JP2008229923A - 印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラム - Google Patents

印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】写真画像などの圧縮率が低い印字データも印刷するためには2スキャン分の非圧縮の印字データを蓄積可能なメモリ容量が必要になる。
【解決手段】記録ヘッドのノズルチャンネル数Nのノズルのうちの記録に使用する有効ノズルとする有効ノズルチャンネル数Mを決定し、1スキャン分のデータを抜き出してデータ圧縮を行い、データ膨張がなければ、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えていないか否かを判別し、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えていないときには圧縮データを印字データとして転送し、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えているときには作成した印字データを廃棄し、有効ノズルチャンネル数Mを減少させ、転送する転送用印字データのサイズが目標データサイズ以下になるまで有効ノズルチャンネル数Mを減少して印字データを作成する処理を繰り返す。
【選択図】図10

Description

本発明は印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラムに関する。
プリンタ、ファクシミリ、複写装置、プロッタ、プリンタ/ファックス/複写機複合機等の各種画像形成装置として使用されるインクジェット記録装置としては、液体(以下、インクという。)の液滴を吐出する液体吐出ヘッドで構成した記録ヘッドをキャリッジに搭載して、このキャリッジを被記録媒体(以下「用紙」ともいうが、材質を紙に限定するものではなく、また、記録媒体、記録紙、転写材などとも称される。)の搬送方向に対して直交する方向にシリアルスキャンさせるとともに、被記録媒体を記録幅に応じて間歇的に搬送し、搬送と記録を交互に繰り返すことによって被記録媒体に画像を形成(記録、印刷、印字、印写も同義で使用する。)するシリアル型のものがある。
このようなインクジェット記録装置において、特許文献1には印刷データから複数色の現像材の各色に対応した色数のビットマップデータを作成するとき、ビットマップデータのデータサイズを測定し、データサイズが所定サイズよりも大きい場合に、複数の現像材のうち所定の色を削減した色数分のビットマップデータを作成するための低画質化処理手段を備えることが記載されている。
特開2005−047092号公報
また、このようなインクジェット記録装置に対して送出する印字データを処理する装置として、特許文献2には画像データを圧縮して、その圧縮したデータをメモリに出力することと、画像データを圧縮しないでメモリに出力することが可能な画像データ記憶装置において、指定されたメモリ内の空き領域のメモリ容量をメモリの行方向のアドレス情報を利用して算出するメモリ容量算出手段と、この算出されたメモリ容量と予め定められた設定値とを比較して比較結果をデコードして、デコード信号を発生する比較手段と、このデコード信号に従って、残メモリ容量が設定値以下のときに表示信号を出力する表示制御手段とを備える画像データ記憶装置が記載されている。
特開平07−057098号公報
シリアル型インクジェット記録装置にあっては、印刷画質のため、記録ヘッドを搭載したキャリッジの移動を開始すると、1スキャン分の印字データを印字し終えるまでキャリッジの停止をすることはできない。そのため、パーソナルコンピュータ(PC)等で構成される印字データを処理する装置(以下「印字データ処理装置」という。)から印字データを受信し、印字する記録装置では、1スキャン分の印字データを受信し終えてから印字動作を開始するようにしている。
このように1スキャン分の印字データの受信を待たなければならないのでは印字速度が遅くなることから、印字しながら次スキャンの印字データを受信するために、2スキャン分の印字データを蓄積可能な容量のメモリを備えることが行われている。また、印字データ処理装置から印字データを圧縮して転送することで、転送時間やメモリ容量を削減することも行われている。
ところで、一般的な圧縮技術においては、画像の種類によって1スキャン分のデータサイズが異なり、圧縮処理には、一般的に、テキストなどの単純な画像では圧縮率が高く、写真画像などの複雑な画像では圧縮率が低いという特徴がある。
しかしながら、上述したように2スキャン分の印字データを保持するインクジェット記録装置では、圧縮がほとんど期待できない画像を印字する場合にも対応するためには非圧縮のデータを2スキャン分蓄積可能なメモリ容量が必要であり、ヘッドの長尺化や高画質化に伴って、大容量のメモリ容量が必要になっているという課題がある。例えば、ノズルチャネル数(ノズル数):384ch/ノズル列、ノズル列数:8列、用紙サイズ:12inch、画質:1200dpi,2bit/dotの条件で、2スキャン分のデータを格納するためには、最低でも170Mbitのメモリ容量を必要とする。
このように、大容量のメモリを備えなければならないのでは、特に、テキストや図などの高い圧縮率が期待できる印字物を主にプリント出力するビジネスユース用の記録装置の低コスト化をはかることができなくなる。
本発明は上記の課題に鑑みてなされたものであり、1スキャン分のデータサイズを減少することを目的とする。
上記の課題を解決するため、本発明に係る印字データを処理する装置は、液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを処理する装置であって、記録ヘッドの1スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成する手段を備えている構成とした。
本発明に係る印字データを処理する装置は、液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを処理する装置であって、記録ヘッドの連続する2スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、連続する2スキャン又はいずれかのスキャンについて、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成する手段を備えている構成とした。
ここで、有効なノズルとしないノズルに対しては液滴吐出しないことを示すデータを作成する構成とすることができる。また、複数のノズルのうち有効とするノズルは予め設定されたマスクパターンにより決定する構成とすることができる。
また、有効なノズルとしないノズルに対応するデータを予め設定されたマスクパターンに従って削除したデータを作成するとともに、削除に用いたマスクパターンの情報を画像形成装置に送出する構成とすることができる。この場合、次スキャン以降で削除したノズルに対するデータを補完するマスクパターンを用いて印字データを作成する構成とすることができる。
本発明に係る印字データを処理する方法は、液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを処理する方法であって、記録ヘッドの1スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成する構成とした。
本発明に係る印字データを処理する方法は、液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを処理する方法であって、記録ヘッドの連続する2スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、連続する2スキャン又はいずれかのスキャンについて、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成する構成とした。
本発明に係るプログラムは、液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データの処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、記録ヘッドの1スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、複数のノズルの内記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成する処理をコンピュータに実行させる構成とした。
本発明に係るプログラムは、液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを作成する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、記録ヘッドの連続する2スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、連続する2スキャン又はいずれかのスキャンについて、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成する処理をコンピュータに実行させる構成とした。
本発明に係る本発明に係る印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラムによれば、記録ヘッドの1スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成するので、1スキャン分のデータサイズを減少させることができ、例えばテキストや図を印字するに最適なメモリサイズを備えるだけで写真画像も印字することができる。
本発明に係る印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラムによれば、記録ヘッドの連続する2スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、連続する2スキャン又はいずれかのスキャンについて、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成するので、連続する2スキャン分のデータサイズを減少させることができ、例えばテキストや図を印字するに最適なメモリサイズを備えるだけで写真画像も印字することができる。
以下,本発明の実施の形態について添付図面を参照して説明する。まず,本発明を適用する画像形成装置としてのインクジェット記録装置の概要について図1及び図2を参照して説明する。なお,図1は同インクジェット記録装置の概略構成を示す平面説明図,図2は同じく正面説明図である。
このインクジェット記録装置は,図示しない左右の側板に横架したガイドロット1でキャリッジ3を保持し,主走査モータ5によって,駆動プーリ6と従動プーリ7間に渡したタイミングベルト8を介して主走査方向に移動走査する。
このキャリッジ3には,例えばイエロー(Y),シアン(C),マゼンタ(M),ブラック(K)の各色のインク滴を吐出する4個の液体吐出ヘッドからな記録ヘッド4y,4m,4c,4k(以下色を区別しないときは「記録ヘッド4」という。)を複数のインク吐出口(ノズル)を形成したノズル面のノズル列を主走査方向と直行する方向(副走査方向)に配列し,インク吐出口方向を下方に向けて装着している。なお,ここでは独立した液体吐出ヘッドを用いているが,各色の記録液(インク)の液滴を吐出する複数のノズル列を有する1又は複数のヘッドを用いる構成とすることもできる。また,色の数及び配列順序はこれに限るものではない。
記録ヘッド4を構成する液体吐出ヘッドとしては,圧電素子などの圧電アクチュエータ,発熱抵抗体などの電気熱変換素子を用いて液体の膜沸騰による相変化を利用するサーマルアクチュエータ,温度変化による金属相変化を用いる形状記憶合金アクチュエータ,静電力を用いる静電アクチュエータなどを,液滴を吐出するための圧力を発生する圧力発生手段として備えたものなどを使用できる。
一方,用紙11を搬送するために,用紙11を静電吸着して記録ヘッド4に対向する位置で搬送するための搬送手段である搬送ベルト12を備えている。この搬送ベルト12は,無端状ベルトであり,搬送ローラ13とテンションローラ14との間に掛け渡されて,ベルト搬送方向(副走査方向)に周回するように構成し,周回移動しながら帯電ローラ15によって帯電(電荷付与)される。
この搬送ベルト12としては,1層構造のベルトでも良く,又は複層(2層以上の)構造のベルトでもよい。1層構造の搬送ベルトの場合には,用紙や帯電ローラに接触するので,層全体を絶縁材料で形成している。また,複層構造の搬送ベルトの場合には,用紙や帯電ローラに接触する側は絶縁層で形成し,用紙や帯電ローラと接触しない側は導電層で形成することが好ましい。
この画像形成装置は、搬送ベルト12で用紙11を間歇的に搬送し、キャリッジ3を往路及び復路方向に移動走査(スキャン)させながら印字信号に応じて記録ヘッド4を駆動することにより、停止している用紙11にインク滴を吐出して1行分を記録し、用紙11を所定量搬送後、次の行の記録を行うことで、用紙11上の所要の画像を形成する。なお、1スキャンで1行分の画像を形成する1パス印字、複数回のスキャンで1行分の画像を形成するマルチパス印字などがある。
次に、このインクジェット記録装置の制御部の概要について図3を参照して説明する。 この制御部100は、記録装置全体の制御を司るマイクロコンピュータ等で構成される主制御部(CPUと表記)101と、プログラム等の固定データなどを格納する固定部102、現スキャンデータを格納する現スキャンデータ領域103、次スキャンデータを格納する次スキャンデータ領域104を含むメモリ105と、パーソナルコンピュータ(PC)などで構成される印字データ処理装置200からUSB、NIC等を介して送信されてきた印字データを受信するデータ受信部106と、現スキャンデータ領域102から読み出された印字データを伸長処理するとともに、記録ヘッド4をヘッドドライバ109を介して制御する画像伸長部・ヘッド制御部107と、モータ類110などのメカ部分を駆動制御し、センサ類111からの検知信号を入力するメカ制御部108とを備えている。
そして、印字データ処理装置200から送信されてきた印字データをデータ受信部106で受信してメモリ105の現スキャンデータ領域103に格納保持し、1スキャン分のデータを格納し終えると、メカ制御部108、画像伸長部・ヘッド制御部107を動作させ、印字動作を開始する。同時に、印字データ処理装置200から次のスキャンの印字データを受信し、現スキャンデータ領域103とは異なる次スキャンデータ領域104に印字データを格納する。なお、次スキャンデータ領域104に格納された印字データを印字しているときには、現スキャンデータ領域103に受信した印字データを格納する。
次に、印字データ処理装置200側における本発明に係る処理を行う構成について図4の機能ブロック図を参照して説明する。
この印字データ処理装置200は、装置全体の制御を司るマイクロコンピュータ201、各種プログラムを格納するROM202、印字データなどの各種データを格納するメモリ(RAM)203、各種プログラムを格納するROM203、複数のマスクパターンを格納したマスクパターン保持部204、インクジェット記録装置(以下「プリンタ」という。)100に対する印字データのサイズと目標サイズの比較を行うデータサイズ比較部205、プリンタ100に対して印字データを送信するデータ送信部205を含んでいる。
RAM203は、プログラムを格納するプログラム格納部210、イメージデータを格納するイメージデータ格納部211、非圧縮スキャンデータを格納する非圧縮スキャンデータ格納部212、圧縮済スキャンデータを格納する圧縮済スキャンデータ格納部213とを含んでいる。
そして、アプリケーションにより、印字の要求があると、ROM202又はRAM203に格納保持されたプリンタドライバによって、印字する画質・サイズ等の設定に従ってイメージデータが形成されてイメージデータ格納部211に格納され、このイメージデータから、1スキャン分のデータを抜き出し、プリンタ100に送信する形式に並べ替えを行い(レンダリング)、並べ替えされたデータ(非圧縮スキャンデータ)は、非圧縮スキャンデータ格納部212に格納される。この非圧縮スキャンデータをCPU201によって圧縮処理して圧縮済スキャンデータ格納部213に格納する。
ここで、データサイズ比較部205は、非圧縮スキャンデータ格納部212に格納された非圧縮スキャンデータのサイズ、圧縮済スキャンデータ格納部213に格納あれた圧縮済スキャンデータのサイズを比較することで、より小さいサイズのデータをプリンタ100に送信する印字データとして選択する。また、データサイズ比較部205は送信すべき印字データのサイズと目標データサイズとの比較も行い、印字データサイズが目標データサイズを超えているときにはCPU201によって記録に使用するノズル数を減少させて再度印字データを作成し直す処理を行う。
次に、本発明における印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラムにおける印字データの作成に関して1スキャン分のデータサイズ及びデータサイズを減少する方法について図5を参照して説明する。
ここでは、同図(a)に示すようにノズル列(複数のノズルを列状に並べたもの)の数をHとし、同図(b)に示すように1つのノズル列のノズル数(これを「ノズルチャネル数」という。)をN、主走査方向の幅(ドット数)をW、1ドットのデータ容量をDとする。なお、図中、黒丸「●」は有効なノズル、白丸「○」は無効とするノズルを示している
ここで,圧縮率をEとすると、上記の条件では、1スキャン分のデータサイズは「H×N×W×D×E」[bit]となる。
そうすると、最高画質、最大用紙サイズの印字に対応するためには、それぞれの値が最大である下記(1)式で求められる容量をスキャンデータ用に確保する必要がある。ただし、画像によっては圧縮率がE>1(膨張)である条件も存在するため、非圧縮(E=1)としている。
H×N×Wmax×Dmax[bit] …(1)
この(1)式から分かるように、ヘッドの長尺化や用紙サイズの大サイズ化及び高画質化によって、1スキャン分のデータを確保するに必要なメモリ容量が増大することになる。
そこで、本発明では、記録ヘッド4のノズルチャンネル数Nのノズルうちの記録に使用する有効なノズルの数を減少させ(有効ノズルチャネル数M:M<N)、有効なノズルに対してのみ有効なデータの印字データを作成して転送することで、1スキャン分に必要なデータサイズを、最悪値で次の(2)式で求められるサイズに抑えることができるようにしている。
H×M×Wmax×Dmax[bit] …(2)
これは1スキャン分のデータを確保するために必要なメモリ容量を(2)式で求まる値に抑えることが可能であることを示している。
また、「H×N/2×Wmax×Dmax」[bit]の容量のメモリを備えるプリンタにおいて、圧縮率が0.5以下であれば、搭載される全ノズルチャネル(N)を全て有効に使用することが可能であり、圧縮率が0.5以上の場合でも、有効なノズルチャンネル数(M)を減少させることで、1スキャン分のデータをメモリに保持することが可能である。
ここで、データの圧縮によるデータの膨張について説明する。プリンタには、一般に可逆圧縮が採用されるため、圧縮されるデータがある場合には必ず膨張するデータも存在する。例えば、8bitデータ「11111000」を、「”1”が5個、”0”が3個」のように表現するランレングス法を用いた圧縮方式では、連続するデータが長いほど圧縮率は良いが、連続するデータが短いと逆に膨張することになる。具体的には、「0000…0」→「”0”が10000個」となって圧縮率が良いが、「00101101」→「”0”が2個、”1”が1個、”0”が1個、”1”が2個、…」というようになって圧縮率が悪くなる。
次に、インクジェット記録装置側で記録ヘッドを駆動するためのヘッドドライバの構成の一例について図6を参照して説明する。
このヘッドドライバ109は、印字データsd、シフトクロックsck、ラッチ信号lat、駆動波形の4種類の信号を用いて各ノズルからのインクの吐出の制御を行う。シフトレジスタ121では、シフトクロックsckの立ち上がりエッジにより、印字データsdの取り込み及びデータのシフトを行う。ラッチレジスタ122はラッチ信号latの立ち下がりエッジにより、シフトレジスタ121のデータを取り込む。アナログスイッチドライバ123はラッチレジスタ122の値を元に、駆動信号のON/OFFを決定し、ラッチレジスタ122のデータが「0」であるノズルチャネルは駆動波形をOFFとし、データが「1」であるノズルチャネルは駆動波形を「ON」とする。
これにより、ノズル列の各ノズルチャンネルへ出力する駆動信号(Vdo1〜VdoN)が決定され、各駆動信号により、各ノズルからのインクの吐出の有無が決定される。
なお、この例では、1つのノズルから吐出されるインクの種類を吐出あり/なしの2種類(2階調)としているが、大滴・中滴・小滴・吐出なしの4階調となる回路に本発明を用いることも可能である。また、その場合に印字データsdの信号線が複数となる場合も存在する。
次に、このヘッドドライバ109へのデータ転送の例について図7を参照して説明する。
同図(a)に示すようにシフトクロックsckの立ち上がりによって印字データがヘッドドライバに転送される。このとき、記録ヘッド3の実際のノズルチャンネル数をN、本発明で各スキャン毎に設定する有効なノズルチャンネル数をMとしたとき、同図(b)に示すように有効なノズルチャンネル数Mになるまでは、印字データ処理装置200から転送される有効な印字データvalを転送し、第Mチャンネルを超えるチャンネルについてはデータ「0」を転送している。
つまり、シフトレジスタ121を用いているため、データ転送回数をM回とすると、前回のデータ(ごみデータ)が残り、意図しない印字が行われてしまうため、有効なノズルチャンネル数Mを超える部分に関しては、データ「0」を転送することで、ごみデータが印字されることを防ぐようにしている。したがって、印字データを処理する装置側では、有効とするノズル数を減少させて印字データを作成するとき、有効としないノズルに対しては、液滴を吐出させないデータ(ここでは「0」データ)を含めた印字データを作成することによって、ごみデータが印字されることを防げる。
なお、ここでは、最後の(N−M)チャネル分をデータ「0」としているが、ノズル列の配置によっては最初の(N−M)チャネル分をデータ「0」とする場合も考えられる。また、後述するように、ノズル無効のチャネルを分散させる場合には、データ「0」を転送させる位置を分散させて対応する。
次に、記録ヘッドのノズルのうち有効なノズルを決定して印字データを作成するに当たり、有効/無効を示すマスクパターンを用いて、ノズル無効のチャネルを分散させる例について図8を参照して説明する。なお、図中、黒丸「●」は有効なノズル、白丸「○」は無効とするノズルを示している。また、このマスクパターンは前述したようにマスクパターン保持部204に保持される。
同図(a)及び(b)のいずれの例も、有効なノズルチャネル数Mは実装のノズルチャネル数Nに対して3/4であり、1スキャンのデータサイズが3/4程度に縮小される。
第Lスキャンで印字しないドットは第L+1スキャンにおいて、補完する構成としている。
また、同図(a)に示すように、1スキャンの間ノズルの有効/無効が固定であっても良いが、同図(b)に示すように、主走査方向に移動する毎にノズルの有効/無効が切り替わってもよい。同ず(b)に構成では、インターレースと同様の効果が得られるため、画質の向上が期待される。さらに、同図(a)の場合、同一のラインを複数のノズルによって印字するため、ノズル抜け発生時の画質低下防止の効果が得られる。
次に、ノズルの有効/無効を設定(決定)するマスクパターンの異なる例を図9に示している。なお、図中、黒丸「●」は有効なノズル、白丸「○」は無効とするノズルを示している。また、このマスクパターンは前述したようにマスクパターン保持部204に保持される。
この例では、搭載ノズルチャンネル数N=16として、同図(a)は有効チャンネル数M=16として全てのノズルを有効とした例、同図(b)は有効チャンネル数M=12とした例、同図(c)は有効チャンネル数M=8とした例、同図(d)は有効チャンネル数M=6とした例、同図(e)は有効チャンネル数M=4とした例である。
このように、マスクパターンの種類を変えることで、有効なノズルチャネル数が減少するため、1スキャンのデータサイズが縮小(減少)される。なお、上記マスクパターンの無効部分を補完する補完パターンも必要である。
次に、本発明の第1実施形態における印字データを作成する印字データ処理装置側のレンダリング処理について図10のフロー図を参照して説明する。
処理を開始すると、イメージデータを入力し、有効ノズルチャンネル数Mを決定する。1回目の処理ではM=Nと決定する。そして、1スキャン分のデータ(Mチャンネル分のデータ)を抜き出し、データ圧縮処理行う。
その後、データの膨張があるか否かを判別し、データの膨張がなければ、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えていないか否かを判別し、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えていないときには、圧縮データを印字データとしてプリンタ100に転送する。また、データの膨張があれば、非圧縮データサイズが目標データサイズを超えていないか否かを判別し、非圧縮データサイズが目標データサイズを超えていないときには、非圧縮データを印字データとしてプリンタ100に転送する。
これに対して、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えているとき、あるいは、非圧縮データサイズが目標データサイズを超えているときには、作成した印字データを廃棄し、有効ノズルチャンネル数Mを減少させて、再度、1スキャン分のデータ(減少後のMチャンネル分のデータ)を抜き出して、プリンタ100に転送する転送用印字データのサイズが目標データサイズ以下になるまで、同様の処理を繰り返す。
なお、有効なノズルチャネル数Mが実装のノズルチャンネル数Nよりも小さい場合には、無効とした領域(Mを超えN以下の領域)のデータを次以降のスキャンに持ち越す。また、有効ノズルチャネル数Mの減少方法は、1列ずつ減少させてもよく、複数列を一度に減少させてもよい。
ここで、比較例における印字データ処理装置内のレンダリング処理について図11のフロー図を参照して説明する。
この比較例では、処理を開始すると、イメージデータを入力し、1スキャン分のデータ(Nチャンネル分のデータ)を抜き出し、データ圧縮処理行い、データの膨張がなければ、そのまま圧縮後データを印字データとしてプリンタ100に転送し、また、データの膨張があれば、非圧縮データをそのまま印字データとしてプリンタ100に転送する。
このように、比較例では、プリンタに送信する印字データの種類は、圧縮処理によりデータが圧縮される場合には圧縮データ、膨張する場合には非圧縮データの2種類しかないため、画像の内容により1スキャン分のデータサイズが異なり、最悪時にはNチャネル分の非圧縮データのサイズ分の転送を行う必要があるので、プリンタ側にはNチャネル分の非圧縮データのサイズを保持できるメモリ容量が必要になる。
これに対して、本発明では、有効なノズルチャンネル数を減少させるので、比較例の場合に比べて、プリンタ側で必要なメモリ容量を低減することができる。
このように、印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラムとして、記録ヘッドの1スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成することで、1スキャン分のデータサイズを減少させることができ、例えばテキストや図を印字するに最適なメモリサイズを備えるだけで写真画像も印字することができる。
次に、本発明の第2実施形態における印字データを作成する印字データ処理装置側のレンダリング処理について図12のフロー図を参照して説明する。
処理を開始すると、イメージデータを入力し、有効ノズルチャンネル数Mを決定する。1回目の処理ではM=Nと決定する。そして、1スキャン分のデータ(Mチャンネル分のデータ)を抜き出し、Mを超えN以下のチャンネルに対しては「0」データを挿入して1スキャン分のデータとし、データ圧縮処理行う。
その後、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えていないか否かを判別し、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えていないときには、圧縮データを印字データとしてプリンタ100に転送する。また、圧縮後データサイズが目標データサイズを超えているとき、あるいは、非圧縮データサイズが目標データサイズを超えているときには、作成した印字データを廃棄し、有効ノズルチャンネル数Mを減少させて、再度、1スキャン分のデータ(減少後のMチャンネル分のデータ)を抜き出して「0」データを挿入してデータ圧縮を行う処理に戻り、プリンタ100に転送する転送用印字データのサイズが目標データサイズ以下になるまで、同様の処理を繰り返す。
なお、有効なノズルチャネル数Mが実装のノズルチャンネル数Nよりも小さい場合には、無効とした領域(Mを超えN以下の領域)のデータを次以降のスキャンに持ち越す。
このように、有効なノズルチャネル数Mが実装のノズルチャネル数Nより小さい場合には、無効部分に「0」データを挿入することで、一般に、「0」データが連続する場合、圧縮性は向上するため、有効チャンネル数Mを小さくするに従い、圧縮後データサイズは小さくなる。また、無効データとして、「0」データを挿入しているため、データが膨張する場合には、目標データ以下のサイズとはなりえない。
また、無効とするノズルに対しては「0」を挿入してプリンタ100に送信することで、プリンタ100側では、従来と同様の処理を行うことで、無効領域でのインクの吐出を防ぐことができる(従来と同様のプリンタにおいても、ドライバを変更するのみで1スキャン分のデータサイズを一定以下に抑えて印字することができる。)
次に、本発明の第3実施形態について図13を参照して説明する。なお、図13は各スキャン毎のデータサイズの目標値を決定する方法の説明に供する説明図である。
状態300はプリンタ100内のメモリ105の内訳を示すもので、スキャンデータを格納可能な領域の容量を容量Sとする。なお、あるスキャンの印字を行いつつ、次のスキャンの印字データを受信するためには、容量Sの領域に2スキャン分の印字データを格納する必要がある。
状態301、状態302は第Lスキャン目のデータが容量Sの1/2を超えた場合を示している。この場合でも、[第L−1スキャンのデータサイズ]+[第Lスキャンのデータサイズ]及び[第Lスキャンのデータサイズ]+[第L+1スキャンのデータサイズ]がともに容量S以下であれば、2スキャン分をメモリに格納することができるため、スキャンデータを縮小する必要はない。
状態303は[第Lスキャンのデータサイズ]+[第L+1スキャンのデータサイズ]が容量Sを超えた場合を示している。この場合にはプリンタ100内のメモリ105に2スキャン分のデータを格納することができないため、第Lスキャン及び第L+1スキャン又はいずれか一方のスキャンの有効ノズルチャネル数を減少することにより、スキャンデータサイズを縮小させる必要がある(状態104)。
なお、ここでは、状態303は仮想的にプリンタ100内のメモリ105をオーバーフローさせて説明しているが、上述したように印字データ処理装置200側で予めメモリの不足を検出ないし判別し、状態304で示すような印字データを作成してプリンタ100側へ転送する。
スキャンデータサイズを縮小するにあたり、第Lスキャン及び第L+1スキャンをともに縮小させる場合には、第L+1スキャン目での有効ノズルチャンネル数が極端に小さくなることを防ぐことができる。また、第L+1スキャンのみを縮小させる場合には、第Lスキャンのデータをそのまま用いることが可能であり、印字データ処理装置200内での処理時間を短縮することができる。
このように、印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラムによれば、記録ヘッドの連続する2スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、連続する2スキャン又はいずれかのスキャンについて、複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて印字データを作成するようにしたので、連続する2スキャン分のデータサイズを減少させることができ、例えばテキストや図を印字するに最適なメモリサイズを備えるだけで写真画像も印字することができる。
以上説明したように、本発明においては、主走査方向に1又は複数の記録ヘッドを走査しつつ液滴を吐出して画像を形成する画像形成装置であって、記録ヘッドには主走査方向と直交する方向にN個(Nチャネル)のノズルが配列されているとき、実際に搭載されている記録ヘッドのノズルチャネル数N未満のノズルチャネル数Mのみを記録に使用する有効なノズルとして、有効なノズルにのみ有効な印字データを送信する。
この場合、有効ノズルチャネル数Mを超え、実装のノズルチャネル数N以下のチャネルのノズルに対しては液滴吐出をしないことを示すデータ(例えば「0」)を挿入した印字データを作成して送信することで無効な領域へ印字を行わないようにする。また、各ノズルの有効/無効は、予め設定した複数のマスクパターンにより決定する。
また、本発明においては、画像形成装置に対する印字データを処理する画像処理方法として、1スキャン毎(又は1スキャンよりも細かい単位毎でもよい。)に、印字データを圧縮する圧縮処理を行う手段を備えて、圧縮されたデータまたは非圧縮の印字データを画像形成装置に送信し、1スキャン分の印字データが予め定めた容量を超える場合には、画像形成装置に実装されているノズルチャンネル数Nのノズルのうちノズルチャンネル数M(M<N)のノズルのみを有効にすることで、1スキャン分のデータサイズを縮小した印字データを作成する。
この場合、1スキャン分の印字データが予め定めた容量を超える場合には、予め定めた複数のマスクパターンに従い、データ無効のドットの情報を削除することにより、画像形成装置へ送信する印字データの容量を縮小し、使用したマスクパターンの情報を画像形成装置側に送信して、画像形成装置での処理によって有効なデータの位置を再現する。
また、マスクパターンを使用した場合には次以降のスキャンによって、無効としたドットを補完するマスクパターンを用いてデータを作成する。
また、本発明においては、画像形成装置の画像処理方法として、主走査方向に1又は複数の記録ヘッドを走査しつつ、記録ヘッドから液滴を吐出する画像形成装置において、記録ヘッドには主走査方向と直交する方向にノズルチャンネル数N(N>1)のノズルが配列されており、1スキャン(又は1スキャンよりも細かい単位毎でもよい。)毎に、印字データを圧縮し、圧縮されたデータ又は非圧縮のデータを画像形成装置に送信するとき、1スキャン分の印字データが予め定めた容量を超える場合には、上記ノズルチャンネル数Nのノズルのうちのノズルチャンネル数M(M<N)のノズルを有効なノズルとして、Mチャネル(M<N)を超えるチャネルのデータを一様に液滴を吐出しないことを示すデータ(例えば「0」)とすることで、圧縮後のデータサイズを縮小することを行う。
さらに、連続する2スキャン(Lスキャン目及びL+1スキャン目)の分の印字データサイズの合計が予め定めた容量を超える場合に、上記処理を実行し、Lスキャン目及びL+1スキャン目又はそのいずれかの印字データサイズを特定サイズ以下に抑えるように制御する画像処理方法を行う。
なお、上記実施形態においては、本発明に係る印字データを処理する装置、印字データを処理する方法、プログラムを、画像形成装置に印字データを与える装置側に適用した例で説明しているが、画像形成装置内部で、ホスト側から画像データを受信して印字データを作成し、作成した印字データを、スキャンデータを格納するメモリに転送する場合にも適用することができる。また、本発明に係るプログラムは、ダウンローダ,あるいは記憶媒体に記憶して提供することができる。
本発明を適用する画像形成装置としてのインクジェット記録装置の概略構成を示す平面説明図である。 同じく正面説明図である。 同じく制御部の概要を機能的に示すブロック説明図である。 印字データ処理装置側の本発明に係る部分を説明する機能ブロック図である。 本発明における印字データ作成に関するデータサイズの説明に供する説明図である。 インクジェット記録装置のヘッドドライバの一例を示すブロック説明図である。 同ヘッドドライバへの印字データの転送例の説明に供する説明図である。 有効/無効を示すマスクパターンを用いてノズル無効のチャネルを分散させる例の説明に供する説明図である。 マスクパターン例を示す説明図である。 本発明の第1実施形態の説明に供するフロー図である。 比較例の説明に供するフロー図である。 本発明の第2実施形態の説明に供するフロー図である。 本発明の第3実施形態の説明に供するフロー図である。
符号の説明
3…キャリッジ
4…記録ヘッド
12…搬送ベルト
100…インクジェット記録装置(プリンタ)
103…現スキャンデータ領域
104…次スキャンデータ領域
109…ヘッドドライバ
200…印字データ処理装置
204…マスクパターン保持部
205…データサイズ比較部

Claims (10)

  1. 液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを処理する装置であって、
    前記記録ヘッドの1スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、前記複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて前記印字データを作成する手段を備えている
    ことを特徴とする印字データを処理する装置。
  2. 液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを処理する装置であって、
    前記記録ヘッドの連続する2スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、連続する2スキャン又はいずれかのスキャンについて、前記複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて前記印字データを作成する手段を備えている
    ことを特徴とする印字データを処理する装置。
  3. 請求項1又は2に記載の印字データを処理する装置において、前記有効なノズルとしないノズルに対しては液滴吐出しないことを示すデータを作成することを特徴とする印字データを処理する装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれか記載に印字データを処理する装置において、前記複数のノズルのうち有効とするノズルは予め設定されたマスクパターンにより決定することを特徴とする印字データを処理する装置。
  5. 請求項1に記載の印字データを処理する装置において、前記有効なノズルとしないノズルに対応するデータを予め設定されたマスクパターンに従って削除したデータを作成するとともに、前記削除に用いたマスクパターンの情報を前記画像形成装置に送出することを特徴とする印字データを処理する装置。
  6. 請求項5のいずれかに記載の印字データを処理する装置において、次スキャン以降で前記削除したノズルに対するデータを補完するマスクパターンを用いて印字データを作成することを特徴とする印字データを処理する装置。
  7. 液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを処理する方法であって、
    前記記録ヘッドの1スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、前記複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて前記印字データを作成することを特徴とする印字データを処理する方法。
  8. 液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを処理する方法であって、
    前記記録ヘッドの連続する2スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、連続する2スキャン又はいずれかのスキャンについて、前記複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて前記印字データを作成することを特徴とする印字データを処理する方法。
  9. 液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データの処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記記録ヘッドの1スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、前記複数のノズルの内記録に用いる有効なノズルの数を減少させて前記印字データを作成する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 液滴を吐出する複数のノズルが並ぶノズル列を有する記録ヘッドを備え、この記録ヘッドをスキャンすることで画像を形成する画像形成装置に対して送出する印字データを作成する処理をコンピュータに実行させるプログラムであって、
    前記記録ヘッドの連続する2スキャン分のデータ容量が予め定めた容量を超えるときには、連続する2スキャン又はいずれかのスキャンについて、前記複数のノズルのうち記録に用いる有効なノズルの数を減少させて前記印字データを作成する処理を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
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