JP4492620B2 - 基板モジュール - Google Patents

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Description

本発明は、基板モジュールに関し、特に、支持部材に設けられる複数の突起部により基板を支持する基板モジュールに関する。
従来、複数のリード端子(突起部)を有する電子部品をプリント配線板(基板)に実装する技術が種々提案されている(例えば、特許文献1及び2参照)。
上記特許文献1及び特許文献2に開示された基板への部品取付構造では、プリント配線板に形成される複数のスルーホールに対して、電子部品の複数のリード端子を挿入することにより、プリント配線板に電子部品を実装している。各リード端子の根元部分には、プリント配線板に対して電子部品の位置決めをする位置決め部が設けられており、電子部品は、リード端子の各位置決め部に当接することでプリント配線板に対して位置決めされる。
特開2003−332719号公報 実開平5−36826号公報
特許文献1及び2に開示された基板への部品取付構造では、電子部品がリード端子の各位置決め部でプリント配線板に対して位置決めされるので、リード端子の全ての位置決め部がプリント配線板に当接した場合に限り、プリント配端子板に対して電子部品が正確に位置決めされる。そのため、リード端子の位置決め部の位置にばらつきがあれば、そのばらつきに起因して、プリント配線板に対して電子部品が傾いた状態で取り付けられてしまうという問題点があった。
ところで、支持部材に設けられる複数の接続ピンによりプリント配線板などの基板を支持する場合にも、特許文献1及び2における上述した問題点と同様の問題点が生じる。図15は、従来の一例に係るプリント配線支持構造を示した模式図である。従来の一例に係るプリント配線支持構造では、図15に示すように、プリント配線板103は、支持部101に設けられる複数の接続ピン102により支持される。具体的には、各接続ピン102の根元部分に設けられる複数の位置決め部102aの全てがプリント配線板103の下面に当接することにより、プリント配線板103が正確に位置決めされる。この際、複数の接続ピン102の中に1つでも当接部102aの位置にばらつきがある場合には、プリント配線板103が傾いた状態になるという問題点があった。このため、ロボットアームなどで接続ピン102とプリント配線板103との接続部分に半田付けを行う場合に、正確な位置に半田付けを行うことができず、接触不良が生じていた。
そこで、この発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、基板の位置決め精度を向上させることが可能な基板モジュールを提供することを目的とする。
第1の発明にかかる基板モジュールは、複数の貫通部を有する基板と、前記複数の貫通部にそれぞれ嵌挿される複数の突起部を有する支持部材と、前記支持部材上に配置された他の基板とを備え、前記複数の突起部は、前記基板と前記他の基板とを電気的に接続するための複数の接続部材であって、前記複数の突起部のうちの一部の突起部には、前記基板に当接する当接部が形成されており、前記一部の突起部の前記当接部に前記基板が当接することで前記基板が前記他の基板と離隔しつつ積層した状態で前記支持部材に対して位置決めされることを特徴としている。
この基板モジュールでは、複数の突起部のうちの一部の突起部により基板が位置決めされるので、当該一部の突起部を除く他の突起部によって基板の位置が規制されることがない。したがって、他の突起部の形状にばらつきがあったとしても、基板を一部の突起部で正確に位置決めすることができる。その結果、全ての突起部により基板が位置決めされる場合に比べて、基板の位置決め精度を向上させることができる。
また、基板と他の基板とを電気的に接続するための接続部材(突起部)で、基板の位置決め精度を向上させることができる。これにより、基板を、他の基板と電気的に接続し且つ離隔しつつ積層した状態で、支持部材に対して精度よく位置決めすることができる。
第2の発明にかかる基板モジュールは、第1の発明にかかる基板モジュールにおいて、一部の突起部は基板の角部のそれぞれに最も近接した各貫通部にそれぞれ嵌挿される。
この基板モジュールでは、基板の角部のそれぞれに最も近接した各貫通部にそれぞれ嵌挿される一部の突起部で基板を位置決めすることができる。したがって、基板を位置決めする一部の突起部の形状にばらつきがある場合でも、そのばらつきに起因して基板が傾くのを抑制することができる。これにより、一部の突起部が近接して配置されている場合に、突起部の形状のばらつきに起因して、基板が大きく傾いてしまうという不都合が解消されて、基板の位置決め精度を向上させることができる。また、基板の角部に最も近接した貫通部に嵌挿される一部の突起部で基板を位置決めするので、基板の角部近傍を一部の突起部で支持することができ、基板を安定して支持することができる。
第3の発明にかかる基板モジュールは、第1又は第2の発明にかかる基板モジュールにおいて、当接部は、基板の一方の面と平行な線状または面状に構成されている。
この基板モジュールでは、線状又は面状の当接部が基板の一方の面に当接するので、基板の一方の面を点で支持する場合に比べて、基板を安定して支持することができる。
第4の発明にかかる基板モジュールは、第1又は第2の発明にかかる基板モジュールにおいて、一部の突起部は、その根元部に近づくにつれて幅が広くなるテーパ形状を有しており、当接部は、一部の突起部の外周部において貫通部の幅と同じ幅を有する部分である。
この基板モジュールでは、一部の突起部の根元部の方向に基板を移動させることにより、一部の突起部の外周部の一部分である当接部と基板の貫通部とが嵌合して、支持部材に対して基板が位置決めされる。この場合、当接部の幅と貫通部の幅とが同じであるので、一部の突起部に対して基板が幅方向に移動してしまうのを規制することができる。その結果、基板の位置決め精度をさらに向上させることができる。
第5の発明にかかる基板モジュールは、第1〜第4の発明のいずれかにかかる基板モジュールにおいて、一部の突起部は、3つ以上の突起部である。
この基板モジュールでは、複数の突起部のうちの3つ以上の突起部により基板が位置決めされるので、当該3つ以上の突起部を除く他の突起部によって基板の位置が規制されることがない。したがって、他の突起部の形状にばらつきがあったとしても、基板を3つ以上の突起部で正確に位置決めすることができる。その結果、全ての突起部により基板が位置決めされる場合に比べて、基板の位置決め精度を向上させることができる。
以上の説明に述べたように、本発明によれば、以下の効果が得られる。
第1の発明では、複数の突起部のうちの一部の突起部により基板が位置決めされるので、当該一部の突起部を除く他の突起部によって基板が位置決めされることがない。したがって、他の突起部の形状にばらつきがあったとしても、そのばらつきに起因することなく、基板を一部の突起部で位置決めすることができる。その結果、全ての突起部により基板が位置決めされる場合に比べて、基板の位置決め精度を向上させることができる。
また、基板と他の基板とを電気的に接続するための接続部材(突起部)で、基板の位置決め精度を向上させることができる。これにより、基板を、他の基板と電気的に接続し且つ離隔しつつ積層した状態で、支持部材に対して精度よく位置決めすることができる。
また、第2の発明では、基板の角部のそれぞれに最も近接した各貫通部にそれぞれ嵌挿される一部の突起部で基板を位置決めすることができる。したがって、基板を位置決めする一部の突起部の形状にばらつきがある場合でも、そのばらつきに起因して基板が傾くのを抑制することができる。これにより、一部の突起部が近接して配置されている場合に、突起部の形状のばらつきに起因して、基板が大きく傾いてしまうという不都合が解消されて、基板の位置決め精度を向上させることができる。また、基板の角部に最も近接した貫通部に嵌挿される一部の突起部で基板を位置決めするので、基板の角部近傍を一部の突起部で支持することができ、基板を安定して支持することができる。
また、第3の発明では、線状又は面状の当接部が基板の一方の面に当接するので、基板の一方の面を点で支持する場合に比べて、基板を安定して支持することができる。
また、第4の発明では、一部の突起部の根元部の方向に基板を移動させることにより、一部の突起部の外周部の一部分である当接部と基板の貫通部とが嵌合して、支持部材に対して基板が位置決めされる。この場合、当接部の幅と貫通部の幅とが同じであるので、一部の突起部に対して基板が幅方向に移動してしまうのを規制することができる。その結果、基板の位置決め精度をさらに向上させることができる。
また、第5の発明では、複数の突起部のうちの3つ以上の突起部により基板が位置決めされるので、当該3つ以上の突起部を除く他の突起部によって基板の位置が規制されることがない。したがって、他の突起部の形状にばらつきがあったとしても、基板を3つ以上の突起部で正確に位置決めすることができる。その結果、全ての突起部により基板が位置決めされる場合に比べて、基板の位置決め精度を向上させることができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係るパワーモジュールの実施形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係るパワーモジュールの全体構成を示した平面図である。図2〜図13は、図1に示したパワーモジュールの構成を説明するための図である。以下、図1〜図13を参照して、本発明の一実施形態に係るパワーモジュール1について説明する。
本実施形態のパワーモジュール1は、空気調和機の室外機に設けられる圧縮機用モータを駆動するためのパワーモジュールである。このパワーモジュール1は、図1〜図3に示すように、パワー回路基板10と、制御回路基板20と、樹脂ケース30とを備えている。そして、樹脂ケース30の内側に配置されるパワー回路基板10の上方には、パワー回路基板10に実装されるベアチップ12などを封止する封止剤40が設けられている。
パワー回路基板10は、圧縮機用のモータを駆動する供給電源を空気調和機の運転状況に応じて制御するための基板である。このパワー回路基板10は金属基板であって、図4及び図5に示すように、熱伝導性が高く且つ電気絶縁性の良好な窒化アルミニウム板11に発熱量が多いベアチップ12を直接実装することにより構成されている。そして、窒化アルミニウム板11の表面には、回路パターンを構成する銅の薄板13が形成されている。ベアチップ12や銅の薄板13には、ボンディングワイヤ14が接続されている。
制御回路基板20は、パワー回路基板10のベアチップ12を制御するための基板である。この制御回路基板20は、図2に示すように、後述する樹脂ケース30の仕切壁34の上端側に配置される。また、制御回路基板20は、プリント配線板21にマイクロプロセッサ、ROM、各種インターフェースなどを含むマイコンなどの精密部品22を実装することにより構成されている。また、制御回路基板20には、後述する樹脂ケース30の一対の半円柱部33の外径と実質的に同等の径を有する一対の切欠部23が設けられており、制御回路基板20を樹脂ケース30内に配置する際に当該樹脂ケース30の半円柱部33に制御回路基板20が当たらないようになっている。また、制御回路基板20の外縁部分には、後述する接続ピン70a及び70bが嵌挿可能な複数の貫通孔24と、後述する接続ピン60が嵌挿可能な複数の貫通孔25が形成されている。複数の貫通孔24は、制御回路基板20の長手方向(X方向)に沿って形成されるとともに、複数の貫通孔25は、制御回路基板20の短手方向(Y方向)に沿って形成されている。そして、複数の貫通孔24に、後述する接続ピン70a及び70bがそれぞれ嵌挿されることで、上記したパワー回路基板10と離隔しつつ積層するように上下2段に配置される。
樹脂ケース30は、その内側にパワー回路基板10及び制御回路基板20を配置するために設けられている。樹脂ケース30には凹部30aが設けられており、パワー回路基板10及び制御回路基板20を当該凹部30aの内部に収容する。即ち、凹部30aは、パワー回路基板10及び制御回路基板20の外周を囲むように立設される側壁32と、開口部31aが形成される底面31により構成される。この側壁32には、樹脂ケース30の内部側に突出する一対の半円柱部33が対向して形成されている。そして、底面31の半円柱部33で囲まれる各部分には、本実施形態のパワーモジュール1を図示しない放熱用部材に取り付けるための取付孔31bが形成されている。この樹脂ケース30の底面31には、図6に示すように、パワー回路基板10を設置するための開口部31aが設けられており、パワー回路基板10の窒化アルミニウム板11の下面を露出させる。これにより、本実施形態のパワーモジュール1を図示しない放熱用部材に取り付ければ、開口部31aから露出した窒化アルミニウム板11の下面が放熱用部材に当接して、発熱量が多いベアチップ12が実装されるパワー回路基板10の熱が放熱される。
また、凹部30aの内側には、底面31の開口部31aに設置されるパワー回路基板10が配置された部分を含む領域Aと、パワー回路基板10が配置されていない部分だけを含む領域Bとを離隔する仕切壁34が底面31から立設される。具体的には、仕切壁34は、パワー回路基板10の周囲を囲むように形成され、樹脂ケース30の内部は、図7に示すように、仕切壁34により囲まれる領域が領域Aと、仕切壁34及び側壁32により囲まれる領域が領域Bとに区切られる。そして、領域B内には、図3に示すように、制御回路基板20の貫通孔25に嵌挿可能な接続ピン60を支持する支持壁35が立設されている。
側壁32には、図示しない外部機器とパワー回路基板10とを電気的に接続する接続ピン50が埋設されている。図8及び図9に示すように、この接続ピン50の一方端51は側壁32の上端から上方に向かって突出するように配置されるとともに、他方端52は底面31上に敷設される。底面31上に敷設される接続ピン50の他方端52は、図6に示すように、樹脂ケース30の内側のパワー回路基板10の配置されていない部分に敷設され、パワー回路基板10近傍の位置まで延びている。そして、この底面31上に敷設される接続ピン50の他方端52には、図5及び図10に示すように、ボンディングワイヤ14を介してパワー回路基板10のベアチップ12や銅の薄板13が接続される。なお、領域Bにおける底面31上の接続ピン50の他方端52は、樹脂ケース30に一体的に設けられる封止部36により封止されている。また、この側壁32には、図示しない外部機器と制御回路基板20とを電気的に接続する接続ピン60が埋設されている。図11に示すように、この接続ピン60の一方端61は側壁32の上端から上方に向かって突出するように配置されるとともに、他方端62は樹脂ケース30の支持壁35の上端から上方に向かって突出するように配置されている。なお、接続ピン60の他方端62は、制御回路基板20の貫通孔25に嵌挿された状態で半田により接続されて、外部機器と制御回路基板20とを電気的に接続する。
また、仕切壁34には、図12及び図13に示すように、制御回路基板20とパワー回路基板10とを電気的に接続する4本の接続ピン70a及び19本の接続ピン70bが埋設されている。この接続ピン70a及び70bは、樹脂ケース30の長手方向(X方向)に沿って配置されている。そして、接続ピン70aは、X方向に沿って配置される接続ピン70a及び70bの端に位置する。この接続ピン70a及び70bの一方端71a及び71bは、仕切壁34の上端から上方に向かって突出するとともに、他方端72a及び72bは底面31上に敷設される。接続ピン70a及び70bの一方端71a及び71bは、制御回路基板20の貫通孔24に嵌挿される。そして、制御回路基板20と、当該制御回路基板20の貫通孔24に嵌挿される一方端71a及び71bとは、図示しないロボットアームにより半田付けされて、制御回路基板20とパワー回路基板10とが電気的に接続される。底面31上に敷設される接続ピン70a及び70bの他方端72a及び72bは、図4及び図6に示すように、パワー回路基板10近傍の位置まで延びて、ボンディングワイヤ14を介してパワー回路基板10のベアチップ12や銅の薄板13に接続される。
接続ピン70a及び70bは、図8及び図9に示すように、互いに形状が異なる。具体的には、接続ピン70aの根元部分には、制御回路基板20の下面に当接する当接部73aが形成されている。この当接部73aは、図1に示すように、制御回路基板20の下面と平行な面状に構成されている。また、接続ピン70bは、制御回路基板20の貫通孔24に対応する部分が制御回路基板20に当接しないようになっている。4つの接続ピン70aは、制御回路基板20の4つの角部20aのそれぞれに最も近接した各貫通孔24にそれぞれ嵌挿されて、その貫通孔24への嵌挿状態によって当該制御回路基板20が樹脂ケース30に対して位置決めされる。具体的には、接続ピン70aの一方端71aの根元部分に形成される当接部73aが制御回路基板20の下面が当接することで、制御回路基板20が樹脂ケース30に対して位置決めされる。
上記した仕切壁34に囲まれる領域Aには、シリコンゲルやエポキシ樹脂などの封止剤40が充填される。このように仕切壁34に囲まれる領域Aに封止剤40を充填することにより、粘性の高い封止剤で基板上の部品それぞれに封止剤を盛る場合に比べて、領域A内の部品(ベアチップ12や銅の薄板13など)を確実に封止することができる。この封止剤40は、パワー回路基板10のベアチップ12や銅の薄板13に接続されるボンディングワイヤ14の上端より上方の位置まで充填されて、ボンディングワイヤ14が露出しないように覆っている。
[本パワーモジュール1の特徴]
本実施形態のパワーモジュール1には、以下のような特徴がある。
本実施形態のパワーモジュール1では、複数の接続ピン70a及び70bのうちの4本の接続ピン70aにより制御回路基板20が位置決めされるので、当該4本の接続ピン70aを除く接続ピン70bによって制御回路基板20の位置が規制されることがない。したがって、接続ピン70bの形状にばらつきがあったとしても、制御回路基板20を4本の接続ピン70aで正確に位置決めすることができる。その結果、全ての接続ピン70a及び70bにより制御回路基板20が位置決めされる場合に比べて、制御回路基板20の位置決め精度を向上させることができる。
また、本実施形態のパワーモジュール1では、制御回路基板20の角部20aのそれぞれに最も近接した各貫通孔24にそれぞれ嵌挿される4本の接続ピン70aで制御回路基板20を位置決めすることができる。したがって、制御回路基板20を位置決めする4本の接続ピン70aの形状にばらつきがある場合でも、そのばらつきに起因して基板が傾くのを抑制することができる。これにより、接続ピン70aが近接して配置されている場合に、接続ピン70aの形状のばらつきに起因して、制御回路基板20が大きく傾いてしまうという不都合が解消されて、制御回路基板20の位置決め精度を向上させることができる。また、制御回路基板20の角部20aに最も近接した貫通孔24に嵌挿される4本の接続ピン70aで制御回路基板20で支持することができ、制御回路基板20を安定して支持することができる。
また、本実施形態のパワーモジュール1では、面状の当接部73aが制御回路基板20の下面に当接するので、制御回路基板20の下面を点で支持する場合に比べて、制御回路基板20を安定して支持することができる。
また、本実施形態のパワーモジュール1では、制御回路基板20とパワー回路基板10とを電気的に接続するための接続ピン70aで、制御回路基板20の位置決め精度を向上させることができる。これにより、制御回路基板20を、パワー回路基板10と電気的に接続し且つ離隔しつつ積層した状態で、樹脂ケース30に対して精度よく位置決めすることができる。
また、本実施形態のパワーモジュール1では、4つの接続ピン70aを結ぶことにより構成される面において、板状の制御回路基板20を位置決めすることができる。つまり、板状の制御回路基板20を安定して支持することが可能な極力少数の(本実施形態では4つの)接続ピン70aで、制御回路基板20を位置決めすることができる。このため、多数の(本実施形態では19本の)接続ピン70bの形状にばらつきがあったとしても、制御回路基板20を接続ピン70aで安定して正確に位置決めすることができる。その結果、制御回路基板20を安定して支持しつつ、制御回路基板20の位置決め精度を向上させることができる。
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限定されるものでないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した実施形態の説明ではなく特許請求の範囲によって示され、さらに特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、当接部73aを有する4つの接続ピン70aによって制御回路基板20を位置決めする例を示したが、本発明はこれに限らず、図14に示した変形例のように、根元部に近づくにつれて幅が広くなるテーパ形状を有する接続ピン170aで制御回路基板20を位置決めしてもよい。即ち、制御回路基板20と当接する当接部173aは、この接続ピン170aの幅が貫通孔24の幅と同じである部分となる。この場合、当該接続ピン170aの根元部の方向に制御回路基板20を移動させることにより、接続ピン170aの当接部173aと制御回路基板20の貫通孔24とが嵌合して、樹脂ケース30に対して制御回路基板20が位置決めされる。この場合、当接部173aの幅と貫通孔24の幅とが同じであるので、接続ピン170aに対して制御回路基板20が幅方向(X方向)に移動してしまうのを規制することができる。その結果、制御回路基板20の位置決め精度をさらに向上させることができる。
また、上記実施形態では、空気調和機の室外機に設けられる圧縮機用モータを駆動するためのパワーモジュールについて説明したが、本発明はこれに限らず、冷蔵庫に設けられる圧縮機用モータを駆動するためのパワーモジュールなど種々の基板モジュールに適用可能である。
また、上記実施形態では、4つの接続ピンによって制御回路基板を樹脂ケースに対して位置決めする例について説明したが、本発明はこれに限らず、4つの接続ピンのうちの任意の3つの接続ピンによって位置決めしてもよい。この場合、制御回路基板を安定して支持することができる最小の接続ピンで制御回路基板を位置決めすることができる。
また、上記実施形態では、パワー回路基板と制御回路基板とを電気的に接続する接続ピンによって制御回路基板を樹脂ケースに対して位置決めする場合について説明したが、本発明の突起部は接続ピンに限定されない。
また、上記実施形態では、制御回路基板の下面と平行な面状の当接部で制御回路基板を位置決めする例を示したが、本発明はこれに限らず、制御回路基板の下面と平行な線状の当接部で制御回路基板を位置決めしてもよい。
本発明を利用すれば、基板の位置決め精度を向上させることができる。
本発明の一実施形態に係るパワーモジュールの全体構成を示した平面図である。 図1に示したパワーモジュールの全体構成を示した分解斜視図である。 図1に示したパワーモジュールの制御回路基板を省略した平面図である。 図1に示したパワーモジュールの制御回路基板及び封止剤を省略した平面図である。 図3のA−A線に沿った断面図である。 図1に示したパワーモジュールの樹脂ケースを示した平面図である。 図1に示したパワーモジュールの領域A及び領域Bを模式的に示した平面図である。 図6のB1−B1線に沿った断面図である。 図6のB2−B2線に沿った断面図である。 図6のC−C線に沿った断面図である。 図6のD−D線に沿った断面図である。 図1のE1−E1線に沿った断面図である。 図1のE2−E2線に沿った断面図である。 本発明の一実施形態の変形例に係るパワーモジュールの断面図である。 従来の一例に係るプリント配線支持構造を示した模式図である。
1 パワーモジュール(基板モジュール)
10 パワー回路基板(他の基板)
20 制御回路基板(基板)
20a 角部
24 貫通孔(貫通部)
30 樹脂ケース(支持部材)
70a、170a 接続ピン(一部の突起部)
70b 接続ピン(突起部)
73a、173a 当接部

Claims (5)

  1. 複数の貫通部(24)を有する基板(20)と、
    前記複数の貫通部にそれぞれ嵌挿される複数の突起部(70a、70b、170a)を有する支持部材(30)と
    前記支持部材上に配置された他の基板(10)とを備え、
    前記複数の突起部は、前記基板と前記他の基板とを電気的に接続するための複数の接続部材であって、
    前記複数の突起部のうちの一部の突起部(70a、170a)には、前記基板に当接する当接部(73a)が形成されており、
    前記一部の突起部の前記当接部に前記基板が当接することで前記基板が前記他の基板と離隔しつつ積層した状態で前記支持部材に対して位置決めされることを特徴とする基板モジュール(1)。
  2. 前記一部の突起部は前記基板の角部(20a)のそれぞれに最も近接した各貫通部にそれぞれ嵌挿されることを特徴とする請求項1に記載の基板モジュール(1)。
  3. 前記当接部(73a)は、前記基板の一方の面と平行な線状または面状に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の基板モジュール(1)。
  4. 前記一部の突起部(170a)は、その根元部に近づくにつれて幅が広くなるテーパ形状を有しており、
    前記当接部(173a)は、前記一部の突起部の外周部において前記貫通部の幅と同じ幅を有する部分であることを特徴とする請求項1または2に記載の基板モジュール(1)。
  5. 前記一部の突起部(70a)は、3つ以上の突起部であることを特徴とする請求項1〜のいずれか1項に記載の基板モジュール(1)。
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