JP3453728B2 - 自動車のドアインナーアセンブリライン - Google Patents
自動車のドアインナーアセンブリラインInfo
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Description
するラインのうち特にドアインナーを組み立てるドアイ
ンナーアセンブリラインの改良に関する。
a、1b)には車両の側面からの衝撃に対する強度を向
上させるためインパクトバー(4)(ドアビームまたは
サイドガードビームとも称する。以下、インパクトバー
と称する。)が組み付けられる。なお、図4(a)はフ
ロントドア、図4(b)はリヤドアを例示する。
(2)にサッシュ等の付属部品を結合してドアインナー
を組み立て、このドアインナーにインパクトバー(4)
を結合した後、アウターパネルにドアインナーを組み付
けることによって製造される(特公昭57−3467号
公報、特公昭58−18274号公報等)。
センブリラインは特定の機種の専用となっており、異な
る機種のドアインナーを組み立てるためにはロケータ治
具や溶接ロボット等をすべて交換してライン全体を再編
成する必要があった。
品で、ロックやレギュレータなどの機能部品や、ドアフ
レームなどが取り付けられるので、パーツを順番に載せ
ていかないと先に溶接したパーツが邪魔になって次のパ
ーツを溶接できなくなってしまうといった事態が生じ
る。特にインパクトバー(4)を先にセットしてしまう
とこれが邪魔になって打点できなくなる打点が出てくる
ため、インパクトバー(4)は最後にセットしないと他
のパーツの溶接打点が確保できなくなる。したがって、
他のパーツの投入ステーションとは別に、作業者がイン
パクトバー(4)を投入するための投入ステーションが
必要であった
ンナーラインの汎用性を高めることにある。また、イン
パクトバーを含むすべてのパーツを最初に一括投入でき
るようにすることもこの発明の目的の一つである。
め、この発明ではパレット搬送を採用した。すなわち、
この発明の自動車のドアインナーアセンブリラインは、
ドアインナーアセンブリラインのすべての作業ステーシ
ョンを連続的に接続する無端状のコンベアを敷設し、こ
のコンベアに沿って、ドアインナーを構成するパーツを
保持したパレットを走行させるようにしたものであっ
て、前記パレットに結合され、インパクトバーを支持す
るとともに、インパクトバーをインナーパネルの下方に
退避させる待機位置とインパクトバーをインナーパネル
の所定位置にセットするセット位置の2位置間で可動の
リフター治具と、インパクトバー溶接ステーションにお
いて作動しリフター治具をセット位置に振り込むアクチ
ュエータとを具備する。作業ステーションには、ドアイ
ンナーを構成するパーツを投入するパーツロードステー
ションから、組み立てられたドアインナーを取り出すア
ンロードステーションまでが含まれる。
ツを位置決めして保持するためのロケータ治具を具備す
る。このロケータ治具は、たとえばエアシリンダで作動
するクランプで構成される。
れたスイングアームまたは昇降テーブルの形態を取り
得、パレット治具がインパクトバー溶接ステーションに
到来した時、アクチュエータにより、待機位置からセッ
ト位置へ移動させる。
専用のロケータ治具を具備した複数種類のパレットを用
意しておけば、パレットを取り替えるだけで異なる機種
にも簡単に対応できる。
フター治具を具備させた場合、パーツロードステーショ
ンでインパクトバーを他のパーツと干渉しない位置に保
持することができるので、従来後付けせざるを得なかっ
たインパクトバーも他のパーツと一括して最初のパーツ
ロードステーションで投入することができる。
きすべてのパーツを最初のパーツロードステーションで
一括投入し、それぞれ所定位置にセットする。リフター
治具はこの時点では待機位置にあり、したがって、イン
パクトバーはインナパネルの下方に退避しており、他の
パーツのセッティングや溶接工程における打点と干渉す
ることはない。
ンに到達した後、アクチュエータによりリフター治具を
セット位置に振り込んでインパクトバーをインナーパネ
ルの所定位置にセットし、インパクトバーをインナーパ
ネルに溶接して結合する。
明の実施例を説明する。
搬送方式を採用し、各々車種RH/LH専用になってお
り、将来モデルチェンジにはロケータ治具の取り替えだ
けで対応できるようになっている。すなわち、各工程間
をシリーズに接続した無端状のコンベア(10)が敷設
されており、このコンベア(10)に沿ってパレット
(16)が循環走行する。
長手方向に配設された多数のローラ(14)を歯車等の
動力伝達機構を介してモータで駆動することにより、ロ
ーラ(14)上に載置されたパレット(16)を搬送す
る。各パレット(16)上に後述するロケータ治具(2
0)が搭載される。ドアの機種によってロケータ位置が
異なるため、ロケータ治具(20)は各機種に専用とし
てある。
設けておき、段取り替えに際して、エレベータ(18)
でパレット(16)の上げ下げをしてコンベア(10)
上のパレット(16)と階上にプールされたパレット
(16)とを交換するようになっている。
の作業ステーション(I〜X)に対応するロボット(4
1〜49)が配置されている。
構成するインナーパネルパーツを投入するためのパーツ
ロードステーションであって、作業者がすべてのインナ
ーパネルパーツをセットし、セット完了釦によりクラン
プする。なお、そのままでは本工程でセットできないパ
ーツは、セット前にサブアセンブリとしておく。
ンナーの平面概観を示している。同図中、黒塗り部分は
クランプ(24)を表している。図2(b)に示される
ように、ロケータ治具(20)はエアシリンダ(22)
で駆動される複数のクランプ(24)を有する。ドアの
機種によってロケータ位置が異なるため、ロケータ治具
(20)は各機種に専用としてある。具体的には、クラ
ンプ(24)の配置位置や数は、対象とする機種のドア
インナーの形状、構造等に応じて決定される。各パレッ
ト(16)のロケータ治具(20)には着脱可能なカプ
ラー(26)を介してエアーが供給される。
ように、パレット(16)に設けられたインパクトバー
用のリフター治具(30)にセットする。インパクトバ
ー(4)を除くすべてのインナーパネルパーツはパレッ
ト(16)のロケータ治具(20)にセットしクランプ
する。このようにパーツローディングをインナーアセン
ブリラインの最初の工程に集約させることにより、生産
量の変化に対応しやすくなる。
(4)を支持し、他のパーツの打点の邪魔にならない退
避位置(図3の二点鎖線位置)と、インナーパネルの所
定位置にインパクトバー(4)をあてがってセットする
振込み位置(図3の実線位置)との2位置間で可動の治
具であって、一例としてスイングアーム(図3)あるい
は昇降テーブル(図示せず)の形態を取り得る。
具(30)は、パレット(16)に固定されたピン(3
2)を中心として上下方向に旋回自在に結合されたスイ
ングアーム(34)で構成され、インパクトバー(4)
はこのスイングアーム(34)の自由端側に自重を利用
して載置される。
トバー溶接ステーション(VII)においてアクチュエ
ータにより駆動される。そのようなアクチュエータとし
ては、たとえばエアシリンダ(38)を使用することが
できる。そして、リフター治具(30)が図5のスイン
グアーム(34)の形態をとるときは、エアシリンダ
(38)は同図に白抜き矢印で示されるように進退して
スイングアーム(34)のレバー(36)を水平方向に
押し、これにより、スイングアーム(34)がピン(3
2)を中心にして旋回し、インパクトバー(4)をイン
ナーパネル(2)の所定位置にセットする。なお、エア
シリンダ(38)はスイングアーム(34)を下方から
押し上げるように配置してもよい。さらに、リフター治
具(30)はその自重によりインパクトバー溶接ステー
ション(VII)以外では下降位置にあるが、バネ等の
弾性部材を利用して強制的に、常時下降位置に附勢して
おくこともできる。
ルの形態を取るときは、アクチュエータとしては、たと
えば、インパクトバー溶接ステーション(VII)にお
いて、コンベア(10)の下部にエアシリンダを設置
し、パレット(16)が到来したとき下方からリフター
治具(30)を押し上げるようにすることができる。
I)は溶接(仮付けおよび増し打ち)を行なうステーシ
ョンで、ロボット(41)にガンを持たせて打点する。
すべてのスポットウエルドはプログラム制御のロボット
(41〜45)で行ない、各機種のドアについて所定の
溶接打点をプログラムしておくものである。したがっ
て、将来のモデルチェンジにはロボット(41〜49)
の制御プログラムを変更するだけで対応することができ
る。
バー(4)を溶接するステーションで、パレット(1
6)が当該インパクトバー溶接ステーション(VII)
に到来したとき、ロケータ治具(20)内のリフター治
具(30)をステーション内にあるアクチュエータ(3
8)にて動作させ位置決めを行ない打点する。
ト(47)にウエルドガンを持たせて打点する。
を取り出すアンロードステーションである。ロケータ治
具(20)のクランプ(24)をアンクランプし(エア
ー供給方式)、ロボット(48)によりドアインナーを
ピックアップして次の第10ステーション(X)へ送
る。
ロケータの影で打点できなかった部位を、ロボット(4
8)にドアインナーを保持させた状態で定置式のガン
(49)にて打点する。その後、ドアインナーはロボッ
ト(48)によりマリッジステーションに投入される。
途組み立てられたアウターパネルとが組み合わされ、さ
らにヘミング(はぜ折り)、溶接その他の工程を経て自
動車のドアが組み立てられる。
のドアインナーアセンブリラインは、ドアインナーアセ
ンブリラインのすべての作業ステーションを連続的に接
続する無端状のコンベアを敷設し、このコンベアに沿っ
て、ドアインナーを構成するパーツを保持したパレット
を走行させるようにしたものであるから、各機種に専用
のロケータ治具を具備した複数種類のパレットを用意し
ておけば、パレットを取り替えるだけで異なる機種にも
簡単に対応でき、従来の専用ラインに比べて汎用性の高
いドアインナーアセンブリラインが実現する。
具備させることにより、従来後付けせざるを得なかった
インパクトバーも他のパーツと一括して最初のパーツロ
ードステーションで投入することができる。したがっ
て、従来のようにインパクトバーを投入するためのステ
ーションを追加する必要がなくなるので、ラインの全体
構成が簡略となって省スペースが図れるばかりでなく、
インパクトバーの追加投入に関連して要した作業者も不
要となり省力化の面でも有利である。
ある。
ーパネルの平面略図(a)および断面略図(b)であ
る。
Claims (3)
- 【請求項1】 ドアインナーアセンブリラインのすべて
の作業ステーションを連続的に接続する無端状のコンベ
アを敷設し、このコンベアに沿って、ドアインナーを構
成するパーツを保持したパレットを走行させるようにし
た自動車のドアインナーアセンブリラインであって、前
記パレットに結合され、インパクトバーを支持するとと
もに、インパクトバーをインナーパネルの下方に退避さ
せる待機位置とインパクトバーをインナーパネルの所定
位置にセットするセット位置の2位置間で可動のリフタ
ー治具と、インパクトバー溶接ステーションにおいて作
動しリフター治具をセット位置に振り込むアクチュエー
タとを具備する自動車のドアインナーアセンブリライ
ン。 - 【請求項2】 前記リフター治具が、前記パレットに上
下方向に旋回自在に結合されたスイングアームの形態を
とり、インパクトバー溶接ステーションに設置されたア
クチュエータによって前記セット位置に振り込まれる請
求項1の自動車のドアインナーアセンブリライン。 - 【請求項3】 前記リフター治具が、前記パレットに昇
降自在に結合された昇降テーブルの形態を取り、インパ
クトバー溶接ステーションにおいて、前記パレット治具
に設置されたアクチュエータによって前記セット位置に
振り込まれる請求項1の自動車のドアインナーアセンブ
リライン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP23984194A JP3453728B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 自動車のドアインナーアセンブリライン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP23984194A JP3453728B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 自動車のドアインナーアセンブリライン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08104265A JPH08104265A (ja) | 1996-04-23 |
JP3453728B2 true JP3453728B2 (ja) | 2003-10-06 |
Family
ID=17050669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP23984194A Expired - Fee Related JP3453728B2 (ja) | 1994-10-04 | 1994-10-04 | 自動車のドアインナーアセンブリライン |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP5359257B2 (ja) * | 2008-12-22 | 2013-12-04 | 日産自動車株式会社 | 車体組立装置及び車体組立方法 |
CN102785080A (zh) * | 2012-08-07 | 2012-11-21 | 淮安威博液压有限公司 | 液压动力单元装配流水线及其专用夹具 |
-
1994
- 1994-10-04 JP JP23984194A patent/JP3453728B2/ja not_active Expired - Fee Related
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