JP5429794B2 - アシストモータ付き走行車両 - Google Patents

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左右一対の歪ゲージ付のハンドルを把持して機体の走行操作を行うアシストハンド走行車両に関するもので、操作性を高めるものである。
乗用走行形態のリーチフォーク車両において、メータパネル上の前輪駆動スイッチのON,OFF操作によって、電動モータを駆動して前輪を駆動回転する技術(例えば、特許文献1参照)が知られている。
特開2000−281298号公報(第2頁、図1)
左右一対の歪ゲージ(ロードセル)付のバーハンドルを把持して機体の走行操作を行う形態のアシストモータ付き走行車両にあっては、ハンドルに不用意に触れただけで発進したり、発進走行操作時に、左右のハンドル相互間の操作タイミングに誤差を生じ易く、又、左右モータの単純なON,OFF制御のみでは円滑で正確な走行、及び操向を維持し難い。
請求項1に記載の発明は、各歪ゲージ1を有して突出される左右一対のハンドル2の操作により、この操作力に応じたモータ3出力によって左右各別の輪4を駆動回転して走行するアシストモータ付き走行車両において、左右の各ハンドル2の把持状態を検出する把持センサ5を設け、この左右把持センサ5による把持検出と、前記左右の歪ゲージ1の歪非検出状態時においてのみ走行発進可能状態とし、該走行発進可能状態を経た後、続く左右いずれか、又は両方の歪ゲージ1の歪検出によって発進走行することを特徴とするアシストモータ付き走行車両の構成とする。
左手で左側のハンドル2を把持し、右手で右側のハンドル2を把持することによって、各ハンドル2を把持手で前後に押し引き等の操作して、機体の走行、乃至操向を行うことができる。この把持手によるハンドル2の操作力によって、左右のモータ3の出力を制御して、各対向の輪4を回転駆動してハンド走行操作をアシストする。
左右のハンドル2を作業者が把持することによって把持センサ5によって検知される。このとき、各ハンドル2を把持しただけでは、歪ゲージ1による操作力は検出されず、モータ3も電動起動されない。そして、このように左右の把持センサ5が、いずれも検出されているときは走行発進可能の状態となり、この時歪ゲージ1の歪が検出されていないため発進走行はしないが、発進開始直前の状態となる。この走行発進可能状態を経た後、左右両側の歪ゲージ1がハンドル2操作力に基づく歪みを検出することによって、この歪ゲージ1と同側の各々のモータ3が同側の輪4を回転駆動して、発進走行する。左右いずれか一側の歪ゲージ1が歪みを検出するときは、同側の輪4のみ駆動されて機体は左右方向へ旋回、乃至操向される走行状態となり、左右両歪ゲージ1が同方向の同量の歪みを検出するときは、左右の輪4を同量回転駆動して、機体を直進状態に走行することができる。
請求項2に記載の発明は、前記発進走行後に、左右いずれかの把持センサ5が非検出となると、非検出となった側のモータ3をフリー回転状態、又はモータ3に微小の回転抵抗を付加した状態に制御し、左右両歪ゲージ1が非検知状態になるか、又は、左右両把持センサ5が非検知状態になった場合は、左右両モータ3を減速し停止させるよう制御することを特徴とする。
前記のように、左右の把持センサ5がハンドル2把持を検出して、かつ、左右の歪ゲージ1が歪みを検出しないときにおいてのみ発進可能の状態となり、この状態から左右いずれか、又は両方の歪ゲージ1が歪みを検出することによって発進走行が開始されることとなるが、このようにして一旦発進走行を開始した後に、ハンドル2の把持を開放する等により左右いずれかの把持センサ5が非検出状態となったときは、この非検出となった側のモータ3の連動駆動をフリー回転の状態、又はモータ3に微小の回転抵抗を付加した状態となるよう制御する。
又、この状態で前記検出していなかった側の把持センサ5が、把持を検出すると、前記のように通常の左右両手でハンドル2を把持している状態に復帰し、左右の歪ゲージ1の歪に応じた駆動を行う。
又、左右両歪ゲージ1が非検出状態になるか、又は、左右両把持センサ5が非検出状態となったときは、左右両モータ3を減速、乃至停止させる。
請求項3に記載の発明は、各歪ゲージ1を有して突出される左右一対のハンドル2の操作により、この操作力に応じたモータ3出力によって左右各別の輪4を駆動回転して走行するアシストモータ付き走行車両において、左右の各ハンドル2の把持状態を検出する把持センサ5を設け、左右いずれかの把持センサ5が検出して、かつ、これと同側の歪ゲージ1が検出状態のときは、この歪ゲージ1が検出状態になってから所定時間は、この歪ゲージ1を非検出状態として制御処理し、所定時間内に左右両把持センサ5が検出されたときにのみ走行発進可能状態とし、該走行発進可能状態を経た後、続く左右いずれか、又は両方の歪ゲージ1の歪検出によって発進走行することを特徴とする。
発進可能状態にするには、前記のように左右両方の把持センサ5が検出状態、かつ、左右の歪ゲージ1が非検出の状態にあることを要する。即ち、歪ゲージ1を歪ませないように左右両ハンドル2を把持しなければならないが、先に把持した側の歪ゲージ1が検知状態になったときにも、所定時間内に他側のハンドル2を把持して左右両把持センサ5を検出状態にした場合には、発進走行可能状態とし、該走行発進可能状態を経た後、その時の歪ゲージ1の検出による発進走行制御出力を行わせる。
請求項1に記載の発明は、左右一対のハンドル2を把持操作して発進走行させるアシストモータ付き走行車両において、左右両方のハンドル2を把持して、この左右のハンドル2による歪ゲージ1の非検出状態から、検出状態の移行によって発進走行制御されるものであるから、操作、及び構成を簡単にすることができ、的確で正確な発進を行わせることができ、安全性を高めることができる。
請求項2に記載の発明は、前記のように左右の把持センサ5がハンドル2把持を検出して、かつ、左右の歪ゲージ1が歪みを検出しない状態においてのみ発進可能の状態として、この状態から左右いずれかの歪ゲージ1が歪みを検出することによって、発進走行が開始されることとなるが、このようにして一旦発進走行を開始した後に、何らかの原因で左右片側のハンドル2の把持を開放する等によって、左右いずれかの把持センサ5が非検出状態となったときは、この側のモータ3を回転フリーの状態、又はモータ3に微小の回転抵抗を付加した状態に制御するので、急減速したり急旋回したりすることがなく円滑な操向を行わせることができる。又、前記のように操作把持中の左右いずれかのハンドル2把持を開放できるため操作を楽に、容易に行うことができる。更には、左右両歪ゲージ1が非検出状態になるか、又は、左右両把持センサが非検出状態になった場合には、左右両モータ3を減速、乃至停止させることによって、安全な走行状態を維持することができる。
請求項3に記載の発明は、左右いずれかの把持センサ5と、これと同側の歪センサ1が検出状態のときは、この歪ゲージ1が検出状態になってから所定時間は、この歪ゲージ1を非検出状態として制御処理し、所定時間内に左右両把持センサ5が検出されたときのみに走行発進可能状態となるので、先に左右いずれかの歪センサ1に操作力を加えた後、所定時間内に他側のハンドル2を把持して把持センサ5を検出させた場合には発進走行可能状態となり、該走行発進可能状態を経た後、続く左右いずれか、又は両方の歪ゲージ1の歪検出によって発進走行するので、歪ゲージ1に操作力を加えないよう注意しながら左右両方のハンドル2を把持しなければならないというわずらわしさがなく、必要以上に注意を払う必要がなくなり、誤操作や誤発進を防止して正確な操作を容易に行うことができる。
ハンドル部の正面図と、側面図。 発進走行操作のブロック図。 リフターの側面図。 その一部の作動状態を示す側面図。 その平面図。 その正面図。 運搬車の側面図。
図面に基づいて、把持センサ5、及び歪ゲージ1を、アシストモータ付き走行リフタや、アシストモータ付き走行運搬車等に実施した形態を説明する。前記アシストモータ付き走行リフタは、車体10の中央部にガイドタワー11を立設して、このガイドタワー11にリフトフォーク12を取付ける取付ブラケット13を昇降自在に案内させて、このガイドタワー11に沿って上下に伸縮するリフトシリンダ14によって昇降させる。前記車体10の底部には、リフトフォーク12の左右外側部に沿うように前方に張出したリーチレッグ15を有し、この左右の各リーチレッグ15の前端部にモータ3によって駆動回転する輪4を軸装する。又、車体10の後部には操向揺動自在のキャスタ輪16を設けている。
前記ガイドタワー11の後側に、ハンドルブラケット17を介して、後端に横方向へ突出するバーハンドル形態のハンドル2を有したハンドルフレーム18を取付ける。このハンドル2の下側の車体10上に、バッテリー19や、このバッテリー19によって駆動される正逆転形態の左右一対のモータ3、前記リフトシリンダ14等に油圧を送るための油圧ポンプ20、及びこのモータ等を搭載して、これらの後側上部をカバー21で覆っている。前記リフトフォーク12を昇降するための操作レバー22を設けて、リフトシリンダ14の油圧回路の制御弁を切替操作することによって、昇降制御できる。前記輪4を連動回転する左右の各モータ3は、車体10後部の左右側部に搭載して、前方のリーチレッグ15内に張設のチェン27を掛け渡して連動する。各モータ3は、ハンドル2によって操作される操作力を歪ゲージ1で検出して、この歪ゲージ1の検出値に応じたモータ3出力として、左右各対応の輪4を駆動して走行する。
ここにおいて、各歪ゲージ1を有して突出される左右一対のハンドル2の操作により、この操作力に応じたモータ3出力によって左右各別の輪4を駆動回転して走行するアシストモータ付き走行車両において、左右の各ハンドル2の把持状態を検出する把持センサ5を設け、この左右把持センサ5による把持検出と、前記左右の歪ゲージ1の歪非検出状態時においてのみ走行発進可能状態とし、該走行発進可能状態を経た後、続く左右いずれか、又は両方の歪ゲージ1の歪検出によって発進走行することを特徴とするアシストモータ付き走行車両の構成とする。
左手で左側のハンドル2を把持し、右手で右側のハンドル2を把持することによって、各ハンドル2を把持手で前後に押し引き等の操作して、機体の走行、乃至操向を行うことができる。この把持手によるハンドル2の操作力によって、左右のモータ3の出力を制御して、各対向の輪4を回転駆動してハンド走行操作をアシストする。
左右のハンドル2を作業者が把持すれば把持センサ5によって検知される。このとき、各ハンドル2を把持しただけでは、歪ゲージ1による操作力は検出されず、モータ3も電動起動されない。そして、このように左右の把持センサ5が、いずれも検出されているときは走行発進可能の状態となり、この時歪ゲージ1の歪が検出されていないため発進走行はしないが、発進開始直前の状態となる。そこで、左右両側の歪ゲージ1がハンドル2操作力に基づく歪みを検出することによって、この歪ゲージ1と同側の各々のモータ3が同側の輪4を回転駆動して、発進走行する。左右いずれか一側の歪ゲージ1が歪みを検出するときは、同側の輪4のみ駆動されて機体は左右方向へ旋回、乃至操向される走行状態となり、左右両歪ゲージ1が同方向の同量の歪みを検出するときは、左右の輪4を同量回転駆動して、機体を直進状態に走行することができる。又、歪ゲージ1の歪量が大きいほど走行速度は速くなり、左右の輪4の回転差により操向が行われるとともに、左右両歪ゲージ1の歪方向が逆の場合には左右のモータ3が前進逆回転をし、その場で旋回することもできる。
更に、前記発進走行後に、左右いずれかの把持センサ5が非検出となると、非検出となった側のモータ3をフリー回転状態、又はモータ3に微小の回転抵抗(回生制動や発電制動等による)を付加した状態に制御し、左右両歪ゲージ1が非検知状態になるか、又は、左右両把持センサ5が非検知状態になった場合は、左右両モータ3を減速、乃至停止させるよう制御することを特徴とする。
前記のように、左右の把持センサ5がハンドル2把持を検出して、かつ、左右の歪ゲージ1が歪みを検出しないときにおいてのみ発進可能の状態を準備して、この状態から左右いずれか、又は両方の歪ゲージ1が歪みを検出することによって発進走行が開始されることとなるが、このようにして一旦発進走行を開始した後に、ハンドル2の把持を開放する等により左右いずれかの把持センサ5が非検出状態となったときは、この非検出となった側のモータ3の連動駆動をフリー回転の状態にするか、もしくは微小の回転抵抗を付加した状態として、輪4を積極的には駆動しない状態とする。このとき、モータ3に電磁ブレーキを備えている場合には電磁ブレーキを働かせない。
又、この状態で前記検出していなかった側の把持センサ5が、把持を検出すると、前記のように通常の左右両手でハンドル2を把持した状態に復帰し、左右の歪ゲージ1の歪量や歪方向に応じたモータ3駆動を行う。
又、左右両歪ゲージ1が非検出状態になるか、又は、左右両把持センサ5が非検出状態となったときは、左右両モータ3を減速、乃至停止させ、電磁ブレーキをかける。
更には、各歪ゲージ1を有して突出される左右一対のハンドル2の操作により、この操作力に応じたモータ3出力によって左右各別の輪4を駆動回転して走行するアシストモータ付き走行車両において、左右の各ハンドル2の把持状態を検出する把持センサ5を設け、左右いずれかの把持センサ5が検出して、かつ、これと同側の歪ゲージ1が検出状態のときは、この歪ゲージ1が検出状態になってから所定時間は、この歪ゲージ1を非検出状態として制御処理し、所定時間内に左右両把持センサ5が検出されたときにのみ走行発進可能状態とし、続く左右いずれか、又は両方の歪ゲージ1の検出によって発進走行することを特徴とする。
発進可能状態にするには、前記のように左右両方の把持センサ5が検出状態、かつ、左右の歪ゲージ1が非検出の状態にあることを要する。即ち、歪ゲージ1を歪ませないように左右両ハンドル2を把持しなければならないが、先に把持した側の歪ゲージ1が検知状態になったときにも、所定時間内に他側のハンドル2を把持して左右両把持センサ5を検出状態にした場合には、発進走行可能状態とし、その時の歪ゲージ1の検出による発進走行制御出力を行わせる。尚、所定時間内に他側のハンドル2を把持しなかった場合にはエラーとして処理し、アラームや表示等により運転者へ報知することも可能である。又、所定時間内に左右両ハンドル2を把持したときでも、続く左右歪ゲージ1の歪が検出されるまでに片側の把持を解除(左右いずれかのハンドル2から手を渡した状態)した場合には、把持してある側の歪ゲージ1が検出状態になったとしても発進することはない。
前記左右一対のバーハンドル(グリップ部)2は、ハンドルフレーム18の後端に取付けたハンドル基部6の左右両端部に、ロードセルからなる歪ゲージ1を介して取付け、このハンドル2を前後方向へ押し、引き操作することにより、この操作力に応じた歪みを起こして、コントローラ23へ入力し、この歪み力に応じたモータ3の駆動出力を行わせるものである。又、これら左右の歪ゲージ1は、左右各別のハンドル2によって操作力を受けて歪み、各対応側のモータ3を出力駆動する。このハンドル2のハンドル基部6側には、反射形の把持センサ5を設け、ハンドル2を把持すると、この把持センサ5から発射する信号Aを反射させて把持の有無を検出するもので、この検出信号をコントローラ23へ入力する。前記歪ゲージ1や、把持センサ5は、ハンドル基部6上を覆うハンドルカバー7の内側に設けられる。この把持センサ5は反射形に限定するものではなく、リミットスイッチや圧力センサ等であってもよい。
前記コントローラ23の出力側には、前記ギヤドモータ等からなる左右一対のモータ3や、このモータ3を制動する電磁ブレーキ24等を設け、この各モータ3の回転速度を検出してフィードバック制御する速度検出器25を設けている。前記各モータ3の駆動は減速器26を介して、チェン27、及び輪4を伝動する。
前記カバー21の上部には、前記リフトフォーク12昇降用の操作レバー22の他に、コントローラ23と連動のモニタ表示窓28や、電源スイッチ29、走行を急停止させるための急停止スイッチ30等を配置している。
このようなアシストモータ付き走行形態のリフターを運転するときは、電源スイッチ29をONして、コントローラ23、及びモータ3を電動可能の状態として、床面上を歩行する運転者が、左右両手でハンドル2を把持することによって、これらいずれかの側のハンドル2を前後方向へ押し、乃至引き操作することにより、この操作側のモータ3、及び輪4を回転駆動して、車体10前端のリフトフォーク12を、前進、後退、乃至操向、旋回させて、床面上の荷物を積み降ろし、運搬することができ、又、操作レバー22の操作によって、このリフトフォーク12をリフトシリンダ14の伸縮によって昇降移動することができる。
前記のようなリフトフォーク作業において、左右各々のハンドル2を左右の手で把持すると、把持センサ5によって把持状態が検出される。このとき左右の歪ゲージ1が共に歪みを非検出の状態において、リフターは輪4がモータ3によって駆動可能の状態となる。従って、この左右両歪ゲージ1が歪みを検出していない間は、発進走行は行われず走行停止の状態にある。従って、続いて、左右いずれか、又は左右両側の歪ゲージ1が歪み力を検出することによって、機体が発進走行する状態となる。又、前記左右いずれかの把持センサ5が把持状態を検出し、かつ、これと同側の歪ゲージ1が既に検出状態にある場合には、この歪ゲージ1の検出状態を、所定時間(例えば、0.3秒)は非検出状態であるものとして制御処理し、所定時間内に左右両把持センサ5が検出状態になったときにのみ発進可能状態となるよう制御する。
又、前記発進後に、左右いずれかの把持センサ5が非検出状態となり、又、これと同側の歪ゲージ1が非検出状態(歪み量が0になる)になってもこの側のモータ3、及び輪4の駆動はフリー回転状態、又はモータ3に微小の回転抵抗が付加された状態となる。このフリー回転状態とは、バッテリー19からモータ3への電流供給を断ち、かつ、モータ3の発電電流の流れる経路も断たれた状態であり、モータ3回転に電気的な負荷がかかっていない状態を示す。即ち、モータ3への減速制御は行われず、電磁ブレーキ24も開放状態で、モータ3回転に電気的な負荷が付加されていない輪4フリー回転の状態であり、モータ3に微小の回転抵抗が付加された状態では、急激な減速や制動が行われない程度の抵抗を、回生制動や発電制動によりモータ3に付加した状態を言う。
次に、この非検出状態にある把持センサ5が検出状態になると、左右両手の把持を検出して、歪みを検出する制御行程に戻る。
又、左右両把持センサ5が共に非検出状態又は、左右歪ゲージ1が共に非検出状態になるとモータ3は減速され停止する。又、このとき前記電磁ブレーキ24を制動する。
このように、左右把持センサ5、及び歪ゲージ1が所定の条件にあるときのみ発進走行できるため、発進走行制御の安全性を高めることができる。
次に、主として図7に基づいて、アシストモータ付き走行形態の運搬車に実施した形態であり、この車体10の後端部にハンドルフレーム2aを取付けて、この上端部に前記同形態のハンドル2を設ける。この場合、前輪側をキャスタ輪16とし、後輪40をモータ3で連動駆動する構成としている。車体10上には、荷物を積載する荷台8を設けている。
1 歪ゲージ
2 ハンドル
3 モータ

5 把持センサ

Claims (3)

  1. 各歪ゲージ(1)を有して突出される左右一対のハンドル(2)の操作により、この操作力に応じたモータ(3)出力によって左右各別の輪(4)を駆動回転して走行するアシストモータ付き走行車両において、左右の各ハンドル(2)の把持状態を検出する把持センサ(5)を設け、この左右把持センサ(5)による把持検出と、前記左右の歪ゲージ(1)の歪非検出状態時においてのみ走行発進可能状態とし、該走行発進可能状態を経た後、続く左右いずれか、又は両方の歪ゲージ(1)の歪検出によって発進走行することを特徴とするアシストモータ付き走行車両。
  2. 前記発進走行後に、左右いずれかの把持センサ(5)が非検出となると、非検出となった側のモータ(3)をフリー回転状態、又はモータ(3)に微小の回転抵抗を付加した状態に制御し、左右両歪ゲージ(1)が非検知状態になるか、又は、左右両把持センサ(5)が非検知状態になった場合は、左右両モータ(3)を減速、乃至停止させるよう制御することを特徴とする請求項1に記載のアシストモータ付き走行車両。
  3. 各歪ゲージ(1)を有して突出される左右一対のハンドル(2)の操作により、この操作力に応じたモータ(3)出力によって左右各別の輪(4)を駆動回転して走行するアシストモータ付き走行車両において、左右の各ハンドル(2)の把持状態を検出する把持センサ(5)を設け、左右いずれかの把持センサ(5)が検出して、かつ、これと同側の歪ゲージ(1)が検出状態のときは、この歪ゲージ(1)が検出状態になってから所定時間は、この歪ゲージ(1)を非検出状態として制御処理し、所定時間内に左右両把持センサ(5)が検出されたときにのみ走行発進可能状態とし、該走行発進可能状態を経た後、続く左右いずれか、又は両方の歪ゲージ(1)の歪検出によって発進走行することを特徴とするアシストモータ付き走行車両。
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