JP4496098B2 - 画像処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、画像処理装置に関し、特に、レンダリング処理を行う画像処理装置に関し、画像処理装置を含む複合機に適用して好適である。
インクジェットプリンタに代表されるシリアル型のプリンタは、記録媒体の搬送方向(副走査方向)と直行する方向(主走査方向)に印字ヘッドを走査させながら印字を行い、1回の走査を終えた段階で印字ヘッドの幅分だけ記録媒体を搬送し、その繰り返しで記録が実行される。その際、プリンタ内部では記録データをプリントバッファに展開した後、印字ヘッドのノズル数に合うように変換を行い、印字ヘッドのノズル数に相当するデータが順に印字ヘッドに転送され、印字ヘッドが移動しながらノズルからインクを吐出することで画像が形成されている。
このような画像記録装置では、出力画像の画質の劣化を起こすことなく、常にレンダリング処理速度が印字速度を上回るようにするための手段として、ハードウェアレンダリング機構の使用が挙げられる。このハードウェアレンダリング機構の使用にあたっては、バンド毎に管理され、メモリ上に分散して格納された中間コード画像データ保持ブロックを効率良く、ハードウェアレンダリング機構に供給する必要がある。
中間コード画像データ保持ブロックを効率良くハードウェアレンダリング機構に供給する方法として、DMA(Direct Memory Access)転送があり、またメモリ上に分散して存在するデータ領域を1回のDMAの起動で転送可能とする方法としてチェーン式DMA制御方式がある。
また、画像データをインクジェット記録に適した画像フォーマットに変換する画像データ変換処理において、インクジェット印字ヘッド用のスキャンデータ生成をハードウェアで実現し、小容量のメモリで処理速度の速いレンダリングを実現する画像処理装置がある(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−303156号公報
本発明は、上記の実情を考慮してなされたものであって、インクジェット印字ヘッド用のスキャンデータ生成をソフト介在の少ないハードウェアで実現し、小容量のバンドメモリで処理速度の速い画像処理(レンダリング)を実現する画像処理装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、インクジェット記録用の画像データを生成する画像処理装置であって、画像データを蓄積するメモリ手段と、入力画像データを入力する入力バスと、出力画像データを出力する出力バスと、第1DMA転送手段と、第2DMA転送手段と、第3DMA転送手段とを有し、前記第1DMA転送手段は、前記入力バスからの入力画像データを前記メモリ手段へ書き込む第1転送手段と、前記入力バスからの入力画像の先頭白ライン数を計数する先頭白ライン数計数手段と、を含み、前記第2DMA転送手段は、画像データを一時記憶する第1バッファ手段と、前記メモリ手段から画像データを読み出して前記第1バッファ手段に転送すると共に、前記第1バッファ手段から処理後の画像データを読み出して前記メモリ手段へ画像データを転送する第2転送手段と、を含み、前記第3DMA転送手段は、画像データを一時記憶する第2バッファ手段と、前記メモリ手段から画像データを読み出して前記第2バッファ手段に転送すると共に、前記第2バッファ手段から前記出力バスへ画像データを転送する第3転送手段と、を含むことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1に記載の画像処理装置において、前記第2DMA転送手段は、画像の有効範囲を検出する有効画像範囲検出手段と、前記有効画像範囲検出手段の検出結果を通知する有効画像範囲検出結果通知手段と、マスクパターンを指定するマスクパターン指定手段と、前記マスクパターンによって画像をマスクする画像マスク手段と、前記マスクパターンによってマスクされない画素のみを選択してパックするパッキング手段と、マスクデータを指定するマスクデータ指定手段と、前記マスクデータ指定手段で指定されたマスクデータを前記メモリ手段へ転送するマスクデータ転送手段とを備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記第3DMA転送手段は、前記第2バッファ手段の画像データについて画素パターンを検出して計数する画素パターン計数手段と、前記画素パターン計数手段の計数結果を通知する画素パターン計数結果通知手段と、画素の左右反転を行う画素反転手段とを備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記マスクパターン指定手段と前記マスクデータ指定手段は、プログラマブルであることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記メモリ手段上に前記第1DMA転送手段乃至第3DMA転送手段の転送情報をセットするDMA転送情報セット手段と、前記DMA転送情報を前記メモリ手段から読み出してDMA転送を繰り返し実行するチェーンDMA転送手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記第3DMA転送手段終了後に前記第2DMA転送手段を自動的に起動する自動起動モードを指定する自動起動モード指定手段と、前記第3DMA転送手段終了後に前記第2DMA転送手段を自動的に起動する自動起動手段と、を備えることを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記メモリ手段の中に前記第2DMA転送手段による画像処理後の画像データを保持する画像データ保持領域を設け、前記有効画像範囲検出手段によって、有効画像範囲が無しと検出された場合には、前記メモリ手段における同じ画像データ保持領域に再び前記第2DMA転送手段による処理画像を上書きするよう制御を行うことを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記第2DMA転送手段による画像処理は、前記白ライン数計数手段の計数結果に従って先頭白ラインを含まないように画像処理制御することを特徴とする。
請求項に記載の発明は、請求項1乃至のいずれかに記載の画像処理装置において、前記第1DMA転送手段乃至第3DMA転送手段には、アドレス演算手段と、オフセットアドレス指定手段とを有し、一定処理毎に前記アドレス演算手段へオフセットアドレスを加減算することを特徴とする。
本発明によれば、インクジェット印字ヘッド用のスキャンデータ生成をソフト介在の少ないハードウェアで実現し、小容量のバンドメモリで処理速度の速い画像処理(レンダリング)を実現する画像処理装置を提供することができる。
また、スキャンデータ生成の為の各機能を組み合わせて実現し、途中CPUの介在の無いチェーンDMAを用いた転送でカラー・モノクロを問わず小容量のバンドメモリでスキャンデータを高速生成すると共に、印字ヘッドのノズル数や、印字パターンの変更など仕様変更に対して柔軟なハードウェアを構成することができる。
以下、図面を参照して本発明の画像処理装置に係る好適な実施形態を説明する。
本発明の画像処理装置は、レーザプリンタ等のページ画像データをインクジェット記録に適した画像フォーマットに変換する画像データ変換処理において、スキャンデータ生成の為の各機能を組み合わせて実現し、途中CPUの介在の無いチェーンDMAを用いた転送でカラー・モノクロを問わず小容量のバンドメモリでスキャンデータを高速生成すると共に、印字ヘッドのノズル数や、印字パターンの変更など仕様変更に対して柔軟なハードウェア構成としたことを特徴としている。
図1は、本発明を実施した画像処理装置の概略を示すブロック図である。本発明に係る画像処理装置は、少なくとも画像処理部(レンダリング制御部)1、入力バス2、メモリ手段4、出力バス5、CPU6とを有している。この画像処理部1は、例えばASICなどに搭載される部分であり、メモリ手段4に展開した画像データをインクジェットの印字ヘッド印字形式に合うデータ形式に変換する。なお、インクジェット記録において、印字ヘッドが主走査方向に動きながら一度に印字するデータをスキャンデータと呼ぶこととする。また、レンダリングとは、ページの画像データからスキャンデータを生成することであり、スキャン反転、有効画像範囲検出、パッキング処理、インターレース対応、オーバーラップ処理、ページ先端処理、ページ後端処理などを組み合わせた結果を生成する。
次に、画像処理部1の内部構成について説明する。図1において、画像処理部1は、第1DMA転送手段7〜第3DMA転送手段9の他に周辺機能も含んでいる。周辺としては、入力バス2から入力される処理前の画像データを一時記憶するバッファ10、バスのアービトレーションを行うアービタ11、メモリバス3を通してメモリ手段4とのインターフェイスを行うメモリI/F12、出力バス5に対するバス制御を行うバス制御部37がある。図1では、装置全体を制御するCPU6を出力バス5側へ接続しているが、入力バス2側へ接続するようにしてもよい。また、入力バスのスピードによって、バッファ10を不要としてもよい。
第1DMA転送手段7は、先頭白ライン数計数手段13、第1転送手段(アドレス演算手段を含む)14、DMA転送情報保持手段15、オフセットアドレス指定手段16とを含んでなる。
第2DMA転送手段8は、第1バッファ手段17、第2転送手段(アドレス演算手段を含む)18、DMA転送情報保持手段19、画像マスク手段20、パッキング手段21、有効画像範囲検出手段22、マスクデータ転送手段23、マスクパターン指定手段24、自動起動モード指定手段25、有効画像範囲検出結果通知手段26、マスクデータ指定手段27、オフセットアドレス指定手段28を含んでなる。
第3DMA転送手段9は、第2バッファ手段29、第3転送手段(アドレス演算手段を含む)30、DMA転送情報保持手段31、画素パターン計数手段32、画素反転手段33、画素パターン計数結果通知手段34、オフセットアドレス指定手段35、出力バス36を含んでなる。
以下、上記構成からなる各手段の機能と動作について説明する。
まず、画像データ入力に先立って、メモリ手段4の転送情報領域41へ第1DMA転送手段7の転送情報(転送数、転送アドレス等)を書き込んでおく。
第1DMA転送手段7が起動されると、メモリ手段4の転送情報領域41より転送情報を読み出して、DMA転送情報保持手段15へ蓄積する。
その後、入力バス2より入力される画像データは、バッファ10に一時蓄積され、先頭白ライン数計数手段13によって画像データの先頭の白ライン数が計数されると共に、第1転送手段14より画像データがアービタ11、メモリI/F12、メモリバス3を経由してメモリ手段4の入力画像データ領域38へ蓄積される。また、カラー画像データの場合には各色について同様に転送を行う。
オフセットアドレス指定手段16は、第1DMA転送手段7における1ライン転送毎に加減算されるオフセットアドレスを指定する。アドレス演算は、第1転送手段14に含まれている。
上記のように、第2DMA転送手段8の処理に先立って、第1DMA転送手段7の先頭白ライン数計数手段13で、入力バス2から入力した画像データの先頭白ライン数を計数するので、第2DMA転送手段8の処理時間を短縮することができる。
次に、第2DMA転送手段8の動作について記述する。
第2DMA転送手段8では、第1DMA転送手段7でメモリ手段4の入力画像データ領域38へ展開した画像データに対して画像処理を行い、再び、メモリ手段4の出力画像データ第1領域39あるいは出力画像データ第2領域40へ転送する。
第2DMA転送手段8の起動に先立って、メモリ手段4の転送情報領域41へ第2DMA転送手段18の転送情報(転送数、転送アドレス等)を書き込んでおく。
第2DMA転送手段8が起動されると、メモリ手段4の転送情報領域41を読み出して、DMA転送情報保持手段19へ蓄積する。
第2転送手段18によって、メモリ手段4の入力画像データ領域38の画像データは、第1バッファ手段17へ蓄積される。
その後、第1バッファ手段17のデータに対して、マスクパターン指定手段24で指定されたマスクパターンによって画像マスク手段20において論理演算を行い、画像データに対して画素単位でマスク処理を行う。
マスク処理を施された画像データは、マスク部分の画素データを除き、有効画素データのみを集めてパッキング手段21によってパッキング処理される。
その後、有効画像範囲検出手段22において、有効画像範囲を検出する。
この有効画像範囲検出は、第2DMA転送手段8において転送する画像データ、全てに対して、どの部分に印字すべきデータが有るかを検出するものであり、主走査方向の開始・終了位置、副走査方向の開始・終了位置が検出結果である。
検出した結果は、有効画像範囲検出結果通知手段26によってCPU6から読み出し可能となっている。これは、印字ヘッドのスタート位置や記録媒体の搬送量を決める情報を提供することで、インク残量及びインクヘッドの目詰まりの管理が容易になり、有効画像範囲のみを記録することによるスループット向上の効果がある。カラー画像の場合は、各色について同様にして有効画像範囲を検出する。
マスクデータ指定手段27によって、指定されたマスクデータをマスクデータ転送手段23及び第2転送手段18によって転送することも可能である。この処理は、記録媒体の移動量を押さえ、代わりに記録画像データのみ印字ヘッドの中で順次副走査方向へシフトしていく処理に有効であり、ページ先端・後端処理における印字ヘッドと記録媒体の重なり部分を増やし、安定した記録を行うことによる画質向上に有効である。
上記のマスクパターン指定手段24およびマスクデータ指定手段27をプログラマブルとすることによって、印字ヘッドのノズル数やインク吐出方法の変更に対して、任意のマルチパス、データマスク、データパッキング、ページ先端・後端処理がプログラマブルとなり汎用性を持たせることができる。
オフセットアドレス指定手段28は、第2DMA転送手段8における1ライン転送毎に加減算されるオフセットアドレスを指定する。アドレス演算は、第2転送手段18に含まれている。インターレース処理では、メモリ手段4から読み込むラインデータが不連続になるようオフセットアドレス指定手段28で指示を送る。
自動起動モード指定手段25で自動起動モードを指定しておくと、メモリ手段4上の同じ領域(例えば、出力画像データ第1領域39)において、自動起動手段(図示せず)で、第3DMA転送手段9の転送後に第2DMA転送手段8の転送を自動起動する(後述、図2を参照)。
このように自動起動モードを指定できるようにして、第3DMA転送手段9終了後に第2DMA転送手段8を自動的に起動するようにすると、CPU6の介在間隔を減らすと共にメモリ容量も節減できる。
本発明では、スキャンデータが生成された時点では、そのスキャンデータに対する有効画像範囲が判明している。また、インクジェット記録の場合は、白(画像が無い)ところは印字しないが、印字しない記録媒体上も印字ヘッドが走査するのでは効率が悪くなる。
したがって、これから印字するスキャンデータはもちろん、その次のスキャンデータが揃っていないと、印字ヘッドの停止位置が特定できないので、スキャンデータは最低2スキャン先まで用意した後に印字動作に入ることになる。
図2は、出力画像データ第1領域39と出力画像データ第2領域40において、第2DMA転送手段と第3DMA転送手段を動作させ、2スキャン分の画像処理が終了した画像データを第3DMA転送手段で転送する場合における、CPUの介在間隔を示している。
記録紙への画像処理を施した画像データ(スキャンデータ)を一時記憶しておく出力画像データ第1領域39、出力画像データ第2領域40を最も効率よく使用するためには、自動起動モードを使用することが有効である。
しかし、出力画像データ領域が3面あれば自動起動モードは不要であるが、2面に比較して1.5倍の容量が必要になるので、逆に、本方式の方がメモリ容量を節減することができる。
次に、第3DMA転送手段9の動作について記述する。
第3DMA転送手段9では、第2DMA転送手段8でメモリ手段4へ展開した出力画像データ第1領域39または出力画像データ第2領域40に対して、有効画像範囲の画像データのみを読み出して、出力バス36へ転送する。
第3DMA転送手段9の起動に先立って、メモリ手段4の転送情報領域41へ第3DMA転送手段9の転送情報(転送数、転送アドレス等)を書き込んでおく。
第3DMA転送手段9が起動されると、メモリ手段4の転送情報領域41の転送情報を読み出して、DMA転送情報保持部31へ蓄積する。
第3転送手段30によって、メモリ手段4の出力画像データ第1領域39(あるいは出力画像データ第2領域40)の画像データは、第2バッファ手段29へ蓄積される。
その後、第2バッファ手段29の画像データに対して、画素パターン計数手段32によって画素パターン(例えば、小滴数、中滴数、大滴数のいずれか)を計数する。
計数した結果は、画素パターン計数結果通知手段34によってCPU6から読み出し可能となっている。
画素反転手段33では、往路と復路のスキャンによって画素反転を行い、スキャン反転機能を実現する。
また、オフセットアドレス指定手段35は、第3DMA転送手段9における一定処理毎(例えば、1ライン)の転送毎に加減算されるオフセットアドレスを指定する。アドレス演算は、第3転送手段30に含まれている。
上記の第1DMA転送手段乃至第3DMA転送手段にそれぞれ、アドレス演算手段と、オフセットアドレス指定手段を備えるようにしたので、一定処理毎(例えば1ライン)にアドレス演算手段へオフセットアドレスを加減算し、インターレースのための画像処理(レンダリング)を行うことができる。
また、第2バッファ手段29の画像データについて画素パターンを検出して計数する画素パターン計数手段32と、画素パターン計数手段32の計数結果を通知する画素パターン計数結果通知手段34と、画素の左右反転を行う画素反転手段33とを備えるようにしたので、画素反転手段33によるスキャンデータ反転機能の実現、画素パターン計数手段32によるインクの吐出量の算出・通知を行うことができる。
次に、図3を参照しながら図1の画像処理装置を用いた第1のデータ変換処理について説明する。なお、図3に示す第1のデータ変換処理は、データ変換処理の一例を示すものであり、リードデータ50は、図1に示す第1バッファ手段17を示しており、読み込んだデータ列(256画素、2bit/1画素)をマスクパターン指定手段24で、51に示す通りマスクするよう指示された場合である。
マスク51は、リードデータ50を主走査方向に反転した状態である。マルチパス52は、パッキング手段21でマスクパターン指定手段24に従って必要な画素を選択し、128bitにマルチパスパッキングした状態である。
次に、図4を参照しながら図1の画像処理装置を用いた第2のデータ変換処理について説明する。図4に示す第2のデータ変換処理は、データ変換処理の一例を示すものであり、オーバーラップ処理を行っている。
60に示す印字ヘッドが61の部分のみをあえて重ねて印字を行う場合である。これにより、印字領域のつながりが良くなり画質向上に効果がある。
61の部分のスキャンデータ生成は、オーバーラップ領域(上端)62と、オーバーラップ領域(下端)63とに対して、オーバーラップ処理を追加しており、その他のスキャンデータ画像領域64に対しては、オーバーラップ処理を行っていない。66は、印字ヘッド60のノズル数を示しており、印字ヘッド60が主走査方向に動いて印字する場合、最大で「ノズル数×主走査画素数」のインク滴を吐出する。
オーバーラップ領域では、前データと現データエリアが重なるため、オーバーラップ領域においては、2度書きが無いようにオーバーラップ領域(上端)62と、オーバーラップ領域(下端)63との両方を印字した時に初めて印字が完成するように、スキャンデータに対して、上端と下端で反転したオーバーラップパターンによりマスク処理を行う。
オーバーラップ領域を作り出すためには、図1のメモリ手段4へ出力するアドレスは、転送情報領域41において、オーバーラップ領域分だけ重なるように指示を出す。
オーバーラップ処理は、マスクパターン指定手段24の指定に従って第1バッファ手段17のデータとマスクパターン(オーバーラップパターン)とをオーバーラップ領域のみ論理演算することで行われる。
次に、図5を参照しながら図1の画像処理装置を用いた第3のデータ変換処理について説明する。図5は、第3のデータ変換処理の一例を示すものであり、ページ先端処理と、ページ後端処理とを行っている。ページ先端・後端処理は、記録媒体の搬送量を少なくし、記録媒体と印字ヘッドの重なり部分を増やし、安定した記録を行うことによる画質向上を目的としている。
70は、ページ先端処理における印字ヘッドの印字データ領域を示し、71は、ページ後端処理における印字ヘッドの印字データ領域を示す。72は、印字ヘッドのノズル数、73、74は図1のマスクデータ転送手段23による白画像挿入領域、75は画像マスク手段20による画像の白マスク領域であり、76から開始する画像領域を白マスクしている。この結果、ページ先端及びページ後端では、1スキャンあたりの記録媒体搬送量を少なくし、画像領域をその分シフトしていることになる。ページ外領域ではインクを吐出しないよう白挿入している。
また、本発明の画像処理装置では、メモリ手段4上に第1DMA転送手段乃至第3DMA転送手段の転送情報(転送数、転送アドレス等)をセットするDMA転送情報セット手段と、このDMA転送情報をメモリ手段4から読み出してDMA転送を繰り返し実行するチェーンDMA転送手段を備えるようにした。
このDMA転送情報セット手段では、例えば、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)4色、各色についてノズル数の印字ヘッドに対してスキャンデータを生成するDMAであれば、合計(4×ノズル数)回分のDMA転送情報をメモリ手段4へ設定する。
次に、入力画像データは、第1DMA転送手段乃至第3DMA転送手段により出力画像データ領域へ転送される。このとき、チェーンDMA転送手段は、DMA転送に先立ち、メモリ手段4からDMA転送情報を読み出して、そのDMA転送情報の指示に従ったDMA転送を行う。
これにより、カラーの色数やノズル数の増減に対してCPUの介在間隔が増えることなく高速にスキャンデータを生成することができるとともに、1つのDMAチャネルでマルチカラー(CMYK等)を連続動作できる効果がある。
以上のような構成により、インクジェット印字ヘッド用のスキャンデータ生成をソフト介在の少ないハードウェアで実現し、小容量のバンドメモリで処理速度の速い画像処理(レンダリング)を実現する画像処理装置を提供することができる。
また、スキャンデータ生成の為の各機能を組み合わせて実現し、途中CPUの介在の無いチェーンDMAを用いた転送でカラー・モノクロを問わず小容量のバンドメモリでスキャンデータを高速生成すると共に、印字ヘッドのノズル数や、印字パターンの変更など仕様変更に対して柔軟なハードウェアを構成することができる。
本発明を実施した画像処理装置の概略を示すブロック図である。 第2DMA転送手段と第3DMA転送手段を動作させ、2スキャン分の画像処理が終了した画像データを第3DMA転送手段で転送する場合における、CPUの介在間隔を示す図である。 図1に係る画像処理装置を用いた第1のデータ変換処理を示す図である。 図1に係る画像処理装置を用いた第2のデータ変換処理を示す図である。 図1に係る画像処理装置を用いた第3のデータ変換処理を示す図である。
符号の説明
1…画像処理部、2…入力バス、3…メモリバス、4…メモリ手段、5…出力バス、6…CPU、10…バッファ、11…アービタ、12…メモリI/F、37…バス制御部、7…第1DMA転送手段、13…先頭白ライン数計数手段、14…第1転送手段、15…DMA転送情報保持手段、16…オフセットアドレス指定手段、8…第2DMA転送手段、17…第1バッファ手段、18…第2転送手段、19…DMA転送情報保持部、20…画像マスク手段、21…パッキング手段、22…有効画像範囲検出手段、23…マスクデータ転送手段、24…マスクパターン指定手段、25…自動起動モード指定手段、26…有効画像範囲検出結果通知手段、27…マスクデータ指定手段、28…オフセットアドレス指定手段、9…第3DMA転送手段、29…第2バッファ手段、30…第3転送手段、31…DMA転送情報保持部、32…画素パターン計数手段、33…画素反転手段、34…画素パターン計数結果通知手段、35…オフセットアドレス指定手段、36…出力バス、38…入力画像データ領域、39…出力画像データ第1領域、40…出力画像データ第2領域、41…転送情報領域、50…リードデータ、51…マスク、52…マルチパス、60…印字ヘッド、61…オーバラップ印字部分、62…オーバラップ領域(上端)、63…オーバラップ領域(下端)、64…スキャンデータ画像領域、66…印字ヘッドのノズル数、70…ページ先端処理における印字ヘッドの印字データ領域、71…ページ後端処理における印字ヘッドの印字データ領域、72…印字ヘッドのノズル数、73,74…白画像挿入領域、75…画像マスク手段による画像の白マスク領域、76…画像領域の開始位置。

Claims (9)

  1. インクジェット記録用の画像データを生成する画像処理装置であって、
    画像データを蓄積するメモリ手段と、
    入力画像データを入力する入力バスと、
    出力画像データを出力する出力バスと、
    第1DMA転送手段と、
    第2DMA転送手段と、
    第3DMA転送手段と
    を有し、
    前記第1DMA転送手段は、前記入力バスからの入力画像データを前記メモリ手段へ書き込む第1転送手段と、前記入力バスからの入力画像の先頭白ライン数を計数する先頭白ライン数計数手段と、を含み、
    前記第2DMA転送手段は、画像データを一時記憶する第1バッファ手段と、前記メモリ手段から画像データを読み出して前記第1バッファ手段に転送すると共に、前記第1バッファ手段から処理後の画像データを読み出して前記メモリ手段へ画像データを転送する第2転送手段と、を含み、
    前記第3DMA転送手段は、画像データを一時記憶する第2バッファ手段と、前記メモリ手段から画像データを読み出して前記第2バッファ手段に転送すると共に、前記第2バッファ手段から前記出力バスへ画像データを転送する第3転送手段と、を含むことを特徴とする画像処理装置。
  2. 請求項1に記載の画像処理装置において、前記第2DMA転送手段は、画像の有効範囲を検出する有効画像範囲検出手段と、前記有効画像範囲検出手段の検出結果を通知する有効画像範囲検出結果通知手段と、マスクパターンを指定するマスクパターン指定手段と、前記マスクパターンによって画像をマスクする画像マスク手段と、前記マスクパターンによってマスクされない画素のみを選択してパックするパッキング手段と、マスクデータを指定するマスクデータ指定手段と、前記マスクデータ指定手段で指定されたマスクデータを前記メモリ手段へ転送するマスクデータ転送手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  3. 請求項1または2に記載の画像処理装置において、前記第3DMA転送手段は、前記第2バッファ手段の画像データについて画素パターンを検出して計数する画素パターン計数手段と、前記画素パターン計数手段の計数結果を通知する画素パターン計数結果通知手段と、画素の左右反転を行う画素反転手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置において、前記マスクパターン指定手段と前記マスクデータ指定手段は、プログラマブルであることを特徴とする画像処理装置。
  5. 請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置において、前記メモリ手段上に第1DMA転送手段乃至第3DMA転送手段の転送情報をセットするDMA転送情報セット手段と、前記DMA転送情報を前記メモリ手段から読み出してDMA転送を繰り返し実行するチェーンDMA転送手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載の画像処理装置において、前記第3DMA転送手段終了後に前記第2DMA転送手段を自動的に起動する自動起動モードを指定する自動起動モード指定手段と、前記第3DMA転送手段終了後に前記第2DMA転送手段を自動的に起動する自動起動手段と、を備えることを特徴とする画像処理装置。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載の画像処理装置において、前記メモリ手段の中に前記第2DMA転送手段による画像処理後の画像データを保持する画像データ保持領域を設け、前記有効画像範囲検出手段によって、有効画像範囲が無しと検出された場合には、前記メモリ手段における同じ画像データ保持領域に再び前記第2DMA転送手段による処理画像を上書きするよう制御を行うことを特徴とする画像処理装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載の画像処理装置において、前記第2DMA転送手段による画像処理は、前記白ライン数計数手段の計数結果に従って先頭白ラインを含まないように画像処理制御することを特徴とする画像処理装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載の画像処理装置において、前記第1DMA転送手段乃至第3DMA転送手段には、アドレス演算手段と、オフセットアドレス指定手段と、を有し、一定処理毎に前記アドレス演算手段へオフセットアドレスを加減算することを特徴とする画像処理装置。
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