JP2018164608A - 超音波診断装置 - Google Patents

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神山 直久
Naohisa Kamiyama
直久 神山
侑子 金山
Yuko Kanayama
侑子 金山
裕章 清水
Hiroaki Shimizu
裕章 清水
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Abstract

【課題】移動する超音波診断装置に対し、適切な対処が可能となる超音波診断装置を提供する。【解決手段】超音波診断装置1は、超音波診断装置1の移動を可能にする移動部材と、超音波診断装置1の移動方向側における超音波診断装置の周囲の状況を取得する第一のセンサ10及び第二のセンサ11を含んで構成される監視部と、前記周囲の状況を通知する表示デバイス6と、を備える。第一のセンサ10や第二のセンサ11は、例えばカメラや超音波センサである。表示デバイス6には、例えばカメラで取得された画像や、例えば床の段差や障害物などの移動に伴う危険因子が表示される。【選択図】図1

Description

本発明は、可搬性を有する超音波診断装置に関する。
超音波診断装置は、X線CT装置やMRI装置などの他の医用画像撮影装置と比べると小型であり、車輪を備えていて、病院内を自由に移動させることが可能である(例えば、特許文献1参照)。
特開2011−229624号公報
しかし、このように超音波診断装置は、比較的小型で可搬性があるとはいうものの、運搬者の身長によっては前方が見難いほどの大きさであることがある。また、運搬者の身長によらず、足元は見難い。従って、運搬者が床の段差などに気づかずに、超音波診断装置に大きな物理的衝撃を与えるおそれがある。また、運搬車が、子供や車椅子など低いものを見落とし、病院内の事故につながるおそれがある。さらに、大型な超音波診断装置は、移動時の慣性力により、停止や方向転換が難しいことがある。
上記課題を解決するためになされた一の観点の発明は、超音波診断装置の移動を可能にする移動部材と、前記超音波診断装置の移動方向側における前記超音波診断装置の周囲の状況を取得するセンサを含んで構成される監視部と、を備える超音波診断装置である。例えば、超音波診断装置は、互いに対向する第一の部分及び第二の部分を有し、前記第一の部分は、前記超音波診断装置の移動方向側に位置し、前記第二の部分は、第二の部分側に位置するユーザーが前記超音波診断装置を移動させるための力を加えるために接触する接触部を有し、前記センサは、前記ユーザー側とは反対側である前記超音波診断装置の移動方向側における周囲の状況を取得する。
また、他の観点の発明は、上記一の観点の発明において、さらに前記周囲の状況を通知する通知部を備える超音波診断装置である。前記通知部は、前記ユーザーに対して前記周囲の状況を通知する。
また、他の観点の発明は、上記一の観点の発明において、さらに制御部と、前記移動部材による移動を制動する制動部材と、を備えており、前記移動部材は、車輪を含み、前記制動部材は、車輪の回転を制動するブレーキを含み、前記監視部は、前記センサによって取得された前記周囲の状況の中から、前記記憶デバイスに記憶された危険因子を特定する危険因子特定部を有し、前記制御部は、前記危険因子特定部によって危険因子が特定されると、前記ブレーキを制御する超音波診断装置である。
上記一の観点の発明によれば、前記センサによって前記超音波診断装置の周囲の状況が取得されるので、取得された周囲の状況に応じて、移動する超音波診断装置に対し、適切な対処が可能となる。このような対処により、超音波診断装置の移動に伴って生じる危険を回避することができる。
また、他の観点の発明によれば、前記周囲の状況が前記通知部によって通知されるので、超音波診断装置を移動させるユーザーは、その位置から直接見ることが困難である周囲の状況を把握することができる。これにより、ユーザーは、移動する超音波診断装置に対し、適切な対処が可能となる。
また、他の観点の発明によれば、危険因子特定部によって危険因子が特定されると、車輪の回転を制動するブレーキが制御されるので、移動時に生じ得る危険を回避することができる。
本発明の第一、第二実施形態における超音波診断装置を示すブロック図である。 実施形態における超音波診断装置の外観の一例を示す斜視図である。 第二実施形態における制御デバイスの機能を示すブロック図である。 危険因子を示すイラスト及び文字の一例が表示された表示デバイスを示す図である。 第二実施形態の変形例における超音波診断装置を示すブロック図である。 第三実施形態における超音波診断装置を示すブロック図である。 第三実施形態における制御デバイスの機能を示すブロック図である。 実施形態における制御デバイスの機能の他例を示すブロック図である。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第一実施形態)
先ず、第一実施形態について説明する。図1に示す超音波診断装置1は、超音波プローブ2、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4、表示処理部5、表示デバイス6、操作デバイス7、制御デバイス8、記憶デバイス9、第一のセンサ10、第二のセンサ11及びバッテリー12を備える。超音波診断装置1は、コンピュータ(computer)としての構成を備えている。
図2には、超音波診断装置1の外観の一例が示されている。ただし、超音波プローブ2は図示省略されている。超音波診断装置1は、筐体部13を備え、この筐体部13に超音波プローブ2が接続されるようになっている。筐体部13には、第一のセンサ10及び第二のセンサ11が設けられている。また、筐体部13内には、制御デバイス8、記憶デバイス9及びバッテリー12が格納されている。後述するように、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4、表示処理部5の機能が回路などのハードウェアで実行される場合、これら回路が筐体部13に格納されている。
筐体部13の下部には4つの車輪(図2では3つのみ図示)14が設けられている。この車輪14により、超音波診断装置1の移動が可能となっている。車輪14は、本発明における移動部材の実施の形態の一例である。
また、超音波診断装置1は、筐体部13から上方に向かって延びる背板15を備え、この背板15の上部には、表示デバイス6及び操作デバイス7が設けられている。これにより、表示デバイス6及び操作デバイス7は、筐体部13に対して上方において保持されている。また、背板15の上部には、把持部材16が設けられている。背板15及び把持部材16は、後述の背面部19に設けられている。
把持部材16は、ユーザーが超音波診断装置1を移動させるための力を加えるために把持する部材である。把持部材16は、本発明における接触部の実施の形態の一例である。
図1に戻り、超音波プローブ2は、アレイ(array)状に配置された複数の超音波振動子(図示省略)を有して構成され、これら超音波振動子によって被検体に対して超音波を送信し、そのエコー信号を受信する。
送受信ビームフォーマ3は、超音波プローブ2から所定の送信条件で超音波を送信するための電気信号を、制御デバイス8からの制御信号に基づいて超音波プローブ2に供給する。また、送受信ビームフォーマ3は、超音波プローブ2で受信したエコー信号について、制御デバイス8からの制御信号に基づいて、A/D変換、整相加算処理等の信号処理を所定の受信条件で行ない、信号処理後のエコーデータをエコーデータ処理部4へ出力する。
エコーデータ処理部4は、送受信ビームフォーマ3から出力されたエコーデータに対し、例えば、対数圧縮処理、包絡線検波処理を含むBモード処理を行い、Bモードデータを作成する。ただし、エコーデータ処理部4は、ドプラ(doppler)処理など、他の処理を行ってもよい。
表示処理部5は、エコーデータ処理部4において得られたデータをスキャンコンバータ(scan converter)によって走査変換して超音波画像の画像データを作成する。また、表示処理部5は、画像データに基づく超音波画像を表示デバイス6に表示させる。画像データは、例えばBモード画像データであり、超音波画像は例えばBモード画像である。ただし、これに限られるものではない。
表示デバイス6は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro−Luminescence)ディスプレイなどである。表示デバイス6の画面6Aには、超音波画像が表示される。画面6Aには、超音波画像以外の画像が表示されてもよい。例えば、画面6Aには、第一のセンサ10及び第二のセンサ11によって得られた画像が表示される。表示デバイス6は、本発明における通知部、視覚デバイス及び表示デバイスの実施の形態の一例である。
表示デバイス6は、図2に示すように、操作デバイス7に対してアーム17を介して設けられている。このアーム17により、画面6Aが向く方向を変えることができるようになっている。
操作デバイス7は、操作者からの入力を受け付ける。操作者からの入力には、指示や情報の入力が含まれる。操作デバイス7は、キーボード7A、ポインティングデバイス7B、複数の操作ボタン7C及び複数の操作つまみ7Dなどを含んで構成される。また、操作デバイス7は、例えばタッチパネル式のモニター7Eを含んでいる。このモニター7Eには、例えば操作用のボタン(図示省略)が表示されるようになっている。ユーザーは、モニター7Eに表示されたボタンを押すことにより、入力を行なうことができるようになっている。
ただし、図2に示された操作デバイス7は一例であり、図示のものに限られるものではない。操作デバイス7は、本発明における視覚デバイス及び入力デバイスの実施の形態の一例である。
制御デバイス8は、超音波診断装置1を制御する回路であり、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサーである。制御デバイス8は、記憶デバイス9に記憶されたプログラムを読み出し、超音波診断装置1の各部を制御する。例えば、制御デバイス8は、記憶部9に記憶されたプログラムを読み出し、読み出されたプログラムにより、上述した送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4及び表示処理部5の機能を実行させる。
制御デバイス8は、送受信ビームフォーマ3の機能のうちの全て、エコーデータ処理部4の機能のうちの全て及び表示処理部5の機能のうちの全ての機能をプログラムによって実行してもよいし、一部の機能のみをプログラムによって実行してもよい。制御デバイス8が一部の機能のみを実行する場合、残りの機能は回路等のハードウェアによって実行されてもよい。
なお、送受信ビームフォーマ3、エコーデータ処理部4及び表示処理部5の機能は、回路等のハードウェアによって実現されてもよい。
記憶デバイス9は、非一過性の記憶媒体及び一過性の記憶媒体を含む。非一過性の記憶媒体は、例えば、HDD(Hard Disk Drive:ハードディスクドライブ)、ROM(Read Only Memory)などの不揮発性の記憶媒体である。非一過性の記憶媒体は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの可搬性の記憶媒体を含んでいてもよい。制御デバイス8によって実行されるプログラムは、非一過性の記憶媒体に記憶されている。
一過性の記憶媒体は、RAM(Random Access Memory)などの揮発性の記憶媒体である。
記憶デバイス9は、本発明における記憶デバイスの実施の形態の一例である。
第一のセンサ10及び第二のセンサ11は、図2に示すように、筐体部13において、背板15とは反対側の側面に設けられている。ここで、超音波診断装置1において、第一のセンサ10及び第二のセンサ11が設けられた部分を正面部18とする。また、超音波診断装置1において、正面部18と対向する部分であって背板15及び把持部材16を有する部分を背面部19とする。正面部18は、本発明における第一の部分の実施の形態の一例であり、背面部19は、本発明における第二の部分の実施の形態の一例である。
第一のセンサ10及び第二のセンサ11は、本例では上下方向に並んで配置されており、第二のセンサ11よりも第一のセンサの方が上方に設けられている。
第一のセンサ10及び第二のセンサ11は、カメラで構成される。カメラは、例えば超音波診断装置1の周囲からの光を検出するCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどの撮像素子である。超音波診断装置1の周囲からの光は、本発明における周囲からの電磁波の一例である。
第一のセンサ10及び第二のセンサ11は、正面部18側における超音波診断装置1の周囲の状況を撮像する。正面部18は、後述するように超音波診断装置1の移動方向側に位置しているので、第一のセンサ10及び第二のセンサ11は、超音波診断装置1の移動方向側における移動に伴う周囲の状況を撮像する。第1のセンサ10及び第二のセンサ11は、本発明におけるセンサ及び監視部の実施の形態の一例である。
第二のセンサ11は、超音波診断装置1が置かれた床面又は床面により近い部分を撮像する。また、第一のセンサ10は、第二のセンサ11によって撮像される部分よりも上方の部分を撮像する。第一のセンサ10の撮像範囲及び第二のセンサ11の撮像範囲は、互いに重なっていてもよいが、異なる範囲を含んでいる。
第一のセンサ10及び第二のセンサ11からの信号は、制御デバイス8へ入力される。そして、第一のセンサ10及び第二のセンサ11から制御デバイス8へ入力された信号に基づいて、表示処理部5が表示デバイス6に画像を表示させる。
バッテリー12は、制御デバイス8へ電力を供給する。バッテリー12からの電力は、制御デバイス8を介して表示デバイス6、操作デバイス7、第一のセンサ10及び第二のセンサ11を含む超音波診断装置1の各部へ供給されてもよい。また、バッテリー12からの電力は、制御デバイス8を介さずに、表示デバイス6や操作デバイス7を含む超音波診断装置1の各部へ直接供給されてもよい。
次に、本例の超音波診断装置1の作用について説明する。ここでは、ユーザーが、例えば病院などの施設内において、ある場所から別の場所へ超音波診断装置1を移動させる場合の作用について説明する。超音波診断装置1は、バッテリー12の電力によって駆動するモードになる。ユーザーは、このモードの状態で、第一のセンサ10及び第二のセンサ11が設けられた正面部18を前に向け、超音波診断装置1を移動させる。
より詳細には、ユーザーは、超音波診断装置1の移動方向側である正面部18とは反対側の背面部19側に立ち、把持部材16を持って超音波診断装置1を押すことにより、超音波診断装置1を移動させる。この時、ユーザーは正面部18とは反対側に立つので、例えば表示デバイス6の画面6Aをユーザー側、すなわち背面部19側に向けた状態で超音波診断装置1を移動させる。ユーザーは、アーム17を回動させることにより、画面6Aをユーザー側に向けることができる。
第一のセンサ10及び第二のセンサ11により、ユーザー側とは反対側である超音波診断装置1の移動方向側における超音波診断装置1の周囲の画像が得られ、この画像が画面6Aに表示される。ユーザーは、この画面6Aの画像を見ながら、超音波診断装置1を移動させる。超音波診断装置1の周囲の画像の表示は、本発明における周囲の状況の通知の実施の形態の一例である。
本例の超音波診断装置1によれば、ユーザーは、その位置から直接見ることが困難である位置の画像、すなわち超音波診断装置1の移動方向側における超音波診断装置1の周囲の画像を見ながら超音波診断装置1を移動させることができる。従って、超音波診断装置1の移動時に生じ得る様々な危険を回避することができる。
(第二実施形態)
次に、第二実施形態について説明する。以下、第一実施形態と同一事項については、説明を省略する。
本例の超音波診断装置1も、図1及び図2に示す超音波診断装置と同一の構成を有するが、制御デバイス8は、図3に示す危険因子特定部81の機能を実行する。この危険因子特定部81は、第一のセンサ10及び第二のセンサ11によって取得された画像の中から、危険因子を特定する。この危険因子は、超音波診断装置1の移動に伴って生じ得る危険因子である。危険因子特定部81は、本発明における危険因子特定部の実施の形態の一例である。第一のセンサ10、第二のセンサ11及び危険因子特定部81は、本発明における監視部の実施の形態の一例である。
危険因子は、記憶デバイス9に記憶されている。危険因子としては、例えば床の段差、超音波診断装置1から所要の距離の範囲内に存在する物体(障害物)が存在すること、床の傾斜などが挙げられる。障害物には、物だけではなく人も含まれる。危険因子特定部81は、例えば第一のセンサ10によって取得された画像に基づいて、正面の障害物を特定する。また、危険因子特定部81は、例えば第二のセンサ11によって取得された画像に基づいて、床の段差や床の傾斜を特定する。危険因子特定部81は、第二のセンサ11によって取得された画像に基づいて、高さがあまりなく床に近い部分の障害物を特定してもよい。
本例の作用について説明する。本例では、超音波診断装置1の移動時において、危険因子特定部81は、第一のセンサ10及び第二のセンサ11によって取得された画像の中から、前記危険因子を特定する。危険因子特定部81により危険因子が特定されると、表示処理部5は、表示デバイス6の画面6Aに、特定された危険因子を文字やイラストなどで表示する。例えば、危険因子として段差が特定された場合、表示処理部5は、図4に示すように、注意を促すイラストI及び「段差注意!」の文字C(記号「!」を含む)を画面6Aに表示させる。ただし、図4は一例であり、図示されたイラスト及び文字に限られるものではない。危険因子の表示は、本発明における周囲の状況の通知の実施の形態の一例である。
本例では、第一のセンサ10及び第二のセンサ11によって取得された画像は表示されてもよいし表示されなくてもよい。
本例によれば、ユーザーがその位置から直接見ることが困難である位置における危険因子が表示されるので、第一実施形態と同様に、超音波診断装置1の移動時に生じ得る様々な危険を回避することができる。
次に、第二実施形態の変形例について説明する。先ず、第一変形例について説明する。図5に示すように、超音波診断装置1は、スピーカー20を有していてもよい。スピーカー20は、本発明における通知部及び聴覚デバイスの実施の形態の一例である。
この第一変形例では、危険因子特定部81により危険因子が特定されると、スピーカー20から特定された危険因子を知らせる音声が出力される。例えば、危険因子として段差が特定された場合、スピーカー20から「段差に注意してください」など、段差に対して注意を喚起する音声が流れる。ただし、単にアラーム音がスピーカー20から出力されてもよい。危険因子を知らせる音声の出力は、本発明における周囲の状況の通知の実施の形態の一例である。
次に、第二変形例について説明する。第一のセンサ10及び第二のセンサ11は、超音波センサであってもよい。超音波センサは、超音波診断装置1の移動方向側における超音波診断装置1の周囲へ向けて超音波を出力し、反射した超音波を検出する。危険因子特定部81は、反射した超音波の検出に基づいて、危険因子を特定する。
(第三実施形態)
次に、第三実施形態について説明する。以下、第一、第二実施形態と同一事項については、説明を省略する。
本例では、超音波診断装置1は、図6に示すようにブレーキ21を備える。ブレーキ21は、電動で作動して、車輪14(図6では図示省略)の回転を制動する。ブレーキ21は、本発明における制動部材及びブレーキの実施の形態の一例である。
また、制御デバイス8は、図7に示すように、危険因子特定部81の機能のほか、ブレーキ制御部82の機能を実行する。ブレーキ制御部82は、ブレーキ21の制動を制御する。ブレーキ制御部82は、本発明における制御部の実施の形態の一例である。
表示処理部5は、第二実施形態と同様に危険因子を表示させるほか、ブレーキ21を作動させるためのユーザーによる入力を受け付けるボタンB(図示省略)をモニター7Eや画面6Aに表示させる。ボタンBは、モニター7Eや画面6Aに表示されるものに限られず、操作ボタン7Cであってもよい。ボタンBが表示されるモニター7E、画面6A及び操作ボタン7Cは、本発明における入力デバイスの実施の形態の一例である。
本例の作用について説明する。超音波診断装置1の移動時において、危険因子特定部81により危険因子が特定されると、表示処理部5は、第二実施形態と同様に、特定された危険因子を表示する。また、第二実施形態の変形例と同様に、特定された危険因子を知らせる音声がスピーカー20から出力されてもよい。
また、危険因子が特定されると、表示処理部5は、ボタンBをモニター7Eや画面6Aに表示させる。ただし、操作ボタン7CがボタンBである場合、ボタンBはモニター7Eや画面6Aに表示されなくてもよい。
危険因子を知ったユーザーがボタンBを押すと、ブレーキ制御部82はブレーキ21を作動させる。これにより、ブレーキ21は車輪14の回転を制動し、超音波診断装置1を停止させる。
本例によれば、ユーザーがその位置から直接見ることが困難である位置において危険因子が存在している場合、ユーザーはその危険因子を認識してブレーキ21を作動させることができる。これにより、第一、第二実施形態と同様に、超音波診断装置1の移動時に生じ得る様々な危険を回避することができる。
この第三実施形態においても、第一のセンサ10及び第二のセンサ11で取得された画像が表示デバイス6等に表示されてもよい。この場合、ユーザーは、表示デバイス6等に表示された画像において危険因子を認識した場合、例えば操作ボタン7Cを押してブレーキ21を作動させてもよい。
また、この第三実施形態においても、第二実施形態の第二変形例と同様に、第一のセンサ10及び第二のセンサ11は、超音波センサであってもよい。
次に、第三実施形態の変形例について説明する。危険因子特定部81により危険因子が特定されると、ユーザーがボタンBを押さなくても、ブレーキ制御部82がブレーキ21を作動させてもよい。これにより、ユーザーの入力によらずに、自動的にブレーキを作動させることができる。この場合、表示処理部5は、危険因子を表示しても表示しなくてもよい。
以上、本発明を前記実施形態によって説明したが、本発明はその主旨を変更しない範囲で種々変更実施可能なことはもちろんである。例えば、第一のセンサ10及び第二のセンサ11が設けられる位置は、図2に図示された位置に限られるものではない。第一のセンサ10及び第二のセンサ11は、超音波診断装置1の移動方向側における超音波診断装置1の周囲の状況を取得できるようになっていればよい。
また、第一実施形態においても、第二実施形態と同様に、危険因子が表示されたり、危険因子を知らせる音声が出力されたりしてもよい。また、第一実施形態においても、第三実施形態と同様に、ブレーキ21が作動して超音波診断装置1を停止させてもよい。
また、表示デバイス6の画面6Aが床面と平行な角度となった状態で、表示デバイス6をアーム17によって保持できるようになっていてもよい。この場合、画面6Aを上側に向けることができるようになっていることが望ましい。これにより、上側に向いた画面6Aに危険因子が表示されることにより、この表示をユーザーが確認することができる。
また、表示デバイス6やモニター7Eに、超音波診断装置1が設置された施設内における超音波診断装置1の位置を示すマップが表示されてもよい。この場合、制御デバイス8は、図8に示すように、超音波診断装置1の位置を特定する位置特定部83の機能を実行する。
ちなみに、図8では危険因子特定部81とブレーキ制御部82が示されているが、いずれか一方の機能と位置特定部83の機能が実行されるようになっていてもよいし、あるいは位置特定部83の機能のみが実行されるようになっていてもよい。
位置特定部83は、例えば前記施設内に設置された無線通信装置からの信号を受信し、この信号に基づいて施設内における超音波診断装置1の位置を特定する。表示処理部5は、表示デバイス6に施設内の地図を表示し、この地図上に、位置特定部83によって特定された位置を表示する。
また、上記各実施形態においては、超音波診断装置1の周囲の状況を取得するセンサとして、第一のセンサ10及び第二のセンサ11が設けられているが、センサの数はこれに限られるものではない。また、センサは、カメラや超音波センサに限られるものではない。例えば、センサには、赤外線を出力して反射された赤外線を受信するセンサなども含まれる。
また、危険因子特定部81によって危険因子が特定された場合、危険因子の表示及び危険因子の音声出力とともに、又はこれらに代えて、キーボード7A、ポインティングデバイス7B、複数の操作ボタン7C及び複数の操作つまみ7Dが光るようになっていてもよい。これは、本発明における周囲の状況の通知の一例である。
1 超音波診断装置
6 表示デバイス
7 操作デバイス
8 制御デバイス
9 記憶デバイス
10 第一のセンサ
11 第二のセンサ
12 バッテリー
14 車輪
16 把持部材
18 正面部
19 背面部
20 スピーカー
81 危険因子特定部
82 ブレーキ制御部
83 位置特定部

Claims (14)

  1. 超音波診断装置の移動を可能にする移動部材と、
    前記超音波診断装置の移動方向側における前記超音波診断装置の周囲の状況を取得するセンサを含んで構成される監視部と、
    を備える超音波診断装置。
  2. 互いに対向する第一の部分及び第二の部分を有する超音波診断装置であって、前記第一の部分は、前記超音波診断装置の移動方向側に位置し、前記第二の部分は、該第二の部分側に位置するユーザーが前記超音波診断装置を移動させるための力を加えるために接触する接触部を有し、前記センサは、前記ユーザー側とは反対側である前記超音波診断装置の移動方向側における周囲の状況を取得する、請求項1に記載の超音波診断装置
  3. 前記周囲の状況を通知する通知部を備える、請求項1又は2に記載の超音波診断装置。
  4. 前記通知部は、ユーザーの視覚に訴える視覚デバイス及びユーザーの聴覚に訴える聴覚デバイスのうち少なくとも一方で構成される、請求項3に記載の超音波診断装置。
  5. 前記視覚デバイスは、超音波画像を表示する表示デバイス及びユーザーの入力を受け付ける入力デバイスのうち少なくとも一方で構成される、請求項4に記載の超音波診断装置。
  6. 制御部と、
    前記移動部材による移動を制動する制動部材と、
    を備えており、
    前記移動部材は、車輪を含み、
    前記制動部材は、車輪の回転を制動するブレーキを含み、
    前記監視部は、前記センサによって取得された前記周囲の状況の中から、前記記憶デバイスに記憶された危険因子を特定する危険因子特定部を有し、
    前記制御部は、前記危険因子特定部によって危険因子が特定されると、前記ブレーキを制御する、
    請求項1〜5のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  7. 前記センサは、前記周囲からの電磁波又は超音波を検出する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  8. 前記センサは、カメラ又は超音波センサである、請求項1〜7のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  9. 前記通知部は、前記カメラによって取得された画像を表示する、請求項8に記載の超音波診断装置。
  10. 前記移動部材による移動に伴う危険因子を記憶する記憶デバイスを備えており、
    前記監視部は、前記センサによって取得された前記周囲の状況の中から、前記記憶デバイスに記憶された危険因子を特定する危険因子特定部を有し、
    前記通知部は、前記周囲の状況のうち、前記危険因子特定部によって特定された前記危険因子を通知する、請求項1〜9のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  11. 前記通知部によって通知された前記周囲の状況に応じたユーザーによる入力を受け付ける入力デバイスと、
    前記入力デバイスにおける入力に基づいて前記超音波診断装置を制御する制御部と、
    を備える請求項1〜10のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  12. 前記移動部材による移動を制動する制動部材を備えており、
    前記移動部材は、車輪を含み、
    前記制動部材は、車輪の回転を制動するブレーキを含み、
    前記制御部は、前記ブレーキを制御する、
    請求項11に記載の超音波診断装置。
  13. 前記超音波診断装置の位置を特定する位置特定部と、
    該位置特定部によって特定された位置を表示する表示デバイスと、
    を備える請求項1〜12のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
  14. 前記監視部及び前記通知部へ電力を供給するバッテリーを備える、請求項1〜13のいずれか一項に記載の超音波診断装置。
JP2017063097A 2017-03-28 2017-03-28 超音波診断装置 Pending JP2018164608A (ja)

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