であるガイダンス情
報の表示画面の遷移状態を示す図である。
【図17】図14における定着領域の搬送経路での用紙
ジャムを解除するための対処法であるガイダンス情報の
表示画面の遷移状態を示す図である。
【図18】図14における後処理装置の搬送経路での用
紙ジャムを解除するための対処法であるガイダンス情報
の表示画面の遷移状態を示す図である。
【符号の説明】 6 タッチパネル液晶表示装置(表示入力装置) 8 用紙選択キー 11 両面キー 12 後処理モードキー 14 操作ガイドキー(第2の入力手段) 30 デジタル複写機 31 スキャナ部 32 プリンタ部 33 後処理装置 36 RADF(両面自動原稿送り装置) 141 操作ガイドのスクロールキー 142 操作ガイドのスクロールキー 100 オペレーションパネルボード 101 中央演算処理装置(CPU/入力確定手段) 102 メモリ(ヘルプ情報/ガイダンス情報群の記憶
手段) 103 操作パネル 104 液晶表示部 105 操作キー(タッチパネルキー) 110 液晶表示部 111 タッチパネル部(第1の入力手段) 150 トラブル位置にかかる表示領域 151 トラブル位置にかかる表示領域 152 トラブル位置にかかる表示領域 200 マシンコントロールボード 201 中央演算処理装置(CPU/トラブル検出手
段) 203 自動原稿送り装置 204 スキャナ部 205 プロセス部 206 給紙搬送部 207 両面ユニット 208 後処理装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 吉浦 昭一郎 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シャープ株式会社内 (56)参考文献 特開 平8−262932(JP,A) 特開 平9−6190(JP,A) 特開 平8−297439(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/00 - 1/00 108 G03G 15/00 303 G03G 15/36 G03G 21/00 370 - 540 G03G 21/02 - 21/04 G03G 21/14

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 必要な画像を表示するための表示手段
    と、該表示手段に必要な画像を表示させるための表示制
    御手段と、上記表示手段の表示面上に配置され操作する
    ことにより位置情報を含む信号を出力するための入力手
    段と、上記表示制御手段により表示されている画像と上
    記入力手段から出力される信号との関係により入力指示
    された内容を確定し出力する手段とからなる表示入力装
    置において、 上記表示入力装置を具備する機器に、該機器の動作状態
    を検出する検出手段が備えられ、該検出手段による正常
    動作検出時に上記表示制御手段は、上記表示入力装置を
    具備する機器の外観を上記表示手段に表示させてなり、
    上記検出手段により異常検出時に機器の外観の表示状態
    を異ならせてなり、 上記機器外観の表示形態に応じた必要な対処法を、外観
    表示の領域をタッチ操作することでガイダンス情報を上
    記表示手段に表示させるようにし 上記異常状態の検出時には、その異常状態を示す表示領
    域のタッチ操作を優先させ、正常状態の表示領域へのタ
    ッチ操作によるガイダンス情報の表示を行うことなく、
    異常状態でのガイダンス情報の表示を行わせる ことを特
    徴とする表示入力装置。
  2. 【請求項2】 上記表示制御手段は、上記検出手段によ
    る異常検出に応答し上記表示手段に表示させる機器外観
    を機器の正常状態における表示形態と異ならせており、
    表示形態が異なる状態での領域へのタッチ操作に応答し
    て、上記検出手段にて異常検出したその対処のためのガ
    イダンス情報を表示させることを特徴とする請求項1記
    載の表示入力装置。
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