JP4487706B2 - 移動式x線撮影装置 - Google Patents

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この発明は、移動可能な台車に、被検体にX線を照射するX線管を含むX線撮影用装備類、および、台車を動力移動させる運転を行なう台車運転手段を含む動力移動用装備類が搭載されている移動式X線撮影装置に係り、特に台車の操縦に伴う運転者の負担を軽減するための技術に関する。
病院等の医療機関で病室回診用等として用いられている従来の移動式X線撮影装置は、図10に示すように、移動可能な台車51に、被検体にX線を照射するX線管52や高圧電源(図示省略)等のX線撮影用装備類、および、台車51を電動移動させる運転を行なう長棒状の台車運転ハンドル(台車運転手段)53や走行用電動モータ54等の動力移動用装備類が搭載されているのに加え、台車51の電動移動やX線撮影に必要なエネルギーを供給するバッテリー55がX線撮影用装備類と動力移動用装備類の両方を兼ねるかたちで搭載されている。その他、台車51の後部には、フィルムなどのX線撮影用記憶媒体を装填したカセッテ(図示省略)を収納するカセッテ収納ボックス56もX線撮影用装備類の一つとして搭載されている(例えば特許文献1を参照。)。
図10の移動式X線撮影装置によりX線撮影を実行する場合、撮影技師などの運転者DRは台車運転ハンドル53を操作して台車51を操縦しながら台車51に付き添ってX線撮影対象の被検体(患者)の居る病室(撮影場所)まで歩いてゆく。台車51の車輪を走行用電動モータ54で回転させることにより病院の廊下を移動する台車51と共に運転者DRが一緒に徒歩で移動するのである。移動式X線撮影装置が病室に到着した後は、カセッテ収納ボックス56より未撮影のカセッテを取り出して被検体の背中側にセットしてから、X線管52からX線を照射してX線撮影を行なうことになる。
特開2000−60833号公報(第2〜3頁,図1〜図3)
しかしながら、上記従来の移動式X線撮影装置の場合、台車51の操縦に伴って運転者DRに相当大きな負担がかかるという問題がある。
移動式X線撮影装置が使われるのは規模の大きな病院であるのが普通であるので、勢い移動式X線撮影装置でX線撮影を行なう回数も多くなる。したがって、運転者DRは毎日のように、広い病院内を台車51を操縦しながら台車51と一緒に歩き回らなければならず、運転者DRの負担は決して少なくない。
それに、台車51を操縦する運転者DRは撮影技師であることが多いので、X線撮影を行なう前の段階で撮影技師に大きな負担がかかると、X線撮影の円滑な進行が妨げられることにもなりかねない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、台車の操縦に伴う運転者の負担を軽減することができる移動式X線撮影装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の移動式X線撮影装置は、移動可能な台車に、被検体にX線を照射するX線管を含むX線撮影用装備類、および、台車を動力移動させる運転を行なう台車運転手段を含む動力移動用装備類が搭載されている移動式X線撮影装置において、台車運転手段の運転を行なう運転者が搭乗する運転者搭乗手段が退避位置へ移動可能に台車に備えられ、運転者搭乗手段の先方に現出する物体と台車との離隔距離を測定する物体距離計測手段が運転者搭乗手段に配備されていると共に、運転者搭乗手段が退避位置から運転者が搭乗可能な位置にセットされている場合のみ物体距離計測手段の測距結果に基づいて台車の移動速度を制御することにより、運転者搭乗手段の先方に現出する物体との衝突を回避する衝突回避手段が動力移動用装備類に含まれていることを特徴とするものである。
(作用・効果)請求項1の発明の移動式X線撮影装置を移動させる場合は、被検体にX線を照射するX線管を含むX線撮影用装備類、および、台車を動力移動させる操縦を行なう台車運転手段を含む動力移動用装備類が搭載されている移動可能な台車に、運転者が台車に備えられている運転者搭乗手段で搭乗する。そして、運転者は台車に搭乗したまま動力移動用装備類の一つである台車運転手段を操作し台車を動力移動させる運転を行なって台車を操縦する。運転者の操縦に応じて他の動力移動用装備類が作動して、台車は運転者を搭乗させたままで運転者の操縦通りに移動してゆく。
即ち、請求項1の発明の移動式X線撮影装置の場合、被検体にX線を照射するX線管を含むX線撮影用装備類、および、台車を動力移動させる操縦を行なう台車運転手段を含む動力移動用装備類が搭載されている移動可能な台車に、台車運転手段の操作を行なう運転者が搭乗する運転者搭乗手段が備えられていて、運転者が台車に搭乗したまま台車運転手段の操作により台車を動力移動させる運転を行なって台車を操縦すると、運転者の操縦に応じて他の動力移動用装備類が作動し、台車は運転者を搭乗させたままで運転者の操縦通りに移動する。
したがって、運転者は台車に付き添って歩かずとも、運転者が台車に乗ったままで台車を移動させられる。その結果、台車の操縦に伴う運転者の負担は軽減される。
また、請求項の発明は、移動式X線撮影装置において、運転者搭乗手段が退避位置へ移動可能であるものである。
(作用・効果)請求項の発明の装置の場合、装置を使用する上で運転者搭乗手段を退避させる必要がある時(運転者搭乗手段が装置格納の妨げになる時や、運転者搭乗手段が台車を非搭乗で操縦するのに妨げになる時など)は、運転者搭乗手段を退避位置へ移動させられるので、運転者搭乗手段が装置使用の妨げとなることはない。
また、請求項の発明は、請求項1からのいずれか1つに記載の移動式X線撮影装置において、運転者搭乗手段が台車から取り外し可能であるものである。
(作用・効果)請求項の発明の装置の場合、装置を使用する上で運転者搭乗手段を取り外す必要がある時(運転者搭乗手段が装置格納の妨げになる時や、運転者搭乗手段が台車を非搭乗で操縦するのに妨げになる時など)は、運転者搭乗手段を台車から取り外せるので、運転者搭乗手段が装置使用の妨げとなることはない。
また、請求項の発明は、請求項に記載の移動式X線撮影装置において、運転者搭乗手段の先に現出する物体の離隔距離を測定する物体距離計測手段が運転者搭乗手段に配備されていると共に、運転者搭乗手段の先に現出する物体の衝突を物体距離計測手段の測距結果に基づいて台車の移動速度を制御することにより回避する衝突回避手段が動力移動用装備類に含まれているものである。
(作用・効果)請求項4の発明の装置の場合、運転者搭乗手段に配備されている物体距離計測手段によって、運転者搭乗手段の先方に現出する物体の離隔距離が測定されると共に、動力移動用装備類に含まれている衝突回避手段によって、物体距離計測手段の測距結果に基づいて台車の移動速度を制御することにより運転者搭乗手段の先方に現出する物体との衝突が回避されるので、台車を運転者搭乗手段の先方に現出する物体と衝突させることなく、台車を安全に移動させられる。
また、請求項の発明は、請求項1またはに記載の移動式X線撮影装置において、物体距離計測手段は、運転者搭乗手段の斜め先方に現出する物体に対しても離隔距離の計測を行なうと共に、衝突回避手段は、運転者搭乗手段の斜め先方に現出する物体に対しても衝突回避を行なうものである。
(作用・効果)請求項の発明の装置の場合、物体距離計測手段による離隔距離の計測は運転者搭乗手段の斜め先方に現出する物体に対しても行なわれると共に、衝突回避手段による衝突回避は運転者搭乗手段の斜め先方に現出する物体に対しても行なわれるので、台車を運転者搭乗手段の斜め先方に現出する物体にも衝突させることなく、台車をより安全に移動させられる。
この発明の移動式X線撮影装置の場合、被検体にX線を照射するX線管を含むX線撮影用装備類、および、台車を動力移動させる操縦を行なう台車運転手段を含む動力移動用装備類が搭載されている移動可能な台車に、台車運転手段の操作を行なう運転者が搭乗する運転者搭乗手段が備えられていて、運転者搭乗手段で運転者が台車に搭乗したまま台車運転手段の操作により台車を動力移動させる運転を行なって台車を操縦すると、運転者の操縦に応じて他の動力移動用装備類が作動して、台車は運転者を搭乗させたままで運転者の操縦通りに移動する。したがって、運転者は台車に付き添って歩かずとも、運転者が台車に乗ったままで台車を移動させることができる。
よって、この発明の移動式X線撮影装置によれば、台車の操縦に伴う運転者の負担を軽減することができる。
以下、この発明の移動式X線撮影装置の一実施例を説明する。図1は実施例1に係る医用移動式X線撮影装置(以下、適宜「装置」と略記)の運転者搭乗移動中の状態を横から見て示す立面図、図2は実施例1の装置の運転者搭乗移動中の状態を上から見て示す平面図、図3は実施例1の装置の運転者非搭乗移動中の状態を横から見て示す部分立面図、図4は実施例1の装置の台車移動およびX線撮影の制御系統の構成を中心に示すブロック図である。
実施例1の移動式X線撮影装置は、4輪タイプで後輪駆動型の移動可能な台車1に、被検体MにX線を照射するX線管2等のX線撮影用装備類、および、台車1を電動移動させる運転を行なう長棒状の台車運転ハンドル(台車運転手段)3や右・左の後輪4A,4Bを回転させる右・左の走行用電動モータ5A,5B等の電動移動用装備類が搭載されている他、台車走行およびX線撮影に必要なエネルギーを供給するバッテリー6がX線撮影用装備類と電動移動用装備類を兼ねるかたちで搭載されている。また、台車1の背部にはフィルムなどのX線撮影用記憶媒体を装填したカセッテを収納するカセッテ収納ボックス(図示省略)もX線撮影用装備類の一つとして搭載されている。
X線管2は台車1の正面寄り中央に立設された垂直支柱7に昇降可能に配設されている水平アーム8の先端に取り付けられている。X線撮影を行なう時は、水平アーム8をX線管2ごと台車1の正面側に向ける構成とされている。
X線撮影の実行に必要な操作を行なう撮影操作パネル9は、X線撮影用装備類の一つとして台車1の後寄り上面に配設搭載されている。撮影操作パネル9による入力操作でX線管2の管電圧・管電流などの撮影条件の設定や、X線照射の指令などが行なえる。
さらに、高圧電源(図示省略)を含むX線照射制御部10が、やはりX線撮影用装備類の一つとして台車1に搭載されていて、X線照射制御部10は、撮影操作パネル9による操作にしたがってX線管2がバッテリー6から必要なエネルギーの供給を受けながら被検体MにX線を照射する制御を行なう。
実施例1の装置によりX線撮影を実行する場合、カセッテ収納ボックスより未撮影のカセッテを取り出し、図4に一点鎖線で示すように、被検体Mの背中側にカセッテCTをセットしてから、X線管2によるX線照射を行なう。そうすると、被検体Mの透過X線像がフィルムに写し込まれる。X線撮影の済んだカセッテCTはカセッテ収納ボックスへ戻される。
また、実施例1の装置を別の場所へ移動させる場合、運転者DRは長棒状の台車運転ハンドル3を操作して操縦し台車1を移動先へ走行させる。実施例1の装置の場合、運転者DRによる台車運転ハンドル3の操作に応じて、モータ回転速度制御部12が右・左の走行用電動モータ5A,5Bの回転方向と回転速度をそれぞれ制御する。さらに右・左の走行用電動モータ5A,5Bの回転態様に応じて右・左の後輪4A,4Bが回転することによって、台車1が運転者DRの操縦の通りに移動する。台車1の移動に必要なエネルギー、換言すれば、右・左の後輪4A,4Bの駆動に必要なエネルギーもバッテリー6から供給される。
台車運転ハンドル3は、図5に示すように、ブレーキ解除バー11Aと台車操縦バー11Bとからなる。ブレーキ解除バー11Aには圧力センサ等を利用した解除動作感知センサー13が設けられている。台車操縦バー11Bでは右端寄りと左端寄りの位置に、内側と外側に別れて配置された二つの圧力検出素子15a,15bからなる右圧力センサ14Aと、内側と外側に別れて配置された二つの圧力検出素子16a,16bからなる左圧力センサ14Bとが配設されている。
なお、実施例1の装置の場合、右・左の走行用電動モータ5A,5Bへの駆動電力供給が断たれていることで台車1のブレーキが掛かり、右・左の走行用電動モータ5A,5Bへの駆動電力供給が行なわれていることで台車1のブレーキが解除されるブレーキ方式とされている。このブレーキ方式における右・左の走行用電動モータ5A,5Bへの駆動電力供給の断続制御は、ブレーキ制御部17がブレーキ解除バー11Aの操作に応じて行なう。
運転者DRが台車1を運転する時は、運転者DRは両方の手でブレーキ解除バー11Aと台車操縦バー11Bの両方を纏めて握り締める。ブレーキ解除バー11Aが運転者DRの手で握り締められると、解除動作感知センサー13からブレーキ解除信号が出力されるのを受けてブレーキ制御部17が右・左の走行用電動モータ5A,5Bへの駆動電力供給を開始するので、台車1のブレーキは解除される。
また、運転者DRは両手で台車操縦バー11Bを握って台車1を移動させたい方に押したり、引いたりする。右圧力センサ14Aの圧力検出素子15a,15bや、左圧力センサ14Bの圧力検出素子16a,16bは、台車操縦バー11Bの押される向きと強さに応じた圧力検出信号をモータ回転速度制御部12へ出力する。
モータ回転速度制御部12は右圧力センサ14Aの圧力検出素子15a,15bや、左圧力センサ14Bの圧力検出素子16a,16bの圧力検出信号に基づき、右・左の走行用電動モータ5A,5Bの回転方向と回転速度を制御して右・左の後輪4A,4Bを回転駆動し、台車操縦バー11Bの操縦の通りに台車1を移動させる。
台車1の運転を止める時は、運転者DRが左右の手をブレーキ解除バー11Aと台車操縦バー11Bから離す。ブレーキ解除バー11Aから運転者DRの手が離れると、解除動作感知センサー13から出力されていたブレーキ解除信号が消滅するのを受けてブレーキ制御部17が右・左の走行用電動モータ5A,5Bへの駆動電力供給を停止する。右・左の走行用電動モータ5A,5Bの回転が直ちに止まるので、右・左の後輪4A,4Bの回転が止まって台車1が停止すると同時に、台車1にブレーキが掛けられる。
さらに、実施例1の装置は、図1や図2に示すように、台車運転ハンドル3の運転を行なう運転者DRが搭乗する運転者搭乗台(運転者搭乗手段)18が台車1に装備されている点を構成上の顕著な特徴としている。この運転者搭乗台18は基端側辺を支点として回動可能に軸支されていて、運転者DRが搭乗する時は運転者搭乗台18が実線で示すように水平姿勢にセットされ、装置を使用する上で妨げとなる時は、運転者搭乗台18が、図1に矢印RAで示すように、台車1の背面の退避位置へ移動させて起立姿勢にセットされる。
加えて、実施例1の装置は、移動中に台車1の正面に現出する物体および斜め正面に現出する(他の患者や移動中の医療器具類等の)物体と台車1との離隔距離を測定する測距センサ(物体距離計測手段)19A〜19Dが台車1に配備されている。測距センサ19A,19Bが台車1の正面に現出する物体の離隔距離を検出し、測距センサ19C,19Dが台車1の斜め正面に現出する物体の離隔距離を検出する。測距センサ19A〜19Dとしては、超音波式距離センサや、赤外線式距離センサなどが例示される。
そして、これらの測距センサ19A〜19Dは測距離信号はモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17に送られると共に、測距センサ19A〜19Dの測距信号に基づいてモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17が台車1の正面や斜め正面に現出する物体との衝突を台車1の移動速度を制御することによって回避する構成とされている。
具体的には、測距センサ19A〜19Dで測定される物体の離隔距離が一定以下であれば、モータ回転速度制御部12は物体の離隔距離に応じて右・左の走行用電動モータ5A,5Bの回転を落として台車1を減速させる。また、測距センサ19A〜19Dで測定される物体の離隔距離が更に短い危険距離以下となれば、ブレーキ制御部17が右・左の走行用電動モータ5A,5Bへの駆動電力供給を停止する。台車1は後述するように安全停止させられる。したがって、物体との衝突が回避され、台車1を安全に移動させられる。
さらに、実施例1の装置は、移動中に運転者搭乗台18の先方に現出する物体および運転者搭乗台18の斜め先方に現出する物体と台車1との離隔距離を測定する測距センサ(物体距離計測手段)20A〜20Dが運転者搭乗台18の先縁部に配備されている。測距センサ20A,20Bが運転者搭乗台18の先方に現出する物体の離隔距離を検出し、測距センサ20C,20Dが運転者搭乗台18の斜め先方に現出する物体の離隔距離を検出する。測距センサ20A〜20Dとしては、超音波式距離センサや、赤外線式距離センサなどが例示される。
そして、これらの測距センサ20A〜20Dも測距離信号はモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17に送られると共に、測距センサ20A〜20Dの測距信号に基づいて、やはりモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17が運転者搭乗台18の先方に現出する物体および運転者搭乗台18の斜め先方に現出する物体との衝突を台車1の移動速度を制御することによって回避する構成とされている。
具体的には、測距センサ20A〜20Dで測定される物体の離隔距離が一定以下であれば、モータ回転速度制御部12は物体の離隔距離に応じて右・左の走行用電動モータ5A,5Bの回転を落として台車1を減速させる。また、測距センサ20A〜20Dで測定される物体の離隔距離が更に短い危険距離以下となれば、ブレーキ制御部17が右・左の走行用電動モータ5A,5Bへの駆動電力供給を停止する。台車1が急停止しないように、測距センサ20A〜20Dは障害物を事前に予測して、装置が障害物に近づくと徐々にモータの回転を落とし、障害物手前では装置は安全停止させられる。したがって、物体との衝突が回避され、台車1を安全に移動させられる。
つまりモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17は衝突回避手段を兼ねているのである。
なお、測距センサ20A〜20Dの場合、測距信号は運転者搭乗台18が水平姿勢にセットされている時だけ、測距信号送信スイッチ21が閉じてモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17に送出される。運転者搭乗台18が退避位置へ移動中の時、あるいは、運転者搭乗台18が退避位置に留まっている時は、測距信号送信スイッチ21が開いて測距信号はモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17に送出されない。そして、測距信号送信スイッチ21の開閉動作は運転者搭乗台18の移動動作と連動して行なわれる構成とされている。
続いて、実施例1の装置で移動運転を行なう場合について説明する。実施例1の装置を運転者が搭乗して運転(運転者搭乗運転)する場合は、図1や図2に示すように、運転者搭乗台18を水平姿勢にセットしておいて、運転者DRが運転者搭乗台18に乗ったままで台車運転ハンドル3を握り締めて運転し台車1を操縦移動させる。
なお、実施例1の装置では、台車1の移動時は運転者搭乗台18が後尾側となるので、運転者搭乗台18で搭乗中の運転者DRも後尾側となる。その結果、搭乗中の運転者DRの視界には常に台車1があるので、運転者DRは台車1の状況を常時確認しながら運転することができる。
また、実施例1の装置を運転者が搭乗しないで運転(運転者非搭乗運転)する場合は、図3に示すように、運転者搭乗台18を退避位置に移動させて起立姿勢にセットしておいて、運転者DRが台車1に付き添って歩きながら台車運転ハンドル3を握り締めて運転し台車1を操縦移動させる。
以上に述べた構成を有する実施例1の装置の場合、被検体MにX線を照射するX線管2を含むX線撮影用装備類、および、台車1を動力移動させる操縦を行なう台車運転ハンドル3を含む動力移動用装備類が搭載されている移動可能な台車1に、台車運転ハンドル3の操作を行なう運転者DRが搭乗する運転者搭乗台18が備えられていて、運転者搭乗台18で運転者DRが台車1に搭乗したまま台車運転ハンドル3の操作により台車1を動力移動させる運転を行なって台車1を操縦すると、運転者DRの操縦に応じて他の動力移動用装備類が作動し、台車1は運転者DRを搭乗させたままで運転者DRの操縦通りに移動する。したがって、運転者DRは台車1に付き添って歩かずとも、運転者DRが台車1に乗ったままで台車1を移動させることができる。
よって、実施例1の移動式X線撮影装置によれば、台車1 の操縦に伴う運転者DRの負担を軽減することができる。
加えて、実施例1の装置の場合、装置を使用する上で運転者搭乗台18の退避が必要な時(運転者搭乗台18が装置格納の妨げになる時や、運転者搭乗台18が台車1を非搭乗で操縦するのに妨げになる時など)は、運転者搭乗台18を台車1の背面の退避位置へ移動させられるので、運転者搭乗台18が装置使用の妨げとなることはない。
続いて、実施例2の移動式X線撮影装置を説明する。図6は実施例2の装置の運転者搭乗移動中の状態を横から見て示す立面図、図7は実施例2の装置の運転者非搭乗移動中の状態を横から見て示す立面図である。図8は実施例2の装置の運転者非搭乗移動中の別の状態を横から見て示す部分立面図である。
実施例2の装置は、運転者搭乗台22の前側上部に立設された支柱23の上部間に掛け渡されるかたちで台車運転ハンドル3が配置されているのに加え、図6に矢印RBで示すように、運転者搭乗台22を台車運転ハンドル3と支柱23ごと台車1の方へ押し込むことにより台車1の下部の退避位置へ移動可能となっている以外は、実施例1の装置と同様のものであるので、相違する点だけを説明し、共通する点の説明は省略する。
実施例2の装置の場合、運転者搭乗台22は台車1と台車運転ハンドル3の間に位置するので、運転者DRも運転者搭乗台22で乗車して運転する時は、運転者DRは台車1と台車運転ハンドル3の間で運転を行なうことになると共に、台車1の移動時は運転者搭乗台22が台車1の先頭側になる。
次に、実施例2の装置で移動運転を行なう場合について説明する。実施例2の装置を運転者搭乗運転する場合は、図6に示すように、運転者搭乗台22を台車1の下部の退避位置から引き出しておいて、運転者DRが運転者搭乗台22に乗ったままで台車運転ハンドル3を握り締めて運転し台車1を操縦移動させる。
そして、実施例2の装置では、上述のように台車1の移動時は運転者搭乗台22が台車1の先頭側となるので、運転者搭乗部22で搭乗中の運転者も先頭側となる。その結果、搭乗中の運転者の視界が台車1で遮られることがないので、運転者DRは進路の状況を常時確認しながら運転することができる。
また、実施例2の装置を運転者非搭乗運転する場合は、通常、図7に示すように、運転者搭乗台22を退避位置に移動させておいて、運転者DRが台車1に付き添って歩きながら台車運転ハンドル3を握り締めて運転し台車1を操縦移動させる。しかし、実施例2の装置を運転者非搭乗運転する場合、図8に示すように、運転者搭乗台22を退避位置に移動させずに引き出した状態のままで運転することも可能である。
なお、測距センサ20A〜20Dについては、実施例1の場合と同様、測距信号は運転者搭乗台22が完全に引き出されている時だけ、測距信号送信スイッチ21が閉じてモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17に送出され、運転者搭乗台18が退避位置へ移動中の時、あるいは、運転者搭乗台22が退避位置に留まっている時は、測距信号送信スイッチ21が開いて測距信号はモータ回転速度制御部12やブレーキ制御部17に送出されない構成とされている。
この発明は、上記の実施例に限られるものではなく、以下のように変形実施することも可能である。
(1)実施例1,2の装置の場合、運転者搭乗台18,22を退避位置に移動できる構成であったが、運転者搭乗台18,22を取り外し可能である他は、実施例1,2と同様の構成の装置が、変形例として挙げられる。この変形例の装置の場合も、運転者搭乗台18,22が邪魔な時は取り外し、運転者搭乗台18,22が装置の利用の妨げとなることを回避できる利点を有する
(2)実施例2の装置において、図9に示すように、運転操作ハンドル3の両側に台車1の横や後を映す一対のサイドミラー24,24が取り付けられている以外は、実施例2と同様の構成の装置が、変形例として挙げられる。
運転者搭乗移動中、運転者DRはサイドミラー24で横や後の状況を監視しながら運転できるので、より安全に台車1を操縦できる。
この変形例の装置の場合、各サイドミラー24は蝶番24Aで開き角度を調整することでミラー面に映る範囲を変更できる構成とされている。
加えて、各サイドミラー24は支軸24Bを回転中心として全体が回転可能に軸支されている構成とされている。したがって、例えばサイドミラー24が運転の妨げになる時は、図9中に一点鎖線で示すように、サイドミラー24を180°回転させて退避位置へ移動させることができる。
(3)実施例1,2の装置の場合、台車1には被検体MのX線透過像を検出する2次元X線検出器は搭載されていなかったが、被検体MのX線透過像を検出するフラットパネル型X線検出器などの2次元X線検出器がX線管2に対向する配置で台車1に搭載されている他は、実施例1,2と同様の構成の装置が、それぞれ、変形例として挙げられる。
(4)実施例1,2の装置の場合、台車1が後輪駆動型であったが、台車1は前輪駆動型、或いは全輪駆動型であってもよい。
(5)実施例1,2の装置は、医用の装置であったが、この発明は、医用に限らず、工業用や原子力用にも適用することができる。
実施例1に係る移動式X線撮影装置の運転者搭乗移動中の状態を横から見て示す立面図である。 実施例1の装置の運転者搭乗移動中の状態を上から見て示す平面図である。 実施例1の装置の運転者非搭乗移動中の状態を横から見て示す部分立面図である。 実施例1の装置の台車移動およびX線撮影の制御系統の構成を中心に示すブロック図である。 実施例1の装置の台車移動の制御系統の構成を詳細に示すブロック図である。 実施例2の装置の運転者搭乗移動中の状態を横から見て示す立面図である。 実施例2の装置の運転者非搭乗移動中の状態を横から見て示す立面図である。 実施例2の装置の運転者非搭乗移動中の別の状態を横から見て示す部分立面図である。 実施例2の変形例に係る装置のサイドミラーを示す斜視図である。 従来の移動式X線撮影装置を示す立面図である。
符号の説明
1 …台車
2 …X線管
3 …台車運転ハンドル(台車運転手段)
12 …モータ回転速度制御部(衝突回避手段)
17 …ブレーキ制御部(衝突回避手段)
18,22 …運転者搭乗台(運転者搭乗手段)
20A〜20D …測距センサ(物体距離計測手段)
M …被検体

Claims (5)

  1. 移動可能な台車に、被検体にX線を照射するX線管を含むX線撮影用装備類、および、台車を動力移動させる運転を行なう台車運転手段を含む動力移動用装備類が搭載されている移動式X線撮影装置において、台車運転手段の運転を行なう運転者が搭乗する運転者搭乗手段が退避位置へ移動可能に台車に備えられ、運転者搭乗手段の先方に現出する物体と台車との離隔距離を測定する物体距離計測手段が運転者搭乗手段に配備されていると共に、運転者搭乗手段が退避位置から運転者が搭乗可能な位置にセットされている場合のみ物体距離計測手段の測距結果に基づいて台車の移動速度を制御することにより、運転者搭乗手段の先方に現出する物体との衝突を回避する衝突回避手段が動力移動用装備類に含まれていることを特徴とする移動式X線撮影装置。
  2. 移動可能な台車に、被検体にX線を照射するX線管を含むX線撮影用装備類、および、台車を動力移動させる運転を行なうハンドルを含む動力移動用装備類が搭載されている移動式X線撮影装置において、ハンドルの運転を行なう運転者が搭乗する運転者搭乗手段が台車とハンドルとの間に備えられ、運転者搭乗手段が退避位置へ移動可能であることを特徴とする移動式X線撮影装置。
  3. 請求項に記載の移動式X線撮影装置において、運転者搭乗手段の先方に現出する物体と台車との離隔距離を測定する物体距離計測手段が運転者搭乗手段に配備されていると共に、運転者搭乗手段の先方に現出する物体との衝突を物体距離計測手段の測距結果に基づいて台車の移動速度を制御することにより回避する衝突回避手段が動力移動用装備類に含まれている移動式X線撮影装置。
  4. 請求項1またはに記載の移動式X線撮影装置において、物体距離計測手段は、運転者搭乗手段の斜め先方に現出する物体に対しても離隔距離の計測を行なうと共に、衝突回避手段は、運転者搭乗手段の斜め先方に現出する物体に対しても衝突回避を行なう移動式X線撮影装置。
  5. 請求項1からのいずれか1つに記載の移動式X線撮影装置において、運転者搭乗手段が台車から取り外し可能である移動式X線撮影装置。
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