JP4483539B2 - 復調器および復調方法 - Google Patents

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この発明は復調器および復調方法に関する。詳しくは、入力信号の周波数変換を行って得られたベースバンド信号を用いてクロック信号を生成する。この生成したクロック信号を用いてサンプルホールドを行いベースバンド信号を遅延させ、周波数変換を行って得られたベースバンド信号と遅延されたベースバンド信号を用いた演算処理によって遅延検波出力信号を得るものである。
無線通信システム、例えば携帯型の通信端末を用いた無線通信システムでは、受信信号の振幅と位相が変動するフェージングが生じても良好な通信品質を確保できるように、変調方式として差動変調が用いられている。また、変調信号を復調する方式として、同期検波方式や遅延検波方式が用いられており、遅延検波方式はそれ自身クロックを必要としないため構成が簡単である。また、高速通信を行うことができるようにアナログ回路を用いて遅延検波が行われている。
図6は、差動変調方式であるDQPSK(Differential Quadrature Phase Shift Keying)方式を用いた変調器の構成、図7はDQPSK方式で変調された信号を復調する遅延検波方式を用いた従来の復調器の構成を示している。
図6に示すDQPSK変調器50において、入力された情報信号I,Qは差動部51で保持される。また、差動部51の出力は、乗算回路55,56に供給されると同時に差動部51自身にも入力される。この差動部51では、自身の現時点の出力信号I',Q'に対して情報信号I,Qの位相を加えて出力する。発振部53は、搬送波周波数の発振信号Scを生成して乗算回路55とπ/2位相シフト部54に供給する。π/2位相シフト部54は、発振信号Scの位相をπ/2シフトして発振信号Scsとして乗算回路56に供給する。差動部51の出力は、乗算回路55,56において互いに直交するように変調されて、さらに加算部57で位相変調波が足し合わされて、DQPSK方式の変調信号として出力される。
図7に示すDQPSK復調器60において、入力された信号は、直交検波部61の乗算回路613,614に供給される。ローカル信号発生回路611は、受信信号周波数のローカル信号SLoを発生してπ/2位相シフト回路612と乗算回路613と供給する。π/2位相シフト回路612は供給されたローカル信号SLoの位相をπ/2シフトしてローカル信号SLosとして乗算回路614に供給する。乗算回路613は、入力された信号とローカル信号SLoを掛け合わせて低域フィルタ62に供給する。乗算回路614は、入力された信号とローカル信号SLosを掛け合わせて、低域フィルタ63に供給する。
低域フィルタ62は、供給された信号から高調波を除去して遅延素子65と遅延検波部69の乗算回路691,695に供給する。低域フィルタ63は、供給された信号から高調波を除去して遅延素子66と遅延検波部69の乗算回路692,696に供給する。
遅延素子65は、供給された信号を遅延して−π/4位相シフト部67に供給する。−π/4位相シフト部67は、供給された信号の位相を−π/4シフトして遅延検波部69の乗算回路691,696に供給する。遅延素子66は、供給された信号を遅延して−π/4位相シフト部68に供給する。−π/4位相シフト部68は、供給された信号の位相を−π/4シフトして遅延検波部69の乗算回路692,695に供給する。
遅延検波部69の乗算回路691,692は、乗算結果を加算回路693に供給する。また、乗算回路695,696は、乗算結果を減算回路697に供給する。加算回路693は、乗算結果を足し合わせて、遅延検波出力信号UIを生成する。また減算回路697は、乗算回路695の乗算結果から乗算回路696の乗算結果を減算して、遅延検波出力信号UQを生成する。
判定部70は、遅延検波出力信号UIの正負判定を行い、判定結果を示す1ビットの情報信号を並列直列変換部72に供給する。判定部71は、遅延検波出力信号UQの正負判定を行い、判定結果を示す1ビットの情報信号を並列直列変換部72に供給する。並列直列変換部72は判定部70,71から供給された2ビットの情報信号を並列直列変換して1ビットずつ復調データDoutとして出力する。
また、差動変調方式としては、振幅変動を小さくできるπ/4シフトDQPSK方式も用いられる。図8は差動変調方式であるπ/4シフトDQPSK方式を用いた変調器の構成、図9はπ/4シフトDQPSK方式で変調された信号を復調する遅延検波方式を用いた従来の復調器の構成を示している。
図8に示すπ/4シフトDQPSK変調器50aは、入力された情報信号I,Qを差動部51で保持する。差動部51の出力は、位相シフト部52によって位相がπ/4シフトされて、乗算回路55,56に供給されると同時に差動部51自身にも入力される。差動部51は、自身の現時点の出力信号I'',Q''に対して情報信号I,Qの位相を加えて出力する。発振部53は、搬送波周波数の発振信号Scを生成して乗算回路55とπ/2位相シフト部54に供給する。π/2位相シフト部54は、発振信号Scの位相をπ/2シフトして発振信号Scsとして乗算回路56に供給する。差動部51の出力は、乗算回路55,56において互いに直交するように変調されて、さらに加算部57で位相変調波が足し合わされて、π/4シフトDQPSK方式の変調信号として出力される。
また、変調器50aの位相シフト部52によって位相がπ/4シフトが行われていることから、π/4シフトDQPSK復調器60aでは、図7に示すDQPSK復調器60の−π/4位相シフト部67,68を設ける必要がなく図9に示す構成とされる。
このように復調器で遅延検波を行う場合、遅延素子65,66が必要となる。この遅延素子65,66は、入力された信号を一定時間遅延させて出力する素子であり、遅延時間の誤差を有するものである。ここで、遅延時間の誤差に対して1シンボル(1変調単位)長が長い場合には誤差を無視できる。しかし、1シンボル長を短くして高速通信を行う場合には、誤差を無視することができない。
このため、特許文献1のPSK復調器のように、中間周波信号を増幅するLOGアンプのRSSI(Received Signal Strength Indicator)出力からクロックを抽出して、この抽出したクロックでサンプルホールド部を駆動することにより、直交検波で得られたベースバンド信号を1シンボル分遅延させることが行われている。
特許第3426731号公報
ところで、携帯型の通信端末では、部品点数の削減や小型化のためにダイレクトコンバージョン方式が用いられてきている。このダイレクトコンバージョン方式では、送受信電波の搬送波周波数のRF信号をベースバンド信号に直接変換できるので、中間周波段が不要となり部品点数を大幅に減らすことができる。
しかし、ダイレクトコンバージョン方式を用いると中間周波段が存在しないことから、特許文献1のように、中間周波信号を増幅するLOGアンプのRSSI出力からクロックを抽出してサンプルホールド部を駆動することはできなくなってしまう。
そこで、この発明では、搬送周波数や中間周波数の信号を用いることなく遅延検波を行い、良好な通信品質で高速通信を簡単な構成で可能とする復調器および復調方法を提供するものである。
この発明に係る復調器は、入力信号に対して周波数変換を行う周波数変換手段と、周波数変換手段で得られたベースバンド信号を用いてクロック信号を再生するクロック再生手段と、クロック再生手段で再生されたクロック信号を用いてサンプルホールドを行い、周波数変換手段で得られたベースバンド信号を遅延させるサンプルホールド手段と、周波数変換手段で得られたベースバンド信号とサンプルホールド手段で遅延されたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する遅延検波手段を有するものである。
また、この発明に係る復調方法は、入力信号の周波数変換を行う周波数変換工程と、周波数変換工程で得られたベースバンド信号を用いてクロック信号を再生するクロック再生工程と、クロック再生工程で再生されたクロック信号を用いてサンプルホールドを行い、周波数変換工程で得られたベースバンド信号を遅延させるサンプルホールド工程と、周波数変換工程で得られたベースバンド信号とサンプルホールド工程で遅延されたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する遅延検波工程を有するものである。
この発明においては、入力信号に対して周波数変換例えば直交検波が行われる。この直交検波によって得られた2つのベースバンド信号の微分信号を用いて例えば絶対値合成や自乗和の算出を行い、得られた信号と同期するようにクロック信号を生成することで、クロック再生が行われる。この再生されたクロック信号を用いてサンプルホールドを行うことにより、直交検波を行って得られたベースバンド信号が1シンボルクロック分遅延される。さらに、直交検波を行って得られたベースバンド信号と遅延されたベースバンド信号を用いた演算処理によって遅延検波出力信号が生成される。また、遅延されたベースバンド信号の位相が例えば−π/4シフトされて、この位相シフトされたベースバンド信号が直交検波を行って得られたベースバンド信号と演算処理されて遅延検波出力信号が生成される。
この発明によれば、入力信号に対して周波数変換を行い、得られたベースバンド信号を用いてクロック再生が行われる。この再生されたクロック信号を用いてサンプルホールドを行うことにより、周波数変換を行って得られたベースバンド信号が遅延される。この周波数変換を行って得られたベースバンド信号と遅延されたベースバンド信号を用いた演算処理によって遅延検波出力信号が生成される。このように、周波数変換で得られたベースバンド信号を用いて再生されたクロック信号に基づいてベースバンド信号の遅延が行われるので、高速通信を行っても遅延素子を用いた場合のように遅延時間の誤差の影響を受けることなく、良好な通信品質を確保できる。また、周波数変換で得られたベースバンド信号を用いてクロック信号の再生が行われるので、搬送周波数や中間周波数の信号を用いることなくサンプルホールドを行うことが可能となり、ダイレクトコンバージョン方式等を用いることで復調器を安価に構成できる。さらに、例えばπ/4シフトDQPSK方式の変調信号が入力されたとき正しく復調処理を行うことができる。
また、周波数変換を行って得られたベースバンド信号を微分して微分信号が生成されて、この微分信号の絶対値の合成や自乗和の算出が行われて、合成信号や自乗和信号に同期したクロック信号が生成される。このため、クロック信号を精度良くベースバンド信号に同期させることができる。
さらに、遅延されたベースバンド信号の位相シフトを行い、周波数変換により得られたベースバンド信号と位相シフトされたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号が生成される。このため、例えばDQPSK方式の変調信号が入力されたとき正しく復調処理を行うことができる。
以下、図を参照しながら、この発明の実施の一形態について説明する。図1は、DQPSK方式で変調された信号を復調する復調器の構成を示すブロック図である。
受信した搬送波周波数のRF信号SRFは、周波数変換である直交検波部11に供給される。直交検波部11のローカル信号発生回路111は、受信信号周波数のローカル信号SLoを発生してπ/2位相シフト回路112と乗算回路113に供給する。π/2位相シフト回路112は供給されたローカル信号SLoの位相をπ/2シフトして、ローカル信号SLosとして乗算回路114に供給する。乗算回路113は、RF信号SRFとローカル信号SLoを掛け合わせて低域フィルタ12に供給する。また、乗算回路114は、RF信号SRFと位相シフトされているローカル信号SLosを掛け合わせて低域フィルタ13に供給する。
低域フィルタ12は、供給された信号から高調波を除去し、得られたベースバンド信号SIaをクロック再生部14とサンプルホールド部15と遅延検波部19の乗算回路191,195に供給する。低域フィルタ13は、供給された信号から高調波を除去し、得られたベースバンド信号SQaをクロック再生部14とサンプルホールド部16と遅延検波部19の乗算回路192,196に供給する。
クロック再生部14は、ベースバンド信号SIa,SQaに基づき変調シンボルに同期したクロック信号の再生を行い、再生したクロック信号CLKをサンプルホールド部15,16に供給する。図2はクロック再生部14の構成を示す機能ブロック図、図3は、クロック再生部14の各部で用いられる信号を示している。
微分回路141は、低域フィルタ12から供給されたベースバンド信号SIa(図3A)の微分処理を行い、得られた微分信号SDi(図3B)を絶対値合成回路143に供給する。微分回路142は、低域フィルタ13から供給されたベースバンド信号SQa(図3C)の微分処理を行い、得られた微分信号SDq(図3D)を絶対値合成回路143に供給する。絶対値合成回路143は、微分信号SDiの絶対値と微分信号SDqの絶対値を合成して、例えば微分信号SDiの絶対値と微分信号SDqの絶対値を加算して、合成信号SDma(図3E)を生成して信号生成回路145に供給する。信号生成回路145は、PLL(Phase Locked Loop)やDLL(Delay Locked Loop)を用いて構成されており、合成信号SDmaに同期したクロック信号CLK(図3F)を生成することでクロック再生を行い、再生したクロック信号CLKをサンプルホールド部15,16に供給する。
図4はクロック再生部の他の構成を示している。このクロック再生部14aでは、絶対値合成回路143に代えて自乗和算出回路144を用いる。この自乗和算出回路144では、微分信号SDiと微分信号SDqをそれぞれ自乗して加算する。すなわち、微分信号SDiと微分信号SDqをそれぞれ自乗すると、ベースバンド信号の立ち上がりと立ち下がりで信号の符号がともに正の値となる。このため、微分信号SDiと微分信号SDqをそれぞれ自乗して加算した自乗和信号SDmbは、合成信号SDmaとタイミングや極性が等しい信号となる。このため、信号生成回路145は、自乗和信号SDmbに同期したクロック信号CLKを出力できる。
このように、クロック再生部14は、ベースバンド信号SIa,SQaの微分信号を用いて生成した合成信号や自乗和信号に同期するようにクロック信号が生成されるので、クロック信号CLKを精度良くベースバンド信号に同期させることができる。
サンプルホールド部15は、クロック信号CLKに基づきベースバンド信号SIaを1シンボル遅延して−π/4位相シフト部17に供給する。−π/4位相シフト部17は供給された信号の位相を−π/4シフトさせてベースバンド信号SIbとして乗算回路191,196に供給する。サンプルホールド部16は、クロック信号CLKに基づきベースバンド信号SQaを1シンボル遅延して−π/4位相シフト部18に供給する。−π/4位相シフト部18は供給された信号の位相を−π/4シフトさせてベースバンド信号SQbとして乗算回路192,195に供給する。
ここで、低域フィルタ12からベースバンド信号SIa(t)および低域フィルタ13からベースバンド信号SQa(t)を遅延検波部19に供給するとき、−π/4位相シフト部17から、1シンボル前のベースバンド信号SIa(t−1)の位相を−π/4シフトしたベースバンド信号SIb(t−1)が遅延検波部19に供給される。また、−π/4位相シフト部18は、1シンボル前のベースバンド信号SQa(t−1)の位相を−π/4シフトしたベースバンド信号SQb(t−1)が遅延検波部19に供給される。
遅延検波部19では、供給されたベースバンド信号SIa(t),SIb(t−1),SQa(t),SQb(t−1)を用いて演算処理を行い、得られた演算結果の符号判定を行い、判定結果を示す情報信号の並列直列変換を行って復調データを生成する。
具体的には、乗算回路191は、ベースバンド信号SIa(t),SIb(t−1)を乗算して乗算結果SIa(t)×SIb(t−1)を加算回路193に供給する。乗算回路192は、ベースバンド信号SQa(t),SQb(t−1)を乗算して乗算結果SQa(t)×SQb(t−1)を加算回路193に供給する。加算回路193は、乗算結果SIa(t)×SIb(t−1)と乗算結果SQa(t)×SQb(t−1)を足し合わせて、遅延検波出力信号UI(=SIa(t)×SIb(t−1)+SQa(t)×SQb(t−1))を生成する。
また、乗算回路195は、ベースバンド信号SIa(t),SQb(t−1)を乗算して乗算結果SIa(t)×SQb(t−1)を減算回路197に供給する。乗算回路196は、ベースバンド信号SQa(t),SIb(t−1)を乗算して乗算結果SQa(t)×SIb(t−1)を減算回路197に供給する。減算回路197は、乗算結果SQa(t)×SIb(t−1)から乗算結果SIa(t)×SQb(t−1)を減算して、遅延検波出力信号UQ(=SQa(t)×SIb(t−1)−SIa(t)×SQb(t−1))を生成する。
判定部20は、遅延検波出力信号UIの正負判定を行い、判定結果を示す1ビットの情報信号を並列直列変換部22に供給する。判定部21は、遅延検波出力信号UQの正負判定を行い、判定結果を示す1ビットの情報信号を並列直列変換部22に供給する。このため、並列直列変換部22には2ビットの情報信号が供給されることになるので、並列直列変換を行い2ビットの情報信号を1ビットずつ復調データDoutとして1シンボルの1/2周期で出力する。
ところで、上述の形態では、復調器としてDQPSK信号を復調する場合の構成を示したが、π/4シフトDQPSK方式で変調されている信号を復調する場合にも適用できる。図5は、π/4シフトDQPSK方式で変調されている信号を復調する復調器の構成を示している。この場合、サンプルホールド部15は、クロック信号CLKに基づきベースバンド信号SIaを1シンボル遅延して、ベースバンド信号SIcとして乗算回路191,196に供給する。また、サンプルホールド部16は、クロック信号CLKに基づきベースバンド信号SQaを1シンボル遅延して、ベースバンド信号SQcとして乗算回路192,195に供給する。π/4シフトDQPSK信号の復調では、上述の−π/4位相シフト部を設ける必要がないので、復調器の構成を簡単とすることができる。また、π/4シフトDQPSK方式を用いることでDQPSK方式を用いた場合よりも振幅変動が少なくなり、より良好に通信を行うことができる。
このように、ベースバンド信号に基づいてクロック再生が行われて、クロック再生部で再生されたクロックを用いてサンプルホールド部が駆動される。このため、高速通信を行っても遅延素子を用いた場合のように遅延時間の誤差の影響を受けることないので、良好な通信品質を確保できる。また、搬送周波数や中間周波数の信号を用いることなく遅延検波を行うことができるので、中間周波段が不要となるダイレクトコンバージョン方式を用いて復調器を安価に構成することが可能となる。
なお、上述の実施の形態では、DQPSK方式やπ/4DQPSK方式の信号を復調する場合について説明したが、遅延検波方式を用いた復調を行うものであれば、入力される信号は、DQPSK方式やπ/4DQPSK方式の信号に限られるものでない。例えばPSK方式の変調信号を遅延検波方式を用いて復調する場合にも適用できる。
以上のように、本発明に係る復調器の復調方法は、遅延検波方式を用いて高速通信を行う際に有用である。
この発明に係る復調器の構成を示す図である。 クロック再生部の構成を示す図である。 クロック再生部の動作を説明するための図である。 クロック再生部の他の構成を示す図である。 復調器の他の構成を示す図である。 変調器の構成を示す図である。 従来の復調器の構成を示す図である。 変調器の他の構成を示す図である。 従来の復調器の他の構成を示す図である。
符号の説明
10,10a・・・復調部、11,61・・・直交検波部、12,13,62,63・・・低域フィルタ、14,14a・・・クロック再生部、15,16・・・サンプルホールド部、17,18,67,68・・・−π/4位相シフト部、19,69・・・遅延検波部、20,21,70,71・・・判定部、22,72・・・並列直列変換部、50,50a・・・変調器、51・・・差動部、52・・・位相シフト部、53・・・発振部、54・・・π/2位相シフト部、55,56,113,114,191,192,195,196,613,614,691,692,695,696・・・乗算回路、57・・・加算部、65,66・・・遅延素子、111,611・・・ローカル信号発生回路、112,612・・・π/2位相シフト回路、141,142・・・微分回路、143・・・絶対値合成回路、144・・・自乗和算出回路、145・・・信号生成回路、193,693・・・加算回路、197,697・・・減算回路

Claims (8)

  1. 入力信号の周波数変換を行う周波数変換手段と、
    前記周波数変換手段で得られたベースバンド信号を用いてクロック信号の再生を行うクロック再生手段と、
    前記クロック再生手段で再生されたクロック信号を用いてサンプルホールドを行い、前記ベースバンド信号を遅延させるサンプルホールド手段と、
    前記周波数変換手段で得られたベースバンド信号と前記サンプルホールド手段で遅延されたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する遅延検波手段を有し、
    前記周波数変換手段は直交検波を行うものとし、
    前記クロック再生手段には、
    前記周波数変換手段で得られたベースバンド号を微分して微分信号を生成する微分信号生成手段と、
    前記微分信号生成手段で生成された微分信号の絶対値を合成する信号合成手段と、
    前記信号合成手段で得られた合成信号に同期したクロック信号を生成する信号生成手段を設けた
    ことを特徴とする復調器。
  2. 前記サンプルホールド手段で遅延されたベースバンド信号の位相シフトを行う位相シフト手段を設け、
    前記遅延検波手段は、前記周波数変換手段で得られたベースバンド信号と前記位相シフト手段で位相シフトされたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する
    ことを特徴とする請求項1記載の復調器。
  3. 入力信号の周波数変換を行う周波数変換手段と、
    前記周波数変換手段で得られたベースバンド信号を用いてクロック信号の再生を行うクロック再生手段と、
    前記クロック再生手段で再生されたクロック信号を用いてサンプルホールドを行い、前記ベースバンド信号を遅延させるサンプルホールド手段と、
    前記周波数変換手段で得られたベースバンド信号と前記サンプルホールド手段で遅延されたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する遅延検波手段を有し、
    前記周波数変換手段は直交検波を行うものとし、
    前記クロック再生手段には、
    前記周波数変換手段で得られたベースバンド信号を微分して微分信号を生成する微分信号生成手段と、
    前記微分信号生成手段で生成された微分信号の自乗和を得る自乗和算出手段と、
    前記自乗和算出手段で得られた自乗和信号に同期したクロック信号を生成する信号生成手段を有する
    ことを特徴とする復調器。
  4. 前記サンプルホールド手段で遅延されたベースバンド信号の位相シフトを行う位相シフト手段を設け、
    前記遅延検波手段は、前記周波数変換手段で得られたベースバンド信号と前記位相シフト手段で位相シフトされたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する
    ことを特徴とする請求項記載の復調器。
  5. 入力信号の周波数変換を行う周波数変換工程と、
    前記周波数変換工程で得られたベースバンド信号を用いてクロック信号の再生を行うクロック再生工程と、
    前記クロック再生工程で再生されたクロック信号を用いてサンプルホールドを行い、前記周波数変換工程で得られた出力信号を遅延させるサンプルホールド工程と、
    前記周波数変換工程で得られたベースバンド信号と前記サンプルホールド工程で遅延されたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する遅延検波工程を有し、
    前記周波数変換工程では直交検波を行うものとし、
    前記クロック再生工程には、
    前記周波数変換工程で得られたベースバンド信号を微分して微分信号を生成する微分信号生成工程と、
    前記微分信号生成工程で生成された微分信号の絶対値を合成する信号合成工程と、
    前記信号合成信号で得られた合成信号に同期したクロック信号を生成する信号生成工程を設けた
    ことを特徴とする復調方法。
  6. 前記サンプルホールド工程で遅延されたベースバンド信号の位相シフトを行う位相シフト工程を設け、
    前記遅延検波工程では、前記周波数変換工程で得られたベースバンド信号と前記位相シフト工程で位相シフトされたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する
    ことを特徴とする請求項5記載の復調方法。
  7. 入力信号の周波数変換を行う周波数変換工程と、
    前記周波数変換工程で得られたベースバンド信号を用いてクロック信号の再生を行うクロック再生工程と、
    前記クロック再生工程で再生されたクロック信号を用いてサンプルホールドを行い、前記周波数変換工程で得られた出力信号を遅延させるサンプルホールド工程と、
    前記周波数変換工程で得られたベースバンド信号と前記サンプルホールド工程で遅延されたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する遅延検波工程を有し、
    前記周波数変換工程では直交検波を行うものとし、
    前記クロック再生工程には、
    前記周波数変換工程で得られたベースバンド信号を微分して微分信号を生成する微分信号生成工程と、
    前記微分信号生成工程で生成された微分信号の自乗和信号を算出する自乗和算出工程と、
    前記自乗和算出工程で得られた自乗和信号に同期したクロック信号を生成する信号生成工程を設けた
    ことを特徴とする復調方法。
  8. 前記サンプルホールド工程で遅延されたベースバンド信号の位相シフトを行う位相シフト工程を設け、
    前記遅延検波工程では、前記周波数変換工程で得られたベースバンド信号と前記位相シフト工程で位相シフトされたベースバンド信号を用いて演算処理を行い遅延検波出力信号を生成する
    ことを特徴とする請求項記載の復調方法。

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