JP4544141B2 - 画像処理装置、プリンタドライバ、印刷システム、プログラム - Google Patents

画像処理装置、プリンタドライバ、印刷システム、プログラム Download PDF

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Description

画像データに対し、誤差拡散法を用いてハーフトーン処理を行う画像処理装置、プリンタドライバ、印刷システム、プログラムに関する。
画像処理におけるハーフトーン処理の一種として、誤差拡散処理が知られている。一方、主走査方向における印刷ヘッドの動作と副走査方向における紙送り動作とが同期して印刷を行うプリンタが知られている。この種のプリンタに出力する印刷画像の画像処理を行う場合、通常、誤差拡散処理は、主走査方向における1ラスタ分ずつ処理を実行するため、副走査方向へ分配する誤差値は、一般的に誤差バッファと呼ばれる記憶領域に記憶させておき、次のラスタの処理に用いる。
この誤差拡散処理を用いて複数ページの印刷を行う場合、ページ先頭に前ページの誤差値が伝搬すると、ページ先頭の画質を低下させてしまうため、改ページ時に誤差バッファを初期化することが一般的に知られている。ところが、これをロール紙のような長尺状の用紙の印刷に適用すると、ページの境界で画質の低下が生じてしまう。つまり、複数のページに跨る画像を印刷しようとした場合、ページの境界で誤差バッファが初期化されてしまうため、ドットの分布が不自然に変化するといった問題があった。このような問題を解決すべく、連続する画像データの場合には、ページの境界で誤差バッファを初期化しないといった方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平10−329383号公報
ところで、上記のような画質低下の問題は、誤差拡散処理の処理結果を記憶するデータバッファのバッファサイズを超えた印刷データを生成するような場合にも生じる。これは、例えば2つのデータバッファを交互に切り替えて用いる場合、データバッファの切替時において誤差バッファを初期化してしまうことや、誤差拡散処理において参照する周囲の画素データの変化が要因と考えられる。つまり、複数のデータバッファを切り替えて用いる場合に、誤差バッファを共有できれば問題はないが、データバッファと誤差バッファとが個々に対応付けられ、互いに誤差値を伝搬できない状況においては、データバッファの切替に伴う誤差バッファの初期化を起因とする画質の低下が避けられない問題となっている。
本発明は、このような問題点に鑑み、2つのデータバッファを交互に切り替えて用いる場合であって、且つ誤差バッファの共有が不可能な場合であっても、データバッファの切替時における画質の低下を防止可能な画像処理装置、プリンタドライバ、印刷システム、プログラムを提供することを目的とする。
本発明の画像処理装置は、往復印刷を行うための画像データを、往路印刷または復路印刷によって印刷される1パス分または複数パス分の画像データである部分画像データに分割してn個の部分画像データ(但し、nはn≧1となる整数)を生成し、当該部分画像データごとに、誤差拡散法を用いてハーフトーン処理を行う第1ハーフトーン処理手段と、第1ハーフトーン処理手段による処理に先行し、各部分画像データに含まれる複数ラスタ分のデータのうち最初に処理すべき所定ラスタ分のデータを対象として、誤差計算用のハーフトーン処理を行う第2ハーフトーン処理手段と、第2ハーフトーン処理手段による奇数番目の部分画像データの処理によって発生した先行誤差値に続き、当該部分画像データの第1ハーフトーン処理手段によって発生した誤差値を記憶する奇数誤差バッファと、第2ハーフトーン処理手段による偶数番目の部分画像データの処理によって発生した先行誤差値に続き、当該部分画像データの第1ハーフトーン処理手段によって発生した誤差値を記憶する偶数誤差バッファと、第1ハーフトーン処理手段による奇数番目の部分画像データの処理結果を記憶する奇数データバッファと、第1ハーフトーン処理手段による偶数番目の部分画像データの処理結果を記憶する偶数データバッファと、奇数データバッファおよび偶数データバッファに記憶されている処理結果を、ハーフトーン処理後の処理済みデータとして交互に切り替えて出力するデータ出力手段と、を備え、第2ハーフトーン処理手段は、第1ハーフトーン処理手段によるm−1番目の部分画像データ(但し、mは2≦m≦nとなる整数)の最後の所定ラスタ分の処理と並行して、m番目の部分画像データの所定ラスタ分のデータのハーフトーン処理を行い、第1ハーフトーン処理手段は、奇数誤差バッファおよび偶数誤差バッファに記憶されている先行誤差値を用いて、それぞれ奇数番目の部分画像データおよび偶数番目の部分画像データのハーフトーン処理を開始することを特徴とする。
上記に記載の画像処理装置において、画像データは、複数ラスタから成り、先端部における所定データは、10ラスタ以下のデータであることが好ましい。
上記に記載の画像処理装置において、部分画像データは、1パス分の画像データであり、奇数データバッファに記憶されている処理結果を往路印刷に、また偶数データバッファに記憶されている処理結果を復路印刷に、それぞれ用いることが好ましい。
上記に記載の画像処理装置において、画像データは、複数色から成り、画像データに対し、複数色の着色剤の混合比率を決定するための、往路印刷用と復路印刷用との2つの色処理テーブルを参照して、色変換処理を行う色変換処理手段をさらに備え、色変換処理手段は、奇数番目の部分画像データと偶数番目の画像データとに対し、参照する色処理テーブルを切り替えて、色変換処理を行うことが好ましい。
本発明のプリンタドライバは、上記に記載の画像処理装置における各手段を備えていることを特徴とする。
本発明の印刷システムは、上記に記載の画像処理装置と、往復印刷を行うプリンタと、を備えていることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータを、上記に記載の画像処理装置における各手段として機能させることを特徴とする。
なお、以下の構成としても良い。
本発明の画像処理装置は、画像データを、n個の部分画像データ(但し、nはn≧1となる整数)に分割し、当該部分画像データごとに、誤差拡散法を用いてハーフトーン処理を行う第1ハーフトーン処理手段と、第1ハーフトーン処理手段による処理に先行し、各部分画像データの先端部における所定データを対象として、誤差計算用のハーフトーン処理を行う第2ハーフトーン処理手段と、第2ハーフトーン処理手段による奇数番目の部分画像データの処理によって発生した先行誤差値に続き、当該部分画像データの第1ハーフトーン処理手段によって発生した誤差値を記憶する奇数誤差バッファと、第2ハーフトーン処理手段による偶数番目の部分画像データの処理によって発生した先行誤差値に続き、当該部分画像データの第1ハーフトーン処理手段によって発生した誤差値を記憶する偶数誤差バッファと、第1ハーフトーン処理手段による奇数番目の部分画像データの処理結果を記憶する奇数データバッファと、第1ハーフトーン処理手段による偶数番目の部分画像データの処理結果を記憶する偶数データバッファと、奇数データバッファおよび偶数データバッファに記憶されている処理結果を、ハーフトーン処理後の処理済みデータとして交互に切り替えて出力するデータ出力手段と、を備え、第1ハーフトーン処理手段は、奇数誤差バッファおよび偶数誤差バッファに記憶されている先行誤差値を用いて、それぞれ奇数番目の部分画像データおよび偶数番目の部分画像データのハーフトーン処理を開始することを特徴とする。
この構成によれば、奇数データバッファおよび偶数データバッファの2つのデータバッファから交互にハーフトーン処理後の処理済みデータを出力する場合において、部分画像データの通常のハーフトーン処理に先行して誤差計算用のハーフトーン処理を行い、それによって発生した先行誤差値を奇数誤差バッファまたは偶数誤差バッファに記憶させておくため、データバッファの切替時に誤差バッファがクリアになっていることがない(切替直後は先行誤差値が既に記憶されているため)。すなわち、第1ハーフトーン処理手段は、第2ハーフトーン処理手段によって計算された先行誤差値の伝搬を受けて(予め誤差バッファに記憶されている先行誤差値を用いて)ハーフトーン処理を開始することができるため、バッファの切替時における画質の低下を防止することができる。なお、部分画像データは、ページ単位であっても良いし、印刷に用いるものであれば、バンド(印刷ヘッドの一回の主走査で印刷可能な領域)単位であっても良い。すなわち画像データは、画像処理後のデータの利用形態や、画像処理性能に応じて、任意のデータサイズの部分画像データに分割可能である。
上記に記載の画像処理装置において、画像データが、複数の部分画像データに分割される場合、第2ハーフトーン処理手段は、n個の部分画像データのうち2番目以降の部分画像データの先端部における所定データを対象として、誤差計算用のハーフトーン処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、n個の部分画像データのうち、最初の部分画像データは、前の画像データとの連続性を考慮する必要が無いため(誤差バッファが初期化された状態で開始しても画質の低下が問題とならないため)、最初の部分画像データに対する処理を省略することができる。
上記に記載の画像処理装置において、画像データは、複数ラスタから成り、先端部における所定データは、10ラスタ以下のデータであることが好ましい。
この構成によれば、例えば部分画像データが360ラスタから成る場合、第2ハーフトーン処理手段で全ラスタ(360ラスタ)の処理を行う場合と比較して、10/360以下の処理で済むため、制御負荷を軽減することができる。なお、所定データは、少なく設定するほど制御負荷を軽減できるが、経験的に3ラスタ以上であることが好ましい。
上記に記載の画像処理装置において、処理済みデータは、往復印刷を行うためのデータであり、奇数データバッファに記憶されている処理結果を往路印刷に、また偶数データバッファに記憶されている処理結果を復路印刷に、それぞれ用いることが好ましい。
この構成によれば、2つのデータバッファに記憶されている処理結果を、それぞれ往路印刷と復路印刷とにそのまま用いることができるため、制御が容易である。
上記に記載の画像処理装置において、画像データは、複数色から成り、画像データに対し、複数色の着色剤の混合比率を決定するための、往路印刷用と復路印刷用との2つの色処理テーブルを参照して、色変換処理を行う色変換処理手段をさらに備え、色変換処理手段は、奇数番目の部分画像データと偶数番目の画像データとに対し、参照する色処理テーブルを切り替えて、色変換処理を行うことが好ましい。
この構成によれば、画像データが複数色から成る場合、往路印刷と復路印刷とで参照する色処理テーブルを切り替えるため、着色剤の重なり順の違いを起因とする印刷方向の色むらを解消することができる。
本発明のプリンタドライバは、上記に記載の画像処理装置における各手段を備えていることを特徴とする。
本発明の印刷システムは、上記に記載の画像処理装置と、往復印刷を行うプリンタと、を備えていることを特徴とする。
本発明のプログラムは、コンピュータを、上記に記載の画像処理装置における各手段として機能させるためのものであることを特徴とする。
これらを用いることにより、2つのデータバッファを交互に切り替えて用いる場合であって、且つ誤差バッファの共有が不可能な場合であっても、データバッファの切替時における画質の低下を防止することができる。
以下、添付の図面を参照して、本発明の一実施形態に係る画像処理装置、プリンタドライバ、印刷システム、プログラムについて説明する。本発明は、2つのデータバッファから交互にハーフトーン処理(誤差拡散処理)後の処理済みデータを出力する場合において、通常のハーフトーン処理に先行して誤差計算用のハーフトーン処理を行い、それによって発生した先行誤差値を通常のハーフトーン処理に用いることで、バッファの切替時における画質の低下を防止することを課題としたものである。そこで、本発明の画像処理装置の各手段をプリンタドライバとしてコンピュータに搭載した場合を例に挙げ、当該コンピュータ(ホストコンピュータ)と、プリンタとから成る印刷システムについて説明する。また、プリンタとしては、インクジェットプリンタを用いた場合を例示する。
図1は、本発明の一実施形態に係る印刷システム10のブロック図である。同図に示すように、印刷システム10は、各種データを記憶または生成すると共にこれを印刷データ(インク吐出データ)化するホストコンピュータ20と、ホストコンピュータ20から出力された印刷データに基づいて印刷を行うプリンタ40と、から成る。
ホストコンピュータ20は、ハーフトーン処理(2値化処理)を必要とする各種データ(以下、「画像データ」と称する)を生成するためのプログラムであるアプリケーション21と、ホストコンピュータ20を制御するための基本プログラムであるOS(オペレーティングシステム)22と、色変換処理およびハーフトーン処理を含む画像処理やコマンド変換処理などを行うプリンタドライバ23と、プリンタ40に印刷データ(画像処理後の処理済みデータ)を出力する印刷データ出力部24と、を備えている。
プリンタドライバ23は、レンダリング処理等を行うドライバ上位層25と、画像処理モジュール26と、から成る。画像処理モジュール26は、制御モジュール30、カラーマッチング&ハーフトーンモジュール(色変換処理手段,第1ハーフトーン処理手段,第2ハーフトーン処理手段)31およびコマンド変換モジュール32の3つのモジュールを有している。
制御モジュール30は、カラーマッチング&ハーフトーンモジュール31と、コマンド変換モジュール32とを統括制御すると共に、各モジュール31,32の機能を補うための制御を行う。
カラーマッチング&ハーフトーンモジュール31は、色処理LUT(色処理テーブル)33を参照して、カラーマッチング処理(色変換処理)を行い、ドット発生LUT34を参照して、着色剤のドットの有無を決定する。ドットの種類としては、例えば、レベル0:ドット無し、レベル1:小ドット、レベル2:中ドット、レベル3:大ドットという4種類のものが挙げられる。それらのうち、どのレベルを何パーセント採用するかを決定することができる。高画質をめざす場合は、4種類だけでなく更にドットの段階を細かく設定してもよい。また、カラーマッチング&ハーフトーンモジュール31は、補間演算モジュール27を有しており、カラーマッチング処理の際に、上記の色処理LUT33上に存在しない値を補間演算により推定する(詳細については後述する)。
さらに、カラーマッチング&ハーフトーンモジュール31は、誤差拡散法を用いたハーフトーン処理(誤差拡散処理)を行い、ハーフトーン処理によって発生した誤差値を誤差バッファ35に格納し、ハーフトーン処理の処理結果である2値化データをデータバッファ36に格納する。データバッファ36に格納したデータは、続くコマンド処理のため、所定量ごとにコマンド変換バッファ37と称する記憶領域に出力する。
また、コマンド変換モジュール32は、コマンド変換テーブル38を参照して、プリンタ40が解読可能なコマンド形式に変換するためのコマンド処理を行い、当該コマンド処理後のデータをコマンド処理バッファ39に出力する。
一方、プリンタ40は、ホストコンピュータ20から出力された印刷データを入力(取得)する印刷データ入力部41と、入力した印刷データを一時的に格納する印刷バッファ42と、当該印刷バッファ42に格納された印刷データに基づいて往復印刷を行う印刷部43と、を備えている。
印刷部43は、キャリッジ44、キャリッジモータ46、印刷ヘッド(インクジェットヘッド)47および紙送りモータ48を有しており、キャリッジモータ46により、印刷ヘッド47を搭載したキャリッジ44を主走査方向に往復動させる。また、紙送りモータ48により、印刷媒体(用紙)51(図3参照)を副走査方向に搬送させる。そして、これらキャリッジモータ46および紙送りモータ48の駆動と、印刷ヘッド47からのインクの吐出動作とを同期させることにより、所望の印刷画像を印刷媒体51上に形成する。
次に、図2を参照し、キャリッジ44(印刷ヘッド47)の構成について説明する。同図は、ノズル面側から見たキャリッジ44の平面図であり、本実施形態では、1つのキャリッジ44上に、K(ブラック)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、C(シアン)の各色に対応した4つの印刷ヘッド47が搭載されている。
各印刷ヘッド47は、K→M→Y→Cの順に主走査方向(キャリッジ44の移動方向)に配列されており、往路印刷においては、K→M→Y→Cの順にインクを吐出し、復路印刷においては、C→Y→M→Kの順にインクを吐出する。したがって、往路と復路とにおいてインクの吐出順序が異なるため、インクの重ね順序が変わってしまい、往路と復路で発色特性が変わる。したがって、双方向で同一の画像処理(色変換処理)を行うと、往路印刷領域と復路印刷領域との間に色むらが生じてしまう。このため、本実施形態では、カラーマッチング処理において、往路印刷用と復路印刷用の2つの色処理LUT33a,33b(図4参照)を利用し、このインクの吐出順序の違いを起因とする色むらを解消できるようになっている(詳細については後述する)。
また、各印刷ヘッド47は、副走査方向に沿って2本のノズル列52が形成されており、各ノズル列52には、それぞれ180dpiのピッチで180個のノズル53が配列されている。また、各印刷ヘッド47の2本のノズル列52は、ノズル53の配置を互いに半画素ずつずらしているため、実質的に各印刷ヘッド47は、360dpiのピッチにて一列にノズル53が配列されたものと同じ状態となっている。
次に、図3を参照し、上記のキャリッジ44の動作について説明する。同図は、印刷媒体51とキャリッジ44との相対的な位置関係を示したものであり、キャリッジ44は印刷媒体51に対して図示矢印の方向に相対移動する。図示点線で示した位置を印刷開始位置(ホームポジション)Pとすると、まずキャリッジ44を主走査方向右側に移動させながら印刷を行う。また、印刷画像の右端まで印刷を終えると一旦キャリッジ44の移動を停止し、図示上方向への紙送りを待って、今度は主走査方向左側に移動させながら印刷を行う。そして、印刷画像の左端まで印刷を終えるとまたキャリッジ44の移動を停止し、図示上方向への紙送り後、再度主走査方向右側に向かって印刷を行う。
このように、主走査方向の印刷と副走査方向の紙送り動作とを繰り返しながら、印刷を行っていくが、以後、主走査方向右側に移動する際の印刷を「往路印刷」と称し、主走査方向左側に移動する際の印刷を「復路印刷」と称する。また、往路印刷または復路印刷によって印刷される印刷領域の印刷画像に相当する1パス分の画像データを「部分画像データ」と称する。
すなわち、アプリケーション21によって生成された画像データは、上記のプリンタドライバ23によって、n個の部分画像データ(但し、n≧1となる整数)に分割され、このうち最初の部分画像データ(第1部分画像データ)が最初の往路印刷によって印刷される。また、2番目の部分画像データ(第2部分画像データ)が続く復路印刷によって印刷され、3番目の部分画像データ(第3部分画像データ)が続く往路印刷によって印刷される。つまり、奇数番目の部分画像データが往路印刷、偶数番目の部分画像データが復路印刷で印刷されることとなる。なお、画像データ(n個の部分画像データ)に基づく全印刷画像の印刷を終えると、キャリッジ44を、印刷開始位置Pまで移動させ、次の印刷指示まで待機する。
次に、図4を参照し、プリンタドライバ23における各種処理の概要並びに工程について説明する。プリンタドライバ23は、アプリケーション21(図1参照)によって生成された画像データDを取得すると、まずドライバ上位層25により、レンダリングを行う(S01)。レンダリングとは、数値データとして与えられた物体や図形に関する情報を、計算によって画像化する処理であり、取得した画像データが数値データに相当する場合に当該処理を実行する。
続いて、プリンタドライバ23は、画像処理モジュール26により、カラーマッチング処理を行う(S02)。ここでは、往路印刷用と復路印刷用の2つの色処理LUT33a,33b、並びに補間演算モジュール27を用いて、RGB多値データをCMYKインク多値データに色変換する。
カラーマッチング処理を終えると、続いてハーフトーン処理を行う(S03)。ここでは、カラーマッチング処理の処理結果、並びに往路印刷用と復路印刷用の2つのドット発生LUT34a,34bの参照結果に基づいて、部分画像データごとに誤差拡散法を用いたハーフトーン処理を行う。
なお、本実施形態では、往路印刷用と復路印刷用の2つのドット発生LUT34a,34bは同一の内容であるため、画像処理モジュール26内に1つだけ備え、これを双方向の印刷時に用いるようにしても良い。また、ドット発生LUT34a,34bの内容を、往路印刷用と復路印刷用とで変更し、更なる画質の向上を図っても良い。
そして、ハーフトーン処理を終えると、その2値化データ(例えば、レベル0:ドット無し、レベル1:小ドット、レベル2:中ドット、レベル3:大ドットの4種類のデータ。高画質をめざす場合は4種類だけでなくドットの段階が更に細かく設定されたデータ)に基づいて、コマンド変換処理を行い(S04)、プリンタ40に出力する。なお、S02〜S04までの処理は、いずれも画像処理モジュール26によって実行されるものである。
次に、図5ないし図8を参照し、上記のカラーマッチング処理(S02)について、詳細に説明する。図5は、往路印刷用と復路印刷用の2つの色処理LUT(往路用色処理LUT33a,復路用色処理LUT33b)の一例を示したものである。色処理LUT33a,33bは、上記のとおりRGB(加色混合の割合)をCMYK(減色混合の割合)に変換するための色変換テーブルであり、RGBの各8bit(十進で0〜255)データをCMYKの各8ビット(十進で0〜255)に割り当てるものである。高画質を目指す場合は8ビットでなく16ビットなどの多ビットを割り当てて分解能を向上させることができる。また、色処理LUT33a,33bは、バイナリデータの羅列によって構成され、図示の通りCMYKの順に並べてデータが列記されている(C1M1Y1K1,C2M2Y2K2・・・CnMnYnKn)。
但し、RGB全ての組み合わせは、256(0〜255)の3乗=約1677万通り存在するため、これらの組み合わせを全てテーブル上に記載するのは現実的でない。そこで、予め特定のRGBの値を決めておき、その値に対応するCMYKの値(インク吐出量を決定するための値)だけを、各色処理LUT33a,33bに記載している。したがって、例えばRGBを各10グリッドとした場合は、10の3乗=1000グリッドで各色処理LUT33a,33bを構成することとなる。グリッド数は出力する色の精度に影響を与え、当然多いほうが精度は向上するが、容量が大きくなるなどの弊害も生じるため、製品とのバランスを考慮して決定される。同図(a),(b)は、各色処理LUT33a,33bの一部を示したものである。
例えば、同図(a)に示すように、往路印刷の対象となる画像データ(奇数番目の部分画像データ)に含まれる任意の画素の加色混合の割合が、R=100,G=30,B=90(十進法)であり、往路用色処理LUT33aに、対応する減色混合の割合(CMYKの組み合わせ)が存在する場合、その減色混合の割合(C=40,M=120,Y=34,B=63(十進法))に基づいて各色のインク量を決定する。
また、同図(b)に示すように、復路印刷の対象となる部分画像データ(偶数番目の部分画像データ)に含まれる任意の画素の加色混合の割合が、同じくR=100,G=30,B=90(十進法)であり、復路用色処理LUT33bに、対応する減色混合の割合(CMYKの組み合わせ)が存在する場合、その減色混合の割合(C=35,M=128,Y=35,B=66(十進法))に基づいて各色のインク量を決定する。
このように、同じ加色混合の割合であっても、往路用色処理LUT33aと復路用色処理LUT33bに記載されている減色混合の割合は、必ずしも一致しない。これは、インクの重なり順序の違いを考慮したものであり(往路印刷においてはK→M→Y→Cの順、復路印刷においてはC→Y→M→Kの順にインクを吐出する,図2および図3参照)、これによって往路印刷を行った印刷領域と復路印刷を行った印刷領域との色むらを防止している。
ところで、上記のように、各色処理LUT33a,33bを1000グリッドとした場合、このグリッド数では、実際の処理に対応できないため、グリッド数をRGBすべての組み合わせのグリッドに拡張する必要がある。そこで、本実施形態では、補間演算モジュール27(図4参照)を用いて補間演算を行い、グリッド上に存在しないRGBの値に基づくCMYKの値を推定するようにしている。まず、図6のフローチャートを参照し、カラーマッチング&ハーフトーンモジュール31によるカラーマッチング処理の処理工程から説明する。
カラーマッチング&ハーフトーンモジュール31は、レンダリング後の画像データに基づいて、RGBの値(加色混合の割合)を決定(算出)する(S06,加色混合割合決定手段)。次に、そのRGBの値に対応するCMYKの値が、各色処理LUT33a,33bのグリッド上の値か否かを判別し(S07,色処理テーブル判別手段)、グリッド上の値である場合、すなわち図5に示した例のようにRGBの値に対応するCMYKの値が存在する場合は(S07:Yes)、各色処理LUT33a,33bの値を参照してCMYKの値を決定する(S08,減色混合割合決定手段)。一方、グリッド上の値でない場合は(S07:No)、補間演算モジュール27による補間演算により、CMYKの値を決定(推定)する(S09,減色混合割合決定手段)。
ここで、図7および図8を参照し、補間演算処理の原理について簡単に説明する。ここでは、補間法として、「四面体補間」を採用した場合を例示する。同図(a)は、色処理LUT33a,33bを3次元的に示したものである。同図に示すように、RGBの各軸を10分割したとき、各格子点にはCMYKの値が予め記憶されている。今、決定したRGBの値を、この3次元直交座標上でOとすると、Oを含む単位立方体が存在し、その頂点A〜Hは格子点に記憶されている出力値、すなわちグリッド上の値である(同図(b)参照)。
図8(a)に示すように、四面体補間では、単位立方体を6つの四面体に分割し、Oがどの領域に存在するかを、同図(b)に示す境界条件によって決定する。例えば、Oが図7(a)に示す領域に属する場合、すなわち、DL*≧Da*:True,Da*>Db*:True,Db*>DL*:Falseで、BADHの領域に属する場合(図8(a)の斜線部参照)、Oの位置に相当するCMYKの値は、同図(c)に示す計算式によって求めることができる。
なお、上記の例では、四面体補間によって補間演算を行ったが、その他、立方体補間、三角柱補間または六面体補間等の補間法を用いても良い。また、各色処理LUT33a,33bは、RGBを各10グリッドとした場合を例示したが、グリッド数をそれ以上またはそれ以下に設定しても良い。また、拡張後のグリッド数も、RGB全ての組み合わせである、256(0〜255)の3乗=約1677万通りのグリッド数でなく、それ以下に設定しても良いし、入力されたRGBに対して複数回補間演算処理を行うことによって、さらに拡張させても良い。
また、各色処理LUT33a,33bのグリッド間隔は、等間隔に設定しても良いし、経験則に基づいて不規則な間隔に設定しても良い。また、色処理LUT33a,33bごとに、グリッド間隔を変えても良いし、グリッド数自体を変えても良い。
次に、図9ないし図12を参照し、ハーフトーン処理(図4のS03参照)について、詳細に説明する。図9は、ハーフトーン処理に関連する各構成要素を模式的に表したブロック図(以下、「ハーフトーン処理ブロック」と称する)である。同図に示すように、ハーフトーン処理ブロック100は、2つのハーフトーン処理手段110,120と、2つのハンドル130a,130bと、次の工程にハーフトーン処理後の処理済みデータを出力するデータ出力手段140と、から成る。
2つのハーフトーン処理手段110,120は、いずれもカラーマッチング&ハーフトーンモジュール31(図1参照)を主要構成要素とするものであり、誤差拡散法を用いてハーフトーン処理を行う。また、第1ハーフトーン処理手段110は、画像データをn個に分割した部分画像データに対し、通常のハーフトーン処理を行い、第2ハーフトーン処理手段120は、各部分画像データの先端部における所定データを対象として、誤差計算用(以下、「オーバーラップ用」とも称する)のハーフトーン処理を行う。
2つのハンドル130a,130bは、それぞれLUT群131a,131bと、作業領域132a,132bと、を有している。参照番号130aが、往路印刷用の部分画像データ(奇数番目の部分画像データ(図3参照),以下、「往路画像データ」と称する)の処理に用いられる往路用のハンドル、参照番号130bが、復路印刷用の部分画像データ(偶数番目の部分画像データ(図3参照),以下、「復路画像データ」と称する)の処理に用いられる復路用のハンドルである。
往路用LUT群131aは、往路用色処理LUT33aと、往路用ドット発生LUT34aとから成り、往路画像データのハーフトーン処理時に用いられる。同様に、復路用LUT群131bは、復路用色処理LUT33bと、復路用ドット発生LUT34bとから成り、復路画像データのハーフトーン処理時に用いられる。
また、往路用作業領域132aは、往路用誤差バッファ(奇数誤差バッファ)35aと、往路用データバッファ(奇数データバッファ)36aとから成り、往路画像データのハーフトーン処理によって発生した誤差値と、往路画像データのハーフトーン処理結果とをそれぞれ記憶する。同様に、復路用作業領域132bは、復路用誤差バッファ(偶数誤差バッファ)35bと、復路用データバッファ(偶数データバッファ)36bとから成り、復路画像データのハーフトーン処理によって発生した誤差値と、復路画像データのハーフトーン処理結果とをそれぞれ記憶する。
データ出力手段140は、往路用データバッファ36aおよび復路用データバッファ36bに記憶されている処理結果を、交互に切り替えて、コマンド変換バッファ37(図1参照)に出力する。
ここで、ハーフトーン処理ブロック100における全体処理を説明する。ハーフトーン処理ブロック100が、カラーマッチング処理後の第1部分画像データ(往路画像データ)を取得すると、まず第1ハーフトーン処理手段110により往路用LUT群131aを参照して、ラスタごとにハーフトーン処理を実行する。当該ハーフトーン処理によって発生した誤差値は往路用誤差バッファ35aに記憶され、処理結果である2値化データは往路用データバッファ36aに記憶される。なお、図2に示したとおり、各色のノズル列52は、360個のノズル53が配列されたものであるため、各部分画像データは、各色のノズル数にあわせた360ラスタ分のデータから成る。したがって、ここでは360ラスタ分のハーフトーン処理を実行することとなる。なお、本実施例では各部分画像データを記録する際において、各色のノズル数すべてを使用する例となっているが、この限りでなく各色のノズル数以下の数値を、各部分画像を構成するラスタ数としてもよい。
一般的には(従来は)、この第1部分画像データの360ラスタ分のハーフトーン処理を終えたところで、第2部分画像データのハーフトーン処理を開始するが、本実施形態では、第1部分画像データの残り3ラスタを開始するときに、同時に第2ハーフトーン処理手段120により、復路用LUT群131bを参照して第2部分画像データのハーフトーン処理を行う。すなわち、第2部分画像データ以降の処理では、第1ハーフトーン処理手段120による残り3ラスタのハーフトーン処理と、第2ハーフトーン処理手段120による続く部分画像データの先端部における3ラスタ分のハーフトーン処理とを同時進行させる(オーバーラップして処理する)。なお、最初の部分画像データ(第1部分画像データ)に対しては、第2ハーフトーン処理手段120による処理は行わない。これは、最初の部分画像データは、前の画像データとの連続性を考慮する必要が無いため(誤差バッファ35a,35bが初期化された状態で開始しても画質の低下が問題とならないため)である。
第2ハーフトーン処理手段120によって発生した第2部分画像データの誤差値(以下、「先行誤差値」と称する)は、復路用誤差バッファ35bに記憶されるが、処理結果である2値化データは利用されない(一旦、復路用データバッファ36bに記憶されるが、後に第1ハーフトーン処理手段110の処理結果が上書きされる)。つまり、第1ハーフトーン処理手段110が、部分画像データを順次ハーフトーン処理していき、これに先行して(第1ハーフトーン処理手段110が処理している次の部分画像データに対し)第2ハーフトーン処理手段120が、先行誤差値を計算するためだけのハーフトーン処理を行う。
そして、第1ハーフトーン処理手段120による第2部分画像データの処理を終えると、続いて第1ハーフトーン処理手段110は、印刷方向の切替に伴い、復路用LUT群131bを参照して第2部分画像データのハーフトーン処理を開始する。このとき、往路用誤差バッファ35bには、第2ハーフトーン処理手段120によって発生した先行誤差値が既に記憶されているため、第1ハーフトーン処理手段110は、この誤差値を用いて第2部分画像データのハーフトーン処理を開始する。そして、第1ハーフトーン処理手段110が第2部分画像データの残り3ラスタの処理を開始するときに、第2ハーフトーン処理手段120が第3部分画像データの最初の3ラスタの処理を開始する。このようにして、第n部分画像データまで2つのハーフトーン処理手段110,120による処理を繰り返す。
図10は、この2つのハーフトーン処理手段110,120による処理を、分かり易く図示したものである。ここでは、画像データをD、各部分画像データをD1〜Dnと図示している。上記のとおり、ハーフトーン処理ブロック100では、画像データDをn個に分割した部分画像データD1,D2・・・Dnごとに、ハーフトーン処理後の処理済みデータが出力されることとなるが(「出力データ」と図示)、ハーフトーン処理(「HT1,HT2」と図示)は、第2部分画像データ以降、各部分画像データの先端部(3ラスタ分)がオーバーラップ処理されている。すなわち、図示「HT2」に相当する3ラスタ分のデータを第2ハーフトーン処理手段120が処理し、その処理によって発生した誤差値を用いて、図示「HT1」に相当する360ラスタ分のデータを第1ハーフトーン処理手段110が処理する。
なお、最後の部分画像データ(第n部分画像データDn)については、続く部分画像データが存在しないため、第n部分画像データの最後3ラスタの処理は、第1ハーフトーン処理手段110単独の処理となる(第2ハーフトーン処理手段120によるオーバーラップ処理は実行されない)。
続いて、図11および図12を参照し、図9に示した往路用のハンドル130aと復路用のハンドル130bとの切り替えについて、さらに詳細に説明する。図11に示すように、例えば「往路印刷時」を想定した場合、往路用のハンドル130aは印刷用として機能し、復路用のハンドル130bは、誤差計算用として機能する。すなわち、第1ハーフトーン処理手段110が往路用のハンドル130aを利用し、第2ハーフトーン処理手段120が往路用のハンドル130bを利用する。図示の例は、往路画像データのハーフトーン処理を実行している途中であり、残り3ラスタまでには至っていない状態を示している。したがって、まだ復路用のハンドル130bは機能しておらず、データバッファ36bおよび誤差バッファ35bは初期化された状態(何もデータが書き込まれていない状態)となっている。なお、データバッファ36aが所定量(例えば、32ラスタ分)に達すると、コマンド変換バッファ37に、処理済みデータである2値化データを出力する。そして、往路画像データの全ラスタ分の処理済みデータの出力を終えた時点で、ハンドル130a,130bを切り替え、往路用のハンドル130aを誤差計算用、復路用のハンドル130bを印刷用として機能させる。
なお、上記のとおりデータバッファ36a,36bは所定量ごとにデータを出力するため、その容量は任意に設定可能であるが、誤差バッファ35a,35bについては、先行誤差値用の3ラスタ分と1バンド分(本実施例では360ラスタ分)の誤差値を記憶可能な容量が必要となる。
図12は、誤差バッファ35a,35bの初期化のタイミングを説明するための図である。例えば、「往路印刷時」においては、上記のとおり往路用のハンドル130aを印刷用、復路用のハンドル130bを誤差計算用として機能させるが、第1ハーフトーン処理手段110が往路画像データの全ラスタ分の処理を終えると、同図(a)に示す状態となる。つまり、誤差バッファ35aには、往路画像データ全て(360ラスタ分)の誤差値が書き込まれており、誤差バッファ35bにも先行誤差値3ラスタ分が書き込まれている。
ここで、印刷方向が切り替わると、第1ハーフトーン処理手段110の処理結果であるデータバッファ36a内のデータをコマンド変換バッファ37に出力し、さらに各ハンドル130a,130bの機能が入れ替わる。同図(b)は、その印刷方向切替直後の状態を示したものである。すなわち、往路用のハンドル130aは、誤差計算用に切り替わったときに、データバッファ36aおよび誤差バッファ35aが初期化される。一方、復路用のハンドル130bには、データバッファ36bおよび誤差バッファ35bに、それぞれ3ラスタ分の処理結果と誤差値が書き込まれているが、データバッファ36bには、続く復路画像データの処理結果が上書きされる。すなわち、先行して行った第2ハーフトーン処理手段120による処理結果は利用されない。したがって、誤差計算用に切り替わったときに、データバッファ36aを初期化しても良い。また、誤差バッファ35bに書き込まれた誤差値はそのまま残り、これを用いて第1ハーフトーン処理手段110により復路画像データのハーフトーン処理が開始される。したがって、復路用のハンドル130bが印刷用として機能したときの最初のラスタの誤差値は、誤差バッファ35bの4ラスタ目に書き込まれることとなる。
次に、図13ないし図15のフローチャートを参照し、プリンタドライバ23(主に画像処理モジュール26)(図1参照)による印刷ジョブの処理について説明する。
図13に示すように、印刷ジョブの処理工程は、印刷ジョブの初期設定(S10)、ページごとの初期設定(S20)、バンド(印刷ヘッド47の一回の主走査で印刷可能な領域)ごとの印刷処理(S30)、ページごとの終了処理(S40)、印刷ジョブの終了処理(S50)に大別される。
印刷ジョブの初期設定(S10)では、まずLUT切替フラグを初期化する(S11)。このLUT切替フラグは、上記のとおり参照する色処理LUT33a,33bを往路印刷時と復路印刷時とで切り替えて用いる場合に有効となる。このフラグの切替は、プリンタドライバ23によって提供されるGUIを用いて行うことができる(有効/無効を設定できる)が、ここでは印刷モード(印刷品質や印刷媒体に応じてユーザが設定可能なモード)によって決定されるものとする。すなわち、例えば印刷モードA〜Dのうち、AまたはBが設定されている場合は、LUT切替フラグを有効とし、CまたはDが設定されている場合は、LUT切替フラグを無効とするといった制御を行う。したがって、LUT切替フラグの初期化後(S11)、印刷モードに基づくLUT切替設定を確認し(S12)、LUT切替フラグが有効である場合は(S12:有効)、LUT切替フラグの設定を“true”とする(S13)。
続いて、ページごとの初期設定(S20)では、LUT切替フラグを確認し(S21)、無効である場合は(S21:false)、ハーフトーン処理ブロック100(図9参照)の往路用のハンドル130aを指定する(S22)。すなわちこの場合は、往路印刷時および復路印刷時の両方において、往路用のハンドル130aを利用し、ハンドル130a,130bの切替を行わない。また、第2ハーフトーン処理手段120による誤差計算用のハーフトーン処理も行わず、第1ハーフトーン処理手段110が往路用のハンドル130aを用いて全ての部分画像データの処理を行うこととなる。
一方、LUT切替フラグを確認し(S21)、有効である場合は(S21:true)、ハーフトーン処理ブロック100の往路印刷用と復路印刷用の2つのハンドル130a,130bを指定し(S23,S24)、これまでの印刷ヘッド47の移動方向を“復路”に設定し、さらに最新の出力バンドの開始ラスタ位置を“−1”とする(S25)。これは(印刷ヘッド47の移動方向を“復路”に設定するのは)、最初の部分画像データD1に対する印刷ヘッド47の移動方向は必ず往路方向となり(印刷開始位置Pから主走査方向右側に移動する,図3参照)、印刷ヘッド47の移動方向は1パス印刷ごとに切り替わるため、これまでの印刷ヘッド47の移動方向、すなわち“前回の印刷ヘッド47の移動方向”を規定するとしたら、仮想的に“復路”としなければならないためである(印刷媒体51への最初の印刷開始前に空白スキップが生じる場合も同様)。これにより、ページの先頭を判別するための処理を省略することができる。また、最新の出力バンドの開始ラスタ位置を“−1”とするのは、ページの初期設定のためである(これから実行するラスタ位置を出力バンドの第1ラスタとするためである)。
続いて、バンドごとの印刷処理を行い(S30)、バンドが残っているか否かを判別し(S31)、残っている場合は(S31:Yes)、バンドごとの印刷処理を繰り返す(S30)。また、バンドが残っていない場合は(S31:No)、ページごとの終了処理を行い(S40)、ページが残っているか否かを判別し(S41)、残っている場合は(S41:Yes)、ページごとの初期設定を行う(S20)。また、ページが残っていない場合は(S41:No)、印刷ジョブの終了処理を行う(S50)。
ここで、図14および図15のフローチャートを参照し、バンドごとの印刷処理(S30)について説明する。図14に示すように、当該バンドごとの印刷処理は、画像データを構成するビットマップのラスタ分、繰り返し実行されるものである(S301)。そして、まずビットマップのラスタの印刷時の方向を、これまでの印刷時のヘッド移動方向、すなわち“復路”とし(図13のS25参照)、さらにその方向の最初のラスタではないものと規定する(S302)。
続いて、LUT切替フラグの状態を確認し(S303)、LUT切替フラグが有効となっていない場合(S303:false)、通常のハーフトーン処理を実行する(S304)。すなわち、図13のS12およびS21と同様の判別を行い、LUT切替設定が無効である場合は、往路用のハンドル130aのみを用いたハーフトーン処理を行う。そして、ラスタが残っているか否かを判別し(S305)、残っている場合は(S305:Yes)、S301以降の処理を繰り返す。また、ラスタが残っていない場合は(S305:No)、バンドごとの印刷処理(S30)を終了する。
一方、LUT切替フラグが有効となっている場合は(S303:true)、最初の出力、または印刷ヘッド47の高さ分のラスタ数(360ラスタ)以上のラスタを処理したか否かを判別する(S306)。なお、本実施例では印刷ヘッド47の高さ分のラスタ数(360ラスタ)を用いたが、前述の部分画像データのラスタ構成で述べたように、印刷ヘッド47のノズル数以下の値をヘッド高さとしてもかまわない。その場合は印刷ヘッド47のすべてのノズルを使用しない状態(一部のノズルを使用した状態)で印刷することになる。ここで、例えばバンドの最初のラスタである場合は(S306:Yes)、その方向の最初のラスタであり、ビットマップのラスタの印刷時の方向を、現在の方向(復路,S302参照)と反対の方向、すなわち“往路”と規定する(S307)。但し、この段階ではあくまでも仮定の印刷方向であり、実際に印刷方向を決定するのは後述するS316(図15参照)である。
続いて、印刷用のハーフトーン処理ブロック100のハンドルを往路用のハンドル130aとし、さらにオーバーラップ用(誤差計算用)のハーフトーン処理ブロック100のハンドルを復路用のハンドル130bと規定する(S308)。すなわち、第1ハーフトーン処理手段110が往路用のハンドル130aを利用し、第2ハーフトーン処理手段120が復路用のハンドル130bを利用するものと仮定する。なお、S306で“No”と判定した場合は、印刷ヘッド47の移動方向が変わらないものとして、S307を省略し、S308に移行する。
続いて、ビットマップのラスタの印刷時の方向が“復路”であるか否かを判別する(S309)。例えばバンドの最初のラスタである場合は、S307で“往路”と規定しているため、S309では“No”と判定する。一方、ビットマップのラスタの印刷時の方向が“復路”である場合は、印刷用のハーフトーン処理ブロック100のハンドルを復路用のハンドル130bとし、さらにオーバーラップ用のハーフトーン処理ブロック100のハンドルを往路用のハンドル130aと規定する(S310)。
続いて、最初の出力ではなく、ヘッドの高さ分のラスタを処理するまでの残りラスタ数がオーバーラップを行うラスタ数(3ラスタ)以下であるか否かを判別する(S311)。例えばバンドの最初のラスタである場合は、最初の出力であるから“false”と判定し、印刷用のハーフトーン処理ブロック100のハンドルを用いてハーフトーン処理を行う(S312)。すなわち、当該S312は、第1ハーフトーン処理手段110による処理である。また、S311で“true”と判定した場合は、オーバーラップ用のハーフトーン処理ブロック100のハンドルを用いてハーフトーン処理を行う(S313)。すなわち、当該S312は、第2ハーフトーン処理手段120による処理であり、その処理結果は使わない(各データバッファ36a,36bに一旦書き込むが、後に上書きされる)。また、S311で“true”と判定した場合は、S312の処理(第1ハーフトーン処理手段110による処理)も同時に行う(オーバーラップ処理する)。
続いて、その方向の最初のラスタであるか否かを判別し(S314)、最初のラスタである場合(例えばバンドの最初のラスタである場合)は(S314:true)、ハーフトーン結果が空白であるか否かを判別する(S315)。ここで、ハーフトーン結果に基づいて判別するのは、ハーフトーン処理によって空白ラスタであるはずの所に有効画素が発生する可能性があるためである。ここで、ハーフトーン結果が空白で無い場合、すなわち印刷すべき有効画素が存在する場合は(S315:No)、ヘッド移動方向をビットマップのラスタの印刷時の方向と決定し、最新の(前回の)出力バンドの開始ラスタ位置を現在のラスタ位置に書き換え、S305(図14参照)に戻る。なお、S316において決定するヘッド移動方向は、S307(図14参照)で仮定した方向、すなわち“往路”である。
また、S314で“false”と判定した場合、すなわち最初のラスタで無い場合は、空白チェック(S315)は不用であるため、無駄な処理を避けるべく、直接S305に戻る。また、S315で“Yes”と判定した場合、すなわち空白ラスタの場合も、S316を省略してS305に戻る。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、カラーマッチング処理において、往路画像データと復路画像データに対し、それぞれ往路用色処理LUT33aと復路用色処理LUT33bを参照するため、実験値に基づいて色むらを解消できるように各色処理LUTを設計することで、印刷方向の違いを起因とする色むらを解消することができる。また、各色処理テーブル33a,33b上に存在しない値は、補間演算モジュール27の補間演算処理によって推定するため、膨大な色変換のパターンを記載した色処理LUT33a,33bを用いなくても良い。
また、補間演算モジュール27は、各色処理LUT33a,33b上に決定したRGBの値に対応するCMYKの値が存在しない場合のみ補間演算処理を実行し、各色処理LUT33a,33b上にCMYKの値が存在する場合は、その値を用いてインク吐出量を決定するため、無駄な処理を省略することができる。また、搭載する機器の(色処理LUT33a,33bを記憶する)メモリ容量と、(補間演算処理を制御する)制御能力とに応じて、各色処理LUT33a,33bのデータ量を決定することができる。すなわち、メモリ容量に制限がない場合は、色処理LUT33a,33bのデータ量を大きくすることによって制御負荷を軽減することができ、高性能なCPUを用いる場合は、各色処理LUT33a,33bのデータ量を小さくすることができる。
また、ハーフトーン処理において、往路画像データまたは復路画像データの通常のハーフトーン処理に先行して誤差計算用のハーフトーン処理を行い、それによって発生した先行誤差値を往路用誤差バッファ35aまたは復路用誤差バッファ35bに記憶させておくため、データバッファ36a,36bの切替時に誤差バッファ35a,35bがクリアになっていることがない。すなわち、印刷ヘッド47の移動方向切替時に誤差拡散処理を開始すると、誤差がクリアされてしまうため、ドットの発生遅れが顕著になってしまうが、第1ハーフトーン処理手段110は、第2ハーフトーン処理手段120によって計算された先行誤差値の伝搬を受けて(予め誤差バッファ35a,35bに記憶されている先行誤差値を用いて)ハーフトーン処理を開始することができるため、印刷画像上に不自然な不連続が発生することを防止することができる。したがって、往路印刷用と復路印刷用の2つのデータバッファ36a,36bを切り替えて用いる場合であっても、データバッファ36a,36bの切替時における画質の低下を防止することができる。
また、第2ハーフトーン処理手段120による誤差計算用のハーフトーン処理は、各部分画像データの先端部における3ラスタだけで良いため、第2ハーフトーン処理手段120で全ラスタ(360ラスタ)の処理を行う場合と比較して、制御負荷を1/120(3/360)に軽減することができる。
また、2つのデータバッファ36a,36bは、往路印刷用と復路印刷用とに分けられているため、印刷方向の切替と同期して使用するデータバッファ36a,36bを切り替えれば良く、制御が容易である。
次に、図16を参照し、本発明の第2実施形態を説明する。上記の第1実施形態では、ハーフトーン処理時に、往路印刷用と復路印刷用とで2つのデータバッファ36a,36bを用いるものとしたが(図11参照)、本実施形態では、データバッファ236が1つである点で異なる。そこで、上記の第1実施形態と異なる点を中心に説明する。
図16に示すように、本実施形態のハーフトーン処理ブロック200は、通常のハーフトーン処理を行う第1ハーフトーン処理手段210と、誤差計算用のハーフトーン処理を行う第2ハーフトーン処理手段220と、2つのハンドル230a,230bとを備えている。また、第1ハーフトーン処理手段210と第2ハーフトーン処理手段220が、それぞれハンドル230a,230bを切り替えて用いる点、並びに各ハンドル230a,230bに、それぞれ誤差バッファ(奇数誤差バッファ,偶数誤差バッファ)235a,235bを備えている点については、第1実施形態と同様である。なお、この他第1実施形態と同様、各ハンドル230a,230bに、それぞれ色処理LUT33a,33bおよびドット発生LUT34a,34bを備えても良いし、共通する色処理LUTおよびドット発生LUTを第1ハーフトーン処理手段210および第2ハーフトーン処理手段220の両方が参照するようにしても良い。
ここで、本実施形態におけるハーフトーン処理ブロック200の処理について説明する。ハーフトーン処理ブロック200が、カラーマッチング処理後の第1部分画像データ(往路画像データ)を取得すると、まず第1ハーフトーン処理手段210により通常のハーフトーン処理を行い、その結果発生した誤差値を、往路用のハンドル230a内の誤差バッファ235aに記憶させる。また、第1ハーフトーン処理手段210の処理結果は、データバッファ236に記憶させる。
そして、第1部分画像データの残り3ラスタ目(358ラスタ目)の処理を開始するときに、同時に第2ハーフトーン処理手段220による第2部分画像データの誤差計算用のハーフトーン処理を開始する。この結果発生した誤差値(先行誤差値)は、復路用のハンドル230b内の誤差バッファ235bに記憶させ、処理結果は、図示しない他の記憶領域に記憶させておく。当該他の記憶領域には、この後も第2ハーフトーン処理手段220による3ラスタ分の処理結果が書き込まれていくが、当該処理結果は順次上書きされていくものであり、特に利用されない。
続いて、第1ハーフトーン処理手段210による第1部分画像データの処理を終えると、印刷方向の切替に伴って、第1ハーフトーン処理手段210は、復路用のハンドル230b内の誤差バッファ235bに既に記憶されている3ラスタ分の誤差値を用いて第2部分画像データの処理を開始する。同図は、第1ハーフトーン処理手段210による第2部分画像データの処理開始時の状態を示したものである。このように、既に誤差バッファ235a,235bに記憶されている誤差値を用いて、各部分画像データの処理を開始するため、誤差値がクリアされることが無く、良好な画質を得ることができる。なお、第1ハーフトーン処理手段210による第2部分画像データの処理結果も、第1部分画像データの処理結果煮続けてデータバッファ236内に記憶させ、データバッファ236は所定量のデータが蓄積された時点で、コマンド変換バッファ37にデータを出力する(データ出力手段)。また、各誤差バッファ235a,235bは、誤差計算用に切り替わった時点で初期化される。
以上説明したとおり、本実施形態によれば、通常のハーフトーン処理に先行して誤差計算用のハーフトーン処理を行い、それによって発生した先行誤差値を各誤差バッファ235a,235bに記憶させておき、これらを用いて通常の部分画像データのハーフトーン処理を開始するため、ハーフトーン処理の開始時に各誤差バッファ235a,235bがクリアになっていることがない(切替直後は各誤差バッファ235a,235bに先行誤差値が既に記憶されているため)。すなわち、第1ハーフトーン処理手段210は、処理する部分画像データに応じて参照する誤差バッファ235a,235bを切り替えるだけで、第2ハーフトーン処理手段220によって計算された先行誤差値の伝搬を受けた(予め誤差バッファ235a,235bに記憶されている先行誤差値を用いた)ハーフトーン処理を開始することができるため、誤差バッファ235a,235bの初期化に伴う画質の低下を解消することができる。
また、第1実施形態と比較してデータバッファ236を1つだけ備えればよいため、ハーフトーン処理ブロック200の構成を簡素化できるといった利点もある。
なお、上記の例では、バンド(印刷ヘッドの一回の主走査で印刷可能な領域)単位で部分画像データを分割するものとしたが、複数バンド単位でも良いし、ページ単位であっても良い。すなわち画像データは、画像処理後のデータの利用形態や、画像処理性能に応じて、任意のデータサイズの部分画像データに分割可能である。この構成によれば、部分画像データのデータ量に応じて、2つの誤差バッファ235a,235bの容量を決定することができるため、誤差バッファ235a,235bに要するメモリ容量を節約することができる。すなわち、部分画像データをページ単位とした場合は、1ページ分の誤差値を記憶できるだけの容量で良く、長尺印刷を行う場合のように、複数のページに跨った連続画像を印刷することを想定した大容量の誤差バッファを設ける必要がない。
次に、図17を参照し、本発明の第3実施形態を説明する。上記の第2実施形態では、往路印刷用の誤差バッファ(奇数番目の部分画像データの誤差値を記憶させる誤差バッファ)235aと、復路印刷用の誤差バッファ(偶数番目の部分画像データの誤差値を記憶させる誤差バッファ)235bとを備え、第1ハーフトーン処理手段210および第2ハーフトーン処理手段220が参照する(書き込み対象となる)誤差バッファ235a,235bを切り替えるものとしたが、本実施形態では、通常誤差バッファ331と先行誤差バッファ332とを備え、第1ハーフトーン処理手段310によって発生した誤差値を通常誤差バッファ31に、また第2ハーフトーン処理手段320によって発生した誤差値を先行誤差バッファ332に書き込むようにした点で異なる。そこで、上記の第2実施形態と異なる点を中心に説明する。
図17に示すように、本実施形態のハーフトーン処理ブロック300は、通常のハーフトーン処理を行う第1ハーフトーン処理手段310と、誤差計算用のハーフトーン処理を行う第2ハーフトーン処理手段320と、通常誤差バッファ331と、先行誤差バッファ332と、を備えている。なお、第2実施形態と同様、色処理LUTやドット発生LUTを有するハンドル内に各誤差バッファ331,332を備えるようにしても良いし、共通する色処理LUTおよびドット発生LUTを各ハーフトーン処理手段310,320が参照するようにしても良い。
ここで、本実施形態におけるハーフトーン処理ブロック300の処理について説明する。ハーフトーン処理ブロック300が、カラーマッチング処理後の第1部分画像データ(往路画像データ)を取得すると、まず第1ハーフトーン処理手段310が通常のハーフトーン処理を行い、その結果発生した誤差値を、通常誤差バッファ331に記憶させる。また、第1ハーフトーン処理手段310の処理結果は、データバッファ336に記憶させる。
そして、第1ハーフトーン処理手段310が第1部分画像データの残り3ラスタ目(358ラスタ目)の処理を開始するときに、同時に第2ハーフトーン処理手段320による第2部分画像データの誤差計算用のハーフトーン処理を開始する。この結果発生した誤差値(先行誤差値)は先行誤差バッファ332に記憶させ、処理結果は、第2実施形態と同様に図示しない他の記憶領域に記憶させておく。
続いて、第1ハーフトーン処理手段310による第1部分画像データの処理を終えると、印刷方向の切替に伴って通常誤差バッファ331は初期化される。また、第1ハーフトーン処理手段310は、先行誤差バッファ332に既に記憶されている3ラスタ分の誤差値を読み出して通常誤差バッファ331に書き込み、当該誤差値を用いて第2部分画像データの処理を開始する。なお、読み出した誤差値を通常誤差バッファ331に書き込むのではなく、第1ハーフトーン処理手段310が先行誤差バッファ332に記憶されている先行誤差値を参照しながら第2部分画像データの処理を開始するようにしても良い。このように、第1ハーフトーン処理手段310は、先行誤差バッファ332に記憶されている先行誤差値を用いて、各部分画像データの処理を開始するため、誤差値が0のハーフトーン処理結果となることが無く、良好な画質を得ることができる。なお、先行誤差バッファ332に記憶されている先行誤差値は順次上書きされていくため、先行誤差バッファ332は初期化されない。
以上説明したとおり、誤差計算用のハーフトーン処理によって発生した先行誤差値を先行誤差バッファ332に記憶させておき、これを用いて通常のハーフトーン処理を開始するため、先行誤差値の伝搬を受けることができる(予め先行誤差バッファ332に記憶されている先行誤差値を用いてハーフトーン処理を開始することができる)。すなわち、誤差値の連続性を失うことなく部分画像データのハーフトーン処理を継続することができるため、通常誤差バッファ331の初期化に伴う画質の低下を解消することができる。また、先行誤差バッファ332の容量は、3ラスタ分の誤差値を記憶するだけの小容量で良いため、先行誤差バッファ332に要するメモリ容量も節約することができる。
なお、第2実施形態と同様、本実施形態においても、画像処理後のデータの利用形態や、画像処理性能に応じて、部分画像データを任意の単位に設定可能である。
以上、3つの実施形態により本発明を説明したが、上記の実施形態のように、色変換処理やハーフトーン処理を実現する画像処理モジュール26を、ホストコンピュータ20内に備えるのではなく(図1参照)、プリンタ40内に備えるようにしても良い。すなわち、プリンタ40のファームウェアの一部として画像処理モジュール26を搭載しても良い。また、印刷システム10以外にも、画像処理を実行可能なシステムや装置であれば、本発明を適用可能である。
また、誤差計算用のハーフトーン処理は、各部分画像データの先端部における3ラスタであるものとしたが、4ラスタや5ラスタなど、その値は適宜変更可能である。但し、制御負荷を考慮すると、10ラスタ以下であることが好ましい。
また、上記の誤差計算を行うラスタ数を設定する手段、すなわちGUI等によりユーザが容易にラスタ数を変更することができる手段を設けることが好ましい。この構成によれば、ユーザの好みや画像データの種類に応じて、ラスタ数を設定することができる。
また、上記の実施形態に示した、画像処理モジュール26の機能をプログラムとして提供することも可能である。また、そのプログラムを記録媒体(図示省略)に格納して提供することも可能である。記録媒体としては、CD−ROM、フラッシュROM、メモリカード(コンパクトフラッシュ(登録商標)、スマートメディア、メモリスティック等)、コンパクトディスク、光磁気ディスク、デジタルバーサタイルディスクおよびフレキシブルディスク、ハードディスク等を利用可能である。
また、上記の実施形態における印刷システム10やハーフトーン処理ブロック100,200,300の例によらず、装置構成、システム構成、印刷方式、処理工程等について、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更も可能である。すなわち、上記に示したインクジェットプリンタのみ成らず、感熱転写方式やワイヤドット方式等の印刷方式に本発明を適用しても良い。また、印刷媒体についても、単票紙ではなくレシート紙であっても良いし、用紙以外の記録媒体でも良い。
また、上記の実施形態では、印刷ヘッド47からインクを吐出して画像形成を行うことを「印刷」と称したが、文字や図形を形成するか否か、また形成したものが視覚可能か否かに関わらず、広く記録媒体上に画像およびパターンを形成する場合にも、本発明を適用可能である。また、「インク」とは、広く着色剤を含むものであり、その種別(染料系インクや顔料系インクなど)は問わない。
本発明の一実施形態に係る印刷システムのブロック図である。 キャリッジの構成を示す図である。 キャリッジの動作を説明するための図である。 プリンタドライバにおける各種処理の概要を示すフローチャートである。 色処理LUTの一例を示す図である。 カラーマッチング処理を示すフローチャートである。 補間演算処理を説明するための図である。 図7に続く説明図である。 ハーフトーン処理ブロックの構成図である。 ハーフトーン処理を説明するための図である。 ハンドルの切替を説明するための図である。 図11に続く説明図である。 印刷ジョブの処理を示すフローチャートである。 印刷ジョブの処理の一部であるバンドごとの印刷処理のフローチャートである。 図14に続くフローチャートである。 本発明の第2実施形態に係るハーフトーン処理を説明するための図である。 本発明の第3実施形態に係るハーフトーン処理を説明するための図である。
符号の説明
10:印刷システム,20:ホストコンピュータ,23:プリンタドライバ,26:画像処理モジュール,31:カラーマッチング&ハーフトーンモジュール,33:色処理LUT,34:ドット発生LUT,35:誤差バッファ,36:データバッファ,40:プリンタ,43:印刷部,44:キャリッジ,47:印刷ヘッド,51:印刷媒体,100:ハーフトーン処理ブロック,110:第1ハーフトーン処理手段,120:第2ハーフトーン処理手段,130:ハンドル,D:画像データ,D1〜Dn:部分画像データ

Claims (7)

  1. 往復印刷を行うための画像データを、往路印刷または復路印刷によって印刷される1パス分または複数パス分の画像データである部分画像データに分割してn個の部分画像データ(但し、nはn≧1となる整数)を生成し、当該部分画像データごとに、誤差拡散法を用いてハーフトーン処理を行う第1ハーフトーン処理手段と、
    前記第1ハーフトーン処理手段による処理に先行し、各部分画像データに含まれる複数ラスタ分のデータのうち最初に処理すべき所定ラスタ分のデータを対象として、誤差計算用のハーフトーン処理を行う第2ハーフトーン処理手段と、
    前記第2ハーフトーン処理手段による奇数番目の部分画像データの処理によって発生した先行誤差値に続き、当該部分画像データの前記第1ハーフトーン処理手段によって発生した誤差値を記憶する奇数誤差バッファと、
    前記第2ハーフトーン処理手段による偶数番目の部分画像データの処理によって発生した先行誤差値に続き、当該部分画像データの前記第1ハーフトーン処理手段によって発生した誤差値を記憶する偶数誤差バッファと、
    前記第1ハーフトーン処理手段による奇数番目の部分画像データの処理結果を記憶する奇数データバッファと、
    前記第1ハーフトーン処理手段による偶数番目の部分画像データの処理結果を記憶する偶数データバッファと、
    前記奇数データバッファおよび前記偶数データバッファに記憶されている前記処理結果を、ハーフトーン処理後の処理済みデータとして交互に切り替えて出力するデータ出力手段と、を備え、
    前記第2ハーフトーン処理手段は、前記第1ハーフトーン処理手段によるm−1番目の部分画像データ(但し、mは2≦m≦nとなる整数)の最後の所定ラスタ分の処理と並行して、m番目の部分画像データの前記所定ラスタ分のデータのハーフトーン処理を行い、
    前記第1ハーフトーン処理手段は、前記奇数誤差バッファおよび前記偶数誤差バッファに記憶されている前記先行誤差値を用いて、それぞれ前記奇数番目の部分画像データおよび前記偶数番目の部分画像データのハーフトーン処理を開始することを特徴とする画像処理装置。
  2. 前記画像データは、複数ラスタから成り、前記先端部における所定データは、10ラスタ以下のデータであることを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  3. 前記部分画像データは、1パス分の画像データであり、
    前記奇数データバッファに記憶されている処理結果を往路印刷に、また前記偶数データバッファに記憶されている処理結果を復路印刷に、それぞれ用いることを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
  4. 前記画像データは、複数色から成り、
    前記画像データに対し、複数色の着色剤の混合比率を決定するための、往路印刷用と復路印刷用との2つの色処理テーブルを参照して、色変換処理を行う色変換処理手段をさらに備え、
    前記色変換処理手段は、前記奇数番目の部分画像データと前記偶数番目の画像データとに対し、参照する前記色処理テーブルを切り替えて、前記色変換処理を行うことを特徴とする請求項に記載の画像処理装置。
  5. 請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像処理装置における各手段を備えていることを特徴とするプリンタドライバ。
  6. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置と、
    前記往復印刷を行うプリンタと、を備えていることを特徴とする印刷システム。
  7. コンピュータを、請求項1ないしのいずれか1項に記載の画像処理装置における各手段として機能させるためのプログラム。
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