JP4484384B2 - ２種類のワークの交互製造装置 - Google Patents
２種類のワークの交互製造装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4484384B2 JP4484384B2 JP2001083003A JP2001083003A JP4484384B2 JP 4484384 B2 JP4484384 B2 JP 4484384B2 JP 2001083003 A JP2001083003 A JP 2001083003A JP 2001083003 A JP2001083003 A JP 2001083003A JP 4484384 B2 JP4484384 B2 JP 4484384B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- work
- door
- alternately
- inner member
- type
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Automatic Assembly (AREA)
- Automobile Manufacture Line, Endless Track Vehicle, Trailer (AREA)
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の部品を結合して組立てられるインナ部材をアウタパネルに組付けて構成される形状の異なる２種類のワーク、例えば、自動車用の左右のドアを交互に製造する２種類のワークの交互製造装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の製造装置として、特開２０００−２６３１５８号公報により、第１の種類のワークのインナ部材と第２の種類のワークのインナ部材とを交互に組立てる共通のインナ組立ステーションと、インナ組立ステーションから取出したインナ部材に所要の作業を施す第１の種類のワーク用と第２の種類のワーク用との１対のインナ作業ラインと、アウタパネルにインナ部材を組み合わせて第１の種類のワークと第２の種類のワークとを交互にサブアッセンブリする共通のサブアッセンブリステーションとを備え、サブアッセンブリされたワークをヘミング装置等に投入して第１の種類のワークと第２の種類のワークとを交互に製造するものが知られている。
【０００３】
そして、このものでは、各作業ラインに、両作業ラインの並設方向外側に位置する搬送ロボットと内側に位置する作業機器とを設置し、搬送ロボットによりインナ部材を作業機器の設置場所を経由して搬送し、インナ部材に作業機器による作業を施すようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のものでは、両作業ラインの並設方向外側に、ワークの機種変更に対処できるように、搬送ロボット用の複数ロボットハンドをストックしておく必要があり、作業機器が搬送ロボットやストックされているロボットハンドの陰に隠れて、作業状況の確認がしずらく、また、作業機器に近付くことが困難でメンテナンス性が悪くなる不具合があった。
【０００５】
本発明は、以上の点に鑑み、作業機器によるインナ部材の作業状況を確認し易くすると共に作業機器のメンテナンス性も向上し得るようにした２種類のワークの交互製造装置を提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明は、複数の部品を結合して組立てられるインナ部材をアウタパネルに組付けて構成される形状の異なる２種類のワークを交互に製造する装置であって、第１の種類のワークのインナ部材と第２の種類のワークのインナ部材とを交互に組立てる共通のインナ組立ステーションと、インナ組立ステーションから取出したインナ部材に所要の作業を施す第１の種類のワーク用と第２の種類のワーク用との１対のインナ作業ラインと、アウタパネルにインナ部材を組み合わせて第１の種類のワークと第２の種類のワークとを交互にサブアッセンブリする共通のサブアッセンブリステーションとを備え、各インナ作業ラインにおけるインナ部材の搬送を搬送ロボットを用いて行うものにおいて、各インナ作業ラインに、搬送ロボットよりも両インナ作業ラインの並設方向外側に位置させて作業機器を設置し、搬送ロボットによりインナ部材を作業機器の設置場所を経由して搬送し、インナ部材に作業機器による作業を施すようにしている。
【０００７】
本発明によれば、各インナ作業ラインの外側に作業機器が設置されるため、作業機器によるインナ部材の作業状況が確認し易くなり、また、作業機器への作業員の接近が容易でメンテナンス性も向上する。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、自動車用の左右のドアを交互に製造するドア製造装置に本発明を適用した実施形態について説明する。ドア製造装置は、図１に示す如く、インナ部材たるドアインナを組立てるインナ組立ステーション１と、ドアインナに所要の作業を施す右ドア用と左ドア用の１対のインナ作業ライン２Ｒ，２Ｌと、アウタパネルを投入するアウタ投入ステーション３と、アウタパネルにドアインナを組合わせてドアをサブアッセンブリするサブアッセンブリステーション４と、アウタパネルの周囲の曲げ起された曲げ縁部をヘミング加工してアウタパネルとドアインナとを一体化するヘミングステーション５とを備えている。
【０００９】
インナ組立ステーション１には、ターンテーブル６が配置されており、ターンテーブル６上に、右ドア用のインナセット治具７Ｒと左ドア用のインナセット治具７Ｌとを背中合わせで載置し、ターンテーブル６の回転で両インナセット治具７Ｒ，７Ｌをターンテーブル６の周囲一側のセット位置１ａと他側の溶接位置１ｂとに交互に反転させるようにしている。そして、セット位置１ａにおいて、各インナセット治具７Ｒ，７Ｌに対応するドアのインナパネル、サッシュ、スティフナ、ビーム等の複数のインナ部品を人手でセットし、溶接位置１ｂにおいて、その周囲に配置した複数の溶接ロボット（図示せず）により各インナセット治具７Ｒ，７Ｌ上でインナパネルに他のインナ部品を溶接結合し、右ドア用のドアインナＷＲＩと左ドア用のドアインナＷＬＩとを交互に組立てる。
【００１０】
各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌには、ドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを搬送する前後２段の搬送ロボット８，９が配置されており、前段の搬送ロボット８により溶接位置１ｂに存するインナセット治具７Ｒ，７ＬからドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを取出して、これを各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの中間に配置した置台２ａに搬送し、後段の搬送ロボット９により前記置台２ａから各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの終端に配置した置台２ｂにドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを搬送する。そして、各搬送ロボット８，９によるドアインナＷＲＩ，ＷＬＩの搬送経路に定置式の溶接ガン１０，１１を配置し、ドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを各搬送ロボット８，９により各溶接ガン１０，１１に対し相対移動させてインナ組立ステーション１で打残されたインナパネルと他のインナ部品との結合箇所を各溶接ガン１０，１１により増打ち溶接する。
【００１１】
両インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの終端の置台２ｂ，２ｂには、右ドア用のドアインナＷＲＩと左ドア用のドアインナＷＬＩとが交互に搬入されることになり、右ドアと左ドアとに共通のサブアッセンブリ用のインナ搬送ロボット１２により右ドア用のドアインナＷＲＩと左ドア用のドアインナＷＬＩとを各置台２ｂからサブアッセンブリステーション４に交互に搬送する。また、右ドア用のアウタセット治具１３Ｒと左ドア用のアウタセット治具１３Ｌとをアウタ投入ステーション３とサブアッセンブリステーション４とに交互に反転するターンテーブル１４を設け、アウタ投入ステーション３において、各アウタセット治具１３Ｒ，１３Ｌに対応するドアのアウタパネルＷＲＯ，ＷＬＯをその内面を上方に向けた姿勢で投入し、２台のシーリングロボット１５，１５によりアウタパネルＷＲＯ，ＷＬＯのドアインナＷＲＩ，ＷＬＩに対する接合部にシーリング剤を塗布した後、ターンテーブル１４を反転して、サブアッセンブリステーション４に右ドア用のアウタパネルＷＲＯと左ドア用のアウタパネルＷＬＯとを交互に搬入する。そして、サブアッセンブリ用のインナ搬送ロボット１２によりドアインナＷＲＩ，ＷＬＩをその内面を下方に向けた姿勢でサブアッセンブリステーション４に搬入して、サブアッセンブリステーション４に搬入されたアウタパネルＷＲＯ，ＷＬＩにドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを上方から組み合わせ、右ドアＷＲと左ドアＷＬとを交互にサブアッセンブリする。尚、インナ用の各搬送ロボット８，９，１２の動作端には、ドアインナＷＲＩ，ＷＬＩをインナパネルの外面側から把持するロボットハンド８ａ，９ａ，１２ａが取付けられている。
【００１２】
サブアッセンブリステーション４とヘミングステーション５との間には、各ドアＷＲ，ＷＬをアウタパネルＷＲＯ，ＷＬＯの周囲の曲げ縁部において把持するロボットハンド１６ａを動作端に取付けたワーク投入ロボット１６が配置されており、また、ヘミングステーション５には、右ドアＷＲに適合するヘミング装置１７Ｒと、左ドアＷＬに適合するヘミング装置１７Ｌとが並設されている。そして、サブアッセンブリステーション４で交互にサブアッセンブリされた右ドアＷＲと左ドアＷＬとを、ワーク投入ロボット１６により右ドア用のヘミング装置１７Ｒと左ドア用のヘミング装置１７Ｌとに交互に投入し、ヘミング装置１７Ｒによる右ドアＷＲのヘミング加工と、ヘミング装置１７Ｌによる左ドアＷＬのヘミング加工とを交互に行う。
【００１３】
ここで、各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌには、搬送ロボット８，９よりも両インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの並設方向外側に位置させて、作業機器たる溶接ガン１０，１１が設置されており、各搬送ロボット８，９のロボットハンド８ａ，９ａを前記並設方向外側に旋回移動させて、ドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを溶接ガン１０，１１の設置場所を経由して搬送している。また、両インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの並設方向内側にロボットハンド８ａ，９ａを置く複数のストック台１８を配置すると共に、インナ搬送ロボット１２の設置場所の近傍にもロボットハンド１２ａを置く複数のストック台１８を配置し、別車種のドアの製造に際し、ロボットハンド８ａ，９ａ，１２ａを自動で交換できるようにしている。
【００１４】
以上の構成によれば、溶接ガン１０，１１によるドアインナＷＲＩ，ＷＬＩの溶接作業状況を各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの外側から確認し易くなり、また、作業員が搬送ロボット８，９やストック台１８に邪魔されることなく溶接ガン１０，１１に近付くことができてメンテナンス性も向上する。
【００１５】
以上、自動車の右ドアＷＲと左ドアＷＬとを交互に製造する装置に本発明を適用した実施形態について説明したが、ボンネットとトランクリッド、或いは、ボンネットとテールゲートといった自動車の前後の蓋物ワークを交互に製造する装置にも同様に本発明を適用できる。
【００１６】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、各インナ作業ラインでの作業機器による作業状況を確認し易くなると共に、作業機器のメンテナンス性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置の一例の平面図。
【符号の説明】
ＷＲ，ＷＬ…ドア（ワーク）
ＷＲＩ，ＷＬＩ…ドアインナ（インナ部材）
ＷＲＯ，ＷＬＯ…アウタパネル
１…インナ組立ステーション
２Ｒ，２Ｌ…インナ作業ライン
４…サブアッセンブリステーション
８，９…搬送ロボット
１０，１１…溶接ガン（作業機器）
【発明の属する技術分野】
本発明は、複数の部品を結合して組立てられるインナ部材をアウタパネルに組付けて構成される形状の異なる２種類のワーク、例えば、自動車用の左右のドアを交互に製造する２種類のワークの交互製造装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、この種の製造装置として、特開２０００−２６３１５８号公報により、第１の種類のワークのインナ部材と第２の種類のワークのインナ部材とを交互に組立てる共通のインナ組立ステーションと、インナ組立ステーションから取出したインナ部材に所要の作業を施す第１の種類のワーク用と第２の種類のワーク用との１対のインナ作業ラインと、アウタパネルにインナ部材を組み合わせて第１の種類のワークと第２の種類のワークとを交互にサブアッセンブリする共通のサブアッセンブリステーションとを備え、サブアッセンブリされたワークをヘミング装置等に投入して第１の種類のワークと第２の種類のワークとを交互に製造するものが知られている。
【０００３】
そして、このものでは、各作業ラインに、両作業ラインの並設方向外側に位置する搬送ロボットと内側に位置する作業機器とを設置し、搬送ロボットによりインナ部材を作業機器の設置場所を経由して搬送し、インナ部材に作業機器による作業を施すようにしている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来例のものでは、両作業ラインの並設方向外側に、ワークの機種変更に対処できるように、搬送ロボット用の複数ロボットハンドをストックしておく必要があり、作業機器が搬送ロボットやストックされているロボットハンドの陰に隠れて、作業状況の確認がしずらく、また、作業機器に近付くことが困難でメンテナンス性が悪くなる不具合があった。
【０００５】
本発明は、以上の点に鑑み、作業機器によるインナ部材の作業状況を確認し易くすると共に作業機器のメンテナンス性も向上し得るようにした２種類のワークの交互製造装置を提供することを課題としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決すべく、本発明は、複数の部品を結合して組立てられるインナ部材をアウタパネルに組付けて構成される形状の異なる２種類のワークを交互に製造する装置であって、第１の種類のワークのインナ部材と第２の種類のワークのインナ部材とを交互に組立てる共通のインナ組立ステーションと、インナ組立ステーションから取出したインナ部材に所要の作業を施す第１の種類のワーク用と第２の種類のワーク用との１対のインナ作業ラインと、アウタパネルにインナ部材を組み合わせて第１の種類のワークと第２の種類のワークとを交互にサブアッセンブリする共通のサブアッセンブリステーションとを備え、各インナ作業ラインにおけるインナ部材の搬送を搬送ロボットを用いて行うものにおいて、各インナ作業ラインに、搬送ロボットよりも両インナ作業ラインの並設方向外側に位置させて作業機器を設置し、搬送ロボットによりインナ部材を作業機器の設置場所を経由して搬送し、インナ部材に作業機器による作業を施すようにしている。
【０００７】
本発明によれば、各インナ作業ラインの外側に作業機器が設置されるため、作業機器によるインナ部材の作業状況が確認し易くなり、また、作業機器への作業員の接近が容易でメンテナンス性も向上する。
【０００８】
【発明の実施の形態】
以下、自動車用の左右のドアを交互に製造するドア製造装置に本発明を適用した実施形態について説明する。ドア製造装置は、図１に示す如く、インナ部材たるドアインナを組立てるインナ組立ステーション１と、ドアインナに所要の作業を施す右ドア用と左ドア用の１対のインナ作業ライン２Ｒ，２Ｌと、アウタパネルを投入するアウタ投入ステーション３と、アウタパネルにドアインナを組合わせてドアをサブアッセンブリするサブアッセンブリステーション４と、アウタパネルの周囲の曲げ起された曲げ縁部をヘミング加工してアウタパネルとドアインナとを一体化するヘミングステーション５とを備えている。
【０００９】
インナ組立ステーション１には、ターンテーブル６が配置されており、ターンテーブル６上に、右ドア用のインナセット治具７Ｒと左ドア用のインナセット治具７Ｌとを背中合わせで載置し、ターンテーブル６の回転で両インナセット治具７Ｒ，７Ｌをターンテーブル６の周囲一側のセット位置１ａと他側の溶接位置１ｂとに交互に反転させるようにしている。そして、セット位置１ａにおいて、各インナセット治具７Ｒ，７Ｌに対応するドアのインナパネル、サッシュ、スティフナ、ビーム等の複数のインナ部品を人手でセットし、溶接位置１ｂにおいて、その周囲に配置した複数の溶接ロボット（図示せず）により各インナセット治具７Ｒ，７Ｌ上でインナパネルに他のインナ部品を溶接結合し、右ドア用のドアインナＷＲＩと左ドア用のドアインナＷＬＩとを交互に組立てる。
【００１０】
各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌには、ドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを搬送する前後２段の搬送ロボット８，９が配置されており、前段の搬送ロボット８により溶接位置１ｂに存するインナセット治具７Ｒ，７ＬからドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを取出して、これを各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの中間に配置した置台２ａに搬送し、後段の搬送ロボット９により前記置台２ａから各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの終端に配置した置台２ｂにドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを搬送する。そして、各搬送ロボット８，９によるドアインナＷＲＩ，ＷＬＩの搬送経路に定置式の溶接ガン１０，１１を配置し、ドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを各搬送ロボット８，９により各溶接ガン１０，１１に対し相対移動させてインナ組立ステーション１で打残されたインナパネルと他のインナ部品との結合箇所を各溶接ガン１０，１１により増打ち溶接する。
【００１１】
両インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの終端の置台２ｂ，２ｂには、右ドア用のドアインナＷＲＩと左ドア用のドアインナＷＬＩとが交互に搬入されることになり、右ドアと左ドアとに共通のサブアッセンブリ用のインナ搬送ロボット１２により右ドア用のドアインナＷＲＩと左ドア用のドアインナＷＬＩとを各置台２ｂからサブアッセンブリステーション４に交互に搬送する。また、右ドア用のアウタセット治具１３Ｒと左ドア用のアウタセット治具１３Ｌとをアウタ投入ステーション３とサブアッセンブリステーション４とに交互に反転するターンテーブル１４を設け、アウタ投入ステーション３において、各アウタセット治具１３Ｒ，１３Ｌに対応するドアのアウタパネルＷＲＯ，ＷＬＯをその内面を上方に向けた姿勢で投入し、２台のシーリングロボット１５，１５によりアウタパネルＷＲＯ，ＷＬＯのドアインナＷＲＩ，ＷＬＩに対する接合部にシーリング剤を塗布した後、ターンテーブル１４を反転して、サブアッセンブリステーション４に右ドア用のアウタパネルＷＲＯと左ドア用のアウタパネルＷＬＯとを交互に搬入する。そして、サブアッセンブリ用のインナ搬送ロボット１２によりドアインナＷＲＩ，ＷＬＩをその内面を下方に向けた姿勢でサブアッセンブリステーション４に搬入して、サブアッセンブリステーション４に搬入されたアウタパネルＷＲＯ，ＷＬＩにドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを上方から組み合わせ、右ドアＷＲと左ドアＷＬとを交互にサブアッセンブリする。尚、インナ用の各搬送ロボット８，９，１２の動作端には、ドアインナＷＲＩ，ＷＬＩをインナパネルの外面側から把持するロボットハンド８ａ，９ａ，１２ａが取付けられている。
【００１２】
サブアッセンブリステーション４とヘミングステーション５との間には、各ドアＷＲ，ＷＬをアウタパネルＷＲＯ，ＷＬＯの周囲の曲げ縁部において把持するロボットハンド１６ａを動作端に取付けたワーク投入ロボット１６が配置されており、また、ヘミングステーション５には、右ドアＷＲに適合するヘミング装置１７Ｒと、左ドアＷＬに適合するヘミング装置１７Ｌとが並設されている。そして、サブアッセンブリステーション４で交互にサブアッセンブリされた右ドアＷＲと左ドアＷＬとを、ワーク投入ロボット１６により右ドア用のヘミング装置１７Ｒと左ドア用のヘミング装置１７Ｌとに交互に投入し、ヘミング装置１７Ｒによる右ドアＷＲのヘミング加工と、ヘミング装置１７Ｌによる左ドアＷＬのヘミング加工とを交互に行う。
【００１３】
ここで、各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌには、搬送ロボット８，９よりも両インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの並設方向外側に位置させて、作業機器たる溶接ガン１０，１１が設置されており、各搬送ロボット８，９のロボットハンド８ａ，９ａを前記並設方向外側に旋回移動させて、ドアインナＷＲＩ，ＷＬＩを溶接ガン１０，１１の設置場所を経由して搬送している。また、両インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの並設方向内側にロボットハンド８ａ，９ａを置く複数のストック台１８を配置すると共に、インナ搬送ロボット１２の設置場所の近傍にもロボットハンド１２ａを置く複数のストック台１８を配置し、別車種のドアの製造に際し、ロボットハンド８ａ，９ａ，１２ａを自動で交換できるようにしている。
【００１４】
以上の構成によれば、溶接ガン１０，１１によるドアインナＷＲＩ，ＷＬＩの溶接作業状況を各インナ作業ライン２Ｒ，２Ｌの外側から確認し易くなり、また、作業員が搬送ロボット８，９やストック台１８に邪魔されることなく溶接ガン１０，１１に近付くことができてメンテナンス性も向上する。
【００１５】
以上、自動車の右ドアＷＲと左ドアＷＬとを交互に製造する装置に本発明を適用した実施形態について説明したが、ボンネットとトランクリッド、或いは、ボンネットとテールゲートといった自動車の前後の蓋物ワークを交互に製造する装置にも同様に本発明を適用できる。
【００１６】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、各インナ作業ラインでの作業機器による作業状況を確認し易くなると共に、作業機器のメンテナンス性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明装置の一例の平面図。
【符号の説明】
ＷＲ，ＷＬ…ドア（ワーク）
ＷＲＩ，ＷＬＩ…ドアインナ（インナ部材）
ＷＲＯ，ＷＬＯ…アウタパネル
１…インナ組立ステーション
２Ｒ，２Ｌ…インナ作業ライン
４…サブアッセンブリステーション
８，９…搬送ロボット
１０，１１…溶接ガン（作業機器）
Claims (1)
- 複数の部品を結合して組立てられるインナ部材をアウタパネルに組付けて構成される形状の異なる２種類のワークを交互に製造する装置であって、
第１の種類のワークのインナ部材と第２の種類のワークのインナ部材とを交互に組立てる共通のインナ組立ステーションと、インナ組立ステーションから取出したインナ部材に所要の作業を施す第１の種類のワーク用と第２の種類のワーク用との１対のインナ作業ラインと、アウタパネルにインナ部材を組み合わせて第１の種類のワークと第２の種類のワークとを交互にサブアッセンブリする共通のサブアッセンブリステーションとを備え、各インナ作業ラインにおけるインナ部材の搬送を搬送ロボットを用いて行うものにおいて、
各インナ作業ラインに、搬送ロボットよりも両インナ作業ラインの並設方向外側に位置させて作業機器を設置すると共に、各インナ作業ラインの並設方向内側に搬送ロボットのロボットハンドを自動で交換可能に置く複数のストック台を配置し、搬送ロボットによりインナ部材を作業機器の設置場所を経由して搬送し、インナ部材に作業機器による作業を施す、ことを特徴とする２種類のワークの交互製造装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001083003A JP4484384B2 (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | ２種類のワークの交互製造装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001083003A JP4484384B2 (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | ２種類のワークの交互製造装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002283153A JP2002283153A (ja) | 2002-10-03 |
| JP4484384B2 true JP4484384B2 (ja) | 2010-06-16 |
Family
ID=18938878
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001083003A Expired - Lifetime JP4484384B2 (ja) | 2001-03-22 | 2001-03-22 | ２種類のワークの交互製造装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP4484384B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4766892B2 (ja) * | 2005-03-18 | 2011-09-07 | 株式会社ヒロテック | 車両用蓋体の製造装置 |
| KR101526687B1 (ko) | 2013-09-24 | 2015-06-05 | 현대자동차주식회사 | 자동차용 패널 헤밍 시스템 |
Citations (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5818274B2 (ja) * | 1977-05-20 | 1983-04-12 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車ドアの製造ライン |
| JPS60113782A (ja) * | 1983-11-24 | 1985-06-20 | Mazda Motor Corp | ロボットによる複合作業装置 |
| JPS60118391A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-25 | Mazda Motor Corp | ロボットによる溶接組立装置 |
| JPS60118475A (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-25 | マツダ株式会社 | 複数のロボットによる組立搬送装置 |
| JPH0227830U (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-22 | ||
| JPH042430A (ja) * | 1990-04-17 | 1992-01-07 | Seiko Epson Corp | 部品給材装置 |
| JPH0781642A (ja) * | 1993-09-20 | 1995-03-28 | Mazda Motor Corp | 車両ウインドガラス用ダムの貼付方法 |
| JPH0796397A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-04-11 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車のボディサイドの組立て装置 |
| JPH1086867A (ja) * | 1996-09-18 | 1998-04-07 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車ドア製造装置 |
| JP2000042657A (ja) * | 1998-05-25 | 2000-02-15 | Honda Motor Co Ltd | ヘミング加工ワ―クの製造装置 |
| JP2000263157A (ja) * | 1999-03-12 | 2000-09-26 | Honda Motor Co Ltd | ヘミング加工ワークの製造装置 |
| JP2000272561A (ja) * | 1999-03-19 | 2000-10-03 | Honda Motor Co Ltd | 車体構成部品の製造ライン |
-
2001
- 2001-03-22 JP JP2001083003A patent/JP4484384B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5818274B2 (ja) * | 1977-05-20 | 1983-04-12 | トヨタ自動車株式会社 | 自動車ドアの製造ライン |
| JPS60113782A (ja) * | 1983-11-24 | 1985-06-20 | Mazda Motor Corp | ロボットによる複合作業装置 |
| JPS60118475A (ja) * | 1983-11-28 | 1985-06-25 | マツダ株式会社 | 複数のロボットによる組立搬送装置 |
| JPS60118391A (ja) * | 1983-11-30 | 1985-06-25 | Mazda Motor Corp | ロボットによる溶接組立装置 |
| JPH0227830U (ja) * | 1988-08-12 | 1990-02-22 | ||
| JPH042430A (ja) * | 1990-04-17 | 1992-01-07 | Seiko Epson Corp | 部品給材装置 |
| JPH0796397A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-04-11 | Nissan Motor Co Ltd | 自動車のボディサイドの組立て装置 |
| JPH0781642A (ja) * | 1993-09-20 | 1995-03-28 | Mazda Motor Corp | 車両ウインドガラス用ダムの貼付方法 |
| JPH1086867A (ja) * | 1996-09-18 | 1998-04-07 | Daihatsu Motor Co Ltd | 自動車ドア製造装置 |
| JP2000042657A (ja) * | 1998-05-25 | 2000-02-15 | Honda Motor Co Ltd | ヘミング加工ワ―クの製造装置 |
| JP2000263157A (ja) * | 1999-03-12 | 2000-09-26 | Honda Motor Co Ltd | ヘミング加工ワークの製造装置 |
| JP2000272561A (ja) * | 1999-03-19 | 2000-10-03 | Honda Motor Co Ltd | 車体構成部品の製造ライン |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2002283153A (ja) | 2002-10-03 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| JP4076664B2 (ja) | 車体構成部品の製造ライン | |
| JP3583978B2 (ja) | 自動車製造システム | |
| US6899377B2 (en) | Vehicle body | |
| US20040055131A1 (en) | Method of assembling vehicles in a flexible manufacturing system | |
| US20040056400A1 (en) | Workpie e presenter for a flexible manufacturing system | |
| CA2121099A1 (en) | Device for Spot Welding of Structures Constituted by Sheet Metal Elements, Particularly Motor-Vehicle Bodies | |
| WO2001083285A1 (fr) | Chaine de montage de panneaux lateraux | |
| EP1403176B1 (en) | A method of engineering a process line for a flexible manufacturing system | |
| US20040056405A1 (en) | Tooling plate for a flexible manufacturing system | |
| JP4484384B2 (ja) | ２種類のワークの交互製造装置 | |
| US5226584A (en) | Parts assembling method | |
| US20040055129A1 (en) | Method of engineering a flexible process line | |
| JP4149652B2 (ja) | 治具交換装置 | |
| JP3722257B2 (ja) | ヘミング装置 | |
| JP2826919B2 (ja) | サイドパネル用セット治具 | |
| US20040055147A1 (en) | Process line for a flexible manufacturing system | |
| KR20040028340A (ko) | 용접용 로봇의 로봇 행거 | |
| KR20230009644A (ko) | 차체부품 조립 시스템 | |
| JP3928308B2 (ja) | 製品組立方法 | |
| JPH07124653A (ja) | 複合加工式ヘミング装置 | |
| JP3099902B2 (ja) | 自動車の製造方法 | |
| US20040056497A1 (en) | Flexible manufacturing system | |
| JP3079907B2 (ja) | 車体の組立方法および組立装置 | |
| JP3671709B2 (ja) | 車体パネル部品の製造ラインおよび製造方法 | |
| JP3453728B2 (ja) | 自動車のドアインナーアセンブリライン |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20070309 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423 Effective date: 20070309 |
|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20071128 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20090324 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20090331 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20090521 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20091020 |
|
| A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20091201 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100323 |
|
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100323 |
|
| R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4484384 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130402 Year of fee payment: 3 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140402 Year of fee payment: 4 |
|
| EXPY | Cancellation because of completion of term |