JP2005089026A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 排紙先選択機能の効率化を図った画像形成装置を得る。
【解決手段】 画像形成装置は、自動送り装置(ADF)1、原稿台2、給送ローラ3、給送ベルト4、給送ローラ5、コンタクトガラス6、原稿セット検知器7の他に、複数のトレイと複数の給紙ユニットとを備えている。排紙トレイの機構や、機能により、排出可能なサイズ、紙種が決められている。指定された排紙先に用紙を送る前に、用紙のサイズ情報、紙種情報からその排紙トレイに排出可能かどうかの判断を行う。排出不可の場合には、予め決められた順番で他の排紙トレイを同様に検索し、排出可能な排紙先を決定する。排紙トレイの機構や、機能により、排出可能なサイズ、紙種が決められている。指定された排紙先に用紙を送る前に、用紙のサイズ情報、紙種情報からその排紙トレイに排出可能かどうかの判断を行う。排出不可の場合には、予め決められた順番で他の排紙トレイを同様に検索し、排出可能な排紙先を決定する。本構成により、指定排紙先の出力に泣別れした用紙を加える際に、泣き別れた用紙の挿入位置を容易に判断可能と成る。
【選択図】 図1
【解決手段】 画像形成装置は、自動送り装置(ADF)1、原稿台2、給送ローラ3、給送ベルト4、給送ローラ5、コンタクトガラス6、原稿セット検知器7の他に、複数のトレイと複数の給紙ユニットとを備えている。排紙トレイの機構や、機能により、排出可能なサイズ、紙種が決められている。指定された排紙先に用紙を送る前に、用紙のサイズ情報、紙種情報からその排紙トレイに排出可能かどうかの判断を行う。排出不可の場合には、予め決められた順番で他の排紙トレイを同様に検索し、排出可能な排紙先を決定する。排紙トレイの機構や、機能により、排出可能なサイズ、紙種が決められている。指定された排紙先に用紙を送る前に、用紙のサイズ情報、紙種情報からその排紙トレイに排出可能かどうかの判断を行う。排出不可の場合には、予め決められた順番で他の排紙トレイを同様に検索し、排出可能な排紙先を決定する。本構成により、指定排紙先の出力に泣別れした用紙を加える際に、泣き別れた用紙の挿入位置を容易に判断可能と成る。
【選択図】 図1
Description
本発明は、排紙先選択機能の効率化を図った画像形成装置に関するものである。
昨今、印刷した用紙の排紙先が複数ある画像形成装置が普及している。本画像形成装置において、印刷は可能であるが、必ず反転排出をするような排紙トレイへ排出する場合に、反転ができない厚紙などは、無理に反転させるとジャムになったり、機械が破損してしまう。そのため、機械側がサイズや紙種を判断し、指定された排紙トレイが排出不可であれば、代わりの排紙先へ自動的に排出する機能等を有している。また、紙の厚さ以外にも、サイズ、紙種によって、排出可能な用紙が制限される場合でも、印刷が可能とした機能を備えた装置もある。
本願発明と技術分野の類似する従来技術例として、使用中の排紙トレイの満杯状態を検知すると、部数の区切れかどうかをチェックし、排紙先トレイの切替を制御する技術が開示されている(参照;特許文献1)。また、厚紙モード、フィニッシングモード等の各種モードに対応し相応した排紙先を設定する排紙先制御方法が提案されている(参照;特許文献2)。さらに他の従来技術では、用紙サイズの変更に伴ない排紙先を変更し、同一排紙トレイにはサイズの混在を生じさせない画像形成装置が提案されている(参照;特許文献3)。
特開2001−106428号公報
特開2001−233534号公報
特開2002−55584号公報
しかしながら、上記従来の画像形成装置において、複数画像を印刷する場合に用紙の種類が単一とは限らない。例えば、3枚目の画像は、手差しの厚紙で残りは本体トレイの普通紙で印刷するような場合もある。しかるに、先に述べた紙種、紙サイズによる排紙先の自動切換が発生した場合は、どうなるであろう。ここの例でいえば、3枚目の画像だけがストレート排紙となり、残りの画像は通常排紙トレイに排出されてしまう。また、3枚目の用紙が泣き別れてしまう結果となる。印刷を実行したユーザーが、ストレート排紙された用紙の挿入個所が分からなくなってしまったり、挿入ミスをしてミスコピーを作ってしまうケースがある問題点を伴う。
また、複数の排紙先を持つ画像形成装置があるが、それぞれの排紙先は、その排紙先に通じる搬送経路により紙種や紙サイズの通紙制限を受けることで、排出できる紙種や用紙サイズが異なることになる。例えば、厚紙やOHP用紙は反転機構を通せない、A3横サイズはフィニッシャーには排出できないなどが考えられる。このような画像形成装置において、紙種や紙サイズが混在するジョブを印刷した時に、先に述べた通紙制限に引っかかる印刷があると、同一の排紙先には出せず、通紙制限を受けた印刷だけが別の排紙先に泣き分かれてしまうこととなる。この結果、ジョブ終了後に用紙を束ねたりするといった処理に手間取ることとなる問題点が生じる。
特に泣き分かれて排出されてしまう印刷がジョブの途中にあるような場合は、後から挿入位置を探し出す必要があり、ユーザーの使い勝手を著しく損なうこととなる。
特に泣き分かれて排出されてしまう印刷がジョブの途中にあるような場合は、後から挿入位置を探し出す必要があり、ユーザーの使い勝手を著しく損なうこととなる。
請求項1に記載の発明の画像形成装置は、排紙を受けるトレイと印刷用の用紙を供給する給紙ユニットと印刷済の前記用紙をトレイへ搬送する排紙ユニットとを有し、少なくとも1つ以上の排紙先を持つ画像形成装置であり、指定していない排紙先に用紙が排出された場合に、指定排紙先に排出可能な用紙を排出する機能を備えたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、指定していない排紙先に用紙が排出された場合の指定排紙先に排出する用紙に、指定されていない排紙先に排出されたことの印を印字可能としたことを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像形成装置において、上記の印は、指定されていない排出口を容易に識別可能とするための印字であることを特徴とする。
請求項4に記載の発明の画像形成装置は、複数の排紙先を持ち、指定した排紙先に排出できない時に自動的に排出できるトレイに排紙先を切り換える排紙先切り替え手段を有する画像形成装置であり、排紙トレイ、搬送経路、それぞれの排出および通紙制限により、それ以前まで出力していた排紙先に排出できない事態が生じた時に、排紙先切り換え手段によって排出可能な排紙先に切り換えると共に、以降の排紙先も全て切り換え後の排紙先に排出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明の画像形成装置は、複数の排紙先を持ち、排出時にシフト動作が行える機構を持ち、指定した排紙先に排出できない時に自動的に排出できるトレイに排紙先を切り換える排紙先切り替え手段を有する画像形成装置であり、排紙トレイ及び、搬送経路それぞれの排出、通紙制限によって、それ以前まで出力していた排紙先に排出できない時に、排紙先切り換え手段によって排出可能な排紙先に切り換え排出した後に、再び元の排紙先に排出できる時には排紙先を戻すと共に、先に排出されていた用紙に対してシフト動作を行い排出することを特徴とする。
請求項6に記載の発明の画像形成装置は、複数の排紙先を持ち、指定した排紙先に排出できない時に自動的に排出できるトレイに排紙先を切り換える排紙先切り替え手段と、給紙トレイを自動的に切り換える給紙トレイ切り換え手段を有する画像形成装置において、排紙トレイ及び、搬送経路それぞれの排出、通紙制限によって、それ以前まで出力していた排紙先に排出できない時に、前記排紙先切り換え手段によって排出可能な排紙先に切り換え排出した後に、再び元の排紙先に排出できる時には、前記給紙トレイ切り換え手段によって先に排出されていた用紙に対して用紙の縦/横方向が異なる用紙に給紙トレイを切り換えて、元の排紙先に排出することを特徴とする。
本発明の画像形成装置は、用紙の通紙制限等により、同一の排紙トレイに排出できずに排紙先が泣き分かれてしまうようなジョブにおいて、ジョブ終了後に用紙を束ねたりそろえたりといった処理を容易に行える。
より具体的な第1の効果として、排紙先の変更により用紙が泣き別れた場合には、泣別れした用紙を指定出力先の出力の、何れの位置に加えたらよいか分からなくなってしまう。本問題点に対して、指定排紙先に排出可能な用紙を挿入することにより、指定排紙先の出力に泣別れした用紙を加える際に、泣き別れた用紙の挿入位置を容易に判断できることが可能となる。
第2の効果として、泣別れが発生した個所の用紙に印をつける。この処理により、別の排出口へ泣別れが発生した旨を容易にユーザーに知らせることで作業の手間を削減すると共に、白紙の表紙や章区切紙などの挿入紙との区別が可能となる。
第3の効果として、泣別れた用紙が排出された場所を印字することにより、複数の排紙先のうちどこに泣別れしたかを容易に認識できるようになり、泣別れした用紙の取り間違いを防止すると共に泣別れした用紙の挿入ミスも防止可能となる。
第4の効果として、ジョブの途中でそれ以前まで出力していた排紙先に排出できない出力がある時には、排紙先を切り換えると共に、それ以降も全て切り換え後の排紙先に出力する。このことで、同一の排紙先に全ての出力を排出できなかった時でも、泣き分かれた出力を後から挿入する際に、挿入位置を探すといった手間が省ける。また、排紙後の用紙をそろえたり束ねたりするといった処理を、容易にする。
第5の効果として、ジョブの途中でそれ以前まで出力していた排紙先に排出できない出力がある時には、排紙先を切り換えて出力した後、それ以降再び元の排紙先に排出できる時には以前に出力されていたものに対してシフト動作を行い排出する。このことで、同一の排紙先に全ての出力を排出できなかった時でも、泣き分かれた出力を後から挿入する際に、挿入位置を容易に見つけ出すことができ、排紙後の用紙をそろえたり束ねたりするといった処理を、容易にする。
第6の効果として、ジョブの途中でそれ以前まで出力していた排紙先に排出できない出力がある時には、排紙先を切り換えて出力した後、それ以降再び元の排紙先に排出できる時には、以前に出力されていた用紙の排紙方向に対して縦/横方向を変えた用紙で出力する。このことで、同一の排紙先に全ての出力を排出できなかった時でも、泣き分かれた出力を後から挿入する際に、挿入位置を容易に見つけ出すことができ、排紙後の用紙をそろえたり束ねたりするといった処理を、容易にする。
添付図面を参照して本発明による画像形成装置の実施の形態を詳細に説明する。図1から図17を参照すると、本発明の画像形成装置の一実施形態が示されている。
実施例1の画像形成装置を図1に示す。本図1に示した画像形成装置は、自動送り装置(ADF)1、原稿台2、給送ローラ3、給送ベルト4、給送ローラ5、コンタクトガラス6、原稿セット検知器7の他に、複数のトレイと複数の給紙ユニットとを備えている。
これらを更に細分化すると、第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10、第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13、縦搬送ユニット14、感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、排紙トレイ19、である。さらに、読み取りユニット50、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサー54、第2ミラー55、第3ミラー56、書き込みユニット57、レーザー出力ユニット58、結象レンズ59、ミラー60、両面給紙ユニット111、分岐爪112、の各部を有して本実施例の画像形成装置は構成される。これらの機能の内容を以下に詳述する。
これらを更に細分化すると、第1トレイ8、第2トレイ9、第3トレイ10、第1給紙ユニット11、第2給紙ユニット12、第3給紙ユニット13、縦搬送ユニット14、感光体15、搬送ベルト16、定着ユニット17、排紙ユニット18、排紙トレイ19、である。さらに、読み取りユニット50、露光ランプ51、第1ミラー52、レンズ53、CCDイメージセンサー54、第2ミラー55、第3ミラー56、書き込みユニット57、レーザー出力ユニット58、結象レンズ59、ミラー60、両面給紙ユニット111、分岐爪112、の各部を有して本実施例の画像形成装置は構成される。これらの機能の内容を以下に詳述する。
上記構成の画像形成装置において、下記の機能・効果を得ることを目的としている。
第1に、排紙先の変更により用紙が泣き別れた場合には、泣別れした用紙が指定出力先の出力のどの位置に加えたらよいか分からなくなってしまう為、指定排紙先に排出可能な用紙を挿入する。このことにより、指定排紙先の出力に泣別れした用紙を加える際に、泣き別れた用紙の挿入位置を容易に判断できることと成る。
第2に、泣別れが発生した個所の用紙に印をつけることで、別の排出口へ泣別れが発生した旨を容易にユーザーに知らせ得る。
第3に、泣別れた用紙が排出された場所を印字することにより、複数の排紙先のうちどこに泣別れしたかを容易に認識できるようになり、泣別れした用紙の取り間違いを防止する。
第1に、排紙先の変更により用紙が泣き別れた場合には、泣別れした用紙が指定出力先の出力のどの位置に加えたらよいか分からなくなってしまう為、指定排紙先に排出可能な用紙を挿入する。このことにより、指定排紙先の出力に泣別れした用紙を加える際に、泣き別れた用紙の挿入位置を容易に判断できることと成る。
第2に、泣別れが発生した個所の用紙に印をつけることで、別の排出口へ泣別れが発生した旨を容易にユーザーに知らせ得る。
第3に、泣別れた用紙が排出された場所を印字することにより、複数の排紙先のうちどこに泣別れしたかを容易に認識できるようになり、泣別れした用紙の取り間違いを防止する。
上記目的を擁する本実施例の内容を、以下に示す。図2は、上記構成の画像形成装置の操作部の外観的な構成例を示している。
操作部(図2)上には、コピーモードを設定するための複数のモードキーと、コピー枚数を設定するための10キーと、コピー動作を行うためのプリントキーと、コピー動作を中断させるストップキー、及び試し印刷を行う試し印刷キーが配置されている。
モードキーには、倍率を変更する倍率キーや、用紙を変更する用紙キー、濃度を変更する濃度キーや、原稿向きの設定の為の原稿方向キー、ステープル設定のステープルキー、ステープル位置を設定するステープル位置キー、表紙モード設定キー、章区切り設定キーがある。
操作部(図2)上には、コピーモードを設定するための複数のモードキーと、コピー枚数を設定するための10キーと、コピー動作を行うためのプリントキーと、コピー動作を中断させるストップキー、及び試し印刷を行う試し印刷キーが配置されている。
モードキーには、倍率を変更する倍率キーや、用紙を変更する用紙キー、濃度を変更する濃度キーや、原稿向きの設定の為の原稿方向キー、ステープル設定のステープルキー、ステープル位置を設定するステープル位置キー、表紙モード設定キー、章区切り設定キーがある。
章区切りモードは、ユーザーが指定した原稿画像を印刷する時に、別途設定した章区切り用紙に印刷するモードである。表紙モードは、部の先頭及び、部の最終の用紙を別途設定した表紙トレイ用紙を使用するモードである。
印字モードは、ページを自動で刷り込むページ印字機能と、登録された絵柄を刷り込むスタンプ印字がある。どちらも原稿の何枚目から印字開始するかを設定指示する。
印刷時にステープルモードを設定した場合、接続されているフィニッシャー種類や、紙サイズ、紙種類に応じて、ステープルできる最大枚数が規定されている。この枚数を超えた場合には、ステープルマックスとして、ステープルができないことを操作部表示を通じてユーザーに知らしめる。ステープルマックスの判定は、片面、両面などの印刷モードと、原稿画像数から印刷開始前にも判断でき得る。ユーザーは、これらのキーを操作してコピーモードを設定し、コピーを開始する。
印字モードは、ページを自動で刷り込むページ印字機能と、登録された絵柄を刷り込むスタンプ印字がある。どちらも原稿の何枚目から印字開始するかを設定指示する。
印刷時にステープルモードを設定した場合、接続されているフィニッシャー種類や、紙サイズ、紙種類に応じて、ステープルできる最大枚数が規定されている。この枚数を超えた場合には、ステープルマックスとして、ステープルができないことを操作部表示を通じてユーザーに知らしめる。ステープルマックスの判定は、片面、両面などの印刷モードと、原稿画像数から印刷開始前にも判断でき得る。ユーザーは、これらのキーを操作してコピーモードを設定し、コピーを開始する。
デジタル機は、セットされた原稿を感光体に直接作像するのでは無く、CCDを通して内部メモリへ取り込む。このメモリは有限であり、読み取り動作により残量が無くなった場合には、メモリフル判定が為され、読み込み動作が中断する。
リピートコピーでは、この取り込んだ画像データを使用して、感光体上に作像する。原稿は原稿台の上に設置されたADF(自動原稿搬送装置)の上に置かれ、コピースタートと同時に逐次読み込み位置まで搬送され、走査後に排出される。
リピートコピーでは、この取り込んだ画像データを使用して、感光体上に作像する。原稿は原稿台の上に設置されたADF(自動原稿搬送装置)の上に置かれ、コピースタートと同時に逐次読み込み位置まで搬送され、走査後に排出される。
原稿を走査する際には、画像情報の他に原稿サイズ、原稿方向の情報を内部バッファに記憶する。
用紙トレイ自動選択(APS)であれば、設定されたコピーモードと原稿サイズから必要な用紙トレイを判断する。用紙トレイ手動選択時には、そのトレイを選択する。表紙モードや章句切り、合紙挿入モードが選択されている場合には、本文の用紙トレイとは別に予め設定もしくは選択された表紙トレイ、章区切り紙トレイも選択する。
用紙トレイ自動選択(APS)であれば、設定されたコピーモードと原稿サイズから必要な用紙トレイを判断する。用紙トレイ手動選択時には、そのトレイを選択する。表紙モードや章句切り、合紙挿入モードが選択されている場合には、本文の用紙トレイとは別に予め設定もしくは選択された表紙トレイ、章区切り紙トレイも選択する。
印刷及び用紙搬送を実現するソフトは、これらのコピーモードを各用紙面単位に分割し実行する。制御プログラム上、この面毎の単位をプロセスと呼んでいる。印刷プロセスを作成し、エンジン制御プログラムに対して発行することにより紙搬送制御や印刷動作を実現する。印刷が完了するとプロセス実行終了の応答が発生し、全てのプロセスを実行すると印刷が終了する。原稿束の終了は、ADFにて自動的に判断できてもよいし、手動で指示する手段があってもよい。ユーザーコードモードは、各ユーザーを識別する任意の番号を入力し、ユーザー別に使用回数や印刷枚数を管理するモードである。
スキャンした原稿を置く向きを設定する原稿向き指定モードは、ユーザーから見て、その原稿に書かれている内容が読める方向で機械にセットする場合には読める向きを、時計回りに270度回転させてセットする場合には読めない向きをセットする。例えばA3原稿のように、ADFもしくはコンタクトガラス上に一方向にしかセットできない原稿に対しても、読み取りの画像向きを踏まえた印刷が可能となる。
排紙トレイの機構や、機能により、排出可能なサイズ、紙種が決められている。指定された排紙先に用紙を送る前に、用紙のサイズ情報、紙種情報からその排紙トレイに排出可能かどうかの判断を行う。排出不可の場合には、予め決められた順番で他の排紙トレイを同様に検索し、排出可能な排紙先を決定する。
図3は、動作例1に関するフローチャート図である。本図3において、泣き別れが発生した時点で、指定排紙先へは排出可能な用紙を出力し、ユーザーが所望する印刷に対しては、前段で述べた排出可能な排紙先へ出力する。
図4は、動作例2に関するフローチャート図である。本図4において、泣き別れが発生した時点で、指定排紙先へは排出可能な用紙に、例えば図6にあるような「*」印などの印字を行って出力し、ユーザーが所望する印刷に対しては、前段で述べた排出可能な排紙先へ出力する。
図5は、動作例3に関するフローチャート図である。本図5において、泣き別れが発生した時点で、指定排紙先へは排出可能な用紙に、例えば図7にあるような変更された排紙先の印字を行って出力し、ユーザーが所望する印刷に対しては、前段で述べた排出可能な排紙先へ出力する。
図8は、本体内部トレイ(901)とフィニッシャシフトトレイ(902)の位置関係を示したものであり、排紙トレイの構成が本体内部トレイ(901)とフィニッシャシフトトレイ(902)の二つの場合を図示したものである。本構成の画像形成装置では、例えば、フィニッシャシフトトレイ902を指定し印刷中に、フィニッシャシフトトレイ902に排出できない用紙が選択された場合に、本体内部トレイ901に排出を実行し、フィニッシャシフトトレイ902に排出可能な用紙に図7に示した印字を行った上で、排出する。
図9から図17は、実施例2に適用される動作手順の説明図である。本実施例2においては、第1に、出力用紙の通紙制限などによりそれ以前まで出力していた排紙先に排出できない時に、排紙先を切り換えた際、それ以降を全て切り換えた切換後の排紙先に排出する。このことで、同一の排紙先に出力できない印刷がジョブの途中に発生した場合においても、その出力だけが泣き別れることがなくなり、後から挿入位置を探して挿入するといった手間を省くことができる。
第2に、出力用紙の通紙制限などによりそれ以前まで出力していた排紙先に排出できない時に排紙先を切り換えて排出した後に、それ以降再び元の排紙先に排出できる時には、以前に出力されたいたものに対してシフト動作を行い排出する。このことで、同一の排紙先に出力できない印刷がジョブの途中に発生した場合においても、泣き分かれた出力を後から挿入する際にシフト位置が挿入位置となるので、容易に挿入位置を見つけ出すことができる。
第3に、出力用紙の通紙制限などによりそれ以前まで出力していた排紙先に排出できない時に排紙先を切り換えて排出した後、それ以降再び元の排紙先に排出できる時には、以前に出力されていた用紙の排出方向に対して縦/横方向を変えた用紙で出力する。このことで、同一の排紙先に出力できない印刷がジョブの途中に発生した場合においても、泣き分かれた出力を後から挿入する際に用紙方向の変わる位置が挿入位置となるので、容易に挿入位置を見つけ出すことができる。
排紙トレイの機構や、機能により、排出可能なサイズ、紙種が決められている。指定された排紙先に用紙を送る前に、用紙のサイズ情報、紙種情報からその排紙トレイに排出可能かどうかの判断を行う。排出不可の場合には、予め決められた順番で他の排紙トレイを同様に検索し、排紙先を決定する。
実施例2の動作例1bを、図9のフローチャートを基に一連の動作の流れについて説明する。印刷する用紙毎に指定排紙先に排出可能か否かを判断し、排出不可と判断された印刷において排紙先を排出可能な所へと変更する。同時に指定排紙先を変更した排紙先に置き換えることにより、以降の印刷も変更された排紙先に排出される。また、変更した排紙先はそのジョブが終了するまでの間有効とする。もちろん、排紙先の変更は1ジョブの間で複数回起きても構わない。その場合には、変更されるたびに排紙先を上書き処理にて置き換えていく。
動作例2bについて、図10のフローチャートを基に一連の動作の流れについて説明する。印刷する用紙毎に指定排紙先に排出可能か否かを判断し、排出不可と判断された印刷は排紙先を排出可能な所へと変更する。以降の印刷では、指定排紙先に排出可能で且つ一つ前ページの印刷において排紙先が指定排紙先と異なっていたという条件を基に排出時のシフト動作を制御するためのソフト動作フラグをセットする。前記条件でシフト動作フラグがセットされたことにより、指定排紙先へ泣き別れが発生したタイミングでシフト動作を入れた排出が可能となる。もちろん、排出不可となる印刷が1ジョブの間で複数回起きるような場合でも、その都度前記条件でシフト動作を行うことが可能である。また、シフト動作の方法としては、排出不可タイミングから次の排出不可タイミングまでの出力用紙全てをシフトする方法や、排出不可タイミング直後の1枚目だけをシフトする方法、さらに複数のシフト動作を組み合わせるなど既存の方法を用いることが可能である。
図13〜17に、動作例3b〜動作例5bに対する出力例を示す。図13及び図14は、原稿と排紙先、通常の出力例を示している。図13及び図14の原稿に対して、図15は請求項1、図16は請求項2、図17は請求項3に対する出力をそれぞれ示している。
動作例3を示す図11および図12のフローチャートを基に、一連の動作の流れについて説明する。印刷する用紙毎に指定排紙先に排出可能か否かを判断し、排出不可と判断された印刷は排紙先を排出可能な所へと変更する。以降の印刷では、指定排紙先に排出可能で且つ一つ前ページの印刷において排紙先が指定排紙先と異なっていたという条件を基に、印刷用紙サイズを指定排紙先に排出済みの用紙に対して異方向となる用紙へと変更する。なお、図11は、排紙先変更および印刷用紙サイズ決定処理の手順例を示している。また、図12は、印刷用紙を異方向用紙とするか通常の印刷用紙サイズにするか印刷用紙サイズ決定処理フローチャートを示している。これらのフローチャートでは、異方向用紙を選択するために排出済み用紙の方向を記憶する処理を追加すると共に、画像サイズと用紙の有無をチェックしている。
また、通常の用紙サイズ決定処理のフローチャートは、省略する。前記条件で印刷用紙サイズの方向を変更することで、指定排紙先へ泣き別れが発生するタイミングで印刷用紙方向の異なる排出が可能となる。もちろん、排出不可となる印刷が1ジョブの間で複数回起きるような場合でも、その都度前記条件で印刷用紙サイズの方向を変更することが可能である。また、用紙の方向を変更する上で、排出不可タイミングから次の排出不可タイミングまでの出力用紙全ての方向を変更する方法や、排出不可タイミング直後の1枚目だけの用紙方向を変更する方法、さらに、これら2つの方法を組み合わせるケースなどが考えられる。
なお図10〜図14において、予め排紙先が指定されているケースで説明を行っているが、排紙先が指定されていないときでも同様に考えることができる。
なお図10〜図14において、予め排紙先が指定されているケースで説明を行っているが、排紙先が指定されていないときでも同様に考えることができる。
1 自動送り装置(ADF)
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 給送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知器
8 第1トレイ
9 第2トレイ
10 第3トレイ
11 第1給紙ユニット
12 第2給紙ユニット
13 第3給紙ユニット
14 縦搬送ユニット
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
18 排紙ユニット
19 排紙トレイ
50 読み取りユニット
51 露光ランプ
52 第1ミラー
53 レンズ
54 CCDイメージセンサー
55 第2ミラー
56 第3ミラー
57 書き込みユニット
58 レーザー出力ユニット
59 結象レンズ
60 ミラー
111 両面給紙ユニット
112 分岐爪
901 本体内部トレイ
902 フィニッシャシフトトレイ
2 原稿台
3 給送ローラ
4 給送ベルト
5 給送ローラ
6 コンタクトガラス
7 原稿セット検知器
8 第1トレイ
9 第2トレイ
10 第3トレイ
11 第1給紙ユニット
12 第2給紙ユニット
13 第3給紙ユニット
14 縦搬送ユニット
15 感光体
16 搬送ベルト
17 定着ユニット
18 排紙ユニット
19 排紙トレイ
50 読み取りユニット
51 露光ランプ
52 第1ミラー
53 レンズ
54 CCDイメージセンサー
55 第2ミラー
56 第3ミラー
57 書き込みユニット
58 レーザー出力ユニット
59 結象レンズ
60 ミラー
111 両面給紙ユニット
112 分岐爪
901 本体内部トレイ
902 フィニッシャシフトトレイ
Claims (6)
- 排紙を受けるトレイと印刷用の用紙を供給する給紙ユニットと印刷済の前記用紙を前記トレイへ搬送する排紙ユニットとを有し、少なくとも1つ以上の排紙先を持つ画像形成装置に於いて、
指定していない排紙先に用紙が排出された場合に、指定排紙先に排出可能な前記用紙を排出する機能を備えたことを特徴とする画像形成装置。 - 前記指定していない排紙先に用紙が排出された場合の指定排紙先に排出する用紙に、該指定されていない排紙先に排出されたことの印を印字可能としたことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記印は、該指定されていない排出口を容易に識別可能とするための印であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
- 複数の排紙先を持ち、指定した排紙先に排出できない時に自動的に排出できるトレイに排紙先を切り換える排紙先切り替え手段を有する画像形成装置において、
前記排紙トレイ、搬送経路、それぞれの排出および通紙制限により、それ以前まで出力していた排紙先に排出できない事態が生じた時に、前記排紙先切り換え手段によって排出可能な排紙先に切り換えると共に、以降の排紙先も全て切り換え後の排紙先に排出することを特徴とする画像形成装置。 - 複数の排紙先と排出時にシフト動作が行える機構とを持ち、指定した排紙先に排出できない時に自動的に排出できるトレイに排紙先を切り換える排紙先切り替え手段を有する画像形成装置において、
排紙トレイ及び搬送経路のそれぞれの排紙及び通紙制限により、それ以前まで出力していた排紙先に排出できない時に、前記排紙先切り換え手段によって排出可能な排紙先に切り換え排出した後に、再び元の排紙先に排出できる時には排紙先を戻すと共に、先に排出されていた用紙に対してシフト動作を行い排出することを特徴とする画像形成装置。 - 複数の排紙先を持ち、指定した排紙先に排出できない時に自動的に排出できるトレイに排紙先を切り換える排紙先切り替え手段と、給紙トレイを自動的に切り換える給紙トレイ切り換え手段を有する画像形成装置において、
排紙トレイ及び、搬送経路それぞれの排出、通紙制限によって、それ以前まで出力していた排紙先に排出できない時に、前記排紙先切り換え手段によって排出可能な排紙先に切り換え排出した後に、再び元の排紙先に排出できる時には、前記給紙トレイ切り換え手段によって先に排出されていた用紙に対して用紙の縦/横方向が異なる用紙に給紙トレイを切り換えて、元の排紙先に排出することを特徴とする画像形成装置。
Priority Applications (1)
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008239296A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Kyocera Mita Corp | 画像形成装置 |
JP2019151000A (ja) * | 2018-03-02 | 2019-09-12 | 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 | 画像形成装置及び画像形成プログラム |
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-
2003
- 2003-09-12 JP JP2003321207A patent/JP2005089026A/ja not_active Withdrawn
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