JP4495439B2 - パレット - Google Patents

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Description

本発明は、パネルなどの建築用収納物を移送する際に用いられるパレットに関する。
パネルなどの建築資材を例えば工場から施工現場に移送するには、予めパレットに各種建築資材を積んでおき、これをフォークリフト等によってトラックに載せ、施工現場に輸送する。このような輸送に用いられるパレットとしては、従来では特に規格化されたものはなく、収納物の大きさや形状に応じて種々のものが用いられている。すなわち、例えば図12に示すように上下に積み重ねが可能なパレット1や、金網で囲いが設けられた篭状のパレット2、底板と側板とからなるパレット3が収納物に応じて適宜使用され、トラックに積まれて輸送されるのである。ここで、例えばパレット1は、底体1aとこれの側部に設けられた柱体1bとからなり、柱体1bの底部に、該パレット1を他のパレット1に重ねた際その柱体1bと嵌合する嵌合脚1cを有したものである。
しかしながら、このようなパレットにあっては以下に述べる不都合がある。前記パレットを用いて建築資材を輸送する場合、これらパレットをトラックの荷台に積むとき、各パレットの大きさや形状がバラバラであるため、実際に荷台に積んでみないとどれだけ積めるか分からず、しかも積め方の巧拙によっては積める量も変わってしまうことから荷積みに時間がかかってしまう。
また、一般にパレットは同種のものどうしでは上下に積み重ねができるが、異種のものどうしではこれができず、したがって限られたスペースのトラックの荷台にこれらを効率良く積むのが非常に困難である。すなわち、図12に示したように各種パレットはそれぞれ収納物の大きさ等に応じて用いられるが、必ずしもトラックの荷台の高さ分、同等の大きさの収納物があるとは限らず、例えば長物の収納物がいくつかあった場合に、図12中のパレット1を用いてこれを荷積みするが、このパレット1の上に重ねられるパレットは同種のものになるため、長物の収納物が他にない場合にはこれに別の、本来パレット1の長さを必要としないような収納物を積むことになり、結果としてトラックへの積載効率が悪くなってしまうのである。
また、図12に示したパレット1にあっては、これに収納物を積んだ状態でパレット1どうしを重ねる際、当然フォークリフトなどによってこれを移動させるが、嵌合脚1cの位置が正確に柱体1bの上にこないと嵌合脚1cと柱体1bとの嵌合がなされず、したがってパレット1、1の正しい積み重ねがなされないといった問題がある。すなわち、嵌合脚1cと柱体1bとの嵌合がなされない状態でパレット1が置かれてしまうと、パレット1自体重量物であるためこれの位置をずらすといったことは簡単に行うことができず、結局フォークリフト等によって再度位置決めを行わなくてはならないといった不満が残るのである。
そこで本出願人は、特開平6−227539号「パレット」などを提案した。矩形枠状の枠本体とこの枠本体の内側に縦横に設けられた載置枠とを備えた底体と、この底体に上方に向かって設けられた複数対の柱体とからなり、底体の、柱体が設けられた位置に、底体の下面に開口して他のパレットの柱体の頭部と嵌合する嵌合穴が設けられたものである。そして、長さの異なるパレットにおいても底体長手方向の柱体間の間隔がそれぞれ長さモジュール単位に設定されており、これにより、長さの異なるパレットの積み重ねが可能になって、資材の大きさに応じて異なる長さのパレットを用いても、トラック等の荷台に、互いに異なるパレットどうしを何ら支障なく積み重ねることが可能になるものである。
本出願人の提案した上記パレットにおいても次のような課題があった。すなわち、本出願人等が提案したパレットは、パレットの大きさを、大中小といった形態で規格化し、また各パレットはトラックの大きさ、高さに合わせてパレットの柱体間の間隔をモジュール化したので、大中小のパレットを組み合わせて積み重ねることができ、これにより、積載効率を向上させる利点を有しているが、柱体の高さが一定の高さに設定されているため、パレットに積む資材によっては上下のパレット間に隙間が空いて、資材を満載にすることができないといった課題があった。
特に近年では、パレットで移送すべき建築資材の種類が多様化し、細かい建築資材の移送が増えたこともあって、上記課題の解決が強く望まれていた。
また、工場においては、移送すべき建築資材に応じて、大中小のパレット数を予め多く用意しておかなければならず、パレットの歩留まりも悪いといった問題点もあった。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、その目的とするところは、トラックで建築資材などを輸送する際、1つのパレットでありながら2種類の高さの形態を持つパレットを用いることによって、従来の半分の高さのパレットを提供することができ、これにより収納物を効率良く積むことができるとともに、輸送コストの低減化を図ることができ、また、工場に置くパレットの歩留まりも良くすることを目的とするパレットを提供することにある。
本願の請求項1に記載の発明は、トラックの荷台に上下に積み重ね可能に載せられて建築資材などの収納物を運搬するパレットにおいて、収納物を載置する載置枠と、この載置枠の四隅に上方に向かって設けられた互いに太さの異なる支柱体上部及び支柱体下部からなる支柱体と、パレットが上下に積み重ねられた際に下側のパレットの支柱体又は延長柱体に嵌合する嵌合脚と、前記支柱体の上方に嵌合して支柱体の長さを長くする延長柱体とから構成され、前記支柱体と延長柱体とを嵌合した状態の高さは、トラックの高さ制限の高さ寸法の二分の一、三分の一又は四分の一の長さ寸法に設定されており、前記支柱体と延長柱体とを嵌合しない状態での高さは、トラックの高さ制限の高さ寸法の四分の一、六分の一又は八分の一の長さ寸法に設定されており、この延長柱体が取り外されて延長柱体と嵌合しない状態のパレットは、上下に複数積み重ねた状態で、それぞれ上面に収納物を積載可能とされていることを特徴としています。
本願の請求項2に記載の発明は、トラックの荷台に上下に積み重ね可能に載せられて建築資材などの収納物を運搬するパレットにおいて、収納物を載置する載置枠と、この載置枠の四隅に上方に向かって設けられた支柱体と、パレットが上下に積み重ねられた際に下側のパレットの支柱体に嵌合する嵌合脚と、前記支柱体の上方に嵌合して支柱体の長さを長くする延長柱体とから構成され、前記支柱体と延長柱体とを嵌合した状態の高さは、トラックの高さ制限の高さ寸法の二分の一、三分の一又は四分の一の長さ寸法に設定されており、前記支柱体と延長柱体とを嵌合しない状態での高さは、トラックの高さ制限の高さ寸法の四分の一、六分の一又は八分の一の長さ寸法に設定されており、前記延長柱体は、取付装置を介して前記支柱体に取り付けられ、この取付装置は支柱体に取り付けられた固定板部と、延長柱体に設けられた可動板部と、これら固定板部と可動板部とを回動可能に連結する回動支軸とを備え、前記可動板部には、回動支軸が嵌合する長孔が形成され、かつ延長柱体は、格納時には回動支軸を中心に折りたたまれて載置枠上に載置され、支柱体への取り付け時には、回動支軸を中心に扇形を描くように直立し、そこで前記支柱体の上端部と、前記延長柱体の下端部とが合わさり、延長柱体の内部に支柱体を嵌め込むことによって取り付けられ、前記支柱体と前記延長柱体とが嵌合されることを特徴としています。
請求項2記載のパレットによれば、延長柱体を折りたたんで格納でき、また延長柱体を格納した状態においては、この延長柱体が建築資材の柵としての機能を果たすといった利点がある。そして、取付装置によって延長柱体を回転支軸を中心に立ち上げれば、簡単に延長柱体の取付下端を支柱体上端にあわせて嵌め合わすことができ、延長柱体の取り付けも容易になるといった利点がある。
以上説明したように本発明のパレット10は、トラックに積荷する際、従来技術のように多種多様なパレットを用いるのではなく、1つのパレットでありながら、2種類の高さの形態を有しているパレット10を使用することで、各々のトラックや種々の収納物に合った配置、方法で積荷することができることによって、多種多様のパレットを購入するコストや積載効率に関する不満などを解消することができる。また、パレット10を、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さの状態に折りたたみ、多数積層した場合でも、収納物を積載することができる。特に、細かい収納物を積載する場合には好適で、無駄なスペースを作らずに整然と積載できるとともに、折りたたまれた延長柱体14が柵の役割をも持つことによって、輸送中の収納物のブレを抑える効果もあり、より安全な輸送につながる。
以下、本発明の好適な実施の形態について添付の図1〜図11を参照して説明する。
図1および図2(a)、(b)、(c)は本発明の実施例1のパレット10を示す説明図で、これらの図に示すパレット10は収納物を載置する載置枠11と、この載置枠11の四隅に上方に向かって設けた支柱体12と、積み重ねた際に支柱体12に嵌合する嵌合脚13と、支柱体12に嵌合させて支柱体12の長さを長くする延長柱体14とから構成されて、支柱体12と延長柱体14は、トラックの高さ制限の高さ寸法の整数分の一の長さ寸法に設定されている。
図1に示す、延長柱体14を折りたたんだパレット10は、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さH1が、予め決められた高さモジュール単位である、トラックの高さ制限の高さ寸法の1/8の高さに一致したものとなっている。
また、図2(b)に示す、支柱体12と延長柱体14を嵌合させた高さであって、嵌合脚13の底面から延長柱体14の上端までの高さH2が、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さである。
つまり、嵌合脚13の底面から延長柱体14の上端までの高さH2は、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さH1の2倍の高さとなっている。
図2(a)に示す、収納物を載置する前記載置枠11は、矩形状の枠を形成する鋼製の縦枠部材41と横枠部材42と、前記矩形状の枠の内側に縦横に設けられた鋼製の縦載置部材43と横載置部材44とで構成されている。
また、図2(b)に示すように、横枠部材42には挿通部材40が設けられている。これら挿通部材40は、その中空部にフォークリフトのフォークを挿通せしめるためのものである。
図1および図2(a)に示すように、前記支柱体12は正四角形状の鋼製で、前記載置枠11の四隅に上方に向かって設けられており、支柱体上部23と支柱体下部24とで構成されている。この支柱体上部23の外郭は延長柱体14の下部と嵌まり合うような周となっている。また、支柱体下部24は下端に嵌合脚13が接合されており、支柱体下部24の外郭は、延長柱体14の外郭と同一の周に設定されている。
延長柱体14は、正四角形状で中空状となっており、鋼製である。この延長柱体14の外郭は支柱体上部23と嵌まり合うような周となっており、また、支柱体下部24の外郭と同一の周となっている。これにより、延長柱体14は支柱体上部23に覆い被さるように嵌まり合うことができる。
また、図1および図2(c)に示すように、延長柱体14は、取付装置15を介して支柱体12に取り付けられ、この取付装置15は支柱体12に取り付けられた固定板部16と、延長柱体14に設けられた可動板部17と、これら固定板部16と可動板部17とを回動可能に連結する回動支軸18とが備えられ、可動板部17には、回動支軸18が嵌合する長孔19が形成され、かつ延長柱体14は、格納時には回動支軸18を中心に折りたたまれて載置枠11上に載置されている。
前記支柱体12と延長柱体14を嵌合させるには、延長柱体14を、固定板部16と可動板部17と回動支軸18と可動板部17に設けた長孔19、からなる取付装置15を介して支柱体12に取り付け、取付装置15の回動支軸18を軸に、延長柱体14を、扇形を描くようにして直立させ、そこで支柱体12の上端部と、延長柱体14の下端部とを合わせ、回動支軸18を長孔19の上部から下部に向けて垂直に下げることによって、支柱体12と延長柱体14とを嵌合させる。
支柱体12が設けられた載置枠11の、支柱体12が設けられた位置には、他のパレットと積み重ねられた際、該パレットの延長柱体の上端部に嵌合する嵌合穴を有した嵌合脚13が設けられている。この嵌合脚13は、外形状が正円錐台状のもので、その開口部が延長柱体14の天面より大面積の正円状でかつ内部に行くに連れて漸次小面積の正方形状となり、さらにその底面(開口部と反対側の面)が延長柱体14の天面形状にほぼ一致する大きさに形成されたものである。なお、このような嵌合穴を有する嵌合脚13は、支柱体12の下端部に溶接されている。
また、この時、嵌合脚13部分の底面(開口部と反対側の面)が延長柱体14の天面形状にほぼ一致する大きさに形成されたものであれば、それよりも外郭の周が細い支柱体の天面部も嵌まり合うことができる。
また、図1および図2(a)、(b)、(c)のパレット10において、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さのものについては互いに積み重ねて、トラックの高さモジュール単位の1/1の荷台に4段分積み込んで使用でき、また延長柱体14を折りたたんだ状態の1/8の高さのパレット10については同じ高さのパレット10を上下に2段積み重ねることによって前記1/4のものと同じ高さに揃えることができ、トラックに積み込む際は8段分まで重ねることができる。この高さモジュール単位がトラックに収納物を積む際の最適な、すなわち荷台の高さスペースを最も有効に使用できる高さであることから、より効率の良い積み込みが可能になるのである。
図1および図2に示したパレット10は、支柱体12と延長柱体14を嵌合した状態の高さが、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さであり、延長柱体14を折りたたんだ状態の高さが、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さとなっているので、1つのパレットでありながら、2種類の高さの形態を有している。このことにより、パレット10を積層する際には、組み合わせ次第では数種類もの構造になる。このことにより、収納物を効率良く積むことができるとともに、従来のように建築資材に合わせた大中小などの全種類のパレットを用意する必要がなくなり、輸送コストの低減化を図ることができ、また、工場に置くパレットの歩留まりも良くすることができる。
図3は実施例2のパレット20を示すものである。本実施例2のパレット20は、収納物を載置する載置枠11と、この載置枠11の四隅に上方に向かって設けられた支柱体12とが設けられている。載置枠11と支柱体12の構造は、前記のパレット10の載置枠11と支柱体12と同じであるが、前記パレット10と違い、延長柱体14が取り付けられていないことが特徴となっている。
支柱体12を設けられた載置枠11の、支柱体12を設けられた位置には、他のパレットに積み重ねられた際、該パレットの支柱体12の上端部もしくは延長柱体上部26の上端部に嵌合する嵌合穴を有した嵌合脚13が設けられている。この嵌合脚13は、外形状が正円錐台状のもので、その開口部が延長柱体22の天面より大面積の正円状でかつ内部に行くにつれて漸次小面積の正方形状となり、さらにその底面(開口部と反対側の面)が延長柱体22の天面形状にほぼ一致する大きさに形成されたものである。なお、このような嵌合穴を有する嵌合脚13は、支柱体12の下端部に溶接されている。
なお、このパレット20は、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さH1が予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さとなっており、パレット10の高さH1と同一の高さである。
図5に示す延長柱体22は、延長柱体上部26と延長柱体下部27とで形成されており、パレット20の支柱体12に嵌合するものであるので、延長柱体下部27は正四角形で中空状となっており、鋼製である。また、延長柱体上部26と延長柱体下部27の接合部には接合部材25が設けられており、太さが違う延長柱体上部26と延長柱体下部27を接合している。
また、この延長柱体22は、長さの違う数種類の延長柱体を用意することで、様々な高さに設定できるもので、支柱体12と延長柱体22を嵌合させることで、トラックの高さ制限の高さ寸法の整数分の一の長さ寸法に設定することができる。
図4はパレット20の支柱体12に延長柱体22aを嵌合した図である。この延長柱体22aをパレット20に嵌合することによって、予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さH2となる。つまり、嵌合脚13の底面から支柱体12の上端までの高さである、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さH1よりも、予め決められた高さモジュール単位の1/8の高さ分高くすることができる。これにより、パレット20の積載範囲が2倍の高さとなり、より多くの収納物を積載することができる。
図6に示す実施例は、パレット20に延長柱体22aを嵌合させ、高さがH2となるようなパレットを4段に積層させたことを示す図である。下段に配置したパレットの延長柱体22aの上端部に、上段に積み重ねたパレットの嵌合脚13を被せるように嵌合させて積層させている。この高さH2のパレットは予め決められた高さモジュール単位の1/4の高さであるから、これを4段重ねることによって、高さH3である高さモジュール単位の1/1、すなわち、トラックの荷台の高さとなる。この高さH3に積層したパレットがトラックに収納物を積む際に、最適で、荷台の高さスペースを最も有効に使用できる高さであることから、より効率の良い積み込みが可能になる。
図7に示す実施例は、パレット20に、高さH5の延長柱体22bを嵌合させ、高さがH4となるようなパレットを3段に積層したことを示す図である。下段に配置したパレットの延長柱体22bの上端部に、上段に積み重ねたパレットの嵌合脚13を被せるように嵌合させて積層させている。この高さH4のパレットは予め決められた高さモジュール単位の1/3の高さであるから、これを3段重ねたことによって、高さH3である高さモジュール単位の1/1、すなわち、トラックの荷台の高さとなる。また、上記のように、高さH3に積層したパレットがトラックに収納物を積む際に、最適で、荷台の高さスペースを最も有効に使用できる高さであり、図6の実施例よりも積載可能な範囲が高くなることによって、より多くの建築資材や大きい建築資材を積載することができるので、効率の良い積み込みが可能になる。
図8に示す実施例は、パレット20に、高さH7の延長柱体22cを嵌合させ、高さがH6となるようなパレットを2段に積層したことを示す図である。下段に配置したパレットの延長柱体22cの上端部に、上段に積み重ねたパレットの嵌合脚13を被せるように嵌合させて積層させている。この高さH6のパレットは予め決められた高さモジュール単位の1/2の高さであるから、これを2段重ねたことによって、高さH3である高さモジュール単位の1/1、すなわち、トラックの荷台の高さとなる。また、上記のように、高さH3に積層したパレットがトラックに収納物を積む際に、最適で、荷台の高さスペースを最も有効に使用できる高さであり、図6の実施例や図7の実施例よりも積載可能な範囲が高くなることによって、より多くの建築資材や大きい建築資材を積載することができるので、効率の良い積み込みが可能になる。
前記実施例のように、様々な長さの延長柱体22を、大きい収納物から小さい収納物まで、収納物に合わせて用いることによって、トラックの荷台の高さに合わせた積み込みが可能となる。この延長柱体22は前記実施例に限られたものではなく、様々な収納物に合ったもので、かつ延長柱体22とパレット20の様々な組み合わせによって、更に効率の良い積み込みが望めるものであることは言うまでもない。
図9(b)は、パレット20に、載置枠付き延長柱体30aを嵌合させ、高さがH2となる実施例を示す図である。
収納物を載置する載置枠部31と、この載置枠部31の四隅に上方に向かって設けられた延長柱体32からなり、この載置枠部31は前記載置枠11と同じ構造を有している。延長柱体32は、パレット20の支柱体12に嵌合するものであるので、正四角形で中空状となっており、鋼製の部材となっている。
載置枠付き延長柱体30aは、図9(a)に示すように、パレット20の支柱体12に嵌合させることによって、上下2段のパレットとなる。特に上段の載置枠部31には、天井部分(上に積層したパレットの底部)など、収容範囲にとらわれずに積載することができるようになる。また、下段には、細かい建築資材などを積載するのに好適で、上下のパレット間に隙間が空いてしまうようなことがなく、効率良く資材を積載することができる。
また、載置枠付き延長柱体30aをパレット20に嵌合させた高さを、ここでは高さH2としたが、実際に載置する建築資材等の形状などに合わせて、実施例2に記載の延長柱体20の高さH5、H7のものと同様の高さを持つ延長柱体を備えた載置枠付き延長柱体を用いても良い。
図10(b)に示す載置枠付き延長柱体30bは、延長柱体32の取り付け位置が、図9(b)の載置枠付き延長柱体30aとは異なり、載置枠部31の四隅に、下方に向かって設けられている。また、同じく載置枠部31は前記載置枠11と同じ構造を有しており、延長柱体32は、パレット20の支柱体12に嵌合するものであるので、正四角形で中空状となっており、鋼製の部材となっている。
載置枠付き延長柱体30bは、図10(a)に示すように、パレット20の支柱体12に嵌合させることによって、上下2段のパレットとなる。上段の載置枠部31には、天井部分(上に積層したパレットの底部)や、突き出している支柱体などが無い状態となるので、積載する資材などの制限を持たないことが特徴となっている。特に、パレットの枠以上の大きさを持つような資材などには好適である。また、下段にも資材などを積載することができるようになっているので、無駄な隙間を作ることなく、効率良く資材を積載することができる。
また、図10(a)に示すように、載置枠付き延長柱体30bをパレット20に嵌合させた高さを、ここでは高さH2としたが、実際に載置する建築資材等の形状などに合わせて、実施例2に記載の延長柱体20の高さH5、H7のものと同様の高さを持つ延長柱体を備えた載置枠付き延長柱体を用いても良い。
図11は、実施例1〜実施例3に示した実施例をトラックに当てはめたもので、トラックは高さモジュール単位1/1の高さH3となっている。このように、実施例1〜実施例3に示した実施例は必ずしも実施例どおりに構成しなければならないのではなく、種々の組み合わせにより、種々の構成をもって積層することができる。これにより、収納物を効率良く積むことができ、輸送コストの低減化を図ることができる。
図1はパレット10を積層した側面図である。 図2(a)はパレット10の構造を示す平面図である。図2(b)はパレット10の構造を示す正面図である。図2(c)はパレット10の構造を示す側面図である。 図3はパレット20を示す側面図である。 図4はパレット20に延長柱体22aを嵌合させた側面図である。 図5は延長柱体22の構造を示す断面図である。 図6はパレット20に延長柱体22aを嵌合させて4段に積層した側面図である。 図7はパレット20に延長柱体22bを嵌合させて3段に積層した側面図である。 図8はパレット20に延長柱体22cを嵌合させて2段に積層した側面図である。 図9(a)はパレット20に載置枠付き延長柱体30aを嵌合させた側面図である。図9(b)は載置枠付き延長柱体30aの構造を示す断面図である。 図10(a)はパレット20に載置枠付き延長柱体30bを嵌合させた側面図である。図10(b)は載置枠付き延長柱体30bの構造を示す断面図である。 図11は本発明の実施例1〜実施例3記載のパレット10、20の積載方法を示した図である。 図12は従来のパレット1、2、3の積載方法を示した図である。
符号の説明
10、20 パレット
11 載置枠
12 支柱体
13 嵌合脚
14 延長柱体
15 取付装置
16 固定板部
17 可動板部
18 回動支軸
19 長孔
22 延長柱体
30 載置枠付き延長柱体

Claims (2)

  1. トラックの荷台に上下に積み重ね可能に載せられて建築資材などの収納物を運搬するパレットにおいて、
    収納物を載置する載置枠と、この載置枠の四隅に上方に向かって設けられた互いに太さの異なる支柱体上部及び支柱体下部からなる支柱体と、パレットが上下に積み重ねられた際に下側のパレットの支柱体又は延長柱体に嵌合する嵌合脚と、前記支柱体の上方に嵌合して支柱体の長さを長くする延長柱体とから構成され、
    前記支柱体と延長柱体とを嵌合した状態の高さは、トラックの高さ制限の高さ寸法の二分の一、三分の一又は四分の一の長さ寸法に設定されており、
    前記支柱体と延長柱体とを嵌合しない状態での高さは、トラックの高さ制限の高さ寸法の四分の一、六分の一又は八分の一の長さ寸法に設定されており、
    この延長柱体が取り外されて延長柱体と嵌合しない状態のパレットは、上下に複数積み重ねた状態で、それぞれ上面に収納物を積載可能とされていることを特徴とするパレット。
  2. トラックの荷台に上下に積み重ね可能に載せられて建築資材などの収納物を運搬するパレットにおいて、
    収納物を載置する載置枠と、この載置枠の四隅に上方に向かって設けられた支柱体と、パレットが上下に積み重ねられた際に下側のパレットの支柱体に嵌合する嵌合脚と、前記支柱体の上方に嵌合して支柱体の長さを長くする延長柱体とから構成され、
    前記支柱体と延長柱体とを嵌合した状態の高さは、トラックの高さ制限の高さ寸法の二分の一、三分の一又は四分の一の長さ寸法に設定されており、
    前記支柱体と延長柱体とを嵌合しない状態での高さは、トラックの高さ制限の高さ寸法の四分の一、六分の一又は八分の一の長さ寸法に設定されており、
    前記延長柱体は、取付装置を介して前記支柱体に取り付けられ、この取付装置は支柱体に取り付けられた固定板部と、延長柱体に設けられた可動板部と、これら固定板部と可動板部とを回動可能に連結する回動支軸とを備え、前記可動板部には、回動支軸が嵌合する長孔が形成され、かつ延長柱体は、格納時には回動支軸を中心に折りたたまれて載置枠上に載置され、支柱体への取り付け時には、回動支軸を中心に扇形を描くように直立し、そこで前記支柱体の上端部と、前記延長柱体の下端部とが合わさり、延長柱体の内部に支柱体を嵌め込むことによって取り付けられ、前記支柱体と前記延長柱体とが嵌合されることを特徴とするパレット。
JP2003356766A 2003-10-16 2003-10-16 パレット Expired - Fee Related JP4495439B2 (ja)

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