JPH1168035A - パワー半導体モジュール - Google Patents

パワー半導体モジュール

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JPH1168035A
JPH1168035A JP16469298A JP16469298A JPH1168035A JP H1168035 A JPH1168035 A JP H1168035A JP 16469298 A JP16469298 A JP 16469298A JP 16469298 A JP16469298 A JP 16469298A JP H1168035 A JPH1168035 A JP H1168035A
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wiring board
power semiconductor
wiring
semiconductor module
board
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JP16469298A
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Yukio Sonobe
幸男 薗部
Akihiro Tanba
昭浩 丹波
Kazuji Yamada
一二 山田
Ryuichi Saito
隆一 斎藤
Masaki Sasaki
正貴 佐々木
Tatsuya Shigemura
達也 茂村
Kazuhiro Suzuki
和弘 鈴木
Shigeki Sekine
茂樹 関根
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/01Means for bonding being attached to, or being formed on, the surface to be connected, e.g. chip-to-package, die-attach, "first-level" interconnects; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/42Wire connectors; Manufacturing methods related thereto
    • H01L2224/47Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process
    • H01L2224/48Structure, shape, material or disposition of the wire connectors after the connecting process of an individual wire connector
    • H01L2224/4805Shape
    • H01L2224/4809Loop shape
    • H01L2224/48091Arched
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    • H01L2924/10Details of semiconductor or other solid state devices to be connected
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    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
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    • H01L2924/13Discrete devices, e.g. 3 terminal devices
    • H01L2924/1304Transistor
    • H01L2924/1305Bipolar Junction Transistor [BJT]
    • H01L2924/13055Insulated gate bipolar transistor [IGBT]

Abstract

(57)【要約】 【課題】低コストで高信頼パワー半導体モジュールを提
供する。 【解決手段】ベース一体型ケースを採用して、パワー回
路を構成する基板と該パワー回路と制御回路を電気的に
接続する端子を搭載する配線基板又は、パワー回路を搭
載する回路配線基板を分離し、樹脂枠で囲われた基板収
納部を形成して各基板を該基板収納部に配置すると共
に、該基板収納部に突起及び段差を設けて基板の自己整
合を手段とする。 【効果】信頼性が高く低コストなモジュールを実現でき
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はIGBT(Insulate
d Gate Bipolar Transistor )モジュールに代表され
る、パワーモジュール(以下、PMという)及びインテ
リジェントパワーモジュール(以下、IPMという)の
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来のIPM構造の一例を示す平面図を
図2に、断面図を図3に示す。従来のIPMのケース6
aは、主端子2a及び制御端子3aを樹脂でインサート
成型し、端子を樹脂封止したいわゆるケースブロック構
造である。セラミック基板7a及び7bは、モジュール
を取付ける金属ベース1aとパワー半導体素子9の電気
的絶縁を行うと共に、基板上の導体に回路パターンを形
成してワイヤーボンディングにより金属ワイヤー11で
配線を行い、パワー回路部を構成する。ワイヤーボンデ
ィングされたセラミック基板7a及び7bは、金属ベー
ス1aと半田付けをしてパワー半導体素子9で発生した
熱を金属ベース1aとモジュールを取付けるフィン(図
示せず)を介して外部に放熱する。ケース6aと金属ベ
ース1aは接着剤15により接合し、モジュール筐体を
構成すると共に、樹脂でインサート成型した主端子2a
をセラミック基板7a及び7bに形成した導体パターン
と半田付けして、前記パワー回路部と電気的に接続す
る。パワー回路を制御する制御回路を搭載した回路基板
12aは、L形のピン端子10aを介してパワー回路を
構成するセラミック基板7a及び7bの左右中央に形成
した導体回路パターンと半田付けしてパワー回路部と電
気的に接続する。樹脂でインサート成型した制御端子3
aは、ケース6aの内側で垂直に立ちあげ制御端子4a
とし、前述の制御回路を搭載した回路基板12aとピン
端子10aと共に半田付けして、モジュール外部と電気
的に接続する入出力制御端子を構成する。
【0003】従来のパワー半導体素子とセラミック基板
の半田付け作業工程1を示す治具組立て平面図を図4
に、前記図4のA−A断面を図5に、ワイヤーボンディ
ングされたセラミック基板とベース基板の半田付け作業
工程2を示す治具組立て平面図を図6に、前記図6のB
−B断面を図7に、ワイヤーボンディングの基準座標と
認識範囲を示す模式図を図15に示す。
【0004】IPMの組立てはまず、図4及び図5に示
すカーボン製の下治具41の溝40にセラミック基板7
aをセットし、上治具42を下治具41の嵌合部51に
挿入してセラミック基板7aを上下の治具で固定する。
次に上治具42に設けた角穴43に半田シート20,パ
ワー半導体素子9をセットし、さらにウェイト44を乗
せてリフローして、半田付けをする。ここでセラミック
基板7aとパワー半導体素子9との位置決めは、下治具
41に設けた溝40とセラミック基板7aの外周端面及
び下治具41と嵌合する上治具42に設けた角穴43に
より行われる。セラミック基板7bも上記と同じ組立て
作業を行い、半田付け作業工程1が終了する。
【0005】半田付け作業工程1が終了したセラミック
基板7a及び7bは、図15に示す同基板の導体パター
ンのコーナー7pとパワー半導体素子9のボンディング
パッドをワイヤーボンディングの座標認識基準点として
ワイヤーボンディングの位置を設定し、パワー半導体素
子9とセラミック基板7a及び7bの導体パターンをワ
イヤーボンディングにより金属ワイヤー11で配線し
て、パワー回路部を製作する。ワイヤーボンディングさ
れたセラミック基板7a及び7bの金属ベース1aへの
組立ては、二分割したカーボン製の治具61に設けたピ
ン62を金属ベース1aのモジュール取付け用の穴71
に挿入すると共に、同金属ベース1aの端面72を基準
とし、同治具61の内側端面73をガイドとして、パワ
ー半導体素子9を搭載したセラミック基板7a及び7b
の位置決めをする。組立ては、二分割した治具61の一
方を金属ベース1aにセット後、半田シート21を治具
61の内側に敷き、ワイヤーボンディングにより配線の
終了したセラミック基板7a及び7bを治具61の内側
端面73をガイドにして挿入する。さらに、二分割した
もう一方の治具61を金属ベース1aに挿入してセラミ
ック基板7a及び7bの最終位置決めとずれを防止す
る。このセラミック基板7a及び7bに、カバーウェイ
ト63を乗せリフローして半田付けを行い、半田付け作
業工程2が終了する。
【0006】上記の作業によりパワー回路を搭載した金
属ベース1aは、端子を樹脂でインサート成型した前述
のケース6aと熱硬化性接着剤15により接着して、モ
ジュール筐体を構成する。制御回路基板12aとセラミ
ック基板7a及び7bに構成したパワー回路部とを電気
的に接続するためのL形のピン端子10aは、インサー
ト成型によりケース6aの内側に設けた主端子2aと共
に、前記基板7a及び7bの導体回路パターンと各々半
田付けを行い、半田付け作業工程3が終了する。制御回
路を搭載した回路基板12aは、同回路基板のスルーホ
ール穴にピン端子10a及びケースの内側に垂直に立ち
あげた制御端子4aを挿入して、作業工程4の半田付け
をする。このパッケージにシリコンゲル13を注入して
硬化し、フタ14aをケース6aと接着剤15で接着固
定しIPMが完成する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】従来のパワー半導体モ
ジュールは上述のように半田付け工程及び熱硬化性接着
剤を使用した接着工程が多く、先に半田付けした半田接
合部やワイヤーボンディングを施した金属ワイヤーの接
合部が繰り返し高温にさらされるため、接合部の劣化が
信頼性の点で懸念される。また、パワー半導体素子9,
セラミック基板7a及び7b,ピン端子10aは半田付
け作業の際、全て治具による位置決めとしているため、
半田付け作業工程毎に累積される誤差により位置ずれが
発生する。特に、セラミック基板7a及び7bはセラミ
ック材の材質特性上、製作寸法公差が大きく(本実施例
ではセラミック基板7a及び7b単品で最大±0.5mm
)、セラミック基板7a及び7bの最大寸法公差に対
応した位置決め治具を製作し組立てを行うと、下記の位
置ずれが発生する。
【0008】図4及び図5に示す半田付け作業工程1に
おいて、治具41に設けた溝40の製作寸法公差±0.
1mm,治具42に設けた角穴43の製作寸法公差±0.
05mm,セラミック基板7a及び7bの製作寸法公差±
0.5mm ,セラミック基板7a及び7bを治具41の溝
40にセットするためのクリアランス0.1mm ,パワー
半導体素子9を治具42の角穴43にセットするための
クリアランス0.05mm及び下治具41と上治具42の
嵌合部のクリアランス0.1mm が必要となり、セラミッ
ク基板7a及び7bとパワー半導体素子9で最大0.9m
m の位置ずれが発生する。そのため、予め設定したワイ
ヤーボンディングの基準座標認識位置と作業時の座標認
識位置にずれが発生する。
【0009】図15に示す座標認識基準点8pにおい
て、2直線が直交する輪郭を有するコーナーの座標認識
は8pが基準点となり、本例ではx方向で最大2.25m
m ,y方向で最大1.8mm の範囲が座標認識の補正可能
範囲となる。しかし、応力集中を避けるためRコーナー
(本実施例ではR1mm)を有する、輪郭線の境界があい
まいなセラミック基板7a及び7bの導体パターンのコ
ーナー7pでは、直線と接するRコーナーの終点が認識
マスク8mの基準点となり、x方向で最大1.0mm,y
方向で最大0.55mm が座標認識可能な補正範囲とな
る。
【0010】図16にワイヤーボンディングの座標認識
可能限界を示す模式図を示す。画面に投影される認識エ
リア8wと認識マスク8mが接する位置が座標認識可能
限界となり、Δx及びΔyが座標認識可能な最大許容ず
れ寸法となる。セラミック基板7a及び7bとパワー半
導体素子9で最大0.9mm の位置ずれが発生すると、y
方向でワイヤーボンディングの座標認識可能エリア8w
を越えるため、ワイヤーボンディングの座標認識が困難
となりエラーが発生する。
【0011】図6及び図7に示す半田付け作業工程2に
おいては、治具61の内側端面73にセラミック基板7
a及び7bをセットするためのクリアランス0.1mm ,
セラミック基板7a及び7bの製作寸法公差±0.5mm
,金属ベース1aのモジュール取付け用穴71の穴径
と穴ピッチ間寸法の累計製作公差±0.15mm ,治具6
1に設けたピン62の直径とピン62のピッチ間寸法の
累計製作公差±0.1mm,前述のモジュール取付け用穴
71にピン62を挿入するためのクリアランス0.1mm
,金属ベース1aの幅寸法製作公差±0.15mm ,治
具61を金属ベース1aの端面72に挿入するためのク
リアランス0.1mm が必要となり、セラミック基板7a
及び7bと金属ベース1aで最大1.2mm の位置ずれが
発生する。金属ベース1aとパワー半導体素子9におい
ては、前述の半田付け作業工程1の位置ずれ最大0.9m
m が累積されるため、最大で2.1mm の位置ずれとな
る。半田付け作業工程3においては、ケース6aの製作
寸法公差±0.2mm ,金属ベース1aの幅寸法製作公差
±0.15mm ,ケース6aを金属ベース1aに挿入する
ためのクリアランス0.1mm が必要となり、以上の製作
寸法公差及び組立て上のクリアランスによるずれを総合
すると、ケース6aと金属ベースで最大0.45mm,ケ
ース6aとセラミック基板7a及び7bで最大1.65m
m ,ケース6aとパワー半導体素子9においては最大
2.55mm の位置ずれが発生する。主端子2a及びピン
端子10aは、ケース6aを基準とし、金属ベース1a
に半田付けしたセラミック基板7a及び7bの導体回路
パターンに半田付けを行うため、同基板7a及び7bの
位置ずれが組立てに影響する。
【0012】さらに、図6に示す半田付け作業工程2に
おいて、金属ベース1aのそり及び治具61の傾きや同
治具の浮きにより金属ベース1aと治具61に隙間が生
じ、半田21の余分な半田流れが発生する。このためケ
ース6aと金属ベース1aを組立てる際の障害となると
共に、セラミック基板7a及び7bと金属ベース1a間
の半田厚さが薄くなり半田ボイド発生の要因となり半田
寿命も低下する。ピン端子10aと制御端子4aは、制
御回路を搭載した回路基板12aのスルーホール穴に挿
入して半田付けを行うため、ピン端子10aの位置ずれ
が制御回路基板12aの組立てに影響を及ぼす。このピ
ン端子10aはセラミック基板7a及び7bに個々に設
ける必要があり、正確に配列し半田付けを行うことが難
しい。
【0013】さらに、制御回路基板12aに挿入するピ
ン端子10aは本数が多く(本例では制御端子4aを含
め計39本)、不連続ピッチの配列のため組立て作業性
が悪い。パワー回路と制御回路を電気的に接続する必要
のあるピン端子10aは、セラミック基板7a及び7b
の導体パターンの構成上パワー回路部に接近するため、
同ピン端子10aを介して制御回路基板12aがノイズ
の影響を受け易く、パワー回路の頭上に位置する制御回
路基板12aの構成面積が大きいため、パワー回路で発
生するノイズの影響が大きい。
【0014】また、セラミック基板7a及び7bに設け
たピン端子10aの導体パターンは、同基板7a及び7
bの位置ずれとピン端子10aの位置ずれを考慮した半
田付けを行う必要があるため導体幅を広くする必要があ
り、セラミック基板7a及び7bに占める占有面積が大
となる。セラミック基板7a及び7bの導体回路パター
ンは、導体パターンとセラミックの接合強度及び導体厚
さと導体回路パターンを形成するエッチング加工の関係
上、微細パターンの作製が困難である。セラミック基板
7a及び7bは、パワー回路部を構成すると共に、パワ
ー半導体素子9で発生した熱を金属ベース1aを介して
モジュール外部に放熱する必要があるため、セラミック
基板厚さを薄くし熱抵抗を小さくする必要がある。その
ため、セラミック基板7a及び7bの縦寸法及び横寸法
の増加は、同セラミック基板のそり発生の要因となる。
さらに、ピン端子10aはセラミック基板7a及び7b
の両側に二列に配列して制御回路基板12aと電気的に
接続する必要があるため、制御回路基板12aが大きく
なる。そのためシリコンゲル13を注入した際、気泡が
回路基板12aにトラップされ易く残った気泡によりゲ
ルボイドが発生して、絶縁不良の原因となることが懸念
される。
【0015】本発明は、上記のような従来の問題点を考
慮してなされたものであり、信頼性の高いパワー半導体
モジュールを提供する。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明によるパワー半導
体モジュールは、金属ベースと、金属ベース上に位置す
る複数の配線基板であって、複数の配線基板の内の第1
の配線基板がパワー半導体素子を含むパワー回路部を備
える複数の配線基板と、複数の配線基板の内の少なくと
も1配線基板が収納される樹脂部を備える基板収納部
と、を有する。そして、この1配線基板が、基板収納部
の樹脂部の内壁を基準に、金属ベース上において自己整
合的に位置決めされる。
【0017】より具体的には、本発明によるパワー半導
体モジュールは、ベース基板と端子をインサートにより
樹脂で一体成型したベース一体型ケースを採用し、金属
ベースの上に樹脂で囲われた各基板占有の基板収納部を
構成する。パワー回路を構成するセラミック基板と制御
回路を搭載した回路基板と該パワー回路と電気的に接続
する制御端子配線部を個々に分離した基板構成とし、前
述の基板収納部に配置する。また、セラミック基板収納
部を同セラミック基板を交互にずらした配置構成とし段
差を設け、ケースコーナー内壁とワイヤーボンディング
ツールの干渉を避けると共に、セラミック基板間の位置
決めとする。さらに、基板収納部の内壁に突起を設けケ
ースと各基板の自己整合による位置決めを行うと共に、
ケース内壁と基板との密着を防止してシリコンゲルの浸
透を促し、ゲルボイド発生を回避する。
【0018】この基板収納部の樹脂枠に治具を挿入し、
ケースとパワー半導体素子の位置決めをする。さらに、
基板収納部の樹脂枠により余分な半田流れを完全に阻止
し、余分な半田流れによって誘発する他の構成部品への
悪影響を防止する。また、余分な半田流れによって生じ
る半田不足と半田ボイド発生を回避して半田接合部の信
頼性を向上する。
【0019】パワー回路と分離した制御端子配線部をパ
ワー回路部から離してモジュールの一辺に配置し、制御
回路基板の面積を縮小することにより、パワー回路のノ
イズの影響を軽減すると共に、制御回路基板でトラップ
される気泡を減らし、ゲルボイド発生を回避する。制御
回路基板とパワー回路を電気的に接続する制御端子を一
列の連続ピッチで配列し樹脂で固定した連結端子を構成
すると共に、この連結端子を搭載してパワー回路と配線
するためのワイヤーボンディングパッドを設けた制御端
子配線基板を構成する。この制御端子配線部にプリント
配線基板を使用し微細配線パターンによる基板の小型化
と、配線基板の配線パターンの構成により、IPMとP
Mが共通のパワー回路とケースにより製作展開できる構
造とする。
【0020】さらに、前述の配線基板を多層プリント配
線基板に制御回路を搭載して配線基板を兼ねた回路基板
構成とし、金属ベース上に設けた配線基板収納部に配置
することにより、制御回路基板でトラップされる気泡を
なくしゲルボイド発生を回避すると共に、注入するシリ
コンゲル量を削減する。
【0021】また、パワー回路の頭上に位置する制御回
路基板をなくし、パワー回路で発生するノイズの影響を
大幅に軽減すると共に、ケースと各基板の位置決めを前
述の基板収納部を基準とした、各基板の自己整合による
容易で高精度な位置決めと組立てが可能な構造とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の実施例を、以下図面によ
り詳細に説明する。
【0023】(実施例1)図1はIPMの構造及び組立
て過程状態を示す鳥瞰図、図8は前記構造を示す平面
図、図9は断面図である。本実施例でケース6bは、金
属ベース1b,主端子2b,制御端子3bをインサート
し樹脂で一体成型したベース一体型ケースである。この
ベース一体型ケース6bの金属ベース1bの上に樹脂で
囲われたセラミック基板収納部81及び配線基板収納部
82を形成し、両側に主端子2bの配線面及びモジュー
ルの入出力制御端子4bを配置して、各基板占有のセラ
ミック基板収納部81及び配線基板収納部82を構成す
る。
【0024】図10にセラミック基板収納部の平面詳細
図を示す。図11は前記図10のD部詳細図、図12は
前記図11のE−E断面である。図14は前記図8のケ
ース内側コーナーC部において、ワイヤーボンディング
ツールとケース内壁の位置関係を示す斜視図である。本
実施例で図10に示すセラミック基板収納部81は、セ
ラミック基板8aと8bを交互にずらした配置の樹脂枠
を形成して段差91を設け、この段差91によりセラミ
ック基板8aとセラミック基板8b間の位置決めをす
る。また、セラミック基板8aをケースコーナー55か
ら離れる方向にずらすことにより、ワイヤーボンディン
グ作業時にケースコーナー55の内壁とワイヤーボンデ
ィングツール56の干渉が回避できる。ケース6bとセ
ラミック基板8a及び8bの位置決めは、セラミック基
板収納部81の内壁に設けた突起92により行い、同基
板収納部81の内壁とセラミック基板8a及び8bの端
面94の間に空隙95を前記基板8a及び8bの外周に
設ける。
【0025】上述のセラミック基板収納部81に設けた
突起92及び前述のセラミック基板間の位置決め用段差
91が必要な理由について以下に述べる。
【0026】図17は基板間の位置決め用段差及び突起
がない時のセラミック基板のずれを示す模式図、図18
は前記図17のF部断面詳細を示す模式図、図19は前
記図17のG−G断面を示す模式図である。セラミック
基板8a及び8bはセラミック材の材質特性上製作寸法
公差が大きいため、セラミック基板8a及び8b間の位
置固定がないと、組立て及び半田付け作業時にセラミッ
ク基板収納部84の片隅にセラミック基板のずれが発生
する危険性がある。本実施例では図17に示すx寸法
で、セラミック基板8aの製作寸法公差±0.4mm ,セ
ラミック基板8bの製作寸法公差±0.3mm ,セラミッ
ク基板収納部84の製作寸法公差±0.2mm,セラミッ
ク基板収納部84に同基板8a及び8bをセットするた
めのクリアランス0.1mm ,シリコンゲル13の浸透を
促しゲルボイド発生を回避するためのセラミック基板8
aと8b間の最小クリアランス0.5mm を合わせると、
最大1.5mm の位置ずれが発生する。y寸法では、セラ
ミック基板8a及び8bの製作寸法公差±0.25mm,
セラミック基板収納部84の製作寸法公差±0.15m
m,セラミック基板収納部84に同基板8a及び8bを
セットするためのクリアランス0.1mm を合わせると最
大0.5mm の位置ずれが発生する。
【0027】従来の治具を使用したケースとセラミック
基板の位置決め精度と比較し、y寸法では最大1/3以
下の精度にずれ発生を削減できるが、x寸法ではセラミ
ック基板8bがセラミック基板8aの誤差に累積される
ため依然ずれが大きく、図15に示すワイヤーボンディ
ングの座標認識において、x方向で認識マスク8mが座
標認識エリア8wを越えるため、ワイヤーボンディング
作業時にセラミック基板8a及び8bの導体パターンコ
ーナー7pの座標認識が困難となり、図16に示す座標
認識限界範囲のずれΔxを越えエラーが発生する。ま
た、主端子2bの配線面は樹脂成型時の同端子面たわみ
による位置ずれ,主端子2bのプレス加工時の端子端面
のだれによる樹脂のかぶりが発生し易いため、ワイヤー
ボンディングの座標認識基準位置を主端子2bの配線面
のコーナーとすることが困難であり、セラミック基板8
a及び8bの導体パターンコーナー7pを基準に、相対
座標として主端子2bのワイヤーボンディング位置を設
定する。そのため、セラミック基板8a及び8bの位置
ずれは、主端子2bのワイヤーボンディング位置に直接
影響してずれが発生し、ワイヤーボンディング時の接合
不良の要因となる。さらに、セラミック基板8a及び8
bは薄い(本実施例では0.28mm )ため同基板8a及
び8bの製作過程でそりが発生する。セラミック基板8
a及び8b間の位置固定がないと位置ずれが発生した
際、セラミック基板のそりのためセラミック基板8aと
8bの重なりが発生すると共に、同セラミック基板同士
の接触やセラミック基板収納部84の内壁との接触によ
り空隙96が発生する。空隙96は絶縁用のシリコンゲ
ル13を注入する際、シリコンゲル13の浸透を妨げ気
泡として残り易くゲルボイド99が発生し絶縁不良の原
因となる。また、セラミック基板8a及び8bと金属ベ
ース1bを半田付けするセラミック基板裏面の銅箔80
はセラミック基板の製作上、同基板端面94より内側
(本実施例では1mm)になるためセラミック基板8a及
び8bのそりが少ない時でも、前記基板8a及び8bが
基板収納部84の内壁と密着すると空隙97が生じ、前
述の空隙96と同様にシリコンゲル13の浸透を妨げ、
ゲルボイド99が発生する要因となる。特に、基板収納
部84の内壁とセラミック基板8aの二端面が接触する
コーナー98付近に残った気泡は放出しにくく、ゲルボ
イド99が発生し易い。
【0028】以上のことから、前述のセラミック基板収
納部81に設けた段差91は、セラミック基板8aと8
b間の接近できる位置を固定してセラミック基板相互の
干渉を阻止すると共に、治具なしでケースと個々のセラ
ミック基板の自己整合による位置決めを行い、且つ、ケ
ースとセラミック基板の位置決め精度を向上して、ワイ
ヤーボンディング作業時の座標認識を可能とし、基板の
ずれによる座標認識エラーと主端子2b配線面のワイヤ
ーボンディングの接合不良を回避するために必要であ
る。また、モジュール構成部品の中で製作寸法公差の最
も大きいセラミック基板の基板成型後の寸法偏差を測定
して、セラミック基板収納部の最適寸法を設定すること
により、ケースとセラミック基板の位置決め精度を従来
の1/4以下,最大値0.4mm 以下に向上できる。
【0029】突起92は、ケース6bとセラミック基板
8a及び8bの自己整合による位置決めを行うと同時
に、基板収納部内壁との密着を防止しセラミック基板の
外周に空隙95を設けてシリコンゲル13の浸透を促
し、ゲルボイド発生による絶縁不良を回避するために必
要である。さらに、セラミック基板8a及び8bを樹脂
枠で囲った基板収納部を構成することにより、半田21
の余分な流れを完全に阻止して半田不足と半田ボイド発
生を回避し、半田接合部の信頼性を向上できる。本実施
例で突起92は半円形状を示したが、幅の狭い角形又は
三角でも良く、空隙95を設ける突起形状及び突起の数
は図10に限定されない。
【0030】図8及び図9に示すパワー回路を構成する
セラミック基板8a及び8bと制御回路を搭載した回路
基板12bと、該パワー回路部を電気的に接続する連結
端子10b及び同連結端子10bを搭載した配線基板5
aは、個々に独立した基板構成とし、前述のセラミック
基板収納部81及び配線基板収納部82に配置する。配
線基板5aをパワー回路部から離して制御端子3b側の
一辺に配置し、制御回路基板12bの面積を縮小してパ
ワー回路の頭上に位置する制御回路を削減することによ
り、パワー回路のノイズの影響を軽減できる。また、シ
リコンゲル13を注入する際、制御回路基板12bの面
積縮小により前記回路基板でトラップされる気泡を削減
しゲルボイド発生を回避できる。制御回路を搭載した回
路基板12bとパワー回路部を電気的に接続する連結端
子10bは、制御端子4bの中間を一列に連続ピッチ
(本実施例では2.54mm)で配列し樹脂で固定した連結
端子10bを構成する。
【0031】図20に連結端子10b及び配線基板5a
の詳細図を示す。配線基板5aは微細パターンを作製で
きるプリント配線基板とし、ボンディングパッド5cを
設けワイヤーボンディングにより、パワー半導体素子9
と金属ワイヤー11で配線する。パワー回路を構成する
セラミック基板と前記の連結端子10bを搭載した配線
基板5aを分離し、ワイヤーボンディングにより金属ワ
イヤー11で配線することにより、セラミック基板8a
及び8bに前述の製作寸法公差と組立て上のクリアラン
スに伴う位置ずれが発生しても、制御回路基板12bと
接続する連結端子10bは影響されない。この配線基板
5aもセラミック基板収納部81と同じく、樹脂で囲っ
た配線基板収納部82を構成することにより、余分な半
田流れを完全に阻止して半田不足と半田ボイド発生を回
避すると共に、余分な半田流れによって誘発するセラミ
ック基板8a及び8bへの悪影響を防止できる。また、
前記配線基板収納部82の内壁にも突起92を設け配線
基板5aの自己整合による位置決めを行うと共に、配線
基板収納部82の内壁と配線基板5aの空隙95によ
り、シリコンゲル13の浸透を促しゲルボイド発生を回
避できる。
【0032】図22及び図23は本発明のIPMケース
を使用した組立て手順を示す断面図、図24はセラミッ
ク基板及び配線基板の位置決めと治具組立て状態を示す
斜視断面図、図25は前記図24の断面図である。IP
Mの組立ては図22(a)に示すベース一体型ケース6
bを使用し、まず、図24及び図25に示す組立てを行
う。組立ては、ベース一体型ケース6bに設けたセラミ
ック基板収納部81の金属ベース1bの上に半田シート
21を敷き、前述の基板収納部に設けた段差91と突起
92を基準にセラミック基板8a及び8bの自己整合に
よる位置決めとし、同セラミック基板8a及び8bを半
田シート21の上にセットする。半田シート21とセラ
ミック基板8a及び8bを収納した基板収納部81の内
壁にカーボン製の治具64を挿入し、ケース6bと治具
64の位置決めをする。この治具64に設けた角穴43
に半田シート20及びパワー半導体素子9をセットし、
さらにパワー半導体素子9のずれ防止と半田20のぬれ
広がりを良くするためウェイト44を乗せる。
【0033】ケース6bに設けたセラミック基板収納部
81を基準に、治具64を使用してパワー半導体素子9
の位置決めをすることにより、ケースとパワー半導体素
子9の位置決め精度を従来の1/10以下、最大値0.
25mm 以下に向上できる。連結端子10bを予め半田
付けした配線基板5aは、配線基板収納部82の金属ベ
ース1bの上に半田シート21を敷き、前述の突起92
を配線基板5aの自己整合を手段とする位置決めとし、
同配線基板5aを半田シート21の上にセットする。さ
らに、ケース6bの内側に垂直に立ちあげた制御端子4
bと連結端子10bに治具65を挿入し、ケース6bと樹
脂で固定された制御端子4bを基準に連結端子10bと
の端子間の位置決めをする。治具65に設けたスタンド
66は配線基板5aの上にウェイトとして乗せ、配線基
板5aの製作寸法誤差によるずれを防止すると共に、半
田21のぬれ広がりを良くする。上記の方法によりケー
ス6bの内側に組立てたセラミック基板8a及び8b,
パワー半導体素子9,配線基板5a、及び連結端子10
bは治具と共に一括でリフローして半田付けを行い、図
22(b)の状態とする。
【0034】半田付け作業(b)が終了したパワー半導
体素子9と、セラミック基板収納部81の両側に配置し
た主端子2bの配線面,パワー半導体素子9とセラミッ
ク基板8a及び8bの導体パターン,パワー半導体素子
9と配線基板5aに設けたボンディングパッド5c間を
ワイヤーボンディングにより金属ワイヤー11で配線し
(c)が終了する。次に、制御回路を搭載した回路基板
12bに設けたスルーホール穴に、前記連結端子10b
と制御端子4bを挿入し半田付けを行い(d)の状態と
する。連結端子10bをモジュールの一辺に配置し制御
回路基板12bを小型化すると共に、同基板12bのス
ルーホール穴を連続ピッチの配列とすることにより穴加
工精度及び端子への組立て作業性が向上できる。
【0035】図23(d)に示す配線及び半田付けが全
て終了したこのパッケージにシリコンゲル13を注入し
て硬化し(e)とする。さらに、フタ14bを取付け
(f)に示すIPMが完成する。
【0036】図26に完成したIPMの外観鳥瞰図を示
す。図27は、前記図26のH部フタ取付け構造を示す
斜視断面詳細図である。フタ14bに設けた内爪31は
バネ性をもってケース6bに設けた外爪32とセルフロ
ックで嵌合する、いわゆるスナップフィット構造であ
る。内爪31はフタ14bを樹脂成型した後の型抜きを
容易にするため、角穴33を内爪31の上部に設け樹脂
成型時のアンダーカットを回避する必要がある。図26
のH部に示す主端子2b間は寸法が狭く角穴33を設け
るとフタ14bの組立ての際、爪折れが発生する危険性
がある。そこで、主端子2b間の絶縁距離を確保すると
共に、内爪31の補強を兼ねたリブ34を角穴33の両
側に設けることにより、爪折れが防止できる。
【0037】(実施例2)図13は直線配置セラミック
基板収納部の詳細図を示す。実施例1は、セラミック基
板8a及び8bを交互にずらした配置構成による、セラ
ミック基板収納部81を示した。本実施例は、図14に
示すケースコーナー55の内壁とワイヤーボンディング
ツール56の干渉がない時や、セラミック基板の枚数が
さらに増えた時にセラミック基板収納部83に設けた突
起93によりセラミック基板8aとセラミック基板8b
間の位置決めができる。
【0038】本実施例では2枚のセラミック基板の配置
例を示したが、3枚以上のセラミック基板の配置におい
ては、実施例1の段差を設けたセラミック基板収納部8
1と突起を設けた基板収納部83の組合せも可能で図1
3に限定されない。また、セラミック基板間の位置決め
用突起93は先端が半円の細長形状を示したが、セラミ
ック基板8a及び8bのコーナーをガイドにした三角又
は円弧形状でも良く、図13に示す突起形状に限定され
ない。さらに、セラミック基板間の寸法が充分に取れる
時は、突起93を樹脂枠とし個々のセラミック基板収納
部を形成して、この基板間の樹脂枠に配線用の端子面を
配置しても良く、図13に示す樹脂枠及び突起形状に限
定されない。
【0039】なお、本実施例及び以下の各実施例のよう
なパワー半導体モジュールにおいては、セラミック基板
の外周に位置決め用の突起を設けても、同様にセラミッ
ク基板の位置決めが可能である。
【0040】(実施例3)図28はPMの構造を示す平
面図、図29は断面図である。ケース6cは制御端子3
cを除き、実施例1に示すケース6bと同一品である。
モジュールの入出力制御端子3cは、同端子をL形に折
り曲げケース6cの内側にボンディングパッド4cを構
成する。ケース6cの樹脂成型は、ケース6bを樹脂成
型する金型の制御端子4c部に金型用の入れ子を用いる
ことで、ケース6bと同一の金型でケース6cを樹脂成
型することが可能にできる。セラミック基板収納部81
は、実施例1と同一のセラミック基板8a及び8bによ
りパワー回路を構成できる。配線基板収納部82は実施
例1で示した連結端子を搭載した配線基板5aから、配
線専用のプリント配線基板5bを配置する。
【0041】図21に配線専用基板5bの平面詳細図を
示す。パワー回路を構成するパワー半導体素子9と配線
専用基板5bに設けたボンディングパッド5cをワイヤ
ーボンディングにより金属ワイヤー11で配線し、さら
に前記ボンディングパッド5cと制御端子3cに設けた
ボンディングパッド4cをワイヤーボンディングにより
金属ワイヤー11で配線することでPMが構成できる。
IPMとPMのパワー回路構成を共通化すると共に、金
属ワイヤー11の配線方向を統一し、配線専用基板5b
と前述のケース6cを使用することにより、IPMから
PMに製作展開が可能にできる。
【0042】(実施例4)図30はIPMの実施例を示
す平面図、図31は断面図である。実施例1は、制御回
路を搭載した回路基板をケース内側の空間部に設けたI
PM構造を示した。本実施例は、前述の配線基板収納部
82の幅寸法を広くし、該基板収納部に制御回路を搭載
した回路基板12cを配置した構成例を示す。制御端子
3dは実施例3に示す制御端子3cと同一品で、ケース
6dの内側にボンディングパッド4dを形成する。ケー
ス6dは、実施例1と同様に金属ベース1cの上に樹脂
で囲われた、セラミック基板収納部81及び配線基板収
納部82を設けたベース一体型ケースである。制御回路
を搭載した回路基板12cは、回路基板の両側にボンデ
ィングパッド5d及び5eを設け、配線基板を兼ねた配
線パターンを形成し配線基板収納部82に配置する。
【0043】制御回路基板12cの面積が十分に取れる
時は、同回路基板12cの上面のみで配線パターンを形
成し、金属ベース1cと半田付けできる。しかし、制御
回路基板12cの小型化を図るためには、制御回路基板
12cを多層プリント配線基板とし、配線パターンを多
層化する必要がある。多層プリント配線基板は、層間の
配線パターンの電気的な接続をスルーホールにより行う
ため、スルーホールがプリント配線基板の裏面にも露出
する。そのため、多層プリント基板を直接金属ベース1
cに半田付け又は、接着することが電気的に不可とな
る。本実施例は、配線基板収納部82の底面に樹脂層8
5を同基板収納部82の樹脂枠と共に形成することよ
り、多層プリント基板を使用した制御回路基板12cと
金属ベース1cの電気的な絶縁が可能にできる。制御回
路基板12cは、接着剤15で樹脂層85に固定する。
セラミック基板収納部81は、実施例1に示したパワー
半導体素子9,セラミック基板8a及び8bによりパワ
ー回路を構成する。パワー半導体素子9と制御回路基板
12cに設けたボンディングパッド5d、さらにボンデ
ィングパッド5eと制御端子3dに設けたボンディング
パッド4dの双方を、ワイヤーボンディングにより金属
ワイヤー11で配線することでIPMが構成できる。
【0044】また、実施例3と同じく制御回路基板12
cを配線専用基板に替えることにより、同一ケース6d
を使用してIPMからPMに製作展開が可能にできる。
制御回路基板12cを金属ベース1c上に配置すること
により、実施例1に示したシリコンゲル13の注入の
際、回路基板12cでトラップされる気泡をなくしゲル
ボイド発生を回避できると共に、注入するシリコンゲル
量を削減できる。また、パワー回路の頭上に位置する制
御回路基板12cがなくなり、パワー回路部で発生する
ノイズの影響を大幅に削減できる。
【0045】セラミック基板収納部81の組立ては、実
施例1と同じくカーボン製の治具64を使用しケース6
dとパワー半導体素子9の位置決めを行い、セラミック
基板8a及び8bは段差91及び突起92によりケース
6dと各基板の自己整合による位置決め行い、半田付け
をする。制御回路基板12cは、配線基板収納部82の
底面に接着剤15を塗布した後、同回路基板12cを配
線基板収納部82に挿入するだけで、同基板収納部82
に設けた突起92により治具なしで、回路基板12cの
自己整合による容易で高精度な位置決めが可能にでき
る。
【0046】(実施例5)図32はIPMの実施例を示
す平面図、図33は断面図である。実施例1は、セラミ
ック基板と配線基板を樹脂枠で囲った各基板専有の基板
収納部とセラミック基板収納部の両側に主端子の配線面
を設けた基板収納部の配置構造を示した。本実施例は、
図32の上部に位置する主端子2cをベース一体型ケー
ス6eの側壁内を上下に通して主端子2cの配線面をモ
ジュールの一辺に配置し、金属ベース1b及び制御端子
3bと共に樹脂で一体成型して、実施例1に示したケー
スコーナー55の内壁とワイヤーボンディングツール5
6の干渉を回避した構成例を示す。
【0047】また、前述のセラミック基板収納部と配線
基板収納部を一体化し一つの樹脂枠を形成した、基板収
納部86の構成例を示す。モジュールの外部入出力制御
端子3b及び4b,連結制御端子10b及び金属ベース
1bは実施例1と同一品である。連結端子10bを搭載
した配線基板5fは、該配線基板に突起88を形成して
樹脂枠86に設けた突起87と共に、セラミック基板8
cと8eの基板間の位置決めをする。さらに、前述の配
線基板5fに突起89を形成して、セラミック基板8c
及び8eと配線基板5f間の自己整合による位置決めを
すると共に、同基板間に空隙100を設けシリコンゲル
13の浸透を促し、ゲルボイド発生を回避する。
【0048】本実施例では、セラミック基板8c及び8
dと配線基板5f間の位置決めに配線基板5fに設けた
突起89を示したが、実施例2と同様に樹脂枠86から
突起を形成して、前述のセラミック基板8c及び8eと
配線基板5f間の自己整合による位置決めとしても良
い。また、実施例1に示した段差91を配線基板5f及
び樹脂枠86に設けセラミック基板8cと8dの基板間
の位置決めとしても良く、図32に示す突起形状及び数
に限定されない。さらに、突起89は配線基板5fの外
周及びセラミック基板8c及び8dの外周に設けても良
く、樹脂枠86と突起89によるケースと各基板の自己
整合による位置決め手段,樹脂枠86と各基板間の空隙
95及び空隙100を設けるための突起の構成は、図3
2に限定されない。
【0049】本実施例で配線基板5fは略台形の細長形
状を示したが、セラミック基板8c及び8dの一辺を囲
むL字形,二辺を囲むコの字形,セラミック基板間に突
起88を挿入した略T字形,セラミック基板8c及び8
dを収納する角穴と突起88及び89を設けた略ロの字
形でも良く、セラミック基板8c及び8dと配線基板5
fの基板間の自己整合による位置決め手段と配線基板5
fの形状は、図32に限定されない。
【0050】図32の組立ては、実施例1と同様に樹脂
枠86に設けた突起92と前述の突起87及び88を基
準に、セラミック基板8c及び8d,配線基板5fの自
己整合によるケース6eとの位置決めを行うと共に、実
施例1に示した治具64と同様の治具(図示せず)を使
用して、ケース6eとパワー半導体素子9の位置決めを
行うことができる。また、本実施例は前述の実施例3に
示したPM及び実施例4に示す金属ベース上にセラミッ
ク基板と制御回路を搭載した配線回路基板を配置したI
PM及びPMにも適応できる。
【0051】(実施例6)図34はフタ外爪取付け構造
を示す斜視断面詳細図である。実施例1では、フタが左
右内爪の嵌合構造を示した。本実施例は、外爪35をフ
タ14cの片側に設け、ケース6f側面にケースの内側
に貫通しない角穴36とケース上面にフタの外爪35を
収納し、挿入のための斜面39を備えた角穴37を前記
角穴36と接続してケース6fに内爪38を構成する。
前記フタ14cの片側を外爪35とすることにより、ケ
ース6fとフタ14cを一度嵌合するとフタ14cの着
脱を完全にロックする、キータイプの嵌合構造を構成で
きる。また、外爪35は実施例1で示した樹脂成型時の
型抜き用角穴33を設ける必要がなく、主端子2b間の
距離がさらに狭くなった場合にもリブ34を併用して爪
折れを防止できる。本実施例では、外爪35と嵌合する
ケース6fに角穴36を設けたが、丸穴でもよく外爪は
左右両側でもよい。
【0052】
【発明の効果】以上述べた、本発明のパワー半導体モジ
ュールの構造とその製造法により、従来の半田付け作業
を半分に削減でき、半田接合部及びワイヤーボンディン
グを施した金属ワイヤー接合部の信頼性を向上できる。
また、ゲルボイド発生を回避し容易で高精度な基板の自
己整合による位置決め手段とその構造により、信頼性及
び組立て作業性を大幅に向上でき、低コストで高信頼性
のモジュールを実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例によるIPM構造及び組立て過
程を示す鳥瞰図。
【図2】従来技術によるIPM構造の一例を示す平面
図。
【図3】従来技術によるIPM構造の一例を示す断面
図。
【図4】従来技術による半田付け作業内容を示す治具組
立て平面図。
【図5】従来技術による半田付け作業内容を示す治具組
立て断面図。
【図6】従来技術による半田付け作業内容を示す治具組
立て平面図。
【図7】従来技術による半田付け作業内容を示す治具組
立て断面図。
【図8】本発明の実施例によるIPM構造を示す平面
図。
【図9】本発明の実施例によるIPM構造を示す断面
図。
【図10】本発明の実施例によるセラミック基板収納部
詳細を示す平面図。
【図11】本発明の実施例によるセラミック基板間位置
決め詳細図。
【図12】本発明の実施例によるセラミック基板位置決
め断面詳細図。
【図13】本発明の実施例によるセラミック基板収納部
詳細を示す平面図。
【図14】本発明の実施例によるワイヤーボンディング
ツールとケースの取合い図。
【図15】本発明の実施例によるワイヤーボンディング
座標認識基準を示す模式図。
【図16】本発明の実施例によるワイヤーボンディング
座標認識境界を示す模式図。
【図17】従来技術によるセラミック基板収納部詳細を
示す平面模式図。
【図18】従来技術によるセラミック基板干渉状態を示
す断面模式図。
【図19】従来技術によるゲルボイド発生状態を示す断
面模式図。
【図20】本発明の実施例によるIPM配線基板収納部
詳細を示す平面図。
【図21】本発明の実施例によるPM配線基板収納部詳
細を示す平面図。
【図22】本発明の実施例によるIPM組立て手順を示
す断面図。
【図23】本発明の実施例によるIPM組立て手順を示
す断面図。
【図24】本発明の実施例によるIPM半田付けを示す
治具組立て斜視断面図。
【図25】本発明の実施例によるIPM半田付けを示す
治具組立て断面図。
【図26】本発明の実施例によるIPMを示す外観図。
【図27】本発明の実施例によるフタ嵌合構造を示す斜
視断面詳細図。
【図28】本発明の実施例によるPM構造を示す平面
図。
【図29】本発明の実施例によるPM構造を示す断面
図。
【図30】本発明の実施例によるIPM構造を示す平面
図。
【図31】本発明の実施例によるIPM構造を示す断面
図。
【図32】本発明の実施例によるIPM構造を示す平面
図。
【図33】本発明の実施例によるIPM構造を示す断面
図。
【図34】本発明の実施例によるフタ嵌合構造を示す斜
視断面詳細図。
【符号の説明】
1a…従来の金属ベース、1b…本発明の金属ベース、
1c…実施例を示す金属ベース、2a…従来の主端子、
2b…本発明の主端子、2c…実施例を示す主端子、3
a…従来のIPM制御端子、3b…IPM制御端子、3
c…PM制御端子、3d…実施例を示すIPM制御端
子、4a…従来のケース内側IPM制御端子、4b…ケ
ース内側IPM制御端子、4c…ケース内側PM制御端
子、4d…実施例を示すケース内側IPM制御端子、5
a…IPM配線基板、5b…PM配線基板、5c…ボン
ディングパッド、5d…回路基板ボンディングパッド
左、5e…回路基板ボンディングパッド右、5f…実施
例を示すIPM配線基板、6a…従来のケース、6b…
IPMベース一体型ケース、6c…PMベース一体型ケ
ース、6d,6e…実施例を示すIPMケース、6f…
実施例を示すケース、7a…従来のセラミック基板a、
7b…従来のセラミック基板b、7p…導体パターンコ
ーナー、8a…本発明のセラミック基板a、8b…本発
明のセラミック基板b、8c…実施例を示すセラミック
基板a、8d…実施例を示すセラミック基板b、8p…
座標基準点、8m…認識マスク、8w…認識エリア、9
…パワー半導体素子、10a…ピン端子、10b…連結
端子、11…金属ワイヤー、12a…従来の制御回路基
板、12b…本発明の制御回路基板、12c…実施例を
示す制御回路基板、13…シリコンゲル、14a…従来
のフタ、14b…本発明のフタ、14c…実施例を示す
フタ、15…接着剤、20…パワー素子下半田、21…
基板下半田、31…フタ内爪、32…ケース外爪、33
…フタ角穴、34…リブ、35…フタ外爪、36…ケー
ス角穴、37…角穴、38…ケース内爪、39…斜面、
40…治具溝、41…下治具、42…上治具、43…治
具角穴、44…素子ウェイト、51…治具嵌合部、55
…ケースコーナー、56…ツール、61…ガイド治具、
62…治具ピン、63…カバーウェイト、64…治具、
65…スタンド、71…取付け穴、72…ベース端面、
73…治具内側端面、80…基板裏面導体、81…段差
配置基板収納部、82…配線基板収納部、83…直線配
置基板収納部、84…模式配置基板収納部、85…樹脂
層、86…実施例を示す基板収納部、87…実施例を示
す樹脂枠側突起、88…実施例を示す基板間突起、89
…実施例を示す配線基板側突起、91…段差、92…位
置決め突起、93…基板間突起、94…基板端面、95
…壁面間空隙、96…そり空隙、97…空隙、98…コ
ーナー、99…ゲルボイド、100…基板間空隙。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 斎藤 隆一 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 佐々木 正貴 千葉県習志野市東習志野七丁目1番1号 株式会社日立製作所産業機器事業部内 (72)発明者 茂村 達也 茨城県日立市幸町三丁目1番1号 株式会 社日立製作所日立工場内 (72)発明者 鈴木 和弘 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内 (72)発明者 関根 茂樹 茨城県日立市大みか町七丁目1番1号 株 式会社日立製作所日立研究所内

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】金属ベースと、 前記金属ベース上に位置する複数の配線基板であって、
    前記複数の配線基板の内の第1の配線基板がパワー半導
    体素子を含むパワー回路部を備える前記複数の配線基板
    と、 前記複数の配線基板の内の少なくとも1配線基板が収納
    される樹脂部を備える基板収納部と、を有し、 前記1配線基板が、前記基板収納部の前記樹脂部の内壁
    を基準に、前記金属ベース上において自己整合的に位置
    決めされることを特徴とするパワー半導体モジュール。
  2. 【請求項2】請求項1において、前記複数の配線基板
    に、前記パワー回路部を制御する制御回路部を搭載する
    第2の配線基板が含まれることを特徴とするパワー半導
    体モジュール。
  3. 【請求項3】請求項1において、前記パワー回路部を制
    御する制御回路部を備え、前記複数の配線基板に、前記
    パワー回路部と前記制御回路部を電気的に接続する複数
    の制御端子を搭載する配線基板が含まれること特徴とす
    るパワー半導体モジュール。
  4. 【請求項4】請求項3において、前記パワー回路部と前
    記制御回路部を電気的に接続する前記複数の制御端子を
    搭載する前記配線基板が、前記パワー半導体モジュール
    の一辺に沿って配置されることを特徴とするパワー半導
    体モジュール。
  5. 【請求項5】請求項1において、前記1配線基板の少な
    くても二辺に沿った側面と対面する前記内壁と、前記1
    配線基板間との最小寸法が1.1mm 以下であることを特
    徴とするパワー半導体モジュール。
  6. 【請求項6】請求項1において、前記1配線基板の位置
    決め精度が最大値0.4mm 以下であることを特徴とする
    パワー半導体モジュール。
  7. 【請求項7】請求項1において、前記内壁は段差を有
    し、前記複数の配線基板は、前記基板収納部において交
    互にずらして配置され、かつ前記段差により前記複数の
    配線基板間の位置決めがなされることを特徴とするパワ
    ー半導体モジュール。
  8. 【請求項8】請求項1において、前記樹脂部は前記内壁
    において突起を有し、前記突起により前記1配線基板が
    位置決めされることを特徴とするパワー半導体モジュー
    ル。
  9. 【請求項9】請求項1において、前記1配線基板はその
    外周に突起を有し、前記突起により前記1配線基板が位
    置決めされることを特徴とするパワー半導体モジュー
    ル。
  10. 【請求項10】請求項4において、前記制御端子を一列
    に連続ピッチで配列し樹脂で固定して連結端子としたこ
    とを特徴とするパワー半導体モジュール。
  11. 【請求項11】請求項1において、さらに入出力制御端
    子を備え、前記複数の配線基板の内の少なくとも1つと
    前記入出力制御端子とを相互に配線する配線基板を有す
    ることを特徴とするパワー半導体モジュール。
  12. 【請求項12】請求項1において、前記複数の配線基板
    間を相互に配線する配線基板を有することを特徴とする
    パワー半導体モジュール。
  13. 【請求項13】請求項1において、前記基板収納部の底
    面に樹脂枠と一体の樹脂層を設け、前記1配線基板と前
    記金属ベースとの電気的絶縁部を構成したことを特徴と
    するパワー半導体モジュール。
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